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JP2005134749A - 自動車音処理装置 - Google Patents

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JP2005134749A JP2003372514A JP2003372514A JP2005134749A JP 2005134749 A JP2005134749 A JP 2005134749A JP 2003372514 A JP2003372514 A JP 2003372514A JP 2003372514 A JP2003372514 A JP 2003372514A JP 2005134749 A JP2005134749 A JP 2005134749A
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Abstract


【課題】 自動車の動力部が発生する自動車音に効果を付与するなどの処理行って車室内で発生することのできる自動車音処理装置を提供することを目的としている。
【解決手段】 エンジン音のエンベロープレベルに連動して、入力されるエンジン音の周波数特性を変化させるように設定された信号処理部であり、自動車のアクセルを踏み込んで加速する場合や、下り坂でエンジンブレーキが掛かっているときにエンジン音の音量と音質が共に変化する。この変化の仕方が、スポーツタイプやレーサタイプにより異なるが、これらの状態を模擬する部分である。フィルタとして、HSHV(ハイ・シェルビング・フィルタ)が構成され、エンジン音のエンベロープレベル(音量)とエンコーダにより設定される値に応じて、このフィルタのカットオフ周波数やゲインが変化される。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車音処理装置に関し、特に、自動車のエンジンやトランスミッションが発生する自動車音を処理し車室内で発生する自動車音処理装置に関する。
従来の自動車のエンジン音発生装置としては、種々の自動車のエンジン音(排気音を含む)を記憶手段に記憶し、自動車の走行状態に応じて再生する装置(特許文献1)や、ユーザが選択する車種やマフラーの種類に応じた排気音を発生する装置などが知られている。また、特開平11−219192号公報(特許文献2)に開示されているように、バッテリーから抽出されるオルタネータノイズを変換した擬似エンジン音を車室内で発生するようにしたものが知られている。
特開2000−10576号公報 特開平11−219192号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている記憶手段に記憶されているエンジン音(排気音を含む)を、自動車の走行状態に応じて再生すると、実際の自動車の走行に比べ、エンジン音の変化に遅れが発生したり、自動車の走行状態とは異なる音が発生し、違和感があった。
また、特許文献2に記載されている自動車のエンジン音は、オルタネータノイズを変換することにより発生される擬似エンジン音であって、その音の変化も自動車の走行状態の変化とは異なるので、やはり違和感があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、自動車の動力部が発生する自動車音に効果を付与するなどの処理を行って車室内で発生することのできる自動車音処理装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の自動車音処理装置は、自動車の動力部が発生する自動車音を検出する検出手段と、その検出手段により検出された自動車音を入力する入力手段と、前記自動車の動力部の稼動状態に応じて上記入力手段に入力される自動車音に効果を付与する効果付与手段とを備えている。
この請求項1記載の自動車音処理装置によれば、エンジンやマフラーやトランスミッションなどから得られる自動車の動力部が発生する音に、エンジンの回転数や負荷などの動力部の状態に応じて効果が付与される。
請求項2に記載の自動車音処理装置は、請求項1記載の自動車音処理装置であって、前記効果付与手段は、前記入力手段に入力される自動車音の周波数特性を変化させるものである。
請求項3記載の自動車音処理装置は、請求項1又は2記載の自動車音処理装置であって、前記効果付与手段は、前記入力手段に入力される自動車音のエンベロープレベルに応じて前記自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものである。
請求項4記載の自動車音処理装置は、請求項1から3のいずれかに記載の自動車音処理装置であって、前記効果付与手段は、自動車のエンジンの回転数に応じて前記入力手段に入力される自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものである。
請求項5記載の自動車音処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載の自動車音処理装置であって、前記効果付与手段は、自動車のエンジンの負荷に応じて前記入力手段に入力される自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものである。
請求項6記載の自動車音処理装置は、請求項1から5のいずれかに記載の自動車音処理装置であって、車種を選択する車種選択手段を備え、前記効果付与手段は、前記車種選択手段により選択された車種に応じて、前記自動車の動力部の稼動状態に応じて自動車音に付与する効果の態様を変化させるものである。
請求項7記載の自動車音処理装置は、請求項1から6のいずれかに記載の自動車音処理装置であって、制御値を設定する操作子を備え、前記効果付与手段は、前記操作子により設定された制御値に応じて、前記自動車の動力部の稼動状態に応じて自動車音に付与する効果の態様を変化させるものである。
本発明の自動車音処理装置によれば、自動車の動力部が発生する自動車音を検出する検出手段と、その検出された自動車音を入力する入力手段と、前記自動車の動力部の稼動状態に応じて前記入力手段に入力される音に効果を付与する効果付与手段とを備えているので、エンジン音等の自動車音にエンジンの稼動状態に合致した音の効果を付与することができる。このため、自動車が発生する元の音とは異なる音にして楽しむことができるとともに、記憶手段に記憶された波形を読み出す方式に比べ、より実際の自動車の動力部の稼働状態に合致した臨場感の高い自動車音とすることができるという効果がある。
効果付与手段の好適な態様としては、自動車音の周波数特性を変化させることであり、このことにより、自動車音を異なる車種や好みに応じて特徴のある自動車音に処理し発生させることができるという効果がある。
また、動力部の稼働状態としては、エンジン音のエンベロープレベルやエンジン負荷やエンジンの回転数があり、これらの状態の変化に応じてフィルタの特性を変化させることにより、より自動車音に特徴付けあるいは強調した自動車音に変化することができるという効果がある。
また、エンジンなどの動力部や走行状態に応じて変化する周波数特性の変化の仕方を任意に設定する手段を設けたので、ユーザの好みに合った自動車音に変更することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明による自動車音処理装置の電気的構成を示すブロック図である。同図において、CPU10と、ROM12と、RAM14と、自動車の各部に搭載され各種の情報を保有している他のCPUとを接続する車内LAN(Local Area Network)のインターフェース16と、ユーザにより操作される操作子等を備えた操作パネル18と、所定の音を発生する音源20と、自動車音に効果を付与するなどの処理を行うDSP22とが、バス34により接続されている。
CPU10は、中央演算処理装置であり、ROM12は、このCPU10により実行される各種の制御プログラムや、そのプログラムを実行する際に参照される固定値データが格納されている。後述するDSP22が実行するプログラムやDSP22が効果を付与する際に参照するテーブルなどの各種テーブルは、このROM12に記憶されている。
RAM14は、CPU10が制御プログラムを実行する際に必要な各種レジスタ群などが設定されたワーキングエリアや、処理中のデータを一時的に格納するテンポラリエリア等を有しランダムにアクセスできる書き換え可能なメモリである。
インターフェース16は、車内LANのインターフェースであって、このインターフェースを介して、スピードメータが表示している自動車のスピードやタコメータが表示しているエンジンの回転数や現在設定されているトランスミッションのギヤ比などの情報を得ることができる。
操作パネル18は、図2に示すように各種パラメータを設定する操作子群であり、音量や音質を調整する操作子や、効果選択スイッチを有している。
音源20は、音源20の内部に備えられた波形メモリに記憶された波形を読み出し、その波形をDSP22に出力するもので、本装置では、自動車音に効果を付与するとともに、音源20が記憶している音を付加して自動車音のバリエーションを増やすことができる。
DSP22は、エンジンの各部やマフラー、トランスミッションなどに取り付けられたセンサ26から得られる電気信号がA/D変換器24によりデジタル信号に変換され、そのデジタル信号に効果を付与する等の処理を行うデジタル信号処理回路である。DSP22により処理されたデジタル信号は、D/A変換器28によりアナログ信号に変換され、アンプ30により増幅されてスピーカ32から放音される。スピーカ32は、車内の座席の前や後の複数の位置に配置される。
図2は、操作パネル18の詳細を示す図であり、タッチディスプレイ40は、LCD表示画面に圧力センサを備え、ユーザにより押圧された位置とその位置に表示されている内容に応じて選択等の操作を行うことができるもので、この図の画面では、プリセットされている効果の種類を選択する画面が表示されている。
ここでは、ノーマル40a、S(スポーツタイプ)40b、R1(レースタイプ1)40c、R2(レースタイプ2)40dの4種類の効果のプリセットが表示されていて、いずれかの表示領域を指等で押圧すると、その領域に表示されているプリセットが選択される。この図では、S(スポーツタイプ)40bが反転表示され、現在選択されている例を示している。ノーマル40aは、何も効果がかからないプリセットで、このプリセットが選択された場合は、センサ26により検出された自動車音がそのままアンプ30により増幅されてスピーカ30から放音される。
上下の矢印が表示されている領域40eは、表示内容をスクロールさせる操作領域で、現在表示されている効果の種類以外の効果を選択する場合や他のパラメータを設定するなどの場合に、矢印の上を押圧することにより上方向または下方向へスクロールさせることができる。あるいは、この領域のカーソル40fを押圧しながら上方向または下方向へ移動することによりスクロールさせることもできる。
エンコーダであるレーシー42、ボトム44、ボリューム46は、それぞれのパラメータを設定する回転ノブで、ボリューム46は、スピーカ32から出力される音量を調節するものであり、レーシー42、ボトム44についての詳細は後述する。
図3は、DSP22が行う処理を簡易的に説明するブロック図である。自動車音は、エンジンやマフラーやトランスミッションが自動車の走行に伴って発生する音など多種の音がある。これらの音は、走行状態に応じて多様に変化し、自動車音のレベルや周波数特性は非常に複雑に変化する。これらの音を車種(タイプ)などに応じて周波数特性を変化させるには、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタ、コムフィルタなどの多数のフィルタを必要とし、それぞれのフィルタの特性を動力部の状態や走行状態に合わせて変化させる必要がある。
本実施例では、理解を容易にするために、自動車音としては、エンジンそのものが発生するエンジン音を例として説明する。また、これらのフィルタのうち最も特徴がある2つのフィルタがそれぞれ一つずつのパラメータによりその特性を変化させる例について説明することにする。以下の説明では、パラメータとしては、エンジン音のエンベロープレベルとエンジンの回転数を例示するが、いずれのパラメータもエンジンの負荷に置き換えてもよい。なお、エンジンの負荷は、自動車の速度と加速度とトランスミッションのギア比などから得ることができる。
図3(a)は、エンジン音のエンベロープレベルに連動して、入力されるエンジン音の周波数特性が変化するように設定された信号処理部を示す図であり、自動車のアクセルを踏み込んで加速する場合や、下り坂でエンジンブレーキが掛かっているときにエンジン音の音量と音質が共に変化する。この変化の仕方が、スポーツタイプやレースタイプにより異なり、これらの状態をこの信号処理部により模擬すると、ノーマル車の自動車音をあたかもスポーツタイプやレースタイプの自動車音であるかのように変換することができる。
フィルタとして、HSHV(ハイ・シェルビング・フィルタ)50が構成され、エンジン音のエンベロープレベル(音量)とエンコーダにより設定される制御値に応じて、このフィルタのカットオフ周波数やゲインが変化される。
図3(b)は、エンジンの回転数に連動して、入力されるエンジン音の周波数特性が変化するように設定された信号処理部を示す図であり、自動車のエンジン音はエンジンの回転数に応じて音量や音質が変化する。この変化の仕方が、スポーツタイプやレースタイプにより異なり、これらの状態をこの信号処理部により模擬すると、ノーマル車の自動車音をあたかもスポーツタイプやレースタイプの自動車音であるかのように変換することができる。フィルタとして、BPF(バンドパスフィルタ)52が構成され、エンジンの回転数とエンコーダにより設定される制御値に応じてこのバンドパスフィルタの中心周波数やゲインやQが変化される。
エンジンの回転数は、タコメータにより表示される情報から得るようにしてもよいし、点火プラグの点火周期や、エンジン音からピッチあるいは周波数特性を検出し、その情報から得るようにしてもよい。なお、上記図3(a)に示したHSHV50と図3(b)に示したバンドパスフィルタ52は、直列に配置されるが、前後関係は、いずれでもよい。
図4は、エンジン音のエンベロープレベルに応じてフィルタの特性を変化させることによりエンジン音の周波数特性を変化させる様子を示すもので、ここでは、いわゆるノーマル車のエンジンにセンサを取り付け、S(スポーツタイプ)に変換する場合(プリセットのうちS(スポーツタイプ)が選択された場合)であって、回転数が2000rpmである場合について説明する。
図4において、(a)は、ノーマル車のエンジンのエンベロープレベルが小さいときのエンジン音の周波数特性である。この自動車音は、低域にピークをもち、高域へかけてなだらかに減衰する特性である。(b)は、このノーマル車で同じく回転数が2000rpmであって、エンベロープレベルが大きい場合の周波数特性を表し、エンベロープレベルが小さい場合に比べて、全域に渡ってレベルが持ち上がり、特に低域のレベルが増大する。
選択されているプリセットであるS(スポーツタイプ)では、エンベロープレベルが小さいときは(c)に示すようなフィルタ特性、すなわち高域のレベルを下げる特性とし、エンジン音のエンベロープレベルが大きいときは、(d)に示すように高域を少し持ち上げるフィルタ特性とする。
(e)は、(a)に示すエンジン音を(c)に示す特性のフィルタにより処理されたときに得られるエンジン音の周波数特性で、元の自動車音の高域が押さえられる。(f)は、(b)に示すエンジン音を(d)に示す特性のフィルタにより処理されたときに得られるエンジン音で、高域が持ち上げられる。このようにエンジンのエンベロープレベルに応じてフィルタの特性を変化させることにより、スポーツタイプのエンジン音の振る舞いを模擬することができる。
図5は、プリセットの種類に応じて設定されるHSHV50のカットオフ周波数とゲインとを示すもので、同様にエンジンの回転数が2000rpmである場合に、プリセットがS(スポーツタイプ)で、エンジン音のエンベロープレベルが小さいときのフィルタ特性を(a)、エンジン音のエンベロープレベルが大きいときのフィルタ特性を(b)に示す(図4の(c)と(d)と同じ)。
プリセットがR1(レースタイプ1)であって、エンジン音のエンベロープレベルが小さいときのフィルタ特性を(c)に、エンジン音のエンベロープレベルが大きいときのフィルタ特性を(d)にそれぞれ示す。S(スポーツタイプ)に比べエンジン音のエンベロープレベルが小さい場合も大きい場合もHSHV50のカットオフ周波数が低く設定される。 プリセットがR2(レースタイプ2)であって、エンジン音のエンベロープレベルが小さいときのフィルタ特性を(e)に、エンジン音のエンベロープレベルが大きいときのフィルタ特性を(f)にそれぞれ示す。エンジン音のエンベロープレベルが小さい場合、R1(レースタイプ1)に比べHSHV50のカットオフ周波数が更に低く設定され、エンジン音のエンベロープレベルが大きい場合は、HSHV50のカットオフ周波数は高く設定される。
図6は、エンジン音のエンベロープレベルに応じてHSHVのパラメータが変化する様子を示す図である。図6(a)は、エンジン音のエンベロープレベルにより、HSHV50のカットオフ周波数が変化する変化曲線を、各プリセット毎に図示したもので、横軸をエンベロープレベル、縦軸をカットオフ周波数とし、プリセットSを実線、プリセットR1を破線、プリセットR2を一点鎖線でそれぞれ表したグラフである。いずれも、エンベロープレベルが大きくなるに従ってカットオフ周波数を高く設定するが、傾きや、大きさがプリセットにより異なる。
図6(b)は、エンジン音のエンベロープレベルにより、HSHV50のゲインが変化する変化曲線を、図2に示すエンコーダのノブの一つであるレーシー42の設定毎に図示したもので、横軸をエンベロープレベル、縦軸をHSHV50のゲインとするグラフである。エンベロープレベルが大きくなるに従って、ゲインはマイナスの所定値からプラス方向へ変化するが、レーシー42により設定される制御値が大きいほどその傾きは大きい。なお、エンベロープレベルは、入力されるエンジン音を整流し、その整流した波高値を積分することなどの方法により得ることができる。
つぎにエンジンの回転数に連動して自動車音の周波数特性を変化させる処理について説明する。
図7は、エンジンの回転数に応じてフィルタの特性を変化させることによりエンジン音の周波数特性を変化させる様子を示すもので、ここでは、ノーマル車のエンジンにセンサを取り付け、S(スポーツタイプ)がプリセットとして選択されている場合について説明する。
図7(a)は、ノーマル車のエンジンの回転数が1200rpmであるときのエンジン音の周波数特性で、40Hz付近にピークを持ち高域へ向けてなだらかに減衰している。図7(b)は、同じくノーマル車のエンジンの回転数が6000rpmであるときのエンジン音の周波数特性で、200Hz付近にピークを持ち、高域へかけてなだらかに減衰している。なお、回転数1200rpmは、周波数では20Hzに対応し、4サイクルエンジンでは、2回転に1回爆発が行われるので、1気筒の場合の爆発の周期は、10Hzである。4気筒の場合は、4つの気筒の爆発の間隔が車種により異なるが、ここではほぼ均等な間隔で爆発するものとし、その周波数特性のピークは約40Hzとなる。同様に、回転数が6000rpmの場合の周波数特性のピークは、200Hzとなる。
選択されているプリセットであるS(スポーツタイプ)では、エンジンの回転数が低いときは(c)に示すようにバンドパスフィルタの中心周波数をエンジン音の周波数特性のピークとなる周波数である約40Hzとし、エンジンの回転数が高いときは、(d)に示すようにバンドパスフィルタの中心周波数をエンジン音の周波数特性のピークとなる周波数である約200Hzにすると共に、バンドパスフィルタ52のゲインを上げるフィルタ特性とする。
(e)は、エンジンの回転数が低い場合で、(a)に示すエンジン音を(c)に示す特性のバンドパスフィルタで処理したエンジン音の周波数特性を示すもので、元のエンジン音の回転数に対応する周波数が少し持ちあげられる。
(f)は、エンジンの回転数が高い場合で、(b)に示すエンジン音を(d)に示す特性のバンドパスフィルタで処理したエンジン音の周波数特性を示すもので、元のエンジン音の回転数に対応する周波数のレベルがより大きく持ちあげられる。
図8は、プリセットの種類に応じて設定されるバンドパスフィルタ52の中心周波数とゲインを示すもので、プリセットがS(スポーツタイプ)で、エンジンの回転数が1200rpmのときのフィルタ特性を(a)、エンジンの回転数が6000rpmのときのフィルタ特性を(b)に示す。(図7の(c)と(d)と同じ)
プリセットがR1(レースタイプ1)で、エンジンの回転数が1200rpmのときのフィルタ特性を(c)に、エンジンの回転数が6000rpmのときのフィルタ特性を(d)にそれぞれ示す。S(スポーツタイプ)に比べエンジンの回転数が低い場合も高い場合もバンドパスフィルタ52の中心周波数は同じであるが、バンド幅が狭く設定される。
プリセットがR2(レースタイプ2)で、エンジンの回転数が1200rpmのときのフィルタ特性を(e)に、エンジンの回転数が6000rpmのときのフィルタ特性を(f)にそれぞれ示す。エンジンの回転数が低い場合、R1(レースタイプ1)に比べ、バンドパスフィルタ52の中心周波数は同じであるが、バンド幅は広く設定される。
図9は、エンジンの回転数に応じてバンドパスフィルタのパラメータが変化する様子を示す図である。図9(a)は、エンジンの回転数によりバンドパスフィルタ52の中心周波数を変化させた変化曲線をエンコーダであるボトム44により設定される制御値毎に図示したもので、横軸をエンジンの回転数、縦軸をバンドパスフィルタ52の中心周波数とし、ボトム44の設定が小、中、大の時のグラフである。いずれも、エンジンの回転数が高いほどバンドパスフィルタ52の中心周波数を高く設定するが、ボトム44の設定が大きいほど右肩上がりの傾きが大きくなるように設定されている。
なお、エンジン音の周波数特性のピークとなる周波数(Hz)は、4サイクルエンジンの回転数(rpm)と気筒数から数式1により演算で求められるので、ピークとなる周波数を演算で求め、この周波数にボトム44により設定される制御値に応じた係数を掛けることにより、バンドパスフィルタ52の中心周波数を設定するようにしてもよい。
この数式1において、60で割るのは、回転数が1分間当りの値であるのに対し周波数の単位であるヘルツ(Hz)は、1秒間あたりの値であり、2で割るのは、4サイクルエンジンの場合は、エンジンの回転軸が2回転に1回の割合で爆発が行われるからである。
Figure 2005134749
図9(b)は、同様にエンジンの回転数によりバンドパスフィルタ52のゲインを変化させた変化曲線をエンコーダであるボトム44の設定毎に図示したもので、横軸をエンジンの回転数、縦軸をバンドパスフィルタ52のゲインとし、ボトム44により設定される制御値が、小、中、大の時のグラフである。いずれもエンジンの回転数が高くなるにしたがって、ゲインは所定値からプラス方向へ変化するが、ボトム44により設定される制御値の値が大きいほど右肩上がりの傾きが大きくなるように設定されている。
図9(c)は、同様にエンジンの回転数によりバンドパスフィルタ52のQを変化させた変化曲線を、プリセットの設定毎に図示したもので、横軸をエンジンの回転数、縦軸をバンドパスフィルタ52のQとし、プリセットSの場合を実線、プリセットR1の場合を破線、プリセットR2の場合を一点鎖線でそれぞれ示すグラフである。いずれもエンジンの回転数が高くなるにしたがって、Qは小さくなるように設定されている。
以上説明したように、エンジン音について、エンベロープレベルと回転数の変化に応じて周波数特性を変化させる様子や、この変化の様子がプリセットやエンコーダの設定でも変化することについて説明した。
つぎにCPU10とDSP22が行う処理について説明する。
図10は、CPU10がROM12に記憶されたプログラムに従って実行する処理を表すフローチャートである。
本装置の電源が投入されると、まずROM12に記憶されているDSP22が実行する効果処理プログラムと選択されているプリセットのパラメータやテーブルをDSP22に送る(S1)。次に、エンコーダ42、44、46が設定している値を読み込み、DSP22へ送り、DSP22が効果処理を開始するよう指示する(S2)。
DSP22は、CPU10から送られた各種データをDSP22内のRAM22aの所定の領域に記憶し、受け取ったプログラムに従って、効果処理を開始する。
次に、CPU10は、操作パネル18のタッチディスプレイ40によりプリセットのいずれかが選択されたか否かを判断し(S3)、選択されたと判断した場合は(S3:Yes)、その選択されたプリセットに応じた処理プログラムやパラメータやテーブルROM12から読み出してDSP22へ送り(S4)S5の処理へ進む。一方、S3の処理で、プリセットの選択が行われていないと判断した場合は(S3:No)、S5の処理へ進む。
S5の処理では、エンコーダ42、44、46のいずれかが操作されたか否かを判断し、操作されたと判断した場合は(S5:Yes)そのエンコーダに対応するパラメータの値を求め、その値をDSP22へ送り(S6)S7の処理へ進む。一方、S5の処理で、エンコーダのいずれもが操作されなかったと判断した場合は(S5:No)S7の処理へ進む。
S7の処理では、インターフェース16を介してDSP22が効果処理に必要なデータを受信したか否かを判断し、効果処理に必要なデータを受信したと判断した場合は(S7:Yes)そのデータに従って、DSP22で使用されるパラメータの値を求め、その値をDSP22へ送り(S8)S3の処理へ戻る。一方、S7の処理で、効果処理に必要なデータを受信していないと判断した場合は(S7:No)S3の処理へ戻る。
次に、DSP22における処理について、説明する。ここでは、図11に示す方法と図12に示す方法の二つの方法について説明する。
図11および図12において、RAM22aは、エンジンの負荷と回転数の離散的なそれぞれの値に応じて、HSHV50のカットオフ周波数とゲインおよびバンドパスフィルタ52の中心周波数とゲインとQ値とがテーブルとして記憶されている。このテーブルは、ROM12に記憶されているものであり、選択された車のタイプに応じてCPU10により、図10で説明したフローチャートのS1またはS4の処理において転送されたものである。また、図11に示すフィルタA22bおよびフィルタB22cと図12に示すフィルタ22hとは、DSP22により形成され、HSHV50とバンドパスフィルタ52とが直列に配置されているものである。
図11は、DSP22において実行されるエンジンの負荷と回転数の変化に応じて周波数特性を変化させる第1の方法を模式的に表す図である。図11において、エンジンの負荷と回転数が与えられると、これらの値に近い二つの状態における、カットオフ周波数やゲインやQの値から成るフィルタ係数群がRAM22aに記憶されたテーブルから読み出され、エンコーダであるレーシー42とボトム44により設定されている制御値に応じて設定され一方のフィルタ係数群1がフィルタA22bに供給され、同時に他方のフィルタ係数群2がフィルタB22cに供給される。入力されたエンジン音は、フィルタA22bおよびフィルタB22cによりそれぞれ周波数特性が変更され、クロスフェードミックス部22dに入力される。このクロスフェードミックス部は、与えられたエンジンの負荷および回転数に対応した混合比で、入力された自動車音信号を合成し、出力する。
このことにより、フィルタの特性をエンジンの負荷と回転数とに応じて変化させることができる。
図12は、図11を参照して説明したフィルタを切り替える方式に対し、一つのフィルタに与えるパラメータを補間する方式である。エンジンの負荷と回転数が与えられると、これらの値に近い2つの状態におけるフィルタ係数群1およびフィルタ係数群2が、RAM22aに記憶されたテーブルから読み出され、係数補間部22gにおいて補間演算が行われ、補間された係数がフィルタ22hに供給される。
なお、図11および図12では、テーブルにエンジンの負荷と回転数に応じたフィルタ係数群を記憶するということで説明したが、負荷と回転数とエンベロープレベルの3つのパラメータのそれぞれの値に応じたフィルタ係数群を記憶するようにし、これらの3つのパラメータに基づいたフィルタ係数群を求めて、このフィルタ係数群により周波数特性を変化するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例の自動車音処理装置によれば、エンジン音の周波数特性をエンジンの負荷や回転数およびエンジン音のレベルに応じて変化させ、その変化の仕方を、車種やユーザの好みにすることができる。
なお、請求項1記載の、自動車のエンジン音を検出する検出手段は、エンジンの吸気管や排気管、マフラーなどに取り付けた圧電セラミックなどのセンサまたは、エンジンルームに設置されたマイクロフォンでもよい。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、エンジン音のエンベロープレベルによりHSHV50のパラメータを変化させたが、HSHV50に代えてレゾナンス付きのローパスフィルタや、ハイパスフィルタやコムフィルタでもよい。
また、HSHV50のパラメータは、エンジン音のエンベロープレベルにより変化するものとしたが、エンジン音のエンベロープレベルに代えて、エンジンの負荷あるいはエンジンの回転数、あるいはこれらの組み合わせとしてもよい。このことは、バンドパスフィルタ52についても同様である。
また、上記実施例では、フィルタにより入力される自動車音の周波数特性を変化させるようにしたが、自動車音を歪ませるディストーションなどの効果を付与してもよい。ディストーションの効果を付与する場合には、エンジンの負荷に応じてディストーションの深さを変化させるなどとしてもよい。
本発明の自動車音処理装置の電気的構成を示したブロック図である。 操作パネルを示す図である。 DSPにより実行される処理を示す図である。 エンジン音のエンベロープレベルに応じてエンジン音の周波数特性を変化させる様子を示す図である。 プリセットの種類に応じて設定されるHSHVのカットオフ周波数とゲインとを示す図である 横軸をエンベロープレベル、縦軸をHSHVのゲインとするグラフである。 エンジンの回転数に応じてエンジン音の周波数特性を変化させる様子を示す図である。 プリセットの種類に応じてバンドパスフィルタの中心周波数とゲインの設定を示す図である。 エンジンの回転数に応じてバンドパスフィルタのパラメータを変化させる様子を示す図である。 CPUがプログラムに従って実行する処理を表すフローチャートである DSPにおいて実行されるエンジンの負荷と回転数の変化に応じてエンジン音の周波数特性を変化させる第1の方法を模式的に表す図である。 DSPにおいて実行されるエンジンの負荷と回転数の変化に応じてエンジン音の周波数特性を変化させる第2の方法を模式的に表す図である。
符号の説明
10 CPU
12 ROM
14 RAM
16 インターフェース
18 操作パネル
20 音源
22 DSP(効果付与手段)
26 センサ(検出手段)
40 タッチディスプレイ(車種選択手段)
42、44、46 エンコーダ(操作子)
50 HSHV(効果付与手段)
52 バンドパスフィルタ(効果付与手段)

Claims (7)

  1. 自動車の動力部が発生する自動車音を検出する検出手段と、
    その検出手段により検出された自動車音を入力する入力手段と、
    前記自動車の動力部の稼動状態に応じて前記入力手段に入力される自動車音に効果を付与する効果付与手段とを備えたことを特徴とする自動車音処理装置。
  2. 前記効果付与手段は、前記入力手段に入力される自動車音の周波数特性を変化させるものであることを特徴とする請求項1記載の自動車音処理装置。
  3. 前記効果付与手段は、前記入力手段に入力される自動車音のレベルに応じて前記自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車音処理装置。
  4. 前記効果付与手段は、自動車のエンジンの回転数に応じて前記入力手段に入力される自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動車音処理装置。
  5. 前記効果付与手段は、自動車のエンジン負荷に応じて前記入力手段に入力される自動車音を通過させるフィルタの特性を変化させるものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動車音処理装置。
  6. 車種を選択する車種選択手段を備え、
    前記効果付与手段は、前記車種選択手段により選択された車種に応じて、前記自動車の動力部の稼動状態に応じて自動車音に付与する効果の態様を変化させるものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動車音処理装置。
  7. 制御値を設定する操作子を備え、
    前記効果付与手段は、前記操作子により設定された制御値に応じて、前記自動車の動力部の稼働状態に応じて自動車音に付与する効果の態様を変化させるものであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の自動車音処理装置。
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