JP2007285897A - ガラス物品の製造方法及び光学素子の製造方法 - Google Patents
ガラス物品の製造方法及び光学素子の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】曲面を含む表面を有するガラス塊101を成形する成形工程と、ガラス塊101内に検査光を透過させてガラス塊101の内部品質を検査する検査工程とを有する。検査工程は、ガラス塊101の曲面を含む表面101aに少なくとも一の導光部材1の対向面1aを近接させ、もしくは、接触させ、この導光部材1内を経て対向面1a及び表面101aを介してガラス塊101内部へ検査光を導き及び/又はガラス塊101内部を透過した検査光を表面101a及び対向面1aを介して導光部材1内に導き、ガラス塊101を透過した検査光を検査する。
【選択図】図1
Description
本発明は、熔融ガラス、または、加熱し軟化させたガラスを成形してガラス物品を製造するガラス物品の製造方法において、曲面を含む表面を有するガラス塊を成形する成形工程と、ガラス塊内に検査光を透過させて該ガラス塊の少なくとも内部品質を検査する検査工程とを有し、検査工程は、ガラス塊の曲面を含む表面に、少なくとも一の導光部材の表面を近接させ、もしくは、接触させ、この導光部材内を経てこの導光部材の表面及びガラス塊の表面を介して該ガラス塊内部へ検査光を導き、及び/又は、ガラス塊内部を透過した検査光をこのガラス塊の表面及び導光部材の表面を介して該導光部材内に導いて、ガラス塊を透過した後の検査光を検査することによって行うことを特徴とするものである。
本発明は、構成1を有するガラス物品の製造方法において、ガラス塊は、プレス成形用ガラス素材であることを特徴とするものである。
本発明は、構成1を有するガラス物品の製造方法において、製造されるガラス物品は、光学素子、または、光学素子ブランクであることを特徴とするものである。
本発明は、構成1乃至構成3のいずれか一を有するガラス物品の製造方法において、検査工程における検査結果により、製造されるガラス物品の品質保証を行うことを特徴とするものである。
本発明は、構成1乃至構成3のいずれか一を有するガラス物品の製造方法において、検査工程における検査結果に基づき、成形工程における成形条件を設定、または、調整することを特徴とするものである。
本発明に係る光学素子の製造方法は、構成2を有するガラス物品の製造方法により製造されたガラス物品を加熱し、軟化させて、プレス成形を行うことを特徴とするものである。
本発明に係る光学素子の製造方法は、構成3を有するガラス物品の製造方法により製造された光学素子ブランクを研削し、研磨することを特徴とするものである。
本発明に係るガラス物品の製造方法により製造されるガラス物品は、大別すると、プレス成形用ガラス素材、光学素子及び光学素子ブランクとなる。
図1は、本発明に係るガラス物品の製造方法における検査工程を示す側方から見た断面図である。
このガラス物品の製造方法の検査工程においては、図1に示すように、少なくとも一の導光部材1を用いる。この導光部材1の一方側の表面は、ガラス塊101の曲面を含む表面101aに対向される対向面1aとなされ、他方側の表面1bは、平面となされている。この導光部材1は、検査工程において、ガラス塊101の表面101aに対し、対向面1aを近接させ、もしくは、対向面1aを接触させて配置する。
前述の態様1、態様2及び態様3のいずれの場合にも、対向面1aに対向する表面101aにおいて、検査光の全反射が起きる場合には、検査光を導くことができない。この場合には、導光部材1の対向面1aとガラス塊101の表面101aとを接触させるか、あるいは、対向面1aと表面101aとの間に検査光を透過する液体、または、緩衝材を導入し、ガラス塊101の表面101aにおける検査光の臨界角を増加させ、検査光が全反射することなくガラス塊101を透過するようにする。
そして、ガラス塊101を透過した後の検査光に基づいて、ガラス塊101内部の脈理など光学的な均質性を損なう欠陥の有無を検査するには、検査光の光源2を点光源とすることが望ましい。点光源と見なせる光源としては、ランプ及びスリット、または、ランプ及びピンホールを組合せた光源ユニットや、レーザ光源などを挙げることができる。このような光源ユニットの構成例としては、ランプ(例えば、ハロゲンランプなど)及びスリット(あるいはピンホール)の間にランプ光を集束するためのレンズ(複数枚のレンズを組合せたレンズ系でもよい。)を配置し、スリット開口部に集束したランプ光を導く構造のものが挙げられる。また、レーザ光源を用いる場合にも、必要に応じて、レーザ光を集束したり、コリメートする光学系を組合せてもよい。
ガラス塊101を透過した後の検査光の検出には、図1に示すように、この検査光を結像させる結像光学系6を用いる。この結像光学系6により、ガラス塊101の像を撮像素子(イメージセンサ)7の受光面に結像させ、この像を画像情報として取り込んだり、また、この像を目視により観察するようにしてもよい。
プリフォームを製造する場合には、前述の検査工程では、検査の効率化を図る目的で、プリフォーム表面の検査光を入射させる面(入射面)、もしくは、出射させる面(出射面)の少なくとも一方の面に対して、これらの表面の反転形状を有する対向面を備えた導光部材を用いる。この導光部材の対向面上にプリフォームを載せて、マッチングオイル中に浸漬させ、脈理の有無などの内部品質を観察、検査する。
本発明における検査工程の意義は2つに大別される。第1の意義は、検査工程の結果により、ガラス物品の品質保証を行うことである。また、第2の意義は、検査工程の結果に基づき、ガラス塊の成形工程における成形条件を設定、または、調整することである。
次に、本発明に係る光学素子の製造方法について説明する。
B2O3−La2O3系組成を有するプレス成形用光学ガラスが得られる熔融ガラスを流出パイプから連続流出させ、これを多孔質浮上型で受け、降下切断法により所定の重量の熔融ガラス塊を得て、これをプレス成形用プリフォームに成形した。
B2O3−La2O3−TiO2系組成を有するプレス成形用光学ガラスが得られる熔融ガラスを流出パイプから連続流出させ、これを多孔質浮上型で受け、降下切断法により所定の重量の熔融ガラス塊を得て、これをプレス成形用プリフォームに成形した。
実施例1及び実施例2において量産したプリフォームから、ランダムに内部品質検査試料となるプリフォームを抜き出し、実施例1及び実施例2において行った検査工程と同様の方法により、プリフォーム内部を観察した。
実施例1乃至実施例3のプリフォームを公知の精密プレス成形法により精密プレス成形し、非球面レンズなどの光学素子を量産した。得られた光学素子の内部品質を実施例1及び実施例2において行った検査工程と同様の方法により検査したところ、光学素子として十分な内部品質を有することを確認することができた。
屈折率1.90のガラスからなるプレス成形用プリフォームの内部を検査するにあたり、このプレス成形用プリフォームを屈折率1.78のオイルに浸漬させ、導光部材を用いずに、前述の光学系を用いて検査した。
屈折率1.90のガラスからなるガラスプリフォームの内部を検査するにあたり、このガラスプリフォームを屈折率1.90のオイルに浸漬させ、導光部材1を用いずに、前述の光学系を用いて検査した。
1a 対向面
2 光源
3a 液体
3b 緩衝材
4 容器
5 窓部
6 結像光学系
7 撮像素子
8 検査光の焦点位置
101 ガラス塊
101a 表面
Claims (7)
- 熔融ガラス、または、加熱し軟化させたガラスを成形してガラス物品を製造するガラス物品の製造方法において、
曲面を含む表面を有するガラス塊を成形する成形工程と、
前記ガラス塊内に検査光を透過させて該ガラス塊の少なくとも内部品質を検査する検査工程と
を有し、
前記検査工程は、前記ガラス塊の曲面を含む表面に、少なくとも一の導光部材の表面を近接させ、もしくは、接触させ、この導光部材内を経てこの導光部材の表面及び前記ガラス塊の表面を介して該ガラス塊内部へ前記検査光を導き、及び/又は、前記ガラス塊内部を透過した検査光をこのガラス塊の表面及び前記導光部材の表面を介して該導光部材内に導いて、前記ガラス塊を透過した後の検査光を検査することによって行う
ことを特徴とするガラス物品の製造方法。 - 前記ガラス塊は、プレス成形用ガラス素材である
ことを特徴とする請求項1記載のガラス物品の製造方法。 - 製造されるガラス物品は、光学素子、または、光学素子ブランクである
ことを特徴とする請求項1記載のガラス物品の製造方法。 - 前記検査工程における検査結果により、製造されるガラス物品の品質保証を行う
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のガラス物品の製造方法。 - 前記検査工程における検査結果に基づき、前記成形工程における成形条件を設定、または、調整する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のガラス物品の製造方法。 - 請求項2記載のガラス物品の製造方法により製造されたガラス物品を加熱し、軟化させて、プレス成形を行う
ことを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項3記載のガラス物品の製造方法により製造された光学素子ブランクを研削し、研磨する
ことを特徴とする光学素子の製造方法。
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EP2056643A2 (en) | 2007-11-02 | 2009-05-06 | Nec Corporation | Wireless diversity reception apparatus and reception method |
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JP2000304706A (ja) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 容器内の異物の検査装置およびその検査方法 |
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-
2006
- 2006-04-17 JP JP2006113777A patent/JP4995477B2/ja active Active
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