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JP2005519029A - 植物から誘導されるか又は誘導し得る食欲抑制活性を有する物質 - Google Patents

植物から誘導されるか又は誘導し得る食欲抑制活性を有する物質 Download PDF

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Abstract

食欲を抑制又は抑止する及び肥満症を治療及び予防する方法であって、かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる食欲を抑制又は抑止する及び肥満症を治療及び予防する方法。

Description

本発明は、植物から誘導されるか又は誘導し得る食欲抑制活性を有する物質に関する。
肥満症の世界的な流行が生じているにもかかわらず、現在、この問題を処理するのに利用できる抗肥満薬は極めて少ない。動物において薬物で誘発させた食欲不振症の挙動分析は、種々の化合物が種々の異なる方法で摂食作用を大いに生じることを証明している。このことは、薬剤が食物摂取量、体重及び最終的には身体組成の変化を誘導できる種々のメカニズムを示している。上記と同じ薬物のあるものは、人において食物摂食量の減少や体重減少を生じる。これらの薬物のあるものは、空腹感と満腹感の主観的変化(飽満指数)によって測定されるような食欲系の機能を部分変更することによってそのように行う。このような薬物は、抗肥満薬として臨床可能性を有する「食欲抑制剤」であるとみなすことができる。
本発明によれば、食欲の抑制又は抑止(curbing)方法であって、かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア(Stapelia L.)属及びオルベア(Orbea Haw)属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質(以下、本発明の植物性物質という)の有効量を投与することからなる食欲の抑制又は抑止方法が提供される。
本発明はさらに、スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の使用であって、食欲の抑制又は抑止用の医薬製剤又は栄養製剤の調製における使用を提供する。
本発明はまた、食欲抑制剤又は食欲抑止剤として使用するためのスタペリア(Stapelia L.)属及びオルベア(Orbea Haw)属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を提供する。
また、肥満症の治療及び/又は予防方法であって、かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる肥満症の治療及び/又は予防方法が提供される。
本発明はさらにまた、肉体上の外観を向上させる方法であって、哺乳動物に、スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を、食欲を阻止、減少又は抑制するのに有効な量で投与し且つ前記投与を体重の有効な減少、例えば美容上有効な体重減少が生じてしまうまで反復することからなる肉体上の外観を向上させる方法を提供する。
別の局面において、本発明は、体重減少又は所望の体重維持を促進する方法であって、かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる体重減少又は所望の体重維持を促進する方法。
本発明のさらに別の局面において、スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の使用であって、食欲を抑制又は抑止する(curb)ため、肥満を治療及び/又は予防するため、あるいは体重減少又は所望の体重維持を促進するための医薬、医薬組成物又は栄養組成物の製造における使用が提供される。
スタペリア(Stapelia L.)属は、熱帯アフリカ及び南アフリカに天然に存在し且つガガイモ(Asclepiadaceae)科に属する50種類の種からなる。オルベア(Orbea Haw)属は、熱帯アフリカ及び南アフリカに天然に存在し且つこれもまたガガイモ科に属する20種類の種からなる。好ましいスタペリア種(本発明の目的に有用である)としては、下記の王犀角(Stapelia gigantea L.)及びオルベア・ヴァリエガタ〔Orbea variegata(L.)Haw〕が挙げられる。オルベア・ヴァリエガタ〔Orbea variegata(L.)Haw〕について使用される異名としては、牛角(Stapelia variegata L.)及びスティッセリア・ヴァリエガタ〔Stisseria variegata(L.)Kuntze〕が挙げられる。王犀角(Stapelia gigantea L.)について使用される異名としては、スタペリア・シクリストラ(Stapelia cyclistra)、スタペリア・マルロッチイ(Stapelia marlothii)及び帝王犀角(Stapelia nobilis)が挙げられる。本発明に適した植物種の一般名は:英語名でStarfish flower、(Giant)Toad Plant、Carrion Plantなどである。
本発明は、スタペリア属とオルベア属の植物由来の食欲抑制、抑止又は低下活性に関する最初の報告である。
本発明の植物性物質は、本発明に従って使用される植物の茎及び/又は根(以下、バイオマス又は植物バイオマスという)から調製し得る。本明細書で使用する、植物性物質という用語は、下記の1つ又はそれ以上をいう:すなわち、植物からさらに処理することなく直接に採取される新鮮な植物性物質、最初のバイオマスから得られる乾燥粉末、樹液又は乾燥樹液、バイオマスの抽出物又はその画分、単離された活性化合物及び単離された活性化合物の合成類縁体の1つ又はそれ以上をいう。好ましくは、前記の植物性物質という用語は、前記の乾燥樹液、バイオマスの抽出物又はその画分、単離された活性化合物及びその合成類縁体をいう。
前記の植物性物質は、次のプロセスの一つ又はそれ以上によって:すなわち
i)前記の最初のバイオマスを乾燥し、乾燥粉末に粉砕することによって、
ii)植物バイオマスを圧搾し、樹液を回収し、次いで該樹液を乾燥することによって、
iii)適切な溶媒を用いて前記植物バイオマスの抽出液(これは粗抽出液として使用してもよいし又はさらに分別してもよい)を調製することによって、
iv)前記植物バイオマスから純粋物質、特にプレグナングリコシド類を単離することによって、
調製し得る。
最初のバイオマスを乾燥及び粉砕するのに適した方法としては、天日乾燥、その後の熱風乾燥又はフリーズドライ(freeze−drying)、例えば凍結乾燥(lyophilization)、あるいは前記バイオマスの小片、例えば2cmから10cmの小片へのチョッピング、その後の熱風乾燥又はフリーズドライが挙げられる。いったん十分な水分、例えば90%を越える水分を除いたら、前記物質は、市販の粉砕機を使用して粗い粒子サイズ、例えば0.01mmから1mmに粉砕できる。実験室規模の抽出については、コーヒー粉砕機又はその均等物を使用できる。
乾燥樹液を調製するのに適した方法は、採集した植物バイオマスを圧搾して固体植物バイオマスから樹液を分離し、固形植物バイオマスを含有していない樹液を回収し、次いで該樹液を乾燥するか又は該樹液を、例えば適切な抽出法により精製する工程を含む。得られた樹液は、噴霧乾燥、凍結乾燥(freeze−drying)又は真空乾燥によって乾燥して自由流動性粉末を形成してもよい。
一般論として、本発明に従って使用される植物のバイオマスの抽出物(該抽出物は食欲抑制又は阻止剤を含有する)を調製するのに適した方法は、採集した植物バイオマスを溶媒で処理して食欲抑制又は抑止活性を有する画分を抽出し、残りの植物バイオマスから抽出溶液を分離し、前記抽出溶液から溶媒を除去し、次いで抽出物を回収する工程からなる。このようにして回収された抽出物は、適切な抽出又は精製法によりさらに精製してもよい。
最初の工程では、前記のようにして、植物バイオマスを粗粉末に粉砕してよいし又は得られた樹液を乾燥して粉末を得ることができる。その後に、適切な溶媒を前記粉末に加えてもよい。適切な溶媒としては、水、希酸、有機溶媒、臨界流体、超臨界流体又は近臨界流体溶媒、例えば二酸化炭素、亜酸化窒素、プロパン、エタン、エチレン及び弗化炭化水素、並びにこれらの混合物が挙げられる。有機溶媒としては、ブタン、ヘキサン、アセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、塩化メチレン、ジクロロメタン、アセトニトリル、酢酸エチル、酢酸ブチル又はこれらの混合物を挙げ得る。アルコール系溶媒、すなわち純アルコール溶媒及びその水又はその他の有機溶媒との混合物が好ましい。エタノールが、最初の抽出工程に最も好ましい溶媒である。
次いで、得られた抽出溶液は、残った植物バイオマスから適切な分離法、例えば濾過及び/又は遠心分離により分離し得る。溶媒は、例えば、ロータリーエバポレーターを用いて除去してもよい。次いで、分離された粗抽出物は、適切な生体内バオアッセイにおいて食欲抑制活性又は食欲抑止(curbing)活性を確認するために試験することができる。
好ましい方法においては、得られた抽出物は、次いで分液ロートでジクロロメタン:メタノール:水(例えば、5:2:3)を用いてさらに分別される。有機相を取り出し、乾燥し、次いでヘキサン:メタノール:水(例えば、5:4.5:5)でさらに分別される。ヘキサン相を廃棄し、得られた水性メタノール相をロータリーエバポレーターで乾燥して、部分的に精製された活性抽出物が得られる。
得られた部分精製活性抽出物はメタノールに溶解してもよいし、また吸着媒体として逆相(C18)又は順相(シリカゲル)を用いてカラムクロマトグラフィーによりさらに分別してもよい。多種の画分を取得し得、それぞれの画分はその食欲抑制活性又は食欲抑止活性を適切なバイオアッセイ法により調べることにより評価し得る。
抽出法を行う一つの好ましい方式において、食欲抑制活性又は食欲抑止活性を有する部分精製活性抽出物は、例えば、カラムクロマトグラフィーにより吸着媒体としてシリカゲルを使用し且つクロロホルム:メタノールが9:1の溶媒を使用してさらに分別され、得られたサブフラクションをその食欲抑制活性又は食欲抑制活性についてバイオアッセイし得る。食欲抑制活性又は食欲抑止活性を示すサブフラクションは、所望ならば、例えば、都合よくはカラムクロマトグラフ法を使用し、例えば吸着媒としてシリカゲルを用い且つ溶出液としてヘキサン:酢酸エチルが9:1の溶媒を用いてさらに分別し、精製してもよい。得られる精製画分は、その食欲抑制活性又は食欲抑止活性について適切なバイオアッセイ法により再度評価してもよい。
あるいは、前記の部分精製抽出物又は画分は、例えば、逆相(C18)HPLCを使用し且つ水:アセトニトリル(70:30)又は同様の条件を用いて溶出することによりさらに分別できる。
抽出物は、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥又は真空乾燥により乾燥して水分を除去して、自由流動性粉末を得てもよい。場合によっては、抽出物は、医薬適合性の担体、例えばマルトデキストリン又はデンプン上で乾燥してもよい。
本発明の植物性物質はまた、抽出し、乾燥せずに濃縮して、食欲を抑止又は抑制するのに有効である液状抽出物を得てもよい。
本発明に従って使用される植物の適切な画分又は分別抽出物は、次のプロセス工程:
(i)前記植物の植物性物質を乾燥して粗粉末に粉砕し;
(ii)前記粉末を溶媒で抽出して抽出液を形成し;
(iii)前記抽出液を多数の画分に分別し;
(iv)前記の多数の画分を濃縮又は乾燥し;次いで
(v)食欲の抑制に効果がある画分を選択する
工程の1つ又はそれ以上によって調製し得る。
精製又は分別抽出物は、慣用の製薬学的賦形剤、希釈剤又は担体と混合し得る。
活性抽出物は、本発明に従って使用される植物から、さらに好ましくは植物オルベア・ヴァリエガタ(Orbea variegata)から単離される1種又はそれ以上の化合物、例えばサポニン類、例えばプレグナングリコシド類、例えばスタバロシド(stavaroside)類、さらに好ましくはスタバロシドA、B、C、D、E、F、G、H、I、J及びKを含有し得る。本発明で使用できるプレグナングリコシド類としては、オルベア・ヴァリエガタ(Orbea variegata)から単離できる下記の式1の化合物の1種又はそれ以上が挙げられる:
Figure 2005519029
(式中、R〜Rは次の意義を有する):
Figure 2005519029
これらのプレグナングリコシド類、例えばスタバロシド類をオルベア・ヴァリエガタ(Orbea variegata)から単離する方法は、当業者には公知である。かかる方法の一つは、Phytochemistry,第39巻,No.2,pp.395−403,1995に記載されている。前記の方法は、参照してここに組み込まれる。
かかるプレグナングリコシド類、例えばスタバロシド類の合成は、技術の状態(state of the art)であり、例えば国際出願公開第WO98/46243号公報に記載の方法と同様の方法で行なうことができる、該公報は参照してここに組み込まれる。
本明細書で使用される活性化合物という用語は、本発明に従って使用される植物から誘導される活性化合物、例えば単離される活性化合物、例えば前記の式1のプレグナングリコシド類;本発明に従って使用される植物から誘導可能な化合物、例えば新規に合成された化合物又は単離された化合物の合成類縁体;あるいはこれらの混合物をいう。
一つの局面において、本発明は、本発明の植物性物質、抽出物又は前記の活性化合物、あるいはこれらの混合物を含有するか、又はこれらのみからなるか、あるいはこれらから本質的になる組成物を提供する。
動物モデルにおいて食欲抑制又は食欲抑止活性を測定するのに適した及び認められた生体内モデルを、実施例2に記載する。臨床上有効で且つ医薬承認された抗肥満薬 シブトラミン〔リダクティル(Reductil)(登録商標)〕が、このモデルにおいて食物摂取量を減らすための陽性対照として使用できる。また、食欲抑制効果をもつことが既に報告されている植物抽出物〔マヤフジン(Trichocaulon piliferum(L.f.)N.E.Br.)〕も、この生体内アッセイで陽性(positive)を試験し且つ実施例2で陽性対照として使用した。従って、この試験モデルから得られる陽性結果は、ヒトにおける臨床効果の極めて良好な指標である。
あるいは、食欲の抑制、減少又は抑止は、国際出願公開第WO98/46243号公報に挙げられている方法のいずれかにより評価でき、該公報は参照してここに組み込まれる。
前記の本発明の組成物は、専門医の監督下で投与し得るし、又は自己投与し得る。
本発明の組成物の1日当たり投与は、通常、1日当たり1盛又は多数盛(serving)、例えば急性使用又は慢性使用について、例えば1日1回又は2回である。しかし、効果は、1日、1週、又は1か月を基準として、あるいはこれらの組み合わせを基準とした使用を包含し得る投与計画により誘導し得る。本発明の組成物の投与、例えば治療は、例えば体重を一定に調節するために、又は体重の健康的又は美容効果的な減少が現われるまで、数日間、数週間、数ヶ月間又は数年間継続し得る。最適には、本発明の組成物は、規則正しく、食事の前、すなわち食前又は食後投与、あるいは食間に1日につき少なくとも1回使用される。好ましくは、本発明の組成物は、食事の前に使用され得る。
本発明の組成物は、標準食の成分、例えば栄養又は痩身組成物、あるいは健康補助食品を、例えば健康飲料、スナック類又は栄養強化飲料、及び錠剤又はソフトゲルの形で提供し得る。本発明の組成物は、スナック類又は栄養補助食品として使用される場合には、食間又は食前に使用されるのが好ましい。
あるいは、本発明の組成物は、食事代替品、例えば冷凍食品又は凍結乾燥食品として提供してもよい。
場合によっては、本発明の組成物は、栄養学的に完全であってもよい、すなわちビタミン類、ミネラル類、炭水化物、脂肪酸、タンパク質などの必要な1日量を本質的に全て供給する栄養分の唯一の供給源として使用し得るように、ビタミン類、ミネラル類、微量元素並びに炭水化物及び脂肪酸源を含有していてもよい。従って、本発明の組成物は、栄養学的に均衡の取れた完全食の形で提供し得、例えば経口又は経管栄養補給に適し得る。
本発明の組成物は、場合によっては慣用の食品添加剤、例えば乳化剤、安定剤、甘味剤、調味料、着色剤、防腐剤、キレート化剤、浸透剤、緩衝剤又はpH調節剤、酸味料、増粘剤、テキスチュアライザー(texturiser)などを含有していてもよい。本発明に適した製品構成としては、食品及び飲料品、例えばバー、例えば栄養バー、又はシリアルバー、粉末化飲料、乳製品、朝食用シリアル、ミューズリ(muesli)、キャンディー、菓子類、クッキー、ビスケット、クラッカー、チョコレート、チューインガム、デザートなどのような固形食品;ソフトドリンク、ジュース、スポーツドリンク、乳飲料、ミルクセーキ、ヨーグルト飲料又はスープなどのような液状食品;並びにペットトリート(pet treats)、ペットフードなどが挙げられる。
本発明の活性抽出物又は活性化合物は、低カロリー食事代替品又はその他の栄養又は痩身用製品として提供することが望ましいものであり得る。この場合には、食事代替品又はその他の栄養製品は、低脂肪、すなわち組成物の全カロリー分に基づいて約10%未満の脂肪であるか、又は実質的に無脂肪、すなわち組成物の全カロリー分に基づいて脂肪により提供される2.5%未満、例えば2%の脂肪であることが好ましい。
適切には、低カロリー食事代替品の1盛は、約1000kcal未満、好ましくは約200kcalから約500kcalのカロリー値を有する。適切な低カロリー栄養又は痩身用製品としては、ソフトドリンク、例えばジュース、スムージー又はダイズ系飲料を挙げ得るし、あるいは任意の種類の食品、例えばディリー・バー(dairy bars)、スナック類、スープ、朝食用シリアル、ミューズリ、キャンディー、タブ類(tabs)、クッキー、ビスケット、クラッカー、例えば煎餅、チョコレート、及び乳飲料、例えばミルクセーキ、ヨーグルト飲料などに分散させてもよい。
本発明の別の実施形態においては、スタペリア又はオルベアバイオマス、あるいは前記の組成物は、体重減量のための又は安定した体重維持のための高タンパク質規定食(diet)と共に、例えばタンパク質に富む痩身用ミルクセーキ又はその他の飲料に添加剤として都合よく提供し得る。これに関連した高タンパク質規定食とは、一般に最小限1.25gタンパク質/体重kg/日を意味する。
本発明の植物性物質、抽出物又は活性化合物を配合するのに適した組成物としては、医薬組成物、栄養補給食品(neutaceuticals)、栄養組成物、例えば栄養補助食品、痩身用組成物、医薬栄養又は機能性食品が挙げられる。本発明の植物性物質、抽出物又は活性化合物の他に、本発明の組成物は少なくとも1種の製薬学的に又は栄養学的に許容し得る担体を含有し得る。適切な送達用ビヒクルとしては、分包剤、ソフトゲル、粉末、シロップ、丸剤、カプセル、錠剤、吸入剤、移植片、液滴、舌下剤(sublinguals)、注射剤、貼付剤、坐薬、液体などが挙げられる。
投与すべき本発明の組成物の量及び投与計画は、種々の関連した因子、例えば投与の目的、個々の被験者の年齢、性別及び体重に照らして、すなわち特に被験者の肥満症又は体重超過の重症度に照らして決定される。
本発明の食欲抑制又は食欲抑止組成物の好ましい送達構成は、スタペリア及び/又はオルベア抽出物を乾燥重量で約5mgから約1000mg、好ましくは約10mgから約500mgの用量を含有する栄養補助食品として、例えば丸剤、錠剤又はソフトゲルとして、あるいはスタペリア及び/又はオルベア抽出物を約0.1重量%から約10重量%、好ましくは約0.1重量%から約5重量%、さらに好ましくは約0.5重量%から約5重量%含有する栄養補助食品として、例えば栄養強化飲料、バー又はソフトかみ菓子としてである。本発明の活性化合物の代表的な投与量は、約0.01mgから約200mg/kg体重/日、好ましくは約5mgから約100mg/kg体重/日である。
適切な投与量範囲は、供給源植物性物質(バイオマス)の乾燥重量で表される約100mgから100g/kg体重/日である。平均体重、例えば体重70kgのヒトに適した1日投与量は、最適には約1gから約100g、好ましくは約5gから約80g、さらに好ましくは約10gから約50gの範囲である。代表的な消費抽出される物質、例えば、最初のエタノール抽出工程から回収される物質は、1日当たりの1人当たりの乾燥重量で約100mgから約10g、又は乾燥重量で約1mgから約200mg/kg/日、好ましくは約3mgから約125mg/kg/日である。スタペリア及び/又はオルベアから単離された精製生物活性化合物、その合成類縁体又は新規合成化合物に関しては、適切な投与量範囲は、約0.01mgから約100mg/kg体重/日、好ましくは約0.05mgから約10mg/kg/日である。本発明の一つの局面においては、前記活性化合物の適切な投与量範囲は、1日当たり約0.1mgから約2gである。
本発明の組成物の好ましい投与方法は、腸内経路、例えば経口によるか、非経口経路、例えば静脈内、局所、例えば皮膚貼付剤の使用によるか、徐放機構により、例えばインプラント又は貼付剤によるか、あるいは粘膜を通して、例えば舌下剤により又は坐薬としてである。
経口医薬品又は栄養補助食品は、製薬技術において知られている慣用の配合方法によって調製し得る、すなわち本発明の化合物を可食性の医薬適合性の固形又は液状担体及び/又は賦形剤、例えば充填剤、例えばセルロース、ラクトース、スクロース、マンニトール、ソルビトール及びリン酸カルシウム並びに結合剤、例えばデンプン、ゼラチン、トラガカントガム、メチルセルロース及び/又はポリビニルピロリドン(PVP)と一緒に混合することによって調製し得る。任意の添加剤としては、潤滑剤及び流動性調節剤、例えばケイ酸、二酸化ケイ素、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム/カルシウム、ポリエチレングリコール(PEG)希釈剤、崩壊剤、例えば、デンプン、カルボキシメチルデンプン、架橋PVP、寒天、アルギン酸及びアルギン酸塩、着色剤、着香剤、並びに溶融剤が挙げられる。染料又は顔料を、錠剤又は糖衣錠に、例えば識別のために又は有効成分の異なる用量を示すために加えてもよい。
本発明の植物性物質又は活性化合物の他に、本発明の組成物は、下記の化合物:すなわち、カプサイシン(トウガラシ);脂肪酸〔特に、リノール酸(LA)及び共役リノール酸(CLA)〕;グリコマクロペプチド(GMP);長鎖トリグリセリド(LCT);エンテロスタチン;ガラクトース;グルクロン酸;ファイバー、例えばペクチン、グアーガム、例えば部分加水分解グアーガム、オオバコ及びベータグルカン;ヒドロキシシトレート(HCA);柑橘類;ガラナ;β−ヒドロキシブチレート;中鎖トリグリセリド(MCT);D−タガトース;エフェドラ(Ephedra L.)(例えば、マオウ、すなわちEphedra sinica Riedl.);エフェドリン;カフェイン;ジャガイモ抽出物;緑茶抽出物;エピガロカテキン没食子酸塩(又はその他のカテキン類);ペプチドD4;ビタミンB、C及び/又はE;及びピコリン酸クロムの中から選択される別の有効成分の1種又はそれ以上を含有し得る。あるいは、本発明の活性抽出物又は活性化合物は、抗肥満薬、例えばシブトラミン〔リダクティル(Reductil)(登録商標)〕と組み合わせてもよいし、あるいは食欲抑制効果を有する別の植物抽出物、例えばマヤフジン〔Trichocaulon piliferum(L.f.)N.E.Br.〕と組み合わせてもよい。例えば、本発明の組成物は、抗肥満薬を併用して、別々に投与、連続して投与又は同時に投与するためのキットの形で提供し得る。
本発明別の局面において、肥満症又は超過体重の治療用の同時、別々又は連続使用のための併用医薬製剤であって、本発明の活性抽出物又は活性化合物と、食欲抑制又は抑止用薬剤の1種又はそれ以上とを含有する併用医薬製剤が提供される。
(実施例)
植物抽出物の調製
分類学的に同定された植物バイオマス(茎)を凍結乾燥し、コーヒー粉砕機又はその均等物を使用して微細粉末に粉砕した。抽出方法:100mlのエタノールを、10gの植物粉末に加え、室温で15時間攪拌した。各試料を濾過し、得られた抽出液を真空下で濃縮して乾固した。試料250mgを、ラット満腹モデルにおける試験に使用した。
樹液(ジュース)試料は、全植物物質を採取し、得られたバイオマスから圧搾して樹液(ジュース)を取り出すことによって調製した。次いで、得られた樹液を凍結乾燥してラット満腹モデルにおいて試験するための試料を得た。
植物抽出物の試験
動物:これらの試験は、雄性スプラーグ・ドーリーラット〔RA238系OFA/IC;IFFA−CREDO、l’Arbresle産(仏国セデックス所在)〕を用いて行った。前記動物の体重が270gから290gに到達した時点で、実験に先立ち動物をMacrolone type IVケージに5つの群で飼育した。動物は、温度及び湿度を調節した環境(21℃から23℃;湿度47%)中で12:12の明暗サイクル(消灯18:00)の下で飼育した。実験の開始3日前に、動物を秤量し、それぞれをMacrolone type IIIAケージで飼育し、記録装置を備えた部屋に移した。この部屋は、温度及び湿度について上記と同様に調節し、その部屋にはその他の動物を住まわせなかった。標準ラット用チャウペレット(Nafag Ecosan 890、Gossau、スイス国)と水道水を自由に採取できるように存在させ、消費された食物の連続記録を可能にする部分変更した食事桶と飲用吸い込み口により提供した。
食物摂取量の測定:特別注文のTSE−ソフトウエアDrink/Feed(バージョン2.16)は、食物摂取量の連続記載を可能にする。食物摂取量は、丸型ステンレス鋼製バスケット(直径8cm)(これは、食物ペレットを動物に最初の食物桶と同様の位置で提供する)に残る食物の量を連続的に秤量することによって記録される。
食物摂取量は、実験時間全体(90時間から94時間)にわたって1時間の間隔で連続的に記録される。代表的な実験は、2日の調整期(run−in phase)をもって月曜日の午前10時に開始し、金曜日午前6時(92時間)まで、すなわち連続した4日間の暗期の終わりまで続けた。植物抽出試験物質の適用は、典型的には第三暗期の開始2時間前の金曜日に行った。
実験設計:次の実験を行う。前記の動物を無作為に6つの群に割り当て、ビヒクル(10%Tween 80水溶液加、注射5ml/kg)か、又はビヒクルに溶解した植物抽出物(100mg/kg)のいずれかを受けさせた。2日の調整期の後に、植物抽出物を第三明暗サイクルの暗期の2時間前に施用した。正確な投与については、各動物の重量を実験の当日に測定し、異常な観察と一緒に記録した(例えば、ストレスを受けた動物、植物抽出物施用に伴う困難など)。
データ分析:データは中央平均値±SEMとして示す。食物摂取量は、24時間の時間間隔で累加的に表示され、日周期サイクル全体にわたる食物摂取行動の容易な視覚化を可能にし且つ既に公開されているデータとの最もよい比較を可能にする。対照群と処理群の間の食物摂取行動の差異を検出するための統計分析は、反復される測定を用いて2方向分析により行い、次いでボンフェローニ検定(RM−ANOVA、Bonferroni;SigmaStat)を行った。3つの仮説をRM−ANOVAにより試験した:仮説(i)は、平行した2つの時間経過があるか又はこれらの時間経過が時間全体にわたって任意の方法で異なるのが?、仮説(ii)は、もし曲線が平行であるならば、一定の水準のシフトによる差異が存在するか?、仮説(iii)は、曲線は時間全体にわたって同じ水準のままであるのか?という仮説である。データの統計分析の時間間隔は14時間からなり、すなわち薬剤施用後の暗期(これは暗期開始2時間に生じた)(12時間)全体をカバーする。食物摂取量の主な相違は、この時間の間に期待されるべきである。統計的計算を24時間まで延長すると、追加の10個の時間位置の間、動物は通常は睡眠中であることから、分析を低感度にする。0.05未満のP値は、統計学的有意差を示すと考えられる。はp<0.05における差異を示し;**はp<0.01における差異を示し;***はp<0.001における差異を示す。
結果:食欲抑制活性の結果を表1に示す。マヤフジン(Trichocaulon piliferum)が、食欲抑制活性を有することは既に報告されており(国際出願公開第WO98/46243号明細書)、陽性対照として働く。王犀角(Stapelia gigantea)及びオルベア・ヴァリエガタ(Orbea variegata)の抽出物は、植物抽出物の投与後14時間まで食欲抑制活性を示すことを認めることができる。また、王犀角の樹液は、乾燥樹液の投与後8時間まで食欲抑制活性を示す。活性は投与(PO又はIP)の様式には依存しない。同じガガイモ科に属するセロペギア(Ceropegia L.)属、リチドカウロン(Rhytidocaulon P.R.O Bally)属、トロモトリケ(Tromotriche Haw.)属及びサルコステンマ(Sarcostemma R.Br.)属の植物は、食欲抑制活性を示さなかった。
Figure 2005519029

Claims (19)

  1. かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる食欲の抑制方法。
  2. かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる肥満症の治療及び/又は予防方法。
  3. かかる治療を必要とするヒト又はその他の哺乳動物にスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を投与することからなる体重減少又は所望の体重維持を促進する方法。
  4. 前記の植物が王犀角及びオルベア・ヴァリエガタのうちの少なくとも1種の植物である、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記の植物性物質が、スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る樹液、濃縮物、抽出物、画分又は活性化合物である、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記の植物性物質が有効量の1種又はそれ以上のサポニンを含有するものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記の植物性物質が有効量のスタバロシドA、B及びCのうちの少なくとも1種を含有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  8. 有効量のスタバロシドCを投与する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記の濃縮物、抽出物、画分又は活性化合物が前記の植物性物質をアルコール系溶媒で処理する工程を含む方法によって誘導されるものである、請求項5に記載の方法。
  10. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を含有してなる食欲抑制薬組成物。
  11. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る抽出物、濃縮物、樹液、バオマス画分又は活性化合物。
  12. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を含有する食品又は飲料品。
  13. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量を含有する栄養補助食品。
  14. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質の有効量と、製薬学的に有効な担体とを含有してなる医薬品。
  15. 乾燥重量約1gから100gの前記植物性物質から誘導されるか又は誘導し得る樹液、抽出物、濃縮物、画分又は活性化合物の有効量を単位投与量で含有する、請求項12から14のいずれか1項に記載の製品。
  16. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を含有する組成物の使用であって、食欲を抑制又は抑止用の医薬、医薬組成物又は栄養組成物の製造における使用。
  17. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を含有する組成物の使用であって、肥満症の治療及び/又は予防用の医薬、医薬組成物又は栄養組成物の製造における使用。
  18. スタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物から誘導されるか又は誘導し得る植物性物質を含有する組成物の使用であって、体重減少又は所望の体重維持を促進するための医薬、医薬組成物又は栄養組成物の製造における使用。
  19. (i)前記植物の植物性物質を乾燥して粗粉末に粉砕し;
    (ii)前記粉末を溶媒で抽出して抽出液を形成し;
    (iii)前記抽出液を多数の画分に分別し;
    (iv)前記の多数の画分を濃縮又は乾燥し;次いで
    (v)食欲の抑制に効果がある画分を選択する
    ことからなるスタペリア属及びオルベア属の植物の少なくとも1種の植物の食欲抑制画分の調製方法。
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