JP2008087540A - 自動2輪車のシャフトドライブ構造 - Google Patents
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Abstract
【目的】シャフトドライブ機構のユニバーサルジョイント部分をジョイントブーツで覆うとともに、リヤアームの軸受けスパンを十分に確保する。
【構成】左右のピボット部22aと22d間にリヤアーム12のヘッド部60を入れ、ピボット軸40にて取付ける。ピボット軸40は頭部40aをピボット部22aに割り締めとし、ピボット部22dにてネジ部40cをナット40dで締め上げる。ピボット部22dの外側に位置するユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆うとともに、ジョイントブーツ42は蛇腹部80と円筒部81からなり、小径の円筒部81をピボット軸40の側方に配置して、ピボット部22dとのクリアランスを確保する。
【選択図】図3
【構成】左右のピボット部22aと22d間にリヤアーム12のヘッド部60を入れ、ピボット軸40にて取付ける。ピボット軸40は頭部40aをピボット部22aに割り締めとし、ピボット部22dにてネジ部40cをナット40dで締め上げる。ピボット部22dの外側に位置するユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆うとともに、ジョイントブーツ42は蛇腹部80と円筒部81からなり、小径の円筒部81をピボット軸40の側方に配置して、ピボット部22dとのクリアランスを確保する。
【選択図】図3
Description
この発明は、自動2輪車のシャフトドライブ構造に係り、特にシャフトドライブ機構のユニバーサルジョイントに対する有利な被覆構造に関する。
シャフトドライブ形式の自動2輪車として、リヤアームのピボット軸近傍部における車体フレームを、リヤアーム前端部を配設するための空間と、ドライブシャフトを通すための空間を並設するよう、車幅方向へ並んだ左右及び中央からなる3つの部分を設け、右側部分と中央部分間にリヤアームの軸受け部を設けたヘッド部を配置し、このヘッド部に通したピボット軸の両端を右側部分と中央部分で支持するとともに軸方向へ締め上げて固定し、中央部分と左側部分との間にドライブシャフトを通したものがある(特許文献1参照)。
また、ドライブシャフトのジョイント部周囲をジョイントブーツで覆うことも知られている(特許文献2参照)。
特開2002−87364号公報
特開2006−188175号公報
また、ドライブシャフトのジョイント部周囲をジョイントブーツで覆うことも知られている(特許文献2参照)。
特許文献1のドライブシャフトを同2に示されるようなジョイントブーツで覆うことが必要になる場合がある。しかし、ジョイントブーツで覆えば、それだけ収容スペースを拡大させなければならず、車体フレームの中央部分と左側部分との間隔を広げる必要が生じる。このうち左側部分を外方へ移動させることは車体幅が拡大することになり、バンク角を制約することにつながるので考慮外になる。右側部分を外方へ移動させることも同様である。
そこで中央部分の薄肉化又は車体右側への移動が考えられるが、ピボット軸を右側部分と中央部分間で締め上げる構造のため、右側部分及び中央部分を軸方向の締め上げ力に耐えるに十分なように高剛性にする必要があり、このためには中央部分の肉厚を右側部分程度にしなければならない。
また、リヤアームのヘッド部は、軸受けスパンを所定量に確保する必要から、車幅方向幅をあまり少なくすることもできず、中央部分を車体右側へ移動させることも困難である。
このため、上記構造の場合は車幅を拡大せずにジョイントブーツを設けることができなかった。そこで本願は、このようなシャフトドライブ形式の自動2輪車において、車体のスリム化を図ると同時にドライブシャフトをジョイントブーツで覆うことができるようにすることを主たる目的とする。
そこで中央部分の薄肉化又は車体右側への移動が考えられるが、ピボット軸を右側部分と中央部分間で締め上げる構造のため、右側部分及び中央部分を軸方向の締め上げ力に耐えるに十分なように高剛性にする必要があり、このためには中央部分の肉厚を右側部分程度にしなければならない。
また、リヤアームのヘッド部は、軸受けスパンを所定量に確保する必要から、車幅方向幅をあまり少なくすることもできず、中央部分を車体右側へ移動させることも困難である。
このため、上記構造の場合は車幅を拡大せずにジョイントブーツを設けることができなかった。そこで本願は、このようなシャフトドライブ形式の自動2輪車において、車体のスリム化を図ると同時にドライブシャフトをジョイントブーツで覆うことができるようにすることを主たる目的とする。
上記課題を解決するため自動2輪車のシャフトドライブ構造に係る請求項1の発明は、車体フレームに設けられた左右一対をなすピボット部と、間に支持されたピボット軸で前端部を揺動自在に支持されたリヤアームと、その後端部に支持された後輪をシャフト駆動するためのシャフトドライブ機構とを備え、
このシャフトドライブ機構にパワーユニットの出力軸とドライブシャフトを連結するユニバーサルジョイントを設け、
このユニバーサルジョイントを前記ピボット部の側方に配置した自動2輪車のシャフトドライブ構造において、
前記ユニバーサルジョイントをジョイントブーツにて覆うとともに、
このジョイントブーツは波形状の蛇腹部と、その蛇腹部の外径より小さい外径の円筒部とを備え、
この円筒部を側面視で前記ピボット軸と重なる位置に配置したことを特徴とする。
このシャフトドライブ機構にパワーユニットの出力軸とドライブシャフトを連結するユニバーサルジョイントを設け、
このユニバーサルジョイントを前記ピボット部の側方に配置した自動2輪車のシャフトドライブ構造において、
前記ユニバーサルジョイントをジョイントブーツにて覆うとともに、
このジョイントブーツは波形状の蛇腹部と、その蛇腹部の外径より小さい外径の円筒部とを備え、
この円筒部を側面視で前記ピボット軸と重なる位置に配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記ユニバーサルジョイントを、前記円筒部内に配置したことを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記リヤアームの前端部左右に前記ピボット軸の軸受け部を設け、この左右の軸受け部のうち、前記シャフトドライブ機構側の軸受け部をスラストベアリングで構成するとともに、このスラストベアリングに対するスラスト方向の位置決めを前記シャフトドライブ機構より車体内側に位置するフレーム部材で行ったことを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1において、前記ピボット軸は前記車体フレームのピボット部において割り締めされることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1において、前記ユニバーサルジョイントは、前記車体フレームの外側方に配置されることを特徴とする。
ジョイントブーツを大径の蛇腹部と、小径の円筒部で構成し、円筒部をピボット軸40の側方かつ側面視で前記ピボット軸と重なる位置へ配置したので、ユニバーサルジョイントとピボット部との間にジョイントブーツを配設可能になる。このため、リヤアームの軸受けスパンの長さを十分に確保しつつ、ユニバーサルジョイントをジョイントブーツで覆うことが可能になり、ユニバーサルジョイントの被覆構造を簡単にし、かつ車体フレーム構造も簡単・軽量化でき、しかも車体幅を拡大しないのでスリム化した車体を維持できる。
また、シャフトドライブ機構41の露出部において最も外径が大きくなる部分であるユニバーサルジョイントを円筒部内へ収容することにより、ピボット部側方のクリアランス確保において最も効果的な構造となる。
また、シャフトドライブ機構41の露出部において最も外径が大きくなる部分であるユニバーサルジョイントを円筒部内へ収容することにより、ピボット部側方のクリアランス確保において最も効果的な構造となる。
また、リヤアームの前端部設けた左右の軸受け部のうち、シャフトドライブ機構側の軸受け部をスラストベアリングとし、このスラストベアリングに対するスラスト方向の位置決めをシャフトドライブ機構より車体内側に位置するフレーム部材で行うようにすると、このフレーム部材を基準面にして、ピボット軸による車体フレームのピボット部とリヤアームとの連結部における全体の位置決めができることになるので、ピボット軸取付時の位置決めが容易になり、かつ高精度で取付可能になる。
そのうえ、ピボット軸の一端を割り締めとし、他端をナットで締める構成にすると、ナットの締結後に前記他端を割り締めで固定することができ、ナットの締結による軸方向に大きな締め上げ荷重が車体フレームへ加わらないので、車体フレームのピボット部薄肉にすることができ、側方にクリアランスを拡大してジョイントブーツを配置することが容易になり、リヤアーム側の軸受けスパンを拡大することも可能になる。
さらに、ユニバーサルジョイントをジョイントブーツで覆うことにより、ユニバーサルジョイントの外側方を覆う車体フレームの一部や特別のカバー部材を設ける必要がなくなるので、車体フレームの構造を簡単かつ軽量化できる。
さらに、ユニバーサルジョイントをジョイントブーツで覆うことにより、ユニバーサルジョイントの外側方を覆う車体フレームの一部や特別のカバー部材を設ける必要がなくなるので、車体フレームの構造を簡単かつ軽量化できる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は、本願発明の適用された自動2輪車の右側側面図である。前輪1及び後輪2の間には、パワーユニット3が配置され、車体フレーム4に支持されている。5はフロントフォーク、6は前輪ブレーキ、7はフロントカウル、8はハンドル、9はタンクカバー、10はシート、11はリヤカウル、12はリヤアーム、13は後輪ブレーキ、14はパーキングブレーキである。16はハンドルのグリップ(右側を示す)であり、16aは右レバー、16cはフロントマスターシリンダであり、レバー操作により油圧式前輪ブレーキを作動させる。
パワーユニット3はV型水冷4サイクル式であるエンジン34とミッションケース35を備える。エンジン34は前シリンダ34a及び後シリンダ34b及びクランクケース34cを備え、前シリンダ34a,後シリンダ34bから延出した排気管36a,36bは、エンジン34の右側方にて集合管36cへ集合し、ミッションケース35の後方近傍かつリヤアーム12下方の第1マフラー37へ車体右側から接続する。36dは排気管カバーである。第1マフラー37は車幅方向へ長く配置され、その右側から後部排気管36eが再び後方へ延出してリヤアーム12の右側方へ前後方向へ長く配置された第2マフラー38へ接続している。ダウンパイプ23にはラジエタ39が支持され、エンジン34を冷却する。40はピボット軸であり、センターパイプ22の上下方向中間部に設けられている。
図2は車体左側前部の主要部を示す側面図である。車体フレーム4は、フロントフォーク5を介して前輪1を支持するヘッドパイプ20,このヘッドパイプ20からパワーユニット3上方を後方へ向かって延出するメインパイプ21,パワーユニット3の後方に上下方向へ配設されるセンターパイプ22,ヘッドパイプ20からパワーユニット3前方を下方へ向かって延出するダウンパイプ23,パワーユニット3の下方に前後方向へ配設されるロアーパイプ24を備え、これらを連続させたループ状をなし、この内側にパワーユニット3を支持する。メインパイプ21とセンターパイプ22の接続部近傍からはシートレール25が後方へ略水平に延出する。また、センターパイプ22とシートレール25を斜めにつなぐバックステー26を備える。
ヘッドパイプ20はフロントフォーク5を回動自在に支持する。ヘッドパイプ20にはメインパイプ21の前端部及びダウンパイプ23の上端部が連結され、ヘッドパイプ20の後方かつメインパイプ21の前端部近傍にはエアクリーナ27が支持されている。エアクリーナ27の前面からはエアダクト28が前方へ延出し、ヘッドパイプ20の側方にて下向きに曲がり、下方から外気を吸入する。エアクリーナ27の後方には、第1燃料タンク29がメインパイプ21の前後方向中間部及びシートレール25の前部に支持される。
第1燃料タンク29の後方かつ下方には第2燃料タンク30がシートレール25に支持されている。第2燃料タンク30は、センターパイプ22,シートレール25,バックステー26に囲まれた空間内に収容され、第2燃料タンク30の前部は第1燃料タンク29の一部と上下方向で重なっている。
センターパイプ22の上部で前方へ屈曲してメインパイプ21に接続する部分近傍の肩部には上方及び後方へ突出するステー31が設けられ、ここにリヤサスペンションを構成するクッションユニット32の上部が支持されている。ステー31は車体左側へ片寄って配置され、クッションユニット32は車体の左側面を斜め下がり後方へ延びて下部がリヤアーム12の中間部へ支持されている。
リヤアーム12は前端部がセンターパイプ22の上下方向中間部に設けられたピボット軸40にて上下方向へ揺動自在に支持されるとともに、後端部右側一側にて後輪2を片持支持する。
後輪2の駆動形式はシャフトドライブ式であり、シャフトドライブ機構41を介してパワーユニット3の出力軸43における回転出力をリヤアーム12の後端部左側部にて形成されているギヤボックス44に伝達して後輪2を回転させる。42はユニバーサルジョイント部を覆うジョイントブーツである。
後輪2の駆動形式はシャフトドライブ式であり、シャフトドライブ機構41を介してパワーユニット3の出力軸43における回転出力をリヤアーム12の後端部左側部にて形成されているギヤボックス44に伝達して後輪2を回転させる。42はユニバーサルジョイント部を覆うジョイントブーツである。
後輪2には一体回転するブレーキディスク15が取付けられ、後輪ブレーキ13の油圧式ブレーキキャリパ13a及びパーキングブレーキ14の手動式キャリパ14aにより制動されるようになっている。油圧式ブレーキキャリパ13aはギヤボックス44へ取付けられ、リヤアーム12の上面に沿って配管されるブレーキホース13bの油圧により作動される。手動式キャリパ14aもギヤボックス44に取付けられ、リヤアーム12の下面に沿って配線されるブレーキケーブル14bによって作動される。なお、油圧式ブレーキキャリパ13aと手動式キャリパ14aはブレーキディスク15の上下略対称位置に設けられている(図2)。
ブレーキケーブル14bはピボット軸40より上方でセンターパイプ22を横切り、メインパイプ21の下面に沿って前方へ延び、メインパイプ21に設けられたパーキングレバー(図示省略)へ接続し、レバー操作によってパーキングブレーキ14を手動操作するようになっている。
ブレーキホース13bはピボット軸40の近傍にて上方へ延び、その後、ブレーキケーブル14bと一緒にメインパイプ21の下面に沿って前方へ延び、ハンドル8の左側グリップ16近傍に設けられたリヤマスターシリンダ16dへ接続し、左側レバー16bにて後輪ブレーキ13に油圧を送ってキャリパ13aを作動させるようになっている。
ブレーキホース13bはピボット軸40の近傍にて上方へ延び、その後、ブレーキケーブル14bと一緒にメインパイプ21の下面に沿って前方へ延び、ハンドル8の左側グリップ16近傍に設けられたリヤマスターシリンダ16dへ接続し、左側レバー16bにて後輪ブレーキ13に油圧を送ってキャリパ13aを作動させるようになっている。
図3は、リヤアーム12部分の平断面図である。シャフトドライブ機構41は出力軸43からギヤボックス44内の後述するギヤへ動力を伝達する機構である。出力軸43とドライブシャフト45はユニバーサルジョイント46にて連結されている。ユニバーサルジョイント46は、シャフトドライブ機構41の露出部において最も外径が大きくなる部分である。
ジョイントブーツ42はピボット軸40と側面視で重なるよう、ピボット軸40の左側方かつ軸線上に位置し、ユニバーサルジョイント46の中心46aもピボット軸40の軸線延長上に位置する。
ジョイントブーツ42はピボット軸40と側面視で重なるよう、ピボット軸40の左側方かつ軸線上に位置し、ユニバーサルジョイント46の中心46aもピボット軸40の軸線延長上に位置する。
リヤアーム12は、車体左側を前後方向へ延びるアーム部47とその前部を車幅方向へ広がるクロス部48とが一体に形成され、全体が中空状をなし、クロス部48は後輪2の前方にて平面視略三角形状をなす。アーム部47の内部は前後方向へ貫通するシャフト通路49をなし、その内部にドライブシャフト45が前後方向へ挿通され、後方外開きとなるよう斜めに配置されている。シャフト通路49の前側開口50にはジョイントブーツ42の後端部が取付けられ、その内側に収容されたユニバーサルジョイント46にドライブシャフト45の前端部が連結されている。
シャフト通路49の後側開口部51からはドライブシャフト45の後端に結合されたギヤ軸52がギヤボックス44内へ突出し、その後端に取付けられたシャフト側シャフト側ベーベルギヤ53が車軸側ベーベルギヤ54と噛み合っている。車軸側ベーベルギヤ54は後輪2のハブ55を車幅方向へ貫通する駆動車軸56の一端と結合し、駆動車軸56の他端はハブ55とボルト57及びナット58で結合一体化されている。
ドライブシャフト45の回転駆動力は、シャフト側ベーベルギヤ53から車軸側ベーベルギヤ54へ伝達されて駆動車軸56を回転させ、さらにハブ55において駆動車軸56と一体化している後輪2を回転駆動させる。駆動車軸56はギヤボックス44に対してベアリング59a,59bにて軸受けされ、駆動車軸56とハブ55の合わせ面にはブレーキディスク15が挟持され、駆動車軸56にハブ55を取付けて締結するとき同時に共締めされている。
44aはギヤボックスカバーであり、ギヤボックス44の外側をリヤアーム12との接合部を越えてその前方まで覆い、ギヤボックス44へ取付けられている。ギヤボックス44とリヤアーム12の後端とは互いに逆方向からボルト止めされている。
後輪ブレーキ13の油圧式ブレーキキャリパ13aはブレーキホース13bから供給される油圧によりピストンを移動させてブレーキパッドをブレーキディスク15へ押しつけることにより制動する。パーキングブレーキ14の手動式キャリパ14aはブレーキケーブル14bを引くことによりブレーキパッドをブレーキディスク15へ押しつけ制動する。いずれも公知の構造であるから詳細説明を省略する。
センターパイプ22は左右一対をなし、それぞれにピボット部が設けられている。一対のセンターパイプ22のうち、車体右側を22R、左側を22Lとして区別するとき、右側のセンターパイプ22Rに設けられるピボット部22aは、図で前方となる他の部分とストレートである。一方、車体左側のセンターパイプ22Lは、車体中心C方向へ向かって曲がる斜め部22cが形成され、その最も車体内方へ引き込んだ部分がピボット部22dをなす。これらのピボット部22aと22d間にピボット軸40が支持される。
ピボット軸40は一端に頭部40a、他端にネジ部40cを設け、頭部40aはピボット部22aにて割り締めで固定される。この割り締め構造は図中の拡大部に示され、頭部40aはピボット部22aに形成された貫通穴22b内へ嵌合され、この貫通穴22bに連通した割溝22fを設け、割溝22fを横断して形成されたナット穴22gにボルト22hを締結することにより頭部40aを締め付け固定するようになっている。
なお、頭部40aには6角穴40bが形成され、6角レンチでピボット軸40を回転できるようになっている。
なお、頭部40aには6角穴40bが形成され、6角レンチでピボット軸40を回転できるようになっている。
ピボット部22dはクロスパイプ66で右側のピボット部22a近傍部と連結され、センターパイプ22の剛性を高くする。センターパイプ22Lは斜め部22cによりピボット部22dの外側方に比較的大きな空間67を形成する。空間67は湾曲部61及び前側開口50の前方へ広がる。ピボット軸40のネジ部40cはピボット部22dを貫通し、ここにナット40dが締結される。センターパイプ22Lは車体フレームの左側部分をなし、ピボット部22dの左側方に位置するユニバーサルジョイント46は車体フレームから外方に出ていることになり、ピボット部22dの外側方においてユニバーサルジョイント46やドライブシャフト45の外方を覆うフレーム部材は存在しない。
図示の平面視状態において、出力軸43、ユニバーサルジョイント46及びドライブシャフト45の上にクッションユニット32が重なるように配置され、ブレーキホース13bもドライブシャフト45に沿っている。
図示の平面視状態において、出力軸43、ユニバーサルジョイント46及びドライブシャフト45の上にクッションユニット32が重なるように配置され、ブレーキホース13bもドライブシャフト45に沿っている。
図4は図3のうち、ユニバーサルジョイント46及びピボット軸40近傍を拡大した図である。クロス部48の前端部には、ピボット軸40を貫通させとともにピボット軸40の軸受け部をなすヘッド部60が設けられている。ヘッド部60は前側開口50と湾曲部61を介して連続するとともに、前側開口50及び湾曲部61の分だけ幅狭になっており、車体中心Cに対して車体右側へオフセットされている。ヘッド部60の左右両側には、筒状をなす右側軸受け部62及び左側軸受け部63が設けられている。右側軸受け部62の内側には、ニードルベアリング64が嵌合され、右側軸受け部62内側の突起65により軸方向内側を位置決めされている。
左側軸受け部63は右側軸受け部62よりも前側部分が厚肉でかつ軸方向寸法が長くなっており、内側にボールベアリング66及び外側にニードルベアリング67が収容されている。ボールベアリング66はスラストベアリングとして用いられ、左側軸受け部63の内側に形成された突起68により軸方向内側(車体中心側)を位置決めされ、かつ車体中心Cより若干車体右側へずれて位置する。ボールベアリング66の外側(左側)はカラー72を介して車体フレームの一部であるピボット部22dにより位置決めされる。ニードルベアリング67はボールベアリング66より外側に配置され、クリップ69にて外側を位置決めされる。
ピボット軸40の外周には、段付カラー70とカラー72が嵌装される。段付カラー70は右側軸受け部62を通して車体右側から挿通され、左側端部をボールベアリング66のインナーレース右側面へ当接される。段付カラー70の厚肉をなす段部71の外周にはニードルベアリング64が位置し、外方(右側)端部は右側軸受け部62より車体右側へ突出してピボット軸40の頭部40aへ当接する。頭部40aは右側軸受け部62の外方へ出て太径化しており、この内側段差部が段付カラー70の端部が当接する部分になっている。
ピボット軸40の頭部40a側は、一端をボールベアリング66に当接した段付カラー70の他端部へ頭部40aが当接することにより位置決めされる。この位置決め後に頭部40aを割り締め固定すれば、ナット40dを締め上げることによる大きな締め付け荷重が軸方向からピボット部22aへ係ることを解消できる。
ピボット軸40の頭部40a側は、一端をボールベアリング66に当接した段付カラー70の他端部へ頭部40aが当接することにより位置決めされる。この位置決め後に頭部40aを割り締め固定すれば、ナット40dを締め上げることによる大きな締め付け荷重が軸方向からピボット部22aへ係ることを解消できる。
カラー72は左側軸受け部63を通して車体左側から挿通され、ニードルベアリング67の内周側を支持し、右側端部でボールベアリング66の左側を位置決めする。左側端部は左側軸受け部63から突出して車体左側のセンターパイプ22に設けられたピボット部22dの内側面へ当接する。ニードルベアリング64及びニードルベアリング67はラジアル方向荷重を受けるように設けられ、ボールベアリング66はスラスト荷重を受けるように設けられる。車体中心Cはニードルベアリング67のボールベアリング66近傍となる右側端部上を通っており、部位により荷重のかかり方が異なる実情に対して最適な軸受け配置をなしている。
車体左側において、センターパイプ22Lは車体内方へ傾斜する斜め部22cによりピボット部22dの外側方に比較的大きな空間67を形成する。空間67は湾曲部61及び前側開口50の前方へ広がる。ピボット部22dはクロスパイプ66で右側のピボット部22a近傍部と連結され、センターパイプ22の剛性を高くする。ピボット部22dに形成された貫通穴22eにピボット軸40の先端側であるネジ部40cが貫通して外方へ突出し、空間67内にてナット40dで締結される。
ジョイントブーツ42は空間67内に位置し、内部にユニバーサルジョイント46を収容し、蛇腹部80と円筒部81を連続一体に備える。前端82は厚肉部をなし、ミッションケースの一部で出力軸43を囲む筒状部35aの周囲へ嵌合される。後端83も厚肉部をなして開口50の周囲へ嵌装される。
蛇腹部80は円筒部81より大径であり、ジョイントブーツ42の前半部に形成され、円筒部より前方に配置される。蛇腹部80は取付時にピボット軸線L並びにヘッド部60より前方位置になるよう配置される。円筒部81は蛇腹の形成されない平滑な表面をなし、ピボット部22d及びヘッド部60の側方に位置する。ピボット軸線Lは円筒部81と交差し、収容されているユニバーサルジョイント46の中心46aを通っている。
蛇腹部80は円筒部81より大径であり、ジョイントブーツ42の前半部に形成され、円筒部より前方に配置される。蛇腹部80は取付時にピボット軸線L並びにヘッド部60より前方位置になるよう配置される。円筒部81は蛇腹の形成されない平滑な表面をなし、ピボット部22d及びヘッド部60の側方に位置する。ピボット軸線Lは円筒部81と交差し、収容されているユニバーサルジョイント46の中心46aを通っている。
ジョイントブーツ42はシャフトドライブ機構41の露出部を覆うため、車体フレームの一部でカバー機能を有する部分など、特別なカバー部分を設けたり、特別なカバー部材を別体で作成して取付けることなどを省略できる。
そのうえ、外径の小さい円筒部81をピボット軸40の取付部側方に位置させたので、円筒部81とピボット部22dの間に必要十分なクリアランスを確保できる。このため、ユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で被覆しても、ピボット部22dをヘッド部60及びピボット部22aと一体に車体右側へ移動させたり、ピボット部22dのみを車体右側へ移動させてヘッド部60の車幅寸法狭くする等の必要がなくなり、ヘッド部60の車幅方向寸法を十分な大きさに保って軸受けスパンを必要十分に確保すること及びピボット軸線L上において車体幅を拡大せずに車体のスリム状態を維持して大きなバンク角を維持できる。さらにピボット部22dを車体左側へ移動させてヘッド部60の車方向寸法を拡大できる場合もあり得る。
なお、ジョイントブーツ42で覆う対象は必ずしもユニバーサルジョイント46のみに限定されず、ドライブシャフト41の露出部を併せて対象にすることができる。
そのうえ、外径の小さい円筒部81をピボット軸40の取付部側方に位置させたので、円筒部81とピボット部22dの間に必要十分なクリアランスを確保できる。このため、ユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で被覆しても、ピボット部22dをヘッド部60及びピボット部22aと一体に車体右側へ移動させたり、ピボット部22dのみを車体右側へ移動させてヘッド部60の車幅寸法狭くする等の必要がなくなり、ヘッド部60の車幅方向寸法を十分な大きさに保って軸受けスパンを必要十分に確保すること及びピボット軸線L上において車体幅を拡大せずに車体のスリム状態を維持して大きなバンク角を維持できる。さらにピボット部22dを車体左側へ移動させてヘッド部60の車方向寸法を拡大できる場合もあり得る。
なお、ジョイントブーツ42で覆う対象は必ずしもユニバーサルジョイント46のみに限定されず、ドライブシャフト41の露出部を併せて対象にすることができる。
図5はジョイントブーツ42の斜視図であり、ジョイントブーツ42は大略円筒状をなすよう、ゴムや適宜樹脂等の弾性に富む柔軟材料を用いて製造される。前端82の外周部には適当間隔で複数(図では3つ)の突起88が径方向へ一体に突出している。後端83の外周部にも同様に適当間隔で突起89が径方向へ一体に突出している。突起88は前端82をミッションケース側へ、突起89は後端83をシャフト通路の開口へそれぞれ嵌装するときのつまみ部となる。なお正面から見て左側の突起88と89は突出する角度が異なっており、取付相手の構造に適合して作業しやすい位置に設けられている。
図6はジョイントブーツ42の軸方向断面を示す。蛇腹部80は適宜数の山86及び谷87をなすが、本実施例では、高低に高さの異なる山86が3つ、ほぼ谷底の高さが一致する谷87が2つである。蛇腹部80の肉厚は円筒部81よりも薄くなっており、容易に変形するようになっている。
円筒部81の中間部外径D1は、蛇腹部80における最も低い山86の外径D2よりも小さい。また、円筒部81の内径D3は、谷87の谷底の内径D4と同程度である。84は後端83の肉厚部内周面に形成された環状溝であり、この環状溝にリヤアームに設けられた環状突起を嵌合している。
円筒部81の中間部外径D1は、蛇腹部80における最も低い山86の外径D2よりも小さい。また、円筒部81の内径D3は、谷87の谷底の内径D4と同程度である。84は後端83の肉厚部内周面に形成された環状溝であり、この環状溝にリヤアームに設けられた環状突起を嵌合している。
次に、本実施例の作用を説明する。ユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆うとともに、外径が小径である円筒部81をピボット部22dの側方、より厳密にはピボット軸40の取付部(ナット40d及びその近傍の凹部)の側方、かつ側面視でピボット軸40と重なる位置に配置させたので、ユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆っても、ピボット部22dの側方に十分なクリアランスを設けてピボット部22dの設置位置に対する影響をなくし、ピボット部22dの位置を従来の位置のままとし、車体右側へ移動するようなことを不要にする。
その結果、ヘッド部60の車幅方向寸法を十分な長さとして必要十分な軸受けスパンを確保した状態にして、同時に車幅方向左右へ拡幅しないようにすることができる。
このため車体のスリム化を維持し、バンク角を大きく確保した状態で、なおかつユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆うことができるようになる。そのうえ従来のようにユニバーサルジョイント46の外側方に車体フレームの一部を設ける必要がないので、車体フレームの構造を簡単化し軽量化できる。
そのうえ、ユニバーサルジョイント46はシャフトドライブ機構41の露出部において最も外径が大きくなる部分であるから、このユニバーサルジョイント46を円筒部81内へ収容することにより、ピボット部22d側方のクリアランス確保において最も効果的な構造となる。
このため車体のスリム化を維持し、バンク角を大きく確保した状態で、なおかつユニバーサルジョイント46をジョイントブーツ42で覆うことができるようになる。そのうえ従来のようにユニバーサルジョイント46の外側方に車体フレームの一部を設ける必要がないので、車体フレームの構造を簡単化し軽量化できる。
そのうえ、ユニバーサルジョイント46はシャフトドライブ機構41の露出部において最も外径が大きくなる部分であるから、このユニバーサルジョイント46を円筒部81内へ収容することにより、ピボット部22d側方のクリアランス確保において最も効果的な構造となる。
また、ピボット軸40を取付けるとき、ナット40dとネジ部40cを締結して締め上げると、ピボット部22dの内側面でカラー72の一端を軸方向へ押圧し、他端がボールベアリング66へ当接してボールベアリング66を突起68へ押しつけた段階でボールベアリング66が位置決めされる。この状態で予めボールベアリング66で一端を位置決めされている段付カラー70の他端部へ頭部40aの段部が当接すると、頭部40aが位置決めされてナット40dによる締め付けが完了する。
このため、ピボット部22dに当接するカラー72一つだけでピボット部22dを基準面にして全体の位置決めができることになるので、ピボット軸40の取付時における全体の位置決めが容易になり、かつ高精度で取付可能になる。
このため、ピボット部22dに当接するカラー72一つだけでピボット部22dを基準面にして全体の位置決めができることになるので、ピボット軸40の取付時における全体の位置決めが容易になり、かつ高精度で取付可能になる。
このとき、頭部40aをピボット部22aへ遊嵌した状態で、ナット40dとネジ部40cを締結し、その後、頭部40aをピボット部22aにて割り締めにすると、左右のピボット部22aと22d間でピボット軸40を締め上げないで済み、ピボット部22a,22dに対して軸方向に大きな締め上げ荷重が加わらないので、これらのピボット部22a,ピボット部22dを必要以上に高剛性に対する必要が無くなり、ピボット部22dを従来よりも薄肉にすることができる。その結果、ピボット部22dの外側方へドライブシャフト45及びユニバーサルジョイント46の配設空間をより大きく確保できるから、車幅方向寸法を拡大せずにこれらをジョイントブーツで覆うことが可能になる。またヘッド部60の車幅方向寸法を大きくして軸受けスパンを拡大することも可能になる。
1:前輪、2:後輪、3:パワーユニット、4:車体フレーム、12:リヤアーム、20:ヘッドパイプ、21:メインパイプ、22:センターパイプ、41:シャフトドライブ機構、42:ジョイントブーツ、45:ドライブシャフト、46:ユニバーサルジョイント、60:ヘッド部、62:右側軸受け部、63:左側軸受け部、80:蛇腹部、81:円筒部、82:外向きフランジ
Claims (5)
- 車体フレームに設けられた左右一対をなすピボット部と、間に支持されたピボット軸で前端部を揺動自在に支持されたリヤアームと、その後端部に支持された後輪をシャフト駆動するためのシャフトドライブ機構とを備え、
このシャフトドライブ機構にパワーユニットの出力軸とドライブシャフトを連結するユニバーサルジョイントを設け、
このユニバーサルジョイントを前記ピボット部の側方に配置した自動2輪車のシャフトドライブ構造において、
前記ユニバーサルジョイントをジョイントブーツにて覆うとともに、
このジョイントブーツは波形状の蛇腹部と、その蛇腹部の外径より小さい外径の円筒部とを備え、
この円筒部を側面視で前記ピボット軸と重なる位置に配置したことを特徴とする自動2輪車のシャフトドライブ構造。 - 前記ユニバーサルジョイントを、前記円筒部内に配置したことを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシャフトドライブ構造。
- 前記リヤアームの前端部左右に前記ピボット軸の軸受け部を設け、この左右の軸受け部のうち、前記シャフトドライブ機構側の軸受け部をスラストベアリングで構成するとともに、このスラストベアリングに対するスラスト方向の位置決めを前記シャフトドライブ機構より車体内側に位置するフレーム部材で行ったことを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシャフトドライブ構造。
- 前記ピボット軸は前記車体フレームのピボット部において割り締めされることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシャフトドライブ構造。
- 前記ユニバーサルジョイントは、前記車体フレームの外側方に配置されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシャフトドライブ構造。
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- 2006-09-29 JP JP2006268417A patent/JP2008087540A/ja active Pending
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