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JP2007016682A - 圧縮自己着火内燃機関の制御装置 - Google Patents

圧縮自己着火内燃機関の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧縮自己着火燃焼を行なう内燃機関において、低負荷領域でのHC排出量を低減でき、該自己着火燃焼運転の領域を拡大して燃費も改善できるようにした。
【解決手段】
排気通路16からの外部EGRを過給機4の上流側の吸気通路2に還流させる低温EGR通路17Aと、高温EGR通路17Bを設け、圧縮自己着火燃焼を行う領域の中で、最も低負荷な領域では、過給機4を電動モータ4aでアシスト運転すると共に、高温EGR通路17Bの高温EGRバルブ20の開度を制御し、高温な外部EGRの還流量を制御して、筒内温度を要求値まで上昇させながら自己着火性を高め、高負荷領域では、低温EGR通路17Aの低温EGRバルブ19の開度を制御して、低温な外部EGRの還流量を制御して、燃焼を緩慢化する構成として、圧縮自己着火燃焼運転領域を拡大できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮自己着火燃焼を行なう内燃機関の制御装置に関する。
特許文献1には、圧縮自己着火燃焼を行う内燃機関において、点火時期の遅角、混合気の増量などによって内部EGRを昇温することにより、自己着火性を高めるようにすることが開示されている。
特許文献2には、同じく圧縮自己着火燃焼を行なう内燃機関において、新気を加熱し、排気バルブの閉時期により残留ガス(内部EGR)量を増量して、自己着火性を高めるようにすることが開示されている。
特開2004−116446号公報 特開2002−206441号公報
しかしながら、特許文献1、2のように、内部EGRによって昇温を図ることは、内部EGRが前サイクルの燃焼状態に依存するので、全気筒を安定的に次サイクルで自己着火燃焼させることができないという問題がある。
外部EGRを電気ヒーターで加熱することも考えられるが、電力を使用するため、機関のトータルでの熱効率が低下してしまう。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、安定した自己着火性能の向上を図れるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、過給機を備え、圧縮自己着火燃焼が可能な内燃機関において、圧縮自己着火燃焼時に、排気の一部を外部EGRとして過給機上流側の吸気系に還流する構成とした。
圧縮自己着火燃焼時は、熱効率が高いため排気圧力が低くなり、吸・排気差圧で外部EGRを導入することが難しいが、過給機を備えた内燃機関では、過給機の上流側に負圧を生じるので、該過給機上流側には外部EGRが導入しやすく、また、高温な外部EGRを含んで過給機により圧縮させることで吸気温度をより高めることができるため、筒内温度を全気筒で応答良く要求温度まで上昇させることができ、安定した自己着火性能の向上を図れる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態における圧縮自己着火内燃機関のシステム構成図である。
内燃機関1(ガソリンエンジン)には、吸気通路2の上流側から、エアクリーナ3を通過した空気が、過給機4(の吸気コンプレッサ)で過給された後、スロットルバルブ5、吸気バルブ6を介してシリンダ7内に吸引される。前記過給機4は、可変ノズル式排気ターボ過給機であり、可変ノズルの調整によって過給圧を可変に制御できると同時に、電動モータ4Aによって駆動力をアシストして過給圧を増大する機能を備えている。
前記吸気通路2の途中は、2叉に分岐し、吸気冷却用のインタークーラ8を介装した冷却用通路9と、インタークーラ8をバイパスするバイパス通路10とが並列接続され、上流分岐端に、これら通路を選択的に開通させる通路切換弁11が装着されている。
前記シリンダ7内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。
燃焼室内の混合気は、圧縮自己着火又は点火プラグ13による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は、排気バルブ14を介して排出される。
前記吸気バルブ6及び排気バルブ14には、バルブリフト量,バルブ作動角及び作動角の中心位相を可変とする可変動弁機構15が設けられている。
前記可変動弁機構15は、例えば、特開2001−012262号公報に開示される機関バルブのバルブリフト量を作動角と共に連続的に変化させる可変バルブイベント・リフト機構(VEL)と、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることで、バルブ作動角の中心位相を可変とする可変バルブタイミング機構(VTC)との組み合わせから構成される。
また、前記可変動弁機構15を、吸気バルブ6及び排気バルブ14を電磁石による磁気力で開閉駆動する電磁駆動弁(EMV)とすることができる。
前記排気バルブ14下流の排気通路16からの排気を、外部EGRとして過給機4上流の吸気通路2に還流するEGR通路17が設けられる。
該EGR通路17は、冷却水槽18から機関冷却水を循環させて外部EGRを冷却するEGRクーラ17aを介装して低温な外部EGRを還流させる低温EGR通路17Aと、通路壁に断熱材を包むなどによって断熱性を持たせて高温に維持された外部EGRを還流させる高温EGR通路17Bと、を並列して設ける。
前記各EGR通路17A,17Bには、それぞれ外部EGR量を調整する電磁駆動式の高温EGRバルブ19,低温EGRバルブ20が介装されている。
前記排気通路16のEGR通路17A,17B接続部より下流側には、排気浄化触媒21、マフラー22が設けられる。
前記過給機4の電動モータ4A、スロットルバルブ5、燃料噴射弁12、点火プラグ13、可変動弁機構15、通路切換弁11、EGRバルブ19,20は、マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット(ECU)23によって制御される。
前記エンジンコントロールユニット23には、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ24、機関回転速度を検出する回転速度センサ25、機関の冷却水温度を検出する水温センサ26、シリンダ内の温度を検出するシリンダ内温度センサ27、吸気通路2のコレクタ部で吸気圧力を検出する吸気圧力センサ28および吸気温度を検出する吸気温度センサ29等からの検出信号が入力される。
図2のフローチャートは、第1実施形態における前記エンジンコントロールユニット23による制御の様子を示す。
ステップS1では、前記アクセル開度センサ24によって検出されるアクセル開度などに基づいて算出された要求トルクT、前記クランク角センサ25によって検出された機関回転速度Neを読み込む。
ステップS2では、前記要求トルクTおよび機関回転速度Neによって検出される運転状態に基づいて、圧縮自己着火燃焼と火花点火燃焼とのいずれの燃焼形態で運転させるかを決定する。
具体的には、要求トルクTが、自己着火可能最大トルクTHよりも小さく、かつ、自己着火可能最小トルクTLよりも大きく(TL<T<TH)、かつ、機関回転速度Ne(rpm)が、自己着火可能最大回転速度NeHよりも小さく、かつ、自己着火可能最小回転速度NeLよりも大きいときに(NeL<Ne<NeH)、圧縮自己着火燃焼の可能領域内であると判断し、上記条件を満たさないときには、火花点火燃焼を行なわせる領域内であると判断する。
そして、火花点火燃焼を行なわせる領域内であると判断されると、ステップS3へ進み、前記通路切換弁11を、インタークーラ8を介装した冷却用通路9を開通させる側に駆動して、吸気冷却を行わせ、ステップS4で、燃料噴射弁6から噴射される燃料を点火プラグ8による火花点火で燃焼させる火花点火燃焼制御を行なわせる。
一方、圧縮自己着火燃焼の可能領域内であると判断されると、ステップS5へ進み、前記通路切換弁11を、インタークーラ8をバイパスするバイパス通路10を開通させる側に駆動して、吸気冷却を停止し、ステップS6で、吸気弁閉時期を遅らせ点火時期の遅角させるなど、点火時期前に十分な混合気圧縮期間を確保することなどによって圧縮自己着火を可能となる制御を行って、圧縮自己着火燃焼制御を開始する。
ステップS7では、前記吸気圧力センサ28によって検出された吸気圧力Pqを読み込む。
ステップS8では、図3に示したマップを参照して前記要求トルクTと機関回転速度Neとに基づいて、要求筒内温度tcを算出する。
具体的には、要求負荷が低くなるほど、要求筒内温度tcが高温に設定され、また、機関回転速度Neが高くなるほど、より高温に設定される。すなわち、圧縮自己着火がしにくい条件になるほど、筒内温度を高くすることによって、圧縮自己着火を可能ならしめるようにする。
ステップS9では、前記要求負荷Tと要求筒内温度tcとに基づいて、図4に示したマップを参照して、要求過給圧Paを算出する。この要求過給圧(目標過給圧)Paに基づいて、前記過給機4の可変ノズルを制御する。
具体的には、要求負荷Tが低く、要求筒内温度tcが高いときほど、要求過給圧Paを高圧に設定して、圧縮自己着火しやすくする。
次に、ステップS10では、前記要求負荷Tと機関回転速度Neとに基づいて、図5に示す領域マップを参照して、前記電動モータ4Aによる過給機4のアシスト運転が必要な運転領域Aであるか否かを判定する。具体的には、要求負荷Tが最も低い領域では高回転域まで、要求過給圧Paが高く設定されると同時に排気圧力が低く排気エネルギによって過給圧を確保することが難しいので、アシスト運転を行う運転領域Aに設定されている。
ステップS10で、前記アシスト運転が必要と判定された場合は、ステップS11へ進み、要求過給圧Paと前記吸気圧力センサ28で検出される実際の吸気圧力Pqとの圧力差ΔP(=Pa−Pq)に応じて、図6に示した特性マップを参照して、電動モータ4Aのアシスト電流値iaを算出する。具体的には、圧力差ΔPが正の値で大きくなるほどアシスト電流値iaが大きくなるように設定する。
ステップS12では、冷却EGR通路17Aの低温EGRバルブ19を全閉として、外部EGRの冷却を停止すると共に、要求負荷Tに基づいて図7に示した特性マップを参照して高温EGR通路17Bの高温EGRバルブ20の開度Vehを設定して非冷却の高温な外部EGRの還流量を調整する。具体的には、要求負荷Tが小さいときほど圧縮自己着火しにくい条件であるので、高温EGRバルブ20の開度Vehを大きくして、高温な外部EGRの還流量を増大することにより、筒内圧縮温度、圧力を高めて自己着火しやすくする。特に、このアシスト運転を行う領域は、全運転領域中、最も低負荷な運転領域であるので、高温な外部EGR量の還流量を最も増大させるように、高温EGRバルブ20の開度Vehは、最も大きく設定されることとなる。
ステップS13では、前記吸気温度センサ29で検出された吸気温度taを読み込む。
ステップS14では、前記吸気温度taに応じて、前記スロットルバルブ5の開度(スロットル開度)TVOを調整する。具体的には、スロットル開度TVOによって新気量とEGR量とを加算した過給機4への吸気量が制御され、かつ、この吸気量によって過給機4で圧縮したときの吸気温度、さらには、筒内温度が変化するので、前記要求筒内温度tcを満たす吸気温度とするように該吸気温度の検出値taに基づいてスロットル開度TVOをフィードバック制御する。
ステップS15では、要求負荷Tに応じて燃料噴射量Tiを算出する。具体的には、要求負荷Tが増大するほど燃料噴射量Tiが増大して算出される。
一方、前記ステップS10で電動モータ4Aによる過給機4のアシスト運転が不要と判定されたときは、ステップS16へ進んで、前記要求負荷Tと機関回転速度Neとに基づいて、図5に示す領域マップを参照して、高温な外部EGRを還流する必要がある運転領域(図5の領域B,Cに示す中負荷・中回転領域)であるかを、判定する。
そして、高温な外部EGRを還流する必要がある運転領域と判定された場合は、ステップS17〜ステップS20へ進み、前記過給機のアシスト運転時のステップS12〜ステップS15と同様にして、低温EGRバルブ19を全閉とし、高温EGRバルブ20の開度Vehの算出、吸気温度taに基づくスロットル開度TVOのフィードバック制御、燃料噴射量Tiの算出を順次行う。
この運転領域(B,C)では、過給機4のアシスト運転時より、要求負荷Tが増大するにしたがって、外部EGRの還流量、燃料噴射量は小さく設定される(B領域よりC領域の方が小)。
また、ステップS16で高温な外部EGRを還流する必要がなく、冷却された低温の外部EGRを運転する方が好ましい、圧縮自己着火燃焼では最も高負荷かつ低回転な運転領域(図5のD)と判定された場合は、ステップS21へ進む。
ステップS21では、高温EGRバルブ20を全閉とし、要求負荷Tに基づいて、図8に示す特性マップを参照して低温EGRバルブ19の開度Velを算出する。
具体的には、該高負荷領域では、筒内温度を高くすると過早着火によるノッキング等の異常燃焼を引き起こしやすくなるので、該異常燃焼を抑制して緩慢燃焼となるように要求負荷Tの増大に応じて冷却された低温の外部EGR量を増大するように算出される。
以下、ステップS22〜ステップS24では、上記他の領域と同様に、吸気温度taに基づくスロットル開度TVOのフィードバック制御、燃料噴射量Tiの算出を順次行う。
図9は、上記領域A〜D毎の各種状態量および制御量を、示す。
本実施形態のように領域A〜Cでは、圧縮自己着火しにくくなる低負荷ほど過給圧を高くし、外部EGRの還流量を増大すると共に高温な外部EGRを過給機4による圧縮でさらに温度上昇させて、筒内温度を上昇させることにより、安定した自己着火性を確保できる。
これにより、燃焼室からのHC排出量を低減でき、かつ、吸入空気量の多い自己着火燃焼では低温な排気の温度を上昇させることにより排気浄化触媒の活性を早められることの相乗効果によって、特に低負荷領域でのHC排出量を大幅に低減できる。
また、図10に示すように、上記のように安定した自己着火性の確保によって圧縮自己着火燃焼運転領域を拡大でき、特に低負荷域で外部EGRの過給効果および過給機のアシスト運転による効果によって、より低負荷側および高回転側へ拡大でき、燃費も改善できる。
一方、高負荷領域Dでは、外部EGRを冷却することによって筒内温度の上昇を抑制することにより燃焼速度が過大となることを抑制して燃焼を緩慢化でき、その結果、燃料噴射量の増大が可能となって、自己着火燃焼運転領域を高負荷側へ拡大でき、さらに燃費を改善できる。
図11は、上記特許文献1,2に示したような内部EGRによる自己着火性向上を図った場合と、外部EGRの温度上昇による場合とを自己着火性向上を図った場合と比較したもので、内部EGRによる場合は、筒内圧力変動率の気筒間でのバラツキが大きいのに対し、外部EGRによる場合は、筒内圧力変動率の気筒間でのバラツキを小さく抑制できる。
図12(A),(B)は、外部EGRの冷却により、燃焼が緩慢化し、高負荷限界が拡大することを示している。
図13は、本発明の別の実施形態を示す。
本実施形態で第1の実施形態と異なるのは、高温EGR通路17B’の入口(外部EGR導入口)を、HCの酸化反応による浄化機能を有する排気浄化触媒21の下流側に接続した構成とした点である。
そして、第1の実施形態同様に、自己着火燃焼運転する領域の中で高負荷領域D以外の領域A〜Cでは、低温EGR通路17Aを閉として外部EGRの冷却を停止し、高温EGR通路17B’を開通し、高温EGRバルブ20の開度を調整する。
このようにすれば、図14に示すように、前記排気浄化触媒21で排気中の未燃HCが酸化反応したとき発生した熱で外部EGRの温度を上昇させ、その結果、図15に示すように自己着火燃焼運転領域を、より高回転側に拡大することができ、また、図16に示すように、外部EGR温度の上昇によって要求過給圧を引き下げることができるので、モータアシスト電流値iaを減少でき、さらに燃費を改善できる。
第1実施形態における内燃機関のシステム構成図。 第1実施形態における制御を示すフローチャート。 同じく要求筒内温度を算出するためのマップ。 同じく要求過給圧を算出するためのマップ。 同じく圧縮自己着火燃焼運転での制御内容が異なる領域区分を示すマップ。 同じく過給機の電動モータによるアシスト電流値を算出するためのマップ。 同じく高温EGRバルブの開度を算出するためのマップ。 同じく低温EGRバルブの開度を算出するためのマップ。 同じく上記領域毎の各種状態量を示すタイムチャート。 同じく同上制御における圧縮自己着火燃焼運転の拡大効果を示す図。 同じく同上制御における気筒間の筒内圧力変動率改善効果を示す図。 同じく外部EGR冷却による燃焼緩慢化と、それによる圧縮自己着火燃焼運転の高負荷側への拡大効果を示す図。 第2実施形態における内燃機関のシステム構成図。 第2実施形態における外部EGR温度上昇効果を示す図。 第2実施形態における圧縮自己着火燃焼運転の高回転側への拡大効果を示す図。 第2実施形態における過給機の電動モータによるアシスト電流値を低減できる効果を示す図。
符号の説明
1…内燃機関、2…吸気通路、4…過給機、4A…電動モータ、5…スロットルバルブ、12…燃料噴射弁、13…点火プラグ、15…可変動弁機構、16…排気通路、17A…低温EGR通路、17B…高温EGR通路、17a…EGRクーラ、19…低温EGRバルブ、20…高温EGRバルブ、21…排気浄化触媒、23…エンジンコントロールユニット、24…アクセル開度センサ、25…回転速度センサ、26…水温センサ、27…シリンダ温度センサ、28…吸気圧力センサ、29…吸気温度センサ

Claims (10)

  1. 過給機を備え、圧縮自己着火燃焼が可能な内燃機関において、圧縮自己着火燃焼時に、排気の一部を外部EGRとして過給機上流側の吸気系に還流することを特徴とする圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  2. 前記外部EGRの還流量を、該外部EGRを還流するEGR通路に設けたEGRバルブによって調整することを特徴とする請求項1に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  3. 前記外部EGRの還流量を、機関の要求負荷に応じて調整することを特徴とする請求項2に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  4. 前記外部EGRの還流量を、機関の要求負荷が低いときは増大することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  5. 前記外部EGRの還流量を、機関の要求負荷に加えて回転速度にも基づいて調整することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  6. 機関の要求負荷と回転速度に基づいて要求筒内温度を算出し、該要求筒内温度と要求負荷とに基づいて、要求過給圧および要求外部EGR量を算出して過給圧および外部EGR量を調整することを特徴とする請求項5に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  7. 外部EGRを過給機上流の吸気系に還流するEGR通路を、冷却部を設けて冷却した低温な外部EGRを還流する低温EGR通路と、高温な外部EGRを還流する高温EGR通路との2系統設け、高負荷域では、低温EGR通路から低温な外部EGRを還流し、低負荷域では、高温EGR通路から高温な外部EGRを還流する構成としたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  8. 前記高温EGR通路は、排気浄化触媒での酸化反応によって加熱された排気を外部EGRとすることを特徴とする請求項7に記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  9. 前記過給機は、電動モータによるアシスト運転が可能であり、要求負荷が最も低いときには、前記アシスト運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
  10. 吸気系に吸気冷却用のインタークーラおよびそのバイパス通路を備え、圧縮自己着火燃焼時は、前記インタークーラをバイパスして吸気冷却を停止することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の圧縮自己着火内燃機関の制御装置。
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JP2012127275A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101592090B (zh) * 2009-07-14 2011-11-09 天津大学 一种降低轻型车柴油机排放的方法
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