JP2005278125A - マルチチャンネルオーディオ信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホール室内の響きや大きさを表す全反射音をスピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための通常のマルチチャンネルから選択した2チャンネルから再生されるよう音像定位処理する音像定位処理手段4と、音像定位処理されたオーディオ信号とスピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための通常のマルチチャンネルオーディオ信号とを合成する加算手段5a、5bとを備え、合成されたオーディオ信号を再生する。
【選択図】 図1
Description
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置を概念的に示すブロック図である。図1に示すマルチチャンネルオーディオ信号処理装置は、3以上のチャンネル数を持つマルチチャンネルオーディオ信号を再生するもので、DVDオーディオのディスクリート5.1チャンネルをデコード出力するデコード手段1と、ホール室内の響きや大きさを表す全反射音を音像定位処理する音像定位処理手段4と、音像定位処理手段4の出力をクロストークキャンセル処理するクロストークキャンセル処理手段3と、クロストークキャンセル処理された音像定位処理信号をスピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための通常のマルチチャンネルオーディオ信号であるディスクリート5.1チャンネルから選択した2チャンネルから再生されるように合成する加算手段5a、5bと、加算手段5a、5bを介したディスクリート5.1チャンネルの信号を振幅増幅してスピーカから再生するための振幅増幅手段2とを備えている。
・受音点に到来する直接音及び反射音の到来方向、すなわち水平角と仰角のデータ。
・受音点に到来する直接音及び反射音の、壁面材料の吸音率や空気吸収を反映した周波数特性データ。
・受音点に到来する直接音及び反射音の、音源から受音点に到達するまでの到達遅れ時間データ。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置を概念的に示すブロック図である。図6に示す第2の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置は、図1に示す第1の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置の構成に、マルチチャンネルオーディオ信号に対し、ホール室内の響きや大きさを表す全反射音の到来方向別に反射音の到達遅れ時間分だけ遅延し周波数特性を加味して元の信号にそれぞれ加算する、遅延手段6とイコライザ7及び加算手段8とで構成される遅延加算手段をさらに備えている。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置を概念的に示すブロック図である。図8に示すマルチチャンネルオーディオ信号処理装置は、3以上のチャンネル数を持つマルチチャンネルオーディオ信号を記録媒体に記録するもので、スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための通常のマルチチャンネルオーディオ信号と、スピーカの高さ以外の上下方向の音場再生のための仮想音源として再生されるよう音像定位処理されたオーディオ信号とをクロストークキャンセル処理手段9を介して合成する加算手段10a、10bと、合成されたオーディオ信号を記録媒体(例えば光ディスク)(不図示)に記録する記録手段11とを備えている。
VL(t)=s(t)×h1l(t)
VR(t)=s(t)×h1r(t) ・・・(1)
VL(t)=α(t)(s(t)×h1l(t))
+(1−α(t))(s(t)×h2l(t))
VR(t)=α(t)(s(t)×hlr(t))
+(1−α(t))(s(t)×h2r(t)) ・・・(2)
ただし、0<=α(t)<=1.0
すなわち、時間の経過に伴い、スピーカSP1からスピーカSP2の伝達関数に切り替えていく。
VL(t)=α(t)(s(t)×h1l(t))
+β(t)(s(t)×h2l(t))
+γ(t)(s(t)×h3l(t))
+△(t)(s(t)×h4l(t))
VR(t)=α(t)(s(t)×hlr(t))
+β(t)(s(t)×h2r(t))
+γ(t)(s(t)×h3r(t))
+△(t)(s(t)×h4r(t)) ・・・(3)
ただし、0<=α(t)<=1.0、0<=β(t)<=1.0、
0<=γ(t)<=1.0、0<=△(t)<=1.0であり、
α(t)+β(t)+γ(t)+△(t)=1.0
α(t)+β(t)=1.0のとき、γ(t)=△(t)=0
β(t)+γ(t)=1.0のとき、α(t)=△(t)=0
γ(t)+△(t)=1.0のとき、α(t)=β(t)=0
FVL(t)=d(t)×(hrr(t)×VL(t)−hlr(t)×VR(t))
FVR(t)=d(t)×(hll(t)×VR(t)−hrl(t)×VL(t))
ただし、d(t)=1/(hll(t)×hrr(t)
−hrl(t)×hlr(t)) ・・・(4)
図11は、本発明の第4の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置を概念的に示すブロック図である。図11に示す第4の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置は、スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための通常のマルチチャンネルオーディオ信号と、スピーカの高さ以外の上下方向の音場再生のための仮想音源として再生するための信号処理に必要なデータ及び音像定位処理すべき信号とを記録媒体(光ディスク)に記録する記録手段11を備えたものである。
次に、第4の実施の形態で説明したマルチチャンネルオーディオ信号処理装置によって記録されたメディアを再生する場合について説明する。図13は、本発明の第5の実施の形態に係るマルチチャンネルオーディオ信号処理装置を概念的に示すブロック図である。図13において、FL、C、FR、SL、SR、SW、Vチャンネルの信号は従来の方法によりデコード手段1にてデコードされる。デコードされたVチャンネルの信号はメディアから読み込まれた方向データを用いて音像定位処理手段4にて音像定位処理される。
2 振幅増幅手段
3、9 クロストークキャンセル処理手段
4 音像定位処理手段
5a、5b、8、10a、10b 加算手段
6 遅延手段
7 イコライザ
11 記録手段
41 入出力手段
42 反射音算出手段
43 全方向頭部伝達関数記憶部
44 インパルス応答作成手段
45 制御手段
SP1〜SP4 スピーカ
Claims (4)
- 3以上のチャンネル数を持つマルチチャンネルオーディオ信号を再生するマルチチャンネルオーディオ信号処理装置であって、
前記マルチチャンネルオーディオ信号の任意の1チャンネルの信号に基づいてホール室内の響きや大きさを表す全反射音を、スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための前記マルチチャンネルオーディオ信号から選択した2チャンネルから再生されるよう音像定位処理する音像定位処理手段と、
音像定位処理された前記オーディオ信号と前記スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための前記マルチチャンネルオーディオ信号とを合成する加算手段とを備え、合成されたオーディオ信号を再生するよう構成されたマルチチャンネルオーディオ信号処理装置。 - 前記マルチチャンネルオーディオ信号に対し、ホール室内の響きや大きさを表す全反射音の到来方向別に反射音の到達遅れ時間分だけ遅延し、周波数特性を加味して元の信号にそれぞれ加算する遅延加算手段をさらに備えた請求項1に記載のマルチチャンネルオーディオ信号処理装置。
- 3以上のチャンネル数を持つマルチチャンネルオーディオ信号を記録媒体に記録するマルチチャンネルオーディオ信号処理装置であって、
スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための前記マルチチャンネルオーディオ信号と、前記スピーカの高さ以外の上下方向の音場再生のための仮想音源として再生されるよう音像定位処理されたオーディオ信号とを合成する加算手段を備え、合成された前記オーディオ信号を記録媒体に記録するよう構成されたマルチチャンネルオーディオ信号処理装置。 - 3以上のチャンネル数を持つマルチチャンネルオーディオ信号を記録媒体に記録するマルチチャンネルオーディオ信号処理装置であって、
スピーカの高さにおける水平面上の音場再生のための前記マルチチャンネルオーディオ信号と、前記スピーカの高さ以外の上下方向の音場再生のための仮想音源として再生するための信号処理に必要なデータ及び音像定位処理すべき信号とを、記録媒体に記録する記録手段を備えたマルチチャンネルオーディオ信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004092680A JP2005278125A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | マルチチャンネルオーディオ信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004092680A JP2005278125A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | マルチチャンネルオーディオ信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005278125A true JP2005278125A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35177264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004092680A Pending JP2005278125A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | マルチチャンネルオーディオ信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005278125A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011139263A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Univ Of Aizu | 立体音響生成システム、その制御方法及び制御プログラム |
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JP2016129424A (ja) * | 2010-07-07 | 2016-07-14 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 立体音響再生方法及びその装置 |
CN112291673A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-29 | 歌尔科技有限公司 | 一种声相定位电路及设备 |
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2004
- 2004-03-26 JP JP2004092680A patent/JP2005278125A/ja active Pending
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