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JP2006199050A - ステアリングメンバの取付け構造 - Google Patents

ステアリングメンバの取付け構造 Download PDF

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JP2006199050A
JP2006199050A JP2005009624A JP2005009624A JP2006199050A JP 2006199050 A JP2006199050 A JP 2006199050A JP 2005009624 A JP2005009624 A JP 2005009624A JP 2005009624 A JP2005009624 A JP 2005009624A JP 2006199050 A JP2006199050 A JP 2006199050A
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JP
Japan
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steering member
nut
attachment
mounting flange
vehicle body
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Application number
JP2005009624A
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English (en)
Inventor
Motohiko Fujimaki
元彦 藤巻
Noritaka Nemoto
能孝 根本
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Unipres Corp
Original Assignee
Unipres Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】 ステアリングメンバの取付け部品をできる限り少なしてコストダウンを図っても所定の取付け力を確保すると共に、ステアリングメンバの取付け作業の自動化をも達成できる。
【解決手段】 ステアリングメンバ1の一端側1aを基準として、他端側1bの長手方向寸法を調整可能に取付ける取付け機構10が、他端側1bに固着された取付けフランジ6と、取付けフランジ6における車室側対向面側に固着されたプロジェクトナット11と、車体2及び取付けフランジ6を挿通してプロジェクトナット11に螺合するボルト8と、プロジェクトナット11の近傍を囲繞するように設けた長孔20aによって取付けフランジに形成した寸法調整変形部20とを有して構成し、プロジェクトナット11へのボルト8の螺合によって寸法調整変形部20が取付けフランジ6の一般部位に対して車体2側に変形して、ステアリングメンバ1の車幅方向長さ寸法を調整可能にした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の車両用のステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付け構造に関する。
一般に、図1に示す如く、ステアリングメンバ1は、車幅方向に延在してステアリングシャフト3を支持するように構成するために、車体2を構成するダッシュパネル或いはフロントピラー等の運転席側サイドパネル2a及び助手席側サイドパネル2bに取付けられており、車体2への取付けに際して、ステアリングメンバ1の一端側(通常運転席側)1aを基準として、他端側(通常助手席側)1bの長手方向寸法を調整可能にする取付け機構を用いている。
この取付け機構を構成するために、ステアリングメンバ1の一端側1aは、ブラケット4を介して運転席側サイドパネル2aにボルト5によって固着されており、他端側1bは、溶接等により設けられた取付けフランジ6を、助手側サイドパネル2bに固着された車体側ブラケット7にナット11を用いて取付けられており、この取付けに際して、車体側ブラケット7に対して取付けフランジ6を介してステアリングメンバ1の他端側1bの取付け位置を車幅方向に調整可能に構成する必要がある。
この結果、ステアリングメンバの取付け構造は、ステアリングメンバ1の一端側1aを車幅方向における基準端とし、他端側2aの車幅方向寸法を調整可能として、製作誤差等から形成されてしまうステアリングメンバ1の長さと車室幅との誤差を吸収して、ステアリングメンバ1を車体2の所定位置に適切に配設できるようになっている。
そこで、従来のステアリングメンバの取付け構造は、例えば、図7及び図8に示す如く、ステアリングメンバ1の一端側1aを基準として、他端側1bの長手方向寸法が調整可能な取付け機構10を用いて車体2に取付ける場合、取付け機構10が、ステアリングメンバ1の他端側1bに設けた取付けフランジ6と、取付けフランジ6に対向した状態で助手席側サイドパネル2bに装着される車体側ブラケット7と、取付けフランジ6における車体側ブラケット7に固着されたプロジェクションボルト8と、取付けフランジ6を挿通してプロジェクションボルト8に螺合するナット11とを有して構成し、取付けフランジ6のボルト挿入孔6aが車幅方向に長孔形状となっており、ボルト挿入孔6a内においてナット11を介して取付けフランジ6をプロジェクションボルト8の位置に合せて固定することにより、ステアリングメンバ1の長さ方向寸法を調整可能に構成している。
また、別の従来技術として、図9に示す如く、ステアリングメンバ1の他端側1bに取付けフランジ6を設けて、取付けフランジ6を挿通するように複数箇所に第1の特殊ナット(アジャストナット)12を設けており、第1の特殊ナット12には、更に、第2の特殊ナット(アジャストナット)13を螺合してある。
このように構成する場合、車体2の助手席側サイドパネル2b側から挿通したボルト8を第2の特殊ナット13に螺合して、第2の特殊ナット13を助手席側サイドパネル2b側に引き寄せて、第2の特殊ナット13が助手席側サイドパネル2bに当接させ、当接後、第2の特殊ナット13に対して第1の特殊ナット12を更に螺動させて、ステアリングメンバ1の長さ方向寸法を調整可能にしている(類似する技術として、特許文献1参照)。
特開2003−300485公報
上記のように構成する従来のステアリングメンバの取付け構造のうち、図7および図8に示すものにおいては、ステアリングメンバの長さと車体2の車室幅との製作誤差等から形成されてしまう誤差を吸収するために、ステアリングメンバ1の取付けフランジ6を車体2に直接取付けるのではなく、車体側ブラケット7を用いているために、部品点数が多く、製作並びに組立コストアップという課題を残しており、また、取付けフランジ6のボルト挿入孔6aが車幅方向に長孔形状となっているために、ナット11の頭部における取付けフランジ6との接触面積が小さくなって、永年使用によりナット11の締め付け力が弛むおそれも考慮しなければならない。
また、図9に示す従来のステアリングメンバの取付け構造は、ステアリングメンバ1の取付けフランジ6を車体2に直接取付ける点では改良されているといえるが、2つの特殊ナット12,13を用いる等のために部品点数が多く、また、第1の特殊ナット12をステアリングメンバ1に溶接等により固着した後、第1の特殊ナット12に第2の特殊ナット13を手作業により仮締めする必要があるため、ステアリングメンバ1の車体2への取付け作業の完全自動化が果たせなかった。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、ステアリングメンバの取付け部品をできる限り少なしてコストダウンを図っても所定の取付け力を確保すると共に、ステアリングメンバの取付け作業の自動化をも達成できるステアリングメンバの取付け構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のステアリングメンバの取付け構造は、車幅方向に延在するようにしてステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付け構造において、前記ステアリングメンバの一端側を基準として、他端側の長手方向寸法が調整可能な取付け機構を用いて前記車体に取付ける場合、前記取付け機構が、前記ステアリングメンバの他端側に固着された取付けフランジと、該取付けフランジにおける車室側対向面側に固着されたプロジェクトナットと、前記車体及び前記取付けフランジを挿通して前記プロジェクトナットに螺合するボルトと、前記プロジェクトナット近傍を囲繞するように前記取付けフランジに設けた寸法調整変形部とを有して構成し、前記プロジェクトナットへの前記ボルトの螺合によって前記寸法調整変形部が前記取付けフランジの一般部位に対して前記車体側に変形して、前記ステアリングメンバの車幅方向長さ寸法を調整可能に構成したことを特徴とするものである。
上記のように構成する本発明は、従来の車体側ブラケット7等を廃止して取付けフランジを直接車体に取付けるように構成したため、部品点数減少によるコストダウンが期待でき、しかも、車体側のボルト取付け孔を長孔形状にする必要が無いためボルトの締め付け力を最大限発揮させることができると共に、従来の特殊ナット等を使用しないために、特殊ナット同士の仮締め作業を無くすことができ、ステアリングメンバの取付け作業の完全自動化を図ることが期待できる。
以下、図を用いて、本発明を実施するための最良の形態における実施例について、従来技術に対応する部位には同一符号を付すことにより説明する。
(実施例1)
先ず、図1において、ステアリングメンバ1は、車幅方向に延在するように車体2のダッシュボード或いはフロントピラー等の運転席側サイドパネル2a及び助手席側サイドパネル2bに取付けられてステアリングシャフト3を支持するように構成すると共に、車体2への取付けに際して、ステアリングメンバ1の一端側(通常運転席側)1aを基準として、他端側(通常助手席側)1bの長手方向寸法を調整可能にする取付け機構10を用いて車体2に取付けられている。
そして、取付け機構10は、図2に示すようにステアリングメンバ1の他端側1bに溶接等で固着された取付けフランジ6と、取付けフランジ6における車室側対向面側に固着されたプロジェクションボルト8と、車体2及び取付けフランジ6にそれぞれ設けた取付け孔14,15を挿通してプロジェクションボルト8に螺合するボルト8と、プロジェクションボルト8の近傍を囲繞するように取付けフランジ6に4個穿設した設けた長孔20aによって構成される寸法調整変形部20とを有して構成し、プロジェクションボルト8へのボルト8の螺合によって寸法調整変形部20が取付けフランジ6の一般部位に対して車体2の助手席側サイドパネル2b側に変形して、ステアリングメンバ1の車幅方向長さ方向を調整可能にしている。
即ち、ステアリングメンバ1を車体2に取り付ける場合、先ず、図1に示すように、ステアリングメンバ1の一端側1aを基準とすべく運転席側パネル2aにボルト5を用いて固着し、次に、ステアリングメンバ1の他端側1bを取り付けるべく、図3−1に示すように、取付けフランジ6の取付け孔15を助手席側サイドパネル2bの取付け孔14に対向させておく。
次に、図3−2に示すように、助手席側サイドパネル2bの車外側から両取付け孔14,15に挿通したボルト8をプロジェクションボルト8に螺合させ、ボルト8をプロジェクションボルト8に螺動させることによって、取付けフランジ6を助手席側サイドパネル2bに当接させる。
その後、ボルト8を螺動させて、図3−3に示すように、取付けフランジ6に長孔20aによって形成した寸法調整変形部20を取付けフランジ6の一般部位に対して助手席側サイドパネル側に引き込んで変形させ、この寸法調整変形部20の引き込み変形度合いによって、ステアリングメンバ1の車幅方向長さを調整している。
この結果、ステアリングメンバ1の一端側1aを車幅方向における基準端とし、製作誤差等から形成されてしまうステアリングメンバ1の長さ寸法と車室幅との誤差を吸収して、ステアリングメンバ1を車体2の所定位置に適切に配設できるようになっている。
かかる構成において、本発明の実施例1においては、従来の車体側ブラケット7等を廃止して取付けフランジ6を直接車体2の助手席側サイドパネル2bに取付けるように構成したため、部品点数減少によるコストダウンが期待でき、しかも、助手席側サイドパネル2bに設けた取付け孔14を従来のような長孔形状にする必要が無いためにボルト8の締め付け力を最大限利用することができると共に、従来の特殊ナット等を使用しないために、特殊ナット同士の仮締め作業を無くすことができ、ステアリングメンバ1の取付け作業の完全自動化を図ることが期待できる。
次に、図4ないし図6を用いて、本発明にかかる別の実施例について説明する。
(実施例2)
図4に示す実施例2においては、上記実施例1における4個の長孔20aに代えて、プロジェクションボルト8の近傍を挟み囲繞するように、2個の長孔20aとしたもので、実施例1の長孔20aよりも長い孔に形成すれば、寸法調整変形部20の変形特性を同じように構成することができる。
従って、実施例2においても、実施例1と同様な作用効果を発揮することができる。
(実施例3)
図5及び図6に示す本発明にかかる実施例3においては、上記2つの実施例における長孔20aに代えて、プロジェクションボルト8の近傍を全周に亘って囲繞する二条の波形屈曲部20bを取付けフランジ6に形成することによって、取付けフランジ6に寸法調整変形部20を形成している。
このように構成する実施例3においても、上記実施例と同様の作用効果を発揮することができる。
なお、上記実施例1及び2においては、寸法調整変形部20を取付けフランジ部6に設けた長孔20aで構成したが、長孔20aに代えて、取付けフランジ部6におけるプロジェクションボルト8近傍を委譲するようにビード形状部を形成することにより、寸法調整変形部20を構成するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、従来の車体側ブラケット7等を廃止して取付けフランジを直接車体に取付けるように構成したため、部品点数減少によるコストダウンが期待でき、しかも、車体側のボルト取付け孔を長孔形状にする必要が無いためボルトの締め付け力を最大限発揮させることができると共に、従来の特殊ナット等を使用しないために、特殊ナット同士の仮締め作業を無くすことができ、ステアリングメンバの取付け作業の完全自動化を図ることが期待できるために、自動車等の車両用のステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付け構造等に好適である。
自動車車体にステアリングメンバを取付けた状態を車室後方より概略的に描画した正面図である。 本発明の第1の実施例による図1のA円内を拡大して描画した斜視図である。 図2におけるB−B断面図で、ステアリングメンバにおける車体への取付け前の状態を示している。 図2におけるB−B断面図で、ステアリングメンバにおける車体への取付け途中の状態を示している。 図2におけるB−B断面図で、ステアリングメンバにおける車体への取り付けが完了した状態を示している。 本発明の第2の実施例による図1のA円内を拡大して描画した斜視図である。 本発明の第3の実施例による図1のA円内を車室後方から拡大して描画した正面図である。 図5のC−C断面図である。 従来の技術による図1のA円内を拡大して描画した斜視図である。 図7のD−D断面図である。 他の従来の技術による図1における要部縦断面図である。
符号の説明
1 ステアリングメンバ
1a 一端側
2b 他端側
2 車体
2a 運転席側サイドパネル
2b 助手席側サイドパネル
6 取付けフランジ
10 取付け機構
11 プロジェクトナット
20 寸法調整変形部
20a 長孔
20b 波形屈曲部

Claims (1)

  1. 車幅方向に延在してステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付け構造において、前記ステアリングメンバの一端側を基準として、他端側の長手方向寸法が調整可能な取付け機構を用いて前記車体に取付ける場合、
    前記取付け機構が、前記ステアリングメンバの他端側に固着された取付けフランジと、該取付けフランジにおける車室側対向面側に固着されたプロジェクトナットと、前記車体及び前記取付けフランジを挿通して前記プロジェクトナットに螺合するボルトと、前記プロジェクトナット近傍を囲繞するように前記取付けフランジに設けた寸法調整変形部とを有して構成し、前記プロジェクトナットへの前記ボルトの螺合によって前記寸法調整変形部が前記取付けフランジの一般部位に対して前記車体側に変形して、前記ステアリングメンバの車幅方向長さ寸法を調整可能に構成したことを特徴とするステアリングメンバの取付け構造。
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