JP2007101161A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換器の天板近傍部分における交換熱量を向上させることが可能な空気調和装置の室外機を提供する。
【解決手段】室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機6であって、送風機5と、熱交換器7と、天板1とを備えている。送風機5は、屋外の空気の流れを形成させる。熱交換器7は、内部に冷媒が流れている。天板1は、空気の流れを熱交換器7に導く。そして、天板1は、熱交換器7の表面のうち送風機5側を向いた吹出面72fおよび送風機5と反対側を向いた吸込面71f以外の表面のうち上面73fに対して空気の流れの少なくとも一部を導くための天上開口部10を有している。
【選択図】図7
【解決手段】室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機6であって、送風機5と、熱交換器7と、天板1とを備えている。送風機5は、屋外の空気の流れを形成させる。熱交換器7は、内部に冷媒が流れている。天板1は、空気の流れを熱交換器7に導く。そして、天板1は、熱交換器7の表面のうち送風機5側を向いた吹出面72fおよび送風機5と反対側を向いた吸込面71f以外の表面のうち上面73fに対して空気の流れの少なくとも一部を導くための天上開口部10を有している。
【選択図】図7
Description
本発明は、空気調和装置の室外機、特に、室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機に関する。
従来より、空気調和装置の室外機として、ケーシングの上面の板の端部が背面吸込口側に折曲げられ、背面吸込口の外枠を構成しているような形状のものがある(例えば、実公平1−36028号公報参照)。このような室外機では、その内部に配置された熱交換器の上縁近傍部分が上記ケーシングの折曲げられた部分により覆われてしまうため、熱交換器の上縁近傍部分において充分な熱交換を行うことが難しい。
これに対して、以下に示す特許文献1では、室外機のケーシングを構成する天板において、内部に配置された熱交換器よりも吸込側に位置する部分に開口部を設けたものが提案されている。これにより、当該開口部からケーシング内部に取り込まれる屋外の空気によって、熱交換器の上縁近傍部分を通過する空気の量が増えるため、熱交換量を増大させることができている。
特開平5−306823号公報
しかし、上記特許文献1に記載の空気調和装置の室外機では、熱交換器による熱交換量の確保が不充分な場合がある。すなわち、熱交換器よりも吸込側に設けられた開口部から流入させた空気を熱交換器の上縁近傍部分を通過させるためには、開口部から取り込まれた空気は、流れの向きが大きく湾曲しなければならない。ところが、開口部から取り込まれた空気は、下向きの勢いが強いために、開口部を通過した直後に湾曲させることは難しい。特に、熱交換器の送風機側における上端部分では、空気流れが弱いものとなりがちであり、熱交換を充分に行うことが困難な場合がある。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、熱交換器の天板近傍部分における交換熱量を向上させることが可能な空気調和装置の室外機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の室外機は、室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機であって、送風機と、熱交換器と、導風板とを備えている。送風機は、屋外の空気の流れを形成させる。熱交換器は、内部に冷媒が流れている。導風板は、空気の流れを熱交換器に導く。そして、導風板は、熱交換器の表面のうち送風機側を向いた送風機側表面および送風機と反対側を向いた反送風機側表面以外の表面に対して空気の流れの少なくとも一部を導くための開口部を有している。なお、ここでの熱交換器の表面には、熱交換器の端部や縁部が含まれていてもよい。
従来の空気調和装置の室外機では、熱交換器のうちケーシングに隣接している部分では、空気の流れが弱く、熱交換量を充分に確保できていない。
これに対して第1発明の空気調和装置の室外機では、送風機が稼働した場合に、導風板の開口部によって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、空気の流れが導かれる。よって、送風機側表面および反送風機側表面以外の熱交換器の表面近傍部分における空気流れの量を増大させることができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についても効率的に利用することで熱交換量を増大させることが可能になる。
これに対して第1発明の空気調和装置の室外機では、送風機が稼働した場合に、導風板の開口部によって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、空気の流れが導かれる。よって、送風機側表面および反送風機側表面以外の熱交換器の表面近傍部分における空気流れの量を増大させることができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についても効率的に利用することで熱交換量を増大させることが可能になる。
第2発明に係る空気調和装置の室外機は、第1発明の空気調和装置の室外機であって、導風板は、熱交換器に隣接して配置され、室外機のケーシングの上面の少なくとも一部を構成する上面導風部を有している。そして、開口部は、平面視において上面導風部と熱交換器とが重なる部分のうち少なくとも一部に設けられている。なお、ここでの隣接の程度としては、例えば、ケーシングと熱交換器との最近接距離を、5mm未満としたり、2mm未満としたり、1.8mmとすることが考えられる。また、この近接距離の値は、騒音を生じにくい範囲とすることも考えられる。
ここでは、開口部は、平面視において上面導風部と熱交換器とが重なる部分に設けられている。よって、熱交換器の、室外機のケーシングの上方における屋外の空気を取り込むことが容易になる。
これにより、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
これにより、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
第3発明に係る空気調和装置の室外機は、第2発明の空気調和装置の室外機であって、開口部は、上下方向に連通している。
ここでは、開口部は、空気流れを湾曲させるための板等が設けられることなく、単に上下方向に連通して設けられている。よって、送風機が稼働した場合に、室外機の上方に存在する屋外の空気は、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、特に抵抗を受けることなく流入することができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
ここでは、開口部は、空気流れを湾曲させるための板等が設けられることなく、単に上下方向に連通して設けられている。よって、送風機が稼働した場合に、室外機の上方に存在する屋外の空気は、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、特に抵抗を受けることなく流入することができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
第4発明に係る空気調和装置の室外機は、第2発明または第3発明の空気調和装置の室外機であって、導風板は、熱交換器に隣接して配置され、室外機のケーシングのうち送風機が形成する主な空気流れに対して略垂直であって吸込側に位置する面の少なくとも一部を構成する吸込導風部をさらに有している。吸込導風部は、熱交換器のうちケーシングの上面に隣接している部分に対して空気の流れの少なくとも一部を導くための上方吸込側開口部を有している。
室外機において、天板上方からに大きく湾曲しながら天板の開口を介して流入する空気と、水平方向から背面板の吸込口を介して流入する空気と、が熱交換器を通過する前に衝突してしまう構成が採用されていると、空気の流れに乱れを生じることがある。このような乱れは、熱交換器を通過させる空気に対して通風抵抗となってしまう。
これに対して第4発明の室外機では、送風機が稼働することで、上面導風部に設けられた開口部を介して流入する空気流れと、吸込導風部の上方吸込側開口部を介して流入する空気流れと、の2つの空気流れが形成される。そして、このような2つの空気流れの合流を、熱交換器を通過させる前ではなく、熱交換器を通過する際もしくは通過した後にさせることができる。このため、熱交換器の上側からの空気流れだけでなく、熱交換器の吸込側からの空気流れによって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面近傍における空気流れをより確実に確保することができる。
これにより、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
これに対して第4発明の室外機では、送風機が稼働することで、上面導風部に設けられた開口部を介して流入する空気流れと、吸込導風部の上方吸込側開口部を介して流入する空気流れと、の2つの空気流れが形成される。そして、このような2つの空気流れの合流を、熱交換器を通過させる前ではなく、熱交換器を通過する際もしくは通過した後にさせることができる。このため、熱交換器の上側からの空気流れだけでなく、熱交換器の吸込側からの空気流れによって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面近傍における空気流れをより確実に確保することができる。
これにより、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
第5発明に係る空気調和装置の室外機は、第1発明の空気調和装置の室外機であって、導風板は、熱交換器に隣接して配置され、室外機のケーシングの下面の少なくとも一部を構成する下面導風部を有している。そして、開口部は、平面視において下面導風部と熱交換器とが重なる部分のうち少なくとも一部に設けられている。なお、ここでの隣接の程度としては、例えば、ケーシングと熱交換器との最近接距離を、5mm未満としたり、2mm未満としたり、1.8mmとすることが考えられる。また、この近接距離の値は、騒音を生じにくい範囲とすることも考えられる。
ここでは、開口部は、平面視において下面導風部と熱交換器とが重なる部分に設けられている。よって、熱交換器の、室外機のケーシングの下方における屋外の空気を取り込むことが容易になる。
これにより、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
また、例えば、熱交換によって下面導風部に水が落下してくる場合には、開口部を介して室外機の外部に排水を促すことも可能になる。
これにより、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
また、例えば、熱交換によって下面導風部に水が落下してくる場合には、開口部を介して室外機の外部に排水を促すことも可能になる。
なお、空気中の水分が蒸発器の表面に凝縮して氷結し、熱交換を阻害することがあるため、デフロストによって氷を除去させて下面導風部の上に水を落とすことがある。このため、外気温が低い場合に、下面導風部の上に落ちた水が氷となって体積膨張することにより熱交換器の伝熱管やフィンを圧迫してしまうおそれがある。
これに対して、ここでは、下面導風部の開口部を介して室外機の外部に排水を促す。これにより、このような熱交換器の伝熱管やフィンを圧迫を避けることが可能になる。
これに対して、ここでは、下面導風部の開口部を介して室外機の外部に排水を促す。これにより、このような熱交換器の伝熱管やフィンを圧迫を避けることが可能になる。
第6発明に係る空気調和装置の室外機は、第5発明の空気調和装置の室外機であって、開口部は、上下方向に連通している。
ここでは、開口部は、空気流れを湾曲させるための板等が設けられることなく、単に上下方向に連通して設けられている。よって、送風機が稼働した場合に、室外機の下方に存在する屋外の空気は、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、特に抵抗を受けることなく流入することができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
ここでは、開口部は、空気流れを湾曲させるための板等が設けられることなく、単に上下方向に連通して設けられている。よって、送風機が稼働した場合に、室外機の下方に存在する屋外の空気は、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面に対して、特に抵抗を受けることなく流入することができる。
これにより、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
第7発明に係る空気調和装置の室外機は、第5発明または第6発明のいずれかの空気調和装置の室外機であって、導風板は、熱交換器に隣接して配置され、室外機のケーシングのうち送風機が形成する主な空気流れに対して略垂直であって吸込側に位置する面の少なくとも一部を構成する吸込導風部をさらに有している。そして、吸込導風部は、熱交換器のうちケーシングの下面に隣接している部分に対して空気の流れの少なくとも一部を導くための下方吸込側開口部を有している。
室外機において、天板下方からに大きく湾曲しながら天板の開口を介して流入する空気と、水平方向から背面板の吸込口を介して流入する空気と、が熱交換器を通過する前に衝突してしまう構成が採用されていると、空気の流れに乱れを生じることがある。このような乱れは、熱交換器を通過させる空気に対して通風抵抗となってしまう。
これに対して第7発明の室外機では、送風機が稼働することで、下面導風部に設けられた開口部を介して流入する空気流れと、吸込導風部の下方吸込側開口部を介して流入する空気流れと、の2つの空気流れが形成される。そして、このような2つの空気流れの合流を、熱交換器を通過させる前ではなく、熱交換器を通過する際もしくは通過した後にさせることができる。このため、熱交換器の上側からの空気流れだけでなく、熱交換器の吸込側からの空気流れによって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面近傍における空気流れをより確実に確保することができる。
これに対して第7発明の室外機では、送風機が稼働することで、下面導風部に設けられた開口部を介して流入する空気流れと、吸込導風部の下方吸込側開口部を介して流入する空気流れと、の2つの空気流れが形成される。そして、このような2つの空気流れの合流を、熱交換器を通過させる前ではなく、熱交換器を通過する際もしくは通過した後にさせることができる。このため、熱交換器の上側からの空気流れだけでなく、熱交換器の吸込側からの空気流れによって、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面近傍における空気流れをより確実に確保することができる。
これにより、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
第1発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についても効率的に利用することで熱交換量を増大させることが可能になる。
第2発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
第3発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
第2発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。
第3発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
第4発明に係る空気調和装置の室外機では、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
第5発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。また、例えば、熱交換によって下面導風部に水が落下してくる場合には、開口部を介して室外機の外部に排水を促すことも可能になる。
第5発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換量を効果的に増大させることが可能になる。また、例えば、熱交換によって下面導風部に水が落下してくる場合には、開口部を介して室外機の外部に排水を促すことも可能になる。
第6発明に係る空気調和装置の室外機では、熱交換器のうち導風板に隣接した部分についての空気流れを増大させて、熱交換量をよりいっそう向上させることが可能になる。
第7発明に係る空気調和装置の室外機では、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
第7発明に係る空気調和装置の室外機では、より確実に熱交換量を確保することが可能になる。
<発明の概略>
本発明は、室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機を提供する。本発明の空気調和装置の室外機では、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面(例えば、熱交換器の上面や底面)であってケーシングに近接している部分における空気流れを従来よりも増大させる構造を採用している。本発明では、これにより、室外機の熱交換器における熱交換量を増大させる点に特徴がある。
本発明は、室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機を提供する。本発明の空気調和装置の室外機では、熱交換器の表面のうち送風機側表面および反送風機側表面以外の表面(例えば、熱交換器の上面や底面)であってケーシングに近接している部分における空気流れを従来よりも増大させる構造を採用している。本発明では、これにより、室外機の熱交換器における熱交換量を増大させる点に特徴がある。
以下、本発明が採用された空気調和装置の室外機の実施形態について、室外機の天板に開口部を設けた第1実施形態、室外機の底板に開口部を設けた第2実施形態および室外機の吸込側にさらに開口部を設けた第3実施形態に分けてそれぞれ説明する。
<第1実施形態>
<空気調和装置の室外機の概略構成>
本発明の第1実施形態が採用された空気調和装置の室外機6について、背面側の斜視図ある図1、前面側の斜視図である図2、側面視断面図である図3を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
<空気調和装置の室外機の概略構成>
本発明の第1実施形態が採用された空気調和装置の室外機6について、背面側の斜視図ある図1、前面側の斜視図である図2、側面視断面図である図3を参照しつつ説明する。
また、さらに、図4は、室外機6の要部を背面側から見た斜視図、図5は、室外機6の平面図、図6は、左側面図、図7は、要部の側面視断面図をそれぞれ示している。
空気調和装置の室外機6は、屋外に設置されており、室内に設置される室内機と冷媒配管を介して接続されている。この室外機6は、図2に示すように、主として、ケーシング4、熱交換器7および送風機5等を有している。そして、ケーシング4の内部は、前後に延びる仕切板(図示せず)によって機械室と送風機室とに二分されている。このうち、機械室には、主として、電装部品や、圧縮機、制御弁等(図示せず)が配置されている。また、送風機室には、熱交換器7や、送風機5などが配置されている。ここでは、本発明のポイントとなる送風機室の構成について、説明する。
空気調和装置の室外機6は、屋外に設置されており、室内に設置される室内機と冷媒配管を介して接続されている。この室外機6は、図2に示すように、主として、ケーシング4、熱交換器7および送風機5等を有している。そして、ケーシング4の内部は、前後に延びる仕切板(図示せず)によって機械室と送風機室とに二分されている。このうち、機械室には、主として、電装部品や、圧縮機、制御弁等(図示せず)が配置されている。また、送風機室には、熱交換器7や、送風機5などが配置されている。ここでは、本発明のポイントとなる送風機室の構成について、説明する。
送風機室は、図2に示すように、熱交換器7と、この熱交換器7に対して吹出口側(前面側)に配置された送風機5と、内部に設けられ、これらをケーシング4が覆うことで構成されている。室外機6では、図2および図3に示すように、この送風機5が稼働してプロペラファン13が回転することにより、送風機室内に屋外の空気が流入する。これにより、屋外の空気が熱交換器7を通過し、熱交換器7の伝熱管内を流れる冷媒と屋外の空気との間で熱交換が行われる。
(熱交換器)
熱交換器7は、図2に示すように、平面視略L字形状であって、クロスフィン型と称されるものであり、伝熱管内に冷媒を流通させることで管外側の空気と熱交換を行わせる。この熱交換器7は、略平行に配置されるヘアピン形状の複数の伝熱管と、この複数の伝熱管を板厚方向に貫通させるための複数の孔が設けられるプレートフィン等とから構成されている。このプレートフィンは、板厚方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。
熱交換器7は、図2に示すように、平面視略L字形状であって、クロスフィン型と称されるものであり、伝熱管内に冷媒を流通させることで管外側の空気と熱交換を行わせる。この熱交換器7は、略平行に配置されるヘアピン形状の複数の伝熱管と、この複数の伝熱管を板厚方向に貫通させるための複数の孔が設けられるプレートフィン等とから構成されている。このプレートフィンは、板厚方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。
この熱交換器7は、図2に示すように、吸込側部71、吹出側部72、上縁部73、下縁部74、右縁部75および左縁部76を有している。
そして、表面上のフィンの凹凸等の細部を無視し、熱交換器7を全体の概略形状として見た場合に、熱交換器7の表面は、以下に述べるように、おおよそ14つの面に分類される。
そして、表面上のフィンの凹凸等の細部を無視し、熱交換器7を全体の概略形状として見た場合に、熱交換器7の表面は、以下に述べるように、おおよそ14つの面に分類される。
まず、熱交換器7の吸込側部71、吹出側部72、上縁部73、下縁部74、右縁部75および左縁部76は、図2に示すように、それぞれ吸込面71f、吹出面72f、上面73f、底面74f、右側端面75fおよび左側端面76fの6つの面に対応するように大別される。
また、吸込面71f、吹出面72f、上面73fおよび底面74fの4面については、さらに、それぞれ3つの面を有している。
また、吸込面71f、吹出面72f、上面73fおよび底面74fの4面については、さらに、それぞれ3つの面を有している。
吸込面71fは、中央吸込面71a、湾曲吸込面71bおよび左吸込面71cを有している(図2参照)。
吹出面72fは、中央吹出面72a、湾曲吹出面72bおよび左吹出面72cを有している(図2参照)。
上面73fは、中央上面73a、湾曲上面73bおよび左上面73cを有している(図2参照)。
吹出面72fは、中央吹出面72a、湾曲吹出面72bおよび左吹出面72cを有している(図2参照)。
上面73fは、中央上面73a、湾曲上面73bおよび左上面73cを有している(図2参照)。
底面74fは、中央底面74a、湾曲底面74bおよび左底面74cを有している(図2参照)。
このように、熱交換器7の14つの面は、中央吸込面71a、湾曲吸込面71b、左吸込面71c、中央吹出面72a、湾曲吹出面72b、左吹出面72c、中央上面73a、湾曲上面73b、左上面73c、中央底面74a、湾曲底面74b、左底面74c、右側端面75fおよび左側端面76fによって構成されている。
このように、熱交換器7の14つの面は、中央吸込面71a、湾曲吸込面71b、左吸込面71c、中央吹出面72a、湾曲吹出面72b、左吹出面72c、中央上面73a、湾曲上面73b、左上面73c、中央底面74a、湾曲底面74b、左底面74c、右側端面75fおよび左側端面76fによって構成されている。
(ケーシング)
ケーシング4は、図1、図2および図3等に示すように、天板1、底板16、吹出グリル14、吸込グリル15、右側面板31および左側面グリル32によって構成され、室外機6の外形を構成している。
天板1は、天板1の近傍の斜視図である図4および上面図である図5に示すように、室外機6のケーシング4のうち、主として、上面を構成している。また、この天板1は、端部が下方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している天板折曲げ部11を有している。この天板1は、熱交換器7の上面73fと近接して配置されており、平面視において天板1と熱交換器7の上面73fとが重なる部分が上下方向に貫通している複数の天上開口部10を有している。天上開口部10は、図4および図5に示すように、熱交換器7の上面73fの幅方向の対応位置に2つの開口がペアとなって形成されており、このペアが熱交換器7の延びる方向に沿うようにして複数設けられている。ここで、天板1と熱交換器7の上面73fとの最近接距離は、1.8mmとして設計され、空気流れが形成された際に騒音が生じにくい配置を採用している。なお、ここでの距離は、特に、1.8mmに限られず、例えば、5mm未満、2mm未満等、室外機6の形態や容量に応じて騒音が生じにくい値を選択して設計するようにしてもよい。
ケーシング4は、図1、図2および図3等に示すように、天板1、底板16、吹出グリル14、吸込グリル15、右側面板31および左側面グリル32によって構成され、室外機6の外形を構成している。
天板1は、天板1の近傍の斜視図である図4および上面図である図5に示すように、室外機6のケーシング4のうち、主として、上面を構成している。また、この天板1は、端部が下方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している天板折曲げ部11を有している。この天板1は、熱交換器7の上面73fと近接して配置されており、平面視において天板1と熱交換器7の上面73fとが重なる部分が上下方向に貫通している複数の天上開口部10を有している。天上開口部10は、図4および図5に示すように、熱交換器7の上面73fの幅方向の対応位置に2つの開口がペアとなって形成されており、このペアが熱交換器7の延びる方向に沿うようにして複数設けられている。ここで、天板1と熱交換器7の上面73fとの最近接距離は、1.8mmとして設計され、空気流れが形成された際に騒音が生じにくい配置を採用している。なお、ここでの距離は、特に、1.8mmに限られず、例えば、5mm未満、2mm未満等、室外機6の形態や容量に応じて騒音が生じにくい値を選択して設計するようにしてもよい。
底板16は、室外機6のケーシング4のうち、主として、底面を構成している。また、この底板16は、端部が上方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している底板折曲げ部17を有している。
吹出グリル14は、室外機6のケーシング4のうち、主として、正面を構成しており、送風機5により生じる空気流れを吹き出すための吹出口3が設けられている。吸込グリル15は、熱交換器7に近接して配置されて室外機6のケーシング4の背面を覆っており、仕切板(図示せず)よりも左方の区画において、送風機5によって屋外の空気を吸い込むための複数の背面吸込口2が設けられている。
吹出グリル14は、室外機6のケーシング4のうち、主として、正面を構成しており、送風機5により生じる空気流れを吹き出すための吹出口3が設けられている。吸込グリル15は、熱交換器7に近接して配置されて室外機6のケーシング4の背面を覆っており、仕切板(図示せず)よりも左方の区画において、送風機5によって屋外の空気を吸い込むための複数の背面吸込口2が設けられている。
右側面板31は、機械室の右側面を覆うと共に、室外機6のケーシング4のうち、主として、右側面を覆っている。
左側面グリル32は、図6に示すように、室外機6のケーシング4のうち、主として、左側面を構成している。この左側面グリル32には、送風機5による空気の吹出側を前方として、主として左から右方向に向かう空気流れを形成させるために、同方向に貫通している左側面吸込口9が縦方向に2列に並んで複数設けられている。
左側面グリル32は、図6に示すように、室外機6のケーシング4のうち、主として、左側面を構成している。この左側面グリル32には、送風機5による空気の吹出側を前方として、主として左から右方向に向かう空気流れを形成させるために、同方向に貫通している左側面吸込口9が縦方向に2列に並んで複数設けられている。
(送風機)
送風機5は、図3および図2に示すように、送風機室内において熱交換器7よりも吹出側に配置されている。そして、送風機5は、モータ21および2本のモータ取付具22を有している。この2本のモータ取付具22は、モータ21を支持するために、天板1の天板折曲げ部11と底板16の底板折曲げ部17とを橋架し、これらの天板折曲げ部11、17の内面に固着されている。
送風機5は、図3および図2に示すように、送風機室内において熱交換器7よりも吹出側に配置されている。そして、送風機5は、モータ21および2本のモータ取付具22を有している。この2本のモータ取付具22は、モータ21を支持するために、天板1の天板折曲げ部11と底板16の底板折曲げ部17とを橋架し、これらの天板折曲げ部11、17の内面に固着されている。
モータ取付具22は、図3に示すように、コの字状断面を有して、一方の外平面の上端23が延長されることで天板折曲げ部11に固着され、外平面の下端24が延長されることで底板折曲げ部17に固着されている。また、他方の外平面25は熱交換器7より吹出口3側に位置し、送風機5のモータ21が固定されているモータ台26とボルトを介して固着されている。
(空気流れ)
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9および天板1の天上開口部10のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
ここで、吸込グリル15の背面吸込口2を介して送風機室内に流入した空気は、熱交換器7の吸込面71fの中央部分および吹出面72fの中央部分を通過する。これにより、熱交換器7の吸込側部71、吹出側部72(中央吸込面71a、湾曲吸込面71bの右側、中央吹出面72aおよび湾曲吹出面72bの右側等を含む)を有効に利用した熱交換を行うことができる。
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9および天板1の天上開口部10のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
ここで、吸込グリル15の背面吸込口2を介して送風機室内に流入した空気は、熱交換器7の吸込面71fの中央部分および吹出面72fの中央部分を通過する。これにより、熱交換器7の吸込側部71、吹出側部72(中央吸込面71a、湾曲吸込面71bの右側、中央吹出面72aおよび湾曲吹出面72bの右側等を含む)を有効に利用した熱交換を行うことができる。
また、左側面グリル32の左側面吸込口9を介して送風機室内に流入した空気は、熱交換器7の吸込面71fの左側面部分および吹出面72fの左側面部分を通過する。これにより、熱交換器7の吸込側部71、吹出側部72(左吸込面71c、湾曲吸込面71bの左側、左吹出面72cおよび湾曲吹出面72bの左側等を含む)を有効に利用した熱交換を行うことができる。
さらに、熱交換器7の上面73f近傍の側面視断面図である図7に示すように、天板1の天上開口部10を介して送風機室内に流入する空気流れF1(図中二点鎖線で示す)は、熱交換器7の上面73fを通過する。これにより、熱交換器7の上縁部73を有効に利用した熱交換を行うことができる。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
<第1実施形態の空気調和装置の室外機の特徴>
(1)
従来の空気調和装置の室外機506の形態では、図17に示すように、開口部510から流入する空気流れF5は流入方向から大きく湾曲される必要があるため、熱交換器507のうちケーシング504の天板501に隣接している部分(図中で示すA1)における空気流れF5は弱くなりがちである。このため、従来の構成では、熱交換器507の上縁部を有効に利用することができていないため、熱交換量を充分に確保できない場合がある。
(1)
従来の空気調和装置の室外機506の形態では、図17に示すように、開口部510から流入する空気流れF5は流入方向から大きく湾曲される必要があるため、熱交換器507のうちケーシング504の天板501に隣接している部分(図中で示すA1)における空気流れF5は弱くなりがちである。このため、従来の構成では、熱交換器507の上縁部を有効に利用することができていないため、熱交換量を充分に確保できない場合がある。
これに対して、第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、図7に示すように、熱交換器7の上縁部73に対して空気流れFを直接導いている。このため、送風機5が稼働した場合に、天板1の天上開口部10によって、熱交換器7の上縁部73に対して、充分な量の空気流れFが形成される。
これにより、熱交換器7の上縁部73近傍部分における空気流れFの量を増大させて、熱交換器7を効率的に利用することで熱交換量を増大させることができる。
また、同一量の空気流れを確保するために必要な送風機5の回転数を下げることができ、結果として送風音の低減化を図ることもできる。
これにより、熱交換器7の上縁部73近傍部分における空気流れFの量を増大させて、熱交換器7を効率的に利用することで熱交換量を増大させることができる。
また、同一量の空気流れを確保するために必要な送風機5の回転数を下げることができ、結果として送風音の低減化を図ることもできる。
(2)
第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、天上開口部10は、平面視において天板1と熱交換器7とが重なる部分に設けられている。このため、案内板等が不要な構成となり、通風抵抗が低減されている。これにより、室外機6のケーシング4の上方における屋外の空気は、熱交換器7の上面73fを直接通過することが容易になる。このため、効果的に熱交換量を増大させることができる。
なお、ここでの天板1と熱交換器7の上面73fとの間の最近接距離として、騒音が生じにくい距離を採用している。これにより、熱交換量を増大化と、騒音の増大防止とを両立させることができている。
第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、天上開口部10は、平面視において天板1と熱交換器7とが重なる部分に設けられている。このため、案内板等が不要な構成となり、通風抵抗が低減されている。これにより、室外機6のケーシング4の上方における屋外の空気は、熱交換器7の上面73fを直接通過することが容易になる。このため、効果的に熱交換量を増大させることができる。
なお、ここでの天板1と熱交換器7の上面73fとの間の最近接距離として、騒音が生じにくい距離を採用している。これにより、熱交換量を増大化と、騒音の増大防止とを両立させることができている。
(3)
従来の室外機506では、図17に示すように、熱交換器507の上縁部に空気を送るために天板501に形成される開口部510は、熱交換器507の真上ではなく、熱交換器507よりも背面側に片寄った位置に形成されている。このような構成では、開口部510の前後方向の幅を確保する必要があるため、熱交換器507は、送風機室内において、背面吸込口に近接されて配置することは困難であり、いくぶん吹出口側に配置される。このため、熱交換器507の背面側に開口部510を形成するための厚みが室外機506の前後方向の厚みとして必要になってしまい、室外機506を薄型化させることが困難である。
従来の室外機506では、図17に示すように、熱交換器507の上縁部に空気を送るために天板501に形成される開口部510は、熱交換器507の真上ではなく、熱交換器507よりも背面側に片寄った位置に形成されている。このような構成では、開口部510の前後方向の幅を確保する必要があるため、熱交換器507は、送風機室内において、背面吸込口に近接されて配置することは困難であり、いくぶん吹出口側に配置される。このため、熱交換器507の背面側に開口部510を形成するための厚みが室外機506の前後方向の厚みとして必要になってしまい、室外機506を薄型化させることが困難である。
これに対して、第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、天板1の天上開口部10は、熱交換器7の上縁部73の真上に設けられているため、従来のような厚みを設ける必要がなく、従来よりも熱交換器7を背面側に近接させて配置することができる。これにより、室外機6の前後方向について薄型化させることができる。
<第1実施形態の変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、熱交換器7の上面73fの真上に複数の天上開口部10が形成された天板1について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、天上開口部10は、複数の開口として構成されている必要はなく、熱交換器7の湾曲形状に沿うようにして上面73fの真上が全て上下方向に貫通した開口を設けるようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第1実施形態における空気調和装置の室外機6では、熱交換器7の上面73fの真上に複数の天上開口部10が形成された天板1について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、天上開口部10は、複数の開口として構成されている必要はなく、熱交換器7の湾曲形状に沿うようにして上面73fの真上が全て上下方向に貫通した開口を設けるようにしてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態の空気調和装置の室外機206は、第1実施形態の空気調和装置の室外機6との共通点が多いため、ここでは、第1実施形態の室外機6との相違点を中心に説明する。
(ケーシング)
第2実施形態の室外機206は、底板16近傍の背面側斜視図を示す図8、および、底板16の平面図を示す図9に示すように、底板16において底下開口部60が形成されている。すなわち、室外機206では、天板1に天上開口部10を設けるだけでなく、底板16においても、上方平面視において熱交換器7の底面74fに対応する部分が上下方向に貫通した底下開口部60が形成されている。ここでの底板16の底下開口部60は、熱交換器7の中央底面74a、湾曲底面74bおよび左底面74cに沿うように、複数配置されている。
第2実施形態の空気調和装置の室外機206は、第1実施形態の空気調和装置の室外機6との共通点が多いため、ここでは、第1実施形態の室外機6との相違点を中心に説明する。
(ケーシング)
第2実施形態の室外機206は、底板16近傍の背面側斜視図を示す図8、および、底板16の平面図を示す図9に示すように、底板16において底下開口部60が形成されている。すなわち、室外機206では、天板1に天上開口部10を設けるだけでなく、底板16においても、上方平面視において熱交換器7の底面74fに対応する部分が上下方向に貫通した底下開口部60が形成されている。ここでの底板16の底下開口部60は、熱交換器7の中央底面74a、湾曲底面74bおよび左底面74cに沿うように、複数配置されている。
ここで、底板16と熱交換器7の下面74fとの最近接距離は、1.8mmとして設計され、騒音が生じにくい配置を採用している。なお、ここでの距離は、特に、1.8mmに限られず、例えば、5mm未満、2mm未満等、室外機6の形態や容量に応じて騒音が生じにくい値を選択して設計するようにしてもよい。
(空気流れ)
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9、天板1の天上開口部10および底板16の底下開口部60のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
(空気流れ)
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9、天板1の天上開口部10および底板16の底下開口部60のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
ここで、第2実施形態の空気調和装置の室外機206では、底板16の底下開口部60を介して送風機室に流入する空気流れが、熱交換器7の底面74fを通過する。これにより、熱交換器7の下縁部74を有効に利用した熱交換を行うことができる。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
なお、他の部分の構成は、上述した第1実施形態の室外機6と同様である。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
なお、他の部分の構成は、上述した第1実施形態の室外機6と同様である。
<第2実施形態の空気調和装置の室外機の特徴>
(1)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、底下開口部60は、平面視において底板16と熱交換器7の底面74fとが重なる部分に設けられている。
(1)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、底下開口部60は、平面視において底板16と熱交換器7の底面74fとが重なる部分に設けられている。
上述したように、従来の空気調和装置の室外機506では、図17に示すように、開口部510から流入する空気流れF5は流入方向から大きく湾曲される必要があるため、熱交換器507のうちケーシング504の天板501に隣接している部分(図中で示すA1)における空気流れF5は弱くなりがちである。このことは、底板についても同様であり、熱交換器507の下縁部における空気流れが形成されにくい。このため、従来の構成では、熱交換器507の下縁部を有効に利用することができていないため、熱交換量を充分に確保できない場合がある。
これに対して、第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換器7の下縁部74に対して空気流れを直接導くことができる。このため、送風機5が稼働した場合に、底板16の底下開口部60によって、熱交換器7の下縁部74に対して、充分な量の空気流れが形成される。
これにより、熱交換器7の下縁部74近傍部分における空気流れの量を増大させて、熱交換器7を効率的に利用することで熱交換量を増大させることができる。
これにより、熱交換器7の下縁部74近傍部分における空気流れの量を増大させて、熱交換器7を効率的に利用することで熱交換量を増大させることができる。
また、同一量の空気流れを確保するために必要な送風機5の回転数を下げることができ、結果として送風音の低減化を図ることもできる。
さらに、室外機6の底板16の下方における屋外の空気を取り込むことが容易になり、熱交換器7の下縁部74における熱交換量を効果的に増大させることができる。
(2)
また、第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換によって送風機室内に水が生じたり、雨水が流れ込んだりしても、底下開口部60を介して室外機6の外部に容易に排水することができる。
さらに、室外機6の底板16の下方における屋外の空気を取り込むことが容易になり、熱交換器7の下縁部74における熱交換量を効果的に増大させることができる。
(2)
また、第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換によって送風機室内に水が生じたり、雨水が流れ込んだりしても、底下開口部60を介して室外機6の外部に容易に排水することができる。
なお、空気中の水分が蒸発器の表面に凝縮して氷結し、熱交換を阻害することがあるため、デフロストによって氷を除去させて底板16の上に水を落とすことがある。このため、外気温が低い場合に、底板16の上に落ちた水が氷となって体積膨張することにより熱交換器7の伝熱管やフィンを圧迫してしまうおそれがある。
これに対して、第2実施形態の空気調和装置の室外機206は、底下開口部60を介して室外機206の外部に排水を促す。これにより、このような熱交換器7の伝熱管やフィンを圧迫を避けることができる。
これに対して、第2実施形態の空気調和装置の室外機206は、底下開口部60を介して室外機206の外部に排水を促す。これにより、このような熱交換器7の伝熱管やフィンを圧迫を避けることができる。
<第2実施形態の変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換器7の下面74fの真下に複数の底下開口部60が形成された底板16について例に挙げて説明した。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換器7の下面74fの真下に複数の底下開口部60が形成された底板16について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、底下開口部60は、複数の開口として構成されている必要はなく、熱交換器7の湾曲形状に沿うようにして下面74fの真下が全て上下方向に貫通した開口を設けるようにしてもよい。
(B)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換器7の上面73fに空気流れを通過させるために天上開口部10が形成された天板1と、熱交換器7の下面74fに空気流れを通過させるために底下開口部60が形成された底板16と、の両者が採用された室外機206について例に挙げて説明した。
(B)
第2実施形態における空気調和装置の室外機206では、熱交換器7の上面73fに空気流れを通過させるために天上開口部10が形成された天板1と、熱交換器7の下面74fに空気流れを通過させるために底下開口部60が形成された底板16と、の両者が採用された室外機206について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、熱交換器7の上面73fおよび下面74fだけでなく、さらに、右側端面75fに対して空気流れを通過させることができるように吸込グリル15の右側開口部や、左側端面76fに対して空気流れを通過させることができるような吹出グリル14の左側開口部等を設けたケーシング4を採用してもよい。この場合、吹出グリル14の左側開口部については、ショートサーキットを防止するための仕切等を設けてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態の空気調和装置の室外機306は、第2実施形態の空気調和装置の室外機206との共通点が多いため、ここでは、第2実施形態の室外機206との相違点を中心に説明する。
(ケーシング)
第3実施形態の室外機306では、天上開口部10および底下開口部60を設けるだけでなく、さらに、天板1の天板折曲げ部11において熱交換器7の上縁部73に空気流れを送るための天横開口部12と、底板16の底板折曲げ部17において熱交換器7の下縁部74に空気流れを送るための底横開口部69と、を設けたことを特徴としている。
第3実施形態の空気調和装置の室外機306は、第2実施形態の空気調和装置の室外機206との共通点が多いため、ここでは、第2実施形態の室外機206との相違点を中心に説明する。
(ケーシング)
第3実施形態の室外機306では、天上開口部10および底下開口部60を設けるだけでなく、さらに、天板1の天板折曲げ部11において熱交換器7の上縁部73に空気流れを送るための天横開口部12と、底板16の底板折曲げ部17において熱交換器7の下縁部74に空気流れを送るための底横開口部69と、を設けたことを特徴としている。
ここで、室外機306の背面側斜視図を図10に、天板近傍の背面側斜視図を図11に、底板近傍の背面側斜視図を図12にそれぞれ示す。
また、図13は、天板の投影図であり、図14は、底板の投影図であり、図15は、左側面図である。
第3実施形態の室外機306の上方においては、図10、図11、図13および図15に示すように、天板1において上下方向に貫通させた天上開口部10を設けている。そして、ここでは、さらに、端部が下方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している天板1の天板折曲げ部11において、吹出方向に貫通した複数の天横開口部12が形成されている。
また、図13は、天板の投影図であり、図14は、底板の投影図であり、図15は、左側面図である。
第3実施形態の室外機306の上方においては、図10、図11、図13および図15に示すように、天板1において上下方向に貫通させた天上開口部10を設けている。そして、ここでは、さらに、端部が下方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している天板1の天板折曲げ部11において、吹出方向に貫通した複数の天横開口部12が形成されている。
また、室外機306の下方においては、図10、図12、図14および図15に示すように、底板16において上下方向に貫通させた底下開口部60を設けている。そして、ここでは、さらに、端部が上方に折曲げられてケーシング4の側面の一部を構成している底板16の底板折曲げ部17において、吹出方向に貫通した複数の底横開口部69が形成されている。
(空気流れ)
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9、天板1の天上開口部10、天横開口部12、底板16の底下開口部60および底横開口部69のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
上記構成において、送風機5が稼働すると、吸込グリル15の背面吸込口2、左側面グリル32の左側面吸込口9、天板1の天上開口部10、天横開口部12、底板16の底下開口部60および底横開口部69のそれぞれから送風機室内に屋外の空気が流入して熱交換器7を通過する。
ここで、第3実施形態の空気調和装置の室外機306では、熱交換器7の上面73f近傍の側面視断面図である図16に示すように、天板1の天上開口部10を介して送風機室内に流入する空気流れF1(図中二点鎖線で示す)は、熱交換器7の上面73fを通過する。これにより、熱交換器7の上縁部73を有効に利用した熱交換を行うことができる。
さらに、図16に示すように、天板1の天横開口部12を介して送風機室内に流入する空気流れF2(図中二点鎖線で示す)は、天上開口部10を介して送風機室内に流入する空気流れF1と衝突する前に、熱交換器7の吸込面71fの上方を通過する。このため、天板1の天上開口部10を介して流入する空気流れF1と、天板1の天横開口部12を介して流入する空気流れF2と、の2つの空気流れによって、熱交換器7の上縁部73を有効に利用した熱交換を行うことができる。
さらに、図16に示すように、天板1の天横開口部12を介して送風機室内に流入する空気流れF2(図中二点鎖線で示す)は、天上開口部10を介して送風機室内に流入する空気流れF1と衝突する前に、熱交換器7の吸込面71fの上方を通過する。このため、天板1の天上開口部10を介して流入する空気流れF1と、天板1の天横開口部12を介して流入する空気流れF2と、の2つの空気流れによって、熱交換器7の上縁部73を有効に利用した熱交換を行うことができる。
また、ここで、底板16の底下開口部60を介して送風機室に流入する空気流れは、熱交換器7の底面74fを通過する。これにより、熱交換器7の下縁部74を有効に利用した熱交換を行うことができる。
さらに、底板16の底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れは、底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れと衝突する前に、熱交換器7の吸込面71fの下方を通過する。このため、底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れと、底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れと、の2つの空気流れによって、熱交換器7の下縁部74を有効に利用した熱交換を行うことができる。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
さらに、底板16の底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れは、底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れと衝突する前に、熱交換器7の吸込面71fの下方を通過する。このため、底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れと、底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れと、の2つの空気流れによって、熱交換器7の下縁部74を有効に利用した熱交換を行うことができる。
このようにして、送風機5によって形成される空気流れは、熱交換器7の全体に対して供給されため、熱交換器7をムラ無く効率的に利用している。
<第3実施形態の空気調和装置の室外機の特徴>
(1)
室外機の構成において、天板上方から背面吸込口に大きく湾曲しながら流入する空気と、水平方向から該背面吸込口に流入する空気と、が熱交換器を通過する前に衝突してしまう構成を採用すると、空気の流れに乱れが生じる場合がある。このような乱れは、熱交換器を通過させる空気に対する通風抵抗となってしまうことがある。
(1)
室外機の構成において、天板上方から背面吸込口に大きく湾曲しながら流入する空気と、水平方向から該背面吸込口に流入する空気と、が熱交換器を通過する前に衝突してしまう構成を採用すると、空気の流れに乱れが生じる場合がある。このような乱れは、熱交換器を通過させる空気に対する通風抵抗となってしまうことがある。
これに対して、第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、図16に示すように、天板1の天上開口部10介して送風機室内に流入する空気流れF1と、水平方向から天横開口部12を介して送風機室内に流入する空気流れF2と、は熱交換器7を通過する前に衝突することなく、それぞれそのまま熱交換器7を通過する。これにより、天板1の天上開口部10介して送風機室内に流入する空気流れF1だけでなく、水平方向から天横開口部12を介して送風機室内に流入する空気流れF2についても、それぞれバランスしながら熱交換器7の上縁部73を通過し、熱交換器7のうち天板1に隣接している部分に対しても充分に空気を通過させることができる。これにより、熱交換量をよりいっそう向上させることができる。
また、底板16についても同様であり、底板16の底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れと、水平方向から底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れと、は熱交換器7を通過する前に衝突することなく、それぞれそのまま熱交換器7を通過する。これにより、底板16の底下開口部60を介して送風機室内に流入する空気流れだけでなく、水平方向から底横開口部69を介して送風機室内に流入する空気流れについても、それぞれバランスしながら熱交換器7の下縁部74を通過し、熱交換器7のうち底板16に隣接している部分に対しても充分に空気を通過させることができる。これにより、熱交換量をよりいっそう向上させることができる。
(2)
また、第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、熱交換器7の上縁部73および下縁部74を通過する空気について、空気流れの乱れを抑えて円滑に通過させることができる。これにより、熱交換器7における熱交換量を充分に確保できるだけでなく、送風音を低減させることができる。
また、第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、熱交換器7の上縁部73および下縁部74を通過する空気について、空気流れの乱れを抑えて円滑に通過させることができる。これにより、熱交換器7における熱交換量を充分に確保できるだけでなく、送風音を低減させることができる。
<第3実施形態の変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、熱交換器7の上縁部73の背面側に複数の天横開口部12を、下縁部74の背面側に複数の底横開口部69を設ける場合について例に挙げて説明した。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、熱交換器7の上縁部73の背面側に複数の天横開口部12を、下縁部74の背面側に複数の底横開口部69を設ける場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、天横開口部12や底横開口部69は、複数の開口として構成されている必要はなく、上縁部73に沿うようにして、上縁部73の背面側全てが吹出方向に貫通した開口を設けるようにしてもよい。または、熱交換器7の下縁部74に沿うようにして、下縁部74の背面側全てが吹出方向に貫通した開口を設けるようにしてもよい。
(B)
第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、単に、天板1や底板16の天板折曲げ部11、17において吹出方向に天横開口部12や底横開口部69を設ける場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、天上開口部10と天横開口部12との大きさを調整することで、上方向からの空気流れの量と横方向からの空気流れのとの関係を調節し、熱交換器7を最も効率的に機能させて熱交換量を最大限に確保することができる設計を採用してもよい。
第3実施形態における空気調和装置の室外機306では、単に、天板1や底板16の天板折曲げ部11、17において吹出方向に天横開口部12や底横開口部69を設ける場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、天上開口部10と天横開口部12との大きさを調整することで、上方向からの空気流れの量と横方向からの空気流れのとの関係を調節し、熱交換器7を最も効率的に機能させて熱交換量を最大限に確保することができる設計を採用してもよい。
また、下縁部74についても同様に、底下開口部60と底横開口部69との大きさを調整することで、下方向からの空気流れの量と横方向からの空気流れのとの関係を調節し、熱交換器7を最も効率的に機能させて熱交換量を最大限に確保することができる設計を採用してもよい。
本発明によれば、熱交換器の天板近傍部分における交換熱量を向上させることが可能になるため、室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機への適用が特に有用である。
1 天板(導風板、上面導風部)
2 背面吸込口
3 吹出口
4 ケーシング(導風板)
5 送風機
6 室外機
7 熱交換器
9 左側面吸込口
10 天上開口部(開口部)
11 天板折曲げ部(導風部、吸込導風部)
12 天横開口部(上方吸込側開口部)
13 プロペラファン
14 吹出グリル
15 吸込グリル
16 底板(導風部、下面導風部)
17 底板折曲げ部(導風部、吸込導風部)
31 右側面板
32 左側面グリル(側面吸込口)
60 底下開口部(開口部)
69 底横開口部(下方吸込側開口部)
2 背面吸込口
3 吹出口
4 ケーシング(導風板)
5 送風機
6 室外機
7 熱交換器
9 左側面吸込口
10 天上開口部(開口部)
11 天板折曲げ部(導風部、吸込導風部)
12 天横開口部(上方吸込側開口部)
13 プロペラファン
14 吹出グリル
15 吸込グリル
16 底板(導風部、下面導風部)
17 底板折曲げ部(導風部、吸込導風部)
31 右側面板
32 左側面グリル(側面吸込口)
60 底下開口部(開口部)
69 底横開口部(下方吸込側開口部)
Claims (7)
- 室内機との間で循環する冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行う空気調和装置の室外機(6)であって、
前記屋外の空気の流れを形成させる送風機(5)と、
内部に前記冷媒が流れている熱交換器(7)と、
前記空気の流れを前記熱交換器(7)に導く導風板(4、1、11、16、17)と、
を備え、
前記導風板(4、1、11、16、17)は、前記熱交換器(7)の表面のうち前記送風機(5)側を向いた送風機側表面および前記送風機(5)と反対側を向いた反送風機側表面以外の表面に対して前記空気の流れの少なくとも一部を導くための開口部(10、60)を有している、
空気調和装置の室外機(6)。 - 前記導風板(1)は、前記熱交換器(7)に隣接して配置され、前記室外機(6)のケーシングの上面の少なくとも一部を構成する上面導風部(1)を有し、
前記開口部(10)は、平面視において前記上面導風部(1)と前記熱交換器(7)とが重なる部分のうち少なくとも一部に設けられている、
請求項1に記載の空気調和装置の室外機(6)。 - 前記開口部(10)は、上下方向に連通している、
請求項2に記載の空気調和装置の室外機(6)。 - 前記導風板(1、11)は、前記熱交換器(7)に隣接して配置され、前記室外機(6)のケーシングのうち前記送風機(5)が形成する主な空気流れに対して略垂直であって吸込側に位置する面の少なくとも一部を構成する吸込導風部(11)をさらに有しており、
前記吸込導風部(11)は、前記熱交換器(7)のうち前記ケーシングの上面に隣接している部分に対して前記空気の流れの少なくとも一部を導くための上方吸込側開口部(12)を有している、
請求項2または3に記載の空気調和装置の室外機(6)。 - 前記導風板(16)は、前記熱交換器(7)に隣接して配置され、前記室外機(6)のケーシングの下面の少なくとも一部を構成する下面導風部(16)を有し、
前記開口部(60)は、平面視において前記下面導風部(16)と前記熱交換器(7)とが重なる部分のうち少なくとも一部に設けられている、
請求項1に記載の空気調和装置の室外機(6)。 - 前記開口部(60)は、上下方向に連通している、
請求項5に記載の空気調和装置の室外機(6)。 - 前記導風板(16、17)は、前記熱交換器(7)に隣接して配置され、前記室外機(6)のケーシングのうち前記送風機(5)が形成する主な空気流れに対して略垂直であって吸込側に位置する面の少なくとも一部を構成する吸込導風部(17)をさらに有しており、
前記吸込導風部(17)は、前記熱交換器(7)のうち前記ケーシングの下面に隣接している部分に対して前記空気の流れの少なくとも一部を導くための下方吸込側開口部(69)を有している、
請求項5または6に記載の空気調和装置の室外機(6)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005295472A JP2007101161A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 空気調和装置の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005295472A JP2007101161A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 空気調和装置の室外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007101161A true JP2007101161A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38028287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005295472A Pending JP2007101161A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 空気調和装置の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007101161A (ja) |
-
2005
- 2005-10-07 JP JP2005295472A patent/JP2007101161A/ja active Pending
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