JP2008105619A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空調ケース1内において冷風と温風を混合するエアミックスチャンバー8を介して分岐されるリアベント吹き出し通路18とフット吹き出し通路19を備えた空調ユニットA/Uにおいて、リアベント吹き出し通路18に、エアミックスチャンバー8からの配風量を調整する配風量調整ブレード12を設け、フット吹き出し通路19に、選択モードに応じてドア開度が制御されるフットドア11を設け、配風量調整ブレード12は、フットドア11のドア開閉動作に連動するブレードであり、フットドア11のドア開度が大きいほど前記リアベント吹き出し通路18への配風量を制限する手段とした。
【選択図】図4
Description
前記リアベント吹き出し通路に、前記エアミックスチャンバーからの配風量を調整する配風量調整ブレードを設け、
前記フット吹き出し通路に、選択モードに応じてドア開度が制御されるフットドアを設け、
前記配風量調整ブレードは、前記フットドアのドア開閉動作に連動するブレードであり、前記フットドアのドア開度が大きいほど前記リアベント吹き出し通路への配風量を制限することを特徴とする。
すなわち、空調ユニット内にエアミックスチャンバーを介して分岐されるリアベント吹き出し通路とフット吹き出し通路を備える装置である場合、リアベント吹き出し通路とフット吹き出し通路の通路抵抗が、それぞれの配風量を決める。これに対し、フットドアと連動する配風量調整ブレードを採用したことにより、フット吹き出し配風量とリアベント吹き出し配風量との間で適正な配風量の関係を保つように、通路抵抗の協調制御が機械的に行われることになる。
そして、前記リアベント吹き出し通路18に、図4に示すように、前記エアミックスチャンバー8からの配風量を調整する配風量調整ブレード12を設けている。
また、前記フット吹き出し通路19に、図5〜図8に示すように、選択モードに応じてドア開度が制御されるフットドア11を設けている。
前記配風量調整ブレード12は、前記フットドア11のドア開閉動作に連動するブレードであり、前記フットドア11のドア開度が大きいほど前記リアベント吹き出し通路18への配風量を制限する。
前記配風量調整ブレード12は、図3に示すように、前記ドア回動軸22をブレード動作軸とし、前記フットドア11と一体的に設けている。なお、実施例1では、左右前席用にフットドア11をドア回動軸22の両端部に一対設け、左右後席用に配風量調整ブレード12をドア回動軸22の中央部に一対設けている。
図5はベントモードの選択時における各ドアと各ブレードの設定を示す図であり、(a)はベントモード選択時の図2B−B線断面を示し、(b)はベントモード選択時の図2A−A線断面を示す。
このベントモードの選択時には、図5(a)に示すように、温度調整ブレード13がエアミックスチャンバー8からの風の流れをフロントベント吹き出し口14に向かうブレード位置に設定され、配風量調整ブレード12がリアベント吹き出し通路18の配風入口を全開とするブレード位置に設定される。
図6はバイレベルモードの選択時における各ドアと各ブレードの設定を示す図であり、(a)はバイレベルモード選択時の図2B−B線断面を示し、(b)はバイレベルモード選択時の図2A−A線断面を示す。
このバイレベルモードの選択時には、図6(a)に示すように、温度調整ブレード13がエアミックスチャンバー8からの風の流れに直交するブレード位置に設定され、配風量調整ブレード12がリアベント吹き出し通路18の配風入口を半開とするブレード位置に設定される。
図7は第1デフ/フットモードの選択時における各ドアと各ブレードの設定を示す図であり、(a)は第1デフ/フットモード選択時の図2B−B線断面を示し、(b)は第1デフ/フットモード選択時の図2A−A線断面を示す。
この第1デフ/フットモードの選択時には、図7(a)に示すように、温度調整ブレード13がエアミックスチャンバー8からの風の流れをデフ吹き出し口15に向かうブレード位置に設定され、配風量調整ブレード12がリアベント吹き出し通路18の配風入口を最も制限するブレード位置に設定される。
図8は第2デフ/フットモードの選択時における各ドアと各ブレードの設定を示す図であり、(a)は第2デフ/フットモード選択時の図2B−B線断面を示し、(b)は第2デフ/フットモード選択時の図2A−A線断面を示す。
この第2デフ/フットモードの選択時には、図8(a)に示すように、温度調整ブレード13がエアミックスチャンバー8からの風の流れをデフ吹き出し口15に向かうブレード位置に設定され、配風量調整ブレード12がリアベント吹き出し通路18の配風入口を半開とするブレード位置に設定される。
実施例1の空調ユニットA/Uにあっては、配風量調整ブレード12が、フットドア10のドア開閉動作に連動するブレードであるため、従来技術のように、リアベントドアとフットドアのそれぞれに専用のドアリンクを設ける必要がなく、低コストで、スペース効率も良くなり、コンパクト化が図れる。
実施例1の空調ユニットA/Uにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
1 空調ケース
2 クリーンフィルタ
3 エバポレータ(冷却用熱交換器)
4 エアミックスドア
5 ヒータコア(暖房用熱交換器)
6 冷風バイパス通路
7 温風通路
8 エアミックスチャンバー
9 フロントベントドア
10 デフドア
11 フットドア
12 配風量調整ブレード
13 温度調整ブレード
14 フロントベント吹き出し口
15 デフ吹き出し口
16 リアベント吹き出し口
17 フット吹き出し口
18 リアベント吹き出し通路
19 フット吹き出し通路
20 フットドアリンク
21 ドアアクチュエータ
Claims (6)
- 空調ケース内に上流の送風機側から下流側に向かって順に、冷房用熱交換器、エアミックスドア、暖房用熱交換器、を配置すると共に、冷風と温風を混合するエアミックスチャンバーを介して分岐されるリアベント吹き出し通路とフット吹き出し通路を備えた車両用空気調和装置において、
前記リアベント吹き出し通路に、前記エアミックスチャンバーからの配風量を調整する配風量調整ブレードを設け、
前記フット吹き出し通路に、選択モードに応じてドア開度が制御されるフットドアを設け、
前記配風量調整ブレードは、前記フットドアのドア開閉動作に連動するブレードであり、前記フットドアのドア開度が大きいほど前記リアベント吹き出し通路への配風量を制限することを特徴とする車両用空気調和装置。 - 請求項1に記載された車両用空気調和装置において、
前記フットドアは、フットドアリンクを介して設けたドアアクチュエータにより、ドア回動軸を回動制御することでドア開度を調整し、
前記配風量調整ブレードは、前記ドア回動軸をブレード動作軸とし、前記フットドアと一体的に設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 請求項1または請求項2に記載された車両用空気調和装置において、
前記リアベント吹き出し通路は、空調ケースの上部位置に配置されたエアミックスチャンバーからの縦上向きの風を縦前向きの風に変更した位置に配風入口を配置し、空調ケースのケース上部の配風入口からケース下部に向かう通路であり、
前記配風量調整ブレードは、前記リアベント吹き出し通路の配風入口の位置に設定し、
前記フット吹き出し通路は、空調ケースの上部位置に配置されたエアミックスチャンバーからの縦上向きの風を横向きの風に変更した位置に配風入口を配置し、空調ケースの側方上部の配風入口からケース下部に向かう通路であり、
前記フットドアは、前記フット吹き出し通路の配風入口の位置に設定したことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
前記エアミックスチャンバーからの縦上向きの風向きを延長する位置に開口したフロントベント吹き出し口にフロントベントドアを設定し、
前記エアミックスチャンバーからの縦上向きの風を縦後向きの風に変更した位置に開口したデフ吹き出し口にデフドアを設定し、
前記配風量調整ブレードとは対向する位置であって、前記デフドアの下方位置に温度調整ブレードを設定し、
前記配風量調整ブレードを、前記フロントベントドアの下方位置に設定したことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 請求項4に記載された車両用空気調和装置において、
前記フロントベントドアが全開、前記デフドアと前記フットドアが全閉であるベントモードの選択時、前記温度調整ブレードをエアミックスチャンバーからの風の流れをベント吹き出し口に向かうブレード位置に設定し、前記配風量調整ブレードをリアベント吹き出し通路の配風入口を全開とするブレード位置に設定したことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 請求項4または請求項5に記載された車両用空気調和装置において、
前記フロントベントドアと前記フットドアが半開、前記デフドアが全閉であるバイレベルモードの選択時、前記温度調整ブレードをエアミックスチャンバーからの風の流れに直交するブレード位置に設定し、前記配風量調整ブレードをリアベント吹き出し通路の配風入口を半開とするブレード位置に設定し、
前記フロントベントドアが全閉、前記デフドアを少し開き、前記フットドアが全開である第1デフ/フットモードの選択時、前記温度調整ブレードをエアミックスチャンバーからの風の流れをデフ吹き出し口に向かうブレード位置に設定し、前記配風量調整ブレードをリアベント吹き出し通路の配風入口を最も制限するブレード位置に設定し、
前記フロントベントドアが全閉、前記デフドアが半開、前記フットドアが半開である第2デフ/フットモードの選択時、前記温度調整ブレードをエアミックスチャンバーからの風の流れをデフ吹き出し口に向かうブレード位置に設定し、前記配風量調整ブレードをリアベント吹き出し通路の配風入口を半開とするブレード位置に設定したことを特徴とする車両用空気調和装置。
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CN104276004B (zh) * | 2013-07-11 | 2017-10-13 | 株式会社京浜 | 车辆空调 |
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