JP2007254902A - 仕上げ剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】A)抗菌性化合物0.1〜10%及びB)酸化防止剤0.01〜10%を含む仕上げ剤組成物。
Description
その状態の衣類を室内に干して乾燥させる場合、完全に乾燥するまでに時間がかかるため、干している間に菌が繁殖したり、落としきれなかった汚れが空気中の酸素などで変質したりすることで、衣類が不快なニオイを発生する問題がある。
この問題を解決するために抗菌剤を配合することで雑菌の繁殖を抑制し、衣類が不快なニオイを発することを抑制する技術が開示されている(特許文献1〜5)。また、植物抽出物を配合し衣類が不快なニオイを発することを抑制する技術が開示されている(特許文献6)。しかしながら、不快なニオイの発生原因はいまだ解明されておらず、菌の繁殖を抑制するだけでは不十分であった。
即ち、本発明は、(A)抗菌性化合物、(B)酸化防止剤を特定量含有することを特徴とする仕上げ剤組成物を提供する。
本発明の(A)成分としては、以下に例を示すが、これに限定されない。
トリクロサン類、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、トリクロロカルバニリド、8−オキシキノリン、デヒドロ酢酸、安息香酸エステル類、クロロクレゾール類、クロロチモール、クロロフェン、ジクロロフェン、ブロモクロロフェン、ヘキサクロロフェン、及びジアルキル(C8〜C12)ジメチルアンモニウム塩、アルキル(C8〜C12)ジメチルベンジルアンモニウム塩、モノアルキル(C12〜C20)トリメチルアンモニウム塩、セチルピリジニウム塩等の4級アンモニウム化合物などが挙げられる。
トリクロサン類の具体例として、チバスペシャリティケミカルズ社製の商品名IRGACARE MP、TINOSAN HP100などで販売されているトリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、ジクロロヒドロキシジフェニルエーテル、モノクロロヒドロキシジフェニルエーテルが例示できる。ジアルキル(C8〜C12)ジメチルアンモニウム塩の具体例としてはライオンアクゾ社製の商品名アーカード210−50、アーカード2C−75などで販売されているジデシルジメチルアンモニウムクロライド、塩化ジココイルジメチルアンモニウムが例示できる。また、アルキル(C8〜C12)ジメチルベンジルアンモニウム塩の具体例としてはライオンアクゾ社製の商品名アーカードCB−50で販売されているモノアルキル(ヤシ)ジメチルベンジルアンモニウムクロライドを例示できる。さらにフェノール系化合物の具体例としては大阪化成(株)社製の商品名ビオゾールで販売されているイソプロピルメチルフェノールや2−イソプロピル−5−メチルフェノール、メチルフェノールを例示することができる。
本発明の組成物中、(A)成分の配合量は、0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜10質量%、特に好ましくは0.5〜5質量%である。0.1質量%未満では防臭効果が不充分となる場合があり、10質量%を超えると効果が飽和に達するため不経済である。
この中で、仕上げ剤組成物の外観や保存安定性の観点から、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、ビスフェノール系化合物、アスコルビン酸誘導体、メトキシフェノール、トコフェロール系化合物等が好ましい。
本発明の組成物中、酸化防止剤の配合量は、0.01〜10質量%の範囲で使用されることが好ましい。好ましくは0.1%〜10%、特に好ましくは1%を超え、5%以下の範囲である。この範囲にあると部屋干し時の生乾き臭を効果的に抑制することができる。
このシリコーン化合物の分子構造は、直鎖状であっても分岐や架橋していてもよい。また、変性シリコーン化合物は1種類の有機官能基により変性されていても構わないし、2種以上の有機官能基により変性されていてもよい。
このなかでも特に好ましいシリコーン化合物として、柔軟性付与の観点から、ポリエーテル変性シリコーンや分子量10万以上のジメチルシリコーンを挙げることができる。これらのシリコーンは、ポリエーテル基を有しない低分子量のジメチルシリコーンに比べ、キシミ感が少なく良好な柔軟性を有する。好ましいポリエーテル変性シリコーンとしては、アルキル(炭素数1〜3)シロキサンとポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜5が好ましい)の共重合体が挙げられる。このうち、ジメチルシロキサンとポリオキシアルキレン(ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンとのランダム又はブロック共重合体など)の共重合体が好ましい。このようなものとして、下記一般式(I)又は (II)で表される化合物が挙げられる。
ここで、Mは10〜10000、好ましくは100〜300、Nは1〜1000、好ましくは1〜100、かつM>Nであることが好ましく、aは2〜100、好ましくは2〜50、bは0〜50、好ましくは0〜10が好ましい。Rとしては水素又は炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
一般式(I)で表されるポリエーテル変性シリコーンは、一般に、Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、例えばポリオキシアルキレンアリルエーテル等の、炭素−炭素二重結合を末端に有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを白金触媒下、付加反応させることにより製造することができる。従って、ポリエーテル変性シリコーン中には未反応のポリオキシアルキレンアルキルエーテルやSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンがわずかに含まれる場合がある。Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは反応性が高いため、ポリエーテル変性シリコーン中の存在量として30ppm以下(−Hの量として)で存在していることが好ましい。
ここで、Aは5〜10000、Bは2〜10000であることが好ましく、hは2〜100、iは0〜50が好ましい。Rとしては炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。R’としては水素又は炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。また、式(II)で表わされるブロック共重合体の重量平均分子量は、柔軟性、滑らかさの観点から15,000〜100,000,000であることが好ましい。
本発明で用いるポリエーテル変性シリコーンオイルの具体的な例としては、東レ・ダウ コーニング(株)製のSH3772M、SH3775M、SH3748、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、SF8421、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2120、SILWET FZ−2161、SILWET FZ−2162、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009−01、ABN SILWET FZ−F1−009−02、ABN SILWET FZ−F1−009−03、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−11、ABN SILWET FZ−F1−009−13、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222、信越化学工業(株)製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017、GE東芝シリコーン(株)製のTSF4450、TSF4452、等が挙げられ、これらを1種単独で又は2種以上の混合物として用いることができる。
(D)成分のカチオン性を有する水溶性高分子化合物は、カチオン化度が0.1%以上のものが好ましく、例えば0.1〜35%であるのがよく、特に2.5%以上が好ましく、例えば2.5〜15%であるのがよい。カチオン化度がこのような条件を満たすことにより、共存するシリコーン化合物を繊維へ吸着させる効果を優秀なものとすることができ、かつ、多量の配合が必要となって経済的でないケースを防止することができる。
カチオン化度(%)=X×Y×100 …式(1)
[X:高分子化合物のカチオン性基中のカチオン化された原子(窒素等)の原子量
Y:高分子化合物1g中に含まれるカチオン性基のモル数]
カチオン化度(%)=X×(Y−Z)×100 …式(2)
[X:高分子化合物のカチオン性基中のカチオン化された原子(窒素等)の原子量
Y:高分子化合物1g中に含まれるカチオン性基のモル数
Z:高分子化合物1g中に含まれるアニオン性基のモル数
(Zのアニオン性基とは、高分子鎖中のモノマー単位に含まれるカルボキシル基、スルホン酸基などが挙げられる。具体的には、アクリル酸中のカルボン酸などである。ただし、カチオン性基の対イオンは含まない。)]
X:14(窒素原子の原子量)
Y:4.95×10-3(カチオン性基の1g中の重量:0.8gとカチオン性基の分子量より算出)
Z:2.78×10-3(アニオン性基の1g中の重量:0.2gとアニオン性基の分子量より算出)
式(2)より、
カチオン化度(%)=
14×(4.95×10-3−2.78×10-3)×100=3.0
である。
塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル酸との質量比=80:20
よって、上記記載のカチオン化度の算出法によれば、ノニオン性モノマーの重合体やアニオン性モノマーの重合体のカチオン化度は0%となる。
(D)成分の水溶性高分子は、ポリエチレングリコールを標準物質としてゲルパーメーションクロマトグラフィ法で測定される重量平均分子量が、1,000〜5,000,000であることが好ましく、より好ましくは3,000〜1,000,000であり、さらに好ましくは5,000〜500,000である。これにより粘度の上昇を抑えて使用性を優秀なものとすることが可能となる。
特に好ましい高分子としては、下記一般式(IV)に示すジメチルジアリルアンモニウム塩を重合して得られるカチオン性高分子である。この高分子の構造は、通常、下記一般式(V)又は下記一般式(VI)で表わされる。また、一般式(V)の構造単位と一般式(VI)の構造単位が共に含まれていてもよい。
このような高分子の例としては、MERQUAT100(NALCO社製)、アデカカチオエースPD−50(旭電化工業(株)製)、ダイドールEC−004、ダイドールHEC、ダイドールEC(大同化成工業(株)製)等が挙げられる。
本発明の(D)成分としては、上記のカチオン性を有する水溶性高分子化合物を1種単独で用いてもよいし、混合物として用いることもできる。
(D)成分の配合量は特に限定されないが、繊維製品に剛性を付与しない範囲のものとするのが好ましく、例えば、組成物の全質量をベースとして、0.1〜30質量%とするのがよく、さらに好ましくは0.5〜10質量%とするのがよい。(D)成分の配合量をこのような範囲のものとすることにより、シリコーンの吸着促進効果を高めて、柔軟性、滑らかさなどの効果を十分なものとすることが可能となり、かつ、粘度の上昇を抑えて使用性の面で良好なものとすることができる。
また、本発明の仕上げ組成物は、洗濯のすすぎ工程で仕上げ処理を行う際の全使用水量に対し、(C)成分の濃度が5ppm〜5000ppmとなるような量で使用するのが好ましく、さらに好ましくは10ppm〜300ppmとなるような量で使用され、(D)成分の濃度は0.5ppm〜100ppmとなるような量で使用するのが好ましく、さらに好ましくは3ppm〜30ppmとなるような量で使用される。
非イオン性界面活性剤としては、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を1つ以上有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル、炭素数8〜20のアルキルアミン、またはアルキルアミドのアルキレンオキシド付加物、炭素数8〜20の飽和または不飽和脂肪酸とグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールのモノ、ジ、トリ、テトラエステル体またはそれらの混合物などが挙げられる。中でも下記一般式(VII)で表される非イオン性界面活性剤が好ましい。
R1−T−[(R2O)p−H]q (VII)
(式中、R1は、炭素数10〜18、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。pは平均付加モル数であり、2〜50、好ましくは5〜30、特に好ましくは5〜20の数を示す。Tは−O−、−N−、−NH−、−N(C2H4OH)−、−CON−、−CONH−又はCON(C2H4OH)−であり、Tが−O−、−NH−、−N(C2H4OH)−、−CONH−、又は−CON(C2H4OH)−の場合は、qは1であり、Tが−N−又は−CON−の場合は、qは2である。)
R1−O−(C2H4O)r−H (VIII)
(式中、R1は前記と同じ意味であり、rは平均付加モル数であり、2〜50、好ましくは5〜30の数である。)
R1−O−(C2H4O)s(C3H6O)t−H (IX)
(式中、R1は前記と同じ意味であり、s及びtは平均付加モル数であり、sは2〜40、好ましくは5〜30の数であり、tは1〜20、好ましくは1〜10の数である。(C2H4O)と(C3H6O)はランダム又はブロック付加体であってもよい。)
非イオン性界面活性剤の配合量は、組成物の全質量をベースとして、0.1〜20質量%とするのがよく、特に0.5〜15質量%、更に1〜10質量%が好ましい。このような配合量とすることにより、保存安定性の向上効果を十分なものとすることができ、かつ、効果が飽和に達した際の余分な添加を抑えて経済性を図ることが可能となり、さらに仕上げ処理時の泡立ちの点からも好ましいものとすることができる。
R3−O−(C2H4O)y−(C3H6O)z−H (X)
(式中、R3は、炭素数1〜8、好ましくは2〜6のアルキル基又はアルケニル基である。y及びzは平均付加モル数であり、yは2〜50、好ましくは2〜30、zは0〜50、好ましくは0〜20の数を示す。)
中でも好ましい例としては、エタノール、エチレングリコール、ブチルカルビトール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノプロピレングリコールモノブチルエーテル[C4H9(C3H6O)(C2H4O)2H]等が挙げられる。
これらの水溶性溶剤の配合量は、組成物の全質量をベースとして、0.1〜98質量%とするのがよい。ディスペンサーなどを用いて繊維製品に噴霧する商品形態の場合には場合には5〜98%、好ましくは10〜98%である。また、洗濯機を用いて、仕上げ処理を行う商品形態の場合は0.1〜20質量%、好ましくは5〜15質量%とすることができる。
本発明の組成物は、(A)成分と(B)成分とを、必要により(C)成分、(D)成分等の任意成分と共に混合することにより製造することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、下記例で%は質量%を示す。
〜Cの組成は表6に記載した。
実施例1〜4、比較例1〜2に記載の組成物の調製方法
表1、2に記載の(A)成分と(B)成分を表7に記載の所定量を200mLビーカーにとり、表5に記載の共通成分1をいれ、スターラーを用いて攪拌し、均一溶液を100g調製した。
実施例5〜10に記載の組成物の調製方法
(A)成分と(B)成分(C)成分、および表5に記載した共通成分を、表8に記載の所定量を500mLビーカーにとり、これを撹拌羽を用いて十分に撹拌した。次に、撹拌しながら、イオン交換水を添加し、さらに撹拌しながら、表4に記載の(D)カチオン性を有する水溶性高分子化合物を添加し撹拌後、均一になるまで十分に撹拌して、400gの仕上げ剤組成物を調製した。
実施例1〜4、比較例1〜2
家庭で半年間以上、着用と洗濯を繰り返した使用した肌シャツ(綿100%)を半裁し、市販衣料用洗剤「トップ」(ライオン(株)製、成分:界面活性剤(アルファオレフィンスルホ脂肪酸エステルナトリウム、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼン系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、水軟化剤、アルカリ剤、酵素、蛍光増白剤)で5分洗浄し(洗剤は標準使用量、浴比30倍、25℃の水道水使用)、ためすすぎを3分間2回行なった。
市販の「しわスッキリスプレー」の容器を洗浄した後に、表7に記載した実施例1〜4、比較例1〜2の組成物を充填し、半裁した一方の肌シャツに均一に噴霧するように5回噴霧した。また、半裁したもう一方は比較例1の組成物を同様に5回噴霧した。
その後、湿度90%、25℃で12時間放置した後の肌シャツの臭いを10人のパネラーにより下記の基準で判定し、平均点を求めた。平均点が1.0〜2.0点を◎、0.5〜0.9点を○、−0.5〜0.4点を△、−0.5点以下を×として判定した。
家庭で半年間以上、着用と洗濯を繰り返した使用した肌シャツ(綿100%)を半裁し、市販衣料用洗剤「トップ」(ライオン(株)製、成分:界面活性剤(アルファオレフィンスルホ脂肪酸エステルナトリウム、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼン系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、水軟化剤、アルカリ剤、酵素、蛍光増白剤)で5分洗浄し(洗剤は標準使用量、浴比30倍、25℃の水道水使用)、ためすすぎを3分間2回行なった。その際、半裁した一方のみ、ためすすぎ2回目に、表8に示す仕上げ剤組成物を水量30リットルに対して10g加えて、仕上げ処理(浴比30倍、25℃の水道水使用、3分)を行った。又、半裁したもう一方はためすすぎ2回目に、比較例3の組成物で処理を行なった。その後、脱水し、湿度90%、25℃で12時間放置した後の肌シャツの臭いを10人のパネラーにより下記の基準で判定し、平均点を求めた。平均点が1.0〜2.0点を◎、0.5〜0.9点を○、−0.5〜0.4点を△、−0.5点以下を×として判定した。
+1:対照よりやや臭いが少ない
0 :対照とほぼ同じ
−1:対照の方がやや臭いが少ない
−2:対照の方がはっきり臭いが少ない
(試験布の調製)
市販の綿タオル(綿100%)を市販衣料用洗剤「トップ」(ライオン(株)製、成分:界面活性剤(アルファオレフィンスルホ脂肪酸エステルナトリウム、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼン系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、水軟化剤、アルカリ剤、酵素、蛍光増白剤)により、家庭用二槽式洗濯機を用いて洗浄15分(洗剤は標準量使用、浴比30倍、45℃水道水)→脱水5分の工程を2サイクル繰り返した後、流水すすぎ15分→脱水5分の工程を5回繰り返し、自然乾燥したものを試験布とした。
上記処理を行った、綿タオル100gを各々市販衣料用洗剤「トップ」(ライオン(株)製、成分:界面活性剤(アルファオレフィンスルホ脂肪酸エステルナトリウム、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼン系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、水軟化剤、アルカリ剤、酵素、蛍光増白剤)で15分洗浄し(洗剤は標準使用量、浴比30倍、25℃の水道水使用)、ためすすぎ2回目に、表8に示す仕上げ剤組成物を水量3リットルに対して1.5g加えて、衣料の仕上げ処理(浴比30倍、25℃の水道水使用、3分)を行った。その後、20℃、40%RHの条件で自然乾燥し、以下の評価を行った。
柔軟性の評価は、仕上げ剤を使用せずに処理した綿タオルを対照として専門パネラー10人による官能一対比較を行い、以下に示す評価基準で評価を行った。
+2:対照よりはっきり良好
+1:対照よりやや良好
0 :対照とほぼ同じ
−1:対照の方がやや良好
−2:対照の方がはっきり良好
その評点の平均をとり、1.5〜2.0点を◎、1.0以上〜1.4点を○、0.5〜0.9点を△、0.4点以下を×とした。
Claims (3)
- 組成物の全質量を基準にして、A)抗菌性化合物を0.1〜10%、及びB)酸化防止剤を0.01〜10%含むことを特徴とする仕上げ剤組成物。
- (B)成分の配合量が、組成物の全質量を基準にして、1%を超え、5%以下であることを特徴とする請求項1に記載の仕上げ剤組成物。
- さらに(C)成分としてシリコーン、(D)成分としてカチオン性を有する水溶性高分子を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の仕上げ剤組成物。
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