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JP2006115362A - パケット中継装置 - Google Patents

パケット中継装置 Download PDF

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JP2006115362A
JP2006115362A JP2004302366A JP2004302366A JP2006115362A JP 2006115362 A JP2006115362 A JP 2006115362A JP 2004302366 A JP2004302366 A JP 2004302366A JP 2004302366 A JP2004302366 A JP 2004302366A JP 2006115362 A JP2006115362 A JP 2006115362A
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Tomoyuki Iijima
智之 飯島
Shinri Takihiro
眞利 滝広
Daiki Nozue
大樹 野末
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Abstract

【課題】あるパケット中継装置から同一のパケット中継装置への経路が2本以上存在し、それらの経路を現用系、予備系として使用する場合、予備系の経路は現用系の経路が使用できないときにのみ使用され、それ以外のときには使用されないため、帯域または経路が有効利用できない。
【解決手段】パケットの優先度に応じて、経路選択の範囲を違えることにより、帯域の有効利用と輻輳の回避を実現する。具体的には、パケット中継装置に、パケットの優先度と経路選択優先度との対応を記したテーブルを保持し、このテーブルを参照することにより、パケットの優先度に応じて、送信経路を変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、同一宛先に到達する経路が複数存在するとき、経路に付与した値を参照することにより、パケットの送出経路を判定するパケット中継装置に関する。
IPネットワークで使用されるパケット中継装置において、同一宛先に到達する経路が複数存在するとき、オペレータは各経路の帯域や宛先までのホップ数を勘案し、経路に値を付与可能である。この値を経路選択優先度と呼ぶ。ある宛先に対して複数の経路が存在する場合、各経路の経路選択優先度の値を参照し、その中の一経路を送出経路として選択する。仮に、経路選択優先度の最も小さい経路を、より優先的に選出するものとする。パケットがパケット中継装置に到達すると、その宛先が参照されることにより、送信経路候補として複数の経路が経路一覧から抽出される。次に、候補となった各経路の経路選択優先度を比較し、その値の最も小さい経路を送信経路と判定し、その経路へパケットを送信する。
図1に上記の動作を示す。パケット中継装置11とパケット中継装置12との間には、3本の経路が存在する。各経路の経路選択優先度は、オペレータによって、それぞれ100、200、300と指定されている。パケット中継装置12行きのパケットがパケット中継装置11に到達すると、その宛先IPアドレスから経路21、22、23が送信経路候補として抽出される。各経路選択優先度を比較すると、経路21の値が最も小さいため、パケットの送信経路は経路21と決定する。従って、パケット中継装置12に向かう全てのパケットは、経路21を介して転送されることになる。
ここで、経路21に何らかの障害が発生或いは経路21の帯域が容量以上に使用され、パケットを送信できない場合を考える。この場合、パケットの宛先から送信経路候補として抽出される経路は、経路22、23となる。経路選択優先度を比較すると、経路22方が値が小さく、パケットの送信経路は経路22と決定する。
更に経路22にも何らかの障害が発生、或いは輻輳が発生し、経路21、経路22ともに送信できない場合、送信経路候補として抽出される経路は経路23のみとなる。この場合、パケットの送信経路は経路23と決定する。
これは、経路21が現用経路、経路22、経路23が予備経路の役割を果たしていることを意味する。パケット中継装置12行きの全てのパケットは、パケット中継装置11に到達すると、通常、経路21を介して宛先へ送られる。障害或いは輻輳によって経路21の使用が不可能となった場合、経路21への送信を諦め、経路22を介して宛先へ送られる。更に経路22の使用も不可能となると、経路22への送信も諦め、経路23を介して宛先へ送られる。
経路選択優先度とは、パケット中継装置のオペレータが適宜その値を変えることによって、複数ある経路の中の何れかを現用経路として運用するための手段である。従って、現用経路以外の経路は、通常は使用されない。図1の場合、パケット中継装置12行きのパケットは全て経路21へ転送され、経路22、経路23は、通常使用されない。経路22の資源は、経路21に障害が発生するまで使用されず、経路23の資源に至っては、経路21、経路22に障害が発生するまで使用されない。帯域の有効利用の観点から見ると、これは効率的とは言い難い。
各パケットは、それを送信したユーザの運用形態によって異なる優先度を持っている。上記の構成の場合、異なる優先度のパケットが同一の現用経路に転送され、低優先度パケットによって高優先度パケットの転送が滞る可能性がある。
本発明に係るパケット中継装置は、各パケットの優先度或いは送信元アドレスに応じて、経路選択優先度の取りうる範囲を違え、それをテーブルとして保持することにより、上記課題を解決する。
本発明に係るパケット中継装置において、各パケットの優先度或いは送信元アドレスに応じて、取りうる経路選択優先度の範囲を違えたテーブルを保持し、パケットが中継装置に到達した際には、そのテーブルを参照することにより、パケットの優先度或いは送信元アドレスに応じて、パケットの送信経路を決定することが可能である。
図2には、本実施例のパケット中継装置が存在するネットワークを示す。パケット中継装置11とパケット中継装置12との間には、3本の経路が存在する。経路選択優先度は、オペレータの設定により、それぞれ100、200、300と指定されている。このとき、パケット中継装置11は、経路選択優先度の小さい順に送信経路の優先順位を記した、図3のテーブルを作成する。
図17には、本実施例のパケット中継装置に送られてくるIP(Internet Protocol)パケットのフォーマットを示す。TOS(Type Of Service)には、そのパケットの優先度が格納される。TOSフィールドは8ビットであるため、パケットを送信するユーザの運用形態に応じ、0から255までの値の範囲内で柔軟に値を指定可能である。優先度は、値が大きいほど、よりパケットの優先度が高い。パケット中継装置は、このTOSフィールドを参照し、優先度に応じてパケット転送を行う。送信元IPアドレス・フィールドには、パケットを作成した装置のIPアドレスが格納される。宛先IPアドレス・フィールドには、パケットの宛先となる装置のIPアドレスが格納される。
本実施例のパケット中継装置が保持する、パケットの優先度とそれに対応する経路選択優先度の範囲を記したテーブルを図4に示す。IPパケットの場合、図17のTOSフィールドの値が、パケット優先度となる。パケット優先度の値が200以上のパケットに対しては、図4を参照すると経路選択優先度1位の経路からとあるので、図3に従い経路21へパケットの送信を試みる。経路21に障害或いは輻輳があった場合、経路選択優先度2位の経路22へパケットを送信する。パケット優先度の値が100以上200未満のパケットに対しては、図4を参照すると経路選択優先度2位の経路からとあるので、図3に従い経路22へパケットの送信を試みる。経路22に障害或いは輻輳があった場合、経路選択優先度3位の経路23へパケットを送信する。パケット優先度の値が100未満のパケットに対しては、図4を参照すると経路選択優先度3位の経路から、或いは最下位の経路とあるので、図3に従い常に経路23へパケットの送信を試みる。
図18には、本実施例のパケット中継装置81のハードウェア、ソフトウェア構成を示す。プログラムメモリ83上には、データ処理の手続きを記したソフトウェアが記録されている。テーブルメモリ84上には、ルーティングテーブル92とパケット優先度−経路選択優先度対応表93が記録されている。図2のパケット中継装置11の場合、ルーティングテーブル92には、パケット中継装置12行きの経路として経路21、22、23が登録されており、またそれらの優先順位を記した図3の優先送信経路表96が存在する。パケット優先度−経路選択優先度対応表93には、図4に示すように、パケットの優先度とそれに対応する経路選択優先度の範囲が記録されている。パケット中継装置81を起動させると、プロセッサ82上にプログラムメモリ83の情報が送られる。プロセッサ82は、テーブルメモリ84のテーブル群を参照し、スイッチ86を制御する。パケット中継装置81宛てのパケットは、回線インターフェース87,88にて受信され、スイッチ86へ転送される。スイッチ86は、プロセッサ82からの命令に従い、パケットを、回線インターフェース87,88を介して、所望の宛先へ転送する。パケット中継装置81は管理コンソール85と接続している。管理コンソール85には、パソコンなどの入力手段が接続されており、オペレータが制御コマンドを入力することでパケット中継装置の各種の設定が可能である。
図6は、図18のパケット中継装置81が、図2のパケット中継装置11の地点に設置されたときの、パケットを受信してからパケットを送信するまでのフローチャートを示したものである。パケット中継装置12を宛先としたパケットがパケット中継装置11に到達すると、宛先IPアドレスを検索キーとしてルーティングテーブルを参照する。ルーティングテーブルを参照すると、送信経路候補として経路21、22、23の複数経路が存在する。それぞれの経路選択優先度は、100、200、300であり、経路選択の優先順位は図3に示す形となっている。ここで、プロセッサ82内の優先度判定部95は、TOSフィールドを参照し、パケットの優先度を判定する。パケットの優先度を認識すると、その値をキーとして図4を参照する。パケットの優先度が250であった場合、対応する経路選択優先度は、優先順位1位の経路からとある。図3を参照すると、優先順位1位の経路は経路21とあり、従って経路21を送信経路として選択する。一方、優先度が150のパケットの場合、優先順位2位の経路からとある。図3を参照すると、優先順位2位の経路は経路22とあり、従って経路22を送信経路として選択する。同様にして、優先度が50のパケットの場合、経路23を送信経路として選択する。以上を経た後、各パケットは中継装置12へ転送される。
仮に、経路21に障害或いは輻輳が発生し使用不可能となった場合、優先送信経路表は図3から図5へ遷移する。優先順位1位の経路は経路21から経路22へ遷移し、優先順位2位の経路は径路22から経路23へ遷移する。これ以降、優先度が250のパケットは、経路22を送信経路として選択する。一方、優先度が150のパケットは、以降、経路23を送信経路として選択する。優先度が50のパケットについては、図4を参照すると優先順位3位から或いは最下位の経路とあるので、最下位の経路でもある経路23を引き続き送信経路として選択する。
以上により、通常使用されない経路が低優先度のパケット送受信に利用されることになり、帯域の有効利用が実現する。また、低優先度のパケットが経路21を使用しないため、高優先度のパケットは経路21の専有が可能となる。これにより、低優先度のパケットにより生じていた輻輳は回避可能となる。また、高優先度のパケットは、複数回、送信経路を変更可能であり、非常に高い確率で宛先まで到達可能である。送信経路が経路選択優先度の低い経路に変更になったとき、その経路を利用していたパケットは更に経路選択優先度の低い経路へ移動しており、障害が発生しても高優先度のパケットは引き続き輻輳を回避可能である。
図7において、パケット中継装置11とパケット中継装置12との間には、3本の経路が存在する。経路選択優先度は、オペレータの設定により、それぞれ100、200、300と指定されている。このとき、パケット中継装置11は、経路選択優先度の小さい順に送信経路の優先順位を記した、図8のテーブルを作成する。
図9には、本実施例のパケット中継装置が保持する、パケットの送信元IPアドレスとそれに対応する経路選択優先度の範囲を記したテーブルを示す。送信元IPアドレスが10.10.10.1のパケットに対しては、図9を参照すると経路選択優先度1位の経路からとあるので、図8に従い経路21へパケットの送信を試みる。送信元IPアドレスが20.20.20.1のパケットに対しては、図9を参照すると経路選択優先度2位の経路からとあるので、図8に従い経路22へパケットの送信を試みる。送信元IPアドレスが30.30.30.1のパケットに対しては、図9を参照すると経路選択優先度3位の経路から或いは最下位の経路とあるので、図8に従い常に経路23へパケットの送信を試みる。
図10は、図18のパケット中継装置81が、図7のパケット中継装置11の地点に設置されたときの、パケットを受信してからパケットを送信するまでのフローチャートを示したものである。図7において、パケット中継装置12行きのパケットがパケット中継装置11に到達すると、パケットの宛先IPアドレスを検索キーとしてルーティングテーブルを参照する。ルーティングテーブルを参照すると、送信経路候補として経路21、22、23の複数経路が存在する。それぞれの経路選択優先度は、100、200、300であり、経路選択の優先順位は図8に示す形になっている。ここでプロセッサ82は、パケットの送信元IPアドレスを参照する。パケットの送信元IPアドレスを認識すると、その値をキーとして図9を参照する。送信元IPアドレスが10.10.10.1であった場合、対応する経路選択優先度は、優先順位1位の経路からとある。図8を参照すると、優先順位1位の経路は経路21とあり、従って経路21を送信経路として選択する。一方、送信元IPアドレスが20.20.20.1のパケットの場合、優先順位2位の経路からとある。図9を参照すると、優先順位2位の経路は経路22とあり、従って経路22を送信経路として選択する。同様にして、送信元IPアドレスが30.30.30.1のパケットの場合、経路23を送信経路として選択する。以上を経た後、各パケットは中継装置12へ転送される。
以上により、通常使用されない経路が送信元IPアドレスによっては利用されることになり、帯域の有効利用が実現する。また、送信元IPアドレスが10.10.10.1以外のパケットが経路21を使用しないため、送信元IPアドレスが10.10.10.1のパケットは経路21を専有可能となる。これにより、輻輳が回避可能となる。
図11に、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)にてネットワークを構築した場合を示す。パケット中継装置11、12の間はL2TPネットワークであり、3本のL2TP経路が存在する。経路選択優先度は、オペレータの設定により、それぞれ100、200、300と指定されている。このとき、パケット中継装置11は、経路選択優先度の小さい順に送信経路の優先順位を記した、図12のテーブルを作成する。
パケット中継装置11には、ユーザ41、42、43が接続している。ユーザ41、42、43からパケット中継装置11に到達するパケットがPPP(Point to Point Protocol)パケット54の場合、パケット中継装置はPPPヘッダを処理する。PPPヘッダには、パケット優先度が記されていない。ここでPPPとは、ユーザと中継装置とが直接接続した状態で行われる通信方式のことである。PPP通信の場合、パケット中継装置11は、各ユーザをPPPヘッダに記されたユーザの識別子によって認識する。図11では、ユーザ41、42、43との接続を、それぞれPPPセッション1、2、3と言うユーザ識別子で識別している。PPPパケットの優先度は、PPPヘッダ内ではなく、パケット中継装置11、12を設置したネットワーク外のRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)サーバ31に格納されている。RADIUSサーバ31は、多人数のユーザ・データを一元管理しており、ユーザ識別子とそのユーザの優先度とを図13に示す対応表で管理している。優先度はユーザ識別子と一対一に対応しており、予めユーザ毎に優先度が設定されている。中継装置11は、RADIUSサーバ31と通信し、各ユーザの優先度を把握する。これにより、高優先度の保障されたサービスを望むユーザと、それほど高優先度を望まないユーザとを、パケット中継装置11にて分離可能となる。
本実施例のパケット中継装置11は、図14に示す、パケットの優先度とそれに対応する経路選択優先度の範囲を記したテーブルを保持している。パケット優先度は、値が大きいものほど、よりパケットの優先度が高い。
図15は、図18のパケット中継装置81が、図11のパケット中継装置11の地点に設置されたときの、PPPセッション確立要求を受信してからPPPセッションを確立するまでのフローチャートを示したものである。図16は、図11のRADIUSサーバ31が、パケット中継装置11から優先度の通知要求を受信してから、その応答を返すまでのフローチャートを示したものである。図11において、パケット中継装置11にユーザ41からPPPセッション確立要求が到達すると、中継装置11は、ユーザ41のユーザ識別子PPPセッション1をパラメータとして、RADIUSサーバ31に該PPPセッション上を流れるパケットの優先度を問い合わせる。RADIUSサーバ31は、パケット優先度の通知要求メッセージを受信すると、ユーザ識別子を検索キーとして図13のパケット優先度を検索する。
図13より、ユーザ識別子がPPPセッション1の場合、該PPPセッション上を流れるパケット優先度は250である。RADIUSサーバはこのデータを、応答メッセージにてパケット中継装置11に通知する。パケット中継装置11は、RADIUSサーバから応答メッセージを受信すると、PPPセッション1上を流れるパケット優先度が250であることを認識する。これ以降、PPPセッション1から届くパケットに対しては、この優先度をもとにパケット中継装置12行きの最適経路を選択する。PPPパケットの行き先であるパケット中継装置12への送信経路候補としては、L2TP経路61、62、63の複数経路が存在する。それぞれの経路選択優先度は、100、200、300であり、経路選択の優先順位は図12に示す形となっている。ユーザ41からPPPセッション1を介してパケット中継装置11に送られたPPPパケットの優先度は、RADIUSサーバ31からの応答メッセージによると250であり、図14に示すパケット優先度―経路選択優先度の対応テーブルを参照すると、送信経路は優先順位1位の経路からとある。図12を参照すると、優先順位1位の経路は、L2TP経路61とあり、従って経路61を送信経路として選択する。パケット中継装置11は、受信したPPPパケット54にL2TPヘッダ、UDPヘッダ、IPヘッダを付加したパケット55を作成し、送信径路61へ転送する。パケット54を受信した中継装置12は、パケット55からIPヘッダ、UDPヘッダ、L2TPヘッダ、PPPヘッダを削除してIPパケット56とし、IP網へ転送する。
一方、パケット中継装置11にユーザ42からPPPセッション確立要求が到達すると、中継装置11は、ユーザ42のユーザ識別子PPPセッション2をパラメータとして、RADIUSサーバ31に該PPPセッション上を流れるパケットの優先度を問い合わせる。RADIUSサーバ31は、パケット優先度の通知要求メッセージを受信すると、ユーザ識別子を検索キーとして図13のパケット優先度を検索する。図13より、ユーザ識別子がPPPセッション2の場合、該PPPセッション上を流れるパケット優先度は150である。RADIUSサーバはこのデータを、応答メッセージにてパケット中継装置11に通知する。RADIUSサーバからの応答メッセージを受信したパケット中継装置11は、PPPセッション2上を流れるパケット優先度が150であることを認識する。これ以降、PPPセッション2から届くパケットに対してはこの優先度をもとにパケット中継装置12行きの最適経路を選択する。図14に示すパケット優先度―経路選択優先度の対応テーブルを参照すると、パケット優先度150を送信する経路は優先順位2位の経路からとある。図12を参照すると、優先順位2位の経路は、L2TP経路62とあり、従って経路62を送信経路として選択する。
同様にして、パケット中継装置11にユーザ43からPPPセッション確立要求が到達すると、経路63を送信経路として選択する。以上を経た後、パケットは中継装置12へ転送される。
以上により、通常使用されないL2TP経路が低優先度のパケット送受信に利用されることになり、帯域の有効利用が実現する。また、低優先度のパケットがL2TP経路61を使用しないため、高優先度のパケットはL2TP経路61を専有可能となる。これにより、低優先度のパケットにより生じていた輻輳は回避可能となる。
尚、本発明の技術的範囲は、本発明の効果を発揮できる限り、上記の実施例1乃至3におけるパケット中継装置の構成、経路の本数、その他の構成には制限されない。
従来のパケット中継装置のネットワーク内での配置を示す図である。 本発明のパケット中継装置のネットワーク内での配置を示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、宛先に対する優先送信経路を記したテーブルを示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、パケット優先度と経路選択優先度の対応を記すテーブルを示す図である。 実施例1におけるパケット中継装置にて保持される、経路21に障害が発生した場合の、宛先に対する優先送信経路を記したテーブルを示す図である。 実施例1における、パケット中継装置のフローチャートを示す図である。 本発明のパケット中継装置のネットワーク内での配置を示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、宛先に対す優先送信経路を記したテーブルを示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、送信元IPアドレスと経路選択優先度の対応を記すテーブルを示す図である。 実施例3における、パケット中継装置のフローチャートを示す図である。 本発明のパケット中継装置のネットワーク内での配置を示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、宛先に対する優先送信経路を記したテーブルを示す図である。 本発明に際し、RADIUSサーバにて保持される、ユーザ識別子とパケット優先度の対応を記すテーブルを示す図である。 本発明のパケット中継装置にて保持される、パケット優先度と経路選択優先度の対応を記すテーブルを示す図である。 実施例2における、パケット中継装置のフローチャートを示す図である。 実施例2における、RADIUSサーバのフローチャートを示す図である。 従来のIPパケットのフォーマットを示す図である。 本発明のパケット中継装置のハードウェア、ソフトウェア構成を示す図である。
符号の説明
11−12 パケット中継装置
21−23 パケット中継装置を接続する経路
31 RADIUSサーバ
41−43 パケット中継装置と接続するユーザ
51−53 ユーザとパケット中継装置を接続するPPPセッション
54 PPPパケット
55 L2TPパケット
56 IPパケット
61−63 パケット中継装置を接続するL2TP経路
81 パケット中継装置
82 プロセッサ
83 プログラムメモリ
84 テーブルメモリ
85 管理コンソール
86 スイッチ
87−88 回線インターフェース
92 ルーティングテーブル
93 パケット優先度−経路選択優先度対応表
95 優先度判定部
96 優先送信経路表。

Claims (8)

  1. 複数の経路を介して他のパケット中継装置と接続されたパケット中継装置であって、
    パケット入出力する入出力インタフェースと、
    上記複数の経路のそれぞれに対する経路選択優先度を格納したメモリと、
    上記入出力インタフェースから入力された複数のパケットを上記経路選択優先度に従って、複数の経路に振り分けるスイッチとを備えたパケット中継装置。
  2. 上記メモリには、入力パケットの優先度と、上記経路選択優先度とを対応づけるためのテーブルがさらに格納されており、
    上記入力された複数のパケットを、上記複数の経路のうち、上記入力された複数のパケットのそれぞれの優先度と、上記テーブルとから決まる経路にそれぞれ出力することを特徴とする請求項1記載のパケット中継装置。
  3. 上記テーブルには入力パケットの優先度と、該優先度と対応する上記経路選択優先度の優先順位とが記載されていることを特徴とする請求項2記載のパケット中継装置。
  4. 上記複数の経路のうちいずれかの経路が使用できない場合には、上記入力パケット対して、上記入力パケットの優先度の高い順に、上記複数の経路のうち該使用できない経路を除いた上記経路優先度の高い経路を割り当てて出力することを特徴とする請求項2記載のパケット中継装置。
  5. 上記メモリには、入力パケットの送信元アドレスと、上記経路選択優先度とを対応づけるためのテーブルがさらに格納されており、
    上記入力された複数のパケットを、上記複数の経路のうち、上記入力された複数のパケットのそれぞれの送信元アドレスと、上記テーブルとから決まる経路にそれぞれ出力することを特徴とする請求項1記載のパケット中継装置。
  6. 上記テーブルには入力パケットの送信元アドレスと、該送信元アドレスと対応する上記経路選択優先度の優先順位とが記載されていることを特徴とする請求項5記載のパケット中継装置。
  7. 上記複数の経路のうちいずれかの経路が使用できない場合には、上記入力パケット対して、上記入力パケットの送信元アドレス毎に、上記複数の経路のうち該使用できない経路を除いた経路を、上記経路優先度に従って割り当てて出力することを特徴とする請求項5記載のパケット中継装置。
  8. さらにサーバと接続されており、
    上記サーバから上記複数の入力されたパケットのそれぞれのユーザ毎のパケット優先度を受信し、
    上記それぞれのパケットを、上記優先度と上記経路選択優先度に従って、複数の経路に振り分けるスイッチとを備えた請求項1記載のパケット中継装置。
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