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JP2007308089A - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

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JP2007308089A JP2006141410A JP2006141410A JP2007308089A JP 2007308089 A JP2007308089 A JP 2007308089A JP 2006141410 A JP2006141410 A JP 2006141410A JP 2006141410 A JP2006141410 A JP 2006141410A JP 2007308089 A JP2007308089 A JP 2007308089A
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 ボディパネルのドア開口縁に沿って取付けられ、フロントピラーに取付けられる端末型成形部の末端部がドアヒンジ部の上方に位置するウエザーストリップにおいて、当該末端部から流下した水によってヒンジ部が凍結し、ドアの開閉ができなくなることのない製品を提供する。
【解決手段】 ボディパネル1のドア開口縁に沿って取付けられ、ボディパネル1の一部であるフロントピラー2に取付けられる端末型成形部11の末端部11aが、ドアヒンジ部4の上方に位置し、フロントピラー2に組付く基底部12と、基底部12から突設され、ドアパネル3に弾接するシール部13とを備えるものであって、末端部11aの基底部12に長手方向に沿う突条14を形成し、末端部11aの上方から流下してきた水を前後方向に分散させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動車ボディパネルのフロントピラーを含むドア開口縁に沿って取付けられ、フロントピラーに取付けられた端末型成形部が、ドアヒンジ部の上方に位置する形態のウエザーストリップに関するものである。
図1乃至図4を参照して説明する。自動車のボディパネル1には、ドアパネル3との間のシール性を確保するために、そのドア開口縁に沿ってウエザーストリップ20が取付けられている。また、こうしたウエザーストリップ20には、フロントピラー2に取付けられた部分である端末型成形部11の末端部11aが、ドアヒンジ部4の上方に位置するものがある。
このような形態のウエザーストリップ20には、その端末型成形部11の端末部11aがドアヒンジ部4の上方に位置していることに起因して、特に寒冷地において、ドアの開閉ができなくなってしまうといった問題が発生している。
これは、例えば、自動車のルーフやフロントピラーに積もった雪が解けて、その雪解け水が、ボディパネル1とドアパネル3の間に入り込み、ウェザーストリップ20に達し、該ウェザーストリップ20を伝って、端末型成形部11を通過し、その末端部11aから流下してドアヒンジ部4に集中して溜まり、そのまま凍結してしまい、ドアヒンジ部4が機能しなくなることによるものである。ドアヒンジ部4には、その機構上、凹凸部分が多く存在するので、水がその凹凸部分に入り込んで溜まり易く、よって、こうした現象が発生し易い。なお、凍結した部分に新たに多くの水が流下することによって、さらに、凍結部分が大きくなるため、ドアの開閉がさらにできなくなるといった問題が発生する。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、ボディパネルのドア開口縁に沿って取付けられ、フロントピラーに取付けられる端末型成形部の末端部がドアヒンジ部の上方に位置するウエザーストリップにおいて、当該末端部から流下した水によってヒンジ部が凍結し、ドアの開閉ができなくなるといった問題の発生しない製品を提供することを課題とする。
図1および図5乃至図8を参照して説明する。請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、ボディパネル1のドア開口縁に沿って取付けられ、前記ボディパネル1の一部であるフロントピラー2に取付けられる端末型成形部11の末端部11aが、ドアヒンジ部4の上方に位置し、前記フロントピラー2に組付く基底部12と、当該基底部12から突設され、ドアパネル3に弾接するシール部13とを備えるものであって、前記末端部11aの基底部12に長手方向に沿う突条14を形成し、当該末端部11aの上方から流下してきた水を前後方向に分散させてなることを特徴とするものである。
請求項2に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、ボディパネル1のドア開口縁に沿って取付けられ、前記ボディパネル1の一部であるフロントピラー2に取付けられる端末型成形部11の末端部11aが、ドアヒンジ部4の上方に位置し、前記フロントピラー2に組付く基底部12と、当該基底部12から突設され、ドアパネル3に弾接するシール部13とを備えるものであって、前記末端部11aの基底部12に長手方向に沿う突条14を、下方に向けて末広がり状に複数設けて、前記末端部11aの上方から流下してきた水を前後方向に分散させてなることを特徴とするものである。
請求項3に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、請求項1または2に記載の発明において、突条14の上端面14aを、基底部12から略直角に立ち上げると共に、基底部12の長手方向に対して略垂直方向に形成してなることを特徴とするものである。
なお、シール部13は、リップ形状であってもよいし、中空形状であってもよい。
請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、末端部11aの基底部12に長手方向に沿う突条14を形成し、その上方から流下してきた水を前後方向に分散させるので、ドアヒンジ部4に多くの水が集中するのを防止することができる。従って、ドアヒンジ部4に多くの水が集中してそのまま凍結し、当該ドアヒンジ部4が機能せず、ドアの開閉ができなくなるといった問題を解消することができる。
なお、この突条14は、端末型成形部11を型成形する際に一体成形することができるので、成形がきわめて容易であり、製造コストも廉価に抑えることができる。
請求項2に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、請求項1に記載の発明と同様に、突条14によって、末端部11aの上方から流下してきた水を前後方向に分散して、多くの水がドアヒンジ部4において凍結するのを防止することができる。これにより、ドアの開閉ができなくなるといった問題を解決することができる。また、製造コストを廉価に抑えることもできる。
さらに、突条14を、下方に向けて末広がり状に複数設けているので、流下してきた水を、さらに前後方向に円滑に分散させることができる。これによって、ドアヒンジ部4へ多くの水が集中して凍結し、ドアの開閉ができなくなるといった問題を、さらに効果的に解消することができる。
請求項3に記載の自動車用ウエザーストリップ10は、突条14の上端面14aを、基底部12から略直角に立ち上げると共に、基底部12の長手方向に対して略垂直方向に形成しているので、水をさらに効果的に分散させることができる。
すなわち、突条14の上端面14aを、基底部12から略直角に立ち上げることによって、その上方から流下した水が、この上端面14aに当たった際、当該上端面14aを乗り越えることなく、前後方向に確実に分散される。また、この上端面14aは、基底部12の長手方向に対して略垂直方向に形成しているので、当該上端面14aに当たった水は、そのまま突条14に沿って流下するのではなく、前後方向に大きく分散される。こうした二回にわたる分散作用によって、水は前後方向に確実に分散される。従って、多くの水がドアヒンジ部4に集中して溜まり、そのまま凍結して、ドアの開閉ができなくなるといった事態を未然に防止することができる。
本発明に係る自動車用ウエザーストリップ10の実施形態を、図1および図5乃至図8に示す。これは、ボディパネル1のドア開口縁に沿って取付けられ、ボディパネル1の一部であるフロントピラー2に取付けられる端末型成形部11の末端部11aが、ドアヒンジ部4の上方に位置するものであり、フロントピラー2に組付く基底部12と、その基底部12から突設され、ドアパネル3に弾接するリップ状のシール部13と、基底部12から突設され、フロントピラー2に弾接するリップ片15とを備える。なお、ドアパネル3のシール部13が弾接する部分には、シーラー6が設けられている。
そして、末端部11aの基底部12に長手方向に沿う直線状の突条14を複数形成し、さらに、それらの突条14を下方に向けて末広がり状に設けている(図7に、末広がり状に広がる突条14の形成方向ラインLを示す)。また、突条14の上端面14aを、基底部12から略直角に立ち上げると共に、基底部12の長手方向に対して略垂直方向に形成している。この突条14は、端末型成形部11を型成形する際に同時一体成形している。なお、本実施形態の突条14は、図6、図7および図8(イ)に示すように断面半円状としているが、これに限定されるものではなく、例えば、図8(ロ)に示すような矩形状や、同(ハ)に示すような三角状とすることができる。
本実施形態に係る自動車用ウエザーストリップ10は、複数の突条14を、末端部11aの基底部12に長手方向に沿って形成しているので、上方から流下してきた水を前後方向に分散させることができる(図5、図7参照)。これにより、多くの水がドアヒンジ部4に集中して、そこで凍結し、ドアの開閉ができなくなるといった問題を解消することができる。
また、本実施形態では、突条14を複数設け、それらを下方に向けて末広がり状に設けているので、流下してきた水を、さらに効果的に前後方向に分散させることができる。
さらに、突条14の上端面14aを、基底部12から略直角に立ち上げると共に、基底部12の長手方向に対して略垂直方向に形成しているので、流下してきた水が、この上端面14aに当たった際、当該上端面14aを乗り越えることなく、前後方向に確実に分散する。また、基底部12の長手方向に対してほぼ垂直方向に形成しているので、当該上端面14aに当たった水は、その反動で、そのまま突条14に沿って流下するのではなく、前後方向に大きく分散される。こうした二回にわたる分散作用によって、流下してきた水は前後方向に確実に分散される。これにより、多くの水がドアヒンジ部4に集中して溜まり、そのまま凍結し、ドアの開閉ができなくなるといった事態を、確実に防止することができる。
また、この自動車用ウエザーストリップは、その突条14を、端末型成形部11を型成形する際に同時一体成形しているので、成形が容易であり、製造コストも廉価に抑えることができるといった利点がある。
自動車用ウエザーストリップを取付けた自動車のボディパネルを示す要部側面図である。 従来例に係るウエザーストリップを示すもので、図1のX部分を示す要部拡大図である。 従来例に係るウエザーストリップを示すもので、図1のI−I線断面図である。 従来例に係るウエザーストリップを示すもので、図2のII−II線断面図である。 本発明の実施形態に係るウエザーストリップを示すもので、図1のX部分を示す要部拡大図である。 図5のIII−III線断面図である。 図6に示すウエザーストリップの要部斜視図である。 本発明に係るウエザーストリップの突条の態様を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
符号の説明
1 ボディパネル
2 フロントピラー
3 ドアパネル
4 ドアヒンジ部
6 シーラー
10 自動車用ウエザーストリップ
11 端末型成形部
11a 末端部
12 基底部
13 シール部
14 突条
14a 上端面
15 リップ片
16 押出成形部
20 自動車用ウエザーストリップ
L 突条の形成方向ライン
W 水

Claims (3)

  1. ボディパネル(1)のドア開口縁に沿って取付けられ,前記ボディパネルの一部であるフロントピラー(2)に取付けられる端末型成形部(11)の末端部(11a)が,ドアヒンジ部(4)の上方に位置し,前記フロントピラーに組付く基底部(12)と,該基底部から突設され,ドアパネル(3)に弾接するシール部(13)とを備えるウエザーストリップであって、前記末端部の基底部に長手方向に沿う突条(14)を形成し,該末端部の上方から流下してきた水を前後方向に分散させてなることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  2. ボディパネル(1)のドア開口縁に沿って取付けられ,前記ボディパネルの一部であるフロントピラー(2)に取付けられる端末型成形部(11)の末端部(11a)が,ドアヒンジ部(4)の上方に位置し,前記フロントピラーに組付く基底部(12)と,該基底部から突設され,ドアパネル(3)に弾接するシール部(13)とを備えるウエザーストリップであって、前記末端部の基底部に長手方向に沿う突条(14),下方に向けて末広がり状に複数設けて,前記末端部の上方から流下してきた水を前後方向に分散させてなることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  3. 突条(14)の上端面(14a)を、基底部(12)から略直角に立ち上げると共に、該基底部の長手方向に対して略垂直方向に形成してなることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ウエザーストリップ。
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