[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2007051861A - グロープラグ - Google Patents

グロープラグ Download PDF

Info

Publication number
JP2007051861A
JP2007051861A JP2006083268A JP2006083268A JP2007051861A JP 2007051861 A JP2007051861 A JP 2007051861A JP 2006083268 A JP2006083268 A JP 2006083268A JP 2006083268 A JP2006083268 A JP 2006083268A JP 2007051861 A JP2007051861 A JP 2007051861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
flexible member
glow plug
shaft
crack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006083268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4865375B2 (ja
Inventor
Shinsuke Ito
伸介 伊藤
Takaya Yoshikawa
孝哉 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2006083268A priority Critical patent/JP4865375B2/ja
Publication of JP2007051861A publication Critical patent/JP2007051861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865375B2 publication Critical patent/JP4865375B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】 共振による中軸の破断を防止すると共に、製造の際の破損や手間を低減することができるグロープラグを提供する。
【解決手段】 グロープラグの中軸30と主体金具40との間の間隙に、絶縁性のシリコンからなるチューブ200を介在させる。チューブ200は延長方向の一端側から他端側にかけて、自身の厚み方向に貫通する裂部210が形成されている。グロープラグの製造の際には裂部210を開き、中軸30を内周側に収容するように行えば、チューブ200を中軸30に容易に装着することができる。そして、チューブ200によって中軸30の外周面と主体金具40の軸孔43の内周面との間の間隙を小さくすることができるので、中軸30がエンジンの振動に共振した場合の振幅を制限し、中軸30の破断を防止することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの始動の補助等に用いられるグロープラグに関するものである。
従来、ディーゼルエンジンの始動の補助をするために使用されるグロープラグは、金属製で筒状の主体金具を有し、その軸孔内先端側にて保持する棒状のヒータの先端部を突出させている。また、主体金具の後端側から金属製で棒状の中軸が突出されており、主体金具とは絶縁された状態で、その軸孔内に保持されている。そして、ヒータに通電するための両電極が、主体金具と中軸とのそれぞれに電気的に接続されている。
こうした構造を有するグロープラグが用いられるディーゼルエンジンは、近年、小型化、高燃費化、高出力化などへの要望から、従来の副室式ディーゼルエンジンに代わり直噴式ディーゼルエンジンへと移行しつつある。また、これに伴ってエンジンへの取り付け構造が変更される場合もあり、グロープラグには、小径化や長尺化が求められている。さらに、グロープラグには、耐腐食性の高いセラミックヒータが使用される場合も多い。
ところで、グロープラグの全長が長くなったことから中軸の固有振動数が低下するので、ディーゼルエンジンの稼働に伴い発生する振動負荷の振動数が中軸の固有振動数に一致する機会が増え、共振してしまうことが頻発する虞が生じた。そして共振が発生すれば、その影響により、中軸と主体金具とが接触して絶縁性が保てなくなったり、大きな振幅で撓ることによって中軸が破断したり、中軸から伝達される内部応力によりセラミックヒータが破損したりする虞があった。
そこで中軸(リード部材)に絶縁被覆を被覆して共振による中軸と主体金具との短絡を防止し、さらに、絶縁被覆の外径を主体金具の内径に近づけることで、共振による中軸の振動の腹の振幅を制限し、発生する応力を低減して中軸の破断を防止したグロープラグが提案されている(例えば特許文献1参照)。このように中軸の共振により発生する応力を低減すれば、セラミックヒータの破損も防止することが可能となる。
特開平11−176563号公報
しかしながら、特許文献1では絶縁被覆と中軸とが密着されるため、グロープラグの製造過程において中軸に絶縁被覆を装着させにくく、絶縁被覆を破損したり、あらかじめ中軸にグリス等の潤滑剤を塗布する必要があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、共振による中軸の破断を防止すると共に、製造の際の破損や手間を低減することができるグロープラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のグロープラグは、軸線方向に沿って延びる中軸と、通電によって発熱する発熱体を有するヒータ部材と、軸孔を有し、その軸孔内に前記中軸が挿通されると共に、前記ヒータ部材を自身の先端側にて保持する主体金具と、前記中軸と前記軸孔との間に介在され、可撓性を有する可撓性部材とを備え、前記可撓性部材は、少なくとも前記中軸と前記軸孔との間に介在された場合に、前記中軸の周囲を取り巻くチューブ状をなすと共に自身の厚み方向に貫通する裂部を有し、前記裂部の開閉に伴い、チューブ状をなす前記可撓性部材の内径が変化することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のグロープラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記可撓性部材はチューブ状をなすと共に自身の厚み方向に貫通する裂部を有し、前記裂部の開口面積の増加に伴い、前記可撓性部材の内径が拡大することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のグロープラグは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記裂部は、チューブ状をなす前記可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて複数形成され、前記可撓性部材は、自身の周方向において、前記複数の裂部のうち一の裂部の少なくとも一部分と、前記一の裂部とは異なる他の裂部の少なくとも一部分とが共に配置された部位を有することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のグロープラグは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記裂部は、チューブ状をなす前記可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて連続する切れ目状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明のグロープラグにおいて、可撓性部材は、少なくとも中軸と主体金具の軸孔との間に介在された場合に中軸の周囲を取り巻くことでチューブ状をなすため、グロープラグが取り付けられたエンジンの振動などに伴い中軸が共振を生じても、共振による中軸の腹の振幅を制限することができる。これにより、中軸の撓りを低減して破断を防止することができると共に、主体金具と中軸との接触を確実に阻止し、主体金具と中軸とをそれぞれ発熱体へ通電のための電極とするグロープラグの構成において、両者間の短絡を防止することができる。また、可撓性部材は、自身の内径を変化させることのできる裂部を有しているので、グロープラグの製造過程において中軸に可撓性部材を装着する際に、その裂部の開閉を行って可撓性部材の内径を変化させることで、中軸と可撓性部材との接触面積を小さくすることができる。このため、中軸への可撓性部材の装着を容易に行うことができ、無理に装着することで発生しうる破損の虞がなく、また、装着の手間を低減することができる。こうした可撓性部材は、シート状のものを丸めて中軸と主体金具の軸孔との間に介在させてもよいし、介在前からチューブ状をなすものであってもよく、可撓性部材の内径を変化させることができる裂部を有することによって、可撓性部材の中軸への装着を容易に行うことができるのである。また、中軸が部分的に異なる外径を有する形状であった場合でも、このように内径を変化させることのできる可撓性部材を用いることで、容易に装着させることができる。更に、内径の変化によって中軸の製造公差を吸収することができ、また、中軸の設計を変更して外径を異ならせても同一の可撓部材を用いることができるので、製造コストを低減することができる。
また請求項2に係る発明のように、可撓性部材は、チューブ状をなすことが望ましい。グロープラグの製造過程において、可撓性部材が装着された中軸は、その後の工程において主体金具の軸孔に挿通される。この可撓性部材が、チューブ状を保ち、自身の支えとして自身の内周面で中軸の外周面をしっかりと掴む形態であれば、主体金具の軸孔へ中軸を挿通させる際に邪魔とならず、その作業を容易に行うことができる。こうした構成を実現できる可撓性部材としては、中軸に装着した際に中軸の外周によって自身の内周が押し広げられる大きさ関係を有するものが一般的である。請求項2に係るグロープラグの可撓性部材は、自身の厚み方向に貫通する裂部の開口面積の増加に伴い内径が拡大される構成であるので、中軸の外径よりも自身の内径を小さく構成して中軸への装着後の保持を確実に行え、また、中軸への装着の際には自身の内径を広げることで容易に装着することができ、グロープラグの製造過程における手間を低減することができる。そして、このような可撓性部材を中軸に装着することで、中軸に共振が生じた際に可撓性部材が中軸の振動の腹の振幅を制限し、発生する応力を低減して中軸の破断を防止することができる。
また、請求項3に係る発明のように、チューブ状をなす可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて複数の裂部を形成すれば、各裂部を開くことで可撓性部材の内径を広げることができる。個々の裂部の開口面積は小さくとも、すべての裂部の開口面積を合計すればかなり大きな開口面積を確保することができ、可撓性部材の内径の広がりは大きくなる。更に、可撓性部材の周方向において、異なる裂部の一部分同士が重なる部位を有するように互い違いに配置させれば、裂部全体が立体的に変形(可撓性部材の周壁に沿った変形だけでなく、周壁を広げる方向あるいは狭める方向への変形)しやすくなり、開口面積の増加に対する規制を小さくすることができる。このため、各裂部より大きく開き、可撓性部材の内径をより大きく広げることができる。このようにして、可撓性部材を中軸に装着する際に可撓性部材の内径をより大きくできれば、装着の際の中軸と可撓性部材との摩擦による抵抗を低減して容易に装着することができ、グロープラグの製造過程における手間を低減することができる。そして上記同様、このような可撓性部材を中軸に装着することで中軸の破断を防止することができる。
上記のような構成の可撓性部材を作製するには、押し出し成形によりチューブ状に形成した後に一定の長さに切断すれば容易である。そこで請求項4に係る発明のように、裂部を可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて連続する切れ目状に形成する構成とすれば、押し出し成形により、チューブ状に形成するのと同時に裂部を形成することができ、可撓性部材を効率よく生産することができる。更に、グロープラグの製造過程において、可撓性部材を中軸に装着する際には、裂部を開いて内周側に中軸を収容すれば装着できるので、作業の手間を低減することができる。そして上記同様、このような可撓性部材を中軸に装着することで中軸の破断を防止することができる。
以下、本発明を具体化したグロープラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態のグロープラグ100の全体の構造について説明する。図1は、グロープラグ100の縦断面図である。なお、軸線O方向において、セラミックヒータ20の配置された側(図1における下側)をグロープラグ100の先端側として説明する。
図1に示すグロープラグ100は、例えば直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室(図示外)に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。グロープラグ100は、概略、中軸30と、発熱体27を有するセラミックヒータ20と、軸孔43内に中軸30が挿通され、セラミックヒータ20を径方向に保持する主体金具40と、中軸30の後端に嵌合されるピン端子50と、中軸30と主体金具40との間に介在されるチューブ200とから構成される。
セラミックヒータ20は丸棒状をなし、先端部22が半球状に曲面加工された絶縁性セラミックからなる基体21の内部に、導電性セラミックからなる断面略U字状の発熱素子24が埋設された構造を有する。発熱素子24は、セラミックヒータ20の先端部22に配置され、その曲面にあわせて両端が略U字状に折り返された発熱体27と、その発熱体27の両端にそれぞれ接続され、セラミックヒータ20の後端部23に向けて軸線Oに沿って略平行に延設されたリード部28,29とから構成される。発熱体27は、その断面積がリード部28,29の断面積よりも小さくなるように成形されており、通電時、主に発熱体27において発熱が行われる。また、セラミックヒータ20の後端部23の外周面には、リード部28,29のそれぞれから突出された電極取出部25,26が、互いに軸線O方向にずれた位置に露出されている。なお、セラミックヒータ20が、本発明における「ヒータ部材」に相当する。
このセラミックヒータ20は、その胴部分の外周を取り巻くように、円筒状の筒状体80に保持されている。電極取出部25,26のうち先端側に形成された電極取出部25は、筒状体80の筒孔内で筒状体80に接触し、電気的に接続されている。筒状体80は金属製の部材からなり、胴部81の後端側には胴部81より肉厚の鍔部82が形成されている。その鍔部82の後端には段状の係合部83が形成され、円筒状をなす主体金具40の先端部41の内周が、この係合部83に係合される。その係合の際には、セラミックヒータ20の軸と、主体金具40の軸とが軸線Oに一致する。この状態で、セラミックヒータ20の後端部23のうち筒状体80よりも後端側の部分は主体金具40の内部に収容され、主体金具40が筒状体80の係合部83によって位置決めされるため、セラミックヒータ20の後端部分に設けられた電極取出部26が金属製の主体金具40には接触しない構造となっている。なお、この電極取出部26は中軸30に電気的に接続されている(後述)。
次に、主体金具40は、軸線O方向に貫通する軸孔43を有する長細い筒状の金属部材であり、胴部44の後端側に、グロープラグ100を内燃機関のエンジンヘッド(図示外)に取り付けるための雄ねじ部42が形成されている。また、胴部44の後端には、エンジンヘッドへの取り付けの際に使用される工具が係合する、軸線断面六角形状の工具係合部46が形成されている。その工具係合部46内で、軸孔43は拡径された拡径部45を有する。
中軸30は、軸線O方向に延びる金属棒であり、主体金具40の軸孔43内に挿通される。中軸30の先端部31はセラミックヒータ20の後端部23に嵌合された接続リング35に嵌合され、中軸30とセラミックヒータ20とが一体に連結されている。この状態でセラミックヒータ20の電極取出部26は接続リング35の筒孔内壁に接触しており、接続リング35を介して中軸30と電気的に接続されている。主体金具40と中軸30とは空隙をもって電気的に絶縁されており、後述するが、両者間にチューブ200が介在されている。そして、主体金具40と中軸30とのそれぞれが、セラミックヒータ20の発熱体27に電圧を印加するための電極として機能する。
中軸30の後端部32には絶縁性のOリング70が嵌められ、主体金具40の拡径部45内の先端側の位置に配置されている。さらに後端部32には絶縁性の支持リング60が係合され、拡径部45内でOリング70を押圧している。これにより、中軸30の外周面と、拡径部45の内周面と、支持リング60の先端面とのそれぞれにOリング70が接触され、軸孔43内外の気密性が保たれている。また、支持リング60の後端側には鍔部61が設けられ、工具係合部46の後端に当接しており、後述するピン端子50と主体金具40との間に介在することで両者を絶縁している。
次に、中軸30の後端部32で支持リング60の鍔部61から後端側に突出された部分には、ピン端子50が嵌合されている。ピン端子50は、中軸30の後端部32に被さって覆うキャップ状の胴部52と、胴部52から後端側に突設されたピン状の突起部53と、胴部52の先端側にて径方向に突設された鍔部51とから構成される。胴部52の外周が加締められることによって中軸30の後端部32にピン端子50が固定されており、ピン端子50と中軸30とが電気的に接続されている。グロープラグ100がエンジンヘッド(図示外)に取り付けられる際には、突起部53には図示外のプラグキャップが嵌められ、外部回路から電力が供給される。
ところで、上記した構造を有する本実施の形態のグロープラグ100の中軸30は、その先端部31が、主体金具40に接合される筒状体80に圧入嵌合されたセラミックヒータ20に接続リング35によって固定されている。一方、後端部32は、支持リング60およびOリング70によって主体金具40の後端の軸孔43内(拡径部45内)にて支持される形態ではあるものの、固定されてはいない。このため、グロープラグ100がエンジンヘッド(図示外)に取り付けられた際に、中軸30の後端部32に固定されたピン端子50に嵌められるプラグキャップや、プラグキャップに接続されたコードの重量を中軸30で支えた場合、エンジンの振動等、外部からの振動による衝撃が中軸30にかかることによって、中軸30が破断する虞がある。そこで本実施の形態では、中軸30の外径が、主体金具40の軸孔43の内径に対し70%以上の大きさとなるように構成している。一例として、本実施の形態のグロープラグ100では、主体金具40の軸孔43の内径をΦ5.4、中軸30の外径をΦ4.0として構成している。
次に、図2〜図4を参照して、チューブ200の構成について説明する。図2は、チューブ200の斜視図である。図3は、図2の一点鎖線A−Aにおいて矢視方向から見たチューブ200の断面図である。図4は、図3に示すチューブ200の裂部210を開いた状態を示すチューブ200の断面図である。なお、図3においては、チューブ200の大きさの関係を示すため、中軸30および主体金具40の軸線を等しくして描いている。
図2に示す、チューブ200は筒形状をなし、絶縁性のシリコンからなる可撓性を有する部材である。チューブ200には、自身の厚み方向に貫通する裂部210が、自身の延長方向の一端201側から他端202側にかけて連続する切れ目状に形成されている。すなわち図3に示すように、チューブ200は、断面視、C字状をなしている。グロープラグ100(図1参照)として組み立てられる前の状態において、チューブ200の外径Cは、主体金具40の軸孔43の内径Bよりも小さく構成されている。また、チューブ200の内径Eも、中軸30の外径Dよりもやや小さく構成されている。更に、外径Cと内径Eとの差分の1/2に相当するチューブ200の厚みFは、軸孔43の内径Bと中軸30の外径Dとの差分の1/2に相当する両者間のクリアランスの大きさGよりもやや小さく構成されている。なお、チューブ200が、本発明における「可撓性部材」に相当する。
そして図4に示すように、チューブ200は、裂部210を開いたり閉じたりする(切れ目によって形成された、互いに対向する断面同士を遠ざける方向に広げたり近づける方向に狭めたりする)ことによって、自身の内径Eが変化(拡大および縮小)するように構成されている。本実施の形態では、チューブ200の裂部210を開く(図3の状態から図4の状態に広げる)ことによって裂部210による開口面積が増加し、これに伴いチューブ200の内径が拡大するように構成されている。なお本実施の形態において、開口面積とはチューブ200の外周側から裂部210を介して内周側を臨むことができる範囲の大きさをいう。
このような構造のグロープラグ100では、その製造過程において、チューブ200を中軸30に装着する工程が行われるが、上記のようにチューブ200が裂部210を開くことで内径Eを拡大できるように構成されているため、その装着作業を容易に行うことができる。以下、図5,図6を参照して、グロープラグ100の製造過程について説明する。図5は、グロープラグ100の製造過程の概略的な流れを示す図である。図6は、図1における一点鎖線J−Jにおいて矢視方向から見たグロープラグ100の断面図である。
[ヒータ形成工程]
図5に示すように、まず、導電性のセラミック粉末やバインダ等を原料として射出成形し、セラミックヒータ20の発熱素子24の原形となる素子成形体251を形成する。一方、基体21の原形となる基体成形体252は、絶縁性セラミック粉末を原料に金型プレス成形を行い、素子成形体251が収容される凹部を自身の合わせ面に備えた2分割の成形体として形成する。そして基体成形体252の凹部に素子成形体251を挟んで収容し、プレス圧縮を行った後、脱バインダ処理、ホットプレス等の焼成工程を経て、その外周面を、先端が半球状の棒状に研磨して整形することで、セラミックヒータ20を形成する。
[ヒータ圧入工程]
次に、接続リング35は、ステンレス等の鋼材をパイプ状に成形し、セラミックヒータ20に圧入嵌合させて電極取出部26の導通を図る。同様に、筒状体80も所定の形状に成形し、セラミックヒータ20に圧入嵌合させて電極取出部25の導通を図る。電気的な導通を安定化させるためにAuやCu等のめっきを施すとよい。
[中軸接合工程]
中軸30は、一定の寸法に切断された鉄系材料(例えば、Fe−Cr−Mo鋼)の棒状部材から塑性加工や切削等により形成する。そして、セラミックヒータ20と他部材とが一体となったヒータ一体部材250の接続リング35内に中軸30の先端部31を係合させ、この状態で先端部31の外周を接続リング35の端部にレーザ溶接し、中軸30とヒータ一体部材250とを一体に接合する。
[チューブ装着工程]
次に、絶縁性のシリコンを押し出し成形により、一端201側から他端202側にかけて連続する切れ目状の裂部210が形成された円筒状に成形し、予め定められた寸法に切断することでチューブ200(図2参照)を得る。そしてチューブ200の裂部210を開いて内径E(図3参照)を拡大させ、この裂部210を介してヒータ一体部材250に接合された中軸30をチューブ200の内周側に案内する。前述したように、チューブ200は裂部210を開閉することによって内径Eを拡大および縮小させることができるので、中軸30へのチューブ200の装着時の摩擦抵抗が少なく、装着をスムーズに行うことができる。
また、図3に示したように、チューブ200の内径Eが中軸30の外径Dよりも小さいため、装着後には、図6に示すように、裂部210の形成部位を除く径方向のどの部位においても、中軸30の外周面にチューブ200の内周面が密着する。すなわち、チューブ200は、自身の内周面で中軸の外周面をしっかりと掴むようにして自身を支え、中軸30に保持される。このときチューブ200の外径Cは、内径Eが中軸30の外径Dにあわせて拡大されることから同様に拡大される。しかし、上記したように、チューブ200の厚みFは主体金具40の軸孔43と中軸30との間のクリアランスの大きさGよりもやや小さい。このため、中軸30に装着後であっても、チューブ200の外径Cは軸孔43の内径Bよりも小さい。
[金具接合工程]
次に、図5に示すように、S45C等の鉄系素材から工具係合部46等が形成された筒状をなす主体金具40を形成し、その雄ねじ部42にねじ山を転造する。この主体金具40の軸孔43内に、チューブ200が装着された中軸30を挿通させる。前述したように、チューブ200の外径Cは、中軸30に装着した状態でも軸孔43の内径Bよりも小さく、チューブ200の外周面と主体金具40の内周面との間に間隙が生ずるので、チューブ200を装着した中軸30の主体金具40の軸孔43への挿通を容易に行うことができる。このチューブ200を介在させたことにより、中軸30の外周面と主体金具40の軸孔43の内周面との間の間隙(空間)が小さくなるため、中軸30が共振した際の振幅を効果的に制限することができる。そして主体金具40の先端部41の内周を筒状体80の係合部83に係合させ、主体金具40と筒状体80とをレーザ溶接により接合する。なお、鉄系素材である主体金具40が錆びてしまうことを回避するために筒状体80と接合した後にめっきや塗装等の防錆処理を行ってもよい。
[端子組付工程]
その後、中軸30の後端部32にOリング70および支持リング60を係合し、主体金具40の拡径部45内に収容する。さらに中軸30の後端部32にピン端子50を嵌め込み、その鍔部51で支持リング60を先端側に向けて押圧した状態で胴部52の外周を加締めることでピン端子50が中軸30に固定され、グロープラグ100が完成する。
なお、本発明は各種の変形が可能である。例えば、図7に示すチューブ300のように、円筒状をなし、自身の厚み方向に貫通する裂部310が、自身の延長方向の一端301側から他端302側にかけて螺旋状に連続した切れ目状に形成された、いわゆるスパイラルチューブを用いてもよい。このような形態のチューブ300を中軸30に装着するには、例えば、まず、一端301側の裂部310の端から中軸30をチューブ300内に収容し、次に、チューブ300の他端302側を裂部310の螺旋方向にあわせて中軸30の周方向に回転させつつ、裂部310内に中軸30を収容していくとよい。なお、この変形例では裂部301の幅t1に対してチューブ300をなす可撓性部材の幅t2が大きくなるように構成した例を示したが、この形状に限定されるものではない。すなわち、裂部301の幅t1が可撓性部材の幅t2と等しくなるように構成してもよいし、裂部301の幅t1が可撓性部材の幅t2よりも小さくなるように構成してもよい。もっとも、中軸30の外周面と軸孔43の内周面との接触抑制を効果的に行うには、図7に示す本変形例のように、裂部301の幅t1に対して可撓性部材の幅t2が大きくなるように構成することが好ましい。また、可撓性部材を、その厚みt3が幅t2と略同一になるように形成し、中軸30に巻き付けチューブ300をなす構成としたものであってもよい。
また、図8に示すチューブ320のように、円筒状をなし、自身の厚み方向に貫通する裂部330,331が、自身の延長方向の一端321側から他端322側にかけて、断続的に連なる切れ目状に形成されたものを用いてもよい。このような形態のチューブ320は、一端321側の裂部330と、他端322側の裂部331とをそれぞれ開くことによって、チューブ320の両端の内径(開口径)を広げることができるが、裂部330,331の形成されていない中間部323において、チューブ320の内径は広がらない。しかし、一端321あるいは他端322の開口から中軸30の外周にチューブ320を被せるようにして装着する場合、チューブ320の内周面と中軸30の外周面との間で摩擦による装着抵抗が生ずる部位を、主に中間部323付近の小範囲とすることができ、作業を容易に行うことができる。
また、図9に示すチューブ340のように、円筒状をなし、自身の厚み方向に貫通する切れ目状の裂部350が、自身の延長方向の一端341側から他端342側にかけて、複数形成されたものを用いてもよい。この場合、各裂部350の切れ目方向をチューブ340の延長方向に沿わせ、各裂部350の端部同士がチューブ340の周方向において重なるように、各裂部350をそれぞれ互い違いに配置させるとよい。各裂部350をこのように配置し、いわゆるメッシュ状となるようにチューブ340を形成すれば、各裂部350を開く際の開口面積の増加に対する規制を小さくすることができる。よって、図10に示すように各裂部350を大きく開くことができ、チューブ340の内径を、より大きく広げることができる。もちろん、本変形例よりも、もっと目の細かな裂部を形成してもよいし、裂部を格子状に組んでもよいし、あるいは裂部を様々な形状の穴状に形成してもよい。
また、本実施の形態のチューブ200は、グロープラグ100として組み立てる前の状態においても円筒状をなすように押出成形により形成したが、シート状に作製し、グロープラグ100の製造過程において中軸30に巻き付ける形態の可撓性部材を用いてもよい。このような形態の可撓性部材の場合、塑性変形が可能なものであれば、中軸30に巻き付けた後の過程での取り扱いが容易となり好ましい。なお、この可撓性部材を中軸30に巻き付けた状態において、周方向の縁端が、本発明の「裂部」に相当する。もっとも、生産コスト等を鑑みると、本実施の形態のようにチューブ200を押し出し成形により作製することが好ましく、その押し出し成形の過程で裂部210も同時に形成されるようにするとよい。
また、本実施の形態では、可撓性部材として絶縁性を有するシリコンからなるチューブ200を例に説明したが、共振した際の中軸の振幅を制限できればよいため、例えば絶縁性のゴムや軟質プラスチック等からチューブを作製してもよい。また、中軸30が絶縁性の被覆等により被覆された状態であれば、導電性のチューブを用いてもよい。
また、グロープラグ100が備えるヒータ部材として本実施の形態ではセラミックヒータ20を備え、その製法を交えて説明したが、この製法に限定されることはなく、公知のいかなる製法により作製してもよい。さらに、ヒータ部材はセラミックヒータ20に限られず、先端部が半球状に閉塞した金属製のシースチューブ内にコイル状の発熱抵抗体や制御抵抗体を配したシーズヒータであってもよい。すなわち、本発明はヒータ部材の形状にとらわれるものではなく、ヒータの発熱の仕様も適宜設定すればよい。
本発明は、発熱機能のみを有するグロープラグだけでなく、温度センサや圧力センサ等を組み込んだグロープラグに対しても利用することができる。
グロープラグ100の縦断面図である。 チューブ200の斜視図である。 図2の一点鎖線A−Aにおいて矢視方向から見たチューブ200の断面図である。 図3に示すチューブ200の裂部210を開いた状態を示すチューブ200の断面図である。 グロープラグ100の製造過程の概略的な流れを示す図である。 図1における一点鎖線J−Jにおいて矢視方向から見たグロープラグ100の断面図である。 変形例としてのチューブ300の斜視図である。 変形例としてのチューブ320の斜視図である。 変形例としてのチューブ340の斜視図である。 図9に示すチューブ340の各裂部350を開いた状態を示す図である。
符号の説明
20 セラミックヒータ
27 発熱体
30 中軸
40 主体金具
43 軸孔
100 グロープラグ
200 チューブ
210 裂部

Claims (4)

  1. 軸線方向に沿って延びる中軸と、
    通電によって発熱する発熱体を有するヒータ部材と、
    軸孔を有し、その軸孔内に前記中軸が挿通されると共に、前記ヒータ部材を自身の先端側にて保持する主体金具と、
    前記中軸と前記軸孔との間に介在され、可撓性を有する可撓性部材と
    を備え、
    前記可撓性部材は、少なくとも前記中軸と前記軸孔との間に介在された場合に、前記中軸の周囲を取り巻くチューブ状をなすと共に自身の厚み方向に貫通する裂部を有し、
    前記裂部の開閉に伴い、チューブ状をなす前記可撓性部材の内径が変化することを特徴とするグロープラグ。
  2. 前記可撓性部材はチューブ状をなすと共に自身の厚み方向に貫通する裂部を有し、
    前記裂部の開口面積の増加に伴い、前記可撓性部材の内径が拡大することを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ。
  3. 前記裂部は、チューブ状をなす前記可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて複数形成され、
    前記可撓性部材は、自身の周方向において、前記複数の裂部のうち一の裂部の少なくとも一部分と、前記一の裂部とは異なる他の裂部の少なくとも一部分とが共に配置された部位を有することを特徴とする請求項1または2に記載のグロープラグ。
  4. 前記裂部は、チューブ状をなす前記可撓性部材の延長方向の一端側から他端側にかけて連続する切れ目状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のグロープラグ。
JP2006083268A 2005-07-22 2006-03-24 グロープラグ Active JP4865375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083268A JP4865375B2 (ja) 2005-07-22 2006-03-24 グロープラグ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213508 2005-07-22
JP2005213508 2005-07-22
JP2006083268A JP4865375B2 (ja) 2005-07-22 2006-03-24 グロープラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007051861A true JP2007051861A (ja) 2007-03-01
JP4865375B2 JP4865375B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=37916420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006083268A Active JP4865375B2 (ja) 2005-07-22 2006-03-24 グロープラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4865375B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100869714B1 (ko) * 2007-07-24 2008-11-21 주식회사 유라테크 글로우 플러그
JP2009222274A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2011017478A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2011021817A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2012184921A (ja) * 2012-07-06 2012-09-27 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2013160568A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ構造体の検査方法
WO2013146949A1 (ja) 2012-03-28 2013-10-03 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ
JP2014102057A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグおよびグロープラグの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11176563A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Kyocera Corp セラミックヒータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11176563A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Kyocera Corp セラミックヒータ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100869714B1 (ko) * 2007-07-24 2008-11-21 주식회사 유라테크 글로우 플러그
JP2009222274A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2011017478A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2011021817A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2013160568A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ構造体の検査方法
WO2013146949A1 (ja) 2012-03-28 2013-10-03 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ
JP2012184921A (ja) * 2012-07-06 2012-09-27 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2014102057A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグおよびグロープラグの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4865375B2 (ja) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865375B2 (ja) グロープラグ
JP4897467B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP4960118B2 (ja) グロープラグ
KR101558651B1 (ko) 글로 플러그 및 그 제조방법
JP4870640B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP5485843B2 (ja) グロープラグ及びその製造方法
KR101656545B1 (ko) 글로 플러그 및 그 제조방법
JP4890901B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP2007032877A (ja) グロープラグおよびその製造方法
EP2669578B1 (en) Glow plug
JP2004132688A (ja) グロープラグ
JP5351236B2 (ja) グロープラグ
JP4478626B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP5639227B2 (ja) グロープラグ
JP4295164B2 (ja) グロープラグ
JP3870859B2 (ja) グロープラグ
JP3810876B2 (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグ
JP2006125776A (ja) グロープラグ
JP2002174423A (ja) グロープラグ
JP4188559B2 (ja) シース形グロープラグ
JP2009074708A (ja) グロープラグの製造方法
KR100869713B1 (ko) 글로우 플러그용 하우징 제조방법, 글로우 플러그용하우징, 및 글로우 플러그
JP6401022B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080223

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4865375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250