JP2006210233A - 有機elパネルの点灯検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 端子部の各リード端子にプローブを同時に接触させて有機ELパネルを全面点灯検査するにあたって、接触不良個所が発生した場合でも、特定の画素部分に過電流が流れないようにする。
【解決手段】 有機ELパネル1を全面点灯検査するため、その端子部11に形成されている複数のリード端子25の各々に同時に点灯電流を供給する有機ELパネルの点灯検査装置において、リード端子25の各々に接触し得る検査用プローブ60と、検査用プローブ60に対して点灯電流を供給する給電部30とを含み、検査用プローブ60と給電部30との間に電流制限用の保護抵抗50(好ましくは導電ゴム51)を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 有機ELパネル1を全面点灯検査するため、その端子部11に形成されている複数のリード端子25の各々に同時に点灯電流を供給する有機ELパネルの点灯検査装置において、リード端子25の各々に接触し得る検査用プローブ60と、検査用プローブ60に対して点灯電流を供給する給電部30とを含み、検査用プローブ60と給電部30との間に電流制限用の保護抵抗50(好ましくは導電ゴム51)を配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、有機ELパネルの点灯検査装置に関し、さらに詳しく言えば、有機ELパネルを全面点灯検査する際、プローブの接触不良により特定の画素部分(有機EL素子)に過電流が流れないようにする技術に関するものである。
有機ELパネル(organic electroluminescence panel)は、パネル本体部分に自発光する有機EL素子がマトリクス状に配置されて構成されるが、図3に有機ELパネルの1画素分の構成を示し、これについて説明する。
有機ELパネル1は、光透過性基板(多くの場合、ガラス基板)10を備え、その反観察面側である裏面側に陽極電極21,有機発光材を含むEL形成層22および陰極電極23を順次積層してなる有機EL素子20がマトリクス状に配置され、その全体を覆うように光透過性基板10の裏面側に封止基板24が被せられる。なお、光透過性基板10の観察面側には偏光板12が貼着される。
封止基板24は、主としてEL形成層22の水分による劣化を防止する目的で用いられる。通常、封止基板24はガラス材よりなり、その内面側にはフロスト処理やフッ酸エッチングなどにより凹部24aが形成され、その凹部24a内に例えば窒素ガスが封入された状態で周縁が図示しないシール材にて封止される。
光透過性基板10には、陽極電極21と陰極電極23の各リード端子が形成された端子部が設けられている。図4に陽極電極21側(セグメント側)のリード端子25が形成された端子部11を示す。図示しないが、陰極電極23側(コモン側)の端子部は光透過性基板10の別の辺に設けられている。
有機ELパネル1は、各有機EL素子20に電流を流すことにより発光する。パネル作製後に、パネルを全面点灯させて、その輝度や点灯状態(点灯ムラや断線の有無を含む)の検査が行われるが、各リード端子に針状のプローブピンを当てるピン接触方式では、各機種ごとにコストをかけてピンボードを作成する必要がある。また、各プローブピンを正確にリード端子に位置合わせするため、治具に高精度のアライメント機構が要求されることなどから、ピン接触方式はコスト的に好ましくない。
パネルを全面点灯させる場合、各リード端子にプローブピンを個別的に接触させる必要はない。そこで、パネルの全面点灯検査には、特に位置合わせすることなく各リード端子に一括して接触するベタプローブ方式が好ましく採用されている。図4にベタプローブ方式の一例を示す。
ベタプローブ方式では、例えばフレキシブル基板31の一端側に、端子部11の各リード端子25に跨る長さを有する帯状のベタプローブ電極32を銅箔材により形成し、図示しない駆動手段にてベタプローブ電極32を端子部11に押し付けて各リード端子25に点灯電流を一斉に供給する。なお、コモン側の端子部にも同様にベタプローブ電極が適用される。
このベタプローブ方式において、ベタプローブ電極32がすべてのリード端子25に接触している場合には問題はない。しかしながら、数箇所にわたって接触不良が発生した場合には、接触していないリード端子に流される分の電流が接触しているリード端子に流されることになる。そのため、正常に接触しているリード端子は過電流となり、これが原因で特定の画素部分が破壊されることがある。
したがって、本発明の課題は、端子部の各リード端子にプローブを同時に接触させて有機ELパネルを全面点灯検査するにあたって、接触不良個所が発生した場合でも、特定の画素部分に過電流が流れないようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、有機ELパネルを全面点灯検査するため、上記有機ELパネルの端子部に形成されている複数のリード端子の各々に同時に点灯電流を供給する有機ELパネルの点灯検査装置において、上記リード端子の各々に接触し得る検査用プローブと、上記検査用プローブに対して上記点灯電流を供給する給電部とを含み、上記検査用プローブと上記給電部との間に電流制限用の保護抵抗が接続されていることを特徴としている。
本発明において、上記検査用プローブとして、電気絶縁性の柔軟な支持フィルムに柱状の導電体を上記リード端子間に跨らないピッチで多数貫設してなる異方性導電フィルムを用いることが好ましい。
また、上記保護抵抗として導電ゴムを用いることが好ましい。また、上記保護抵抗の抵抗値が低すぎると過電流阻止の効果が認められず、また、高すぎると正常に接触しているリード端子に対して適正な点灯電流を印加することができないことがあるため、上記保護抵抗の抵抗値は100Ω〜1kΩ±10%であることが好ましい。
本発明によれば、検査用プローブと給電部との間に電流制限用の保護抵抗を接続するようにしたことにより、パネル端子部のリード端子側のいくつかに接触不良が生じたとしても、その分の電流が正常に接触しているリード端子に回り込むことがないため、過電流による画素の破壊が防止される。
また、検査用プローブとして、電気絶縁性の柔軟な支持フィルムに柱状の導電体をリード端子間に跨らないピッチで多数貫設してなる異方性導電フィルムを用いることにより、厳密な位置合わせを要することなく、各リード端子に検査用プローブを個別的に接触させることができる。
また、保護抵抗に導電ゴムを用いることにより、検査用プローブと給電部との間に一括して保護抵抗を設けることができるとともに、導電ゴムの弾性を利用して検査用プローブとリード端子との接触をより確実なものとすることができる。
次に、図1および図2を参照して、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の要部を示す断面図で、図2は本発明の作用を説明するための模式図である。
検査対象のパネルは先に説明した図3の有機ELパネル1であるが、図1にはその端子部11のみが示されている。この場合、有機ELパネル1はその観察面側(発光面側)が上向きとして検査装置の図示しない支持台上にセットされるため、端子部11はリード端子25が下向きとして配置される。
この検査装置は、端子部11の下方に配置される昇降テーブル40を備え、この昇降テーブル40上には点灯電流供給用の給電部30が設けられている。この例では、その給電部30として、先の図4で説明した銅箔材よりなるベタプローブ電極32を有するフレキシブル基板31が用いられている。この場合、フレキシブル基板31はベタプローブ電極32を上側として昇降テーブル40上に配置される。
この検査装置は、給電部30としてのベタプローブ電極31とは別に、端子部11の各リード端子25に対して実際に接触する検査用プローブ60を有し、この検査用プローブ60とベタプローブ電極31との間に電流制限用の保護抵抗50を介在させている。
検査用プローブ60として、例えば各リード端子25ごとに個別的に接触するプローブピンを用いてもよいが、電気絶縁性の柔軟な支持フィルム62に柱状の導電体63をリード端子25間に跨らないピッチで多数貫設してなる異方性導電フィルム61を用いることが好ましい。
この異方性導電フィルム61によれば、厳密な位置合わせを要することなく、各リード端子25に柱状の導電体63(検査用プローブ)を個別的に接触させることができる。また、リード端子25間で導電体63を介して電流が流れることもない。なお、この種の異方性導電フィルムには、例えば日東電工社製の異方性導電フィルムCupil(商品名)がある。
保護抵抗50として、コストを無視して例えばリード端子25に接触する部分の導電体63ごとに保護抵抗素子を接続してもよいが、例えばシリコーンゴムなどを基材とする導電ゴム51を用いることが好ましい。
これによれば、異方性導電フィルム61(検査用プローブ60)とベタプローブ電極31(給電部30)との間に一括して保護抵抗を設けることができるとともに、導電ゴム51の弾性を利用して検査用プローブ60とリード端子25との接触をより確実なものとすることができる。
なお、導電ゴム51は必ずしも異方性導電フィルム61の裏面全面にわたって配置される必要はなく、各リード端子25に対する異方性導電フィルム61の接触範囲内において一連の帯状として配置されればよい。
有機ELパネル1を全面点灯検査する場合、昇降テーブル40を上昇させて検査用プローブ60としての異方性導電フィルム61を端子部11に接触させ、給電部30(この例では、フレキシブル基板31のベタプローブ電極32)から導電ゴム51および異方性導電フィルム61の導電体63を介して各リード端子25に点灯電流を供給する。なお、有機ELパネル1の図示しないコモン側の端子部には、図4に示すベタプローブ電極32が適用されてよい。
このとき、図2の拡大図に例示されている隣接する3つのリード端子25a〜25cのうちのリード端子25aが接触不良を起こしていると、そのリード端子25aに供給される分の電流が隣の正常に接触しているリード端子25bに流れ込もうとするが、その流れ込もうとする電流経路内には導電ゴム51の抵抗が存在し、そのほとんどがジュール熱に変換されて消失するため、正常に接触しているリード端子25bに過電流が集中するおそれはない。
なお、通常の有機ELパネルで要求される点灯電流は100mA程度である。この電流値との関係から、導電ゴム51の抵抗値は100Ω〜1kΩ±10%であることが好ましい。これより低すぎると過電流阻止の効果が認められず、また、高すぎると正常に接触しているリード端子25に対して適正な点灯電流を印加することができないことがある。
また、検査用プローブ60を用いることなく、導電ゴム51を各リード端子25に直接的に接触させるようにしても、上記の例と同じく、接触不良部分から正常に接触しているリード端子への電流の回り込みを防止することができるが、特に導電ゴム51がシリコーンゴムからなる場合、端子部11がシリコーンによって汚染されることがあり、また、導電ゴム51のリード端子25との接触面がジュール熱によって溶け出すことなどがあるため、導電ゴム51を各リード端子25に直接的に接触させることは好ましくない。
1 有機ELパネル
11 端子部
20 有機EL素子
25 リード端子
30 給電部
31 フレキシブル基板
32 ベタプローブ電極
40 昇降テーブル
50 保護抵抗
51 導電ゴム
60 検査用プローブ
61 異方性導電フィルム
62 支持フィルム
63 導電体
11 端子部
20 有機EL素子
25 リード端子
30 給電部
31 フレキシブル基板
32 ベタプローブ電極
40 昇降テーブル
50 保護抵抗
51 導電ゴム
60 検査用プローブ
61 異方性導電フィルム
62 支持フィルム
63 導電体
Claims (4)
- 有機ELパネルを全面点灯検査するため、上記有機ELパネルの端子部に形成されている複数のリード端子の各々に同時に点灯電流を供給する有機ELパネルの点灯検査装置において、
上記リード端子の各々に接触し得る検査用プローブと、上記検査用プローブに対して上記点灯電流を供給する給電部とを含み、上記検査用プローブと上記給電部との間に電流制限用の保護抵抗が接続されていることを特徴とする有機ELパネルの点灯検査装置。 - 上記検査用プローブとして、電気絶縁性の柔軟な支持フィルムに柱状の導電体を上記リード端子間に跨らないピッチで多数貫設してなる異方性導電フィルムを用いることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネルの点灯検査装置。
- 上記保護抵抗は、導電ゴムからなることを特徴とする請求項1または2に記載の有機ELパネルの点灯検査装置。
- 上記保護抵抗の抵抗値が、100Ω〜1kΩ±10%であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の有機ELパネルの点灯検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022848A JP2006210233A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 有機elパネルの点灯検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022848A JP2006210233A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 有機elパネルの点灯検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=36966818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005022848A Withdrawn JP2006210233A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 有機elパネルの点灯検査装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006210233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013512542A (ja) * | 2009-11-27 | 2013-04-11 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | エレクトロルミネッセンス装置の強化された対向電極 |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005022848A patent/JP2006210233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013512542A (ja) * | 2009-11-27 | 2013-04-11 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | エレクトロルミネッセンス装置の強化された対向電極 |
US9425425B2 (en) | 2009-11-27 | 2016-08-23 | Koninklijke Philips N.V. | Strengthened counter electrode of electroluminescent devices |
KR101858737B1 (ko) * | 2009-11-27 | 2018-05-18 | 코닌클리케 필립스 엔.브이. | 전자발광 디바이스들의 강화된 카운터 전극 |
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