[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2006508076A - 選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体 - Google Patents

選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006508076A
JP2006508076A JP2004543232A JP2004543232A JP2006508076A JP 2006508076 A JP2006508076 A JP 2006508076A JP 2004543232 A JP2004543232 A JP 2004543232A JP 2004543232 A JP2004543232 A JP 2004543232A JP 2006508076 A JP2006508076 A JP 2006508076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
chromeno
quinoline
dihydro
trimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004543232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006508076A5 (ja
Inventor
リン・ジ
コルネリス・アリアン・ファン・ウーフェレン
ビジャン・ベドラム
ドナルド・カラニュースキー
Original Assignee
リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド filed Critical リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
Publication of JP2006508076A publication Critical patent/JP2006508076A/ja
Publication of JP2006508076A5 publication Critical patent/JP2006508076A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D491/00Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/08Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for gonadal disorders or for enhancing fertility, e.g. inducers of ovulation or of spermatogenesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/12Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for climacteric disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/18Feminine contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
    • A61P19/10Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease for osteoporosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/24Drugs for disorders of the endocrine system of the sex hormones

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Pregnancy & Childbirth (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

本発明はプロゲステロン受容体により仲介されるプロセスを調整するための化合物、医薬組成物、および方法に向けられる。また提供されるものは、そのような化合物および医薬組成物を製造する方法である。

Description

本発明は、プロゲステロン受容体のモジュレーター(即ち、アゴニスト、部分アゴニストおよびアンタゴニスト)であり得るところの非ステロイド5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体にならびにそのような化合物の製造および使用のための方法に関する。
プロゲステロン受容体(PR)モジュレーターは、女性の生殖システムの調節におよび女性ホルモン依存性疾患の処置に広範に用いられてきている。公知のステロイドPRモジュレーターの有効性は、特に長期投与の間の、それらの望ましくない副作用プロフィールによりしばしば抑制される。例えば、女性の産児制限薬剤としての、ノルゲストレルのような、合成プロゲスチンの有効性は、乳がんおよび心臓疾患の増大するリスクに対して比較検討されねばならない。同様に、プロゲステロンアンタゴニスト、ミフェプリストン(RU486)は、もし、子宮筋腫、子宮内膜症および特定のホルモン依存性がんのような慢性適応症に対して投与されると、グルココルチコイド受容体(GR)アンタゴニストとして生来の交差反応性に因り患者における恒常性不均衡に至るかもしれない。したがって、他のステロイドホルモン受容体を超えてPRについて良好な受容体−選択性ならびに良好な組織−選択性(例えば、乳房組織を超えて子宮組織についての選択性)を有する化合物の同定は、女性の健康の改善に重要な価値を持つであろう。
中核のファルマコフォアとしてジ−もしくはテトラ−ヒドロキノリン環を含有するところの一群の非ステロイド分子(Todd, Jones;等、米国特許第5,693,646号、第5,693,647号および第5,696,127号)(M. J. Coghlan等、PCT公開第WO 99/41256 Al号および第WO 99/41257 Al号)が、ステロイド受容体モジュレーター化合物として記載されてきている。
本明細書中で引用される出版物および文献の全体的な開示は、出典明示により本明細書の一部として、先行技術とは認められない。
(発明の概要)
本発明は、プロゲステロン受容体により仲介されるプロセスを調整するための化合物、医薬組成物および方法に向けられる。さらに特に、本発明は、プロゲステロン受容体に対して高度親和性、高度選択性のアゴニスト、部分アゴニスト(即ち、部分活性化因子および/もしくは組織選択的な活性化因子)ならびに/またはアンタゴニストであり得る、非ステロイド化合物ならびに組成物に関する。また提供されるものは、そのような化合物および医薬組成物を製造する方法である。
本発明の化合物は、式:
Figure 2006508076

〔式中:
は、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、COR11、CO11、SO11、およびCONR1112の群から選択され;
およびRはそれぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択されるか;もしくは
およびRは一緒になって、3〜12個の炭素のシクロアルキル環を形成し;
〜Rはそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
およびRは一緒になって、結合を形成するか;もしくは
およびRは一緒になって、メチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデンおよびカルボニルの群から選択され;
〜R10はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、NO、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、CO11、CONR1112、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニルの群から選択され;
11およびR12はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
13は水素であるか;もしくは
13およびR14は一緒になって、結合を形成し;
14〜R20はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
14およびR15は一緒になって、メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
16およびR17は一緒になって、メチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
14およびR16は一緒になって、結合もしくは“−O−”架橋を形成するか;または
16およびR18はnが1である場合、一緒になって結合を形成するか;もしくは
16およびR19はnが0である場合、一緒になって結合を形成し;
21は水素であるか;もしくは
21およびR20は一緒になって、結合を形成し;
nは、0、1、2もしくは3である。〕
の化合物ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびプロドラッグにより表され得る。
(定義および命名法)
本明細書中で使用される際には、以下の用語は、違った指示が明示的に述べられていないかぎり、以下の意味でもって定義される。さらに、同様な構造だが異なる置換基を持つ化合物の命名において一貫性を維持する努力において、本明細書中で記載される化合物は、以下の一般的な指針にしたがって命名される。そのような化合物上の置換基の位置についての番号化システムがまた提供される。
5H−クロメノ[3,4−f]キノリンは、以下の構造:
Figure 2006508076

により定義される。
用語“アルキル”とは、単独でもしくは組合せて、1〜約12個の炭素原子を有する、任意に置換された直鎖のもしくは分枝鎖のまたは環状鎖のアルキル基を指す。この用語にはまた、1〜約6個の炭素原子を有する、置換された直鎖のもしくは分枝鎖のアルキル基ならびに1〜約4個の炭素原子を有するものが含まれる。アルキル基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル等が含まれる。
用語“アルケニル”とは、単独でもしくは組合せて、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素二重結合を有しそして2〜約18個の炭素原子を有する、任意に置換された直鎖のもしくは分枝鎖の炭化水素基を指す。この用語にはまた、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素二重結合を有しそして2〜約6個の炭素原子を有する、置換された直鎖のもしくは分枝鎖のアルキル基ならびに2〜約4個の炭素原子を有するものが含まれる。アルケニル基の例には、エテニル、プロペニル、1,3−ブタジエニル等が含まれる。
メチリデンとは、単独でもしくは組合せて、=CHを指しそして任意に置換され得る。
アリルとは、単独でもしくは組合せて、−CH−CH=CHを指しそして任意に置換され得る。
用語“アルキニル”とは、単独でもしくは組合せて、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素三重結合を有しそして2〜約12個の炭素原子を有する、任意に置換された直鎖のもしくは分枝鎖の炭化水素基を指す。この用語にはまた、一つもしくはそれ以上の炭素−炭素三重結合を有しそして2〜約6個の炭素原子を有する、置換された直鎖のもしくは分枝鎖のアルキル基ならびに2〜約4個の炭素原子を有するものが含まれる。アルキニル基の例には、エチニル、プロピニル、ブチニル等が含まれる。
用語“ヘテロアルキル”とは、その中で一つもしくはそれ以上の骨格原子が酸素、窒素、硫黄またはそれらの組合せである、上述のようなアルキル基を指す。用語ヘテロアルキルにはまた、その中で1〜約6個の骨格原子が酸素、窒素、硫黄またはそれらの組合せである、アルキル基ならびにその中で1〜4個の骨格原子が酸素、窒素、硫黄またはそれらの組合せであるものおよびその中で1〜2個の骨格原子が酸素、窒素、硫黄またはそれらの組合せであるものが含まれる。
用語“ハロゲン”には、F、Cl、BrおよびIが含まれる。
用語“仲介する”とは、影響を及ぼすもしくは変化させることを意味する。かくして、例えば、プロゲステロン受容体により仲介される状態は、その中でプロゲステロン受容体が役割を演じるものである。プロゲステロン受容体は、例えば、不妊、避妊、妊娠維持および終了、女性ホルモン欠損症、女性の性的機能不全、機能不全性子宮出血、子宮内膜症、気分障害、骨粗鬆症ならびにホルモン依存性がんを含む症状において役割を演じると知られている。
用語“選択的”とは、もう一つの受容体(例えば、グルココルチコイド受容体)に対して実質的な交差反応性を示すこと無しに、特定の受容体(例えば、プロゲステロン受容体)に対して反応性を示す化合物を指す。かくして、例えば、本発明の選択的化合物は、他のステロイド受容体に対して実質的な交差反応性を示すこと無しに、プロゲステロン受容体に対して反応性を示し得る。
(発明の詳細な説明)
本発明の化合物は、式:
Figure 2006508076

〔式中:
は、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、COR11、CO11、SO11、およびCONR1112の群から選択され;
およびRはそれぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択されるか;もしくは
およびRは一緒になって、3〜12個の炭素のシクロアルキル環を形成し;
〜Rはそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
およびRは一緒になって、結合を形成するか;もしくは
およびRは一緒になって、メチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデンおよびカルボニルの群から選択され;
〜R10はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、NO、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、CO11、CONR1112、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルの群から選択され;
11およびR12はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
13は水素であるか;もしくは
13およびR14は一緒になって、結合を形成し;
14〜R20はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキルおよび、C−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
14およびR15は一緒になって、メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
16およびR17は一緒になって、メチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
14およびR16は一緒になって、結合もしくは“−O−”架橋を形成するか;または
16およびR18はnが1である場合、一緒になって結合を形成するか;もしくは
16およびR19はnが0である場合、一緒になって結合をを形成し;
21は水素であるか;もしくは
21およびR20は一緒になって、結合を形成し;
nは、0、1、2もしくは3である。〕
の化合物ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびプロドラッグにより表され得る。
本発明の化合物には、式:
Figure 2006508076

〔式中:
およびRはそれぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
は、水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
およびR10はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、およびC−Cアルケニルの群から選択され;
11およびR12はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
14、R15、R18、R22、R23、R24はそれぞれ独立して、水素、F、Cl、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択され;
22、R23、R24は一緒で3個以下の炭素原子からなり;
16は、R14、R18、およびR22の一つと一緒になって、結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
nは、0、1、2もしくは3である。〕
の化合物ならびにそれらの薬学的に許容される塩およびプロドラッグにより表され得るものが含まれる。
一つの態様において、本発明は、上で示された式I〜II[式中、R〜R24、およびnの全ては上で与えられたと同じ定義を有する]のいずれか一つにしたがうプロゲステロン受容体モジュレーター化合物の有効量を含む医薬組成物を提供する。
もう一つの態様において、本発明は、上で示された式I〜II[式中、R〜R24およびnの全ては上で与えられたと同じ定義を有する]のいずれか一つにしたがう化合物の有効量を患者に投与することを含むプロゲステロン受容体により仲介されるプロセスを調整する方法を含む。
本発明のいずれの化合物は、種々の医薬組成物の中への組み込みのための薬学的に許容される塩として合成され得る。本明細書中で使用される際には、薬学的に許容される塩には、限定するものではないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、硫酸、クエン酸、マレイン酸、酢酸、乳酸、ニコチン酸、こはく酸、しゅう酸、リン酸、マロン酸、サルチル酸、フェニル酢酸、ステアリン酸、ピリジン、アンモニウム、ピペラジン、ジエチルアミン、ニコチンアミド、ギ酸、尿素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リチウム、桂皮酸、メチルアミノ、メタンスルホン酸、ピクリン酸、酒石酸、トリエチルアミノ、ジメチルアミノおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが含まれる。さらに別の薬学的に許容される塩は、当業者に公知である。
本発明のPRアゴニスト、部分アゴニストおよびアンタゴニスト化合物は、単独でまたは一つもしくはそれ以上のエストロゲン受容体モジュレーターと一緒にかのいずれかで、女性ホルモン置換治療のためにおよび受精能のモジュレーター(例えば、避妊薬、抗妊娠剤もしくは堕胎薬、インビトロ受精、妊娠維持)として特に有用であり得る。本発明のPRモジュレーター化合物は、機能不全性子宮出血、月経困難、子宮内膜症、平滑筋腫(子宮筋腫)、顔面潮紅、気分障害および髄膜腫の処置にまた使用され得る。本発明のPRモジュレーター化合物はまた、限定するものではないが、卵巣、乳房、子宮内膜および前立腺のがんを含む、種々のホルモン依存性がんの処置に使用され得る。本発明のPRモジュレーター化合物は、単独でまたは一つもしくはそれ以上のエストロゲン受容体モジュレーターと一緒にかのいずれかで、女性の骨粗鬆症の処置にまた使用され得る。
本発明の化合物は、選択的なアゴニスト、部分アゴニストもしくはアンタゴニストとして典型的に使用されるであろう一方で、混合ステロイド受容体プロフィールを持つ化合物が好ましい例があり得ることは、当業者に理解されるであろう。例えば、女性の避妊におけるPRアゴニスト(即ち、プロゲスチン)の使用は、増加する水保留およびアクネの悪化の望ましくない作用にしばしば至る。この例においては、主としてPRアゴニストであるが、或るARおよびMRモジュレーター活性を示す、化合物が有用と証明し得る。具体的には、混合のMR効果は、身体の中で水のバランスを制御するのに有用であろうが、一方でAR効果は、起こるいかなるアクネの悪化を制御することを助けるであろう。
さらに、本発明の化合物は、これらの化合物を含有する医薬組成物および製剤を含んで、上述の症状ならびに疾患を処置するための広範な種々の組合せ治療に使用され得ることは、当業者に理解されるであろう。かくして、本発明の化合物は、限定するものではないが、他のホルモンならびに静細胞剤および細胞毒剤のような化学療法剤、インターフェロン、インターロイキン、成長ホルモンおよび他のサイトカインのような免疫修飾因子、ホルモン療法、手術ならびに放射線療法を含む他の療法と組合せて使用され得る。
本発明にしたがう代表的なPRモジュレーター化合物(即ち、アゴニスト、部分アゴニストおよびアンタゴニスト)には:
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物24);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物25);
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物27);
(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物28);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物29);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物30);
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物32);
(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物33);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物34);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン化合物35);
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物37);
(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物38);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物39);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物41);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物42);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物44);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物45);
(±)−(5l,1'l)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物47);
(±)−(5l,1'u)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物48);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物50);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物51);
(±)−5−(3−メチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物52);
(±)−5−(2−シクロペンタ−1,3−ジエニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物53);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物55);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物56);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物58);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物59);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物61);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物62);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−3−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物63);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物64);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物65);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物67);
(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物68);
(±)−5−(1−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物69);
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物71);
(+)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物73);
(−)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物74);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物75);
(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物76);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチリデン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物77);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物79);
(±)−(5l,1'u)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物80);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物81);
(±)−(5l,1'u)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物82);
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−1,2,2,4−テトラメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物83);
(±)−5−(2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物84);
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物85);
(±)−5−(3−メチリデン−シクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物87);
(±)−(5l,1’u) −5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物88);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘプテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物89);
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物91);
(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物92);
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物94);
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチレン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−3−オール(化合物95);
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−2,3−ジメチルシクロペンチル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物96);
(±)−(5l,1'u)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物97);および
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−4−オン(化合物98)
が含まれる。
本発明の化合物を合成するための一般的なスキームについての一連の工程を下に示す。スキームのそれぞれにおいて、R基(例えば、R、R等)は、実施例に記される具体的な置換パターンに対応する。しかしながら、式IおよびIIの化合物の指示される位置において本明細書中で開示される他の官能性はまた、スキーム内での構造上の類似の位置について可能性のある置換基を含むことは、当業者に理解されるであろう。さらなる態様において、本発明は、本発明の化合物の製造について新規な方法を含む。
スキームI
Figure 2006508076
スキームIは、5−シクロアルケニル類似体、3、4および5の合成を記述する。以前に開示された方法(Todd, Jones;等、米国特許第5,693,646号、第5,693,647号および第5,696,127号)により製造された、ラクトン1のDIBAL−Hでの還元に引き続いて酸触媒のメチル化は、ラクタール中間体2を与える。ラクタール2の、BF−OEtのようなルイス酸の存在下における、環状アリルシラン6のような求核試薬との処理は、最終生成物3を与える。構造4の化合物が微量生成物としてまた単離され得る。水素化ナトリウムのような、塩基の存在下における化合物3のヨードメタンとのメチル化は、構造5のN−メチル化生成物を与える。
本発明の化合物にはまた、同位元素で標識のおよび放射性で標識の化合物を含んで、ラセミ混合物、立体異性体ならびに当該化合物の混合物が含まれる。そのような異性体は、分別結晶化およびキラルカラムクロマトグラフィーを含む、標準的分割技法により単離され得る。
上記のように、本発明のPRモジュレーター化合物のいずれも、薬学的に許容される担体との混合物に組合わされて、哺乳動物の、および特にヒトの患者において本明細書中で記される生物学的状態もしくは障害を処置するために有用な医薬組成物を提供することができる。これらの医薬組成物に使用される特定の担体は、望ましい投与のタイプに依存して、広範な種々の形を取り得る。適当な投与ルートには、経腸(例えば、経口)、局所、坐薬、吸入ならびに注射(例えば、静脈内、筋肉内および皮下)が含まれる。
経口液体投与剤型(例えば、懸濁剤、エリキシル剤および溶液剤)で組成物を調製するには、水、グリコール、油、アルコール、着香剤、保存剤、着色剤等のような典型的な薬学的媒体が使用され得る。同様に、経口固体投与剤型(例えば、散剤、錠剤およびカプセル剤)を調製するときには、でん粉、糖、希釈剤、顆粒化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤等のような担体が使用されるであろう。投与のそれらの容易さに因り、錠剤およびカプセル剤は、本発明の医薬組成物のための望ましい経口投与剤型を代表する。
非経腸投与のために、担体は、溶解性を助けるかもしくは保存剤として役立つ他の成分が含まれ得るけれども、殺菌水を典型的に含むであろう。さらに、注射用懸濁剤がまた調製され得て、その場合には、適切な液体担体、懸濁剤等が使用されるであろう。
局所投与のためには、本発明の化合物は、軟膏もしくはクリームのような、無刺激性の湿潤基剤を用いて製剤化され得る。適当な軟膏基剤の例は、ワセリン、ワセリンプラス揮発性シリコン、ラノリンおよびBeiersdorf (Cincinnati, Ohio)から入手可能なEucerin[登録商標]のような油中水型乳剤である。適当なクリーム基剤の例は、Beiersdorf (Cincinnati, Ohio)から入手可能なNivea[登録商標]クリーム、コールドクリーム(米国薬局方)、Johnson & Johnson (New Brunswick, New Jersey)から入手可能なPurpose Cream[登録商標]、親水性軟膏(米国薬局方)およびWarner-Lambert (Morris Plains, New Jersey)から入手可能なLubriderm[登録商標]である。
本発明の医薬組成物および化合物は、投与量単位形(例えば、錠剤およびカプセル剤等)で一般的に投与されるであろう。本発明の化合物は一般的に、約1μg/体重kg〜約50mg/体重kgの一日投与量で投与される。典型的には、本発明の化合物は、約2μg/体重kg〜約25mg/体重kgの一日投与量で投与される。最もしばしば、本発明の化合物は、約10μg/体重kg〜約5mg/体重kgの一日投与量で投与される。当業者により認識されるように、患者に投与される本発明にしたがう医薬組成物の特定の量は、限定するものではないが、望ましい生物活性、患者の状態および薬物に対する耐容性を含む、数多くの要素に依存するであろう。
本発明の化合物はまた、細胞のバックグラウンドもしくは抽出物の中のPRの存在を測定するためのアッセイに使用するためのリガンドとして、放射性にまたは同位元素的に標識されるときに、有用性を有する。それらは、プロゲステロン受容体を選択的に活性化するそれらの能力に因り特に有用であって、それ故にそのような受容体の存在を、他のステロイド受容体もしくは関連する細胞内受容体の存在下に測定するために使用することができる。
本発明の化合物および医薬組成物は、PRの極度に強力な活性化因子であり得る。例えば、本発明の化合物および組成物は、50nM以下の濃度においてPRの50%最大活性化を示し得る。本発明の或る化合物および組成物は、20nM以下の濃度においてPRの50%最大活性化を示し得て、そして或る物は10nM以下の濃度においてそのような活性化を示し得る。
本発明は、以下の非限定的実施例への参照によりさらに例示されるであろう。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物24および25、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=F、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、次の一般的手順にしたがって製造された。
9−フルオロ−2,2,4−トリメチル−5−メトキシ−1,2−ジヒドロ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物26、スキームIの構造2[構造中、R=R=H、R10=F、R=メチル])のような、5−メトキシ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])のような、環状アリルシラン誘導体(1.0〜1.5当量)の乾燥塩化メチレン中の混合液を、−25℃に冷却して、その後BF・EtOのようなLewis酸(過剰)を滴下した。生成した混合液を、−25℃にて半時間撹拌し、次いで、0℃にまで徐々に温度を上げ、水性(濃)NaHCOの遅い添加でクエンチさせた。反応混合液を、塩化メチレン(3×)にて抽出した。抽出液を、食塩水で洗浄し、合わせ、無水NaSO上で乾燥し、濾過して、濃縮した。フラッシュクラマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc、9:1)による精製は、5−アルケニル生成物のジアステレオマー混合物40〜90%を与え、次いで、それらを分取TLCもしくはHPLCで分離した。
化合物24は、主異性体として単離された:1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J= 8.2, 1H), 7.29 (dt, J = 9.4, 3.1, 1H), 6.91 (dd, J = 8.6, 4.9, 1H), 6.82 (dt, J = 8.6, 3.1, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.64 (s,1H), 5.52 (d, J = 14.0, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.00 (s, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.87 (m, 1H), 1.80 (m,1H), 1.64 (m, 1H), 1.56 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.28 (m, 1H), 1.22 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 1.06 (m, 1H)。
化合物25は、微少異性体として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.29 (dt, J = 9.4, 3.1, 1H), 6.86 (m, 1H), 6.82 (m, 1H), 6.61 (dd, J = 8.2, 1.8, 1H), 5.63 (d, J = 10.1, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.89 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.88 (m, 2H), 1.77 (m, 1H), 1.69 (m, 2H), 1.54 (s, 3H), 1.48 (m, 1H), 1.38 (d, J = 1.8, 3H), 1.20 (d, J = 1.2, 3H)。
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物27および28、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=F、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、キラルAD Semiprep カラム、250×内径20mm、90%ヘキサン/EtOHを用いる化合物24のキラルHPLC分離を通して得られた。化合物27についてのデータ、[α]22 =+332.3および化合物28、[α]22 =−317.1(EtOH)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物29および30、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=ヒドロキシ、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および9−ヒドロキシ−2,2,4−トリメチル−5−メトキシ−1,2−ジヒドロ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物31、スキームIの構造2[構造中、R=R=H、R10=ヒドロキシ、R=メチル])から製造された。
化合物29は、主異性体として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.10 (d, J = 2.4, 1H), 6.86 (d, J = 8.5,1H), 6.82 (dt, J = 8.6, 3.1, 1H), 6.62 (dd, J = 8.5, 2.7, 1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.67 (s, 1H), 5.50 (s, 1H), 5.48 (d, J = 12.2, 1H), 3.96 (s, 1H), 2.42 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.87 (m, 1H), 1.77 (m, 1H), 1.66 (s, 3H), 1.64 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.28 (m, 1H), 1.20 (m, 1H), 1.13 (s, 3H), 1.02 (m, 1H)。
化合物30は、微少異性体として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.8, 1H), 7.18 (d, J = 3.7, 1H), 7.10 (d, J = 3.7, 1H), 6.81 (d, J = 7.9, 1H), 6.62 (m, 1H), 5.59 (d, J = 10.2, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.45 (s, 1H), 3.96 (s, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.88 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.60 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.30 (m, 2H), 1.20 (s, 3H), 0.90 (m, 1H)。
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物32および33、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=ヒドロキシ、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、キラルAD Semiprep カラム、250×内径20mm、90%ヘキサン/EtOHを用いる化合物29のキラルHPLC分離を通して得られた。化合物32についてのデータ、[α]22 =+201.6および化合物33、[α]22 =−207.7(EtOH)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン、(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物34および35、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])および(±)−5−(3−メチリデン−シクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物87、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R14=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R16/R17=メチリデン、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−ジメチルフェニルシリル−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5−メトキシ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物36、スキームIの構造5[構造中、R=R10=フッ素、R=H、R=メチル])から製造された。
化合物34は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.36 (d, J = 8.2, 1H), 7.29 (dt, J = 9.4, 1.8, 1H), 6.70 (td, J = 9.5, 3.0, 1H), 6.61 (d, J= 8.2, 1H), 5.64 (d, J = 9.5, 1H), 5.63 (s, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.04 (s, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.88 (m, 1H), 1.77 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.65 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.30 (m, 1H), 1.25 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 1.10 (m, 1H)。
化合物35は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.35 (d, J = 8.2, 1H), 7.10 (dt, J = 9.8, 2.4, 1H), 6.70 (td, J = 10.8, 3.0, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.74 (d, J = 10.4, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.03 (s, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.90 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.72 (m, 2H), 1.54 (s, 3H), 1.52 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.20 (d, J = 1.21, 3H)。
化合物87は、二つのジアステレマーの1.6:1混合物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.36 (d, J = 8.2, 1H), 7.34 (d, J = 8.2, 1H), 7.14-7.08 (m, 2H), 6.73-6.67 (m, 2H), 6.60 (d, J = 11.3, 1H), 6.58 (d, J = 8.2, 1H), 6.10 (d, J = 10.1, 1H), 5.72 (d, J = 10.1, 1H), 5.64 (d, J = 9.2, 1H), 5.62 (s, 1H), 5.51 (s,1H), 5.42 (s, 1H), 5.39-5.37 (m, 1H), 5.31-5.29 (m, 1H), 4.08-4.02 (m, 1H), 4.01-3.99 (m, 1H), 2.33-2.30 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.20-2.00 (m, 4H), 1.99-1.86 (m, 2H), 1.84-1.78 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.36 (s, 3H), 1.32-1.22 (m, 4H), 1.14 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 0.98-0.92 (m, 2H)。
(+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物37および38、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、キラルAD Semiprep カラム、250×内径20mm、90%ヘキサン/EtOHを用いる化合物34のキラルHPLC分離を通して得られた。化合物37についてのデータ、[α]22 =+342.4および化合物38、[α]22 =−340.0(EtOH)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物39、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=メトキシ、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および5,9−ジメトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物40、スキームIの構造2[構造中、R=R=H、R10=メトキシ、R=メチル])から黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.43 (d, J = 7.9, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.92 (d, J = 8.9, 1H), 6.72 (m, 1H), 6.62 (m, 1H), 5.59 (s, 1H), 5.49 (s, 1H), 5.48 (d, J = 9.8, 1H), 3.96 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.41 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.87 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.62 (m, 1H), 1.57 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.26 (m, 1H), 1.20 (m, 1H), 1.13 (s, 3H), 1.04 (m, 1H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物41および42、スキームIの構造3[構造中、R=R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=フッ素、R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5−メトキシ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物43、スキームIの構造5[構造中、R10=フッ素、R=R=R=H])から製造された。
化合物41は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.5, 1H), 7.28 (dd, J = 9.8, 3.1, 1H), 6.89 (dd, J = 8.5, 4.9, 1H), 6.79 (dt, J = 8.6, 2.8, 1H), 6.48 (d, J = 8.5, 1H), 6.43 (d, J = 10.1, 1H), 5.62 (s, 1H), 5.58 (d, J = 10.1, 1H), 5.10 (d, J = 9.2, 1H), 3.86 (s, 1H), 2.44 (m, 1H), 1.89 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.74 (m, 1H), 1.56 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.34 (m, 2H), 1.31 (s, 3H), 1.27 (m, 1H)。
化合物42は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.31 (d, J = 8.5, 1H), 7.28 (dd, J = 8.9, 2.1, 1H), 6.87 (dd, J = 9.2, 5.2, 1H), 6.80 (dt, J = 8.2, 3.1, 1H), 6.49 (d, J = 8.2, 1H), 6.36 (d, J = 10.1, 1H), 5.55 (d, J = 10.4, 1H), 5.10 (d, J = 10.1, 1H), 4.88 (s, 1H), 3.88 (s, 1H), 2.44 (m, 1H), 1.90 (m, 1H), 1,72 (m, 1H), 1.60 (m, 2H), 1.56 (s, 3H), 1.52 (m, 2H), 1.35 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物44および45、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R19=R20=R21=H、R10=F、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=0])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチルシクロペンテン(化合物46、スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R19=R20=R21=H、n=0])および化合物26(スキームIの構造2[構造中、R=R=H、R10=フッ素、R=メチル])から製造された。
化合物44は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.5, 1H), 7.29 (dd, J = 10.4, 2.8, 1H), 6.86 (dd, J = 8.9, 5.2, 1H), 6.79 (dt, J = 8.2, 3.1, 1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.61 (d, J = 8.8, 1H), 5.52 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 3.00 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 2.29 (m, 1H), 1.63 (m, 2H), 1.55 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.14 (s, 3H), 1.06 (m, 1H)。
化合物45は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.29 (dd, J = 8.8, 1.8, 1H), 6.85 (dd, J = 8.6, 5.2, 1H), 6.81 (dt, J = 8.2, 3.1, 1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.55 (d, J = 10.4, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 2.96 (m, 1H), 2.34 (m, 1H), 2.18 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 2.09 (m, 1H), 1.91 (m, 1H), 1.55 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.20 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物47および48、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R21=H、R10=フッ素、R=R17=R19=R20=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3,5,5−トリメチルシクロヘキセン(化合物49、スキームIの構造6[構造中、R17=R19=R20=メチル、R15=R18=R21=H、n=1])および化合物26(スキームIの構造2[構造中、R10=フッ素、R=メチル、R=R=H])から製造された。
化合物47は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.39 (d, J = 8.2, 1H), 7.30 (dd, J = 9.8, 3.1, 1H), 6.91 (dd, J = 8.9, 4.9, 1H), 6.82 (dt, J = 8.6, 3.1, 1H), 6.62 (d, J = 8.2, 1H), 5.64 (s, 1H), 5.52 (d, J = 9.5, 1H), 5.51 (d, J = 1.2, 1H), 4.01 (s, 1H), 2.43 (m, 1H), 2.22 (d, J = 1.2, 3H), 1.77 (d, J = 17.1, 1H), 1.65 (s, 3H), 1.48 (d, J = 17.4, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.12 (s, 3H), 0.88 (t, J = 12.2, 1H), 0.81 (s, 3H), 0.77 (m, 1H), 0.58 (s, 3H)。
化合物48は、微少異性体として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.28 (dd, J = 10.1, 2.7,1H), 6.87 (dd, J = 8.9, 5.2, 1H), 6.82 (dt, J = 7.9, 2.8, 1H), 6.62 (d, J = 8.2, 1H), 5.56 (d, J = 10.1, 1H), 5.50 (s, 1H), 4.94 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 2.42 (m, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.83 (s, 1H), 1.56 (m, 4H), 1.38 (s, 3H), 1.22 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 0.58 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン、(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物50、51、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=0])および(±)−5−(3−メチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物52、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R14=R15=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R16/R19=結合、n=0])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、化合物46(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R19=R20=R21=H、n=0])および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=H、R=R10=フッ素、R=メチル])から製造された。
化合物50は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.35 (d, J = 8.2, 1H), 7.08 (d, J = 9.5, 1H), 6.68 (dt, J = 9.6, 2.8, 1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.73 (d, J = 8.5, 1H), 5.53 (s, 1H), 5.32 (s,1H), 4.04 (s, 1H), 2.98 (m, 1H), 2.30 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 2.12 (m, 1H), 1.66 (s, 3H), 1.65 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.14 (s, 3H), 0.88 (m, 1H)。
化合物51は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.35 (d, J = 8.5, 1H), 7.09 (d, J = 7.9, 1H), 6.85 (t, 8.5, 1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.68 (d, J = 10.4, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 2.95 (m, 1H), 2.36 (m, 1H), 2.18 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.94 (m, 1H), 1.65 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.88 (m, 1H)。
化合物52は、微少生成物として単離された:(シン:アンチ比2.2:1)1H NMR (500 MHz,CDCl3) 7.33 (d, J = 8.6, 1H), 7.10 (dt, J = 9.8, 2.8, 1H), 6.69 (td, J = 9.5, 2.7, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.93 (d, J = 8.9, 1H), 5.53 (s, 1H), 5.41 (s, 1H), 4.03 (s, 1H), 2.88 (m, 1H), 2.23 (d, J = 0.6, 3H), 2.04 (m, 1H), 1.66 (s, 3H), 1.52 (m, 1H), 1.56 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.15 (s, 3H), 0.88 (m, 1H)。
(±)−5−(2−シクロペンタ−1,3−ジエニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物53、スキームIの構造3[構造中、R=R=R15=R17=R20=H、R10=フッ素、R=メチル、R13/R14=結合、R19/R21=結合、n=0])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、5−(ジメチルフェニルシリル)−1,3−シクロペンタジエン(化合物54、スキームIの構造6[構造中、R15=R17=R20=H、R19/R21=結合、n=0])および化合物26(スキームIの構造2[構造中、R10=フッ素、R=メチル、R=R=H])から黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.37 (d, J = 8.2, 1H), 7.23 (dd, J = 9.5, 2.8, 1H), 6.79 (dd, J = 8.6, 4.9, 1H), 6.74 (td, J = 8.4, 2.8, 1H), 6.64 (d, J = 8.2, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.33 (dd, J = 5.2, 1.2, 1H), 6.22 (dt, J = 5.2, 1.8, 1H), 5.94 (t, J = 1.4, 1H), 5.48 (s, 1H), 3.94 (s, 1H), 3.08 (dd, J = 23.8, 1.5, 1H), 2.95 (dd, J = 23.8, 1.5, 1H), 2.11 (d, J = 1.5, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.25 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物55および56、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=フッ素、R=メチル、R17=エチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−エチルシクロヘキセン(化合物57、スキームIの構造6[構造中、R17=エチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1)および化合物26(スキームIの構造2[構造中、R10=フッ素、R=メチル、R=R=H])から製造された。
化合物55は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.29 (dd, J = 9.8, 3.1, 1H), 6.90 (dd, J = 8.9, 4.9, 1H), 6.81 (dt, J = 8.2, 2.8, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.59 (s, 1H), 5.56 (d, J= 9.5, 1H), 5.50 (d, J = 0.9, 1H), 4.00 (s, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.24 (d, J = 0.9, 3H), 1.93 (q, J = 6.7, 2H), 1.88 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.67 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.27 (m, 1H), 1.22 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 0.98 (m, 1H), 0.95 (t, J = 7.6, 3H)。
化合物56は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 7.9, 1H), 7.29 (dd, J = 9.8, 3.1, 1H), 6.86 (m, 1H), 6.82 (m, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.59 (d, J = 10.7, 1H), 5.46 (s, 1H), 4.92 (s, 1H), 3.98 (s, 1H), 2.40 (m,1H), 2.18 (s, 3H), 1.98 (m, 1H), 1.85 (q, J = 7.9, 2H), 1.70 (m, 3H), 1.46 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (m, 1H), 0.94 (t, J = 7.6, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物58および59、スキームIの構造3[構造中、R=R10=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1)および7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5−メトキシ−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物60、スキームIの構造2[構造中、R=フッ素、R=メチル、R=R10=H])から製造された。
化合物58は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.54 (d, J = 8.2, 1H), 7.50 (d, J = 7.6, 1H), 6.95 (m, 2H), 6.75 (d, J = 8.2, 1H), 5.64 (s, 1H), 5.63 (s, 1H), 5.62 (d, J = 9.5, 1H), 5.54 (s, 1H), 2.36 (m, 1H), 2.23 (s, 3H), 1.90 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.62 (s, 3H), 1.37 (s, 3H), 1.29 (m, 2H), 1.13 (s, 3H)。
化合物59は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.53 (d, J = 8.5, 1H), 7.50 (d, J = 6.7, 1H), 6.96 (m, 2H), 6.76 (d, J = 8.2, 1H), 5.73 (d, J = 10.4, 1H), 5.64 (s, 1H, 5.51 (d, J = 1.2, 1H), 4.96 (m, 1H), 2.35 (m, 1H), 2.18 (s, 3H), 1.90 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.73 (m, 1H), 1.58 (s, 3H), 1.48 (m, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.28 (m, 1H), 1.21 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物61、スキームの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R17=エチル、R14/R16=結合、n=1])、(±)−(5l,1'l)−5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物62、スキームの構造3[構造中、R=R13=R14=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R16/R17=エチリデン、n=1])および(±)−(5l,1’u) −5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物88、スキームの構造3[構造中、R=R13=R14=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R16/R17=エチリデン、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、化合物57(スキームIの構造6[構造中、R17=エチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および化合物36(スキームIIの構造5[構造中、R=R10=フッ素、R=メチル、R=H])から製造された。
化合物61は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CD3COCD3) 7.54 (d, J = 8.2, 1H), 7.31 (dt, J = 8.9, 1.8, 1H), 6.83 (td, 9.4, 3.0, 1H), 6.76 (d, J = 8.2, 1H), 5.72 (m, 2H), 5.55 (d, J = 4.9, 1H), 5.53 (s,1H), 2.80 (s, 3H), 2.36 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 1.90 (q, J = 7.6, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.72 (m, 1H), 1.30 (m, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.14 (s, 3H), 0.90 (t, J = 7.6, 3H)。
化合物62は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CD3COCD3) 7.51 (d, J = 8.2, 1H), 7.30 (dt, J = 10.1, 2.8, 1H), 6.83 (td, 9.6, 2.8, 1H), 6.75 (d, J = 8.6, 1H), 5.87 (d, J= 10.1, 1H), 5.71 (s, 1H), 5.57 (d, J = 1.5,1H), 5.03 (m,1H), 2.84 (s, 3H), 2.39 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 2.22 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.60 (m, 1H), 1.50 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.14 (s, 3H), 0.83 (d, J = 7.3, 3H)。
化合物88は、二つのE/Z−異性体の1:1混合物として単離された:1H NMR (500
MHz, アセトン−d6) 7.50 (d, J = 8.5, 1H), 7.49 (d, J = 8.5, 1H), 7.34-7.24 (m, 2H), 6.90-6.80 (m, 2H), 6.64 (d, J = 8.5, 1H), 6.61 (d, J = 8.5, 1H), 5.86 (d, J = 7.9, 1H), 5.80 (d, J = 7.9, 1H), 5.49 (s, 1H), 5.36 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 5.22 (s, 1H), 5.16 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 2.44-2.38 (m, 1H), 2.34-2.28 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.90-1.74 (m, 6H), 1.68-1.58 (m, 2H), 1.34 (s, 3H), 1.30 (s, 3H), 1.36-1.22 (m, 8H), 1.22 (s, 3H), 1.18 (s, 3H), 0.92-0.84 (m, 6H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−3−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物63、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R14=R15=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R16/R18=結合、n=1])の製造
この化合物は、化合物34(スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])を酸で処理した後微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.33 (d, J = 8.5, 1H), 7.10 (d, J = 10.1, 1H), 6.70 (td, J = 10.4, 2.4, 1H), 6.60 (d, J = 8.5, 1H), 6.01 (d, J = 7.9, 1H), 5.51 (s, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.04 (s, 1H), 2.41 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.86 (s, 3H), 1.52 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.18 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 1.12 (m, 1H), 0.97(m, 1H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物64および65、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=メトキシ、R=R17=メチル、R10=フッ素、R14/R16=結合、n=1])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−5,8−ジメトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物66、スキームIの構造2[構造中、R=H、R=メチル、R=メトキシ、R10=フッ素])から製造された。
化合物64は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CD3COCD3) 7.44 (d, J = 12.5, 1H), 7.42 (d, J = 8.2, 1H), 6.73 (d, J = 6.6, 1H), 6.71 (d, J = 7.2, 1H), 5.68 (s, 1H), 5.52 (m, 2H), 5.48 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.40 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 2.08 (m, 1H), 1.96 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.65 (m, 1H), 1.63 (s, 3H), 1.36 (s, 3H), 1.26 (m, 2H), 1.12 (s, 3H)。
化合物65は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CD3COCD3) 7.44 (d, J = 12.5, 1H), 7.42 (d, J = 8.2, 1H), 6.73 (d, J = 8.2, 1H), 6.70 (d, J = 7.6, 1H), 5.63 (s, 1H), 5.48 (s, 1H), 5.46 (d, J = 12.5, 1H), 4.96(m, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.39 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.94 (m, 1H), 1.78(m, 1H), 1.72(m, 1H), 1.57 (s, 3H), 1.46(m, 1H), 1.36 (s, 3H), 1.28 (m, 2H), 1.20 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン、(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物67、68、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R17=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R14/R16=結合、n=0])および(±)−5−(1−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物69、スキームIの構造3[構造中、R=R15=R16=R17=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R13/R14=結合、n=0])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)シクロペンテン(化合物70、スキームIの構造6[構造中、R15=R17=R19=R20=R21=H、n=0)および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=メチル、R=H])から製造された。
化合物61は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.37 (d, J = 8.2, 1H), 7.10 (dt, J = 9.5, 2.7, 1H), 6.71 (td, J = 9.5, 3.1, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.77 (ddd, 1H), 5.71 (d, J = 10.4, 1H), 5.48 (d, J = 1.2, 1H), 5.23 (ddd, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.02 (s, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.46 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.39 (s, 3H), 1.28 (m, 2H), 1.19 (s, 3H)。
化合物62は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.37 (d, J = 8.2, 1H), 7.09 (dt, J = 9.8, 1.8, 1H), 6.69 (td, J = 9.6, 2.8, 1H), 6.61 (d, J = 8.6, 1H), 5.78 (m, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.74 (m, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.05 (s, 1H), 2.93 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.24 (d, J = 0.9, 3H), 1.63 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.15 (s, 3H)。
化合物63は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz,CDCl3) 7.31 (d, J= 8.6, 1H), 7.04 (m, 1H), 6.66 (m,1H), 6.61 (d, J = 8.6, 1H), 6.31 (m, 1H), 5.49 (m, 1H), 5.16 (q, J = 1.8, 1H), 3.96 (s, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.35 (m, 1H), 2.18 (s, 3H), 1.85 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.29 (d, J = 20. 8,3H), 1.16 (m, 2H), 1.15 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物71、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R15=R17=メチル、R14/R16=結合、n=0])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−2,3−ジメチルシクロペンテン(化合物72、スキームIの構造6[構造中、R19=R20=R21=H、R15=R17=メチル、n=0])および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=メチル、R=H])から黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.32 (d, J= 8.2, 1H0, 7.09 (dt, J = 9.8, 2.7, 1H), 6.69 (td, J = 10.8, 2.8, 1H), 6.59 (d, J = 7.5, 1H), 5.92 (d, J = 8.2, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.01 (s, 1H), 2.86 (m, 1H), 2.29 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.00 (m, 1H), 1.57 (s, 3H), 1.55 (s, 3H), 1.50 (m, 1H), 1.38 (s, 3H0, 1.14 (s, 3H)。
(+)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(−)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物73および74、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R15=R17=メチル、R14/R16=結合、n=0])の製造
これらの化合物は、キラルAD Semiprep カラム、250×内径20mm、90%ヘキサン/EtOHを用いる化合物71のキラルHPLC分離を通して得られた。化合物73についてのデータ、[α]22 =+256.7および化合物74、[α]22 =−263.8(EtOH)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン、(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物75および76、スキームIの構造3[構造中、R=R15=R16=R17=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R13/R14=結合、n=1])および(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチリデン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物77、スキームIの構造4[構造中、R=R17=H、X=O])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)シクロヘキセン(化合物78、スキームIの構造6[構造中、R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、n=1)および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=メチル、R=H])から製造された。
化合物75は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.35 (d, J = 8.2, 1H), 7.08 (td, J = 9. 8, 1.8, 1H), 6.69 (dt, J = 9.5, 3.0, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.90 (d, J = 11.0, 1H), 5.76 (m, 1H), 5.68 (d, J = 9.5, 1H), 5.52 (d, J = 1.2, 1H), 4.06 (s, 1H), 2.41 (m, 1H), 2.24 (d, J = 1, 3H), 1.94 (m, 2H), 1.66 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.28 (m, 1H), 1.25 (m, 1H), 1.14 (s, 3H)。
化合物76は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.35 (d, J = 8.2, 1H), 7.10 (td, J = 9.8, 1.8, 1H), 6.70 (dt, J = 8.6, 2.7,1H), 6.60 (d, J = 8.2, 1H), 5.78 (d, J = 10.4, 1H), 5.68 (m, 1H), 5.48 (s, 1H), 5.12 (d, J = 7.9,1H), 4.04 (s, 1H), 2.41 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.98 (m, 2H), 1.78 (m, 2H), 1.38 (s, 3H), 1.28 (m, 1H), 1.25 (m,1H), 1.18 (s, 3H)。
化合物77は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.31 (d, J = 8.6, 1H), 7.08 (m, 1H), 6.68 (m, 1H), 6.43 (d, J = 8.2, 1H), 5. 85 (m, H), 5.73 (m, 1H), 5.40 (s, 1H), 5.18 (s, 1H), 4.04 (s, 1H), 2.33 (d, J = 11.3, 1H), 2.27 (d, J = 12.2, 1H), 2.00 (m, 1H), 1.93 (m, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.94 (m, 2H), 1.34 (s, 3H), 1.18 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 0.86 (m, 2H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物79および80、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R16=R17=R18=R19=R20=R21=H、R10=フッ素、R=メチル、R14/R15=メチリデン、n=1])
(±)−(5l,1'l)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物81および82、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R16=R17=R18=R19=R20=R21=H、R10=フッ素、R=メチル、R14/R15=カルボニル、n=1])の製造
化合物81および82は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、1−(トリメチルシリルオキシ)シクロヘキセンおよび化合物26(スキームIの構造2[構造中、R10=フッ素、R=メチル、R=R=H])から製造された。
化合物81は、主生成物として単離された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.36 (d, J = 8.6, 1H), 7.30 (dd, J = 13.4, 4.6, 1H), 6.81 (d, J = 7.0, 1H), 6.80 (d, J = 8.2, 1H), 6.61 (d, J = 8.5, 1H), 6.58 (d, J = 9.2, 1H), 5.49 (s, 1H), 3.99 (s,1H), 2.84 (m, 1H), 2.45 (m, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.24 (m, 1H), 1.99 (m, 1H), 1.68 (m, 2H), 1.40 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 1.11 (s, 3H)。
化合物82は、微少生成物として単離された:1H NMR (500 MHz,CDCl3) 7.36 (d, J = 8.6, 1H), 7.30 (dd, J = 7.3, 1H), 6.81 (d, J = 8.8, 1H), 6.79 (d, J = 7.6, 1H), 6.59 (d,J= 8.2,1H), 6.44 (d,J= 5.8,1H), 5.49 (s,1H), 3.99 (s,1H), 2.59 (m,1H), 2. 35 (m, 1H), 2.26 (s,3H), 2.20 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.80 (m, 1H), 1.70 (m, 2H), 1.45 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 1.12 (s, 3H)。
標題化合物79および80は、化合物81および82からWittig手順を用いて製造された。化合物79についてのデータ:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2,1H), 7. 31 (dd, J = 7.6, 2.8, 1H), 6. 78 (m, 1H), 6.80 (d, J = 8.2,1H), 6.61 (m, 1H), 6.02 (d, J = 10.1, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 4.02 (s, 1H), 2.50(m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.30 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 1.60 m, mlH), 1.45 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.30 (m, 1H), 1.18 (m, 1H), 1.12 (s, 3H), 1.08 (m, 1H)。化合物80についてのデータ:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.8, 1H), 7.34 (m, 1H), 6.78 (m, 1H), 6.86(m, 1H), 6.54 (d, J = 8.9,1H), 6.01 (d, J = 9.2, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.41 (s, 1H), 4.10 (s, 1H), 3.98 (s, 1H), 2.56 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.04 (m, 3H), 1.76 (m, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.58 (m, 1H), 1.36 (s, 3H), 1.30 (m, 2H), 1.09 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−1,2,2,4−テトラメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物83、スキームIの構造5)の製造
この化合物は、化合物39(スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R10=メトキシ、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])のメチル化によって、黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.56 (d, J = 8.5, 1H), 7.28 (d, J = 2.1, 1H), 6.92 (d, J = 8.9, 1H), 6.75 (m, 2H), 5.69 (s, 1H), 5.54 (s, 1H), 5.50 (d, J = 9.8, 1H), 3.83 (s, 3H), 2.89 (s, 3 H), 2.41 (m, 1H) 2.26 (s, 3H), 1.87 (m, 1H), 1.77 (m, 1H), 1.66 (s, 3H), 1.62 (m, 1H), 1.51 (s, 3H), 1.28 (m, 2H), 1.18 (m, 1H), 0.96 (s, 3H)。
(±)−5−(2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物84、スキームIの構造3[構造中、R=R=R13=R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、R10=F、R=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)シクロヘキセン(化合物78、スキームIの構造6[構造中、R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、n=1)および化合物26(スキームIの構造2[構造中、R10=フッ素、R=メチル、R=R=H])から二つのジアステレオマーの1:1混合物として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.38 (d, J = 8.2, 1H), 7.30 (t, J = 2.8, 1H), 7.28 (t, J = 2.8, 1H), 6.90-6.85 (m, 2H), 6.85-6.80 (m, 2H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 6.61 (d, J = 8.2,1H), 5.91 (d, J = 10.1,1H), 5.78-5.71 (m, 1H), 5.67 (d, J = 10.1, 1H), 5.70-5.64 (m, 1H), 5.57 (d, J = 9.8, 1H), 5.51 (s, 1H), 5.47 (s, 1H), 5.18-5.14 (m, 1H), 4.02-3.98 (m, 2H), 2.46-2.38 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 2.04-1.90 (m, 4H), 1.80-1.70 (m, 3H), 1.68-1.62 (m, 1H), 1.48-1.42 (m, 1H), 1.49 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.32-1.22 (m, 2H), 1.16 (s, 3H), 1.14 (s, 3H), 0.98-0.92 (m, 2H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物85、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R15=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−2,3−ジメチルシクロヘキセン(化合物86、スキームIの構造6[構造中、R18=R19=R20=R21=H、R15=R17=メチル、n=1])および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=H、R=メチル])から黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.50 (d, J = 8.2, 1H), 7.30 (dt, J =10.1, 1.8, 1H), 6.84 (td, J = 9.8, 2.8, 1H), 6.75 (d, J = 8.2, 1H), 6.01 (d, J = 6.4, 1H), 5.72 (s, 1H), 5.55 (d, 1.2, 1H), 2.30 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.00-1.8 (m, 3H), 1.59 (s, 3H), 1.50 (s, 3H), 1.46-1.40 (m, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.36-1.26 (m, 3H), 1.15 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘプテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物89、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R14/R16=結合、n=2])の製造
この化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)シクロヘプテン(化合物90、スキームIの構造6[構造中、R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、n=2])および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=H、R=メチル])から黄色固体として製造された:1H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.36 (d, J = 8.6, 1H), 7.10 (d, J = 9.8, 1H), 6.68 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 6.03 (d, J = 11.6, 1H), 5.84-5.76 (m, 1H), 5.80 (d, J = 10.1, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.10 (s, 1H), 2.47 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 2.12-2.04 (m, 2H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.78-1.84 (m, 1H), 1.44-1.44 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.24-1.18 (m, 2H), 1.11 (s, 3H), 0.98-0.92 (m, 1H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリンおよび(±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物91および92、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=メチル、R14/R16=結合、n=3])の製造
これら化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)シクロオクテン(化合物93、スキームIの構造6[構造中、R13=R15=R17=R18=R19=R20=R21=H、n=3])および化合物36(スキームIの構造2[構造中、R=R10=フッ素、R=H、R=メチル])から黄色固体として製造された:化合物911H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.36 (d, J = 8.6, 1H), 7.10 (d, J = 9.8, 1H), 6.68 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.58 (d, J = 8.2, 1H), 5.87 (d, J= 9.5, 1H), 5.74-5.66 (m, 1H), 5.56 (t, J =10.1, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.03 (s, 1H), 2.90-2.80 (m, 1H), 2.26 (s, 3H), 1. 88-1.80 (m, 1H), 1.54-1.46 (m, 2H), 1.40-1.32 (m, 2H), 1.23-1.17 (m, 2H), 1.38 (s, 3H), 1.24-1.18 (m, 2H), 1.19 (s, 3H), 1.07-0.98(m, 1H) ; 化合物921H NMR (500 MHz, CDCl3) 7.33 (d, J = 8.5 1H), 7.11 (d, J = 9.8, 1H), 6.71 (ddd, J =9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.61 (d, J = 8.2, 1H), 5.87 (d, J = 8.8, 1H), 5.54 (s, 1H), 5.54-5.48 (m,1H), 5.23 (t, J =10.4, 1H), 4.01 (s, 1H), 2.88-2.80 (m, 1H), 2.26 (s, 3H), 1.96-1.88 (m,1H), 1.84-1.70 (m, 2H), 1.54-1.46 (m, 2H), 1.45-1.38 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.36-1.26-1.17 (m, 2H), 1.20-1.00 (m, 2H), 1.10 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物94、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=−O−、n=1])および(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチレン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−3−オール(化合物95、スキームIの構造4[構造中、R=ヒドロキシ、R17=メチル、X=O])の製造
これらの化合物は、標準的な手順にしたがって、化合物34(スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1)のエポキシ化により、黄色固体として製造された:化合物94、1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.54 (d, J = 8.5, 1H), 7.35 (ddd, J = 9.2, 1.8, 1.8, 1H), 6.89 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.76 (d, J = 8.5, 1H), 6.02 (d, J = 10.1, 1H), 5.74 (s, 1H), 5.54 (s, 1H), 3.15 (d, J = 2.1, 1H), 2.28 (d, J = 0.6, 3H), 2.16-2.00 (m,1H), 1.72-1.66 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 1.40-1.28 (m, 1H), 1.28 (s, 3H),1.11 (s, 3H), 1.08-0.93 (m, 2H), 0.84-0.76 (m, 1H);化合物95、1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.48 (d, J = 8.5, 1H), 7.28 (ddd, J = 9.2, 1.8, 1.8,1H), 6.83 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.60 (d, J = 8.5, 1H), 5.80 (d, J = 8.8, 1H), 5.70 (d, J = 21.4, 1H), 5.68 (s, 1H), 5.55 (s, 1H), 5.41 (s, 1H), 4.55 (d, J = 4.9, 1H), 4.18 (dt, J = 4.6, 1.2, 1H), 2.30-2.22 (m, 1H), 1.90-1.74 (m, 1H), 1.74-1.66 (m,1H), 1.58 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.32-1.24 (m, 4H), 1.08 (s,3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−2,3−ジメチルシクロペンチル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物96、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R15=R17=メチル、R14/R16=−O−、n=0])の製造
この化合物は、化合物71(スキームIの構造3[構造中、R=R13=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R15=R17=メチル、R14/R16=結合、n=0)のエポキシ化により、固体として製造された:1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.49 (d, J = 8.5, 1H), 7.34 (ddd, J = 9.2, 1.8, 1.8, 1H), 6.89 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.73 (d, J = 8.6, 1H), 6.18 (d, J = 9.5, 1H), 5.68 (s, 1H), 5.53 (s, 1H), 2.35 (dt, J = 9.8, 1.8, 1H), 2.28 (d, J = 0.6, 3H), 1.69 (dd, J = 13.7, 8.2, 1H), 1.48 (s, 3H), 1.47-1.43 (m, 1H), 1.36 (s, 3H), 1.25 (s, 3H), 1.01 (s, 3H), 0.98-0.92 (m, 1H), 0.78-0.72 (m, 1H)。
(±)−(5l,1'u)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物97、スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=−O−、n=1])の製造
この化合物は、標準的な手順にしたがって、化合物35(スキームIの構造3[構造中、R=R13=R15=R18=R19=R20=R21=H、R=R10=フッ素、R=R17=メチル、R14/R16=結合、n=1)のエポキシ化により、黄色固体として製造された:化合物97、1H NMR (500 MHz, アセトン−d6) 7.57 (d, J = 8.5, 1H), 7.35 (ddd, J = 9.2, 1.8, 1.8, 1H), 6.88 (ddd, J = 9.5, 2.8, 2.8, 1H), 6.80 (d, J = 8.5, 1H), 5.94 (d, J = 10.4, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.61 (s, 1H), 2.65 (s, 1H), 2.27 (d, J = 0.9, 3H), 2.12-2.06 (m, 1H), 1.86-1.80 (m, 1H), 1.76-1.68 (m, 1H), 1.66-1.58 (m, 1H), 1.46-1.40 (m, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.36-1.26 (m, 2H), 1.21 (s, 3H), 1.11 (s, 3H)。
(±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−4−オン(化合物98、スキームIの構造4[構造中、R=H、R17=メチル、X=0])の製造
これらの化合物は、実施例1の一般的手順で記載されたものと同様な様式で、3−(ジメチルフェニルシリル)−3−メチル−1−シクロヘキセン(スキームIの構造6[構造中、R17=メチル、R15=R18=R19=R20=R21=H、n=1])および7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−4−オン(化合物99)から、製造された。1H NMR (500 MHz, CDCl3), 7.55 (d, J = 8.9, 1H), 7.02-6.95 (m, 1H), 6.70-6.64 (m, 1H), 6.66 (d, J = 8.6, 1H), 6.42 (d, J = 5.8, 1H), 5.26 (s, 1H), 4.42 (s, 1H), 2.67 (d, J = 15.2, 1H), 2.56 (d, J = 15.0, 1H), 2.48 (m, 1H), 1.94-1.80 (m, 2H), 1.78-1.66 (m, 2H), 1.44 (s, 3H), 1.37 (s, 3H), 1.32 (s, 3H), 1.42-1.36 (m, 1H), 1.29-1.25 (m, 1H)。
本発明の選択されたhPRモジュレーター化合物のインビトロ活性は、同時トランスフェクションアッセイを利用して、および標準的な受容体競合結合アッセイにおいて、以下の例示的な実施例にしたがって、評価された。
(同時トランスフェクションアッセイ)
同時トランスフェクションアッセイの機能および詳細な調製手順は、以前に (Pathirana, C.等、「海藻類Cymopolia Barbataからの非ステロイド性ヒトプロゲステロン受容体モジュレーター」(Nonsteroidal Human Progesterone Receptor Modulators from the Marine Alga Cymopolia Barbata)、Mol. Pharm. 1995, 47, 630-635) 記載されている。手短に言えば、同時トランスフェクションアッセイは、一時的に形質転換されたところのCV−1細胞(アフリカミドリサル腎臓線維芽細胞)の中で、プラスミド含有受容体、MTV−LUCレポーター、pRS−β−GalおよびフィラーDNA(ラウス肉腫ウイルスクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ)との標準的なリン酸カルシウム共沈殿手順(Berger, T.S.等、「グルココルチコイド類似体とヒトグルココルチコイド受容体との相互作用」(Interaction of Glucocorticoid Analogues with the HumanGlucocorticoid Receptor.)。J. Steroid Biochem. Mol. Bio. 1992, 41, 733-738)によって行われた。アゴニスト活性はLUC発現(標準化応答)を試験することにより測定され、そして効力の読み取りはプロゲステロンによって生成される最大のLUC発現に対する相対値であった。全ての同時トランスフェクションの実験は、96−穴プレート中で自動化 (Beckman Biomomek自動化ワークステーション)により行われた。
(受容体結合アッセイ)
hPR−Aについての受容体結合アッセイの調製は、文献(Pathirana, C.等、「海藻類Cymopolia Barbataからの非ステロイド性ヒトプロゲステロン受容体モジュレーター」(Nonsteroidal Human Progesterone Receptor Modulators from the Marine Alga Cymopolia Barbata)、Mol. Pharm. 1995, 47, 630-635)に記載されている。
本発明の選択されたプロゲステロン受容体モジュレーター化合物および標準参照化合物のPRにおけるアゴニスト、アンタゴニストおよび結合活性アッセイの結果を、下の表1に示す。有効性は、上記の参照アゴニストおよびアンタゴニスト化合物と比べて、それぞれの化合物で観測されたパーセント最大応答として報告されている。また表1でそれぞれの化合物について報告されているのは、そのアンタゴニスト効力もしくはIC50(最大応答を50%だけ減少させるために必要とされる濃度(nM)であるところの)および最大応答の50%を生成する有効濃度であるところのそのアゴニスト効力もしくはEC50である。
Figure 2006508076

na=活性ではない(即ち、有効性<20および効力>10,000)。
本発明の選択されたhPRモジュレーター化合物のインビボ活性は、McPhailアッセイを利用して、以下の例示的な実施例にしたがって、評価された。ClaubergもしくはMcPhailアッセイは、ウサギを利用して、プロゲステロン活性を測定するための古典的なアッセイである。ウサギを用いる理由は、ウサギで観察される結果がヒトにおける活性の良好な指標および予知となることが証明されてきているためである。このアッセイでは、未成熟ウサギが、子宮の成長を誘導するエストラジオールで始めに処置される。この後に、子宮の腺含量に大きな変化を引き起こすところのプロゲスチンによる処理が続く。プロゲスチンのプロゲステロン活性の尺度となるのは、腺成分におけるこの変化である。これらの腺変化の測定は、染色された子宮切片を用いて組織学的に行われる。新しい5−シクロアルケニル化合物のアッセイ結果を表2に表示する。プロゲスチンのインビボ効力は、最少活性用量(MAD)としてmg/kgで提示されている。
Figure 2006508076
(薬理学的およびその他の適用)
以下の実施例は、例示的な医薬組成物の処方を提供する:
硬質ゼラチンカプセルは、以下の成分を用いて調製される:

(mg/カプセル)
化合物24 10
デンプン、乾燥済み 100
ステアリン酸マグネシウム 10
合計 120mg
上の成分を混合して、硬質ゼラチンカプセルの中に120mg量にて充填する。
錠剤は、以下の成分を用いて調製される:

(mg/錠剤)
化合物24 10
セルロース、微結晶性 200
二酸化ケイ素、ヒュームド 10
ステアリン酸 10
合計 230mg
成分を混合し、圧縮して、それぞれ230mg重量の錠剤を形成する。
それぞれ活性成分10mgを含有する錠剤は、以下のように作られる。

(mg/錠剤)
化合物24 10
デンプン 45
セルロース、微結晶性 35
ポリビニルピロリドン(PVP)(10%水溶液として) 4
カルボキシメチルデンプンナトリウム(SCMS) 4.5
ステアリン酸マグネシウム 0.5
タルク 1.0
合計 100mg
活性成分、デンプンおよびセルロースを、第45号メッシュU.S.篩を通して篩い、十分混合する。PVP溶液を生じた粉末と混合して、次いで、それを第14号メッシュU.S.篩を通す。このように生産した顆粒を、50℃で乾燥して、第18号メッシュU.S.篩を通す。次いで、前もって第60号メッシュU.S.篩を通した、SCMS、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクを顆粒に加えて、それを混合した後、打錠機で圧縮して、それぞれ150mg重量の錠剤を与える。
それぞれ活性成分225mgを含有する坐剤は、以下のとおり作られ得る。

(mg/坐剤)
化合物24 20
飽和脂肪酸グリセリド 2,000
合計 2,020mg
活性成分を第60号メッシュU.S.篩を通して篩い、前もって必要最小限の加熱を用いて溶融した飽和脂肪酸グリセリド中に懸濁する。次いで、混合液を、通常の2g容量の坐剤鋳型に注ぎ込んで、冷却させる。
静脈内製剤は、以下のとおり調製され得る。

化合物24 10mg
等張食塩水 1000mL
グリセロール 100mL
化合物をグリセロール中に溶解して、次いで、溶液をゆっくりと等張食塩水で希釈する。次いで、上の成分の溶液を患者に毎分1mLの速度で静脈内に投与する。
本発明は、一般的な開示の範疇内に入る種々の種および亜種の分類のいかなる組合せを含む。それ故に、本発明には、除外される物質が本明細書中にて具体的に再引用されるか否かとは無関係に、任意の対象物を属から除外する但書もしくは否定的限定付きで、本発明の一般的な記載が含まれる。
本発明の範囲は、実施例の記載により限定されるべきではない。本発明の変形例および変更例は、本発明の範囲および精神から逸脱すること無しに、当業者には明白であるであろう。
それ故に、本発明の範囲は、実施例を介して提供されてきているところの具体的な実施例によるよりはむしろ、添付された特許請求の範囲によって定義されるべきであることが認識されるであろう。

Claims (43)

  1. 式:
    Figure 2006508076

    〔式中:
    は水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、COR11、CO11、SO11、およびCONR1112の群から選択され;
    およびRはそれぞれ独立して水素、C−CアルキルおよびC−Cハロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって3〜12個の炭素のシクロアルキル環を形成し;
    〜Rはそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって結合を形成するか;もしくは
    およびRは一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデンおよびカルボニルの群から選択され;
    〜R10はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、I、NO、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、CO11、CONR1112、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルの群から選択され;
    11およびR12はそれぞれ水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
    13は水素であるか;もしくは
    13およびR14は一緒になって結合を形成し;
    14〜R20はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR15は一緒になってメチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    16およびR17は一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR16は一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成するか;または
    16およびR18はnが1である場合一緒になって結合を形成するか;もしくは
    16およびR19はnが0である場合一緒になって結合を形成し;
    21は水素であるか;もしくは
    21およびR20は一緒になって結合を形成し;
    nは0、1、2もしくは3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
  2. 式中、
    が水素、C−Cアルキル、COR11、SO11、およびCONR1112の群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 式中、
    およびRがそれぞれ独立してC−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  4. 式中、
    およびRが一緒になって結合を形成し;
    およびRがそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  5. 式中、
    およびRが一緒になってメチリデン、およびカルボニルの群から選択され;
    およびRがそれぞれ独立して水素、F、およびC−Cアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  6. 式中、
    〜R10がそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、NO、CN、OR11、SR11、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  7. 式中、
    〜R10がそれぞれ独立して水素、F、およびOR11の群から選択される、請求項6に記載の化合物。
  8. 式中、
    11〜R12がそれぞれ独立して水素、およびC−Cアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  9. 式中、
    14およびR16が一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    15、R17、R18、R19、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  10. 式中、
    16およびR17が一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、およびジ置換メチリデンの群から選択され;
    14、R15、R18、R19、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  11. 式中、
    16およびR18がnが1である場合一緒になって結合を形成するか;もしくは
    16およびR19がnが0である場合一緒になって結合を形成し;
    14、R15、R17、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  12. 該化合物が:
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物24);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物25);
    (+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物27);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物28);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物29);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物30);
    (+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物32);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物33);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物34);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン化合物35);
    (+)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物37);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物38);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物39);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物41);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物42);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物44);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物45);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物47);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物48);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物50);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物51);
    (±)−5−(3−メチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物52);
    (±)−5−(2−シクロペンタ−1,3−ジエニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物53);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物55);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物56);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物58);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物59);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−エチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物61);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物62);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−3−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物63);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物64);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−8−メトキシ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物65);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物67);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物68);
    (±)−5−(1−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物69);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物71);
    (+)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物73);
    (−)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物74);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物75);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物76);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチリデン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物77);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物79);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2−メチリデンシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物80);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物81);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2−オキソシクロヘキシル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物82);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−メトキシ−1,2−ジヒドロ−1,2,2,4−テトラメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物83);
    (±)−5−(2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物84);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物85);
    (±)−5−(3−メチリデン−シクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物87);
    (±)−(5l,1’u) −5−(3−エチリデンシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物88);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロヘプテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物89);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物91);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2−シクロオクテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物92);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物94);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−4−メチレン−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−3−オール(化合物95);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2,3−エポキシ−2,3−ジメチルシクロペンチル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物96);
    (±)−(5l,1'u)−5−(2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物97);および
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−4−オン(化合物98)
    の群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  13. 該化合物が:
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物24);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−フルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物28);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−9−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物33);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物34);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン化合物35);
    (−)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物38);
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物50);
    (±)−(5l,1'u)−5−(3−メチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物51);
    (±)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物71);
    (−)−(5l,1'l)−5−(2,3−ジメチル−2−シクロペンテニル)−7,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン(化合物74);および
    (±)−(5l,1'l)−5−(3−メチル−2−シクロヘキセニル)−7,9−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,2−ジメチル−5H−クロメノ[3,4−f]キノリン−4−オン(化合物98)
    の群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  14. 式:
    Figure 2006508076

    〔式中:
    およびRはそれぞれ独立して水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
    は水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
    およびR10はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、およびC−Cアルケニルからなる群より選択され;
    11およびR12はそれぞれ水素、C−Cアルキル、C−CヘテロアルキルおよびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
    14、R15、R18、R22、R23、R24はそれぞれ独立して水素、F、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択され;
    22、R23、R24は一緒で3個以下の炭素原子からなり;
    16はR14、R18、およびR22の一つと一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    nは0、1、2もしくは3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
  15. 式中、
    およびRがそれぞれ独立してC−Cアルキルの群から選択され;
    がF、Cl、Br、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
    およびR10がそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群より選択され;
    11およびR12がそれぞれ水素、C−Cアルキルの群から独立して選択され;
    14、R15、R18、R22、R23、R24がそれぞれ独立して水素、F、C−Cアルキルの群から選択され;
    16がR14、R18、およびR22の一つと一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    nが0、1、もしくは2である、請求項14に記載の化合物。
  16. 式中、
    およびRがそれぞれ独立してCHであり;
    がF、Cl、Br、CH、CHCH、およびCFの群から選択され;
    が水素もしくはFであり;
    10が水素、F、Cl、Br、CN、OH、OCH、CH、CHCH、およびCFの群より選択され;
    14およびR16が一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    15、R18、R22、R23、およびR24がそれぞれ独立して水素もしくはCHである、請求項15に記載の化合物。
  17. 薬学的に許容される担体および式:
    Figure 2006508076

    〔式中:
    は水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、COR11、CO11、SO11、およびCONR1112の群から選択され;
    およびRはそれぞれ独立して水素、C−CアルキルおよびC−Cハロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって3〜12個の炭素のシクロアルキル環を形成し;
    〜Rはそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって結合を形成するか;もしくは
    およびRは一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデンおよびカルボニルの群から選択され;
    〜R10はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、I、NO、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、CO11、CONR1112、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルの群から選択され;
    11およびR12はそれぞれ水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
    13は水素であるか;もしくは
    13およびR14は一緒になって結合を形成し;
    14〜R20はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR15は一緒になってメチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    16およびR17は一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR16は一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成するか;または
    16およびR18はnが1である場合一緒になって結合を形成するか;もしくは
    16およびR19はnが0である場合一緒になって結合を形成し;
    21は水素であるか;もしくは
    21およびR20は一緒になって結合を形成し;
    nは0、1、2もしくは3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグを含む、医薬組成物。
  18. 式中、
    が水素、C−Cアルキル、COR11、SO11、およびCONR1112の群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  19. 式中、
    およびRがそれぞれ独立してC−CアルキルおよびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  20. 式中、
    およびRが一緒になって結合を形成し;
    およびRがそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  21. 式中、
    およびRが一緒になってメチリデン、およびカルボニルの群から選択され;
    およびRがそれぞれ独立して水素、F、およびC−Cアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  22. 式中、
    〜R10がそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、NO、CN、OR11、SR11、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  23. 式中、
    〜R10がそれぞれ独立して水素、F、およびOR11の群から選択される、請求項22に記載の医薬組成物。
  24. 式中、
    11〜R12がそれぞれ独立して水素、およびC−Cアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  25. 式中、
    14およびR16が一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    15、R17、R18、R19、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  26. 式中、
    16およびR17が一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、およびジ置換メチリデンの群から選択され;
    14、R15、R18、R19、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  27. 式中、
    16およびR18が一緒になってnが1であるときに結合を形成するか;もしくは
    16およびR19がnが0である場合一緒になって結合を形成し;
    14、R15、R17、R20がそれぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
  28. 請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物の薬学的に有効量を個人に投与することを含む、プロゲステロン受容体により仲介される状態を有する当該個人を処置する方法。
  29. 式(I):
    Figure 2006508076

    〔式中:
    は水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、COR11、CO11、SO11、およびCONR1112の群から選択され;
    およびRはそれぞれ独立して水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって3〜12個の炭素のシクロアルキル環を形成し;
    〜Rはそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    およびRは一緒になって結合を形成するか;もしくは
    およびRは一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデンおよびカルボニルの群から選択され;
    〜R10はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、I、NO、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、CO11、CONR1112、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルの群から選択され;
    11およびR12はそれぞれ水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
    13は水素であるか;もしくは
    13およびR14は一緒になって結合を形成し;
    14〜R20はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR15は一緒になってメチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    16およびR17は一緒になってメチリデン、モノ置換メチリデン、ジ置換メチリデン、カルボニルおよびチオカルボニルの群から選択されるか;もしくは
    14およびR16は一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成するか;または
    16およびR18はnが1である場合一緒になって結合を形成するか;もしくは
    16およびR19はnが0である場合一緒になって結合を形成し;
    21は水素であるか;もしくは
    21およびR20は一緒になって結合を形成し;
    nは0、1、2もしくは3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグの薬学的に有効量を個人に投与することを含む、プロゲステロン受容体により仲介される状態を有する当該個人を処置する方法方法。
  30. 式(II):
    Figure 2006508076

    〔式中:
    およびRはそれぞれ独立して水素、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
    は水素、F、Cl、Br、CN、OR11、C−Cアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から選択され;
    およびR10はそれぞれ独立して水素、F、Cl、Br、CN、OR11、NR1112、SR11、COR11、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cハロアルキル、アリル、およびC−Cアルケニルからなる群より選択され;
    11およびR12はそれぞれ水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、およびC−Cハロアルキルの群から独立して選択され;
    14、R15、R18、R22、R23、R24はそれぞれ独立して水素、F、Cl,OR11、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cヘテロアルキルの群から選択され;
    22、R23、R24は一緒で3個以下の炭素原子からなり;
    16はR14、R18、およびR22の一つと一緒になって結合もしくは“−O−”架橋を形成し;
    nは0、1、2もしくは3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグの薬学的に有効量を個人に投与することを含む、プロゲステロン受容体により仲介される状態を有する当該個人を処置する方法。
  31. 当該症状が機能不全性子宮出血、月経困難、子宮内膜症、平滑筋腫(子宮筋腫)、顔面潮紅、気分障害、髄膜腫、ホルモン依存性がんおよび女性の骨粗鬆症の群から選択される、請求項28に記載の方法。
  32. 当該症状が女性ホルモン置換療法により軽減される、請求項28に記載の方法。
  33. 請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物の薬学的に有効量を個人に投与することを含む、当該個人において受精能を調整する方法。
  34. 請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物の薬学的に有効量を個人に投与することを含む、当該個人に避妊を提供する方法。
  35. 請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物をプロゲステロン受容体を調整するのに有効な量で個人に投与することを含む、当該個人においてプロゲステロン受容体を調整する方法。
  36. 当該調整が活性化である、請求項35に記載の方法。
  37. 当該化合物が100nM以下の濃度においてプロゲステロン受容体の少なくとも50%最大活性化を与える、請求項36に記載の方法。
  38. 当該化合物が50nM以下の濃度においてプロゲステロン受容体の少なくとも50%最大活性化を与える、請求項36に記載の方法。
  39. 当該化合物が20nM以下の濃度においてプロゲステロン受容体の少なくとも50%最大活性化を与える、請求項36に記載の方法。
  40. 当該化合物が10nM以下の濃度においてプロゲステロン受容体の少なくとも50%最大活性化を与える、請求項36に記載の方法。
  41. 請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物の有効量をそれを必要とする患者に投与することを含む、がんを処置する方法。
  42. 当該がんが卵巣がん、乳がん、子宮内膜がんおよび前立腺がんの群から選択される、請求項41に記載の方法。
  43. (a)請求項1、12もしくは14のいずれか1項に記載の化合物を標識すること;(b)細胞もしくは細胞抽出物を当該標識化合物と接触させること;そして(c)プロゲステロン受容体の存在を測定するために萎縮した細胞もしくは細胞抽出物を試験することを含む、細胞もしくは細胞抽出物の中でプロゲステロン受容体(PR)の存在を測定する方法。
JP2004543232A 2002-10-11 2003-08-04 選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体 Pending JP2006508076A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US41797502P 2002-10-11 2002-10-11
PCT/US2003/024419 WO2004033460A1 (en) 2002-10-11 2003-08-04 5-cycloalkenyl 5h-chromeno[3,4-f]quinoline derivatives as selective progesterone receptor modulator compounds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006508076A true JP2006508076A (ja) 2006-03-09
JP2006508076A5 JP2006508076A5 (ja) 2006-09-21

Family

ID=31994319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004543232A Pending JP2006508076A (ja) 2002-10-11 2003-08-04 選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体

Country Status (11)

Country Link
US (2) US7071205B2 (ja)
EP (1) EP1551845A1 (ja)
JP (1) JP2006508076A (ja)
AR (1) AR040782A1 (ja)
AU (1) AU2003258050A1 (ja)
CA (1) CA2500758A1 (ja)
CL (1) CL2003001544A1 (ja)
HK (1) HK1055058A2 (ja)
MX (1) MXPA05003721A (ja)
TW (1) TW200410968A (ja)
WO (1) WO2004033460A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6566372B1 (en) 1999-08-27 2003-05-20 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Bicyclic androgen and progesterone receptor modulator compounds and methods
US7026484B2 (en) 2001-02-23 2006-04-11 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Tricyclic androgen receptor modulator compounds and methods
CA2501833A1 (en) * 2002-10-11 2004-04-22 Ligand Pharmaceuticals Incorporated 5-(1',1'-cycloalkyl/alkenyl)methylidene 1,2-dihydro-5h-chromeno[3,4-f]quinolines as selective progesterone receptor modulator compounds
JP2006508076A (ja) * 2002-10-11 2006-03-09 リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド 選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体
DE20301728U1 (de) 2002-10-11 2004-03-11 Ligand Pharmaceuticals, Inc., San Diego 5-substituierte 7,9-Difluor-5H-Chromeno(3,4-f) -Chinolin-Verbindungen als selektive Progesteronrezeptormodulator-Verbindungen
CN1838956A (zh) * 2003-08-22 2006-09-27 配体药物公司 作为雄激素受体调节剂化合物的6-环氨基-2-喹啉酮衍生物
MX2007009784A (es) 2005-06-17 2007-09-26 Ligand Pharm Inc Compuestos moduladores de receptores de androgenos y metodos.
JP5649786B2 (ja) 2006-03-07 2015-01-07 ギータ シュロフ ヒト胚性幹細胞およびそれらの誘導体を含む組成物、使用方法、ならびに調製方法
WO2020205867A1 (en) 2019-04-02 2020-10-08 Aligos Therapeutics, Inc. Compounds targeting prmt5

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002503666A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択性消炎剤
JP2002503665A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択的抗炎症剤
JP2004502693A (ja) * 2000-07-05 2004-01-29 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択的抗炎症剤

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5808139A (en) 1992-04-21 1998-09-15 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Non-steroid progesterone receptor agonist and antagonist and compounds and methods
US6696103B1 (en) * 1993-03-19 2004-02-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Aluminium nitride ceramics and method for preparing the same
US5506102A (en) 1993-10-28 1996-04-09 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Methods of using the A form of the progesterone receptor to screen for antagonists of steroid intracellar receptor-mediated transcription
US5693647A (en) 1994-12-22 1997-12-02 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Steroid receptor modulator compounds and methods
US6696459B1 (en) 1994-12-22 2004-02-24 Ligand Pharmaceuticals Inc. Steroid receptor modulator compounds and methods
DE69531998T2 (de) 1994-12-22 2004-07-22 Ligand Pharmaceuticals, Inc., San Diego Steroidrezeptor-modulator verbindungen und methoden
US6001846A (en) * 1998-02-17 1999-12-14 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Process for the preparation of 1,2-dihydroquinolines
US6093825A (en) 1998-05-27 2000-07-25 American Home Products Methods for preparation of 1,2-dihydroquinolines
US6093826A (en) 1998-06-08 2000-07-25 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Process for the preparation of C(5)-substituted 1,2-dihydro-5H-chromeno[3,4-f] quinolines
KR20010101524A (ko) * 1999-01-16 2001-11-14 존 필립 테일러 아크릴 단량체의 제조방법
US6380178B1 (en) 1999-05-04 2002-04-30 American Home Products Corporation Cyclic regimens using cyclocarbamate and cyclic amide derivatives
US6391907B1 (en) 1999-05-04 2002-05-21 American Home Products Corporation Indoline derivatives
US6417214B1 (en) 1999-05-04 2002-07-09 Wyeth 3,3-substituted indoline derivatives
WO2000066560A1 (en) 1999-05-04 2000-11-09 American Home Products Corporation Quinazolinone and benzoxazine derivatives as progesterone receptor modulators
US6462032B1 (en) 1999-05-04 2002-10-08 Wyeth Cyclic regimens utilizing indoline derivatives
US6444668B1 (en) 1999-05-04 2002-09-03 Wyeth Combination regimens using progesterone receptor modulators
WO2000066592A1 (en) 1999-05-04 2000-11-09 American Home Products Corporation Cyclic urea and cyclic amide derivatives
US6329416B1 (en) 1999-05-04 2001-12-11 American Home Products Corporation Combination regimens using 3,3-substituted indoline derivatives
US6358947B1 (en) 1999-05-04 2002-03-19 American Home Products Corporation Tetracyclic progesterone receptor modulator compounds and methods
US6369056B1 (en) 1999-05-04 2002-04-09 American Home Products Corporation Cyclic urea and cyclic amide derivatives
US6355648B1 (en) 1999-05-04 2002-03-12 American Home Products Corporation Thio-oxindole derivatives
US6380235B1 (en) 1999-05-04 2002-04-30 American Home Products Corporation Benzimidazolones and analogues
WO2000066168A1 (en) 1999-05-04 2000-11-09 American Home Products Corporation Compositions containing benzimidazolones and progestogens
PT1173210E (pt) 1999-05-04 2005-01-31 Ligand Pharm Inc Composicoes contraceptivas antiprogestativos e progestativos
US6339098B1 (en) 1999-05-04 2002-01-15 American Home Products Corporation 2,1-benzisothiazoline 2,2-dioxides
US6423699B1 (en) 1999-05-04 2002-07-23 American Home Products Corporation Combination therapies using benzimidazolones
US6509334B1 (en) 1999-05-04 2003-01-21 American Home Products Corporation Cyclocarbamate derivatives as progesterone receptor modulators
US6319912B1 (en) 1999-05-04 2001-11-20 American Home Products Corporation Cyclic regimens using 2,1-benzisothiazoline 2,2-dioxides
US6407101B1 (en) 1999-05-04 2002-06-18 American Home Products Corporation Cyanopyrroles
US6358948B1 (en) 1999-05-04 2002-03-19 American Home Products Corporation Quinazolinone and benzoxazine derivatives as progesterone receptor modulators
US6498154B1 (en) 1999-05-04 2002-12-24 Wyeth Cyclic regimens using quinazolinone and benzoxazine derivatives
US6399593B1 (en) 1999-05-04 2002-06-04 Wyeth Cyclic regimens using cyclic urea and cyclic amide derivatives
US6306851B1 (en) 1999-05-04 2001-10-23 American Home Products Corporation Cyclocarbamate and cyclic amide derivatives
CA2371273A1 (en) 1999-05-04 2000-11-09 Andrew Fensome Tetracyclic progesterone receptor modulator compounds and methods
US6566372B1 (en) 1999-08-27 2003-05-20 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Bicyclic androgen and progesterone receptor modulator compounds and methods
US6172241B1 (en) 1999-10-15 2001-01-09 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Process for the preparation of 1,2-dihydroquinolines
UA73119C2 (en) 2000-04-19 2005-06-15 American Home Products Corpoir Derivatives of cyclic thiocarbamates, pharmaceutical composition including noted derivatives of cyclic thiocarbamates and active ingredients of medicines as modulators of progesterone receptors
DE20301728U1 (de) 2002-10-11 2004-03-11 Ligand Pharmaceuticals, Inc., San Diego 5-substituierte 7,9-Difluor-5H-Chromeno(3,4-f) -Chinolin-Verbindungen als selektive Progesteronrezeptormodulator-Verbindungen
JP2006508076A (ja) 2002-10-11 2006-03-09 リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド 選択的プロゲステロン受容体モジュレーター化合物としての5−シクロアルケニル5H−クロメノ[3,4−f]キノリン誘導体
CA2501833A1 (en) 2002-10-11 2004-04-22 Ligand Pharmaceuticals Incorporated 5-(1',1'-cycloalkyl/alkenyl)methylidene 1,2-dihydro-5h-chromeno[3,4-f]quinolines as selective progesterone receptor modulator compounds

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002503666A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択性消炎剤
JP2002503665A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択的抗炎症剤
JP2004502693A (ja) * 2000-07-05 2004-01-29 アボット・ラボラトリーズ グルココルチコイド選択的抗炎症剤

Also Published As

Publication number Publication date
CL2003001544A1 (es) 2005-01-07
MXPA05003721A (es) 2005-06-17
AU2003258050A1 (en) 2004-05-04
TW200410968A (en) 2004-07-01
HK1055058A2 (en) 2003-12-05
US20060194827A1 (en) 2006-08-31
AR040782A1 (es) 2005-04-20
CA2500758A1 (en) 2004-04-22
EP1551845A1 (en) 2005-07-13
WO2004033460A1 (en) 2004-04-22
US20040152718A1 (en) 2004-08-05
US7071205B2 (en) 2006-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100487647B1 (ko) 벤조피란함유화합물및이들의사용방법
US20060194827A1 (en) 5-Cycloalkenyl 5H-chromeno[3,4-f]quinoline derivatives as selective progesterone receptor modulator compounds
US7727980B2 (en) Tricyclic androgen receptor modulator compounds and methods
EP3083603B1 (de) Benzimidazolderivate als ep4-liganden
HU203336B (en) Process for producing benzo/b/pyranes and pyrano-pyridines and pharmaceutical compositions containing them
JPH05501540A (ja) Pcpレセプター・リガンドおよびその用途
JP2022531609A (ja) 新規メチルキナゾリノン誘導体
JPH11508283A (ja) ベンゾフリル誘導体類及びそれらの用途
US20060223839A1 (en) 5-(1',1'-cycloalkyl/alkenyl)methylidene 1,2-dihydro-5H-chromeno-[3,4-f]-quinolines as selective progesterone receptor modulator compounds
CA2599352A1 (en) Novel lipoxygenase inhibitors
JPH0358987A (ja) 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物
WO2023040851A1 (zh) 一种水溶性别孕烷醇酮衍生物及其制备方法和用途
US7163946B2 (en) 5-substituted 7,9-difluoro-5H-chromeno[3,4-f]quinoline compounds as selective progesterone receptor modulator compounds
JPH0339513B2 (ja)
JPH04500506A (ja) Acat酵素をブロックするのに有効な二価リガンド類
CN117003737A (zh) 取代的咪唑苯基甲酮类化合物及其衍生物和药物组合物
CN107304199B (zh) 一种新的喜巴辛类似物及其在医药中的应用
WO2017211248A1 (zh) 一种取代的咪唑并喹唑啉化合物及其药物组合物
KR101634758B1 (ko) 에스트로겐 수용체 리간드로서의 2-하이드록시-7-메틸 옥타하이드로페난트렌 유도체 또는 이의 약학적으로 허용가능한 염을 유효성분으로 함유하는 약학 조성물
CN109280054A (zh) 氘代3-奎宁环酮类化合物、制备方法及用途
JPH11349481A (ja) シグマ受容体結合剤
WO2003088960A1 (en) Anti-tumour agents
AU2063700A (en) Benzopyran-containing compounds and method for their use

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060801

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110111