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JP2006163383A - 情報処理装置、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法 Download PDF

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JP2006163383A
JP2006163383A JP2005330653A JP2005330653A JP2006163383A JP 2006163383 A JP2006163383 A JP 2006163383A JP 2005330653 A JP2005330653 A JP 2005330653A JP 2005330653 A JP2005330653 A JP 2005330653A JP 2006163383 A JP2006163383 A JP 2006163383A
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Kaname Tanimura
要 谷村
Takashi Aso
隆 麻生
Toshiichi Oshima
登志一 大島
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Abstract

【課題】 観察者に提供する情報をこの観察者が受けているのか否かに応じて、情報の提供を制御するための技術を提供すること。
【解決手段】 頭部装着型表示装置108の位置及び/又は姿勢に基づいて、頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、観察者に情報を提供する装置の制御処理に関するものである。
近年、仮想空間や複合現実空間(以下、本明細書では両空間を「仮想空間」と総称する)において、頭部装着型ディスプレイ(以下、HMD:Head Mounted Display/HHD:Hand Held Displayと略記)という液晶モニタを左右に設けたものを、頭部に装着することによって、3次元像を再現することが行われている(特許文献1参照)。
この技術を応用し、試作段階にあるデータをあたかもその場に存在するかのように表示し、デザイン等の検証をするといったことが可能になってきている。
特開平11−088913号公報
しかしながら、HMD/HHDは、通常液晶ディスプレイを使用者の両眼の前にメガネのように装着させる構造となっている。このため、使用者はHMD/HHDに表示されている像以外は目に入らない。また、多種多様なGUIを用意し、HMD/HHDに表示したとしても、解像度が十分ではないため、HMD/HHD越しに細かなGUIなどを目で確認しながら操作することはできない。よって、HMD/HHDの装着時の各種操作が容易にできず、作業に要する時間も長くなる、というような問題点も発生する。
また、観察者に仮想空間を提供するためのシステムを起動すると、HMD/HHDは常に画像を表示するので、観察者はこの画像を観察することで仮想空間を見ることができる。しかしながら、観察者が一度現場を離れるなどの理由で、HMD/HHDを机の上などに置いて退出すると、HMD/HHDに表示されている画像は誰も見ることがないので、この表示は無駄なものとなる。
また、このようなシステムは画像だけでなく音声も提供することがあるが、このようなシステムにおいても、このような問題は生じうる問題である。以上のような問題は、観察者に情報を提供するシステムを駆動する電源に無駄があるということでもある。よって、システムが提供する情報を観察者が受けていない場合には、その状況に応じて、情報の提供を制御する必要がある。
本発明は以上の問題を鑑みて成されたものであり、観察者に提供する情報をこの観察者が受けているのか否かに応じて、情報の提供を制御するための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する入力手段と、
前記入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置の位置姿勢を入力する入力手段と、
前記入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置に取り付けられており、当該第1の表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力手段と、
所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と、
前記位置姿勢入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力手段と、
各種の指示を入力するための入力手段と、
前記位置姿勢入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
各種の指示を入力するための入力手段と、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する入力工程と、
前記入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記表示装置の電源を制御することを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置の位置姿勢を入力する入力工程と、
前記入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置に取り付けられており、当該第1の表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御することを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力工程と、
前記位置姿勢入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と
を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御することを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、各種の指示を入力するための入力手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力工程と、
前記位置姿勢入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
各種の指示を入力するための入力手段と
を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御することを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられているセンサでもって、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する工程と、
観察者の瞳位置を検出する工程と、
前記瞳位置より、観察者が正しく装着しているかどうかを判別する工程と、
前記判断の結果に応じて、前記観察者に対する音声通知を制御する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられているセンサでもって、当該観察者が当該表示装置の表示画面を見た場合の視線の有無を検出する工程と、
前記視線が有ると連続して検出している時間に応じて、前記観察者に通知する画像の表示制御を行う工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置を見る観察者の生体情報を入力する工程と、
前記生体情報に基づいて前記観察者を認証する工程と、
前記認証が成功した場合には、前記観察者に応じた画像の表示制御を行う工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられているセンサでもって、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する工程と、
観察者の瞳位置を検出する工程と、
前記瞳位置より、観察者が正しく装着しているかどうかを判別する工程と、
前記観察者が正しく装着していると判別した場合には、その旨を報知する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する手段と、
観察者の瞳位置を検出する手段と、
前記瞳位置より、観察者が正しく装着しているかどうかを判別する手段と、
前記観察者が正しく装着していと判別した場合には、その旨を報知する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、観察者に提供する情報をこの観察者が受けているのか否かに応じて、情報の提供を制御することができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係るシステムでは、HMD/HHD(以下、この装置を含んで単に「表示装置」と呼称する)を用いて仮想空間を観察する観察者が、この表示装置の表示画面を見ているのか否かを判定する。判定の結果、見ていない場合には表示装置による画像表示は無駄なものと判断し、この表示装置の電源をオフにし、逆に見ていれば、表示装置による画像表示は有効なものと判断し、この表示装置の電源をオンにする。以下、このようなシステムについて説明する。
図1は、本実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図である。
同図において101はビデオカメラで、観察者の頭部に装着する頭部装着型表示装置(Head Mounted Display、以下HMDと呼称する)108に設置されるものであり、自身の位置姿勢に応じて見える現実空間を連続して撮像する。撮像した各フレームの画像信号は画像入力部102に出力される。なお、ビデオカメラ101は、観察者の視点として用いることから、観察者が自身の頭部に頭部装着型表示装置108を装着した際に、観察者の視点(目)の位置にできるだけ近い位置に設けるようにする。
なお、以下の説明は、頭部装着型表示装置108の代わりに、体験者が手で保持するタイプの表示装置(Hand Held Display、以下HHDと呼称する)を用いても同様である。
102は画像入力部で、ビデオカメラ101から受けた画像信号をディジタル画像データとして後段の画像合成部103に送出する。
104は位置姿勢センサで、頭部装着型表示装置108に取り付けられており、不図示のトランスミッタが発する磁場の変化を検知し、検知した結果の信号を位置姿勢計測部105に出力するものである。検知した結果の信号は、トランスミッタの位置を原点とし、この原点の位置で互いに直交する3軸をx、y、z軸とする座標系(以下、センサ座標系と呼称する)において、位置姿勢センサ104の位置姿勢に応じて検知される磁場の変化を示す信号である。位置姿勢計測部105は、この信号に基づいて、センサ座標系における位置姿勢センサ104の位置姿勢を求める。位置姿勢計測部105が求めたセンサ座標系における位置姿勢センサ104の位置姿勢を示すデータは後段の画像生成部107に送出される。
画像生成部107は、このデータが示す「センサ座標系における位置姿勢センサ104の位置姿勢」に、予め測定した「位置姿勢センサ104とビデオカメラ101との位置姿勢関係」を加算して、「センサ座標系におけるビデオカメラ101の位置姿勢」を求める。予め測定した「位置姿勢センサ104とビデオカメラ101との位置姿勢関係」を示すデータは後述する仮想空間データベース106に予め保存されているものとする。
106は仮想空間データベースで、仮想空間を構成する1以上の仮想物体に係るデータが登録されているデータベースである。ここで、仮想物体に係るデータとは、例えば仮想物体をポリゴンでもって構成する場合、各ポリゴンの頂点データ、ポリゴンの法線データ、テクスチャデータ、仮想物体の初期位置データなど、仮想物体の映像を描画するために必要なデータである。また仮想空間データベース106には上述の通り、予め測定した「位置姿勢センサ104とビデオカメラ101との位置姿勢関係」を示すデータも保持されている。
よって画像生成部107は、仮想空間データベース106が保持する仮想物体に係るデータを用いて、仮想空間中に仮想物体を配置する。そして、これを位置姿勢計測部105が求めた位置姿勢の視点(ビデオカメラ101)から見える仮想空間の映像を生成し、生成した画像のデータを画像合成部103に送出する。
画像合成部103は、画像入力部102から受けた現実空間の画像上に、画像生成部107から受けた仮想空間の画像を重畳させて、頭部装着型表示装置108に送出する。頭部装着型表示装置108には周知の通り、表示部が設けられている。この表示部は、観察者が頭部装着型表示装置108を頭部に装着したときに眼前に位置するように頭部装着型表示装置108に装着されたものであり、画像合成部103から送出された画像信号に基づいた画像を表示する。従って観察者の眼前には画像合成部103が生成した画像(現実空間の画像上に仮想空間の画像が重畳された画像)が提供されることになる。
110は装着状態検出部で、観察者が頭部装着型表示装置108に表示される画像を見ているのか否かを判断する。
109は電源制御部で、装着状態検出部110による判断結果に基づいて、頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフ制御を行う。即ち、電源制御部109は、装着状態検出部110から「観察者は頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ている」旨の通知を受けた場合には頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。しかしながら、装着状態検出部110から「観察者は頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていない」旨の通知を受けた場合には頭部装着型表示装置108の電源をオフにする処理を行う。
図2は、現実物体としての机の上に配置された仮想物体としてのポットを、頭部装着型表示装置108を自身の頭部202に装着した観察者201が観察している様子を示す図である。同図において204は上記机で、205が上記ポットである。また、201は上記観察者で、頭部202には頭部装着型表示装置108を装着している。また頭部装着型表示装置108には同図に示す如く、位置姿勢センサ104、ビデオカメラ101が装着されている。よって、ビデオカメラ101は、観察者201の頭部202の位置姿勢に応じて見える現実空間の画像を撮像することになる。また、位置姿勢センサ104は、観察者201の頭部202の位置姿勢に応じてその位置姿勢を変化させるので、変化した位置姿勢を計測する。
203は観察者201が頭部装着型表示装置108を自身の頭部からはずす際に、はずした頭部装着型表示装置108を置く、置き台である。また置き台203は、最初に頭部装着型表示装置108を置く台でもある。
図16は、本実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。同図に示す如く、システムはコンピュータ1600、頭部装着型表示装置108、位置姿勢計測装置1660により構成されている。
先ずコンピュータ1600について説明する。1601はCPUで、RAM1602やROM1603に格納されているプログラムやデータを用いてコンピュータ1600全体の制御を行うと共に、コンピュータ1600が行う後述の各処理を実行する。なお、図1に示した画像生成部107、画像合成部103、装着状態検出部110は、このCPU1601が有する機能の一部として動作する。
1602はRAMで、外部記憶装置1607からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリア、後段のI/F1608、1609のそれぞれを介して受信したデータを一時的に記憶するためのエリアを備える。さらに、CPU1601が各種の処理を行う際に用いるワークエリアを備える。
1603はROMで、コンピュータ1600の設定データやブートプログラムなどを格納する。
1604、1605はそれぞれキーボード、マウスで、各種の指示をCPU1601に対して入力することができる。
1606は表示装置で、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU1601による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。
1607は外部記憶装置で、ハードディスクドライブ装置などの大容量情報記憶装置により構成されており、ここにOS(オペレーティングシステム)や、コンピュータ1600が行う後述の各処理をCPU1601に実行させるためのプログラムやデータが保存されている。これらの一部もしくは全部はCPU1601の制御に従ってRAM1602にロードされ、CPU1601がこれを用いることで、コンピュータ1600は(コンピュータ1600が行う)後述する各処理を実行することになる。なお、図1に示した仮想空間データベース106はこの外部記憶装置1607が有する機能の一部として動作する。
1608はI/Fで、頭部装着型表示装置108を本コンピュータ1600に接続するためのものであり、このI/F1608を介してコンピュータ1600は頭部装着型表示装置108とのデータ通信を行うことになる。なお、図1に示した画像入力部102はこのI/F1608が有する機能の一部として動作する。
1609はI/Fで、位置姿勢計測装置1660を本コンピュータ1600に接続するためのものであり、このI/F1609を介してコンピュータ1600は位置姿勢計測装置1660からのデータを受けることができる。
1610は上述の各部を繋ぐバスである。
なお、コンピュータ1600の代わりに、同様の処理を行うための専用ハードウェアを用いても良いし、ワークステーションなどを用いるようにしても良い。
次に、頭部装着型表示装置108について説明する。頭部装着型表示装置108は上述の通りビデオカメラ101、位置姿勢センサ104が備わっていると共に、電源制御装置1650が備わっている。この電源制御装置1650はコンピュータ1600からの指示に応じて頭部装着型表示装置108の電源をオン/オフする。なお、図1に示した電源制御部109はこの電源制御装置1650に相当する。
次に、位置姿勢計測装置1660について説明する。位置姿勢計測装置1660は、上記位置姿勢計測部105に相当するものであり、位置姿勢センサ104から受けた信号をディジタルデータとしてI/F1609に送出する。
以下では、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かのチェック処理の様々な形態について説明する。
<チェック処理1>
頭部装着型表示装置108は使用されていないときには置き台203の上に置かれている。この置き台203に置かれている位置を以降、初期位置と呼称する場合がある。そして、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ている場合、当然ながら、頭部装着型表示装置108は置き台203の上にはなく、観察者の頭部に装着されている。即ち、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かのチェックは、頭部装着型表示装置108が置き台203の上にあるか否かをチェックすれば成される。
よって、頭部装着型表示装置108が置き台203の上にあるか否かのチェックを行うために、ビデオカメラ101の位置を用いる。先ず、頭部装着型表示装置108を置き台203の上に置き、そのときのセンサ座標系における位置(置き台203上の所定の位置)を初期位置として計測し、データとして仮想空間データベース106に登録しておく。
よって、観察者が何もしなければ、ビデオカメラ101の位置は、この初期位置と略同じである。即ち、ビデオカメラ101と初期位置との距離は略0である。しかし、観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとすると、この距離が0ではなくなる。そこで装着状態検出部110はこの距離を常に求めており、この距離が所定距離以上であれば、観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとしていると判断し、その旨を電源制御部109に通知する。それにより、電源制御部109は頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。一方、所定距離よりも小さい場合には、観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとしていないと判断し、その旨を電源制御部109に通知する。それにより、電源制御部109は頭部装着型表示装置108の電源をオフにする。
このように、初期位置との距離に応じて、頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフ制御処理を行う。なお、この「所定距離」はシステムの構築に応じて適宜決めればよい。
なお、電源のオン/オフ制御処理はこれ以外にも例えば、位置姿勢計測部105が求めたビデオカメラ101の姿勢が略90度鉛直上向きである場合には、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。すなわち、観察者が置き台203の上に置かれている頭部装着型表示装置108を手にとって自身の頭部に装着しようとしていると判断し、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。
また、頭部装着型表示装置108の置き台203の上における初期位置姿勢を予め求めておき、現在のビデオカメラ101の位置姿勢がこの初期位置姿勢から所定量以上異なっていれば、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。すなわち、観察者が置き台203の上に置かれている頭部装着型表示装置108を手にとって自身の頭部に装着しようとしていると判断し、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする、というようにしても良い。このように、置き台203の上に置かれている頭部装着型表示装置108を、観察者が自身の頭部に装着しようとしている/いないを判断するためのビデオカメラ101の位置成分、姿勢成分の使用方法については特に限定するものではない。
図3は、コンピュータ1600が行う<チェック処理1>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図3のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。
先ず、以下の処理を行う前段で、置き台203の上における頭部装着型表示装置108の初期位置(センサ座標系における位置)を計測しておき、データとして外部記憶装置1607に登録しておく(ステップS0)。
そして、本システムを起動する(ステップS1)。そして、頭部装着型表示装置108に備わっている位置姿勢センサ104から位置姿勢計測装置1660に、「センサ座標系における位置姿勢センサ104の位置姿勢」を示す信号が入力される。位置姿勢計測装置1660はこれをデータとしてI/F1609を介してRAM1602に送出する。CPU1600は、このデータが示す「センサ座標系における位置姿勢センサ104の位置姿勢」に、予め測定した「位置姿勢センサ104とビデオカメラ101との位置姿勢関係」を加算して、「センサ座標系におけるビデオカメラ101の位置姿勢」を求める(ステップS2)。
そして、外部記憶装置1607にステップS0で予め登録されている初期位置とステップS2で求めた位置との距離を求め(ステップS3)、この距離が所定距離以上であるのか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4における処理は換言すれば、観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとしているのか否かを判断する処理である。
そしてステップS3で求めた距離が所定距離以上である場合(観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとしている場合)、処理をステップS5に進める。CPU1600は頭部装着型表示装置108に備わっている電源制御装置1650に電源をオンにする指示を送出する(ステップS5)ので、電源制御装置1650は、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。
一方、ステップS3で求めた距離が所定距離よりも小さい場合(観察者が頭部装着型表示装置108を自身の頭部に装着しようとしていない場合)、処理をステップS6に進める。CPU1600は頭部装着型表示装置108に備わっている電源制御装置1650に電源をオフにする指示を送出する(ステップS6)ので、電源制御装置1650は、頭部装着型表示装置108の電源をオフにする。
そして、以上の処理の終了指示が例えば、コンピュータ1600に備わっているキーボード1604やマウス1605などでもって入力され、CPU1600がこれを検知した場合には本処理を終了する(ステップS7のYes)。検知していない場合には処理をステップS2に戻し(ステップS7のNo)、以降の処理を繰り返す。
<チェック処理2>
チェック処理2では、電源制御装置1650として、視線検出装置を用いる。即ち、チェック処理2を行うためには、頭部装着型表示装置108の表示部の近傍位置、且つ頭部装着型表示装置108を頭部に装着した観察者がこの表示部を見た場合に、その視線を検出可能な位置に視線検出装置を装着する。そして視線検出装置によりこのような視線が検出された場合には、コンピュータ1600にその旨を通知する。CPU1600は、この通知を受けると観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていると判断し、電源制御装置1650に頭部装着型表示装置108の電源をオンにするよう、指示する。よって、電源制御装置1650は、頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。
一方、視線検出装置が上記視線を検出しなかった場合には、コンピュータ1600にその旨を通知する。CPU1600はこの通知を受けると観察者は頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていないと判断し、電源制御装置1650に頭部装着型表示装置108の電源をオフにするよう、指示する。よって、電源制御装置1650は、頭部装着型表示装置108の電源をオフにする。
図4は、コンピュータ1600が行う<チェック処理2>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図4のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図4に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS42では、視線検出装置により観察者の視線検出処理を行うので、その検出結果を受ける。視線検出処理については周知の技術であるので、ここでの説明は省略する。そしてCPU1600はこの検出結果を参照し、視線が検出されていれば処理をステップS43を介してステップS5に進める。ステップS5における処理は上述の通りである。
一方、視線を検出できなかった場合には処理をステップS43を介してステップS6に進める。ステップS6における処理は上述の通りである。
<チェック処理3>
チェック処理3では、頭部装着型表示装置108にスイッチを設け、観察者は、頭部装着型表示装置108でもって画像を見たい場合にはこのスイッチを押下する。スイッチが押下されていれば電源制御装置1650はスイッチが押下されている旨をコンピュータ1600に通知する。コンピュータ1600はこの通知を受けると「頭部装着型表示装置108を使用している」と解釈し、頭部装着型表示装置108の電源がオンにする指示を電源制御装置1650に通知する。この通知に基づき、電源制御装置1650は頭部装着型表示装置108の電源をオンにする。
図5は、コンピュータ1600が行う<チェック処理3>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図5のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図5に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS52では、電源制御装置1650に備わっているスイッチの押下状態が電源制御装置1650によって検知されるので、この検出結果を受ける。そしてCPU1600はこの検出結果を参照し、スイッチが押下されていれば処理をステップS53を介してステップS5に進める。ステップS5における処理は上述の通りである。
一方、スイッチが押下されていなければ処理をステップS53を介してステップS6に進める。ステップS6における処理は上述の通りである。
以上の説明により、本実施形態によって、観察者に提供する画像をこの観察者が見ているのか否かに応じて、頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフ制御を行うことができ、システムの電力を省電力化することができる。
なお、本実施形態に係るセンサは磁気センサを用いているが、これに限定するものではなく、その他にも例えば、光学式センサ、超音波式センサ、機械式センサなどを、用途に応じて使い分けるようにしても良い。
また、本実施形態では現実空間と仮想空間とを合成した画像を観察者に提供するためのシステムにおける頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフ制御について説明した。しかしながら、単に仮想空間のみを観察者に提供する(仮想空間の画像のみを頭部装着型表示装置108に表示する)システムに対しても、上記「頭部装着型表示装置108の電源のオン/オフ制御」を適用することができる。さらに、適用対象のシステムは以上のようなシステムに限定するものではない。
[第2の実施形態]
本実施形態に係るシステムは、現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳させて頭部装着型表示装置108に出力する処理に加え、音声入力を可能とする。音声入力は、所望の指示を音声で入力することによりなされる。音声入力は頭部装着型表示装置108に表示されている画像を観察者が見ている時には行うことができるのであるが、見ていないときには、音声入力は行うことができない。以下ではこのようなシステムについて説明する。
図6は、本実施形態に係る機能構成を示すブロック図である。なお、同図において図1に示したものと同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。
701は音声入力部で、観察者から発せられた音声を入力する為のものである。702は音声情報変換部で、音声入力部701から入力された音声を、本システムが解釈可能な命令に変換する処理を行う。変換した命令は画像生成部107に送出され、ここで命令に応じた画像が生成される。
また、710は電源制御部で、第1の実施形態と同様に、装着状態検出部110からの通知に応じて電源のオン/オフ制御処理を行う。しかしながら、第1の実施形態と異なるのは電源のオン/オフ制御処理の対象が頭部装着型表示装置108ではなく、音声入力部701、及び音声情報変換部702である点にある。
図17は、本実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。本実施形態に係るシステムは第1の実施形態に係るシステムに加えて音声入力装置1701、音声入力装置用のI/F1611が備わっている点、頭部装着型表示装置108には電源制御装置が備わっていない点が第1の実施形態とは異なる。
音声入力装置1701には図6に示した音声入力部701、電源制御部710が備わっている。
図7は、コンピュータ1600が行う音声入力装置1701の電源制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図7のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図7に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS4において、外部記憶装置1607にステップS0で予め登録されている初期位置とステップS2で求めた位置との距離が所定距離以上であると判断した場合には、処理をステップS75に進める。CPU1600は音声入力装置1701に備わっている音声入力部701をオンにする指示を音声入力装置1701に送出する(ステップS75)。それと共に、音声入力装置1701に備わっている音声情報変換部702をオンにする指示を音声入力装置1701に送出する(ステップS76)ので、音声入力装置1701は、音声入力部701、音声情報変換部702の電源をオンにする。
その結果、音声入力装置1701には音声が入力可能となるし、入力した音声をシステムが解釈可能な命令に変換することができる。
一方、ステップS3で求めた距離が所定距離よりも小さい場合、処理をステップS77に進め、CPU1600は音声入力装置1701に備わっている音声入力部701をオフにする指示を音声入力装置1701に送出する(ステップS77)。それと共に、音声入力装置1701に備わっている音声情報変換部702をオフにする指示を音声入力装置1701に送出する(ステップS78)ので、音声入力装置1701は、音声入力部701、音声情報変換部702の電源をオフにする。
以上の処理により、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かに応じて、音声入力装置1701の電源のオン/オフ制御処理を行うことができる。
なお、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理については、第1の実施形態でも説明したように、これ以外にも考えられる。例えば、上記視線検出装置を用いた視線検出によって判断しても良い。この場合、視線を検出した場合には音声入力装置1701の電源をオンにし、検出していなければオフにする。
また、頭部装着型表示装置108に設けた上記スイッチの押下状態でもって、判断するようにしても良い。この場合、スイッチが押下されていれば音声入力装置1701の電源をオンにし、押下されていなければオフにする。
このように、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理は様々なものが考えられる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係るシステムは、頭部装着型表示装置108と液晶表示装置とを有し、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていれば頭部装着型表示装置108の電源をオン、液晶表示装置の電源をオフにする。一方、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていなければ頭部装着型表示装置108の電源をオフにし、液晶表示装置の電源をオンにする。以下、このようなシステムについて説明する。
図8は、本実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図である。なお、同図において図1と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。
801は表示先切り替え部で、装着状態検出部110による判断結果に基づいて、液晶表示装置802,頭部装着型表示装置108の電源をオン/オフにする処理を行う。装着状態検出部110が行う処理は第1の実施形態と同様である。即ち、本実施形態においても装着状態検出部110は、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理を行う。い、表示先切り替え部801はこの判断処理結果に従って、液晶表示装置802、頭部装着型表示装置108のうち一方をオンにし、他方をオフにする処理を行う。
図18は、本実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。本実施形態に係るシステムは第1の実施形態に係るシステムに液晶表示装置802、液晶表示装置用のI/F1612が加わった構成となる。液晶表示装置802には頭部装着型表示装置108が有する電源制御装置1650と同様の電源制御装置1802が備わっており、コンピュータ1600から指示に従って液晶表示装置802の電源のオン/オフ制御処理を行う。
図9は、現実物体としての机の上に配置された仮想物体としてのポットを、頭部装着型表示装置108を自身の頭部202に装着した観察者が観察している様子を示す図である。同図において図2と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。図9では、液晶表示装置802は机204の上に配置されており、観察者201は、頭部装着型表示装置108に表示された画像と、液晶表示装置802に表示された画像の両方を見ることができる。よって、上述の通り、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かに応じて何れか一方の表示装置に画像が表示されることになるが、観察者201はその何れに表示された画像も見ることができる。
図10は、コンピュータ1600が行う液晶表示装置802、頭部装着型表示装置108それぞれの電源制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図10のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図10に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS4において、外部記憶装置1607にステップS0で予め登録されている初期位置とステップS2で求めた位置との距離が所定距離以上であると判断した場合には、処理をステップS105に進める。CPU1600は先ず電源制御装置1650に電源をオンにする指示を送出すると共に、現実空間と仮想空間との合成画像を頭部装着型表示装置108に出力する(ステップS105)。このとき、液晶表示装置802の電源制御装置1802には電源をオフにする指示を送出するので、このとき液晶表示装置802の電源はオフとなる。
一方、ステップS3で求めた距離が所定距離よりも小さい場合、処理をステップS106に進める。CPU1600は先ず電源制御装置1650に電源をオフにする指示を送出すると共に、液晶表示装置802の電源制御装置1802には電源をオンにする指示を送出し、現実空間と仮想空間との合成画像を液晶表示装置802に出力する(ステップS106)。
これにより、観察者が見ているであろう方の表示装置に画像を表示することができる。
なお、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理については、第1の実施形態でも説明したように、これ以外にも考えられる。例えば上記視線検出装置を用いた視線検出によって判断しても良い。この場合、視線を検出した場合には頭部装着型表示装置108の電源をオンにし、検出していなければオフにする。
また、頭部装着型表示装置108に設けた上記スイッチの押下状態でもって、判断するようにしても良い。この場合、スイッチが押下されていれば頭部装着型表示装置108の電源をオンにし、押下されていなければオフにする。
このように、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理は様々なものが考えられる。
また上述の処理では、観察者が見ていないであろう方の表示装置の電源はオフにしているが、オフにしなくても良い。
また、本実施形態では液晶表示装置802、頭部装着型表示装置108のそれぞれの電源のオン/オフ制御処理を行っている。しかしながら、電源はそれぞれ共にオンにしておき、表示対象の画像の出力先を液晶表示装置802、頭部装着型表示装置108の何れかに切り替えるようにしても良い。その場合、上記説明で「電源をオンにする」という部分を「画像の出力先とする」と読み替え、「電源をオフにする」という部分を「画像の出力先としない」と読み替えれば良い。
[第4の実施形態]
本実施形態では、ユーザが頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かに応じて液晶表示装置802に表示するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の表示サイズを変化させる。本実施形態では頭部装着型表示装置108、液晶表示装置802の両方に画像が出力される。しかしながら、頭部装着型表示装置108の表示部が有する表示解像度が低いと、いくら液晶表示装置802の解像度が高くても、観察者はこの表示部を介して液晶表示装置802の表示画面を見るので、小さい文字などはつぶれて見えにくい。
そこで、液晶表示装置802にGUIを表示する場合に、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていない場合には通常のサイズのGUIを液晶画面に表示する。一方、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのであれば、液晶表示装置802に表示するGUIの表示サイズを大きくする。これにより、いくら頭部装着型表示装置108の表示部の表示解像度が低くても、GUI上の文字を見ることができる。
図11は、液晶表示装置802におけるGUIの表示サイズの変更を示す図である。観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ていない場合には、同図1001に示す如く、通常のサイズでもってGUIを表示する、一方、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ている場合には、同図1002に示す如く、通常のサイズよりも大きいサイズでもってGUIを表示する。
図12は、本実施形態に係るシステムの機能構成を示す図である。同図において、図8と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。同図において1201は解像度切り替え部で、装着状態検出部110による判断結果に基づいて、液晶表示装置802に表示するGUIのサイズを変更する。装着状態検出部110が行う処理は第1の実施形態と同様である。即ち、本実施形態においても装着状態検出部110は、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理を行う。そして、解像度切り替え部1201はこの判断処理結果に従って、液晶表示装置802に表示するGUIのサイズの変更処理を行う。
なお、本実施形態に係るシステムの基本構成については基本的には第3の実施形態と同じである。
図13は、コンピュータ1600が行う液晶表示装置802に表示するGUIのサイズの変更処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図13のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図13に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS4において、外部記憶装置1607にステップS0で予め登録されている初期位置とステップS2で求めた位置との距離が所定距離以上であると判断した場合には、処理をステップS1305に進める。CPU1600は液晶表示装置802に表示すべきGUIのサイズを大きくし、液晶表示装置802に出力する(ステップS1305)。
一方、ステップS3で求めた距離が所定距離よりも小さい場合、処理をステップS1306に進める。CPU1600は液晶表示装置802に表示すべきGUIを通常のサイズ(ステップS1305で表示するGUIのサイズよりは小さいサイズ)でもって液晶表示装置802に出力する(ステップS1306)。
なお、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理については、第1の実施形態でも説明したように、これ以外にも考えられる。例えば上記視線検出装置を用いた視線検出によって判断しても良い。この場合、視線を検出した場合には液晶表示装置802に表示するGUIのサイズを大きくし、視線を検出していない場合には液晶表示装置802に表示するGUIのサイズを通常のサイズにする。
また、頭部装着型表示装置108に設けた上記スイッチの押下状態でもって、判断するようにしても良い。この場合、スイッチが押下されていれば液晶表示装置802に表示するGUIのサイズを大きくし、スイッチが押下されていなければ液晶表示装置802に表示するGUIのサイズを通常のサイズにする。
このように、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理は様々なものが考えられる。
[第5の実施形態]
本実施形態に係るシステムは、次の通りである。即ち、キーボード1604やマウス1605等の入力装置からの各種の指示入力を、頭部装着型表示装置108に表示されている画像を観察者が見ている時には行うことができるが、見ていないときには指示入力は行うことができない。以下ではこのようなシステムについて説明する。
図14は、本実施形態に係る機能構成を示すブロック図である。なお、同図において図1に示したものと同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。
1401は入力装置制御部で、入力部1402からの指示入力を許可するのか否かを、装着状態検出部110からの通知に応じて判断する。入力部1401は、キーボード1604やマウス1605等の入力装置に相当するものである。
なお、本実施形態に係るシステムの基本構成については、第1の実施形態と同じである。
図15は、コンピュータ1600が行うキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの指示入力の入力制御処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU1600に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置1607に保存されている。これをCPU1600の制御によりRAM1602にロードし、CPU1600がこれを用いて処理を行うことで、コンピュータ1600は後述する各処理を行うことになる。なお、図15のフローチャートに従った処理は、例えば、本システムが観察者に対して情報(本実施形態では現実空間の画像上に仮想空間の画像を重畳した画像)を提供するための処理中にサブルーチンとして常に呼び出されるものである。また、図15に示した各ステップにおいて、図3と同じ処理ステップについては同じステップ番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS4において、外部記憶装置1607にステップS0で予め登録されている初期位置とステップS2で求めた位置との距離が所定距離以上であると判断した場合には、処理をステップS1505に進める。CPU1600はキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの入力指示を受け付ける(ステップS1505)。
一方、ステップS3で求めた距離が所定距離よりも小さい場合、処理をステップS1506に進める。CPU1600はキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの入力指示を受け付けない(ステップS1506)。
なお、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理については、第1の実施形態でも説明したように、これ以外にも考えられる。例えば、上記視線検出装置を用いた視線検出によって判断しても良い。この場合、視線を検出した場合にはキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの指示入力を受け付ける。
また、頭部装着型表示装置108に設けた上記スイッチの押下状態でもって、判断するようにしても良い。この場合、スイッチが押下されていればキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの指示入力を受け付ける。
このように、観察者が頭部装着型表示装置108に表示されている画像を見ているのか否かの判断処理は様々なものが考えられる。
[第6の実施形態]
上記各実施形態では、観察者がHMD108に表示されている画像を見ているのか否かに応じて、様々な情報(画像、音声)の提供方法を切り替える構成について説明した。しかしながら、提供する情報が異なっても基本的な処理は同じであるので、上記各実施形態、及び以下の各実施形態は適宜組み合わせて用いることが可能である。また、提供する情報はこれ以外にも考えられ、画像、音声のみに限定するものではない。
[第7の実施形態]
上記各実施形態では、観察者がHMD108に表示されている画像を見ているのか否かに応じて、様々な情報(画像、音声)の提供方法を切り替える構成について説明した。しかしながら、同様の原理で観察者がHMD108を適切に装着しているか否かに応じて、観察者に適切な装着を促すものが考えられる。
例えば、先ず、HMD108が有する表示部に取り付けられた上記視線検出装置でもって観察者の視線を検知する。更に、このセンサでもって、観察者の瞳位置を検出する。その結果、観察者の瞳位置が所定の位置ではない場合(例えば表示部の正面に2つの瞳が位置していない場合)には、観察者がHMD108を適切に頭部に装着していないと判断することができる。なお、観察者がHMD108を適切に頭部に装着しているか否かを判断するための構成についてはこれに限定するものではない。
そして、観察者がHMD108を適切に頭部に装着していない場合には、正しく装着するよう促す為の報知を行う。報知形態としては、例えば、音声にて行うようにしても良いし、上記様々な表示装置を用いて表示にて行うようにしても良い。
一方、観察者の瞳位置が所定の位置である場合(例えば表示部の正面に2つの瞳が位置している場合)には、観察者がHMD108を適切に頭部に装着していると判断することができるので、その場合には、上記実施形態と同様の処理を行う。
なお、このように、観察者がHMD108を適切に頭部に装着しているか否かを瞳位置に基づいて判断し、その判断結果に応じて行う一連の処理についてはコンピュータ1600が行う。
[第8の実施形態]
本実施形態では、上記視線検出装置によって視線が有ると連続して検出している時間をコンピュータ1600が計時する。そして、計時した時間が所定時間以上である場合、画像を連続して観察することに起因して生ずる目の疲れなどを考慮し、HMD108を頭部から外して休憩する旨の報知を観察者に対して行う。なお、報知の形態としては、例えば、音声にて行うようにしても良いし、HMD108が有する表示部にその旨を表示するようにしても良い。
一方、コンピュータ1600は上記視線検出装置にて視線がない旨を検出している時間についても計時する。そして、視線が有ることを検出していない時間が連続して所定時間に達しないのに、HMD108を頭部に装着した(即ち視線検出装置が視線を検出した)場合には、観察者の休憩時間が短いことに起因して、もう少し休憩する旨を報知する。この報知形態についても特に限定するものではなく、例えば、上記のように音声や表示にて行うようにする。
[第9の実施形態]
本実施形態では上記実施形態に加え、個人固有の生体情報(人間の虹彩、指紋、静脈など)を利用し、適切な権限を持った観察者にのみコンテンツを表示する。このような生体情報の利用については、例えば、これらのような生体情報を検知するセンサをコンピュータ1600に取り付け、本システムの利用前にこのセンサにより生体情報を読み取ってコンピュータ1600に送出する。そして、コンピュータ1600側で認証処理を行うようにすればよい。
そして認証が成功した場合には、上記実施形態と同様に、システムを動作させる。なおその際には、認証した観察者が権限を有するユーザである場合、この観察者のみが閲覧可能な情報をHMD108が有する表示部に表示するようにしても良い。一方、認証が失敗した場合には、適切な観察者ではないと判断し、例えば、その旨をHMD108が有する表示部などに表示する。
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、カメラのCPUやMPUが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、カメラが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、カメラ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、カメラに挿入された機能拡張カードやカメラに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャート(機能構成)に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図である。 現実物体としての机の上に配置された仮想物体としてのポットを、頭部装着型表示装置108を自身の頭部202に装着した観察者が観察している様子を示す図である。 コンピュータ1600が行う<チェック処理1>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。 コンピュータ1600が行う<チェック処理2>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。 コンピュータ1600が行う<チェック処理3>による頭部装着型表示装置108の電源制御処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る機能構成を示すブロック図である。 コンピュータ1600が行う音声入力装置1701の電源制御処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るシステムの機能構成を示すブロック図である。 現実物体としての机の上に配置された仮想物体としてのポットを、頭部装着型表示装置108を自身の頭部202に装着した観察者が観察している様子を示す図である。 コンピュータ1600が行う液晶表示装置802、頭部装着型表示装置108それぞれの電源制御処理のフローチャートである。 液晶表示装置802におけるGUIの表示サイズの変更を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るシステムの機能構成を示す図である。 コンピュータ1600が行う液晶表示装置802に表示するGUIのサイズの変更処理のフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る機能構成を示すブロック図である。 コンピュータ1600が行うキーボード1604やマウス1605等の入力装置からの指示入力の入力制御処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るシステムの基本構成を示すブロック図である。

Claims (28)

  1. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記入力手段が入力した位置と前記表示装置の初期位置との距離が所定距離以上である場合には前記表示装置の電源をオンにし、当該距離が当該所定距離よりも小さい場合には前記表示装置の電源をオフにすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記入力手段が入力した姿勢が略鉛直上向きであれば前記表示装置の電源をオフにし、当該姿勢が略鉛直上向きでなければ前記表示装置の電源をオンにすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段が前記視線を検出した場合には前記表示装置の電源をオンにし、前記検出手段が前記視線を検出していない場合には前記表示装置の電源をオフにすることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記表示装置の電源をオフにした場合には、前記表示装置とは異なる表示装置の電源をオンにすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記表示装置の電源をオンにした場合には、前記表示装置とは異なる表示装置の電源をオフにすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置の位置姿勢を入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置に取り付けられており、当該第1の表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力手段と、
    所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と、
    前記位置姿勢入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力手段と、
    各種の指示を入力するための入力手段と、
    前記位置姿勢入力手段が入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  13. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    各種の指示を入力するための入力手段と、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する入力工程と、
    前記入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記表示装置の電源を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  15. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記表示装置の電源を制御することを特徴とする情報処理方法。
  16. 観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置の位置姿勢を入力する入力工程と、
    前記入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  17. 観察者の眼前に画像を表示する為の第1の表示装置に取り付けられており、当該第1の表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記第1の表示装置とは異なる第2の表示装置に表示するGUIのサイズを制御することを特徴とする情報処理方法。
  18. 所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力工程と、
    前記位置姿勢入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  19. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    所望の指示を示す音声を入力するための音声入力手段と
    を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記音声入力手段の電源を制御することを特徴とする情報処理方法。
  20. 各種の指示を入力するための入力手段を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置の位置姿勢を入力する位置姿勢入力工程と、
    前記位置姿勢入力工程で入力した位置及び/又は姿勢に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  21. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する検出手段と、
    各種の指示を入力するための入力手段と
    を有する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記検出手段による前記視線の検出の有無に基づいて、前記入力手段からの指示受付の可否を制御することを特徴とする情報処理方法。
  22. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられているセンサでもって、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する工程と、
    観察者の瞳位置を検出する工程と、
    前記瞳位置より、観察者が正しく装着しているかどうかを判別する工程と、
    前記観察者が正しく装着していると判別した場合には、その旨を報知する工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  23. 更に、前記視線が有ると連続して検出している時間が所定時間以上である場合には、所定のメッセージを報知する工程を備えることを特徴とする請求項15に記載の情報処理方法。
  24. 更に、前記視線が有ることを検出していない時間が連続して所定時間以上である場合には、所定のメッセージを報知する工程を備えることを特徴とする請求項15に記載の情報処理方法。
  25. 更に、
    観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置を見る観察者の生体情報を入力する工程と、
    前記生体情報に基づいて前記観察者を認証する工程と、
    前記認証が成功した観察者に応じた画像の表示制御を行う工程と
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  26. 観察者の眼前に画像を表示する為の表示装置に取り付けられており、当該表示装置の表示画面を当該観察者が見た際の視線の有無を検出する手段と、
    観察者の瞳位置を検出する手段と、
    前記瞳位置より、観察者が正しく装着しているかどうかを判別する手段と、
    前記観察者が正しく装着していと判別した場合には、その旨を報知する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  27. コンピュータに請求項14乃至25の何れか1項に記載の情報処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  28. 請求項27に記載のプログラムを格納することを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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