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JP2008306058A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2008306058A JP2007152977A JP2007152977A JP2008306058A JP 2008306058 A JP2008306058 A JP 2008306058A JP 2007152977 A JP2007152977 A JP 2007152977A JP 2007152977 A JP2007152977 A JP 2007152977A JP 2008306058 A JP2008306058 A JP 2008306058A
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Abstract

【課題】ノーマリオフ特性を有することをはじめ良好な電気特性を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】ヘテロ界面135において2次元電子ガス層137を生じている半導体基体に、ソース電極151を、2次元電子ガス層137との接触部171が生じる深さまで埋め込む。そして、該接触部の上方にゲート電極153が位置するようにする。これにより、良好な電気特性を得る。ソース電極151は半導体基体とショットキー接合しているため、ドレイン電極155に電圧を印加してもノーマリオン特性は生じない。
【選択図】図1

Description

本発明は、2次元電子ガス層(2DEG層)をキャリアの伝導路としつつノーマリオフ特性を有する半導体装置に関する。
キャリアの伝導路となる2次元電子ガス層を生じさせるためのヘテロ接合を有する従来の半導体装置においては、いくつかの問題点があった。
図6(a)に、ヘテロ接合を有する半導体装置として、HEMT(High Electron Mobility Transistor)として機能する、従来の一般的な構成の半導体装置611を示す。
半導体装置611は、図示するように、第1半導体層131と、第2半導体層133と、ソース電極151と、ゲート電極153と、ドレイン電極155と、ゲート絶縁膜157と、を備える。
第1半導体層131は例えばGaNから構成されている。第2半導体層133は、第1半導体層131よりも大きいバンドギャップを有しかつ第1半導体層131より小さい格子定数を有する、例えばAlGaNから構成されている。よって、両層はヘテロ界面135をなす。それととともに、該界面の第1半導体層131側には、第1半導体層131と第2半導体層133との自発分極とピエゾ分極とに基づき、2次元電子ガス層(2DEG層)137が生じる。第2半導体層133は電子供給層として、第1半導体層131は電子走行層として、それぞれ機能する。
ソース電極151と、ゲート電極153と、ドレイン電極155と、は、第2半導体層133の上面に形成される。ただし、ソース電極151とドレイン電極155は、いずれも、第2半導体層133とオーミック接合(低抵抗接合)しているのに対し、ゲート電極153は、第2半導体層133との間に、ゲート絶縁膜157を備えている。
半導体装置611をHEMTとして動作させる場合、典型的には、ソース電極151を接地し、ドレイン電極155に正の電圧を与える。
この状態でゲート電極153に電圧を与えないときに、ドレイン電極155とソース電極151との間に流れる電流IDSが0となることが、切望されている。
そして、ゲート電極153に正の電圧VGSを与えるときに、IDSが増加し、VGSを変化させればIDSを変化させることができることが、さらに切望されている。このようにできれば、半導体装置611は、電圧制御型トランジスタとして理想的に動作するからである。
しかし実際には、ゲート電極153に電圧を印加しないと、ソース電極151とドレイン電極155との間に電流IDSが流れてしまう。これは、いわゆるノーマリオン特性として知られている現象である。すなわち、半導体装置611の動作は、図7の実線721で示されるように、VGS=0であってもIDSは0にならず、所定の正の値IDS、ONになってしまう。IDS=0とするためには、ゲート電極153に所定の負の電圧VGS、OFFを与える必要がある。
そこで、トランジスタとして理想の動作をさせるために、まず考えられることが、あらかじめゲート電極153に上述の所定の負の電圧VGS、OFFを与えることにより空乏層を発生させてソース電極151とドレイン電極155との間の電流通路を遮断し、該電圧を基準にしてゲート電圧VGSによるドレイン・ソース間電流IDSの制御を行うことである。
しかしながら、HEMTをオフにするためにゲート電極153に負電位を与え続けることは、半導体装置の周りの電気回路が全体として複雑なものとなり、ノイズ源の出現やコストアップをもたらしてしまうという欠点がある。
ノーマリオフを実現するための別の手法として、電子供給層を薄くすることが挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、図6(b)に示す半導体装置613のように、電子供給層である第2半導体層133の上面のゲート形成部付近をリセス(凹部)にして、ゲート電極153の下部の電子供給層を薄くする、いわゆるリセスゲートが知られている。
なお、半導体装置613は、リセス691が設けられている他は、前述の図6(a)に示した半導体装置611と、同じ構成をしている。
半導体装置613の電気特性は、図7の一点鎖線723のようになる。半導体装置613においては、ゲート電極153の直下にリセス691が設けられ、電子供給層である第2半導体層133が部分的に薄くされている。これにより、電子供給層と電子走行層との間のヘテロ結合に基づくピエゾ分極と自発分極とによる電界が弱くなり、2次元電子ガス層の濃度が減少する。そして、ゲート電極153の直下のピンチオフ電圧が上昇する。そのため、ゲート電極153に電圧を加えなくてもゲート電極153の直下の2次元電子ガス層が消失し空乏化する。このため、VGS=0のときIDS=0となる、ノーマリオフ特性が得られる。
しかしながら、半導体装置613においては、電子供給層を薄くしたために、電子供給層である第2半導体層133と電子走行層である第1半導体層131とによるピエゾ分極と自発分極とで生じる電界が弱くなり、2DEG層137の濃度又は厚さが低下する。よって、キャリアである電子にとっては、チャネルが狭くなる。このことは、HEMTとしての性能に悪影響を及ぼす。例えば、チャネルが狭くなったことにより、ドレイン・ソース間に流すことのできる電流IDSの最大値すなわち飽和電流値が低下する。
一般に、ヘテロ界面の2DEG層をキャリアの伝導路とするHEMTにおいては、ドレインとソースの間に流すことのできる電流IDSの最大値は、伝導路の広さで決定されてしまう。つまり、図7の実線721で示すように、ある値以上のゲート電圧VGSを印加しても、電流IDSはある値IDS、S以上は増加しない。
リセスゲートにしてチャネルを狭くした半導体装置613においては、一般的な半導体装置611の飽和電流値IDS、Sに比べ、図7にIDS、S1として示すとおり、飽和電流値が低下してしまう。これは、HEMTとしての性能が低いことを意味する。
結局、一般的な半導体装置611には、ノーマリオン特性を有するという欠点があり、一方、半導体装置613は、リセスゲートを設けたことによりノーマリオフ特性の獲得には成功したものの、飽和電流値の低下という代償を払ったといえる。
また、HEMTとしては、小さなゲート印加電圧VGSによって大きなドレイン・ソース間電流IDSが流れるのが望ましい。つまり、ドレイン・ソース間抵抗は小さい方がよい。ところが、リセスゲートを採用してチャネルを狭くした半導体装置613では、ゲート電極153の直下の2次元電子ガス層が消失しているため、ドレイン・ソース間抵抗(チャネル層抵抗)は増加してしまう。
特開2005−183733号公報
図7の点線725で示される電気特性を有するような、ノーマリオフ特性の容易な獲得と飽和電流値の低下防止とを両立させたHEMTの開発が待たれている。
さらには、ゲート電圧増加に対するドレイン・ソース間電流増加の割合が大きいことが好ましい。つまり、図7において、点線725の傾き735が、実線721の傾き731よりも大きいことが望ましい。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、簡易な仕組みでノーマリオフ特性が実現され、飽和電流値低下が生じず、ゲート電圧に対するドレイン・ソース間電流特性が良好なHEMTを実現することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る半導体装置は、
第1半導体層と、
前記第1半導体層の上に前記第1半導体層とヘテロ界面をなし該ヘテロ界面の該第1半導体層側に2次元電子ガス層を生じさせるように形成された第2半導体層と、
前記第2半導体層とショットキー接合しかつ上面又は側面が露出する第1電極と、
前記第1電極の露出部と前記第2半導体層の露出部との界面を含むように前記第1電極の露出部と前記第2半導体の露出部とを連続的に覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜を介し前記第1電極の露出部と前記第2半導体層の露出部との界面をまたぐように形成された第2電極と、
前記第1電極及び前記第2電極と離間した位置に形成されかつ前記第2半導体層の上面に低抵抗接触する第3電極と、
を備える。
前記第1電極の上方に前記絶縁膜及び前記第2電極が形成されており、前記第1電極の下面の高さが前記ヘテロ界面の高さ以下であり、前記絶縁膜及び前記第2電極は前記第1電極と前記第1半導体層との接触部の直上にも形成されている、ことが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る半導体装置は、
第1半導体層と、前記第1半導体層の上に前記第1半導体層とヘテロ界面をなし該ヘテロ界面の該第1半導体層側に2次元電子ガス層を生じさせるように形成された第2半導体層と、から構成され厚み方向に段差をなして側方が露出している半導体基体と、
前記第2半導体層の上面のうち前記段差により高い位置の部分に形成され前記半導体基体とショットキー接合する第1電極と、
前記第1電極の側面の露出部から前記第1電極の側面の露出部と前記半導体基体の側方の露出部との界面を経て前記半導体基体の側方の露出部を連続的に覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜を介し前記第1電極の側面の露出部と前記半導体基体の側方の露出部との界面をまたぐように形成された第2電極と、
前記第1電極及び前記第2電極と離間した位置に形成されかつ前記半導体基体の上面に低抵抗接触する第3電極と、
を備える。
前記第2半導体層の上面のうち、前記段差により低い位置の部分の上にも、前記第2電極が形成されていてもよい。
前記第1電極の露出部から前記第2半導体層の露出部にかけて平坦である、ことが望ましい。
前記第1半導体層と前記第2半導体層とは、例えば、互いに異なる窒化物系化合物半導体から構成される。
本発明によれば、半導体装置は、ノーマリオフ特性を有し、飽和電流値低下が生じず、ゲート電圧に対するドレイン・ソース間電流特性が良好なHEMTとなる。
(実施形態1)
本実施形態に係る半導体装置は、HEMTである。図1(a)は、該半導体装置111の断面の模式図である。
半導体装置111は、図1に示すように、第1半導体層131と、第2半導体層133と、ソース電極151と、ゲート電極153と、ドレイン電極155と、ゲート絶縁膜157と、を備える。
第1半導体層131は、例えば1〜3μmの厚さの窒化物系化合物半導体GaNから構成されて、電子走行層として機能する。第2半導体層133は、第1半導体層131よりも薄い、例えば5〜50nm(さらに好ましくは5〜30nm)の厚さの窒化物系化合物半導体AlGaNから構成されて、電子供給層として機能する。
第1半導体層131と第2半導体層133とは、異種の窒化物系化合物半導体であって、第2半導体層133のバンドギャップエネルギーが第1半導体層131のそれよりも大きくなるように構成されている。このため、両層はヘテロ界面135をなすとともに、第1半導体層131と第2半導体層133とのピエゾ分極又は第2半導体層133の自発分極による電界によって、該界面の近傍の第1半導体層131側には2DEG層137が生じる。
ソース電極151は、第2半導体層133の上面に形成されていてもよいが、ヘテロ界面135に達するまで、さらに望ましくは図1(a)に示すように2DEG層137に達するまで彫り込まれた凹部に埋め込まれるように配置されることが好ましい。そのように配置されると、ソース電極151は、2DEG層137と、図中171の丸印で示されるように、接触するので、オン抵抗を低減できる。
ソース電極151はNi/Auから構成される。Ni/Auは仕事関数が大きいので、ソース電極151は第1半導体層131とショットキー接合をなし、また、ソース電極151は第2半導体層133ともショットキー接合をなす。さらに、ソース電極151は、2DEG層137ともショットキー接合をなす。
ゲート電極153は、Alから構成されて、第2半導体層133の上面に、ゲート絶縁膜157を挟んで、主に第2半導体層133の上面に形成される。ただしその際、ゲート電極153及びゲート絶縁膜157は、その直下に、ソース電極151と2DEG層137(第1半導体層131)との接触部171が位置するように、形成される。
すなわち図1(a)に示すとおり、ゲート電極153及びゲート絶縁膜157は、概ね第2半導体層133の上面に形成されるが、それらの一部は第2半導体層133とソース電極151との界面を超えて(通って)ソース電極151の上面にまで延伸される。ここで、かかる延伸における下部の末端を表す図中の点線161よりもゲート電極153側に、接触部171が位置していることが望ましい。
ドレイン電極155はソース電極151及びゲート電極153から離間し、Ti/Alから構成される。Ti/Alは仕事関数が小さいので、アニール処理が施されることにより、ドレイン電極155と第2半導体層133とが、オーミック接合(低抵抗接触)をなすようになっている。ゲート電極153は、半導体装置111を上面から見下ろした場合に、ドレイン電極155とソース電極151との間に位置するようになっている。
以下に、この半導体装置111がHEMTとして動作する様子を説明する。
2DEG層137を有する半導体装置111をHEMTとして動作させる通常の手順に従い、ソース電極151を接地し、ドレイン電極155に正の電圧を与える。
従来のHEMTにおいては、ソース電極もドレイン電極と同様に半導体層とオーミック接合し2DEG層が遮断されずドレイン電極・ソース電極間の電流通路が導通状態であるので、この時点で既に、半導体内でドレイン電極からソース電極に向かって電流が流れる(ノーマリオン特性)。
ノーマリオン特性はトランジスタとしては好ましくない性質である。これを克服するために、従来は、大別して2つの対策が採られてきた。
1つは、ゲート電極にあらかじめ負電位を与えることである。しかし、HEMTをオフにするためにゲート電極に負電位を与え続けることは、半導体装置の周りの電気回路が全体として複雑なものとなってしまうという欠点がある。
もう1つは、ゲート電極の直下の電子供給層にリセス(凹部)を設けて、ゲート電極の直下の電子供給層を薄くすることにより、その部分のピンチオフ電圧を上昇させ空乏化させることである。しかし、電子供給層を薄くすると、ヘテロ界面におけるピエゾ分極で生じる電界が弱くなり、2次元電子ガス層の濃度が減少する。これは、いわば、キャリアである電子にとっては伝導チャネルが狭くなることを意味する。すなわち、HEMTとしては、チャネル層抵抗が増加して飽和電流値が低下した、性能の低いものとなってしまう。
本実施形態に係る半導体装置111においては、ソース電極151を接地し、ドレイン抵抗155に正の電圧を与えても、ソース電極151が第2半導体層133と2DEG層137の両方とショットキー接合をなしており、かつ、かかる電圧は該ショットキー接合に対する逆方向電圧となるので、ソース電極151とそれに接触する2DEG層137(又は第2半導体層133)との界面には空乏層が生じており、ソース電極151と2DEG層137とは電気的に遮断され、電流は流れない。
このように、本実施形態に係る半導体装置111においては、従来の半導体装置と異なり、容易にノーマリオフ特性が得られた。
図3(a)に、本実施形態に係る半導体装置111においてゲート電極153に電圧を印加していない場合の電子のエネルギーの様子を示す。なお、理解を容易にするために、第1半導体層131のバンド構造を2次元電子ガス層のバンド構造に置き換えて説明する。ソース電極(フェルミエネルギーE)と2次元電子ガス層(伝導電子エネルギーE)との界面(接触部171)には十分に厚いショットキー障壁が存在する。よって、ソース電極側の電子はかかる障壁に跳ね返されて(あるいは、障壁を乗り越えられないために)、2次元電子ガス層137に到達できない。よって、ドレイン電極155とソース電極151との間には電流が流れない。
次に、ゲート電極153に正の電位を与える。図1(a)に示したとおり、ゲート電極153の直下にソース電極151と2DEG層137との接触部171が存在するから、かかる接触部171に存在するショットキー障壁は、ゲート電極153からの電界の影響を顕著に受ける。すると、図3(b)に示すように、かかる電界によって接触部171におけるショットキー障壁が薄くなることにより、トンネル効果が顕著になって、ソース電極151から2DEG層137へと電子が流れ、さらにドレイン電極155に取り込まれる。つまり、ゲート電圧の印加により、HEMTをオン状態にすることができる。
ここで、上述の効果が十分に発現されるためには、2DEG層137に対して垂直な方向に電界を生じさせることが望ましい。そこで、ゲート電極153の下面の高さを一定にすることが好適であり、そのようにするためにはソース電極151の上面と第2半導体層133の上面とが同じ高さであることが望ましい。つまり、ソース電極155の上面と第2半導体層133の上面とが段差なく平坦につながっていることが望ましい。なお、ここでいう平坦とは、必ずしも厳密な平坦さばかりでなく、半導体装置の製造に際して不可避なバラツキの範囲内での平坦さをも含むものとする。
また、本実施例において、ゲート電極153に与える正の電位を高くするほど、ショットキー障壁は薄くなるので、ドレイン・ソース間の電流IDSは大きくなる(図7の点線725)。
また、本実施例においては、図6(b)に示した従来の半導体装置613と異なり第2半導体層133のうちゲート電極153の直下の部分を薄くしていないことと、ソース電極151が電子の伝導チャネルである2DEG層137と接触部171において直接に接していることと、のために、ソース抵抗がほぼゼロになる。よって、ドレイン・ソース間の抵抗値(オン抵抗)は、図6(a)に示す従来の半導体装置611及び図6(b)に示す613よりも小さい。よって、図7に示すとおり、ゲート電圧VGSの変化量に対するドレイン・ソース間の電流IDSの変化量(図7中の傾き735)が、従来の半導体装置(図7中の傾き731)に比べて大きい。つまり、ゲート電圧に対するドレイン・ソース間電流特性が良好なHEMTとなる。
また、本実施形態に係る半導体装置111においては、従来の半導体装置613の場合と異なり、電子供給層である第2半導体層133のうちのゲート電極153の直下の部分を格別薄くしてはいない。接触部171の右側すなわちドレイン電極155側においては、従来の半導体装置611と同様に、ヘテロ界面135の上に十分な厚さの第2半導体層133すなわち電子供給層がある。よって、従来の半導体装置613に比べて、飽和電流の低下という問題は生じにくい。
ゆえに、本実施形態に係る半導体装置111は、ノーマリオフ特性を獲得し、飽和電流値の低下が生じず、ドレインとソースの間の抵抗が低いため電気特性が良いという点で、従来の半導体装置に比べて優れたHEMTである。
なお、HEMTが実際に使用される環境では、しばしば、スパイク状の突発的な電気的ノイズが発生する。その際、従来のショットキー接合によるノーマリオフ特性を有するHEMTは、かかるノイズの発生の度に、誤ってオン/オフしてしまうおそれがある。それを防止するために、本実施形態に係る半導体装置111では、ゲート絶縁膜157の厚みを増加させ、ゲート電圧VGSがある正の値以上になったときにはじめてオン状態になるようにすればよい。すなわち、図7の白抜き矢印で示すように、本実施例に係るHEMTの電気特性を表す線は、ゲート絶縁膜157を厚くすることにより、容易に+X軸方向に平行移動が可能である。しかも、かかる平行移動の程度は、ゲート絶縁膜157が厚いほど大きい。そこで、上述の突発的な電気的ノイズの大きさを検討した上で、それよりも高いゲート電圧VGSではじめてオン状態になるように、ゲート絶縁膜157の厚みを調整すればよい。このように、本実施形態に係るHEMTは、ノーマリオフ特性を獲得しつつも、ノイズの存在する状況にも柔軟に対応することができるものである。
(実施形態2)
本実施形態に係る半導体装置113(図1(b))は、実施形態1に係るHEMTを、3つの点において、改良したものである。
1つめの改良点は、半導体装置113を真上から見たときの、ゲート電極153とソース電極151との重なりを大きくした点である。これにより、ソース電極151と2DEG層137とは、ゲート電極153の下方で確実に接触部171を有することになるため、ノーマリオフ特性を有するHEMTとしての動作が確実になる。
2つめの改良点は、ソース電極151を半導体層に埋め込む際に、該電極が2DEG層137を貫いて第1半導体層131の十分に深い部分にまで達するようにしたことである。これにより、ソース電極151と2DEG層137とは、接触部171にて面接触することになるため、ノーマリオフ特性を有するHEMTとしての動作が確実になるとともに、ゲート電圧に対するドレイン・ソース間の電流特性をさらに良好にすることができるようになる。
3つめの改良点は、ドレイン電極155を、2DEG層137を貫いて第1半導体層131の十分に深い部分にまで達するように掘った溝に埋め込んだことである。これにより、ドレイン電極155は、2DEG層137と直接に接触することになるため、オン抵抗を減少させることができる。よって、ゲート電圧の変化に対するドレイン・ソース間の電流の特性をさらに良好にすることができるようになる。
なお、これら3つの改良点のうち、1つだけを適用してもよいし、又は、任意の2つを組み合わせて適用してもよい。
(実施形態3)
本実施形態に係る半導体装置211は、実施形態1に係るHEMTを、製造の容易さという観点から変形したものである(図2(a))。
本実施形態に係るHEMTにおいては、ソース電極151を埋め込むために第1半導体層133に掘られる溝が、深さの向きに溝幅が狭くなるテーパーをなしている。該溝を、実施形態1のように、第2半導体層の上面に対して垂直に掘らなくてもよいから、製造が容易になる。
本実施形態に係る半導体装置113がその効果を十分に奏するためには、実施形態1に係る半導体装置111の場合と同様に、ゲート電極153が第2半導体層133の上面から第2半導体層133とソース電極151の界面を超えてソース電極151の上面まで延伸し、ソース電極151と2DEG層137との接触部171が、ゲート電極153の直下に位置することが望ましい。
(実施形態4)
実施形態3が実施形態1を簡略化したものであるのと同様に、本実施形態に係る半導体装置213は、実施形態2に係る半導体装置113を製造容易としたものである。すなわち、ドレイン電極155を、実施形態3におけるソース電極151を埋め込むための溝と同様のテーパーを設けつつ形成した溝に、埋め込むように形成したものである(図2(b))。実施形態3の場合と同様に、製造が容易になるというメリットがある。
(実施形態5)
本実施形態に係る半導体装置は、実施形態1〜4と異なり、ソース電極151と第2半導体層133との厚み方向の界面に着目するのではなく、ソース電極151と第2半導体層133との幅方向(横方向)の界面に着目し、ソース電極151を2DEG層137に接触させることなしに、容易にノーマリオフ特性をはじめ良好な電気特性が得られるようにしたHEMTである。
図4(a)は、本実施形態に係る半導体装置411の断面の模式図である。実施形態1〜実施形態4の場合と異なり、ソース電極151は、第1半導体層131にも第2半導体層133にも埋め込まずに、第2半導体層133の上面に設ける。
このようにソース電極151を形成することには、ソース電極151を第1半導体層131や第2半導体層133に埋め込む場合(実施形態1〜実施形態4)に比べて、ソース電極151と第1半導体層131との密着性及びソース電極151と第2半導体層133との密着性を向上させることができる等の利点がある。
ソース電極151を第2半導体層133の上面に設けるにあたり、ソース電極151が設けられる領域の下部において、通常よりも第2半導体層133を厚く形成する。
ここで、第2半導体層133のうちの、ソース電極151が設けられている領域の下部の厚い部分を、第1の部分133Aとし、他の部分を、第2の部分133Bとする。図4(a)の横方向の一点鎖線の上側が第1の部分133Aであり、下側が第2の部分133Bである。なお、第1の部分133Aは、n型不純物をドープしてコンタクト層としてもよい。
なお、このように第2半導体層133を部分的に厚く形成することは、相対的観点からすれば、第2半導体層133の上面のうち、ソース電極151が形成されていない領域をリセスして(凹部として)ノーマリオフ特性を得ようとする前述の従来の手法(図6(b))と同じであるともいえる。
しかし、本実施形態においては、電子供給層たる第2半導体層133は、厚さがまず全範囲に渡って通常通り確保された上で、ソース電極151の形成される範囲だけ特に厚くなるように、また、厚み方向に段差をなして第2半導体層133の側面が露出するように、形成されている。このため、ドライエッチングによってゲート電極の直下の電子供給層を数原子層程度の厚み以下としなければならない従来のリセスゲート構造とは異なり、より確実にノーマリオフ特性が得られ、また、製造が容易なために歩留まりの向上が見込まれる。また、前述の、図7のIDS、S1で表される、リセスによる飽和電流値の低下は、本実施形態に係る半導体装置411には、生じない。
ソース電極151の下部では第2半導体層133が厚くなっている上に、ソース電極151自体の厚さも加わって、第2半導体層133の上面には段差が生じている。ゲート電極153は、ゲート絶縁膜157を伴いつつ、第2半導体層133の上面に形成されたソース電極151の少なくとも側壁面から、ソース電極151と第2半導体層133との界面を含み、段差によって露出した第2半導体層133の一部にかけての範囲を、覆うように形成される。ゲート電極153及びゲート絶縁膜157の断面は、図示するように、ソース電極151の上面にまで延伸し、結果的に階段状になることが望ましい。
図4(a)において、横の点線461及び463、縦の点線465及び467、は、以下の説明のためのものである。
ゲート電極153の上面は、ソース電極151と第2半導体層133の第1の部分133Aとの界面よりも高い位置、例えば図中の点線461で示される面より上に位置する必要がある。ゲート電極153の下面は、ソース電極151と第2半導体層133の第1の部分133Aとの界面よりも低い位置、例えば、図中の点線463で示される面より下に位置する必要がある。ゲート電極153は、第2半導体層133の第1の部分133Aとゲート絶縁膜157とが接している部分の、ソース電極151側の側壁端にあたる点線465から、ドレイン電極155側の側壁端となる点線467まで、延伸していることが望ましい。
本実施形態に係るHEMTにおいては、動作において、2箇所の領域が重要である。ひとつは、ソース電極151と第2半導体層133との界面を含む、点線461と点線463に挟まれた、楕円471で示される領域である。この領域における、本発明に特徴的な電気特性の発現のメカニズムは、実施形態1〜4の場合と同様である。もうひとつ重要であるのは、2DEG層137のうち、点線465と点線467とに挟まれた、楕円473で示される領域である。この領域における、本発明に特徴的な電気特性の発現のメカニズムについては、後述する。
ソース電極151としてショットキー電極が採用され、本実施形態に係る半導体装置411は、ノーマリオフ特性を獲得する。そして、本実施形態における第2半導体層133の第1の部分133Aが、実施形態1の2DEG層137(図1(a))までの電流通路の役割を担うので、原理的には、本実施形態における作用・効果は、実施形態1における作用・効果と同様である。
ゲート電極153は、ソース電極151と第2半導体層133の第1の部分133Aとの界面をまたぐようにして、ソース電極151の側面と第2半導体層133の第1の部分133Aの側面とに、ゲート絶縁膜157を介して形成されている。
本実施形態に係る半導体装置411のHEMTとしての動作を、図5に示す電子エネルギーの模式図を参照しつつ説明する。まず、ソース電極151を接地し、ドレイン電極155に電圧を印加すると、ソース電極151と第2半導体層133との間には逆バイアスが印加された状態になる。
ゲート電極153に電圧を加えないとき、上述のように、ソース電極151と第2半導体層133との間には逆バイアスが印加された状態になり、ドレイン・ソース間には電流が流れない。図4(a)において楕円471及び楕円473により示される2つの領域を考慮に入れて、かかる状態を電子エネルギーの模式図として表すと、図5(a)のようになる。
領域471、すなわちソース電極151と電子供給層(第2半導体層133)との界面には、厚いショットキー障壁が存在する。
一方、電子供給層(第2半導体層133)と2DEG層137(あるいは第1半導体層131)との界面473には、エネルギー障壁が存在する。
したがって、図5(a)に示すように、ソース電極151の内部の電子は2DEG層137に到達することができない。よって、半導体装置411の内部には、電流が流れない。すなわち、半導体装置411は、ノーマリオフ特性を有する。
ここで、ゲート電極153に正の電圧を印加すると、領域471と領域473はいずれもゲート電極153からの電界の影響を受ける。特に、ゲート電極153に印加された電圧による電界は、領域471に含まれる界面と領域473に含まれる界面とに垂直方向に生じるため、ゲート電極153に印可された電圧の影響は大きい。
なお、領域471に含まれる界面に垂直方向に電界を生じさせるためには、ソース電極151の側面の露出部から第2半導体層133の側面の露出部にかけての部分が平坦であることが望ましい。本実施形態では、ソース電極151をマスクとして第2半導体層133の側面を露出させるようにエッチングし、その後、ゲート絶縁膜157及びゲート電極153を積層し、所定のパターニングを施すことにより、容易に上記の構造を形成することができる。
ゲート電極153に正の電圧を印加した場合の電子のエネルギーの状態は、図5(b)のようになる。まず、領域471、すなわちソース電極151と電子供給層(第2半導体層133)との界面におけるショットキー障壁は、ゲート電極153の主に点線461と点線463とにより囲まれた部分からの電界により、図中の上向きの白抜き矢印(1)で示すように、薄くなる。さらに、2DEG層137は、ゲート電極153の主に点線465と点線467とにより囲まれた部分からの電界により、図中の左向きの白抜き矢印(2)で示すように、低くなる。
このように、ショットキー障壁が薄くなることと、低くなることと、が相まって、トンネル効果が生じやすくなる。すなわち、電子は、ソース電極151から2DEG層137に到達するようになる。こうして本実施形態に係る半導体装置411においてソース電極151とドレイン電極155との間に電流が流れ、オン状態となる。
ゲート電極153に加えた電圧を高くすれば、ショットキー障壁はさらに薄くかつ低くなるので、トンネル効果がより生じやすくなり、その結果半導体装置411を流れる電流が増加する。このように、ゲート電圧VGSを制御することにより、ドレイン・ソース間電流IDSを制御することができる。
(実施形態6)
本実施形態に係る半導体装置413の断面模式図を、図4(b)に示す。実施形態5においては、第2半導体層133の第2の部分133Bの上面のソース電極151を設ける領域に第1の部分133Aを形成して第2半導体層133に段差を設けたのに対して、本実施形態においては、くぼみ又は溝を設け、ゲート絶縁膜157を介して、ゲート電極153を、かかるくぼみ又は溝に埋め込むようにしている。
第2半導体層133の厚みは、全面に渡り、実施形態5に係る半導体装置411の第2半導体層133のうち段差をなして厚くなっている部分の厚みに合わせてある。すなわち、従来の一般的な半導体装置611(図6(a))に比べると、第2半導体層133が厚い。
よって、仮に第2半導体層133の上面にそのままゲート電極153を形成してしまうと、従来の半導体装置に比べて、ゲート電極153の下面と2DEG層137との距離が長すぎるために、ゲート電圧印加による2DEG層上面(図中の界面473)におけるショットキー障壁の厚さの制御が難しくなる。
そこで、本実施形態においては、第2半導体層133の上面に十分な深さのくぼみ又は溝を掘り、ゲート電極153の一部分を、その下部にゲート絶縁膜157を沿わせつつ、第2半導体層133の内部に埋め込む。これにより、ゲート電極153下面と2DEG層137上面との距離を縮め、界面473に存在するショットキー障壁の制御が可能になる。
よって、かかる半導体装置413も、実施形態5と同様の界面471及び473を有することになる。したがって、実施形態5と同様に動作させることができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば実施形態1〜6において、第1半導体層131の下に、半導体層をエピタキシャル成長させるための周知の基板を設けたり、さらには、該基板と第1半導体層131との間にバッファ層を設けたりしてもよい。
上述の半導体装置の構成は例示であって、限定されるものではない。第1半導体層131及び第2半導体層133の例として窒化物系化合物半導体を挙げたが、GaAs等、他のIII−V族化合物半導体であってもよい。また、第2半導体層133とドレイン電極155との間や、第2半導体層133とソース電極151との間に、n型不純物を添加したコンタクト層を挿入してもよい。あるいはまた、第1半導体層131と第2半導体層133との間に、AlN層を挟んでもよい。これらを含んだものを半導体基体と呼ぶことにする。本発明に係る半導体装置には、この半導体基体全体も含まれる。
また、実施形態1〜実施形態4において、ソース電極151は凹部を完全に埋めるまで厚く形成しなくてもよい。同様に、実施形態5及び実施形態6において、ゲート絶縁膜157の段差に合わせるようにしてゲート電極153に段差が設けられていてもよい。
本発明の実施形態1及び実施形態2に係る、HEMTとして機能する半導体装置の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態3及び実施形態4に係る、HEMTとして機能する半導体装置の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態1〜実施形態4における、電子エネルギーとショットキー障壁の関係を示す模式図である。 本発明の実施形態5及び実施形態6に係る、HEMTとして機能する半導体装置の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態5及び実施形態6における、電子エネルギーとショットキー障壁の関係を示す模式図である。 HEMTとして機能する、従来の一般的な半導体装置の構成を示す断面模式図である。 HEMTの電気特性を示す図である。
符号の説明
111 実施形態1に係る半導体装置
113 実施形態2に係る半導体装置
131 第1半導体層
133 第2半導体層
133A 第2半導体層の第1の部分
133B 第2半導体層の第2の部分
135 ヘテロ界面
137 2次元電子ガス層
151 ソース電極
153 ゲート電極
155 ドレイン電極
157 ゲート絶縁膜
171 ソース電極と2次元電子ガス層との接触部
211 実施形態3に係る半導体装置
213 実施形態4に係る半導体装置
411 実施形態5に係る半導体装置
413 実施形態6に係る半導体装置
471 ソース電極と第2半導体層との界面を含む領域
473 2DEG層の一部である領域

Claims (6)

  1. 第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に前記第1半導体層とヘテロ界面をなし該ヘテロ界面の該第1半導体層側に2次元電子ガス層を生じさせるように形成された第2半導体層と、
    前記第2半導体層とショットキー接合しかつ上面又は側面が露出する第1電極と、
    前記第1電極の露出部と前記第2半導体層の露出部との界面を含むように前記第1電極の露出部と前記第2半導体の露出部とを連続的に覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜を介し前記第1電極の露出部と前記第2半導体層の露出部との界面をまたぐように形成された第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極と離間した位置に形成されかつ前記第2半導体層の上面に低抵抗接触する第3電極と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記第1電極の上方に前記絶縁膜及び前記第2電極が形成されており、
    前記第1電極の下面の高さが前記ヘテロ界面の高さ以下であり、
    前記絶縁膜及び前記第2電極は前記第1電極と前記第1半導体層との接触部の直上にも形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第1半導体層と、前記第1半導体層の上に前記第1半導体層とヘテロ界面をなし該ヘテロ界面の該第1半導体層側に2次元電子ガス層を生じさせるように形成された第2半導体層と、から構成され厚み方向に段差をなして側方が露出している半導体基体と、
    前記第2半導体層の上面のうち前記段差により高い位置の部分に形成され前記半導体基体とショットキー接合する第1電極と、
    前記第1電極の側面の露出部から前記第1電極の側面の露出部と前記半導体基体の側方の露出部との界面を経て前記半導体基体の側方の露出部を連続的に覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜を介し前記第1電極の側面の露出部と前記半導体基体の側方の露出部との界面をまたぐように形成された第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極と離間した位置に形成されかつ前記半導体基体の上面に低抵抗接触する第3電極と、
    を備える半導体装置。
  4. 前記第2半導体層の上面のうち、前記段差により低い位置の部分の上にも、前記第2電極が形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1電極の露出部から前記第2半導体層の露出部にかけて平坦である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1半導体層と前記第2半導体層とは、互いに異なる窒化物系化合物半導体から構成される、
    ことを特徴とした請求項1乃至5の何れか1項に記載の半導体装置。
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