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JP2007301862A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2007301862A
JP2007301862A JP2006133191A JP2006133191A JP2007301862A JP 2007301862 A JP2007301862 A JP 2007301862A JP 2006133191 A JP2006133191 A JP 2006133191A JP 2006133191 A JP2006133191 A JP 2006133191A JP 2007301862 A JP2007301862 A JP 2007301862A
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JP2006133191A
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Takeshi Inota
岳司 猪田
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しながら、ファンの脱落を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置(熱転写プリンタ)は、筐体20と、ファン30と、下部取付部26と、上部取付部27および28とを備える。ファン30は、下部取付部26に支持されるとともに、一対の上部取付部27および28に含まれる一対の爪部27aと28aが、それぞれファン30のネジ挿入孔30aと30bに挿入されることにより、ファン30が筐体20に固定される。また、上部取付部27および上部取付部28は、それぞれ、上部面取部27dおよび28dと、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部27cと28cとを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、ファンを備えた画像形成装置に関する。
従来、放熱のためのファンを備えた画像形成装置などの電子機器が知られている。また、電子機器には、ファンが種々のファン取付構造によって取り付けられている(たとえば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1に記載のファン取付構造では、筐体とは別にファンの固定ホルダが設けられており、その固定ホルダには、ファンのネジ穴に嵌合する位置決めボスが設けられている。また、固定ホルダには、位置決めボスに加えて別途、鈎状のフック部も設けられており、そのフック部によって、ファンの2側面を把持し、固定される構造となっている。
また、上記特許文献2に記載のファン取付構造では、ファンを筐体に固定するためのファンカバーを別途設け、そのファンカバーには、筐体およびファンの4つのネジ孔部を貫通してファンの裏面に嵌合するための、ファンを固定するフック部が含まれている。そのファンを固定するフックにより、ファンカバーとファンを筐体に固定する構造となっている。
また、上記特許文献3に記載のファン取付構造では、可撓性の(弾性変形可能な)突起を撓ませることにより、ファンを固定位置に押し当てながら回転させてファンの位置決めを行う。その固定位置には、ファンの対角線上に位置する2点の固定爪が存在し、その2点の固定爪により、ファンのフランジ部の2つのコーナー部を把持する構造となっている。
また、上記特許文献4に記載のファン取付構造では、ファンを筐体に固定するためのファンボックスを別途設け、そのファンボックスには、フック係合部が設けられており、筐体には、撓み変形可能な形状のフック部が設けられている。その筐体に設けられた撓み変形可能なフック部により、ファンが収納されたファンボックスと筐体が固定される。
特開2006−49672号公報 特開2004−143983号公報 実開平5−6892号公報 特開2005−197421号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のファン取付構造では、ファンを取り付けるための固定ホルダが、筐体とは別個に設けられているため、部品点数が増加してしまう問題点がある。
また、上記特許文献2に記載のファン取付構造では、筐体とは別個に、ファンカバーを設ける必要があるため、部品点数が増加してしまう問題点がある。
また、上記特許文献3に記載のファン取付構造では、ファンの2つのコーナー部のみが、2点の固定爪により把持されるため、衝撃が加わった場合には、ファンが脱落してしまう場合があるという問題点がある。
また、上記特許文献4に記載のファン取付構造では、筐体とは別個に、ファンボックスを設ける必要があるため、部品点数が増加してしまう問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品点数の増加を抑制しながら、ファンの脱落を抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この第1の局面による画像形成装置は、印画部が収納される筐体と、筐体の側面に取り付けられ、印画部で発生する熱を放熱するためのファンとを備えた画像形成装置において、筐体の側面に一体的に設けられるとともに、ファンの4つのコーナー部を支持するファン取付部とをさらに備え、ファンは、取付時において、上方からスライドされることによりファン取付部に取り付けられ、ファン取付部は、ファンの下部の2つのコーナー部を支持する下部取付部と、ファンの上部の2つのコーナー部を支持する上部取付部とを含み、ファン取付部の下部取付部は、ファン取付部の下部を覆うように形成されたケース状の取付部を含み、ファンの取付部の上部取付部は、ファンの上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられ、ファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくともファンの上下方向の移動を抑制するように係合する弾性変形可能な一対の爪部を含み、一対の爪部の先端部には、ファンが上方からスライドされて取り付けられる際に、ファンの下面により押圧されることにより一対の爪部を開く方向に撓ませることが可能な面取り部が設けられ、一対の爪部の先端部は、ファンのネジ挿入孔に挿入されることにより、ファンを固定し、一対の爪部は、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部を含む。
この第1の局面による画像形成装置では、上記のように、筐体の側面に一体的にファンを支持する取付部を設けることによって、ファンを取り付けるための部材を別途設ける必要がないため、部品点数の増加を抑制することができる。また、取付部を、ファンの4つのコーナー部を支持するように構成することによって、取付部を2つのコーナー部を支持するように構成する場合に比べて、より確実にファンを固定することができる。これにより、ファンの脱落を有効に抑制することができる。また、ファンを上方からスライドされることによりファン取付部に取り付けることによって、ファンを取付位置に合うように手で調整する必要がないため、ファンの取付作業を容易に行うことができる。したがって、ファンの取付作業性を向上させることができる。
また、第1の局面による画像形成装置では、ファン取付部を、ファンの下部の2つのコーナー部を支持する下部取付部と、ファンの上部の2つのコーナー部を支持する上部取付部とを含むように構成することによって、上部取付部と下部取付部とを別々の固定機能を有するように形成することができるので、たとえば、下部取付部を、ファンを前後方向および左右方向に移動しないように固定する機能を有するように形成するとともに、上部取付部を、ファンを上下方向に移動しないように固定する機能を有するように形成することができる。これにより、固定機能の異なる上部取付部および下部取付部を用いて、容易にファンを固定することができる。
また、第1の局面による画像形成装置では、ファン取付部の下部取付部を、ファン取付部の下部を覆うように形成されたケース状の取付部を含むように構成にすることによって、ケース状の取付部により、ファンの底面を支持することができるとともに、ファンを前後方向および左右方向に移動しないように固定することができる。また、ファンの取付部の上部取付部を、ファンの上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられた弾性変形可能な一対の爪部を含むように構成することによって、その一対の爪部を、ファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくともファンの上下方向の移動を抑制するように係合させることができる。これにより、ファンを上下方向に移動しないように固定することができるため、ファンを前後方向、左右方向および上下方向の全ての方向に移動しないように固定することができる。
また、第1の局面による画像形成装置では、一対の爪部の先端部に、一対の爪部を開く方向に撓ませることが可能な面取り部を設けることにより、ファンが上方からスライドされて取り付けられる際に、ファンの下面により押圧されることによって、爪部を手によって開く方向に撓ませる必要がなくなるため、容易にファンをスライドさせて取付位置に配置することができる。また、一対の爪部の先端部を、ファンのネジ挿入孔に挿入することによりファンを固定するように構成することによって、ファンのネジ挿入孔に挿入された一対の爪部により、少なくともファンが上下方向に移動するのを容易に抑制することができるので、ファンを安定して固定することができる。また、一対の爪部を、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部を含むように構成することによって、屈曲部の分だけ弾性変形する部分の長さが大きくなるため、その分、一対の爪部を開く方向に撓ませやすくすることができる。これにより、爪部を開く方向に撓ませる際に、爪部を破損しにくくすることができる。
この発明の第2の局面による画像形成装置は、印画部が収納される筐体と、筐体の側面に取り付けられ、印画部で発生する熱を放熱するためのファンと、筐体の側面に一体的に設けられるとともに、ファンの4つのコーナー部を支持するファン取付部とを備え、ファンは、取付時において、上方からスライドされることによりファン取付部に取り付けられる。
この第2の局面による画像形成装置では、上記のように、筐体の側面に一体的にファンを支持する取付部を設けることによって、ファンを取り付けるための部材を別途設ける必要がないため、部品点数の増加を抑制することができる。また、取付部をファンの4つのコーナー部を支持するように構成することによって、取付部を2つのコーナー部を支持するように構成する場合に比べて、より確実にファンを固定することができる。これにより、ファンの脱落を有効に抑制することができる。また、ファンを上方からスライドされることによりファン取付部に取り付けることによって、ファンを取付位置に合うように手で調整する必要がないため、ファンの取付作業を容易に行うことができる。
この第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、ファン取付部は、ファンの下部の2つのコーナー部を支持する下部取付部と、ファンの上部の2つのコーナー部を支持する上部取付部とを含む。このような構成にすれば、上部取付部と下部取付部とを別々の固定機能を有するように形成することができるので、たとえば、下部取付部を、ファンを前後方向および左右方向に移動しないように固定する機能を有するように形成するとともに、上部取付部を、ファンを上下方向に移動しないように固定する機能を有するように形成することができる。これにより、固定機能の異なる上部取付部および下部取付部を用いて、容易にファンを固定することができる。
上記下部取付部と上部取付部とを含む画像形成装置において、好ましくは、ファン取付部の下部取付部は、ファン取付部の下部を覆うように形成されたケース状の取付部を含み、ファンの取付部の上部取付部は、ファンの上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられ、ファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくともファンの上下方向の移動を抑制するように係合する弾性変形可能な一対の爪部を含む。このように構成すれば、ケース状の取付部により、ファンの底面を支持することができるとともに、ファンを前後方向および左右方向に移動しないように固定することができる。また、上部取付部を構成する弾性変形可能な一対の爪部をファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくともファンの上下方向の移動を抑制するように係合させることによって、ファンを上下方向に移動しないように固定することができるため、ファンを前後方向、左右方向および上下方向の全ての方向に移動しないように固定することができる。
上記ファンの取付部の上部取付部に、一対の爪部が含まれる画像形成装置において、好ましくは、一対の爪部の先端部には、ファンが上方からスライドされて取り付けられる際に、ファンの下面により押圧されることにより一対の爪部を開く方向に撓ませることが可能な面取り部が設けられている。このように構成すれば、爪部を手によってこじ開く方向に撓ませる必要がなくなるため、容易にファンをスライドさせて取付位置に配置することができる。したがって、ファンの取付作業性を向上させることができる。
上記ファンの取付部の上部取付部に、一対の爪部が含まれる画像形成装置において、好ましくは、一対の爪部の先端部は、ファンのネジ挿入孔に挿入されることにより、ファンを固定するように構成されている。このように構成すれば、ファンのネジ挿入孔に挿入された一対の爪部により、少なくともファンが上下方向に移動するのを容易に抑制することができる。これにより、ファンを安定して固定することができる。
上記ファンの取付部の上部取付部に、一対の爪部が含まれる画像形成装置において、好ましくは、一対の爪部は、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部を含む。このように構成すれば、屈曲部の分だけ弾性変形する部分の長さが大きくなるので、その分、一対の爪部を開く方向に撓ませやすくすることができる。これにより、爪部を開く方向に撓ませる際に、爪部を破損しにくくすることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示す分解斜視図である。図2〜図12は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの詳細構造を示す図である。まず、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの構造を説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である熱転写プリンタに本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態による熱転写プリンタは、図1〜図3に示すように、印字を行う印画部10と、印画部10が収納される樹脂製の筐体20と、筐体20の内側面20aに取り付けられ、印画部10で発生する熱を放熱するためのファン30とを備える。
また、印画部10は、図1〜図3に示すように、金属製のシャーシ11と、印字を行うための印字ヘッド12およびプラテンローラ13と、用紙50(図2参照)を搬送するための送りローラ14および押さえローラ15と、用紙50(図2参照)を外部から印画部10の内部に搬送するための給紙ローラ16とを含む。また、熱転写プリンタの印画部10には、インクシート17が収納されたインクシートカートリッジ18(図2参照)が脱着可能に挿入される。また、熱転写プリンタには、用紙50(図2参照)が収納された給紙カセット(図示せず)が脱着可能に装着される。
また、シャーシ11は、一方側面11aと、他方側面11bと、一方側面11aと他方側面11bとを連結する底面11cとを有する。また、シャーシ11の他方側面11bには、インクシートカートリッジ18を挿入するための挿入穴11dが設けられている。
また、印字ヘッド12は、一対のアーム12aと、印字部12bと、ヒートシンク12cと、支軸12dとを有する。印字ヘッド12は、一対のアーム12aが支軸12dを中心に回動することにより、印字部12bがプラテンローラ13に押圧または離間するように構成されている。また、ヒートシンク12cは、アルミニウムなどからなり、印字部12bが発する熱を放熱する機能を有する。また、ヒートシンク12cは、印字部12bの上面上に取り付けられるとともに、ファン30側に向かって伸びるように形成されている。また、ヒートシンク12cは、一対のアーム12aと一体的に形成されている。
また、送りローラ14および押さえローラ15は、用紙50を間に挟んだ状態で回転することにより、用紙50を給紙方向(矢印A1方向)または排紙方向(矢印B1方向)に搬送する機能を有する。
また、給紙ローラ16は、給紙カセット(図示せず)に載置された用紙50を印画部10内部に取り込む機能を有する。
また、筐体20は、図1〜図3に示すように、給紙カセット(図示せず)が挿入される給紙カセット挿入部21と、インクシートカートリッジ18を挿入するための挿入穴22と、長穴23と、用紙ガイドリブ24と、筐体20の側面20aに設けられた排熱穴25とを含む。また、筐体20の排熱穴25の内側には、ファン30が取り付けられる。
また、図2および図3に示すように、給紙カセット挿入部21の内側近傍には、給紙ローラ16が配置される。また、長穴23は、後述する印字開始位置における用紙50の給紙方向側(矢印A1方向)の端部を逃がすために設けられている。また、用紙ガイドリブ24は、給紙方向(矢印A1方向)に搬送される用紙50を長穴23にガイドする機能を有する。また、ファン30および排熱穴25は、印字ヘッド12のヒートシンク12cの近傍に配置される。ファン30は、回転することにより、印画部10の内部から外部に排熱穴25を介して、ヒートシンク12c付近の熱を持った空気を矢印F方向に排出する機能を有する。また、図1および図12に示すように、ファン30は、ファン30の上部に位置する矩形状のネジ挿入孔30aおよびネジ挿入孔30bを含む。また、ファン30は、厚みt1(図1参照)と、幅W1(図12参照)と、ネジ挿入孔30aおよび30bの中心からファンの底面までの距離D1(図12参照)と、ネジ挿入孔30aの係合面(外側内側面)とネジ挿入孔30bの係合面(外側内側面)との間の間隔D2(図12参照)と、ネジ挿入孔30aおよび30bの上下方向の長さD3(図12参照)とを有する。
ここで、本実施形態では、図8および図9に示すように、ファン30が取り付けられる樹脂製の筐体20の内側面20aには、ファン30を取り付けるための下部取付部26と、上部取付部27および28とが一体的に設けられている。ファン30は、上方からスライドされることにより取付位置に配置される。上部取付部27および28は、それぞれ、ファン30を正面から見て左側上部および右側上部に配置されている。下部取付部26は、ファン30の底部と、ファン30の下部の左右側面と、ファン30の下部の前面とを包み込むケース状に形成されている。また、下部取付部26は、ファン30の下部にある2つのコーナー部を支持している。また、下部取付部26の前面は、ファン30の空気の通り道F(図2および図3参照)を遮らないように円弧状に形成されている。
また、上部取付部27および28は、それぞれ、筐体20の内側面20aから垂直方向に突出している。上部取付部27は、ファン30のネジ挿入孔30aに係合するフック形状の係合爪部27aと、筐体20の内側面20aと接合される根元部27bと、係合爪部27aと根元部27bとの間に位置する部分に設けられた屈曲部27cと、上部面取部27dとを含んでいる。また、上部取付部28は、ファン30のネジ挿入孔30bに係合するフック形状の係合爪部28aと、筐体20の内側面20aと接合される根元部28bと、係合爪部28aと根元部28bとの間に位置する部分に設けられた屈曲部28cと、上部面取部28dとを含んでいる。また、係合爪部27aおよび28aは、それぞれ、主に図1のG1方向およびG2方向に弾性変形可能である。また、上部取付部27の根元部27bおよび上部取付部28の根元部28bの筐体20との接合部分は、上部取付部27および28が根元から折れることを防ぐために、筐体20の内側面20aに向かって幅が大きくなるような形状に形成されている。また、上部取付部27の屈曲部27cおよび上部取付部28の屈曲部28cは、弾性変形する部分の長さを大きくするために設けられている。また、上部取付部27の上部面取部27dおよび上部取付部28の上部面取部28dは、上方からスライドされてくるファン30の底部によって係合爪部27aおよび28aが垂直下方向に押圧される際に、係合爪部27aおよび28aを開く方向(図1のG1方向およびG2方向)に撓ませることを可能にするために設けられている。
また、下部取付部26のケース内の幅W2(図9参照)は、ファン30の幅W1(図12参照)とほぼ同じ大きさになるように形成されている。また、ケース状の下部取付部26の内部の前後方向の長さL(図10参照)は、ファン30の厚みt1(図1参照)とほぼ同じ大きさになるように形成されている。これにより、ファン30の下部の2つのコーナー部は、下部取付部26の内部に前後方向(図8のH1およびH2方向)および左右方向(図8のG1およびG2方向)に移動しないように収納される。また、係合爪部27aの係合面と係合爪部28aの係合面との間隔D4(図10参照)は、ファン30のネジ挿入孔30aの係合面(外側内側部)とネジ挿入孔30bの係合面(外側内側面)との間の間隔D3(図12参照)とほぼ同じ大きさになるように形成されている。これにより、係合爪部27aおよび28aの係合面と、ネジ挿入孔30aおよび30bの係合面とが当接するので、係合爪部27aおよび28aにより、ファン30のネジ挿入孔30aおよび30bがそれぞれ左右方向(図10のG1方向およびG2方向)に移動しないように固定される。また、上部取付部27および28の上下方向の中心から下部取付部26のケース内底面26aまでの間隔D5(図9参照)と、ファン30のネジ挿入孔30aおよび30bの上下方向の中心からファン30の底面までの間隔D1(図12参照)とは、ほぼ同じ高さになるように形成されている。また、一対の係合爪部27aおよび28aの上下方向の厚みt2(図9参照)は、ファン30のネジ挿入孔30aおよび30bの上下方向の長さD3(図12参照)とほぼ同じ大きさになるように形成されている。これにより、係合爪部27aおよび28aがファン30のネジ挿入孔30aおよび30bに挿入された状態で、ファン30が上下方向にも移動しないように固定される。
図13〜図18は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける際の手順を説明するための図である。次に、図13〜図18を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体20にファン30を取り付ける際の手順について説明する。
まず、図13に示すように、ファン30を上方から垂直下方(矢印I方向)にスライド移動させることにより、図14に示すように、ファン30の下面を上部取付部27の上部面取部27dおよび上部取付部28の上部面取部28dに当接させる。この状態から、さらに、ファン30を、上部面取部27dおよび28dに対して垂直下方に押圧する。これにより、図15に示すように、上部面取部27dおよび28dの表面に対して垂直な方向へ力F0が加わるので、その力F0の垂直分力F1および水平分力F2が発生する。このうち、水平分力F2により、係合爪部27aおよび28aは、矢印H1方向に移動されて、図16に示すように、完全に係合爪部27aおよび28aが押し開かれる。
この後、ファン30の底面が下部取付部26の底面26aと当接するまでさらに垂直下方(矢印I方向)にスライドさせる。そして、ファン30の底面が下部取付部26の底面26aに当接した時点で、弾性変形によって押し開かれていた一対の係合爪部27aおよび28aは、元の状態に戻るため、係合爪部27aおよび28aは、それぞれ、ファンのネジ挿入孔30aおよび30bに挿入される。
次に、図2および図3を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの印字動作を説明する。
図2に示すように、印画部10において、給紙ローラ16によって印画部10の内部に取り込まれた用紙50は、送りローラ14が矢印A2方向に回転することによって給紙方向(矢印A1方向)に搬送されて印字開始位置に到達する。その後、図3に示すように、印字開始位置から送りローラ14が矢印B2方向に回転することによって用紙50は排紙方向(矢印B1方向)に搬送される。用紙50を排紙方向(矢印B1方向)に搬送する際に、印字ヘッド12とプラテンローラ13とにより用紙50とインクシート17とが押圧されるとともに、印字ヘッド12の印字部12bが発熱される。この発熱によりインクシート17のインクが昇華されるとともに用紙50に転写される。このようにして印画部10において印字が行われる。
本実施形態では、上記のように、筐体20の内側面20aに、ファン30を取り付けるための下部取付部26と上部取付部27および28とを一体的に設けることによって、ファン30を取り付けるための部材を別途設ける必要がないため、部品点数の増加を抑制することができる。また、下部取付部26と、上部取付部27および28とを、ファン30の4つのコーナー部を支持するように構成することによって、下部取付部26と、上部取付部27および28とを、2つのコーナー部を支持するように構成する場合に比べてより確実にファン30を固定することができる。これにより、ファン30の脱落を有効に抑制することができる。また、ファン30を、上方からスライドすることにより、下部取付部26と、上部取付部27および28とにそれぞれ取り付けることによって、ファン30を取付位置に合うように手で調整する必要がないため、ファンの取付作業を容易に行うことができる。したがって、ファンの取付作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ファン30の下部取付部26を、ファンの下部を覆うように形成されたケース状に構成することによって、ファン30の底面を支持することができるとともに、ファン30を前後方向および左右方向に移動しないように固定することができる。また、ファン30の上部取付部27および28を、それぞれ、ファン30の上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられた弾性変形可能な係合爪部27aおよび28aを含むように構成するとともに、係合爪部27aおよび28aをファン30の上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくともファン30の上下方向の移動を抑制するように係合させることによって、ファン30を上下方向に移動しないように固定することができる。これらの結果、ファン30を前後方向、左右方向および上下方向の全ての方向に移動しないように固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、係合爪部27aおよび28aの先端部に、ファン30の下面により押圧されることにより係合爪部27aおよび28aを開く方向に撓ませることが可能な上部面取部27dおよび28dをそれぞれ設けることによって、係合爪部27aおよび28aを手によって開く方向に撓ませる必要がなくなるため、容易に、ファン30をスライドさせて取付位置に配置することができる。
また、本実施形態では、上部取付部27および28に、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部27cおよび28cを設けることによって、屈曲部27cおよび28cの分だけ弾性変形する部分の長さを大きくすることができる。これにより、弾性変形する部分の長さを大きくする分、上部取付部27の係合爪部27aおよび上部取付部28の係合爪部28aを開く方向に撓ませやすくすることができる。したがって、係合爪部27aおよび28aを開く方向に撓ませる際に、爪部を破損しにくくすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例として熱転写プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、印画部で発生する熱を放熱するためのファンを有する画像形成装置であれば、熱転写プリンタ以外の他の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ファン30を上方からスライドさせることによりファン30をファン下部取付部26およびファン上部取付部27および28に取り付ける例を示したが、本発明はこれに限らず、上方以外の方向からファン30をスライドされることにより、ファン30の取付部に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ケース状の下部取付部26と、係合爪部27aおよび28aを含む上部取付部27および28とを用いて、ファン30を固定する例を示したが、本発明はこれに限らず、ファン30の4つのネジ挿入孔に挿入可能な、4つの係合爪部を有する取付部を設けることにより、ファン30を固定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの断面図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付けた状態を示す斜視図である。 図4のファンを取り付けた部分を拡大した斜視図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付けた状態を示す正面図である。 図6の100−100線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付けた状態を示す平面図である。 図6に示した正面図からファンを取り外した状態を示す正面図である。 図8に示した平面図からファンを取り外した状態を示す平面図である。 図10に示した矢印C方向からファンの上部取付部を見た場合の図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタのファンを示す正面図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける際の手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける際の手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける際の手順を説明するための拡大図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける際の手順を説明するための拡大図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による熱転写プリンタの筐体にファンを取り付ける手順を説明するための斜視図である。
符号の説明
10 印画部
20 筐体
26 下部取付部
26a 底面
27、28 上部取付部
27a、28a 係合爪部
27b、28b 根元部
27c、28c 屈曲部
27d、28d 上部面取部
30 ファン
30a、30b ネジ挿入孔

Claims (7)

  1. 印画部が収納される筐体と、前記筐体の側面に取り付けられ、前記印画部で発生する熱を放熱するためのファンとを備えた画像形成装置において、
    前記筐体の側面に一体的に設けられるとともに、前記ファンの4つのコーナー部を支持するファン取付部をさらに備え、
    前記ファンは、取付時において、上方からスライドされることにより前記ファン取付部に取り付けられ、
    前記ファン取付部は、前記ファンの下部の2つのコーナー部を支持する下部取付部と、前記ファンの上部の2つのコーナー部を支持する上部取付部とを含み、
    前記ファン取付部の下部取付部は、前記ファン取付部の下部を覆うように形成されたケース状の取付部を含み、
    前記ファンの取付部の上部取付部は、前記ファンの上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられ、前記ファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくとも前記ファンの上下方向の移動を抑制するように係合する弾性変形可能な一対の爪部を含み、
    前記一対の爪部の先端部には、前記ファンが上方からスライドされて取り付けられる際に、前記ファンの下面により押圧されることにより前記一対の爪部を開く方向に撓ませることが可能な面取り部が設けられ、
    前記一対の爪部の先端部は、前記ファンのネジ挿入孔に挿入されることにより、前記ファンを固定し、
    前記一対の爪部は、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部を含む、画像形成装置。
  2. 印画部が収納される筐体と、
    前記筐体の側面に取り付けられ、前記印画部で発生する熱を放熱するためのファンと、
    前記筐体の側面に一体的に設けられるとともに、前記ファンの4つのコーナー部を支持するファン取付部とを備え、
    前記ファンは、取付時において、上方からスライドされることにより前記ファン取付部に取り付けられる、画像形成装置。
  3. 前記ファン取付部は、前記ファンの下部の2つのコーナー部を支持する下部取付部と、前記ファンの上部の2つのコーナー部を支持する上部取付部とを含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ファン取付部の下部取付部は、前記ファン取付部の下部を覆うように形成されたケース状の取付部を含み、
    前記ファンの取付部の上部取付部は、前記ファンの上部の2つのコーナー部に対応する位置に設けられ、前記ファンの上部の2つのコーナー部近傍の部分に少なくとも前記ファンの上下方向の移動を抑制するように係合する弾性変形可能な一対の爪部を含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記一対の爪部の先端部には、前記ファンが上方からスライドされて取り付けられる際に、前記ファンの下面により押圧されることにより前記一対の爪部を開く方向に撓ませることが可能な面取り部が設けられている、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記一対の爪部の先端部は、前記ファンのネジ挿入孔に挿入されることにより、前記ファンを固定するように構成されている、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記一対の爪部は、弾性変形する部分の長さを大きくするための屈曲部を含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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