JP2007256884A - 処理液吐出ノズル及びそれを用いた被処理基板の処理方法並びにフォトマスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の処理液吐出ノズル100aは、吐出ノズル11の吐出口21の開口形状を左側で最大の開口幅が得られるようにして処理液の吐出量を増やし、右側に行くに従って開口幅を細くして処理液の吐出量を減少させて、処理液吐出ノズルの吐出口21の吐出量が左側で最大の吐出量が、右側に行くに従って最小の処理液の吐出量が得られるようにしたものである。
【選択図】図1
Description
そのために、フォトマスクの製造工程、すなわち電子線あるいはレーザー光によるパターン描画工程、現像工程、エッチング工程においても、さらなるパターンの微細化、高精度化の対応がせまられている。
これは、1枚のフォトマスク面内でも、面内の位置によりパターン寸法のバラツキが発生することがある。傾向をもって発生するパターン寸法バラツキは、1〜2nm程度であっても、問題となるレベルになっている。
すなわち、現像工程において、回転する対象物(フォトマスク基板)の表面にファンノズルで薬液(現像液)を扇状に噴霧し、対象物と薬液を反応させる方式(ウェットプロセス)では、ノズルの向きを調節することにより、これらの原因による同心円状の寸法分布を、ある程度制御するようにしている。
また、本発明の処理液吐出ノズルを用いて、前記被処理基板の各種処理を行うことにより、処理基板のパターン寸法バラツキを制御することができる。
さらにまた、本発明の処理液吐出ノズル及び被処理基板の処理方法を用いて現像、エッチング処理を行うことにより、面内のパターン寸法バラツキの少ないフォトマスクを得ることができる。
図1(a)、(b)及び(c)は請求項1に係る本発明の処理液吐出ノズルの一実施例を示す模式側面図である。
本発明の処理液吐出ノズル100aは、図1(a)に示すように、吐出ノズル11の吐出口21の開口形状を左側で最大の開口幅が得られるようにして処理液の吐出量を増やし、右側に行くに従って開口幅を細くして処理液の吐出量を減少させて、処理液吐出ノズルの吐出口21の吐出量が左側で最大の吐出量が、右側に行くに従って最小の処理液の吐出量が得られるようにしたものである。
処理液吐出ノズル100aを用いた被処理基板の処理方法については後記する。
処理液吐出ノズル100bを用いた被処理基板の処理方法については後記する。
処理液吐出ノズル100cを用いた被処理基板の処理方法については後記する。
また、処理液吐出ノズル200は、各仕切り毎に処理液吐出ユニットを備えているため、吐出量と吐出圧が各々設定できるため、吐出量の制御だけでなく、幅広い吐出量、吐出圧の制御が可能となる。
本発明の処理液吐出ノズルは、被処理基板上に形成されたパターン露光されたレジストを現像処理してレジストパターンを形成したり、レジストパターンをマスクにして被処理基板上に形成された各種薄膜をエッチングする等の各種処理に使用される。
図3(a)は、処理液吐出ノズル100aから処理液を被処理基板の中心に向かって吐出しているため、被処理基板上での処理液の吐出量分布は図3(b)に示すような処理液の吐出量分布となり、被処理基板の中心部の反応が促進されることになる。
法バラツキが改善された寸法分布になる。
図4(a)は、処理液吐出ノズル100bから処理液を被処理基板の中心に向かって吐出しているため、被処理基板上での処理液の吐出量分布は図4(b)に示すような吐出量分布となり、吐出量分布の中心部での反応が促進されることになる。
図5(a)は、処理液吐出ノズル100cから処理液を被処理基板の中心に向かって吐出しているため、被処理基板上での処理液の吐出量分布は図4(b)に示すような吐出量分布となり、被処理基板の周辺部での反応が促進されることになる。
図6(a)〜(e)は、本発明の処理液吐出ノズルを用いて被処理基板をエッチング処理してフォトマスクを作製する製造工程の一例を示す模式構成部分断面図である。
まず、ガラス基板41上にスパッター等にて酸化クロム膜、クロム膜、酸化クロム膜を順次成膜して遮光層51が形成されたフォトマスクブランクス40を作製する(図6(a)参照)。
ここで、被処理基板60のレジストパターン61aの寸法測定を行い、設計寸法に対するパターン寸法分布を調べた結果図7(a)に示すような被処理基板60の中心部が設計寸法に対して小さい分布を示している。
フォトマスク300の遮光パターン51aの寸法測定を行い、設計寸法に対するパターン寸法分布を調べた結果図7(b)に示すようなパターン寸法分布図が得られ、中央部の寸法が大きくなり、面内のパターン寸法バラツキが改善されている。
21、22、23、24……吐出口
31、32、33、34、35、36……処理液吐出ユニット
40……フォトマスクブランクス
41……ガラス基板
50、60……被処理基板
51……遮光層
51a……遮光パターン
61……感光層
61a……レジストパターン
100a、100b、100c、200……処理液吐出ノズル
300……フォトマスク
Claims (4)
- 被処理基板に対し処理液を吐出して各種処理を行う際に使用する処理液吐出ノズルであって、前記処理液吐出ノズルは所定の幅及び開口形状を有する吐出口からなり、前記吐出口の幅方向に対して開口形状を変えることにより、前記処理液吐出ノズルの位置による吐出量を変えられるようにしたことを特徴とする処理液吐出ノズル。
- 被処理基板に対し処理液を噴射して各種処理を行う際に使用する処理液吐出ノズルであって、前記処理液吐出ノズルは所定の幅及び開口形状を有する吐出口からなり、前記吐出口の幅方向に対して吐出圧を部分的に変えることにより、前記処理液吐出ノズルの位置による処理液の吐出量を変えられるようにしたことを特徴とする処理液吐出ノズル。
- 請求項1または2に記載の処理液吐出ノズルを用いて前記被処理基板の各種処理を行うことを特徴とする被処理基板の処理方法。
- 請求項3に記載の被処理基板の処理方法にて、フォトマスクブランクスの現像処理、エッチング処理を行って、作製されたことを特徴とするフォトマスク。
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