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JP2006018742A - 印刷システム - Google Patents

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JP2006018742A JP2004198005A JP2004198005A JP2006018742A JP 2006018742 A JP2006018742 A JP 2006018742A JP 2004198005 A JP2004198005 A JP 2004198005A JP 2004198005 A JP2004198005 A JP 2004198005A JP 2006018742 A JP2006018742 A JP 2006018742A
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Abstract

【課題】 ページ回転制御をシンプル化し、常に意図した印刷出力を得ることができる印刷システムを提供する。
【解決手段】 プレプリント用紙の使用や綴じしろ指定などのページオプションや印刷装置のハードウェア構成に関わらず、印刷条件によってプリンタドライバと印刷装置とでページ回転処理を処理分担することでページ回転処理を最適化する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ホストコンピュータ側で印刷情報を生成するプリンタドライバと、前記ホストコンピュータからの印刷情報を受けて動作する印刷装置をあわせた印刷システムとその制御方法に関するものである。
従来のページプリンタは各社独自のページ記述言語を解析するコントローラを装備しており、ページ記述言語に従った印刷制御コマンドをホストコンピュータから受け取ると、コマンド解析処理および描画処理を行った後にページ単位にビットマップ展開した画像を形成して印刷出力している。
ここで一般にPDLは印刷装置のエンジンやコントローラハードウェアに依存しないような制御言語として設計されており、用紙搬送方向とページの向きが一致していない場合にはコントローラ内でページ回転処理を行い出力している。この処理により用紙が縦送りであっても横送りであっても同じ出力結果が得られるので印字データを送信するプリンタドライバは用紙搬送方向を意識しなくとも論理ページ(すなわちポートレイト文書であれば縦長に、ランドスケープ文書であれば横長に)で印字データを生成するだけで正しい向きの印字結果を得ることができる(例えば、特許文献1)。
ところが近年のホストコンピュータ環境ではGUI(Graphic User Interface)を持つOSが主流となっており、ホスト側でもプリンタ内部で行っている上記処理が可能になってきている。近年のPCに搭載されている汎用CPUの性能は印刷装置に搭載される組み込み型CPUの性能に比べて進歩がめざましく、現在の一般的なオフィスでは印刷装置のCPU性能よりもホストPCのCPU性能が高い場合が多くなっている。
このためページプリンタであってもページ回転処理をホストで行う印刷システムが登場してきている。
図3は用紙搬送方向とページ回転の関係を示したものである。ページオリエンテーションがポートレイト(縦長の画)である文書を印刷出力する場合、用紙搬送方向が横送りであればページ中の画像は270°回転して出力する必要があるが、用紙搬送方向が縦送りである場合にはページを回転する必要が無い。
特開2001−277639号公報
ところが、上記ページ回転処理をホスト側で行う印刷システムでは、印刷条件によっては意図したとおりの出力結果が得られないという問題がある。
例えば、プリンタドライバ側でA4横送りを想定してポートレイト文書を90°回転した場合、もし給紙カセットにA4横送りの出力用紙が「紙無し」になっていればコントローラ側でー90°回転して自動的にA4縦送りの出力用紙に出力することができる。ところが、ここで出力用紙がプレプリント用紙(予め帳票やロゴなどが印刷されている用紙)のように「向きを持つ」用紙である場合にはコントローラ側で自動的にページ回転してしまうと頭の向きが逆になって出力されてしまうという問題がある。
この問題点を図4、図5を用いて説明する。
図4はプレプリント用紙(a)とその用紙に印刷する文書(b)を示したものである。図4のプレプリント用紙が横送りである場合、図5の(b)が意図した出力であるが、プレプリント用紙の置き方次第では図5(a)のように出力されてしまう。つまり、プレプリント用紙は「向き」を持っているためにページを回転処理する前に左右どちらが用紙の頭であるかをプリンタドライバと印刷装置の間でネゴシエートする必要があるのである。
また、バインディングのための綴じしろを付ける場合には綴じ方向を決めてページを回転する必要があるが、A4用紙とA3用紙、ポートレイトとランドスケープのように異なるサイズの用紙が混在したりページの向きが異なるページが混在する印刷ジョブにおけるページ回転方向は、印刷装置側のフィニッシャのハードウェア構成、給紙カセットにセットされている用紙の状態、操作パネルによって選択されている給紙の方法といった印刷装置の構成・状態に依存しており、印刷データを生成するプリンタドライバ側でページ回転方向の制御が難しいという問題がある。
この問題点を図6、図7を用いて説明する。図6はA3用紙(a)とA4用紙(b)への印刷出力物を示したものである。この2つの用紙が混在した印刷ジョブに対して「綴じ方向」「綴じ代」を指定した場合、図7(A)のようにA4用紙の頭を右側(綴じ方向と逆側)に向けて排紙するか、図7(B)のようにA4用紙の頭を左側(綴じ方向側)に向けて排紙するかの2通りの出力がある。ここで、(A)のように排紙するか(B)のように排紙するかは例えばフィニッシャがどういう機構なのか(どの位置に用紙を排紙するか)に依存するためプリンタドライバ側からは制御が難しい。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたものであり、プレプリント用紙の使用や綴じしろ指定などのページオプションや印刷装置のハードウェア構成に関わらずホストと印刷装置とでページ回転処理を最適化することによりページ回転制御をシンプル化し、常に意図した印刷出力を得ることができる印刷システムおよび印刷方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、アプリケーションソフトからの印刷要求に応じて印刷データを生成するプリンタドライバと、プリンタドライバで生成された印刷データに基づいて印刷出力を行う印刷装置とを含む印刷システムにおいて、前記プリンタドライバは、ユーザからの印刷条件を入力するユーザインターフェイスと、印刷対象となるページを回転する回転手段と、回転したページの向きを印刷装置に通知する通知手段と、用紙搬送方向を指示する指示手段とを備え、前記印刷装置は、指定された用紙搬送方向を遵守処理する制御手段と、綴じしろなどのページ属性および機器の給紙状態を検知する検知手段と、通知されたページの向きと上記検知手段の検知結果とからページの回転方向を判定する判定手段と、判定した画像の向きの方向に画像を回転する回転手段とを備え、印刷条件によってプリンタドライバと印刷装置とでページ回転処理を処理分担することを特徴とする。
また、前記用紙搬送方向の指示手段は、前記ユーザインタフェースによりプレプリント用紙の指定が行われた場合に印刷装置に指示を行う。
また、前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより綴じ方向が指定された場合にページ回転処理を行わない。
また、前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより異なる用紙サイズの用紙が複数指定された場合にページ回転処理を行わない。
また、前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより製本印刷が指定された場合にページ回転処理を行わない。
また、前記印刷装置は、ハードウェア構成および給紙カセットの状態をプリンタドライバに報知する報知手段を更に備え、報知されたプリンタドライバは全ての印刷条件においてページ回転処理を行う。
本発明によれば、ホストと印刷装置との間で印刷データ処理を適宜分担する印刷システムにおいて、プレプリント用紙の指定や綴じしろ指定などのページオプションおよび印刷装置のハードウェア構成に関わらずホストと印刷装置とでページ回転処理を最適化することによりページ回転制御を容易にし、常に意図した印刷出力が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
実施例の構成を説明する前に、本実施例を適用する印刷システムの印刷を担うカラーレーザービームプリンタ(以下「カラーLBP」と記述)の構成について図1を参照しながら説明する。
図1は、600ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録を行うカラーLBPの構造を示す側断面図である。図1において、100はカラーLBP本体であり、外部に接続されているホスト・コンピュータなどから供給されるプリントデータ(文字コードや画像データ等)及び制御コードから成る印刷情報を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやイメージ等を作成し記憶媒体である記録紙上に像を形成する装置である。
110はホスト・コンピュータから供給される印刷情報を解析し印刷イメージの生成処理を行うとともにカラーLBP本体100の制御を行うフォーマッタ制御部である。また、フォーマッタ制御部110は、ユーザによる操作およびユーザに対する状態通知のためのスイッチおよびLED表示器等が配されているオペレーション・パネル部120と接続されており、そのパネル部は印刷装置100の外装の一部として配設されている。フォーマッタ制御部110において生成された最終的な印刷イメージはビデオ信号として出力制御部130に送出され、出力制御部130は印刷装置100の不図示の各種センサからの状態入力とともに光学ユニット140および各種駆動系機構部に対し制御信号を出力し印刷装置100としての印刷処理を制御を司るものである。
図1に示す印刷装置において、給紙カセット161から給紙された用紙Pはその先端をグリッパ154fにより狭持されて、転写ドラム154の外周に保持される。光学ユニット140により感光ドラム151上に形成された各色の潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色現像器Dy、Dm、Dc、Dbにより現像化されて、転写ドラム外周の用紙に複数回転写されて多色画像が形成される。その後、用紙Pは転写ドラム154より分離されて、定着ユニット155で定着され、排紙部159より排紙トレー部160に排出される。ここで各色の現像器Dy、Dm、Dc、Dbは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部152に保持される。これによって、各現像器Dy、Dc、Db、Dnは、図1に示すように現像器選択のために現像器選択機構部152が回転軸152aを中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる構成をとっている。選択された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部152は現像器と一体で支点153bを中心にして、選択機構保持フレーム153がソレノイド153aにより感光ドラム151方向へ引っ張られ、感光ドラム151方向へ移動し現像処理が行われるように構成されている。次に、帯電器156によって感光ドラム151が所定の極性に均一に帯電される。フォーマッタ制御部110においてデバイス依存ビットマップとして展開された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に変換されレーザドライバに出力され半導体レーザ141を駆動する。入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ141から発射されるレーザ光はオンオフ制御され、さらにスキャナモータ143によって高速回転するポリゴンミラー142で左右方向に振らされ、ポリゴンレンズ134、反射鏡144を介して感光ドラム151上を走査露光する。これにより、感光ドラム151上には画像パターンの静電潜像が形成されることになる。次に、例えば、M(マゼンタ)色の静電潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmにより現像され、感光体ドラム151上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧が転写ドラム154に印加され、感光体ドラム151上の第1トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム154の表面に静電吸着される。その後、感光ドラム151はクリーナー157によって残留するM(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像形成及び現像行程に備える。以下同様の手順によってC(シアン)、Y(イエロ)、Bk(ブラック)の順で第2、3、4色目のトナー像の転写が行われる。但し、各色の転写時には、転写ドラム154には前回よりも高いバイアス電圧が印加される点は異なる。4色のトナー像が重畳転写された転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪158が接近してその先端が転写ドラム154の表面に接触し、転写紙Pを転写ドラム154から分離させる。分離された転写紙Pは定着ユニット155に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙トレイ160上に排出される。本実施例のカラーレーザビームプリンタは、以上のような画像形成過程を経て600ドット/インチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。なお、本発明を適用可能なプリンタは、カラーLBPに限られるものではなく、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ等、他のプリント方式のカラープリンタでもよい。
次に、印刷装置100におけるフォーマッタ制御部110について図3の3100を用いて説明する。このフォーマット制御部は、通常はPDLコントローラなどとも呼ばれている部分であり、ホスト・コンピュータとの接続手段であるところのインタフェース(I/F)部3101と、受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ3103、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ3104、印刷データの解析を司るコマンド解析部3107、印刷制御処理実行部3109、描画処理実行部3105、ページメモリ3106より構成されている。
インタフェース(I/F)3101は、ホスト・コンピュータ300との印刷データの送受信を行う通信手段あり、通信プロトコルとしてIEEE−1284に準拠した通信を可能とするものである。但し本発明では、この通信手段に限定するものでなく、ネットワークを介してさまざまなプロトコルによる接続であってもよいし、IEEE−1394に準じた通信手段であってもよい。このインタフェース3101を通して受信した印刷データは、そのデータを一時的に保持する記憶手段である受信バッファ3103に逐次蓄積され、必要に応じてコマンド解析3107または描画処理実行3105によって読み出され処理される。コマンド解析3017は、印刷命令体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムにより構成されており、文字印字、図形、イメージなどの描画に関する印刷データの解析結果は、描画処理実行3105に指示を与えて処理し、給紙選択やリセット命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行部3109に指示を出し処理する。
描画処理実行部3105では、文字やイメージの各描画オブジェクトをページメモリ内のバンドメモリ3106に逐次展開して行くレンダラである。図1で前述したカラーLBPに対しては、MCYKの面順次でデバイス依存ビットマップデータを送出する必要があるが、標準状態では、そのために必要なメモリをすべて確保するわけではなく、1プレーン(1、2 or 4bit/pixel)の数分の1のバンド領域としてバンドメモリが3106内に確保され、そのバンド領域を使いまわして画像をエンジン速度に同期して処理するように構成されている。通常はこのようにYMCKレンダラによる展開処理とプリンタエンジンへのビデオ信号のシッピングの追いかけっこ、つまりバンディング制御によってページメモリ3106は管理されているが、十分なメモリがある場合は1ページ分が展開可能な領域を確保しても良い。なお、一般的に、フォーマッタ制御部3102は、中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などを用いたコンピュータ・システムによって構成されている。また、各部の処理は、マルチタスクモニタ(リアルタイムOS)のもとでタイムシェアリングに処理される構成であっても良いし、各機能ごとに専用のコントローラ・ハードウェアを用意して独立して処理される構成であってもかまわない。
オペレーション・パネル3120は、前述した通り印刷装置の各種状態を設定・表示するためのものである。出力制御部3108は、バンドメモリ(ページメモリ)3106の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタ・エンジン部3110へ画像転送を行う。プリンタ・エンジン部3110は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための印刷機構部であり、図1において前述したものである。
以上、印刷装置3100について説明したが、次にホスト・コンピュータ300を含む本実施例の印刷システムの全体構成について説明を加える。
図3において3000はホスト・コンピュータであり、プリントデータ及び制御コードから成る印刷情報を印刷装置3100に出力するものである。ホスト・コンピュータ3000は、入力デバイスであるところのキーボード310やポインティングデバイスであるところのマウス311と、表示デバイスであるディスプレイ・モニタ320を合わせた一つのコンピュータ・システムとして構成されている。ホスト・コンピュータ3000は、Windows(登録商標) XP、Windows(登録商標) Meなどの基本OSによって動作しているものとする。
ホスト・コンピュータ側について、本発明に関する機能的な部分にのみ注目し、基本OS上での機能を大きく分類すると、アプリケーションソフトウェア301、グラフィック・サブ・システム302、印刷情報格納手段および印刷装置との通信手段を含むスプーラ303に大別される。
アプリケーションソフトウェア301は、例えば、ワープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する応用ソフトウェアを指すものである。グラフィック・サブ・システム302は、基本OSの機能の一部であるGraphic Device Interface(以後、GDIと記す)3021とそのGDIから動的にリンクされるデバイスドライバであるところのプリンタ・ドライバ3022によって構成されている。
プリンタドライバ3022は、GDIからDDI(Device Driver Interface)というインターフェースを介してコールされ、デバイスに応じた処理を描画オブジェクト毎に行うものである。
スプーラ303は、OSが管理しているスプールファイルシステムであり、設定により1ページ単位、またはジョブ単位で印刷データをスプールし、I/F3032を介して印刷装置3100に送出する。
スプールファイル3031に格納された印刷命令は、I/F3032を介してプリンタに送出される。
基本OSによって、上述したこれらの名称や機能的な枠組みは若干異なる場合があるが、本発明で言う各技術的手段が実現できるモジュールであれば、それらの名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題ではない。例えば、スプーラやスプールファイルと呼ばれるものは、別のOSにおいてプリント・キューと呼ばれるモジュールに処理を組み込むことによっても実現可能である。なお一般的に、これらの各機能モジュールを含むホスト・コンピュータ300は、中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)、各種入出力制御部(I/O)などのハードウェアのもとで、基本ソフトと呼ばれるソフトウェアがその制御を司り、その基本ソフトの元で、それぞれの応用ソフト、サブ・システム・プロセスが機能モジュールとして動作するようになっている。
次に、このように構成された印刷システムにおいて、本実施例における全体の印刷制御処理手順を図8、図9、図10、図11、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図8におけるS801〜S807、図9におけるS901〜S907、図10におけるS1001〜S1005は、図11におけるS1101〜S1108、図12におけるS1201〜S1205は各処理ステップを示す。
図8はホストコンピュータ上で動作するプリンタドライバの処理手順を示している。プリンタドライバの処理はホストコンピュータの利用者が印刷出力を行うためにプリンタドライバのUI(ユーザインターフェイス)上で出力先の印刷装置を選択し、印刷開始ボタンをクリックするなどした状態から処理が開始する。
まずステップS801においてUI上で選択された印刷条件を取得する。ここでいう印刷条件にはプレプリント用紙の指定や綴じ代の指定などが含まれる。次にステップS802においてページ回転方向を判定し(回転方向判定処理)、回転方向が決まった後にステップS803に進んでアプリケーションソフトまたはOSから描画データを取得する。次にステップS804において描画データをステップS802で判定した回転方向にしたがって印刷制御コマンドに変換してゆき、ステップS805において印刷制御コマンドを印刷装置に送信する。
この処理をアプリケーションから渡された全ての描画データの処理が終了するまで繰り返し(ステップS806)、処理が終了した時点でステップS806において印刷終了コマンドを印刷装置に送信して全ての処理を終了する。
図9は図8に示した回転方向判定処理を示している。この処理はページ回転方向を決定する処理である。
まずステップS901でUIからプレプリント用紙が指定されているか否かを判定する。プレプリント用紙が指定されていなければステップS902に進み、さらに綴じ方向や綴じ代の指定があるか否かを判定する。綴じ方向や綴じ代の指定がなければステップS903に進んで用紙サイズだけから用紙搬送方向を決定する。例えばA4用紙が選択されている場合、A4機であれば縦送り、A3機であれば横送りを想定する。ここまでのプロセスで用紙搬送方向を決定した後にさらにステップS904に進む。ステップS904ではステップS903で決定した用紙搬送方向に加え、さらにページオリエンテーション(すなわち絵がポートレイトかランドスケープか)を加えてページ回転方向(画像回転方向)を決定する。例えばA3機に対してA4用紙にランドスケープの絵を印字する場合は0°回転、ポートレイトの絵を印字する場合は270°回転となる。ページ回転方向が決定したらステップS905に進んで回転方向を印刷装置に通知する。一方、ステップS901においてプレプリント用紙が指定されている場合には用紙搬送方向は一意に決まるのでそのままステップS904に進んで処理を行う。また、ステップS902において綴じ方向や綴じ代が指定されている場合には指定された綴じ方向や綴じ代の指定をプリンタに指示(通知)するだけで処理を終了する。すなわち、綴じ方向や綴じ代が指定されている場合にはプリンタドライバ側で回転方向の判定を一切行わず(つまり回転処理を行わない)に印刷装置側で回転処理を行うわけである。
図10は印刷装置の動作の開始から終了までのメイン処理を示している。
まずステップS1001で印字データ記憶部に保存されている印字データの読み込みを行い、ステップS1002で印刷制御コマンドの検知を行なう。ここで検知する内容は印刷制御コマンドの種類である。コマンドの種類が判明すると次にステップS1003に進んでページ回転判定処理を行った後、ステップS1004において描画処理を行う。この処理を印刷終了コマンドがくるまで繰り返し(ステップS1005)、印刷終了コマンドがきた時点で全ての処理を終了する。
図11は図10で用いた描画処理を示している。この処理は実際に印刷処理を行う処理である。まずステップS1101において、解析したコマンドがページ終了コマンドであるかどうかをチェックし、ページ終了の場合はステップS1106に進み処理を行う。また、ステップS1101においてページ終了でない場合は、次に解析したコマンドが文字印字または図形描画などページメモリへの展開処理を必要とする記述かどうかを判別し(ステップS1002)、そうでない場合はステップS1105に進み、ただちに属性設定・印字位置制御など記述に従った処理を行なう。一方、ステップS1102からステップS1103に進んだ場合は、ビットマップへの展開処理がしやすい形の中間コードを生成する。この中間コードを受けて、データ描画部では、ページメモリへの展開処理を行い(ステップS1104)、展開処理終了後は図10のステップS1002に戻り、印字データの解析処理を繰り返す。
また、ステップS1101においてページ終了と判断された場合は、出力制御部においてページメモリの内容をプリンタエンジンに対するビデオ信号に変換して画像転送出力する(ステップS1106)。プリンタエンジンは、受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成し印刷を行う(ステップS1107)。そしてステップS1108で印刷された結果を排紙すると1ページ当たりの印刷処理は終了する。
図12は図10で用いたページ回転判定処理を示している。この処理はページの回転方向を決定する処理である。
まずステップS1201において用紙搬送方向の指示がプリンタドライバから指示されているかどうかを検知する。指示されていなければ、ステップS1202に進み、さらに綴じ方向の指定があるかどうかを検知する。綴じ方向の指示もなければパネル設定に従って搬送方向を決定する。その上でステップS1204に進んで用紙搬送方向とページオリエンテーションからページの回転方向を決定する。
例えばA3機の場合、一般にA4用紙は横送りであるため、A4用紙にランドスケープの絵を印字する場合は0°回転、ポートレイトの絵を印字する場合は270°回転となる。
実施例1では閉じ方向・綴じ代の指定がある場合には印刷装置側でページ回転処理を行う例を述べたが、本実施例ではこの場合もプリンタドライバ側で回転処理する実施例を図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図13は実施例1の図8に示した回転方向判定処理を示している。この処理はページ回転方向を決定する処理である。
まずステップS1301でUIからプレプリント用紙が指定されているか否かを判定する。プレプリント用紙が指定されていなければステップS1302に進み、さらに綴じ方向や綴じ代の指定があるか否かを判定する。綴じ方向や綴じ代の指定がなければステップS1303に進んで用紙サイズだけから用紙搬送方向を決定する。例えばA4用紙が選択されている場合、A4機であれば縦送り、A3機であれば横送りを想定する。ここまでのプロセスで用紙搬送方向を決定した後にさらにステップS1304に進む。ステップS1304ではステップS1303で決定した用紙搬送方向に加え、さらにページオリエンテーション(すなわち絵がポートレイトかランドスケープか)を加えてページ回転方向(画像回転方向)を決定する。例えばA3機に対してA4用紙にランドスケープの絵を印字する場合は0°回転、ポートレイトの絵を印字する場合は270°回転となる。ページ回転方向が決定したらステップS1305に進んで回転方向を印刷装置に通知する。一方、ステップS1301においてプレプリント用紙が指定されている場合には用紙搬送方向は一意に決まるのでそのままステップS1304に進んで処理を行う。また、ステップS1302において綴じ方向や綴じ代が指定されている場合には指定された綴じ方向や綴じ代の指定をプリンタに指示(通知)した後にステップS1303に進んで処理を行う。すなわち、綴じ方向や綴じ代が指定されている場合にもプリンタドライバ側で回転処理を行うわけである。
[他の実施例]
上述した実施例ではプレプリント用紙の指定、綴じ方向・綴じ代の指定、用紙混載の指定時にのみ印刷装置側で回転処理を行い、それ以外の場合にはプリンタドライバ側で処理を行ったが、プリンタドライバのUIから指示される印刷条件であれば他の条件であってもよい。例えば複数ページ印刷の指定やステイプルの位置指定などが考えられる。
また、上述した実施例ではプリンタドライバから印刷装置へ必ず回転方向の通知を行っているが、この通知を省略し、省略時には回転なしとして処理しても良い。
さらに上述した実施例では回転方向を通知していたが、この代わりにページオリエンテーション(画像のポートレイト/ランドスケープ)を通知するようにしても良い。
本発明の実施例が適用可能なレーザビームプリンタの構造を示す断面図である。 本発明の印刷システム全体の基本構成を示すブロック図である。 用紙搬送方向およびページオリエンテーションとページ回転方向の関係を示す図である。 プレプリント用紙とページ回転の関係を示す図である。 プレプリント用紙とページ回転の関係を示す図である。 用紙混載と綴じ方向の関係を示す図である。 用紙混載と綴じ方向の関係を示す図である。 プリンタドライバの処理手順を示すフローチャートである。 プリンタドライバでの回転方向判定手順を示すフローチャートである。 印刷装置の処理手順を示すフローチャートである。 描画処理の手順を示すフローチャートである。 印刷装置のページ回転方向判定手順を示すフローチャートである。 実施例2におけるプリンタドライバでの回転方向判定手段を示すフローチャートである。

Claims (6)

  1. アプリケーションソフトからの印刷要求に応じて印刷データを生成するプリンタドライバと、プリンタドライバで生成された印刷データに基づいて印刷出力を行う印刷装置とを含む印刷システムにおいて、
    前記プリンタドライバは、
    ユーザからの印刷条件を入力するユーザインターフェイスと、
    印刷対象となるページを回転する回転手段と、
    回転したページの向きを印刷装置に通知する通知手段と、
    用紙搬送方向を指示する指示手段と、
    を備え、
    前記印刷装置は、
    指定された用紙搬送方向を遵守処理する制御手段と、
    綴じしろなどのページ属性および機器の給紙状態を検知する検知手段と、
    通知されたページの向きと上記検知手段の検知結果とからページの回転方向を判定する判定手段と、
    判定した画像の向きの方向に画像を回転する回転手段と、
    を備え、
    印刷条件によってプリンタドライバと印刷装置とでページ回転処理を処理分担することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記用紙搬送方向の指示手段は、前記ユーザインタフェースによりプレプリント用紙の指定が行われた場合に印刷装置に指示を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより綴じ方向が指定された場合にページ回転処理を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより異なる用紙サイズの用紙が複数指定された場合にページ回転処理を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  5. 前記プリンタドライバは、前記ユーザインタフェースにより製本印刷が指定された場合にページ回転処理を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  6. 前記印刷装置は、ハードウェア構成および給紙カセットの状態をプリンタドライバに報知する報知手段を更に備え、
    報知されたプリンタドライバは全ての印刷条件においてページ回転処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷システム。
JP2004198005A 2004-07-05 2004-07-05 印刷システム Withdrawn JP2006018742A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310082A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びプログラム

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JP2007310082A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びプログラム

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