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JP2008289839A - 人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯 - Google Patents

人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯 Download PDF

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JP2008289839A JP2007165637A JP2007165637A JP2008289839A JP 2008289839 A JP2008289839 A JP 2008289839A JP 2007165637 A JP2007165637 A JP 2007165637A JP 2007165637 A JP2007165637 A JP 2007165637A JP 2008289839 A JP2008289839 A JP 2008289839A
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Yukinori Shimada
享典 島田
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Abstract

【課題】人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯を提供する。
【解決手段】スルフォン入れ歯の型を作る「脱ロウ」工程後、人工歯本体と人工歯本体底部の基底面をプライマが完全塗布するようにダイヤボンド砂を用いて吹き付けを行い、基底面にプライマを塗布しその上に即時重合レジンを多層に塗布し、レジン重着するように設け、レジン重着した即時重合レジン面を圧延した弓形凹部と連結凸部の形状に外装した即時重合連結部本体を設け、人工歯本体複数を歯形のU字状に配置し、該本体の連結凸部面に即時重合レジンを塗布し連結支持部を設け、各人工歯本体をU字状につなぐように連結配置して義歯模型の入れ歯形状に設け、該本体と本体を連結状態に固定させ、各レジン空洞部の隙間にもスルフォンレジンが流れ人口歯本体の人口歯引掛部などにも盛り上がるようにスルフォンレジンが流れるようにレジン床を仕上げる人工歯の基底面と床を重着接合する義歯。
【選択図】図1

Description

本発明は、人工歯本体と人工歯本体底部の基底面をプライマー(接着材)が完全塗布するようにロカテック(ダイヤボンド砂)を用いてサンドブラスタ(箱型の吹き付け枠付き)の中で吹き付け工程を行い、基底面にプライマー(接着材)を塗布し、プライマー(接着材)に塗布した即時重合レジンを多層に塗布し、次にレジン重着するように形を整えるように設け、レジン重着した即時重合レジン面を圧延した弓形凹部と連結凸部の形状に外装した即時重合連結部本体を設け、即時重合連結部本体を備えた人工歯本体複数を歯形のU字状に配置し、即時重合連結部本体の連結凸部面に即時重合レジン(樹脂接着)を塗布し連結支持部を設け、各人工歯本体を連結するように設け、各人口歯をU字状に連続につなぐように連結配置して義歯模型の入れ歯形状にするように設け、即時重合連結部本体と即時重合連結部本体を連結状態に固定させ、各レジン空洞部の隙間にもスルフォンレジン(樹脂接着)が流れ人口歯本体の人口歯引掛部などにも十分盛り上がるようにスルフォンレジン(樹脂接着)が流れるようにレジン床を仕上げた人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯に関するものである。
従来、アクリル入れ歯は粉と液を混ぜて餅のような状態にして、入れ歯の型の中に入れて熱などをかけてプラスチックにする(これを重合という)、スルフォン入れ歯専用の射出成形機でプラスチックのペレットを高温で溶解し、入れ歯の型の中に高速で流し込むスルフォン入れ歯などがあった。
そのために、次のような問題点があった。
(イ)アクリル入れ歯方式は、図6を持って説明しますと、入れ歯と床を(歯の土台に当る)固定する方式がアクリル入れ歯の基底面にレジンが溶けるように塗布されて止められているが、アクリル入れ歯方式は化学物質が入った重合開始剤、重合促進剤、重合禁止剤などプラスチックになる為の化学物質が特有のアレルギーが発生し使用する患者さんに問題を起こしている。
(ロ)スルフォン入れ歯は、図7〜8を持って説明しますと、基底面に維持孔と維持孔溝をもって、床と結合させる機械的維持方式をもった、入れ歯であったが維持孔と維持孔溝に塗布した接着材と床材のスルフォン樹脂接着材の強度力が違う為、固いものを咬む率により、短期間で入れ歯が脱離、結果入れ歯の「折れる」という問題が発生していた。
(ハ)スルフォン入れ歯は人工歯に凹部をもうけ基底面とを密着させるなどの維持孔を設けて機械的維持としていたが耐久がなく壊れやすいなどのスルフォン床が破折しやすいなどの問題点があった。
(ニ)維持孔にスルフォン樹脂をからませて人工歯を固定しかし、人工歯の入るスペースがない患者の歯もあり維持孔が設けられない場合もあり、全ての患者に使用できない欠点もあり、噛み合わせが強い場合や固いものを噛んだ時にもその力に耐えにくく、この方式では脱離する事があったなどの問題点があった。
本発明は、これらの問題点を解決する為になされたものである。
スルフォン入れ歯の型を作る「脱ロウ」工程後、人工歯本体に設けてある人工歯本体と人工歯本体底部の基底面をプライマー(接着材)が完全塗布するようにロカテック(ダイヤボンド砂)を用いてサンドブラスタ(箱型の吹き付け枠付き)の中で吹き付け工程を行い、基底面にプライマー(接着材)を塗布するように設け。
プライマー(接着材)に塗布した即時重合レジンを多層に塗布し、次にレジン重着するように形を整えるように設ける。
レジン重着した即時重合レジン面を圧延した弓形凹部と連結凸部の形状に外装した即時重合連結部本体を設け、即時重合連結部本体を備えた人工歯本体複数を歯形のU字状に配置し、即時重合連結部本体の連結凸部面に即時重合レジン(樹脂接着)を塗布し連結支持部を設ける。
各人工歯本体を連結するように設け、各人口歯をU字状に連続につなぐように連結配置して義歯模型の入れ歯形状にするように設ける。
即時重合連結部本体と即時重合連結部本体を連結状態に固定させ、各レジン空洞部の隙間にもスルフォンレジン(樹脂接着)が流れ人口歯本体の人口歯引掛部などにも十分盛り上がるようにスルフォンレジン(樹脂接着)が流れるようにレジン床を仕上げるように設ける。
以上を特徴とする人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯である。
人工歯本体の基底面と次の隣接人工歯本体基底面が互いに重着に接着される、人工歯本体と人工歯本体を全て連結状体に固定させるため脱離や折れがなく、人口歯本体に設けてある基底面をサンドブラスタにより接着面表面を細かなキズを設け、プライマー(シラン化合物とエタノールを配合している接着性プライマー処理剤)接着強度を高め、プライマーとの接着相性がよい即時重合レジン(樹脂接着)を用い、レジン床と基底面の接着面に使用し接着材も素材との相性の高度な接着材により、直接素材同士が接着されるため、人工歯本体が基底面ならびにレジン床から脱離することがなく、極めて強度をはじめ人工歯の脱離防止にもなり、また固いものを咬んだ時にもその力にも耐え、割れもないきわめて耐久のある安全な人工歯である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
印象採得の型取り工程は印象材と呼ばれるシリコンや寒天などといった硬化する材料を用いて口内の状態を写し取り、採取した印象に石膏を注ぎ石膏の模型を作製し基本の入れ歯を作製、石膏模型の上にロウで入れ歯の模型であるロウ義歯を作り、患者に着けて噛み合わせなどのチェックをします。ここ迄の工程は、他の入れ歯もほとんど変わりません。完成したロウ義歯をもとに石膏の型作りは入ります。
アクリル入れ歯(14)は粉と液を混ぜて餅のような状態にして、入れ歯の型の中に入れて熱などをかけてプラスチックの型をつくりこれを重合といい、重合開始剤、重合促進剤、重合禁止剤などプラスチックにするための化学物質が使用され、入れ歯アレルギーなど特有の問題などが指摘発生しているため、型の中でプラスチックを重合しない方のスルフォン入れ歯(16)の型作り方式はアレルギーを引き起こす事がないところから石膏型作製の脱ロウ迄はスルフォン入れ歯(16)方式を採用する。
スルフォン入れ歯(16)石膏型作製はフラスコ(21)と呼ばれる二つの型容器の中に石膏を湯道入口(25)から注ぎ、一次埋没(22)と二次埋没(23)処理工程を施し、義歯模型(24)のロウ型床(29)取りを行うフラスコ(21)ごと熱湯に潜らせロウを湯道出口(26)から流し、入れ歯のロウ型(29)ができ「脱ロウ」工程が完了。
1.脱ロウ後、人工歯本体(1)の基底面(2)などをエアーなどをかけて完全に乾燥させる。
2.ロカテック(ダイヤボンド型の砂が入った器具)の砂をサンドブラスタ−(3)器具を用いて砂をぶっつけて人工歯本体(1)に設けてある基底面(2)の接着面にあたる表面に細かなキズをつける。
3.サンドブラスタ−効果を発揮した表面にプライマー(シラン化合物とエタノールを配合している接着性プライマー処理剤)(4)を塗布するようにプライマー(4)処理剤を施す。
4.プライマー(4)を施した面に即時重合レジン(5)を多層に塗布する
5.次にレジン重着(6)するように形を整える。
6.レジン重着(6)した即時重合レジン(5)面を圧延した弓形凹部(8)と連結凸部(9)の形状に外装した即時重合連結部本体(7)を設け、即時重合連結部体体(7)を備えた人工歯本体(1)複数を歯形のU字状に配置する。
7.即時重合連結部本体(7)の連結凸部面(9)に即時重合レジン(樹脂接着)(5)を塗布し連結支持部(10)を設け、各人工歯本体(1)を連結するように設け、各人口歯本体(1)をU字状に連続につなぐように連結してロウ義歯模型(24)の入れ歯形状にする。
8.フラスコ(石膏型のロウ義歯型)(21)にロウ義歯模型(24)を型に入れて雄雌型を合わせ、フラスコ(21)の上部面に設けた流し込み筒から専用の射出成型機で溶融したスルフォンレジン(樹脂接着)(18)を自動的に高圧をかけて流し込む。
9.各レジン空洞部(11)の隙間にもスルフォンレジン(樹脂接着)(18)が流れ人口歯本体(1)の人口歯引掛部(13)などにも十分盛り上がるようにスルフォンレジン(樹脂接着)(18)が流れるようにレジン床(12)を設ける。
10.人口歯本体(1)の基底面(2)の接着強度を高めたプライマー(シラン化合物とエタノールを配合している接着性プライマー処理剤)(4)接着方式とプライマー(4)と即時重合レジン(樹脂接着)(5)の接着方式さらに複数の即時重合連結部本体(7)を直結に繋ぐ連結支持部(10)を設け、各即時重合連結部本体(7)の結合によりできるレジン空洞部(13)にはスルフォンレジン(樹脂接着)(18)がからむように設け、レジン床(12)と人口歯本体(1)とが強固に結合した人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯を提供できる。
本考案の状態を示す斜視図 本考案の状態を示す斜視図 本考案の状態を示す斜視図 本考案の実施状態を示す斜視図 本考案の状態を示す斜視図 アクリル入れ歯の実施状態を示す斜視図 スルファン入れ歯の実施状態を示す斜視図 スルファン入れ歯の基底面を示す斜視図 フラスコの使用実施状態を示す写真図 本考案の石膏実施状態を示す斜視図 本考案の割り出し状態を示す写真図 本考案の完成実施状態を示す写真図
符号の説明
1 人口歯本体
2 基底面
3 サンドブラスター
4 プライマー
5 即時重合レジン
6 レジン重着
7 即時重合連結部本体
8 弓形凹部
9 連結凸部
10 連結支持部
11 レジン空同部
12 レジン床
13 人口歯引掛部
14 アクリル入れ歯
15 レジン
16 スルフォン入れ歯
17 維持孔
18 スルフォンレジン
19 維持孔溝
20 スルフォン入れ歯基底面
21 フラスコ
22 一次埋没
23 二次埋没
24 ロウ義歯模型
25 湯道入口
26 湯道出口
27 一次石膏
28 二次石膏
29 ロウ型床
30 割り出し入れ歯
31 完成入れ歯

Claims (1)

  1. スルフォン入れ歯の型を作る「脱ロウ」工程後、人工歯本体に設けてある基底面にエアーをかけて、十分に乾燥させ、ロカテック(ダイヤボンド型の砂が入った器具)の砂をサンドブラスタ−器具を用いて砂をぶっつけて人工歯本体に設けてある基底面の接着面にあたる表面を細かなキズをつけるように設け、サンドブラスタ−効果を発揮した表面にプライマー(シラン化合物とエタノールを配合している接着性プライマー処理剤)を塗布するようにプライマー処理剤を施す用に設け、プライマーを施した面に即時重合レジンを多層に塗布するように設け、多層に塗布した即時重合レジンを、次にレジン重着するように形を整えるように設け、レジン重着した即時重合レジン面を圧延した弓形凹部と連結凸部の形状に外装した即時重合連結部本体を設け、即時重合連結部本体を備えた人工歯本体複数を歯形のU字状に配置し、即時重合連結部本体の連結凸部面に即時重合レジン(樹脂接着)を塗布し連結支持部を設け、各人工歯本体を連結するように設け、各人口歯をU字状に連続につなぐように連結配置して義歯模型の入れ歯形状にしたことを特徴とする人工歯の基底面と床を重着接合する構造方式の義歯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018159507A1 (ja) 2017-02-28 2018-09-07 三井化学株式会社 義歯床及びその製造方法、人工歯及びその製造方法並びに有床義歯及びその製造方法

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