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JP2008127313A - Egfを配合してなる化粧料および毛髪料 - Google Patents

Egfを配合してなる化粧料および毛髪料 Download PDF

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JP2008127313A
JP2008127313A JP2006312745A JP2006312745A JP2008127313A JP 2008127313 A JP2008127313 A JP 2008127313A JP 2006312745 A JP2006312745 A JP 2006312745A JP 2006312745 A JP2006312745 A JP 2006312745A JP 2008127313 A JP2008127313 A JP 2008127313A
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cosmetic
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Yukio Mitsui
幸雄 三井
Katsumi Imada
勝美 今田
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JAPAN NATURAL LABORATORY CO Ltd
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JAPAN NATURAL LABORATORY CO Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、EGF関連物質の分解を防止し、EGF関連物質の皮膚浸透性の向上を図った、美肌化粧料及び頭髪化粧料を提供する。
【解決手段】 上皮細胞成長因子関連物質(以下、EGF関連物質と云う)にプロテアーゼインヒビターを配合してなることを特徴とする、美肌化粧料および頭髪化粧料による。また、前記プロテアーゼインヒビターは、酒粕エキス(海洋深層水由来のものも含む)である。
【選択図】なし

Description

本発明は、EGF関連物質を配合してなる美肌化粧料および頭髪化粧料に関するもので、殊にEGF関連物質にプロテアーゼインヒビターを配合し、EGF関連物質を安定化し且つEGF関連物質の皮膚浸透性を向上した美肌化粧料および頭髪化粧料に関するものである。
近年、美容についての関心は老若男女を問わず極めて高いものがあり、殊に顔・美肌に対しては化粧料の作用をいかに高めるか、顔や肌に対する安全をいかに図るかの追求がなされてきた。また、頭髪に関しても、幅広い層に関心が高く、特に一定の年齢を経た男性については、悩みの種であり、効果的な成分の出現が待たれていた。
このような観点から、これまでの美肌化粧料および頭髪化粧料を根本から見直す、画期的な成分の開発が試みられている。
云うまでもなく、本来人の肌はデリケートなものであり、人によっては化粧料の種類により、かぶれや痒みなどを生じたり、場合によっては顔や肌に対して大きなダメージを与えることとなる。
また、有効的な成分であっても、その成分の安定化に欠ける場合には、その成分の作用効果を活かすことが出来なかった。
なおまた、有効的な成分であっても、その成分が皮膚へ有効的に浸透することに欠ける場合には、その成分の作用効果を活かすことが出来なかった。
ヒト上皮細胞再生因子(正式名称:上皮細胞増殖因子または表皮成長因子)の英語名は epidermal growth factor (EGF)であり、人間および哺乳動物の体内に存在する。
アメリカのコーエン博士は1962年、初めて上皮細胞再生因子を発見し、1985年にノーベル生理学賞を受賞している。博士は、マウスの顎下腺抽出物から一種の新しいタンパク質(mEGF)を単独分離することに成功し、その物質が新生マウスの眼を開かせたり、歯の出現を促進するキーを握っていることを突き止めた。さらに、m EGFは皮膚細胞の増殖を促進するはたらきをもつことが明らかになった。
EGFの基本的な特性は、53個のアミノ酸からなるポリペプチドであり、分子量は約6000である。博士らは、ヒト上皮細胞再生因子とマウス上皮細胞再生因子(m EGF)のアミノ酸は70%が共通であると発表した。
EGFは人間が本来持っている細胞を再生させる因子であり、皮膚の表面にある細胞に働きかけて、新しい細胞の新生を促進する。また、EGFは、コラーゲンの蓄積を促す。医療の分野では、火傷による皮膚移植や、角膜切開による傷の回復促進などの目的に、使用されてきた実績がある。人間は年齢を重ねるにしたがって、EGFの分泌量が減少していく(Life Sciences vol. 31, 679-683, 1982)。これが肌の老化現象の原因となる。
EGFを肌に補給することにより、みずみずしい皮膚細胞の新生を促すことができる。つまり老化現象を逆行させることができるといえる。しかし高純度のEGFは、初期の国際マーケットでは非常に高価で、コスト削減のため十数年の歳月を要した。遺伝子工学の発展に伴い、大量に生産されるようになり、スキンケアの分野での利用が可能となった。皮膚表面にあるEGF受容体(細胞膜を貫通する糖タンパク質)は、EGFが細胞表面で飽和状態となると、余分なEGFを受け入れることができなくなるという調節機能を持っている。したがって大量に皮膚に投与しても、不必要に作用することがない。皮膚の老化防止を目的とした化粧品の成分として、安全なものといえる。EGFを配合した化粧品は、細胞の組織を活性化してシミをなくし、色素の沈着を予防し、皮膚の弾性を高めるなどの効果が期待できるため、今後大いに注目されるものとなろう。
また、EGFは広範な生物学的反応を備えており、体内外の上皮や上皮組織の成長を促進する作用がある。EGFは潰瘍を予防したり、角膜の傷の回復や皮膚の損傷の修復などを促進する。この特性を利用して、アメリカやキューバでは、皮膚の損傷に遺伝子組換えによってつくったEGFの軟膏を使っている。またEGFは皮膚の上皮細胞の新陳代謝を促進し、消炎、鎮静作用があり、細胞の組織を活性化してシミをなくし、色素の沈着を予防し、皮膚の弾性を高めるなどの効果が期待できるため、皮膚の老化防止や若返りなどの目的で、化粧品用途にも益々の使用が期待される。
特許文献1には、EGFを有効成分とする安定した組成物に関するものであり、生物学的活性のあるEGFを有効成分とし、カルボキシビニルポリマーを基剤として含む安定した外用剤組成物並びに天然資源から分離するかまたはDNA組換技術を用いて製造した、生物学的活性のあるEGFを有効成分とし、カルボキシビニルポリマーを基剤として含む安定した外用剤組成物が開示されている。
また、特許文献2には、EGFが新生細胞の成長を平均284%促進していることの確認が示されており、臨床試験においても、EGFを60日間使用した後の細胞は、細胞量を大幅に増加させることが実証されている。
また、特許文献3には、ラクトフェリン類、ラクトフェリン類の加水分解物、またはこれらの混合物と上皮細胞成長因子とを含有する創傷治癒剤、化粧料および養毛剤が開示されている。
また、特許文献4には、レチノールおよび表皮成長因子(EGF)を含有する化粧料組成物が開示されており、EGFによるレチノールの皮膚保護効果を向上させることが開示されている。
特許第3761816号公報 米国特許第5618544号公報 特開平5ー352423号公報 特開2000ー365977号公報
本発明が解決しようとする課題は、使用する化粧料成分を特定することにより、より効果的な美容作用を図り、またその成分の安定化を図るものである。
殊に、EGFが皮膚のプロテアーゼによって分解され失活してしまうことに対する改善を目指すものである。表皮・皮膚上のプロテアーゼについては、皮膚常在菌からの産生、創傷部位からの産生、紫外線・洗剤などによる産生(エラスターゼ等)、皮膚自体からの産生、などが見られる。
また、EGFが有する大きな分子量のため、皮膚への吸収を妨げることに対する改善を目指すものである。
上記目的は、本発明によれば、EGF関連物質にプロテアーゼインヒビターを配合してなることを特徴とする美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、EGF関連物質にプロテアーゼインヒビターを配合してなるので、EGF関連物質の分解が防止され、美肌化粧料および頭髪化粧料の基剤成分の安定が図れる。
また、本発明によれば、前記EGF関連物質は、EGF、血管内皮細胞成長因子(VEGF)、形質転換促進因子(TGF−α)、繊維芽細胞成長因子(FGF)と称するこれらの中から1種以上を配合することを特徴とする請求項1に記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、EGF関連物質を特定し、プロテアーゼインヒビターを配合してなるので、EGF関連物質の分解が防止され、美肌化粧料および頭髪化粧料の基剤成分の安定が図れる。
また、本発明によれば、前記EGF関連物質は、リポソーム化、ナノカプセル化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、EGF関連物質をリポソーム化、ナノカプセル化したので、EGF関連物質の安定が図られると共に、EGF関連物質の肌への浸透力が向上し、更にプロテアーゼによる分解からEGF関連物質を守ることができる。また、酒粕 エキスによる成分安定性とのシナジー効果も図ることができる。
また、本発明によれば、前記EGF関連物質にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の内、1種以上の成分を配合してなることを特徴と
する請求項1〜3に記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、EGF関連物質に、所謂肌の3大成分と云われている、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を配合したので、これらの成分の作用を活かした美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記EGF関連物質に尿素を配合してなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、前記EGF関連物質に尿素を配合したので、尿素によるEGF関連物質の皮膚浸透性の向上がみられ(皮膚タンパクの水素結合切断による変性、EGF関連物質の構造上の水素結合切断による皮膚への浸透力アップ)、EGF関連物質が有する有効的な作用を更に活かし、シナジー効果のある美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記プロテアーゼインヒビターは、酒粕エキス(海洋深層水由来のものも含む)であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、プロテアーゼインヒビターとして酒粕エキス(海洋深層水由来のものも含む)を配合してなるので、EGF関連物質の分解が防止され、酒粕エキスが有する有効的な作用を活かした美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記EGFの含有量が製剤の総量に対して、濃度が0.0001〜10mg/ Lであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の美肌化粧料により達成される。
本発明においては、製剤の総量に対して前記EGFの含有量を特定したので、EGFが有する有効的な作用を活かした美肌化粧料が得られる。
なお、好適には、前記EGFの含有量が製剤の総量に対して、濃度が0.001 ないし1mg/L である。
また、本発明によれば、前記EGFの含有量が製剤の総量に対して、濃度が0.0001ないし0.01mg/Lであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、製剤の総量に対して前記EGFの含有量を特定したので、EGFが有する有効的な作用を活かした頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記EGFにプラセンタエキス、パントテン酸およびその誘導体、ビタミンC およびその誘導体のうち1 種以上を配合してなることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により、達成される。
本発明においては、前記EGFにプラセンタエキスなどの更なる有効成分を配合したので、EGFが有する有効的な作用を更に活かし、シナジー効果のある美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記EGFに酒粕エキスを配合し、さらに、ビタミンC およびその誘導体、ビタミンE 類、パントテン酸およびその誘導体の内の1種以上を加えてなることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、前記EGFに酒粕エキスなどの更なる有効成分を配合したので、EGFが有する有効的な作用を更に活かし、シナジー効果のある美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
また、本発明によれば、前記EGFに酒粕エキスを配合し、さらに、少なくとも精製水、濃グリセリン、1,3ーブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1, 2−ペンタンジオール、トリメチルグリシン、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、アラントイン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ベヘニルアルコール、スクワラン、マカデミアナッツ油、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、エタノール、水酸化カリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、尿素、フェノキシエタノールの内1種以上を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料により達成される。
本発明においては、前記EGFに尿素などの更なる有効成分を配合したので、尿素によるEGFの皮膚浸透性の向上がみられ(皮膚タンパクの水素結合切断による変性、EGFの構造上の水素結合切断による皮膚への浸透力アップ)、EGFが有する有効的な作用を更に活かし、シナジー効果のある美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
本発明においては、プロテアーゼインヒビターとして酒粕エキス(海洋深層水由来のものも含む)を配合してなるので、EGFの分解が防止され、酒粕エキスが有する有効的な作用を活かした美肌化粧料および頭髪化粧料が得られ、更には保湿・しわのばし・育毛効果も見られる。
本発明においては、前記EGFに尿素などの更なる有効成分を配合したので、尿素によるEGFの皮膚浸透性の向上がみられ(皮膚タンパクの水素結合切断による変性、EGFの構造上の水素結合切断による皮膚への浸透力アップ)、EGFが有する有効的な作用を更に活かし、シナジー効果のある美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
本発明においては、EGF関連物質をリポソーム化、ナノカプセル化したので、EGF関連物質の安定が図られると共に、EGF関連物質の肌への浸透力が向上し、プロテアーゼによる分解からEGF関連物質を守ることができる。また、酒粕エキスによる成分安定性とのシナジー効果が図れる。
本発明においては、EGF関連物質に、所謂肌の3大成分と云 われている、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を配合したので、これらの成分の作用を活かした美肌化粧料および頭髪化粧料が得られる。
殊に、EGF関連物質の繊維芽細胞増殖により、肌のはりや肌の弾力の向上が図られ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の作用と相俟って、美肌化粧料、頭髪化粧料として、より良好な効果が得られる。
なお、VEGF、TGF−α、FGFなどのEGF関連物質もEGFと同様に高分子ペプチドであるので、酒粕エキスによる成分安定化並びに尿素による浸透性の向上の効果も同様である。
なお以下に、更に美肌化粧料としての効果について述べる。 EGFは細胞成長因子の1つで、人間の体内に存在している物質である。EGFの作用によって、分裂・増加を促進する。EGFによって、一旦DNA 合成が始まると、EGFが存在しなくても、合成に支障を来たさない。したがって、時々EGFが含まれている美容クリームを使用するだけでも、定期的に皮膚にEGFを与えている事になるので、DNA の合成と上皮細胞の代謝、また皮膚のみずみずしさを保つ効果が上がる。つまり、hEGFは細胞内部の調節、皮膚組織細胞の栄養補給、物質の転化、物質の合成と代謝を促すので、細胞の更新がすばやくなり、いつまでも若々しい皮膚と皮膚の弾力性を保つ事ができる。さらに、しみ、ソバカスも、EGFの新陳代謝・活性化作用により淡くなる。EGFを基礎化粧品の中に展開させて、その効果を最大限に利用し、皮膚の新陳代謝を高め、美容に役立てる事が有効である。
EGFとヒアルロン酸を併用すると、さらに効果があがる。なぜならEGFの主な効果は、RNA ・DNA と蛋白質の合成を促進する事である。ヒアルロン酸のすぐれた吸湿性、保水性によって、細胞間と細胞内が同一水準の環境を維持する事ができる。このように、細胞内および組織内の各種類の栄養物及び無機塩濃度のバランスと自由移動がとれて、合成時に必要な養分が順調に細胞内に入り、細胞合成の為に最適な条件が提供される。したがって、合成の過程が順調に進む事が保証される。
なお以下に、更に頭髪化粧料としての効果について述べる。 EGFが本来の機能を果たすためには、EGFの受容体の働きが不可欠である。このEGF受容体はEGFと同様に高分子ペプチドである。このEGF受容体が表皮基底層および外毛根鞘で機能しないマウスの皮膚状態を観察したところ、生後 1週間は、短く波打った被毛と曲がったひげを持っていたが、しだいに被毛がまばらになり、毛が萎縮していき、ついにはほとんどのマウスでひどい脱毛がみられた。毛周期の退行期への移行が阻害されたために、毛包の発達形態が異常になっていた。最終的には、毛包の細胞死と消滅を引き起こし、肌の炎症による浸潤を伴うことが報告されている(The EMBO Journal vol. 14, No. 21, 5216-5223, 1995.)。したがって、EGFおよびEGF受容体は、肌の成長に不可欠なだけでなく、毛の成長にも関与するため、頭髪化粧料にEGFを配合することにより、育毛効果が期待できる。また、本願発明においては、EGFにプロテアーゼ阻害活性を有する酒粕エキスを配合してなるので、高分子ペプチドであるEGFだけでなくEGF受容体をもプロテアーゼによる分解を防ぐことができる。したがってより有効にEGFをはたらかせることができる。
以下、この発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
以下に、本発明において使用される尿素の薬理作用を示す。
尿素の薬理作用としては、皮膚科領域で重視されており、角質溶解作用、角質内水分保持作用及び皮膚透過性の亢進作用があり、何れも尿素のタンパク変性作用に基づく作用であると考えられている。
尿素は、典型的なタンパク変性剤として知られており、生化学実験においてケラチン分散剤として6〜8mol/L 濃度で用いられている。
また、尿素がタンパク分子内の水素結合を切って立体配座を変化させ、その変化の程度によりタンパク質の高次構造が壊れ、吸収性の向上が考えられ、或いは又膨潤状態になると考えられている。
本発明においては、この尿素の作用を高分子ペプチドであるEGFに利用しているものである。
以下に、EGFの作用と生物学的反応を示す。
EGFは多機能の細胞再生因子で、細胞膜のEGF受容体と結合し、新しい細胞の生産を促進する。EGFの受容体は一種の糖タンパクで、細胞膜の表面に存在する。本願発明のプロテアーゼインヒビターである酒粕エキスは、この受容体のプロテアーゼによる分解をも阻止できる。EGFと細胞膜上のEGF受容体の結合は、飽和性と高度の敏感性を備えている。つまり、EGFは微量で細胞に作用し、しかもいったんEGFと受容体が結合すれば、その他のEGF分子と細胞上のEGF受容体の結合を阻止する。同一の受容体は二つ以上のEGF分子と同時に結合することはできず、その他のEGF分子は、その細胞には余計なものとなってしまう。EGFは広範な生物学的反応を備えており、上皮や上皮組織の成長を促進する作用がある。EGFは潰瘍を予防したり、角膜の傷の回復や皮膚の損傷の修復などを促進する。この特性を利用して、アメリカやキューバでは、皮膚の損傷に遺伝子組換えによってつくったEGFの軟膏を使っている。またEGFは皮膚の上皮細胞の新陳代謝を促進し、消炎、鎮静作用があるため、皮膚の老化防止や若返りなどの目的で、化粧品用途にも益々の使用が期待される。
(実施例1) 以下により、EGFの分解が防止され、EGFの皮膚浸透性の優れた化粧水を得た。
成分名 配合量
1 精製水 適量
2 ジプロピレングリコール 6.00
3 1,2−ペンタンジオール 2.00
4 1,3−ブチレングリコール 4.00
5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.50
6 トリメチルグリシン 1.00
7 グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
8 ヒドロキシエチルセルロース 0.02
9 フェノキシエタノール 適量
10 酒粕エキス 1.00
11 プラセンタエキス 1.00
12 EGF 10ppm溶液 0.50
13 サイタイ抽出液 3.00
14 ヒアルロン酸ナトリウム 0.50
15 精製水 1.00
16 リン酸L−アスコルビル 0.10
マグネシウム(ビタミンC およびその誘導体)
100.00
・上記成分中、成分1を80℃まで加温する。成分2〜8の各成分を混合し、80℃まで加温し、成分1に加える。
・60℃まで冷却し、成分9を加え、均一にする。
・40℃まで冷却し、成分10〜16の各成分を加え、均一にする。
・35℃にて冷却を止め、静置し完成とする。
(実施例2) 以下により、EGFの分解が防止され、EGFの皮膚浸透性の優れたエッセンスを得た。
成分名 配合量
1 精製水 適量
2 1,3−ブチレングリコール 10.000
3 濃グリセリン 5.000
4 ポリオキシエチレンメチルグルコシド 3.000
5 アラントイン 0.100
6 トリメチルグリシン 2.000
7 フェノキシエタノール 適量
8 1,2−ペンタンジオール 2.000
9 アクリル酸メタクリル酸共重合体 0.120
10 キサンタンガム 0.100
11 パルミトイルペンタペプチドー3 0.100
12 精製水 3.000
13 L−アルギニン 0.200
14 メチルフェニルポリシロキサン 0.300
15 モノオレイン酸ポリオキシ 0.300
エチレンソルビタン(20E.O.)
16 エタノール 0.200
17 サイタイ抽出液 0.010
18 水溶性コラーゲン 0.030
19 酒粕エキス 1.000
20 EGF 10ppm溶液 1.000
21 プラセンタエキス 0.300
22 ヒアルロン酸ナトリウム 1.000
23 オクラエキス 0.300
24 オリーブ葉エキス 0.500
25 イワベンケイ根エキス 0.100
100.000
・上記成分中、成分1〜6を混合し80℃まで加温する。
・60℃まで冷却し、成分7〜11の各成分を加え、均一にする。
・40℃にて成分12,13を加え、均一にする。
・成分14〜16を混合、添加し均一にする。
・35℃にて冷却を止め、成分17〜25を加え、均一にする。
・静置し完成とする。
(実施例3) 以下により、EGFの分解が防止され、EGFの皮膚浸透性の優れたジェルを得た。
Figure 2008127313
・上記成分中、成分1〜3を混合し、80℃まで加温する。(A)
・成分4〜9の各成分を混合し、80℃まで加温する。(B)
・B相にA相を加え均一に乳化する。
・60℃まで攪拌冷却し、成分10〜13を加え、均一にする。
・40℃まで冷却し、成分21〜23を加え、均一にする。(D)
・35℃にて冷却を止め、成分14〜20を加え、均一にする。(C)
・静置し完成とする。
(実施例4) 以下により、EGFの分解が防止され、EGFの皮膚浸透性の優れたクリームを得た。
Figure 2008127313
・上記成分中、成分1〜7を混合し、80℃まで加温する。(A)
・成分8〜10の各成分を混合し、80℃まで加温する。(B)
・B相にA相を加え均一に乳化する。
・60℃まで攪拌冷却し、成分11,12を加え、均一にする。
・40℃まで冷却し、成分13,14を加え、均一にする。
・35℃にて冷却を止め、成分15〜19を加え、均一にする。
・静置し完成とする。
(実施例5) 以下により、EGFの分解が防止され、EGFの皮膚浸透性の優れた頭髪料を得た。
Figure 2008127313
・上記成分中、成分1〜5を攪拌混合する。(A)
・50℃まで加温し、成分6で7を溶解し、均一にする。(B)
・40℃まで冷却し、成分Bを攪拌しながらAを加えていき、均一にする。
・35℃にて冷却を止め、成分8〜13を添加し、均一にする。(C)
・攪拌を終了し、静置して完成とする。
以下に、EGFの臨床データを示す。
EGFは、新生細胞の成長を平均 284% 促進していることが確認されている。アメリカで行われた臨床試験では、EGFを60日間使用した後の細胞は、細胞量を大幅に増加させることが実証された。 50 歳以上の人々においても、新生細胞の成長が改善されていることを示している( 引用資料 : 米国特許第5618544号) 。
以下に、EGFの細胞再生 (増殖) 作用メカニズムについて述べる。
先ず、表皮の細胞の特定の受容体 ( レセプター ) と結合し、次いで細胞に情報が伝達され、タンパク合成が促進され、いくつかの特定の遺伝子の転写が促進される。更にその結果、 DNA複製及び細胞増殖が行われる。
以下に、酒粕エキスおよび海洋深層水由来酒粕エキスのプロテアーゼインヒビター活性について述べる。本発明で用いられる酒粕エキスおよび海洋深層水由来酒粕エキスは、プロテアーゼインヒビター活性の知見がある。
(Fragrance Journal 8:108-112. 2003 )このため、皮膚に存在するプロテアーゼ活性を減少させることにより、過度のEGFの失活を防ぎ、EGFをより有効にはたらかせることができる。以下に、酒粕エキス、海洋深層水由来の酒粕エキスのプロテアーゼ活性を表により示す。
プロテアーゼインヒビター活性(%)
酒粕エキス 45 ± 1.6
海洋深層水由来酒粕エキス 75 ± 4.2

測定方法:酒粕エキスおよび海洋深層水酒粕エキスのプロテアーゼインヒビター活性の測定は、トリス- リン酸緩衝液0.9mL に2%合成ペプチド溶液を1.0mL 加え、試料溶液を1.0mL 加えよく混和する。さらに37℃で1 時間インキュベートし、プロテアーゼを1.0 mL 加えさらに37℃で20分間インキュベートする。その試料溶液の405nm の吸光度を測定し、その測定値により評価した。
以下に、酒粕エキスによるEGF分解の抑制について述べる。
[測定方法]
1) 0.05mol/L トリス−塩酸緩衝液0.9mLに酒粕エキスおよび海洋深層水由来酒粕エキス0.1mLを加えてさらに、EGF溶液(10ppm)を加え(終濃度(EGF):0.1ppmおよび0.01ppm)、全量3.0mLとした。対照 は全て精製水を用いた。
2)37℃で10分間プレインキュベートする。
3)プロテアーゼ(0.1%、0.1mL)を加え、、均一に混和する。
4)37℃で20分間インキュベーションを行い、急冷し反応を停止させる。
5)得られた溶液を適宜希釈し、EGF ELISAキット(R&D Systems,Inc., USA)を用いて測定を行なった。
表4. 試料No.および反応条件
試液(mL)/サンプルNo.1 2 3 4 5 6
EGF10ppm溶液 0.033 0.033 0.033 0.0033 0.0033 0.0033 トリスーリン酸緩衝液 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9
0.1%プロテアーゼ − 0.1 0.1 − 0.1 0.1
酒粕エキス − − 0.1 − 0.1 0.1
水を加えて全量 2.1 2.0 1.9 2.1 2.0 1.9

表5. 酒粕エキスによるEGF分解抑制
結果/サンプルNo. 1 2 3 4 5 6インキュベーション前 ― +++ +++ ― ++ ++インキュベーション後 ― ― +++ ― ― ++EGF濃度(+++:非常に高い、++:高い、+:低い、―:検出せず)
[使用試験1 ](化粧品)
使用試験1 は、目元・口元の乾燥や小じわ・および皮膚のたるみ、ハリの低下といった皮膚の老化症状を呈する20才代〜50才代の女性からなる被験者30名を1群として用い、実施例1 より得られたジェル美容液又は比較例(EGF未配合品)をそれぞれ1 日2 回朝と就寝前に、ブラインドにて30日間使用させた。
使用試験の開始前と使用後3 ケ月において皮膚の状態を観察し、小じわ及びたるみに ついては「著効」,「有効」,「やや有効」,「どちらとも云えない」、ハリ及び潤いについては「向上」,「変化なし」,「低下」の各3段階にて評価し、各評価を得た被験者数にて表6 に示した。また、「有効」と判定された被験者の一例を図1に示す。さらに、被験者は人工環境室(室温25℃湿度50%)にて馴化した後、TEWAMETER により前腕内側部の経表皮蒸散水分量(TEWL)の使用前値を測定し、TEWL値により皮膚の潤いを評価した。また、小じわ及びたるみについては写真撮影により観察、または、シリコーン製の皮膚レプリカを作成し、しわの深さをスキンビジオメーターによる測定値により評価した。
ハリについてはキュートメーターによる測定値により評価した。シミおよび色素沈着部位や眼下のしわの測定には、ロボスキンアナライザーを用いて顔の画像を撮影し、シミおよびシミ予備軍とされる色素沈着部位の面積や色調をコンピューターで解析し、その測定値により評価し、図2に示した。さらに、図3には被験者によるEGF使用前と使用後の写真を示した。
Figure 2008127313
[使用試験2 ](育毛剤)
使用試験2 は、薄毛、抜け毛といった毛髪の退化症状を呈する30才代〜50才代の男性からなる被験者30名を1群として用い、それぞれの群において、また実施例により得られた頭髪料又は比較例(EGF未配合品)をそれぞれ1 日2 回朝と就寝前に、ブラインドにて3 ケ月間使用させた。各群にブラインドにて実施例1
及び比較例のそれぞれを使用させた。使用試験の開始前と使用から3 ケ月後にビデオマイクロスコープを用いて頭髪の毛髪量と太さを観察し、「有効」,「やや有効」,「どちらとも云えない」、の3段階にて評価し、その効果を表7に示した。
Figure 2008127313
図1はEGF配合化粧料を使用した被験者のハリ及び潤いについての評価を示した図であり、図2はロボスキンアナライザーを用いて顔の画像を撮影し、シミおよびシミ予備軍とされる色素沈着部位の面積や色調をコンピューターで解析し、その測定値により評価したものを示し、図3はその被験者のEGF配合化粧料の使用前と使用後の肌の様子を示した写真である。

Claims (11)

  1. 上皮細胞成長因子関連物質(以下、EGF関連物質と云う)にプロテアーゼインヒビターを配合してなることを特徴とする、美肌化粧料および頭髪化粧料。
  2. 前記EGF関連物質は、EGF、血管内皮細胞成長因子(VEGF)、形質転換促進因子(TGF−α)、繊維芽細胞成長因子(FGF)と称するこれらの中から1種以上を配合することを特徴とする、請求項1に記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  3. 前記EGF関連物質は、リポソーム化、ナノカプセル化されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  4. 前記EGF関連物質にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の内、1種以上の成分を配合してなることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  5. 前記EGF関連物質に尿素を配合してなることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  6. 前記プロテアーゼインヒビターは、酒粕エキス(海洋深層水由来のものも含む)であることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  7. 前記EGFの含有量が製剤の総量に対して、濃度が0.0001〜10mg/ Lであることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の美肌化粧料。
  8. 前記EGFの含有量が製剤の総量に対して、濃度が0.0001ないし0 .01mg/L であることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の頭髪化粧料。
  9. 前記EGFにプラセンタエキス、パントテン酸およびその誘導体、ビタミンC およびその誘導体の内1 種以上を配合してなることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  10. 前記EGFに酒粕エキスを配合し、さらに、ビタミンC およびその誘導体、ビタミンE、パントテン酸およびその誘導体の内の1種以上を加えてなることを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
  11. 前記EGFに酒粕エキスを配合し、さらに、少なくとも精製水、濃グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,
    2−ペンタンジオール、トリメチルグリシン、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、アラントイン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ベヘニルアルコール、スクワラン、マカデミアナッツ油、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、エタノール、水酸化カリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、フェノキシエタノールの内1種以上を含むことを特徴とする、請求項1〜10の何れかに記載の美肌化粧料および頭髪化粧料。
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