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JP2008271644A - 発電装置付車輪用軸受 - Google Patents

発電装置付車輪用軸受 Download PDF

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JP2008271644A
JP2008271644A JP2007108144A JP2007108144A JP2008271644A JP 2008271644 A JP2008271644 A JP 2008271644A JP 2007108144 A JP2007108144 A JP 2007108144A JP 2007108144 A JP2007108144 A JP 2007108144A JP 2008271644 A JP2008271644 A JP 2008271644A
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亨 高橋
Hiroshi Isobe
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Abstract

【課題】 車両にコンパクトに発電装置を設置でき、かつ発電量が十分に確保でき、またタイヤやホイール側への配線および車輪用軸受のホイールへの組立てが容易に行えて、組立性が良く、量産性に優れた発電装置付車輪用軸受を提供する。
【解決手段】 固定輪である外方部材1と回転輪である内方部材2との間に複列の転動体5を介在させる。外方部材1と内方部材2の間に発電装置21を設ける。この発電装置21に配線27を介して接続されたコネクタ32を設ける。コネクタ32は、回転輪である内方部材2に取付けられ、または内方部材2から配線27で引き出される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、回転側へ電力を供給する発電装置を備えた発電装置付車輪用軸受に関するものである。
近年、自動車の安定性向上のために、タイヤに異常が発生した時にその異常を検出し、必要に応じてドライバに警報を発するタイヤ異常検出装置の開発が盛んに行われている。例えば、タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置(特許文献1)やタイヤの温度や摩耗量に基づいてタイヤの異常を検出するタイヤ異常検出装置などが挙げられる。また、タイヤ接地力を検出する手段においても、回転側に荷重センサを設ける構造が提案されている(特許文献4)。このように、回転側へセンサを設置する場合には、センサや送信機を駆動するための電力を回転側へ供給する必要がある。
このような要望に応えるものとして、タイヤ内部に空気圧変動により形状変形を生じて発電を行う発電板を有するものが提案されている(例えば、特許文献1)。また、タイヤの回転側に電磁コイル、非回転側に磁界発生手段を設けたタイヤ電源供給装置が提案されている(例えば、特許文献2)。また、車輪用軸受に発電装置を組み込んだ車輪用軸受装置が提案されている(特許文献3)。その他、スリップリングや無線給電などの方法で回転側へ電力を供給する手段が挙げられる。
特開2006−329772号 特開2006−232195号 特開2002−055113号 特開2003−246201号
特許文献1のタイヤの空気圧変動による発電板の形状変形により発電を行うものでは、発電量が少なく、発電量を増やすには複数の発電板を設ける必要がある。そのため、組立性やコストの面で問題がある。例えば、複数の発電板を設けても、複数のセンサに電力を供給することは難しい。
特許文献2の構成では、軸受の外側に発電装置を設けており、全体が大きくなることでバネ下荷重が増加する。また、組立て性や発電装置のシール性が良いとも言えない。さらに、ホイールへの取付時に配線が邪魔になるという問題がある。
特許文献3の構成では、車輪用軸受で発電しているが、回転側への電力供給として利用されていない。
その他、無線給電では、送信側と受信側の位置関係が重要となり、設計の自由度が狭くなるという問題がある。また、スリップリングを利用した場合、摩耗や配線の取り回しが問題となる。
この発明の目的は、車両にコンパクトに発電装置を設置でき、かつ発電量が十分に確保でき、またタイヤやホイール側への配線および車輪用軸受のホイールへの組立てが容易に行えて、組立性が良く、量産性に優れた発電装置付車輪用軸受を提供することである。
この発明の発電装置付車輪用軸受は、複列の転走面が形成された固定輪と、この固定輪の転走面と対向する転走面を形成した回転輪と、対向する転走面間に介在した複列の転動体と、前記固定輪と前記回転輪間の端部を密封する密封装置とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受において、前記固定輪に設けられた磁石を含むステータ、および前記回転輪に設けられたコイルを含むロータから構成される発電装置と、この発電装置に配線を介して接続されて前記回転輪に取付けられまたは前記回転輪から引き出されたコネクタとを有することを特徴とする。
この構成によると、発電装置を車輪用軸受に設けたため、車両にコンパクトに発電装置を設置できる。また、コネクタを設けているため、タイヤやホイール側への配線および車輪用軸受のホイールへの組立てが容易になる。このため、組立性が良く、量産性に優れたものとなり、コスト低減が図れる。コネクタから供給した電力は、タイヤ異常検出用等の種々のセンサの電源として利用できる。発電装置は、固定輪に設けられた磁石を含むステータ、および回転輪に設けられたコイルを含むロータから構成されるため、発電量が十分に確保できる。この場合に、通常走行時の車軸の回転数は速いため、発電量が大きく、複数のセンサへ電力を供給することもできる。なお、回転輪に蓄電器を設け、この蓄電器に発電電力を充電しても良い。
この発明において、前記回転輪が、前記配線を軸受外へ引き出す配線孔および配線溝のいずれか一方または両方を有するものとしても良い。
回転輪に配線孔や配線溝を設けることにより、配線を外部へ引き出すことが容易となり、また等速ジョイントの組み付け時などに、配線の断線を防止することができる。
前記配線孔または前記配線溝は、一部をモールドしても良い。配線孔や配線溝の一部をモールドすることにより、車輪用軸受の内部へ水などの異物が浸入することを防ぐことができる。
前記発電装置は、複列の転走面の間に配置しても良い。また、前記発電装置は、前記回転輪に設けられたフランジと前記固定輪の端部との間に設けても良い。
発電装置を、複列の転走面の間、または回転輪のフランジと固定輪の端部との間に設けることにより、全体をコンパクトに構成でき、砂よけ等のシール構造を軸受のシールと共有することが可能になる。
前記発電装置のロータは、コイルを保護するための隔壁を有するものとしても良い。この隔壁は、例えば、樹脂製等のカバーであっても良い。発電装置のロータに隔壁を設けることにより、コイルを保護することができる。また、発電装置のロータの周辺にグリースがある状況では、グリースによるコイルの絶縁皮膜の劣化を防ぐことが可能になる。
この発明において、前記コネクタは回転輪に固定しても良い。コネクタを回転輪の一部に固定すれば、ホイールなどの組立時に配線が邪魔にならず、タイヤ側への配線も容易に行える。
この発明において、前記コネクタは前記回転輪の内径部から引き出しても良い。また、前記コネクタは、前記回転輪に設けられたフランジから引き出しても良い。コネクタを回転輪の内径部または回転輪フランジから引き出すことにより、タイヤやホイール側への電力供給が容易となる。
この発明の発電装置付車輪用軸受は、車輪用軸受に発電装置およびコネクタを設けたため、回転側へ電力を供給することができ、この供給した電力は、タイヤ異常検出装置などの電源として利用できる。また、車輪用軸受に発電装置を組み込んでいるため、車両にコンパクトに発電装置を設置できる。しかも、タイヤ側への配線がコネクタにより容易に行うことができるため、組立性がよく量産性に優れたものとなり、コスト低減が図れる。
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。図1は図2のI−O−I′線に沿う断面図である。この実施形態は、第3世代型の内輪回転タイプで、駆動輪支持用の車輪用軸受に適用したものである。なお、この明細書において、車両に取付けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
この電力伝送装置付車輪用軸受における軸受は、図1に断面図で示すように、内周に複列の転走面3を形成した外方部材1と、これら各転走面3に対向する転走面4を形成した内方部材2と、これら外方部材1および内方部材2の転走面3,4間に介在した複列の転動体5とで構成される。この車輪用軸受は、複列のアンギュラ玉軸受型とされていて、転動体5はボールからなり、各列毎に保持器6で保持されている。上記転走面3,4は断面円弧状であり、各転走面3,4は接触角が背面合わせとなるように形成されている。外方部材1と内方部材2との間の軸受空間の両端は、密封装置となるシール7,8によってそれぞれ密封されている。
外方部材1は固定輪であり、車体の懸架装置(図示せず)におけるナックルに取付ける車体取付用のフランジ1aを外周に有し、全体が一体の部品とされている。フランジ1aには、周方向の複数箇所に車体取付用のボルト孔14が設けられている。
内方部材2は回転輪であって、車輪取付用のハブフランジ9aを有するハブ輪9と、このハブ輪9の軸部9bのインボード側端の外周に嵌合した内輪10とでなる。これらハブ輪9および内輪10に、前記各列の転走面4が形成されている。ハブ輪9のインボード側端の外周には段差を持って小径となる内輪嵌合面12が設けられ、この内輪嵌合面12に内輪10が嵌合している。ハブ輪9の中心には貫通孔11が設けられている。ハブフランジ9aには、周方向複数箇所にハブボルトの圧入孔16が設けられている。ハブ輪9のハブフランジ9aの根元部付近には、車輪および制動部品(図示せず)を案内する円筒状のパイロット部13がアウトボード側に突出している。
この車輪用軸受において、固定輪である外方部材1と回転輪である内方部材2の間に、発電装置21が設けられている。発電装置21は、複列の転走面3,3(4,4)間に配置されている。
発電装置21はコイルを含むリング状のロータ25と、磁石を含むリング状のステータ23から構成される。ステータ23は、この実施形態では、取付用のリングおよびその内径面に設けられた磁石からなる。発電装置21の具体例は、後に図10および図11と共に各例を説明する。ロータ25は回転輪である内方部材2の外径面に、ステータ23は固定輪である外方部材1の内径面に、それぞれ圧入もしくは接着などの方法で固定されている。これらロータ25およびステータ23は、ラジアル方向に対向するように位置決めされる。なお、固定輪である外方部材1や、回転輪である内方部材2に、ステータ23やロータ25を軸方向に対して位置決めする段差や突部(図示せず)などを設けても良い。
回転輪である内方部材2のハブ輪9には、ロータ25のコイルに接続された配線27を通す配線孔29が外径面から内径面に貫通して設けられ、内径面の円周方向の一部に、上記配線27を軸方向に沿って内部に這わす配線溝30が設けられている。コイルを有するロータ25を組付ける場合、配線27を予め配線孔29を通した状態で、軸方向から外方部材1の内径面に嵌合すれば良い。
配線27の先端には、タイヤやホイールに設置されるセンサ(図示せず)に電力を送るためのコネクタ32を接続している。コネクタ32は、内方部材2におけるハブ輪9の、パイロット部13よりも内径部でアウトボード側端面に固定されている。
コネクタ32は、一対のコネクタを互いに差し込み接続する差し込み接続型のコネクタ対における片方のものであり、例えばソケット型とされる。図3は、ハブ輪9に固定したコネクタ32と、このコネクタ32に接続されるタイヤ側の配線34のコネクタ33の一例を、概略図で示す。
上記構成によると、発電装置21を車輪用軸受に設けたため、車両にコンパクトに発電装置を設置できる。また、車輪用軸受の回転側にコネクタ32を設け、コネクタ32を介してタイヤやホイールに電力を供給するようにしたため、車輪用軸受をタイヤへ設置する際に、配線が邪魔にならず、車輪用軸受を設置する前でもタイヤ内での配線を行うことが可能になる。配線27は、配線溝30に固定しておくと良い。そうすれば、等速ジョイントを組み込む際にも、配線27が邪魔にならず、断線することなく組み込むことが可能となる。また、配線孔29や配線溝30の一部をモールドしておけば、内部へ水などが浸入することを防止できる。また、ロータ25のコイルには、隔壁となる樹脂等のカバー(図示せず)で覆うと、コイルを保護することが出来る。
図12は、図1の実施形態と同様な構成の発電装置付車輪用軸受をナックル60に固定した組立図を示す。なお、同図の車輪用軸受は、内方部材2の内輪10をハブ輪9の端部の加締部9bで加締固定している点で図1の実施形態と異なるが、その他の構成は同じである。
この発電装置付車輪用軸受は、その固定輪である外方部材1をナックル60にボルト61で連結している。内方部材2には、等速ジョイント62の外輪63のステム部63aを挿通し、ステム部63aの基端周辺の段面と先端のナット64との間で内方部材2を挟み込むことで、車輪用軸受と等速ジョイント62とを連結している。車輪用軸受の回転輪である内方部材2には、そのハブフランジ9aにブレーキロータ40とホイール50とを重ね、ハブボルト15で固定する。ホイール50にはタイヤ50aが取付けられている。
この例は、タイヤ50aへ電力を供給する場合の一例である。タイヤ50aには、空気圧の検出用やタイヤ異常検出用等のセンサ(図示せず)が設けられ、これらのセンサに電力を供給する。この例のように、回転輪を構成するハブ輪9の先端からコネクタ32を出した場合、ホイール50のアウトボード側の側面を伝ってタイヤ50aへ電力を供給することができる。この場合、ホイールカバー(図示せず)を設ければ、配線27を保護することができる。なお、ハブフランジ9aからコネクタ32を出すようにすれば、ブレーキロータ40の一部に配線孔を設けて、タイヤ50aへ配線することが可能である。
図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、発電装置21は回転輪を構成するハブ9のハブフランジ9aの基端と、固定輪である外方部材1のアウトボード側端の内径面の間に配置されている。ロータ25のコイルの配線27に連結されるコネクタ32は、ハブ輪9に固定せず、外にぶら下げた状態にしている。それ以外は図1の実施形態と同じである。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、従動輪用の車輪用軸受に適用した例である。従動輪用の車輪用軸受は等速ジョイントと連結する必要がないため、回転輪となる内方部材2を構成するハブ輪9は、中心部に貫通孔を有しない形状とされている。内輪10はハブ輪9に対して、ハブ輪9の加締部9cで固定されている。この車輪用軸受において、アウトボード側の転走面3,4とアウトボード側のシール7との間に発電装置21を配置している。この実施形態ではコネクタ32をハブ輪9の先端に固定していないが、固定しても構わない。それ以外の構成は、図1の実施形態と同様である。
図6(A)は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、発電装置21は、回転輪を構成するハブ9のハブフランジ9aの基端と、固定輪となる外方部材1のアウトボード側端の内径面との間に配置されている。ロータ25の外径面と外方部材1の内径面との間に密封装置となる接触式のシール7Bを設けている。ハブフランジ9aの円周方向の一部には、コイルの配線27を這わす配線溝36が設けられており、ハブフランジ9aの外径面から、配線27に連結されたコネクタ32を外に出している。
この配線27のハブフランジ9aから外に出された部分は、例えば同図(B)のように、ブレーキロータ40の一部に配線孔41を設けて外径側へ引き出しても良い。それ以外の構成は、図4と共に前述した実施形態と同じである。
図7はこの発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、回転輪を構成するハブ9のハブフランジ9aの一部に配線溝36を設け、ハブフランジ9aのアウトボード側の側面にコネクタ32を固定している。それ以外の構成は図4の実施形態と同じである。
図8は、この発明のさらに他の実施形態を示す。図8(B)はアウトボード側から見たホイール50の内径部の図を示す。この実施形態では、回転輪を構成するハブフランジ9aの一部に配線孔42を設け、ハブフランジ9aのインボード側の側面にコネクタ32を固定している。ハブフランジ9aに重ねて取付けられるホイール50やブレーキロータ40の内径面には切欠51を設け、この切欠51内にコネクタ32が収まるように配置する。これにより、ブレーキロータ40やホイール50の設置後でも容易に配線することができる。それ以外の構成は、図6の実施形態と同じである。
図9は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、発電装置21がコアレスのアキシアルギャップ型発電装置とされ、複列の転走面間に配置されている。磁石を有する一対のステータ23A,23Bの間に、コイルを有するロータ25が配置されている。それ以外は図1に示した実施形態と同じである。
図10は、上記各実施形態に用いられる発電装置21の一例を示す。この発電装置21は、ラジアルギャップ型のクローポール発電装置である。ステータ23は、取付用のリング23aおよびその内径面に設けられた磁石22からなる。磁石22は、円周方向に磁極N,Sが交互に並んで設けられた多極磁石とされている。ロータ25は、ステータ23と同心のリング中心をOを持つリング状のヨーク25aと、このヨーク25a内に収められたコイル24とでなる。ヨーク25aは、軸方向に対面するリング状の2つのヨーク構成部材25aa,25abを内径部で組み合わせたものであり、両ヨーク構成部材25aa,25abに、互いに隙間を介して噛み合う複数の爪部a,bが設けられたクローポール型とされている。クローポール発電装置は、小型で発電効率が良いという利点がある。
図11は、上記各実施形態の発電装置21に用いられるラジアルギャップ型発電装置の他の例を示す。ステータ23は、円周方向に磁極N,Sが交互に並んで設けられたリング状の多極磁石である。ロータ25は、ヨーク25bの外周部に円周方向に並んで外径側へ突出して設けられた各突部25baに、コイル24を構成する個別のコイル24aが巻回されている。ロータ25の側面および外径面にはコイル24を保護するための合成樹脂等の非磁性体で作られた薄い隔壁を72を設けている。個別コイル24a間の隙間には、モールド樹脂71による樹脂モールドなどで埋めてある。なお、アキシアルギャップ型発電装置のロータについても、上記と同様の構成にすることが可能である。
なお、上記各実施形態は、外方部材1を固定輪としたが、この発明は内方部材が固定輪で外方部材が回転輪となる車輪用軸受にも適用することができる。
この発明の第1の実施形態にかかる発電装置付車輪用軸受の断面図である。 同発電装置付車輪用軸受をインボード側から見た側面図である。 コネクタの一例を示す概略図である。 この発明の他の実施形態を示す断面図である。 この発明のさらに他の実施形態を示す断面図である。 (A)はこの発明のさらに他の実施形態を示す断面図、(B)はその変形例の部分断面図である。 この発明のさらに他の実施形態を示す断面図である。 (A),(B)は、それぞれこの発明のさらに他の実施形態を示す断面図、およびそのホイールの内径部を示す正面図である。 この発明のさらに他の実施形態を示す断面図である。 (A)は上記各実施形態に用いられるクローポール型発電装置の部分断面図、(B)はそのステータを外径側から見た部分展開図である。 (A)は上記各実施形態に用いられる他のラジアルギャップ型発電装置の部分正面図、(B)はその部分側面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る発電装置付車輪用軸受をナックルに取付け、ホイールを組付けた状態を示す組立図である。
符号の説明
1…外方部材(固定輪)
2…内方部材(回転輪)
3,4…転走面
5…転動体
7,8…シール(密封装置)
21…発電装置
22…磁石
23…ステータ
24…コイル
25…ロータ
27…配線
29…配線孔
30…配線溝
32…コネクタ
40…ブレーキロータ
50…ホイール
50a…タイヤ
72…隔壁

Claims (9)

  1. 複列の転走面が形成された固定輪と、この固定輪の転走面と対向する転走面を形成した回転輪と、対向する転走面間に介在した複列の転動体と、前記固定輪と前記回転輪間の端部を密封する密封装置とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受において、
    前記固定輪に設けられた磁石を含むステータ、および前記回転輪に設けられたコイルを含むロータから構成される発電装置と、この発電装置に配線を介して接続されて前記回転輪に取付けられまたは前記回転輪から引き出されたコネクタとを有することを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  2. 請求項1において、前記回転輪が、前記配線を軸受外へ引き出す配線孔および配線溝のいずれか一方または両方を有することを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  3. 請求項2において、前記配線孔または前記配線溝の一部をモールドしたことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記発電装置は、複列の転走面の間に設けたことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記発電装置は、前記回転輪に設けられたフランジと前記固定輪の端部との間に設けたことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記発電装置のロータは、コイルを保護するための隔壁を有することを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記コネクタは回転輪に固定したことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、前記コネクタは前記回転輪の内径部から引き出したことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、前記コネクタは、前記回転輪に設けられたフランジから引き出したことを特徴とする発電装置付車輪用軸受。
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