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JP2006515237A - 冷間圧縮成形による物品の製造方法及び該方法により製造された成形物品 - Google Patents

冷間圧縮成形による物品の製造方法及び該方法により製造された成形物品 Download PDF

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JP2006515237A JP2004568304A JP2004568304A JP2006515237A JP 2006515237 A JP2006515237 A JP 2006515237A JP 2004568304 A JP2004568304 A JP 2004568304A JP 2004568304 A JP2004568304 A JP 2004568304A JP 2006515237 A JP2006515237 A JP 2006515237A
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ワン,ルイス
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Abstract

冷間圧縮成形により物品を製造する方法。該方法は高分子量又は超高分子量ポリエチレン(それぞれ、HMW―PE、UHMW−PE)ホモポリマー、コポリマー及び/又はブレンド並びに無機酸スカベンジャーを含む樹脂組成物を該組成物の軟化温度を下回る温度にて圧縮することを含む。本発明の方法に従い製造された物品は、バージンHMW−PE及びUHMW−PEから製造された物品との比較ではより低い腐食試験データ、及び金属石鹸を含有する樹脂を使用して製造された物品との比較では改善された冷間圧縮強度を示す。

Description

本発明の分野
本発明は高分子量及び超高分子量ポリエチレン(それぞれ、HMW−PE、UHMW−PE)及び冷間圧縮成形によるHMW−PEもしくはUHMW−PEを含む物品の製造方法の分野に関する。より具体的には、本発明の方法はHMW−PE又はUHMW−PE及び無機酸スカベンジャーを含む樹脂組成物を含む。また、本発明はこのようにして製造される成形物品に関する。
本発明の背景
HMW−PE及びUHMW−PE粉末は典型的にはチーグラー型プロセスを用いてスラリー中で製造される。HMW−PE及びUHMW−PEの製造プロセスの一般的な特徴はいくつかの特許文献に開示されている。例えば、米国特許第6,486,270号明細書には高分子量ポリエチレンの製造が検討されている。米国特許第5,587,440号明細書及び欧州特許公報第645,430号にはUHMW−PE製造のための製造プロセスが開示されている。これらのプロセスに対して高い活性を有する触媒が近年開発されてきた。そのような触媒系の一例は、四塩化チタンとトリアルキルアルミニウムの反応生成物である。
ある程度の量の残留触媒副生物、例えば塩化物イオンは絶えず触媒から浸出し、重合後にHMW−PE及び/又はUHMW−PEに残存する。水の存在下では、これらの残留触媒副生物は、ポリマーの加工中に使用される設備を潜在的に損傷し又は腐食させる塩素及び塩酸を生成する可能性がある。
腐食の可能性を減少させるためには、一般的には塩素/酸受容体又はスカベンジャーが低レベル(典型的には、重合中又は生成後の乾燥ポリマーに対して約0.01〜5.00重量%)添加される。HMW-PE及びUHMW-PEの製造に最も広く使用されている酸スカベンジャーは金属石鹸である。酸スカベンジャーとして使用されている最も一般的な金属石鹸は、ステアレート(例えば、カルシウムステアレート及び亜鉛ステアレート)である。酸スカベンジャーとしての役割に加え、ステアレートは内部潤滑剤及び離型剤としても機能する。
HMW−PE及びUHMW−PEポリマーから形成される物品は高温圧縮を用いた一工程プロセス、又は冷間圧縮成形とそれに続く高温圧縮成形を含む二工程プロセスで製造可能である。高温圧縮成形の間、HMW−PE又はUHMW−PEの粉末は、加熱されその後に加圧下で冷却される正圧金型に注入される。その後、冷却された金型を開放すると、十分に焼結されたHMW−PE又はUHMW−PE物品が得られる。合成樹脂の高温成形の一例は米国特許第6,313,208号明細書によって提供される。当該文献によると、高度に精製された形態のハイドロタルサイト粒子は、熱成形プロセス中に熱安定剤又は酸受容体の用途で使用される熱可塑性樹脂と混合される。米国特許第6,313,208号明細書には、熱成形に使用してよい熱可塑性樹脂の例としてHMW−PE及びUHMW−PEが開示されているが、当該文献の実施例にはHMW−PE又はUHMW−PEを使用した適用例が存在しない。
米国特許第6,313,208号明細書に記載された熱成形とは対照的に、熱を加えずにHMW−PE又はUHMW−PEの粉末を冷間圧縮成形中に圧縮すると、予備物品(プレフォームともいう)が形成される。場合に応じ、プレフォームを引き続き第二の材料(例えば、ゴム又はその他のプラスチック)とともに組み合わせ又は成形して、昇温加圧下で焼結して、最終製品を得る。
従来、加工中に酸スカベンジャーとしてHMW−PE又はUHMW−PEに添加された低レベルのステアレート及びその他の有機物ベースの添加物は、HMW−PE又はUHMW−PE樹脂を含む成形物品の冷間圧縮強度に何の影響も与えないと考えられていた。「生強度(green strength)」とも称される冷間圧縮強度とは、圧縮される粉末が圧縮後及び焼結前に適用される機械的操作に対して微細な細部に損傷を生じることなく耐えるために有すべき機械的強度を意味することが当業界では公知であり、かつ使用されている表現である(McGraw−Hill Dictionary of Scientific and Technical Terms, Second Edition, 1978)。
しかしながら、予想外のことに、出願人は、ステアレートの内部潤滑特性により冷間圧縮中のHMW−PE及びUHMW−PE顆粒の結合特性が有意に弱められることを見出した。金属石鹸を含有するHMW−PE及びUHMW−PE樹脂は純粋な樹脂よりも有意に低い圧縮強度を有することが見出された。純粋な樹脂とは、バージンレジン(virgin resin)、すなわち残留触媒副生物を含んでよい無添加樹脂を包含する意味である。金属石鹸添加剤は圧縮中にHMW−PE及びUHMW−PE粒子を潤滑するが、その結果として、得られたプレフォームは特に崩壊しやすい。さらに、樹脂中の金属石鹸濃度のわずかな変動によって物品の冷間圧縮強度値は大きく変動し、それ故、金属石鹸の樹脂への添加を注意深く監視し、過剰添加又は不十分な添加を避けることが特に重要である。
従って、冷間圧縮されたHMW−PE又はUHMW−PEから形成された物品であって、金属石鹸を含有せず、冷間圧縮強度の有意の低下を示すことのない該物品を製造するプロセスを見出すことが重要である。
発明の概要
本発明は、成形物品の冷間圧縮強度を有意に低下させることなく冷間圧縮によりHMW−PE又はUHMW−PEの物品を製造するプロセスを提供する。
本発明の一態様では、HMW−PE又はUHMW−PE及び無機酸スカベンジャーを含む粉末状樹脂をHMW−PE又はUHMW−PE樹脂の融点未満の温度で圧縮して成形物品を形成する。
圧縮中、樹脂組成物には50〜6000psi(3〜413bar)の範囲での圧力を加える。圧縮温度は約0〜120℃の範囲である。場合により、本発明の方法は、圧縮後に更に昇温下で成形物品を焼結することを含む。
本発明で想定される酸スカベンジャーの例は、金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸塩及びそれらの混合物など(ただし、これらに限定されない)である。樹脂中の酸スカベンジャーの濃度は約10〜5000ppmの範囲である。
有利には、本発明の方法により製造される成形物品は改善された冷間圧縮強度により特徴づけられる。典型的には、本発明の方法により製造される成形物品の冷間圧縮強度はバージンHMW−PE又はUHMW−PE、すなわち無添加ポリマーから製造される物品の冷間圧縮強度の75%以上である。本発明のある実施態様では、冷間圧縮強度は、バージンHMW−PE又はUHMW−PEから製造される物品の冷間圧縮強度の90%以上である。また、本発明の方法により製造される物品の冷間圧縮強度は、金属石鹸を含有する樹脂から製造される物品の圧縮強度よりも有意に良好であり、50〜200%のオーダーの改善を示す。
任意のタイプのHMW−PE又はUHMW−PEを樹脂組成物に使用することができる。HMW−PE又はUHMW−PEは線状でも分枝状でもよく、所望の成形物品に好適な特性を付与する任意の特別な性質を有してよい。HMW−PEは、粘度計による測定で300,000〜1,000,000g/molの平均分子量を有する。UHMW−PEは、粘度計による測定で少なくとも1,000,000g/mol、特に2,500,000〜約10,000,000g/molを超える平均分子量を有する。市販のHMW−PEの一例はTicona grade GUR 8110であり、UHMW−PEの一例はTicona grade GUR 4120,4130,4150,4170 及び2122(すべてTicona LLC,Summit, NJの製品として全世界で市販されている)である。
ポリエチレンの分子量の測定方法は、例えば、CZ−Chemische Technik 4(1974),129以下に記載されている。ASTM D4020はUHMW−PEの分子量、固有粘度及び概算粘度平均分子量の間の関係に関する更なる情報を提供する。
典型的には、本発明のHMW−PEの分子量は300,000〜500,000の範囲、UHMW−PEの分子量は1,000,000〜5,000,000の範囲である。一実施態様では、約0.15〜0.60gm/cm3の範囲のバルク密度を有するHMW−PE及びUHMW−PEが特に好適であることが見出された。
本発明の一実施態様では、HMW−PE又はUHMW−PEは線状でも分枝状でもよいエチレンのホモポリマーである。本発明の別の実施態様では、HMW−PE又はUHMW−PEは、エチレンと別のオレフィン(例えば、プロピレン、ブチレン、ヘキセン又はその他の高級1−オレフィン)とのコポリマーである。ポリマーはポリエチレン及び1種類又はそれ以上の更なるポリマー(例えば、ポリプロピレン又はポリブチレン)のブレンドでもよい。しかしながら、コポリマー中の非エチレンモノマーの量又はブレンド中の非ポリプロピレンポリマーの量は、主要成分であるHMW−PE又はUHMW−PEの物理的特性が他のモノマー又はポリマーによって悪影響を受けないように、10%未満となる。
樹脂組成物中の酸スカベンジャーは無機酸スカベンジャーである。驚くべきことに、金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸塩及びこれらの混合物からなる群から選択される酸スカベンジャーは特に好ましい酸スカベンジャー特性を示すことが見出された。好ましい金属酸化物の例は酸化亜鉛及び酸化マグネシウムである。金属炭酸塩の例は炭酸ナトリウム及び炭酸カルシウムである。金属炭酸塩はヒドロキシ金属炭酸塩、例えばジヒドロキシ炭酸アルミニウム−ナトリウム又はハイドロタルサイトである、好ましいケイ酸塩はケイ酸アルミニウムである。
有利には、樹脂組成物中にはごく少量の酸スカベンジャーが必要とされるにすぎない。酸スカベンジャーの量は概して約10〜5000重量ppmの範囲、より典型的には100〜300ppmの範囲である。樹脂中の酸スカベンジャーの濃度は、冷間圧縮及び任意の後続加工作業のためにHMW−PE又はUHMW−PEから遊離酸及び/又は塩化物を除去するために十分な量の酸スカベンジャーが存在することを条件に、変動が許される。該濃度は特定の用途及び選択されるスカベンジャーに応じて変動する。
HMW−PE又はUHMW−PE及び無機酸スカベンジャーに加えて、樹脂組成物は場合により、充填剤、可塑剤、顔料、紫外線安定化剤、抗酸化剤、帯電防止剤、及び所期の用途のための成形物品の特性に影響しないその他の一般的に使用される添加剤など(ただし、これらに限定されない)の他の添加剤を含有してよい。
一般に、樹脂組成物は圧縮前に粉末の形態である。しかしながら、ある種の用途では、樹脂組成物は微細顆粒の形態であることが望ましい場合がある。スカベンジャー及び任意の添加剤を、公知技術により、HMW−PE又はUHMW−PEに配合することができる。例えば、ポリマーと酸スカベンジャーを、リボンミキサー、高速ミキサー、ペレタイザー、押出機、又は当業界で公知の他の技術を使用して混合することができる。
樹脂組成物は、一般に周囲温度(例えば、約60〜約80°Fの範囲)で起こる圧縮中に加熱を必要としない。しかしながら、周囲温度が低い場合には、圧縮温度がHMW−PE又はUHMW−PEの融点を下回ることを条件に、周囲温度より高い温度で圧縮を実施することができる。該融点は、必ずしも分子量及び分枝度などのポリマーの特性に依存しない。HME−PEの融点は典型的には100〜145℃の範囲である(R.P.Quirk, M.A.A.Alsamarraie, Institute of Polymer Science of Akron; Akron, Ohio)。融点そのものは有しないUHMW−PEの融点(融解温度)は、示差走査熱量測定(DSC)スキャン中のピーク温度として当業界で知られているポリマーの結晶融点(crystalline melting temperature)として考えられている。UHMW−PEの結晶融点は、ホモポリマーであろうと、コポリマーであろうと、或いはブレンドであろうと、典型的には100〜145℃の範囲である。
樹脂組成物に加えられる圧力は該組成物の特性及び物品のその後の用途に応じて変動する。実際上、圧縮中の圧力は典型的には50〜5,000psiの範囲にある。
圧縮は、所与の条件セットでの単一工程として行なってもよく、又は、各工程が異なる条件(例えば、一連の変動する圧力とそれに対応する保持時間)で複数の別々の圧縮工程を含んでもよい。場合により、物品を圧縮後に昇温下で焼結してよい。一般に、ポリエチレンの冷間圧縮のための装置及び方法は当業界では公知である。
有利には、本発明のプロセスにおいて使用される無機酸スカベンジャーはステアレートよりも効率的である。ある実施態様では、酸スカベンジャーを含有するUHMW−PE樹脂組成物から製造される成形物品は、ステアレートを含有する樹脂と比較して、鉄試験片(PE塊内部に成形され、その後蒸気で処理した)の腐食について40%を超える減少を示した。さらに、本発明の方法により製造された成形物品は冷間圧縮又は生強度の改善によって特徴づけられる。
プレフォーム物品の圧縮強度は当業界の公知技術により得ることができる。例えば、DIN ISO 527/1及びDIN EN 20527/2には折り曲げ試験により物品の冷間圧縮強度を得る方法が開示されている。DIN ISO 178は更なる冷間圧縮強度試験法を提供する。
実施例1
以下の実施例は本発明の方法を例示する。有利には、この方法により製造される成形物品は、金属石鹸(例えばカルシウムステアレートなどの金属ステアレート)を含有するHMW−PE又はUHMW−PEから形成される物品と比較して冷間圧縮強度が改善される点に特徴がある。実施例はUHMW−PEの冷間圧縮を例示するが、HMW−PEについても同様の条件を使用することができる。
装置
60トン Wickertプレス機 Type WLP 600/3/3 (Rigoplas冷却機ユニット付き);
正圧、マッチドダイ、炭素スチール金型(直径14mmのキャビティーを有する);
アルミニウム板(0.2mm厚);及び、
Ulmia Type 1708 丸のこ
プロセス
金型を組み立て、アルミニウム板を金型のキャビティーの底部に置いた。UHMW−PE粉末及び特定された無機酸スカベンジャーの一種を含む樹脂組成物(90グラム)を金型キャビティーの組み立て完成品に注入した。粉末を、平滑な表面が得られるまで平らにして、その後、第二のアルミニウム板及び金型カバーで覆った。離型剤は添加しなかった。金型及び樹脂組成物の両方ともに室温であった。
充填された金型装置をWickertプレス機の中心に設置し、該装置に136bar(1972psi)の圧力を2分間加えた。2分後、圧力を解放することなく、圧力を373bar(5409psi)に高めて、さらに15分間維持した。圧縮中、温度を20±2℃に調節した。
15分後、該板を開き、金型装置をプレス機から取り外した。金型装置を分解し、完成した物品を取り出した。物品を室温(23℃)で1時間保ち、その後、冷間圧縮強度を測定した。試験サンプル(寸法:約120mm×12.5mm×8.0mm)を丸のこを使用して物品から切り出した。
図1は金型装置の上部から底部までの配置(以下の通り)を示す。
a.金型カバー
b.アルミニウム板
c.UHMW−PE粉末
d.アルミニウム板
e.金型の底板
以下の表1は実施例1に従って製造された物品の冷間圧縮強度の改善及び腐食の減少を示す。バージンUHMW−PEを比較用ベースラインとして使用した。該バージンUHMW−PEポリマーは、0.43MPaの伸張応力(ES)、125ミクロンの粒径(d50)及び0.38g/cm3のバルク密度を有していた。冷間圧縮強度をUTS Type 10T ユニバーサル試験機(Universal Testing Machine(UTS Testsystem GmbH))を使用して、公知のDIS ISO 527/1及びDIN EN 20527/2の手順の修正版に従って測定した。
各サンプルの腐食性を以下の試験手順に従って測定した。スチール片(0.07%C、長さ25mm)をアセトンで洗浄し、洗浄されたスチール片を金型(直径5cm)中のポリオレフィン粉末上に置いた。3gの追加ポリマーをスチール片の上部に添加した後、金型を閉鎖し、10分以内に250℃まで加熱し、その後50分間5barで圧縮した。金型を10分以内に25barで40℃まで冷却し、スチール片を圧縮ポリマーから切り出し、1時間蒸気で処理した。重量の増加を腐食した最終製品の重量と試験前の洗浄されたスチール片の重量の間の差として測定した。
Figure 2006515237
表1から分かるように、無添加のバージンUHMW−PEを使用して製造された物品は1650kPaの冷間圧縮強度を有していた。しかしながら、これらの物品は、UHMW−PEポリマー中に中和されない残留触媒が存在するため、鉄の試験サンプルに多量(0.20%)の腐食を発生させる。金属石鹸及び非潤滑性無機酸スカベンジャーを樹脂に添加すると、バージンポリマーと比較して腐食レベルが減少した。しかしながら、無機酸スカベンジャーでは金属石鹸の場合よりもはるかに良好な腐食の減少が見られた。加えて、無機酸スカベンジャー含有樹脂の冷却圧縮強度は、金属石鹸含有樹脂の冷間圧縮強度よりも有意に高かった。
アルミノシリケート及びステアレートを含有する樹脂組成物では腐食性の同程度の減少が見られたが、ステアレート含有樹脂から製造された成形物品の冷間圧縮強度は、本発明に従ってアルミノシリケート含有樹脂から製造された成形物品と比較して有意に劣っていた。ジヒドロキシ炭酸アルミニウムナトリウム及びハイドロタルサイトを含有する樹脂組成物から形成された成形物品の冷間圧縮強度は、バージン原料から得られた物品と同程度、又はより良好であり、腐食性はバージン樹脂と比較して劇的に減少した。
表1に示されるように、無機酸スカベンジャーを含有するUHMW−PE樹脂組成物に使用される該無機酸スカベンジャーの含有量は金属石鹸の含有量の半分である点は注目に値する。すなわち、無機酸スカベンジャーは250ppmの濃度で樹脂組成物中に存在するのに対し、金属石鹸の濃度は500ppmであった。
データは、本発明が、バージン樹脂と比較してより少ない酸スカベンジャーの含有量で、腐食においてより優れた減少を示すと同時に、冷間圧縮強度においてほとんど又は全く減少のない成形物品を提供することを示す。含有量がより少ないほど原材料のコストも節減される。更に、本発明によって製造された物品は酸スカベンジャーによって変色されない。
別の実施態様では、本発明に従って製造された成形物品またはプレフォームには場合によって任意の工程である焼結工程にかけられる。焼結プロセス及び装置は当業者にとって周知である。焼結工程の導入は成形物品の特定の用途又は所期の用途に応じて行われる。
有利には、樹脂又はゴムを含む1又はそれ以上の層、部品又はコンポーネントを、本発明の冷間圧縮プロセスにより製造された成形物品の表面に結合、付加又は適用することが可能である。そのようなゴムの例としては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、EPDM、クロロプレン(CR)、天然ゴム(NR)、イソブテンイソプレン(IIR)及びクロロイソブテンイソプレン(CIIR)などが挙げられるが、これらに限定されない。樹脂又はゴムを内部架橋させるため及びポリエチレンと樹脂の間により強固な結合を形成するために、硫黄又は過酸化物などの架橋剤を使用することができる。
この実施態様では、プレフォーム物品を冷間圧縮により形成した後、熱硬化性材料をプレフォーム物品に塗布又は接触させて、熱及び圧力を加える。有利には、樹脂とポリエチレンとの間に強固な結合が形成される。冷却後に、焼結された物品を型から取り外すと、その後の所期の用途に好適である。UHMW−PEとSBRの間の結合はSBRと低分子量HDPEの間の結合よりもはるかに強固である。
金属石鹸をプレフォーム製造中に酸スカベンジャーとして使用する場合、熱硬化性樹脂及びプレフォーム物品がうまく融合して新たな物品を形成するということはない。これに対し、本発明の酸スカベンジャーを金属石鹸の代わりに使用すると、内部潤滑はなく、二つの物品の融合がうまく起こり、強固な結合が2層の間に形成される。
理論に縛られることはないが、HMW−PE又はUHMW−PEと樹脂との間の高い結合強度はポリエチレンと樹脂の鎖同士の間に意図した通りの絡み合いが形成されていることによるものであると考えられる。熱を加えると、金属石鹸はポリエチレンの表面に移動し、グリース及び潤滑剤として作用し、これにより結合が妨げられると考えられる。
上記の開示を踏まえて本発明について多数の修正及び変更が可能であり、したがって、添付の請求項の範囲内で、本発明は特に記載されているものとは別の態様で実施してよい。
図1は本発明の方法を実施する際に使用してよい金型装置の配置を示す。

Claims (12)

  1. 冷間圧縮成形により物品を製造する方法であって、HMW−PE又はUHMW−PE及び無機酸スカベンジャーを含む樹脂組成物をポリエチレンの融点を下回る温度で圧縮して物品を形成することを含むことを特徴とする前記方法。
  2. 更に前記物品を圧縮後に昇温下で焼結することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリエチレンの分子量が約200,000を超えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 圧縮中、前記樹脂組成物に約50psi〜約6,000psiの範囲で圧力をかけることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 圧縮温度が約0〜120℃であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記酸スカベンジャーが金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸塩及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記樹脂組成物中の前記酸スカベンジャーの濃度が約100〜2500ppmであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記樹脂組成物が圧縮前に粉末の形態であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法により製造された成形物品。
  10. 改善された冷間圧縮強度によって特徴づけられる、請求項9に記載の物品。
  11. 前記物品の冷間圧縮強度がバージンポリエチレンから製造された物品の冷間圧縮強度の約75%以上であることを特徴とする、請求項10に記載の物品。
  12. 前記物品の冷間圧縮強度がバージンポリエチレンから製造された物品の冷間圧縮強度の約90%以上であることを特徴とする、請求項10に記載の物品。
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