JP2006005319A - 照明光学系及び方法、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 照明効率を低下させずに、任意の変形照明を所望の方向の直線偏光で構成することが可能な照明装置及び方法、かかる照明装置を有する露光装置、及び、当該露光装置を利用したデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明装置であって、前記被照明面を所定の偏光状態で変形照明するための変形照明生成部を含み、当該変形照明生成部は、λ/4位相板ユニットと回折光学素子ユニットとを含み、前記λ/4位相板ユニットは、円偏光を所定の方向の直線偏光に変換するλ/4位相板を含み、前記回折光学素子ユニットは、前記被照明面と実質的にフーリエ変換の関係に配置され、前記回折光学素子ユニットは、前記λ/4位相板に対応して使用され、前記直線偏光が入射されると所定の照度分布を生成する回折光学素子を含むことを特徴とする照明装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明装置であって、前記被照明面を所定の偏光状態で変形照明するための変形照明生成部を含み、当該変形照明生成部は、λ/4位相板ユニットと回折光学素子ユニットとを含み、前記λ/4位相板ユニットは、円偏光を所定の方向の直線偏光に変換するλ/4位相板を含み、前記回折光学素子ユニットは、前記被照明面と実質的にフーリエ変換の関係に配置され、前記回折光学素子ユニットは、前記λ/4位相板に対応して使用され、前記直線偏光が入射されると所定の照度分布を生成する回折光学素子を含むことを特徴とする照明装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、照明光学系に関し、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ用のガラス基板などの被処理体を露光する照明光学系、露光装置及びデバイス製造方法に関する。
近年の電子機器の小型化及び薄型化の要請から、電子機器に搭載される半導体素子等のデバイスの微細化への要求はますます高くなっている。かかるデバイスの作製に一般に使用されるフォトリソグラフィーの工程に欠かせない装置として、マスク(レチクル)上に描かれているパターンをレジストが塗布されているシリコンウェハやガラスプレート等の基板上に露光する投影露光装置がある。投影露光装置の解像度Rは、露光光源の波長λ、投影光学系の開口数(NA)及び現像プロセスなどによって定まるプロセス定数k1を用いて次式で与えられる。
従って、波長を短くすればするほど、及び、NAを上げれば上げるほど、解像度はよくなる。しかし、短波長が進むにつれて硝材の透過率が低下するために短波長化が困難であること、NAに反比例して焦点深度が小さくなること、大きなNAはレンズの設計及び製造を困難にすること等の問題がある。
そこで、プロセス定数k1の値を小さくすることにより微細化を図る超解像技術(RET:Resolution Enhanced Tecnology)が近年提案されている。RETの1つに変形照明法(斜入射照明法、Off−Axis照明法などと呼ばれる場合もある)と呼ばれるものがある。変形照明法は、光学系の光軸上に遮光板のある開口絞りを、均一な面光源を作るライトインテグレータの射出面近傍に配置して、マスクに露光光束を斜めに入射させる方法が一般的である。変形照明法は、開口絞りの形状により、輪帯照明法、四重極照明法などがある。
一方、像コントラストを高めるために変形照明を所望の方向の直線偏光のみで構成することが従来から提案されている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1では、所望の偏光方向とは異なる光をフィルタで除去している。一方、特許文献2は、前もって直線偏光子で直線偏光化した光束を用いてλ/2位相板を配置することで所望の方向の直線偏光とする方式を開示している。
その他の従来技術としては特許文献3乃至7がある。
特開平7−183201号公報
特開平6−053120号公報
特開2001−284212号公報
特開2001−284237号公報
特開平6−275493号公報
特開平11−176721号公報
特許第3246615号公報
しかし、特許文献1は、所望の偏光方向以外の光を除去しているので照明効率が悪く、スループットの低下を招く。また、特許文献2は、照明光学系を構成する光学素子によって生じる位相ズレがあると、λ/2位相板を通過した光束は直線偏光とならずに楕円偏光となり、これにより像コントラストが低下するという問題がある。
そこで、本発明は、照明効率をあまり低下させずに、任意の変形照明を所望の方向の直線偏光で構成することが可能な照明光学系及び方法、照明光学系を有する露光装置、及び、当該露光装置を利用したデバイス製造方法を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての照明装置は、光源からの光を用いて被照明面を照明する照明装置であって、前記被照明面を所定の偏光状態で変形照明するための変形照明生成部を含み、当該変形照明生成部は、λ/4位相板ユニットと回折光学素子ユニットとを含み、前記λ/4位相板ユニットは、円偏光を所定の方向の直線偏光に変換するλ/4位相板を含み、前記回折光学素子ユニットは、前記被照明面と実質的に共役の関係に配置され、前記回折光学素子ユニットは、前記λ/4位相板に対応して使用され、前記直線偏光が入射されると所定の照度分布を生成する回折光学素子を含むことを特徴とする。
本発明の別の側面としての照明装置は、光源からの光で被照明面を照明する照明装置であって、前記被照明面に対して実質的にフーリエ変換の関係となる所定面に、前記光を回折することにより所定の光量分布を形成する回折光学素子と、前記光で前記回折光学素子を照明するための光学ユニットと、前記光学ユニットによる前記回折光学素子上の照明位置を変更する照明位置変更手段及び/又は前記光学ユニットによる前記回折光学素子上の照明領域を変更する照明領域変更手段とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての照明方法は、光源からの光を用いて被照明面を照明する照明方法であって、前記被照明面を変形照明するステップを有し、前記変形照明ステップは、円偏光を所定の方向の直線偏光に変換するλ/4位相板と、前記被照明面と実質的にフーリエ変換の関係に配置され、前記λ/4位相板に対応して使用される回折光学素子を含む一又は複数の組への照明領域を調節するステップとを有することを特徴とする。
上記照明装置を有する露光装置、及び、上記露光装置を利用して被処理体を露光するステップと、前記露光された前記被処理体を現像するステップとを有するデバイス製造方法も本発明の一側面を構成する。上述の露光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサ、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、照明効率をあまり低下させずに、任意の変形照明を所望の方向の直線偏光で構成することが可能な照明光学系及び方法、かかる照明光学系を有する露光装置、及び、当該露光装置を利用したデバイス製造方法を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施例による照明装置100を備えた露光装置1について、添付図面を参照して説明する。ここで、図1は、露光装置1の概略ブロック図である。露光装置100は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でマスク200に形成された回路パターンを被露光体(プレート)400に露光する投影露光装置である。露光装置1は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィ工程に好適であり、以下、本実施例では、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、マスクに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してマスクパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後、ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
露光装置1は、照明装置100と、マスク200と、投影光学系300と、プレート400とを有する。
照明装置100は、転写用の回路パターンが形成されたマスク200を照明し、光源102と、照明光学系(104乃至174)と、演算処理装置を有するドライバ150とを有する。
光源102は、例えば、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができる。但し、レーザーの種類はエキシマレーザーに限定されず、レーザーの個数も限定されない。また、光源102に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系は、所定の照度を確保しつつ所定の偏光状態でマスク200を変形照明すことが可能な光学系であり、引き回し光学系104と、ビーム整形光学系106と、偏光制御手段108と、位相制御手段110と、射出角度保存光学素子120と、リレー光学系126と、多光束発生手段128と、変形照明生成手段130と、リレー光学系160と、アパーチャ162と、ズーム光学系166と、多光束発生手段170と、開口絞り172と、照射手段174とを含む。
引き回し光学系104は、光源102からの光束を偏向してビーム成形光学系106に導光する。ビーム整形光学系106は、例えば、複数のシリンドリカルレンズを備えるビームエクスパンダ等を使用することができ、レーザー光源からの平行光の断面形状の寸法の縦横比率を所望の値に変換する(例えば、断面形状を長方形から正方形にするなど)ことによりビーム形状を所望のものに成形する。ビーム整形光学系106は、多光束発生手段128を照明するのに必要な大きさと発散角を持つ光束を形成する。
偏光制御手段108は、直線偏光子などから構成され、不要な偏光成分を除去する機能を有する。ArFエキシマレーザーなどのレーザーを光源102が使用する場合、射出される光束はほぼ直線偏光となっており、引き回し光学系104によって多少の偏光面の乱れが生じたとしても、直線偏光が支配的な光束として偏光制御手段108に入射する。偏光制御手段108は、透過可能な直線偏光方向と入射光束の支配的な偏光方向を一致させるようにし、入射光束が不要な偏光成分を有している場合にこれを除去する機能を有する。偏光制御手段108にて遮光される偏光を最小限とすることで、効率良く所望の直線偏光を取り出すことができる。
位相制御手段110は、偏光制御手段108によって直線偏光となった光束にλ/4の位相差を与え、これを円偏光に変換する。位相制御手段110は、直線偏光を円偏又はほぼ円偏光に変換する位相板として機能し、λ/4位相板とを有する。図1では、光束が偏光制御手段108を通過すると偏光制御手段108の右側の紙面に平行な偏光成分のみが位相制御手段110に入射し、110の右側で円偏光になる。但し、これは単なる一例であって位相制御手段110の左側で偏光方向が紙面に平行であることは必須ではない。位相制御手段110は、光学系で発生した位相ずれによる影響により所望の偏光状態の有効光源分布が得られない場合に、その位相ずれ量をキャンセルするように位相の調整を行うことができる。
射出角度保存光学素子120は、光束を一定の発散角度で射出し、オプティカルインテグレータ(複数の微小レンズより構成されるハエの目レンズやファイバー束等)から構成される。図6乃至図8を参照して後述されるように、本実施例の射出角度保存光学素子120は、射出角度が互いに異なる複数の素子122a乃至122cを有する。本実施例においては、これらは複数の素子122a乃至122cの各々は微小レンズにより構成されるハエの目レンズで、微小レンズは矩形形状を有する。素子122a乃至122cはターレット123上に配置されている。ターレット123は駆動機構124によって駆動され、光軸に配置されるべき素子122a乃至122cを切り替える。駆動機構124はドライバ150からの信号により制御される。ターレット123が素子122a乃至122cを切り替えることにより、後述する変形照明生成手段130上の照明領域の大きさや形状を制御することができる。
リレー光学系126は、射出角度保存光学素子120の射出光を多光束発生手段128に集光する。射出角度保存光学素子120の射出面と多光束発生手段128の入射面は、リレー光学系126により互いにフーリエ変換の関係(物体面と瞳面又は瞳面と像面の関係)になっている。射出角度121は微小レンズの射出NAで固定されていることから、入射光束の光軸が変動したとしても、多光束発生手段128の入射面に入射する光束の分布127は面内で常に同じ位置に固定され、ケーラー照明条件により多光束が重畳されて均一な照度分布となっている。照明領域127の形状は、射出角度保存光学素子120を構成する微小レンズの外形状と相似である。本実施例においては、射出角度保存光学素子120は矩形構造を持つマイクロレンズアレイであるので照明領域127はほぼ正方形形状をしている。
多光束発生手段128は、変形照明生成手段130を均一に照明するためのオプティカルインテグレータ(複数の微小レンズより構成されるハエの目レンズやファイバー束等)からなり、その射出面は複数の点光源から成る光源面を形成している。各微小レンズは回折光学素子で形成されていてもよいし、基板上にエッチング加工で形成されたマイクロレンズアレイでもよい。本実施例において多光束発生手段とは、複数の光学軸を有し、且つ、各々の光学軸を中心として有限な面積の領域を有し、各々の領域において各々1つの光束が特定できるような光学素子をいう。多光束発生手段128から円偏光で射出される光束の射出角度は、レンズ素子の射出NAで固定されていることから一定である。各レンズ素子から所望の射出角度で射出された光束は、円偏光として変形照明生成手段130に導入される。
変形照明生成手段130は、所定の(直線)偏光状態の変形照明を提供し、数式1のプロセス定数k1の値小さくして解像度Rを向上する機能を有する。変形照明生成手段130は、λ/4位相板ユニット(偏光ユニット)131及び回折光学素子ユニット132を有する。図2に、変形照明生成手段130に円偏光を入射した場合に生成される照度分布を模式的に示す。図2は、説明の都合上、λ/4位相板ユニット131と回折光学素子ユニット132の間隔を広く空けているが、実際の装置は両者を密着して配置している。
図2に示すように、λ/4位相板ユニット131は、本実施例では、正方形形状のλ/4位相板(偏光部材)を4つ正方形形状に並列したものである。換言すれば、λ/4位相板ユニット131は、光学軸方向が異なる4つの領域又はλ/4位相板131a乃至131dを有する。
図3に、λ/4位相板ユニット131の一つの領域131bの作用を模式的に示す。λ/4位相板131bは、例えば、水晶のような複屈折性結晶から構成される。光学軸をz方向にとってy方向に円偏光140が入射すると、z方向に振動する成分(異常光線)とx軸方向に振動する成分(常光線)の間にλ/4波長(π/2)の位相差が生じるように厚さが調整されている。これにより、xz平面内でx軸に対して方位角45°の方向141に振動する直線偏光142が得られる。
領域131a乃至131dは、円偏光が入射した時に射出する光束の偏光方向が異なるように設定されている。図3と同様の座標系を設定すると、領域131aは、xz平面内でx軸に対して方位角−45°の方向に振動する直線偏光を与え、領域131cは、xz平面内でx軸方向に振動する直線偏光を与え、領域131cは、xz平面内でz軸方向に振動する直線偏光を与える。図2は、これらの直線偏光の方向を破線で示している。この結果、領域131a乃至131dから射出される直線偏光方向は、垂直方向、水平方向と±45°方向となる。
回折光学素子ユニット132は、本実施例では、入射光束が与えられた時にリレー光学系160を介してアパーチャ162の位置に、所望の照度分布を再生像164として発生させるように予め設計された計算機ホログラム(Computer Generated Hologram:CGH)を回折光学素子として複数配置したものである。もっとも、回折光学素子ユニット132は、振幅分布型のホログラムや位相分布型のホログラムまたはキノフォームなどを用いることができる。
本実施例では、回折光学素子ユニット132は像面に二重極分布を形成するCGHを領域132a乃至132dの様に4つ正方形形状に並列したものである。CGH132aとλ/4位相板131a、CGH132bとλ/4位相板131b、CGH132cとλ/4位相板131c、CGH132dとλ/4位相板131dはそれぞれ組になっている。CGH132a乃至132dの位置は、図2に示すものに限定されないが、例えば、CGH132aと132cの位置を入れ替える場合にはλ/4位相板131aと131cの位置を入れ替えなければならない。λ/4位相板ユニット131は、λ/4位相板131a乃至131dの相対位置を変更可能に構成されてもよい。同様に、回折光学素子ユニット132は、CGH132a乃至132dの相対位置を変更可能に構成されてもよい。
回折光学素子ユニット132は、本実施例では、回折光学素子として機能する位相型CGHであり、基板表面上に階段状の凹凸構造を有する。CGHは、物体光と参照光との干渉による干渉縞パターンを計算して描画装置により直接出力することで作られるホログラムである。再生光として所望の照度分布を得るための干渉縞形状はコンピュータによる反復計算を用いて最適化することで容易に求めることができる。
図4(a)はそうして作成された位相型CGHの正面図、図4(b)は、図4(a)の矢印位置における概略断面図である。図4(a)は、基板上の凹凸により形成される位相分布を濃淡分布143として表現している。断面144のような階段状断面は、その作製に半導体素子の製造技術が適用可能となり、微細なピッチも比較的容易に実現することができる。この位相型CGHの再生像として得られる照度分布は、図4(c)に示すような二重極分布であり、この例では水平方向の二重極分布を示している。
図2の位相型CGH132a乃至132dは、それぞれ再生像として二重極照度分布を形成し、その分布の方向が互いに異なるように設計されている。具体的には、CGH132aの再生像は水平方向の二重極分布、CGH132bの再生像は垂直方向の二重極分布、CGH132c及び132dの再生像はそれぞれ±45度方向の二重極分布となっている。CGH132a乃至132d全てに光束が入射した場合、二重極分布の再生像164は像面で合成され、図2に示すように、外周部に4組の二重極分布164a乃至164dを有する輪帯分布を形成する。4組の二重極分布164a乃至164dは、それぞれCGH132a乃至132dが再生される二重極分布に対応している。領域132a乃至132dに入射する光束は、λ/4位相板ユニット131により図2に示す矢印の偏光方向を有し、再生像164の偏光方向は入射光の偏光方向と一致するため、本実施例の再生像164は、接線方向(輪帯の接線方向)に偏光成分を持つ直線偏光となる。
なお、変形照明生成手段130の再生像164として得られる照度分布は、輪帯分布に限定されず、四重極分布や二重極分布など、被照明パターンに好適な任意の分布を含む。また、偏光方向も光軸を中心とする円の接線方向に限定されず、径方向(放射方向)、その他の任意の方向であってもよい。
変形照明生成手段130は、光束の収束点129の位置から少し外れた位置に配置され、発散角を持つ入射光束で照明される。図5(a)及び図5(b)は、変形照明生成手段130に対する入射光の異なる状態を示す平面図である。図5(a)及び図5(b)において、133は石英などの基板の表面に微細な階段形状が形成されている回折光学素子面である。134及び135は光スポットの一つであり、多光束発生手段128の一つのレンズ素子からの光束を示している。つまり光スポット134及び135が多数集まった光束が、変形照明生成手段128に入射する光束となる。
光スポット134及び135の大きさは、集光点129と回折光学素子ユニット132の相対距離によって変動する。この相対距離を大きくすることによって、例えば、図5(b)に示すように、光スポット135のサイズを大きくとることによって、回折光学素子面133上で各スポットが互いに重なり合う構成としてもよい。このように、変形照明生成手段130と集光点129との距離を設定することにより、回折光学素子面133上でのエネルギー集中による部材の破損を防ぐことができる。即ち、図5(a)の状態よりも図5(b)の状態の方が好ましい。なお、スポット135が多数集まった領域の形状が矩形であるのは、照明領域127の矩形形状を反映するからである。
ターレット123を駆動機構124によって駆動して射出角度保存光学素子120を切り替えることによって変形照明生成手段130に対する入射光の照射領域の大きさや形状を変更することができる。また、変形照明生成手段130を駆動機構139により移動することによって変形照明生成手段130に対する照射位置を変更し、照度分布164を所望の形状に変更することもできる。
図6(a)及び図6(b)は、射出角度θaが大きい素子122aを使用して接線方向の偏光からなる輪帯分布を生成する場合を示している。図6(a)において、射出角度θaで射出された光束はリレー光学系126によりフーリエ変換されて多光束発生手段128の入射面に均一な照射領域Taを形成する。照射領域Taは、多光束発生手段128を介して図6(b)に示すように回折光学素子ユニット132のほぼ全面を照明するような大きさに設定されている。これは射出角度θaとリレー光学系126の焦点距離を制御することによって実現される。回折光学素子ユニット132が開口絞り162の位置に生成する再生像164は、図6(b)に示すような輪帯分布となり、その偏光成分は接線方向となる。このことは図2を参照して既述した通りである。
図7(a)乃至図7(c)は、射出角度θbが小さい素子122bを使用して接線方向の偏光からなる二重極分布を生成する場合を示している。図7(a)において、射出角度θbはθaの約1/2であり、多光束発生手段128の入射面に形成される均一な照射領域Tbの大きさは照射領域Taの約1/4の大きさとなる。これによって、CGH132a乃至132dのいずれか一つだけを選択的に照射することが可能であり、このために変形照明生成手段130は駆動機構139によって水平及び垂直方向に移動する。
図7(b)及び図7(c)は、それぞれ、照射領域TbがCGH132a及び領域132bに入るように、変形照明生成手段130を駆動機構139によって移動した状態を示しており、十文字線の交点は図7(a)に示した光軸OAの位置を示している。このようにして、接線方向の偏光からなる二重極分布を得ることができる。なお、図示はしていないが、同様にして照射領域Tbが回折光学素子ユニット132の領域132c及び領域132dに入るように設定して±45度方向の二重極分布を得ることもできる。
図8(a)乃至図8(c)は、水平方向の射出角度θcxと垂直方向の射出角度θcyが互いに異なる素子122cを使用して接線方向の偏光からなる四重極分布を生成する場合を示している。図8(a)は水平方向と垂直方向の射出角度を同時に記載し、簡略化のために素子122cの中心からの光束のみを表示している。同図において、射出角度θcxは射出角度θbと等しく、射出角度θcyは射出角度θaと等しく設定されている。従って、多光束発生手段1700の入射面に形成される均一な照射領域Tcの水平方向(x方向)の辺の長さTcxはTbの辺の長さに等しく、垂直方向(y方向)の辺の長さTcyはTaの辺の長さに等しい。
図8(b)及び図8(c)に示す照射領域Tcは、照射領域Tbを2倍にした長方形になっていることは明らかである。照射領域TcをCGH132a及び132bに入るように変形照明生成手段130を駆動機構139によって移動すれば、図8(b)に示すような接線方向の偏光成分からなる四重極分布を得ることができ、同様に、照射領域Tcを領域132c及び132dに入るようにすれば、図8(c)に示すような四重極分布を得ることができる。
以上で示したように、所望の照度分布に切り替えるために、射出角度保存光学素子120をターレット123で切り替え、同時に、変形照明生成手段130を移動させるように、ドライバ150が駆動機構124及び139をそれぞれ制御する。このようにして各種の接線方向の偏光による変形照明を行い、回路パターンの像のコントラストを向上し、より高解像度な露光を行うことができる。
変形照明生成手段130の再生像164として得られる所望の照度分布は、マスク面に対して実質的にフーリエ変換の関係となる面での光量分布(有効光源分布)と同一若しくは略相似となっている。そして、有効光源分布としては、輪帯分布、四重極分布、二重極分布など、露光しようとするパターンに対して好適な分布を含むが、これらに限定されるものではない。
また、複数種類の有効光源分布を形成する変形照明生成手段130をターレットのような切り替え手段により切り替えることによって、照明条件を容易に変更することが可能である。なお、本実施例の露光装置において偏光制御する必要がない場合は、位相板ユニット131のみを光路から外してもよい。また、変形照明ではなく、通常照明を行う場合には、所定の外径の円形の光量分布を形成する回折光学素子を、変形照明生成手段130の代わりに、光路中に挿入するとよい。
また、複数種類の有効光源分布を形成する変形照明生成手段130をターレットのような切り替え手段により切り替えることによって、照明条件を容易に変更することが可能である。なお、本実施例の露光装置において偏光制御する必要がない場合は、位相板ユニット131のみを光路から外してもよい。また、変形照明ではなく、通常照明を行う場合には、所定の外径の円形の光量分布を形成する回折光学素子を、変形照明生成手段130の代わりに、光路中に挿入するとよい。
リレー光学系160は、変形照明生成手段130により、計算された振幅変調ないしは位相変調を受けて回折した光束から、アパーチャ162に強度がほぼ均一な有効光源分布又は再生像164を形成する。アパーチャ162は、変形照明形成手段130により形成される照度分布のみを通過させる。回折光学素子ユニット132とアパーチャ162は、互いにフーリエ変換の関係になるように配置される。この関係により、回折光学素子ユニット132の任意の一点から発散した光は照度分布164全体に寄与する。即ち、図5(a)及び図5(b)において、光スポット134及び135を形成する任意の光束によって、スポット照射位置に関係なく変形照明に好適な有効光源分布164がアパーチャ162に形成される。
なお、集光点129からのスポット光束が多光束発生手段128に依存する広がり角で発散するため、回折光学素子ユニット132が生成する照度分布164には、その広がり角に対応する若干のボケが生じるようになる。しかしながら、そのボケ量は広がり角により予め求まっているので、それを見込んで所望の照度分布を形成するように、回折光学素子ユニット132を設計する。
ズーム光学系166は、再生像164を所望の倍率で変倍して多光束発生手段170の入射面上に均一光源像168として投影する。
多光束発生手段170の入射面上に所望の均一光源像168が投影されると、その有効光源分布はそのまま射出面に転写される。多光束発生手段170は、オプティカルインテグレータ(複数の微小レンズより構成されるハエの目レンズやファイバー束等)からなり、その射出面は複数の点光源から成る光源面を形成している。各微小レンズは回折光学素子で形成されていてもよいし、基板上にエッチング加工で形成されたマイクロレンズアレイでもよい。
開口絞り172は、多光束発生手段170の射出側に配置され、所望の形状(例えば、輪帯形状)の光源像に対応した形状を有する。開口絞り172は、2次光源分布のみがその開口部を通過することを許容し、直線偏光成分は接線方向に分布している。同時に不要光は開口絞り172により遮光されるようになっている。
多光束発生手段170を構成する各々の微小レンズ素子からの射出光束を、照射手段174により被照射面(本実施例ではマスク200面)上に重畳して照射することで、被照射面上を全体的に均一な照度分布となるように照明する。照射手段174は、コンデンサーレンズなどを含む。なお、接線方向の偏光照明とは、被照射面を照明する入射面に対して直交した方向の直線偏光からなる照明光で被照射面を照明することをいう。
本実施例は、被照射面を全体的に均一な照度分布で照明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、多光束発生手段170の射出面の各々の微小領域からの射出光束の射出角度を2方向で異なる角度として被照射面200上をスリット状に照明し、このスリット状の露光領域を走査することによってプレート400を露光してもよい。
マスク200は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないマスクステージに支持及び駆動される。マスクから発せられた回折光は、投影光学系300を通りプレート400上に投影される。マスク200とプレート400は、光学的に共役の関係にある。本実施例の露光装置1はスキャナーであるため、マスク200とプレート400を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりマスク200のパターンをプレート400上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、マスク200とプレート400を静止させた状態で露光が行われる。
投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を利用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。また、解像度の更なる向上を目的として、プレート400と投影系の像側光学レンズ最終面との間に、液体を満たすことでNAを1以上として露光する、いわゆる液浸露光方法に対応する投影系であってもよい。
プレート400は、ウェハや液晶基板などの被処理体でありフォトレジストが塗布されている。プレート400は図示しないチャックを介して図示しないステージに載置される。マスク200とプレート400は、例えば、同期走査され、図示しないステージとマスクステージの位置は、例えば、干渉計を利用して監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。
以下、図9乃至図17を参照して、本発明の第2の実施例の照明装置100Aを備えた露光装置1Aについて詳細に説明する。ここで、図9は、露光装置1Aの概略ブロック図である。図9において、図1と同一の部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。露光装置1は、射出角度保存光学素子120から射出される発散角を切り替えて回折光学素子ユニット132の照射領域の大きさや形状を変更していたが、露光装置1Aは射出される発散角は固定して多数の光スポットによる照射領域の位置を調整している。
露光装置1Aは、ハーフミラー173と、集光光学系175と、光量モニタ部(光量検出部)176とを有する。多光束発生手段170からの射出光束は、ハーフミラー173によってその一部が反射し、集光光学系175によって光量モニタ部176内の2次元センサ面上に集光される。集光光学系175は、多光束発生手段170の射出面を物体側とし、光量モニタ部176内の2次元センサ面を像側として結像しているので、センサ面における光量分布は、有効光源分布であって先に述べた照度分布168と相似形である。
センサ面で計測された照度分布データはドライバ150Aに送られる。この信号に基づいて駆動機構139によって変形照明生成手段130は水平及び垂直方向に微小移動する。変形照明生成手段130は、多数の光スポットによる照射領域との相対位置を調整することで、所望の照度分布における照度ムラを補正することができる。
次に、駆動機構139が変形照明生成手段130を光路内で移動して照射位置を変更することによって照度分布164を所望の形状に変更する方法について説明する。図9において、射出角度121で射出された光束はリレー光学系126によりフーリエ変換されて多光束発生手段128の入射面に均一な照射領域127を形成する。照射領域127は、多光束発生手段128を介して、図10に示すように回折光学素子ユニット132の4つの各領域とほぼ同じ大きさの照射領域Uaになるように設定されている。これは射出角度121とリレー光学系126の焦点距離を所望の値とすることで実現される。
図10に示すように、照射領域Uaの中心と、回折光学素子ユニット132の中心が一致するように駆動機構139により変形照明生成手段130は水平及び垂直方向に駆動される。これによって、照射領域Uaは回折光学素子ユニット132の領域132a乃至132dに対して等分配されるように入射される。この時、再生像164は、領域132a乃至132dからの二重極分布像が夫々合成されて、図10に示すような輪帯分布となり、その偏光成分は接線方向となる。
図11及び図12は、それぞれ、照射領域Uaが回折光学素子ユニット132の領域132a及び領域132bにのみ入るように、変形照明生成手段130を駆動機構139によって水平及び垂直方向に移動した状態を示している。このようにして、接線方向の偏光から成る二重極分布を得ることができる。なお、図示はしていないが、同様にして照射領域Uaが回折光学素子ユニット132の領域132c及び領域132dに入るように設定して、±45度方向の二重極分布を得ることもできる。
図13及び図14は、それぞれ、照射領域Uaが回折光学素子ユニット132の領域132a及び132b、領域132c及び132dに跨るように、変形照明生成手段130を駆動機構139によって水平及び垂直方向に移動した状態を示している。このようにして、接線方向の偏光から成る四重極分布を得ることができる。また、もちろん、回折光学素子ユニット132を光路内に残したまま、位相板ユニット131のみを交換する構成としてもよい。
コンタクトホールを露光する場合、四重極分布においては、図15に示すように、接線方向ではなく放射方向に直線偏光成分を有する照明が必要な場合がある。この場合は、λ/4位相板131aと131bを交換して、入射した円偏光が変換される偏光方向を領域131aでは水平、領域131bでは垂直になるように配置する。このような変形照明生成手段130を別途用意しておいて駆動機構139を用いて交換すれば、図13の接線四重極分布から図15の放射四重極分布への変更を容易に行うことができる。
ところで、回路パターンを露光した際に水平方向のラインと垂直方向のラインの線幅に差が出る場合がある(以下、これを「HV差」という)。これは照明光学系及び投影光学系において何らかのエラーが生じてσ均一性が崩れることにより発生する。「σ均一性が崩れる」とは、例えば、図10に示す輪帯分布が正円ではなく少し楕円になってしまうことを意味している。
このようなHV差を補正するために意図的に照度分布にムラを与える方法を、図16及び図17を参照して説明する。
図16は、図13で既述した接線四重極分布を形成する場合において、照射領域Uaの中心と領域132a及び132bの中心を一致させずにγだけずらした場合を示している。領域132aに入射する光束の割合は領域132bに対して大きくなるため、領域132aが形成する水平方向の二重極分布の強度は相対的に強くなる。この強度は先に述べた光量モニタ部176によってモニタされ、ドライバ150Aにフィードバックされる。これにより、HV差を補正するのに必要な強度差になるまで駆動機構139は、最適なγに変形照明生成手段130を微小駆動する。かかる調整により、照度分布の形状には変化はないが強度差によってモーメントが変化し、実効的なσは水平方向の方が若干大きくなる。この結果、垂直方向のラインに対するコントラストを増強することが可能となり、HV差を補正することができる。
同様に、図17に示すように、照射領域Uaをずらすことで、垂直方向の二重極分布の強度を相対的に強くし、水平方向のラインのコントラストを増強してHV差を補正することができる。
なお、本実施例の露光装置においても、偏光制御する必要がない場合は、位相板ユニット131のみを光路から外せばよい。また、変形照明ではなく、通常照明を行う場合には、所定の外径の円形の光量分布を形成する回折光学素子を、変形照明生成手段130の代わりに、光路中に挿入するとよい。そして、もちろん、以上のHV差の補正は、偏光照明を行わない場合にも実行することができる。
以下、露光装置1及び1Aの動作について説明する。光源部102から出射した直線偏光からなる光束は引き回し光学系104により、ビーム整形光学系106に入射する。ビーム整形光学系106に入射した光束は、所定の形状に整形され、次いで、偏光制御手段108によって不要な直線偏光が除去される。次に、位相制御手段110によって直線偏光は円偏光に偏光され、次いで、射出角度保存光学素子120によって複数の点光源に分割される。次に、射出角度保存光学素子120を経た光束は、リレー光学系124を経て円偏光として多光束発生手段128に入射する。
多光束発生手段128から円偏光で射出される光束は射出NAを維持したまま円偏光として変形照明生成手段130に入射し、所望の変形照明に変換される。変形照明生成手段130は、不要な偏光成分を除去せずに入射光全てを使用して偏光方向を変換しているので非常に光利用効率が高い。また、変形照明生成手段130のほぼ全面に多数のスポット光として入射された光束(円偏光)は、λ/4位相板ユニット131によって割された領域毎に偏光方向が異なる直線偏光になり、回折光学素子ユニット132によって計算された振幅変調ないしは位相変調を受けて回折し、変形照明生成手段130によって振幅変調又は位相変調された回折光となる。かかる回折光はリレー光学系160を介してアパーチャ162に再生像(有効光源分布)164を形成する。再生像164は強度がほぼ均一で、所望の方向に偏光成分を持つ所望の照度分布を形成する。次いで、有効光源分布164は、ズーム光学系166によって変倍されて多光束発生手段170に入射する。
多光束発生手段170を構成する各微小レンズ素子からの射出光束を、照射手段177によりマスク200の被照射面に重畳して照射することで被照射面上を全体的に均一な照度分布となるように、例えば、ケーラー照明する。マスク200はマスクステージ上に置かれ、スキャンタイプの露光装置では露光に応じて駆動される。マスク200を通過してマスクパターンを反映する光は、投影光学系300により投影倍率(例えば、1/4、1/5)で図示しないウェハチャックによってステージに固定されたプレート400に結像される。ウェハチャックはウェハステージ上に配され、露光に応じて駆動される。投影光学系300は、収差が補正されているので高品位な露光処理(即ち、所望の解像度)をプレート400上で得ることができる。
光源102からの光束が外乱により微小変動しても、図2に示したように、射出角度保存光学素子120からの光束の射出角度122は保存されるので、多光束発生手段128への入射光束の位置は変化しない。即ち、照度分布126の位置は固定される。更に、多光束発生手段128からの光束の射出角度134も固定されていることから、実質的に変形照明生成手段130への入射光束には変動が無い。従って、マスク200の被照射面上の照度分布への影響も無視できる程度に小さくなる。この結果、照明装置100及び100Aは、光源からの光束の変動に対して非常に安定した系となっている。
このように、照明装置100及び100Aにより、光源からの光束の変動があっても照明領域に影響を与えず、また、CGHによって任意の変形照明のための照度分布を形成する。また、照明装置100は、任意の変形照明条件に対して照明効率を落とすことなく所望の方向(接線方向や放射方向)に直線偏光化することができる。
次に、図18及び図19を参照して、露光装置1及び1Aを利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図18は、半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ステップ1(回路設計)では、半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウェハ製造)では、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウェハを用いて、リソグラフィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図19は、図18のステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着等によって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウェハに感光材を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1及び1Aによってマスクパターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方法を用いれば、投影光学系300の結像性能を迅速かつ簡易に取得することができるので、露光のスループットも低下せず、また、波面収差が高精度に補正された投影光学系300を使用することができるので、従来は製造が難しかった高解像度のデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を経済性及び生産性よく製造することができる。また、このように、露光装置1及び1Aを使用するデバイス製造方法、並びに結果物(中間、最終生成物)としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
1、1A 露光装置
100、100A 照明装置
130 変形照明生成手段
131 λ/4位相板ユニット(偏光ユニット)
132 回折光学素子ユニット
200 マスク(レチクル)
100、100A 照明装置
130 変形照明生成手段
131 λ/4位相板ユニット(偏光ユニット)
132 回折光学素子ユニット
200 マスク(レチクル)
Claims (16)
- 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、
前記被照明面を所定の偏光状態で変形照明するための変形照明生成部を含み、
当該変形照明生成部は、λ/4位相板ユニットと回折光学素子ユニットとを含み、
前記λ/4位相板ユニットは、円偏光を所定の方向の直線偏光に変換するλ/4位相板を含み、
前記回折光学素子ユニットは、前記被照明面と実質的に共役の関係に配置され、
前記回折光学素子ユニットは、前記λ/4位相板に対応して使用され、前記直線偏光が入射されると所定の照度分布を生成する回折光学素子を含むことを特徴とする照明光学系。 - 前記λ/4位相板ユニットは、円偏光を異なる方向の直線偏光に変換する複数のλ/4位相板を含み、
前記回折光学素子ユニットは、前記λ/4位相板の位置に対応して使用され、前記直線偏光が入射されると異なる照度分布を生成する複数の回折光学素子を含むことを特徴とする請求項1記載の照明光学系。 - 前記複数のλ/4位相板の相対位置は変更可能であることを特徴とする請求項2記載の照明光学系。
- 前記複数の回折光学素子の相対位置は変更可能であることを特徴とする請求項2又は3記載の照明光学系。
- 前記照明光学系は、
光源からの光束を所定の発散角度で射出し、前記変形照明生成部を照明するための射出角度保存部と、
前記射出角度保存部の前記発散角度を変更することによって前記変形照明生成部に対する照明領域を変更する手段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の照明光学系。 - 前記射出角度保存部による前記変形照明生成部に対する照明領域を変更する手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の照明光学系。
- 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
前記被照明面に対して実質的にフーリエ変換の関係となる所定面に、前記光を回折することにより所定の光量分布を形成する回折光学素子ユニットと、
前記光源からの光で前記回折光学素子を照明するための光学ユニットと、
前記光学ユニットによる前記回折光学素子上の照明領域を変更する照明領域変更手段とを有することを特徴とする照明光学系。 - 前記回折光学素子ユニットは、前記光量分布の異なる領域をそれぞれ形成するための複数の回折光学素子を有することを特徴とする請求項7記載の照明光学系。
- 前記照明領域変更手段は、前記回折光学素子ユニットを光軸に垂直な方向に駆動する手段を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の照明光学系。
- 前記光学ユニットは、前記回折光学素子を照明するための、射出角の異なる複数のオプティカルインテグレータを含み、
前記照明領域変更手段は、前記複数のオプティカルインテグレータを切り替える手段を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の照明光学系。 - 前記回折光学素子ユニットの近傍に配置され、入射した光を所定の方向の直線偏光に変換する偏光ユニット、を更に有することを特徴とする請求項7記載の照明光学系。
- 前記回折光学素子ユニットの近傍に配置された偏光ユニット、を更に有し、
前記偏光ユニットは、前記複数の回折光学素子の夫々に対応する複数の偏光部材を有し、該複数の偏光部材は、夫々に入射した光を互いに異なる方向の直線偏光の光に変換することを特徴とする請求項8記載の照明光学系。 - 前記光量分布を検出する光量検出部を更に有し、
前記照明領域変更手段は、前記光量検出部の検出結果に応じて、前記照明領域を変更することを特徴とする請求項7乃至12のいずれか一項記載の照明光学系。 - 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系において、
前記被照明面に対して実質的にフーリエ変換の関係となる所定面に、前記光源からの光を回折することにより所定の光量分布を形成する回折光学素子ユニットと、
前記光源からの光で前記回折光学素子ユニット上を所定の照明領域で照明するための光学ユニットと、
前記回折光学素子ユニットの近傍に配置された偏光ユニットと、を備え、
前記回折光学素子は、前記光量分布のうち異なる領域を夫々形成するための複数の回折光学素子を有し、
前記偏光ユニットは、前記複数の回折光学素子の夫々に対応する複数の偏光部材を有し、該複数の偏光部材は、夫々に入射した光を互いに異なる方向の直線偏光の光に変換することを特徴とする照明光学系。 - パターンが形成されたマスクを照明する請求項1乃至14のいずれか一項記載の照明光学系と、
前記照明光学系によって照明された前記マスクの前記パターンを被露光体に投影する投影光学系とを有することを特徴とする露光装置。 - 請求項15記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
前記露光された前記被処理体を現像するステップとを有するデバイス製造方法。
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