JP2008185777A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電子機器は、複数の表示素子を有し、当該複数の表示素子ごとの発光状態を制御することにより表示を行う表示部15と、表示部15に、文字または絵記号を描画させるように制御する制御部12と、を備え、制御部12は、文字または絵記号を表示部15に表示させる際、文字または絵記号の描画データを解析し、当該描画データに含まれる階調情報が、所定の階調以上ならば、文字または絵記号を描画データにて指定される階調よりも低い階調で表示部15に描画するように制御する階調補正描画処理を実行する。
【選択図】図1
Description
LCDは、輝度がバックライトにより液晶パネルに入射される光量で制御されるのに対し、OLEDは、有機層に流れる電流により制御されるため、発光していない部分は完全に黒表示となりコントラストが非常に高いという特徴を持つ。
特許文献1には、データ表示の表示速度を設定し、設定された速度で画像を表示させる無線通信端末が開示されている。
特許文献2には、外部電源の接続を検知したときに表示の反転表示と非反転表示の切換えを行う表示装置が開示されている。
特許文献3には、表示エリアを複数に分割して時間に応じて表示エリアを変更する端末装置が開示されている。
特許文献4には、RGB各発光素子のうち、発光輝度の経時的劣化速度が大きい素子に対応する色ほど、画像の白表示部を構成するRGB比率が小さく成るように、計算により画像の白表示の色度座標を決定する携帯型電話機が開示されている。
図1に示されるように、携帯電話は、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、音声処理部14と、表示部15と、操作部16とにより構成される。
制御部12はまた、文字の描画を伴う複数のアプリケーションプログラムを選択的に実行可能であって、階調補正描画処理にて文字または絵記号を表示部15に描画させる際、起動中のアプリケーションプログラムの種類に応じて、階調の補正量を変更する。詳細は後述する。
主制御部120は、後述する表示部15に文字または絵記号を描画させるように制御し、また、複数のアプリケーションプログラムを実行する他、接続される通信部11、音声処理部14、表示部15、操作部16との間でデータ交換を行う制御部12としての制御中枢となる。
また、描画・表示制御部121は、上記した主制御部12による制御の下、後述する記憶部13に描画データを展開し、また、表示部15の表示タイミングに同期して記憶部13から描画データを読み出して表示部15に表示する。
記憶部13は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成されるものとする。
すなわち、音声処理部14は、マイクから入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部12に出力する。
また、音声処理部14は、制御部12から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
ここでは、表示部15として、複数の発光素子(R,G,Bの三原色ごとに一つずつ設けられる)にて一つのピクセル(表示素子)を構成し、このような表示素子が縦横に多数並べて構成され、当該複数の表示素子毎の発光状態を制御することにより画面の表示を行う有機ELディスプレイであって、具体的には、複数の発光素子にて一つの画素を構成し、当該複数の発光素子ごとの光量を調整することにより画素ごとに色を生成し、当該画素の集合体により画面表示を行う、所謂、有機EL表示デバイス(OLEDパネル)を用いることとする。
上記した制御部12の描画・表示制御部121により出力される映像信号(VIDEO)は、タイミング制御部151により、RGB信号、垂直同期(VD)および水平同期信号(HD)に分離される。このうち、RGB信号は、一旦、カラム駆動部152によりアナログラッチで保持された後、指定されたタイミングでOLEDパネル本体155のカラム本数分並列に一度に出力される。出力された信号は、それぞれ電圧から電流値に変換され、カラムを定電流駆動する。これにより、所定周期で表示更新が行われる。
ここで、描画パターンは、図5にそのデータ形式の一例が示されるように、ヘッダとデータ本体とから構成され、文字コードや絵文字やアイコン・ピクト等の種別を示すコード(データ本体)の他に、色情報として、RGBそれぞれの階調が指定される情報が含まれる。ヘッダの中には、フォントサイズ、フォント、アンダーライン等の特殊効果に関する属性情報が含まれてもよい。また、アイコンやピクト等の絵記号はビットマップ形式で表現されるものとし、そのヘッダには、ドット単位での色、ドット単位での座標値が含まれるものとする。
続いて、主制御部120は、変換された階調と予め設定した閾値との比較を行い(S304)、RGBそれぞれの階調について所定の階調以上か否かを判定し、ここで、所定の階調以上と判定された文字や絵記号に対して階調補正描画処理を行い(S304“YES”、S305)、所定の階調以下と判定された場合は指定された階調で記憶部13の表示メモリ領域133へ描画を行う(S304“NO”、S306)。
主制御部120は、文字の描画を伴う複数のアプリケーションプログラムを選択的に実行しており、図4のフローチャートに示されるように、上記した階調補正描画処理にて文字または絵記号を描画するのに先立ち、起動しているアプリケーションプログラムの種別を判定し(S401)、記憶部13の階調補正量設定領域134に、起動中のアプリケーションプログラムの種類に応じて定義される階調の補正量を事前に設定してある(S402)。
上記したメール等のアプリケーション以外に、地上波テレビ(ワンセグ)であれば、受信した文字列を描画し、あるいはBCMCS(Broadcast/Multicast Service)で受信した文字列を待受け画面上の枠内にて循環表示することがある。これらのように、文字や絵記号を描画するときに起動されているアプリケーションの種別により背景色が予め決まっているため、それぞれで描画色を変更処理する構成としている。
なお、本発明は、アイコンに対しても適用可能であるが、文字列の方がフォントの色を簡単に判別することができるため、あえて文字および絵記号についてのみ適用することで携帯電子機器の性能を低下させることなく上記した効果を享受することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、表示部15としてOLEDパネルのみ例示したが、他に、プラズマ等、自発光型のフラットパネルについても同様に応用が可能である。
なお、本発明の携帯電子機器が持つ各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。例えば、主制御部120における処理や、描画・表示制御部121におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。
Claims (4)
- 複数の表示素子を有し、当該複数の表示素子ごとの発光状態を制御することにより表示を行う表示部と、
前記表示部に、文字または絵記号を描画させるように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記文字または絵記号を前記表示部に表示させる際、前記文字または絵記号の描画データを解析し、当該描画データに含まれる階調情報が、所定の階調以上ならば、前記文字または絵記号を前記描画データにて指定される階調よりも低い階調で前記表示部に描画するように制御する階調補正描画処理を実行する
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 前記複数の発光素子は、色の三原色R、G、Bの発光素子であり、
前記描画データには、色指定として、R、G、Bそれぞれの階調が指定される情報が含まれ、
前記制御部は、
前記R、G、Bそれぞれの階調について、前記所定の階調以上か否かを判定し、前記所定の階調以上と判定された階調に対して、前記階調補正描画処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記描画データは、
描画するオブジェクトのコードと、複数の前記オブジェクトに対して同一の描画色を指定した色情報とを含むデータである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。 - 前記制御部は、
文字の描画を伴う複数のアプリケーションプログラムを選択的に実行可能であって、前記階調補正描画処理にて前記文字または絵記号を前記表示部に描画させる際、起動中の前記アプリケーションプログラムの種類に応じて、階調の補正量を変更する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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