本発明の一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係るオーダシステム1は、図2に示すように、例えば、清算などのために用いられるPOS(Point of Sale )システム2と、当該POSシステム2と共に使用されるオーダエントリシステム3とを備えており、当該オーダエントリシステム3は、例えば、飲食店において、メニュー(商品)の映像を表示する端末をお客様(以降では客と称する)に操作してもらって注文してもらう用途などに好適に使用できるように、メニューをその映像と共に表示可能で、しかも、メニューを容易にメンテナンスできるように構成されている。
本実施形態に係るオーダエントリシステム3を説明する前にPOSシステム2の構成を簡単に説明すると、当該POSシステム2には、客から注文を受けたときに、従業員の操作に応じて、客を特定する客コードと、注文されたメニューを特定するメニューコードと、注文されたメニューの数量を示す数量情報とを含む注文情報を送信するハンディーターミナル11と、当該ハンディーターミナル11から受け取った注文情報に含まれる客コード、メニューコードおよび数量情報を互いに関連付けて記憶するサーバ装置12と、会計用の端末装置として、客からの清算指示を受けたときに、サーバ装置12へ問い合わせて、当該客の客コードに関連付けて記憶されたメニューコードおよび数量情報を取得すると共に、取得したメニューコードおよび数量情報と、各メニューコードに対応して予め記憶された単価情報とに基づき、客が注文したメニューに対する支払い金額を計算するPOS端末13とが設けられている。
本実施形態では、各機器の接続方法の一例として、上記サーバ装置12およびPOS端末13がLAN(ローカルエリアネットワーク)14を介して互いに接続されている。また、当該LAN14には、上記ハンディーターミナル11と無線伝送路経由で通信可能な無線ルータ14aが接続されており、上記携帯型のハンディーターミナル11は、当該無線ルータ14aおよびLAN14を介して、上記客コード、メニューコードおよび数量情報を含む注文情報を、サーバ装置12へ送信している。
上記POS端末13は、図3に示すように、注文可能な各メニューについて、メニューコードおよび単価情報を含むPOSデータが記憶されたPOSデータ記憶部21を備えている。当該POSデータは、POSシステム2において、清算のためだけではなく、例えば、商品(メニュー)の売り上げなど、各メニューに関連する情報を管理するために用いられるデータであって、本実施形態に係るPOSデータには、メニューの名称を示す名称情報も含まれている。
さらに、POS端末13には、例えば、入力キーなどによって構成され、従業員の操作を受け付ける入力部22と、サーバ装置12と通信するための通信処理部23と、入力部22が受け付けた操作に基づいて、清算が指示された客の客コードを特定し、当該客コードに関連するメニューコードおよび数量情報の問い合わせをサーバ装置12へ送信するよう、上記通信処理部23に指示すると共に、通信処理部23が受信したサーバ装置12からの応答および上記POSデータ記憶部21に記憶されたPOSデータに基づいて支払い金額を計算する清算処理部24と、当該清算処理部24によって算出された支払い金額を表示する表示部25とを備えている。
本実施形態に係る清算処理部24は、例えば、上記応答に含まれる各メニュコードに対応して記憶されたPOSデータのうちの単価情報に、上記各メニューコードに対応して送信された数量情報を乗算し、各乗算結果を総計するなどして、支払い金額を計算している。なお、清算処理部24は、例えば、上記応答に、予め定められたメニューコードの組み合わせが含まれている場合に予め定められた金額を減算したり、上記総計額に予め定められた消費税を乗算した値を加算するなど、予め定められた手順に従って、上記乗算結果や総計額を調整してもよい。
また、本実施形態に係るPOS端末13には、清算処理部24によって算出された支払い金額を印刷する印刷処理部26も設けられており、レシートを作成することもできる。本実施形態では、上記清算処理部24は、支払い金額だけではなく、各メニューコードに対応して記憶されたPOSデータのうち、メニューの名称と単価を、各メニューコードに対応する数量情報と関連付けて印刷するよう、上記印刷処理部26へ指示しており、上記レシートに、支払い金額だけではなく、メニューの名称、単価、数量も記載することができる。
一方、図4に示すように、上記サーバ装置12には、客コード、メニューコードおよび数量情報を、例えば、それらのフィールドからなるレコードとして記憶するなどして、互いに関連付けて記憶する未清算データベース31と、ハンディーターミナル11およびPOS端末13と通信するための通信処理部32と、当該通信処理部32の受信した情報に基づいて、上記未清算データベース31を管理するデータベースマネージャ33とを備えており、当該データベースマネージャ33は、通信処理部32が受信したハンディーターミナル11からの客コード、メニューコードおよび数量情報を未清算データベース31へ登録することができる。また、データベースマネージャ33は、通信処理部32がPOS端末13からの問い合わせを受信した場合、例えば、客コードのフィールドが受信した客コードに一致するレコードを抽出するなどして、未清算データベース31から、上記問い合わせに含まれる客コードに関連して記憶されたメニューコードおよび数量情報を取得すると共に、取得されたメニューコードおよび数量情報を応答するよう、通信処理部32へ指示できる。
これにより、上記POSシステム2のPOS端末13は、伝票に列挙されたメニューの単価および数量を清算時に手入力することなく、客の支払い金額を計算できる。また、ハンディーターミナル11によって入力された注文情報は、図示しないプリンタにより伝票として印刷されている。このように、本実施形態に係るPOSシステム2では、ハンディーターミナル11へ入力された注文情報が、伝票の生成だけではなく、清算にも使用されているので、従業員の手間を削減できる。
なお、本実施形態に係るサーバ装置12には、図示しない清算済データベースも設けられており、上記データベースマネージャ33は、清算時にPOS端末13から問い合わせを受けた客コード、および、それに対応して、上記未清算データベース31に記憶されていたメニューコードおよび数量情報を、未清算データベース31から削除し、清算済データベースへ登録できる。これにより、当該清算済データベースを参照することによって、清算後も、客コード、メニューコードおよび数量情報を含む注文情報を参照でき、例えば、客の注文動向の解析などにも使用できる。なお、データ移動のタイミングは、ある客コードの客が清算した後、次に、同じ客コードでの注文を受け付けるまでの間であれば、例えば、清算終了を通知するようにPOS端末13を構成しておき、当該POS端末13から清算終了の報告を受け取った時点でもよい。
また、本実施形態に係るサーバ装置12には、各メニューのPOSデータを格納するPOSデータ記憶部(データベース)34と、ユーザの指示に応じて、POSデータ記憶部34へPOSデータを追加したり、POSデータ記憶部34のPOSデータを編集するPOSデータ生成処理部35とが設けられている。さらに、当該POSデータ生成処理部35は、通信処理部32へ指示して、POS端末13へPOSデータを送信し、POSデータ記憶部21(図3参照)へPOSデータを格納させることができる。これにより、本実施形態に係るPOSシステム2のユーザは、POSデータを追加/編集することもできる。なお、POS端末13は、オーダシステム1と通信可能な他のシステムからの通信したり、当該システムにて生成された記録媒体を読み取るなどして、POSデータを取得し、POSデータ記憶部21へ記憶してもよい。
一方、図2に示すように、本実施形態に係るオーダシステム1のオーダエントリシステム3には、客によって操作されるグラフィック操作パネル(表示装置)15が設けられている。当該グラフィック操作パネル15は、従業員によって操作されるハンディーターミナル11とは異なり、客が操作しやすいように、メニューの価格や名称だけではなく、メニューのグラフィックも表示して、使用者(客)にメニューの選択を促すと共に、数量の入力操作を受け付けるように構成されており、ハンディーターミナル11と同様に、選択されたメニューおよび設定された数量に応じて、客コード、メニューコードおよび数量情報を含む注文情報をサーバ装置12に送信できる。
本実施形態に係るグラフィック操作パネル15は、画面上の各領域と表示時および操作受付時の動作との対応を示す情報を含むデータであって、表示時および操作受け付け時の動作を規定する画面データに基づいて、画面表示時および操作受付時の動作を制御可能なプログラマブル表示器であって、図5に示すように、例えば、液晶ディスプレイなどからなる表示装置51と、例えば、表示装置51の画面上に配置されたタッチパネルなどからなり、使用者としての客の操作を受け付ける入力装置52と、例えば、LAN14と接続するためのインターフェース回路などからなり、サーバ装置12と通信するための通信処理部53と、上記画面データを記憶する画面データ記憶部(画面データ記憶手段)54と、当該画面データ記憶部54に格納された画面データを参照して、上記部材51〜53を制御するHMI処理部(制御手段)55とを備えている。
上記画面データは、画面上に配置される可視/不可視の部品に対応する処理指示語(タグ)を組み合わせて構成されており、表示する機能を持った部品に対応するタグを含む画面データが画面データ記憶部54に格納されている場合、上記HMI処理部55は、当該部品を画面に表示できる。また、画面データに含まれるタグが操作を受け付ける機能を持った部品に対応している場合、HMI処理部55は、入力装置52からの操作に応じて、例えば、画面を切り換える処理など、当該部品に応じた処理を行うことができる。
より詳細には、機能が同一または類似した部品を、同じ種類の部品によって実現できるように、各部品に属性を付加できるように構成されており、上記タグは、部品の種類を示す種類情報と、付加された属性を示す属性情報とを含んでいると共に、HMI処理部55は、タグに含まれた属性情報に応じて、部品の機能を調整している。
例えば、オーダシステム1内の資源(リソース)へアクセスすると共に、画面上の予め定められた画面領域の表示を、リソースの状態に応じて更新する部品に対応する表示タグは、表示タグを示す種類情報と、属性情報として、例えば、左上の座標と大きさとを示す情報など、画面領域を示す領域情報、および、例えば、アドレスなど、上記リソースを特定するためのリソース情報とを含んでいる。
一方、HMI処理部55には、当該表示タグに対応する処理として、表示タグのリソース情報が示すリソースへアクセスし、表示タグの領域情報が示す画面領域の表示を、リソースの状態に応じて更新する処理が予め登録されている。
さらに、HMI処理部55は、周期的に、画面データ記憶部54に含まれる各表示タグを処理しており、各表示タグを処理する際、当該表示タグの種類情報に基づいて特定された上記処理を実行することによって、各表示タグに対応する画面領域の表示を更新する。
他の例として、画面上の特定の画面領域への操作を受け付けて、特定の処理として、例えば、画面を切り換える処理などの処理を行う入力タグの場合、当該入力タグには、入力タグを示す種類情報と、属性情報として、特定の画面領域を示す領域情報とが含まれている。さらに、HMI処理部55には、当該入力タグに対応する処理として上記特定の処理が予め登録されており、HMI処理部55は、入力装置52が、ある画面領域への操作を受け付けた場合、画面データ記憶部54に含まれる入力タグの中から、属性情報が、当該画面領域への操作を示している入力タグを抽出し、当該入力タグに対応する上記特定の処理を行う。
なお、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15は、複数の単位画面を切り換えて表示できるように構成されており、各タグには、対応する単位画面を示す情報も付されている。さらに、HMI処理部55は、周期的に処理する表示タグを現在表示中の単位画面に対応する表示タグに限定しており、操作を受け付けた場合の検索範囲も、現在表示中の単位画面に対応する入力タグに制限している。
このように、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15は、部品に対応するタグを組み合わせて構成された画面データをHMI処理部55が参照して、表示時および操作受付時の動作を行っている。
したがって、後述する作画処理部63によって、入力タグや表示タグに、画面領域と、必要に応じてリソースおよび単位画面とを対応付け、それらを示す情報を属性情報として含ませるだけで、グラフィック操作パネル15の画面を設計できる。したがって、表示/操作受付用のプログラムを作成(修正)して画面設計する場合よりも容易に、グラフィック操作パネル15の画面を設計できる。
さらに、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15では、メニューの変更を容易にするため、メニュー用のタグは、HMI処理部55が、画面データとは別の記憶領域に記憶されたメニュー関連データを参照して、メニューを表示したり、受け付けた操作に応じた注文情報を送信できるように構成されており、画面データを変更せずに、メニュー関連データを更新するだけで、メニューを変更できる。
具体的には、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15は、メニュー関連データが格納されたメモリカード(メニュー関連データ記憶手段)56へアクセスするためのカードドライブ57を備えている。当該メモリカード56には、メニュー関連データとして、各メニューの画像情報、それぞれのメニューの単価を示す単価情報、各メニューの名称情報、各メニューのコメントを示すコメント情報、および、メニューの提示順を示す順番情報が、互いに関連して記憶されている。
本実施形態では、メニューの提示順がグループ毎に管理されており、各グループがカテゴリ毎に管理されているので、メニューの順番情報は、当該メニューが含まれるグループにおけるメニューの提示順と、当該グループが含まれるカテゴリにおけるグループの提示順と、当該カテゴリの提示順とを含んでいる。
一例として、カテゴリがCA〜CHの8つ用意され、各カテゴリに4つのグループ(例えば、カテゴリCAには、グループCAα〜CAδ)、各グループに4つのメニュー(例えば、グループGAαには、メニューMAα1〜MAα4)が用意されている場合について説明すると、図6に示すように、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15は、現在表示中のグループGAαに含まれるメニューMAα1〜MAα4を、当該グループGAαにおける提示順に従って(より詳細には、各提示順に配置された画面上の小領域A1〜A4へ)表示している。また、グラフィック操作パネル15は、当該現在表示中のカテゴリCAに含まれるグループGAα〜GAδを示すタブTAα〜TAδを、当該カテゴリCAにおける提示順に従って表示して、使用者としての客に当該グループGAα〜GAδのうち、次に表示するグループの選択を促すと共に、上記タブTAα〜TAδのいずれかの選択操作を受け付けると、選択されたタブに応じたグループに切り換えて、メニューを表示できる。同様に、グラフィック操作パネル15は、メニュー関連データに含まれるカテゴリCA〜CHに対応するタブTA〜THを提示順に従って表示して、上記客へ、次に表示するカテゴリの選択を促すと共に、上記タブTA〜THのいずれかの選択操作を受け付けると、選択されたタブに応じたカテゴリに切り換えて、メニューを表示できる。なお、各カテゴリおよびグループの切り換え方法は、これに限るものではなく、グラフィック操作パネル15は、例えば、最初にカテゴリの一覧を表示して、カテゴリの選択を促し、次に、選択されたカテゴリに含まれるグループの一覧を表示して、グループの選択を促し、選択されたグループのメニューを表示するなど、階層的に選択画面を表示することによって、カテゴリおよびグループを切り換えてもよい。
また、本実施形態では、上記メニュー関連データのうち、順番情報を除く情報を、順番情報に対応する名称のファイルに格納することによって、それぞれを互いに関連付けている。一例として、本実施形態では、上記順番情報を除く情報は、カテゴリの提示順を示すカテゴリ番号をCN、当該カテゴリにおけるグループの提示順を示すグループ番号をGN、当該グループにおけるメニューの提示順を示すメニュー番号をMNとするとき、各番号CN、GN、MNを示す文字列を連結した文字列を含むファイル名のファイルに格納されている。また、本実施形態では、上記順番情報を除く情報のうち、単価情報、名称情報およびコメント情報を含むメニューデータは、例えば、CSV( Comma Separated Value)形式のテキストファイル(メニューデータファイル)として格納されている。一方、画像情報は、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式など、グラフィック操作パネル15が表示可能な形式の画像ファイルとして格納されている。それぞれのファイルは、画像情報用およびメニューデータ用のフォルダとして、予め定められたフォルダに格納されている。
一方、本実施形態に係るHMI処理部55は、画面データ記憶部54の画面データに含まれるメニュー用のタグを処理する際、当該タグの画面指定情報に基づき、メモリカード56のメニュー関連データを参照して、メニューを表示したり、各メニューへの操作に応じた注文情報を送信できるように構成されている。
上記メニュー用のタグは、複数のタグにより構成されていてもよいが、一例として、単一のタグ(メニュータグ)によって構成されている場合について詳細に説明すると、HMI処理部55には、当該メニュータグに対応する表示動作として、属性情報として設定された画面領域へ、メモリカード56に記憶されたメニュー関連データを、それぞれの提示順に従って表示する動作が設定されている。
本実施形態では、上述したように、提示順をカテゴリ番号、グループ番号およびメニュー番号で管理しているので、当該タグには、属性情報として、現在表示中のカテゴリ番号CNを記憶するカテゴリ番号領域を示すカテゴリ情報と、現在表示中のグループ番号GNを記憶するグループ番号領域を示すグループ情報とが含まれており、HMI処理部55は、上記表示動作として、メモリカード56に記憶されたメニュー関連データのうち、それぞれに対応するカテゴリおよびグループ番号CN・GNが、上記カテゴリおよびグループ番号領域に格納されたカテゴリおよびグループ番号CN・GNに対応するメニュー関連データを、メニュー番号MNの順番に表示する。
例えば、図6の例では、HMI処理部55の上記表示動作として、画面領域を複数(この例では、4つ)の小領域に分割して、それぞれにメニューを表示するように設定されており、各小領域には、最上段の左端から右へ順番に、右端へ至ると、次段の左端から右へと増加するように順番が付されている。また、各小領域へメニューを表示する際、各メニューの画像と共に、メニューの名称および価格も併せて表示するように設定されている。一方、図6の状態では、カテゴリCAおよびグループGAαのメニューを表示しているので、上記両番号領域情報には、カテゴリCAおよびグループGAαを示す情報が記憶されている。
したがって、HMI処理部55は、メニュータグの画面領域内の各小領域の表示を更新する際、それぞれに対応する順番(メニュー番号)MNと、上記カテゴリおよびグループ番号CN・GNとに対応するファイル名を持った画像ファイルおよびメニューデータファイルを、メモリカード56から読み出し、当該画像ファイルの示す画像と、メニューデータファイルのメニューデータに含まれる名称および価格とを、当該小領域内に表示する。これにより、上記画面領域には、メニューMAα1〜MAα4の画像、名称および価格が表示される。
このように、HMI処理部55は、メニューの提示順に関連して記憶されたメニュー関連データを参照して表示するので、ある提示順に対応するメニュー関連データを変更するだけで、当該提示順で表示されるメニューの内容(この例では、画像、名称および価格)を変更できる。なお、各メニュー関連データは、提示順に関連して記憶されているので、HMI処理部55は、画面データを変更することなく各提示順のメニューを表示できる。
一方、HMI処理部55には、上記メニュータグに対応する操作受付時の動作として、画面領域の、ある部分への操作を受け付けると、当該部分に対応する提示順を特定し、当該提示順に対応するメニュー関連データを特定する動作と、数量入力の受付画面を提示して、数量の入力を促すと共に、数量の入力を受け付けると、当該数量および上記メニュー関連データから、注文情報を生成し、通信処理部53へ指示して、当該注文情報をサーバ装置12へ送信させる動作とが設定されている。
本実施形態では、上述したように、画面領域内の各小領域へ、カテゴリ番号CN、グループ番号GNおよびメニュー番号MNの組み合わせで特定されるメニューを表示しているので、HMI処理部55は、操作対象となる小領域(A1〜A4)から特定されるメニュー番号MNと、上記カテゴリおよびグループ番号領域情報から読み出したカテゴリおよびグループ番号CN・GNとの組み合わせから、対応するメニュー関連データを特定する。
例えば、図6に示す上程で、左上端の小領域A1が操作されると、HMI処理部55は、メニュー番号MN=1、カテゴリ番号CN=CA、グループ番号GN=GAαに基づいて、操作を受け付けたメニューがMAα1であると判断する。さらに、HMI処理部55は、例えば、図7に示すように、メニュータグ用に確保された画面領域に、注文する数量の入力を促す画面を表示し、数量の入力を待ち受ける。なお、図7では、当該画面をポップアップ表示した例を図示しているが、メニューを表示する画面から数量入力用の画面へ切り換え、数量入力用の画面を全画面表示してもよい。
また、本実施形態に係るメニュー56には、メニュー関連データとして、メニューの拡大画像も格納されており、HMI処理部55は、例えば、メニュー番号MN=1およびカテゴリ番号CN=CA、グループ番号GN=GAαに対応するファイル名を持った拡大画像用の画像ファイルを読み出すなどして、メモリカード56から、操作を受け付けたメニューMAα1に対応する拡大画像を読み出し、数量の入力を促す画面と共に表示する。また、本実施形態では、メニュー関連データにコメント情報が含まれており、HMI処理部55は、拡大画像と共に、コメント情報の示すコメントを表示してもよい。
数量の入力を受け付けると、HMI処理部55は、入力された数量を示す数量情報と、上記各番号CN、GNおよびMNに対応するファイル名のメニューデータファイルから読み出されたメニューコードと、予めグラフィック操作パネル15毎に設定された客コードとからなる注文情報を生成し、サーバ装置12へ送信させる。
なお、HMI処理部55は、注文情報を送信させる前に、例えば、図8に示すように、既に注文したメニューの名称、価格および数量を示すリストと、それらの価格の合計とを表示して、注文の要否を確認する画面を表示し、例えば、注文ボタンB1を操作するなどして、注文指示を確認した後で、注文情報を送信させてもよい。なお、既に注文したメニューおよび数量は、例えば、注文情報の送付毎に、HMI処理部55がメニューおよび数量を特定する情報(例えば、メニューコードおよび数量情報など)を内部の記憶部(図示せず)に格納しておき、当該記憶部を参照して表示してもよいし、例えば、サーバ装置12へ問い合わせて、既に注文したメニューおよび数量を特定する情報を取得し、当該情報に基づいて表示してもよい。いずれの場合であっても、実際に注文する前に、注文の要否を確認することによって、操作ミスに起因する注文情報の誤送信を防止できる。
このように、HMI処理部55は、操作を受け付けた画面上の領域に対応する提示順のメニュー関連データをメモリカード56から読み出し、入力された数量と、当該メニュー関連データとから、注文情報を生成して、サーバ装置12へ送信する。
したがって、ある提示順に対応するメニュー関連データを変更するだけで、当該提示順で提示されたメニューへの操作を受け付けた場合に送信される注文情報を変更できる。なお、各メニュー関連データは、提示順に関連して記憶されているので、HMI処理部55は、画面データを変更することなく、操作されたメニュー(ある提示順のメニュー)に対応する注文情報を送信できる。
なお、本実施形態に係るHMI処理部55には、メニュータグに関連する他の動作として、さらに、図6に示すように、画面領域上に、メニュー関連データに含まれるカテゴリCA〜CHに対応するタブTA〜THを提示順に従って表示して、上記客へ、次に表示するカテゴリの選択を促す動作と、上記タブTA〜THのいずれかの選択操作を受け付けると、例えば、上述したカテゴリ番号領域の内容を選択されたタブに応じたカテゴリを示すように変更するなどして、選択されたタブに応じたカテゴリに切り換えて、メニューを表示する動作と設定されている。同様に、メニュータグに関連する他の動作として、画面領域上に、当該現在表示中のカテゴリCAに含まれるグループGAα〜GAδを示すタブTAα〜TAδを、当該カテゴリCAにおける提示順に従って表示して、使用者としての客に当該グループGAα〜GAδのうち、次に表示するグループの選択を促す動作と、上記タブTAα〜TAδのいずれかの選択操作を受け付けると、例えば、上述したグループ番号領域の内容を選択されたタブに応じたグループを示すように変更するなどして、選択されたタブに応じたグループに切り換えてメニューを表示する動作とが設定されている。これにより、HMI処理部55は、現在表示中のカテゴリおよびグループを変更できる。
また、本実施形態に係るHMI処理部55には、メニュータグに関連する他の動作として、画面領域上の領域A11に、注文時と同様に、既に注文されたメニューおよび数量を取得し、それらを示すリストと、それらの価格の合計とを表示する動作が設定されており、グラフィック操作パネル15の使用者(客)は、リストや価格合計の表示を見て、追加注文の要否を判断できる。
さらに、本実施形態に係るHMI処理部55には、メニュータグに関連するさらに他の動作として、水やお茶などの追加を指示するボタンを表示して、水やお茶などの追加指示を促すと共に、追加指示を受け付けると、従業員のハンディーターミナル11、または、図示しない従業員への報知手段(例えば、ライトやスピーカなど)へ通知して、追加指示があったことを伝える動作も設定されている。これにより、客は、オーダを受け付けるグラフィック操作パネル15によって、これらの追加も指示することができ、通りかかった従業員へ声をかけて追加を指示するよりも、迅速に対応できる。
このように、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15では、画面データに含まれるメニュー用のタグが、メモリカード56のメニュー関連データを参照して動作しているので、メニューを変更する毎に画面データを変更する構成と比較して、本実施形態に係るオーダエントリシステム3では、メニュー変更時の手間が軽減されている。なお、上記では、メニュータグが1つの場合を例示したが、例えば、画面への操作に応じて、メモリカード56の内容を上記記憶部へ読み出すタグと、当該記憶部を参照して表示するタグとを組み合わせるなど、複数のタグの組み合わせた場合であっても、当該メニュータグと同様の動作をHMI処理部55へ指示できれば、同様の効果が得られる。
なお、上記では、客によって操作されるグラフィック操作パネル15を例にして説明したが、本実施形態に係るオーダエントリシステム3には、従業員によって操作されるグラフィック操作パネル16も設けられている。当該グラフィック操作パネル16は、グラフィック操作パネル15と略同様の構成および動作を行うが、グラフィック操作パネル15と異なって、画面データは、注文情報を送信するまでの間に、客コードの入力を促す画面を表示して、客コードの入力を受け付ける動作をHMI処理部55へ指示するように構成されており、HMI処理部55は、予め定められた客コードを送信する代わりに、入力された客コードを送信できる。
さらに、本実施形態に係るオーダエントリシステム3には、メニュー関連データを更新する際の手間を軽減するために、上記メニュー関連データを作成して、カードドライブ61へ装着されたメモリカード56へ書き込むメニュー作成処理部62が設けられている。当該メニュー作成処理部62は、専用の装置として実現されていてもよいが、本実施形態では、図4に示すように、サーバ装置12の一機能ブロックとして実現されており、サーバ装置12に設けられたカードドライブ61へメニュー関連データを書き込むことができる。なお、上記メモリカード56は、メニュー関連データを書き込むときは、グラフィック操作パネル15(16)のカードドライブ57から取り外され、カードドライブ61に装着される。
より詳細には、本実施形態に係るメニュー作成処理部62は、図1に示すように、例えば、図4に示す通信処理部32へ指示して、図2に示すPOS端末13と通信させるなどして、POSデータを取得するPOSデータ取得部(会計用データ取得手段)71と、例えば、カードドライブ61に装着されたメモリカードなどの記録媒体から読み出したり、他の装置と通信するなどして、メニューとして表示可能な画像を取得する画像取得部(画像データ取得手段)72と、メニューの提示順、POSデータおよび画像データの対応付けを記憶する記憶部(記憶手段)73と、当該記憶部73に記憶された提示順で、各提示順のPOSデータおよび画像データを表示する表示処理部74(操作受付手段)と、ユーザの操作を受け付けて、上記各取得部71・72の取得したPOSデータおよび画像データと各提示順のメニューとがユーザの指示に応じた対応関係になるように、上記記憶部73に記憶されたデータを更新する操作受付部(操作受付手段)75と、メニュー関連データの出力指示に応じて、上記記憶部73に格納され、互いに関連する提示順、POSデータおよび画像データを、当該提示順に対応するメニュー関連データとして、上記カードドライブ61に装着されたメモリカード56へ書き込む出力処理部(データ生成手段)76とを備えている。
本実施形態では、上述したように、POSデータとして、メニューコードおよび価格情報だけではなく、メニューの名称情報も含まれており、上記出力処理部76は、ある提示順のメニューに対応するメニュー関連データを出力する際、POSデータ中のメニューコード、価格情報および名称情報を抽出し、それぞれをメニュー関連データ中のメニューデータとして出力する。
より詳細には、本実施形態では、上述したように、メニューの提示順をカテゴリ番号CN、グループ番号GNおよびメニュー番号MNによって管理しており、上記記憶部73には、画像データおよびPOSデータが各番号CN、GNおよびMNに関連付けて記憶されている。
また、本実施形態に係る表示処理部74は、グラフィック操作パネル15(16)のHMI処理部55と同じ提示方法で、各メニューを提示している。具体的には、図9に示すように、表示処理部74は、図6と同様、画面上の領域を、複数の小領域へ分割し、各小領域へ、現在表示中のカテゴリおよびグループに含まれるメニューを順番に表示している。各小領域の順番は、HMI処理部55での順番と同一であり、図9の例では、左上端が1番、右下端が4番に設定されている。さらに、ユーザの操作に応じて、各小領域に対応する提示順、すなわち、減算表示中のカテゴリおよびグループ番号並びに小領域に対応するメニュー番号の組み合わせと、画像データおよびPOSデータとの対応関係が記憶部73に記憶されると、表示処理部74は、各小領域へ、関連付けられた画像データが示す画像を表示する。さらに、表示処理部74は、HMI処理部55と同様に、各小領域へ、関連付けられたPOSデータから抽出した名称や単価を表示してもよい。
また、操作受付部75は、例えば、上記各小領域へPOSデータおよび画像データをドラッグ&ドロップを受け付けたり、各小領域毎(各提示順毎)に、一覧表示して選択を促すると共に選択操作を受け付けるなどして、POSデータおよび画像データと提示順との対応付け操作を受け付けることができる。
なお、上述したように、本実施形態に係るHMI処理部55は、ファイル名によって提示順と画像データファイルおよびメニューデータファイルとを対応付けているので、上記出力処理部76は、カテゴリ番号CN、グループ番号GNおよびメニュー番号MNに基づいて、HMI処理部55が決定するときと同じ手順で決定されたファイル名のファイルへ、メニューデータおよび画像データを格納する。
また、上述したように、本実施形態では、グラフィック操作パネル15(16)がメニューに関連してコメントも表示できるように、上記メニュー関連データは、コメント情報を含んでいる。さらに、上記操作受付部75は、各提示順のメニューに対応するコメントの入力を受け付け、当該コメントを示すコメント情報も、提示順に関連付けて記憶部73へ格納でき、上記出力処理部76は、提示順に関連付けられたコメント情報も、当該提示順のメニューに関連するメニューデータとして出力できる。
さらに、上述したように、本実施形態に係るグラフィック操作パネル15には、予め客コードが設定されているが、操作受付部75は、当該客コードなど、各グラフィック操作パネル15(16)に固有の情報の入力操作も受け付けて、記憶部73に記憶することができ、出力処理部76は、これらの情報もメモリカード56へ書き込むことができる。これにより、グラフィック操作パネル15(16)は、メモリカード56を参照して、これら各グラフィック操作パネル15(16)に固有の情報を取得できる。
上記構成では、図10に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、例えば、図4に示す画面データ作成処理部73などによって、グラフィック操作パネル15(16)の画面データが作成されると、グラフィック操作パネル15(16)は、自らの画面データ記憶部54へ当該画面データを格納する。なお、上記S1の段階では、メニュー関連データがメモリカード56に格納されていないため、グラフィック操作パネル15(16)は、メニューの画像を表示したり、操作に応じた注文情報を送信することはできない。
一方、販売するメニューの名称、価格およびメニューコードが決定されると、S2において、例えば、POSデータ生成処理部35は、それぞれを示す情報からなるPOSデータを、図2に示すPOS端末13のPOSデータ記憶部21(図3参照)へ格納する。これにより、POS端末13は、当該メニューが注文されても、注文されたメニューの価格を総計してレシートを作成できるようになる。
この状態において、図1に示すメニュー作成処理部62は、S3において、ユーザの指示に応じて、メニューの提示順と、上記S2にて格納されたPOSデータと、画像取得部72によって取得された画像データとを対応付ける。
各提示順のメニューとの対応付けが終了すると、S4において、メニュー作成処理部62は、カードドライブ61に装着されたメモリカード56へ、各メニューのメニュー関連データを、それぞれのメニューの提示順と関連付けて記憶する。
さらに、S5において、当該メモリカード56がグラフィック操作パネル15(16)のカードドライブ57に装着されると、グラフィック操作パネル15(16)は、当該メモリカード56のメニュー関連データを参照して、上記S3にて対応付けた提示順で、メニューの画像を表示すると共に、ある提示順のメニューへの操作に応じた注文情報を送信する。
上記構成では、メニューを変更する場合、POSデータの変更が必要であれば、上記S2以降の処理が繰り返され、例えば、画像データのみの変更など、POSデータの変更が不要であれば、上記S3以降の処理が繰り返される。したがって、メニュー変更時に画面データを変更する場合と比較して、メニュー変更時の手間を大幅に削減できる。
また、上記では、メニュー作成処理部62がグラフィック操作パネル15(16)のメニュー関連データを作成する際に、POSデータを参照している。したがって、POSデータの変更と、メニュー関連データの変更とを別個に行う場合と比較して、データ入力の手間を削減できる。
ここで、上記POSデータは、POSシステム2において、レシートを作成するために用いられるデータであって、メニューコード、単価情報および名称情報が含まれている一方で、POSシステム2で不要なデータ、例えば、メニューの画像を示すデータは含まれていない。
ところが、上記では、メニュー作成処理部62がPOSデータと画像情報とを関連付けているので、POSシステム2で不要なデータであっても、グラフィック操作パネル15(16)の表示/操作受け付けに使用することができ、画像によってメニューを表示できる。
さらに、上記構成では、提示順と画像データを含むメニュー関連データとが対応付けられており、画面データを参照するグラフィック操作パネル15(16)は、提示順を基準にしてメニュー関連データを読み取って動作する。したがって、メニューの変更よりも前に画面データが作成されているにも拘わらず、何ら支障なく、メニューを表示し、各メニューへの操作を受け付けることができる。
また、本実施形態では、メニュー関連データがメモリカード56のように取り外し可能な記憶媒体に格納されているので、当該メモリカード56を差し換えるだけで、各提示順に対応するメニュー関連データを変更できる。したがって、例えば、ランチメニューに対応したメニュー関連データが格納されたメモリカード56と、ディナーメニューに対応したメニュー関連データが格納されたメモリカード56とを用意しておけば、メモリカード56の差し換えという簡単な操作によって、メニューを切り換えることができる。
なお、メニュー作成処理部62によるメニューの提示方法と、グラフィック操作パネル15(16)によるメニューの提示方法とは互いに異なっていてもよいが、本実施形態に係るメニュー作成処理部62は、各提示順のメニューと画像データおよびPOSデータとを対応付ける際、グラフィック操作パネル15(16)の提示方法と同じ方法で、メニューを提示している。したがって、メニューを作成するユーザがグラフィック操作パネル15(16)の表示画面を想像しやすいので、より的確にメニュー関連データを作成できる。
また、上記では、POSデータ取得部71がPOS端末13からPOSデータを取得する場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、例えば、本実施形態のように、サーバ装置12にPOSデータ記憶部34が設けられている場合は、当該POSデータ記憶部34からPOSデータを取得してもよい。POSデータ記憶部21に格納されているPOSデータと同じ内容のPOSデータを取得できれば、同様の効果が得られる。
ここで、グラフィック操作パネル15(16)は、オーダシステム1とは異なるシステムと通信したり、当該システムにて作成された画面データが記録された記録媒体から読み取ったりして、画面データを取得し、画面データ記憶部54へ記憶してもよいが、本実施形態に係るサーバ装置12には、ユーザの指示に応じて、画面データを作成/修正する作画処理部63が設けられている。これにより、当該オーダシステム1にて画面データを作成/修正できる。
また、本実施形態に係るオーダシステム1には、厨房に出力装置17が設けられており、出力装置17は、サーバ装置12からLAN14を経由して注文情報を受け取り、調理者へ注文されたメニューおよび数量を、例えば、リスト表示するなどして提示できる。なお、出力装置17が注文されたメニューおよび数量を把握できれば、出力装置17へ注文情報を送信する装置は、サーバ装置12に限るものではなく、ハンディーターミナル11、グラフィック操作パネル15(16)が直接送信してもよい。
さらに、上記出力装置17は、注文情報を受け付けた時刻も記憶しており、注文された時間からの経過時間を表示して、調理者へ提示したり、注文を受け付けた時刻に基づき、予め定められた手順に従って、各注文の優先順位を提示してもよい。また、出力装置17は、調理者の操作を受け付け、既に調理を終えたメニューを上述のリスト表示などから除外できる。
なお、上記各部材21・23・24、31〜35、53〜55、61〜63および71〜76は、CPUなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することによって実現される機能ブロックである。したがって、これらの手段を有する1または複数のコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係るサーバ装置12、POS端末13、グラフィック操作パネル15(16)を実現できる。
また、例えば、シリアルケーブルやLAN14あるいは、他の通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、当該通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。