JP2005184964A - 電源装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源装置の出力電圧が設定基準値に比べて大きく変動した場合に、出力電圧が設定基準値に整定するまでの時間を短くし、高速応答を実現する電源装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】 スイッチング電源装置の入力電圧Vinと出力電圧Voutを検出し、ディジタル演算制御部8に取り込み、検出した入力電圧Vinと出力電圧Voutに基づいて、スイッチング電源主スイッチのオン時間Tonとオフ時間Toffの両方を個別に数式演算し、出力電圧Voutを安定化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 スイッチング電源装置の入力電圧Vinと出力電圧Voutを検出し、ディジタル演算制御部8に取り込み、検出した入力電圧Vinと出力電圧Voutに基づいて、スイッチング電源主スイッチのオン時間Tonとオフ時間Toffの両方を個別に数式演算し、出力電圧Voutを安定化させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主スイッチをオンオフ制御することにより安定な出力電圧を得るスイッチング方式の電源装置およびその制御方法に関する。
従来のスイッチング電源装置は、通常、アナログ回路により制御されている。しかし近年、電源装置の出力仕様や機能をソフトウェアで容易に変更できること、より複雑な制御が可能なこと等の理由からディジタル制御方式の電源が多方面で注目され始めている。
ディジタル制御方式を用いたスイッチング電源装置の一例は、PWM(Pulse Width Modulation)制御をディジタル的に行うために、中央演算処理装置(CPU)、複数のA/D変換器、2つのタイマーとソフトウェアで制御可能な2つのレジスタとを有している(例えば特許文献1)。2つのレジスタは、スイッチング周期を設定するためと、オン時間を設定するために設けられている。各々のレジスタに設定された値が2つのタイマーのオーバーフローによってフリップフロップをセットまたはリセットすることにより、一周期中におけるオン時間を決定する。
また出力電圧は、A/D変換器を通じてモニタされており、設定基準値と比較される。比較の結果、出力電圧と設定基準値が一定値以上離れている場合、出力するオン時間を、前回のオン時間に対して増加あるいは減少させ、最終的な出力電圧が所望の設定基準値と等しくなるように電源の主スイッチを制御している。
一般に、ディジタル制御されたスイッチング電源は、A/D変換器の変換時間、CPUの演算速度から、アナログ制御方式に比べて、入力の変動や、負荷の変動に対する出力電圧の応答性が遅い。従来は、PWM制御方式をディジタル的に処理しており、出力電圧と設定基準値との誤差に比例した分を前回のオン時間に足し引きをして、今回出力するオン時間を決めている。
従ってオン時間の変動幅に制限があるため、出力電圧が設定基準値に比べて大きく変動した場合には、その出力電圧が設定基準値に整定するまでに長い時間を要する。またPWM制御方法は、ディジタル方式,アナログ方式にかかわらず、1周期のオン時間のみを制御し、残りの時間をオフ時間とすることで、オンとオフの比率を定めて出力電圧を整定させることから、整定するまでに長い時間を要する。
特開昭62−185559号公報
電源装置の出力電圧が設定基準値に比べて大きく変動した場合に、出力電圧が設定基準値に整定するまでの時間を短くし、高速応答を実現する電源装置およびその制御方法を提供する。
本発明によるスイッチング電源装置は、入力電圧と出力電圧を検出し、演算制御部に取り込み、検出した入力電圧と出力電圧に基づき、スイッチング電源主スイッチのオン時間とオフ時間の両方を個別に演算処理を行い、出力電圧を安定化させる。
本発明の電源装置およびその制御方法によれば、オン時間とオフ時間の両方を変化させることができ、負荷変動等の出力電圧変動に対する応答性が高くなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例であるスイッチング電源装置の模式図であり、ここでは降圧型のスイッチング電源装置を用いている。図1では、入出力間を絶縁していない非絶縁タイプの電源(バックコンバータ)を例にしているが、トランスなどを用いて入出力間を絶縁している絶縁タイプの降圧型電源(フォワードコンバータ等)にも、本実施例が同様にあてはまる。図1において、1は入力電圧(Vin)、2は出力電圧(Vout)、3は入力電圧を検出する電圧検出部、4は主スイッチ、5は同期スイッチ、6はインダクタ(Lo)、7はキャパシタ(Co)、8はディジタル演算制御部、9は設定基準値(Vref)、10はオン時間(Ton)、11はオフ時間(Toff)、S1はオン時間を演算するステップ、S2はオフ時間を演算するステップである。
ディジタル演算制御部8は、一般的にDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)やPLD(プルグラマブル・ロジック・デバイス)などを用いて構成され、電圧検出部3で検出した入力電圧1と、出力電圧2とをディジタル信号に変換して取り込むA/D変換の機能を有している。そのほか、ディジタル演算制御部8では、入力電圧1と出力電圧2とディジタル演算制御部8の内部で予め設定された設定基準値9を用い、ステップS1において主スイッチ4のオン時間10を演算する。同様に、ステップS2において、出力電圧2と演算装置内部で設定された設定基準値9を用い、主スイッチ4のオフ時間11を演算する。
同期スイッチ5は、主スイッチ4に同期して相補的に動作する。すなわち、主スイッチ4がオンしている期間は同期スイッチ5がオフし、主スイッチ4がオフしている期間は同期スイッチ5がオンする。また、主スイッチ4と同期スイッチ5とが同時にオンすると、入力電圧1が短絡し過大な電流が流れるので、同期スイッチ5は、主スイッチ4のオンオフにあわせ、両方同時にオンしない微小なデッドタイム期間を設けながら動作する。また、主スイッチ4と同期スイッチ5は、MOSFET等で構成する双方向のスイッチであり、電流を正負両方向に流すことができるため、インダクタ6に流れる電流は常に連続となり、一般的にいわれている軽負荷時における不連続モードが存在しない構成となっている。
上記のように本発明では、オン時間10とオフ時間11の両方を個別に数式演算することにより、主スイッチ4のオンオフ制御をおこなっている。また、オン時間10とオフ時間11は、ディジタル演算制御部8により、ディジタル的に刻々と演算されるので、アルゴリズム周期毎に求められる前回値のオン時間10やオフ時間11の影響を受けずに、柔軟に変化することができる。したがって、出力電圧2が設定基準値9に整定するまでの時間が早いという効果を有している。
つぎに、図2を用いてオン時間Tonを数式演算するステップS1およびオフ時間Toffを数式演算するステップS2の詳細内容を説明する。
図2(A)はオン時間Tonとオフ時間Toffのインダクタ電流の増減を示すグラフであり、21はインダクタ6を流れるインダクタ電流(ILo)である。出力電圧Voutが設定基準値Vrefで安定している場合、主スイッチ4のオン時間Tonに変化するインダクタ電流増加分22とオフ時間Toffに変化するインダクタ電流減少分23は常に等しい。インダクタ電流増加分22とインダクタ電流減少分23の算出式を図2(B)に示す。降圧型では、インダクタ電流増加分22(=(Vin−Vout)・Ton/Lo)、インダクタ電流減少分23(=Vout・Toff/Lo)となる。このインダクタ電流変化分をAとおくと、オン時間Tonとオフ時間Toffは、
[数1]
Ton = A・Lo/(Vin−Vout) ・・・ (1)
[数2]
Toff = A・Lo/Vout ・・・ (2)
と表すことが出来る。Loはインダクタ6、Voutは出力電圧2、Vinは入力電圧1の値である。
[数1]
Ton = A・Lo/(Vin−Vout) ・・・ (1)
[数2]
Toff = A・Lo/Vout ・・・ (2)
と表すことが出来る。Loはインダクタ6、Voutは出力電圧2、Vinは入力電圧1の値である。
スイッチング電源の出力電圧Voutを、最終的に目標とする設定基準値Vrefに制御するためには、制御対象であるVoutをVrefに置き換えて、下記(3)式、(4)式の様にすればよい。即ち、(3)式、(4)式に従い、主スイッチ4のオン時間Tonとオフ時間Toffを制御することにより、1周期中に増減するインダクタ電流21が等しくなり、出力電圧Voutは設定基準値9と等しくなる。
[数3]
Ton = A・Lo/(Vin−Vref) ・・・ (3)
[数4]
Toff = A・Lo/Vref ・・・ (4)
したがって、オン時間Tonは入力電圧Vinと設定基準値Vrefとの差に反比例し、オフ時間Toffは設定基準値Vrefに反比例することになる。
[数3]
Ton = A・Lo/(Vin−Vref) ・・・ (3)
[数4]
Toff = A・Lo/Vref ・・・ (4)
したがって、オン時間Tonは入力電圧Vinと設定基準値Vrefとの差に反比例し、オフ時間Toffは設定基準値Vrefに反比例することになる。
このように、ディジタル演算制御部8の、ステップS1において(3)式の演算を行い、なおかつ、ステップ2において(4)式の演算を行い、この演算結果のオン時間Ton、オフ時間Toffで主スイッチ4をオンオフ制御すれば、出力電圧Voutは、最終的に設定基準値Vrefに整定する。
しかし、上記制御方法は、(3)式、(4)式の式中に、フィードバックされた出力電圧Vout(現時刻のVout)が含まれておらず、入力電圧Vinのみで制御するいわばフィードフォワード制御となる。従って、このままだと負荷変動等の外乱の影響により、出力電圧Voutが変化した場合に、この変化を検知して制御に反映させることができないため、目標とする設定基準値Vrefに整定するまでに比較的長い時間を要することになる。
上記課題を解決するために、以下の制御方式とする。
負荷変動等の外乱の影響により、出力電圧Voutが設定基準値Vrefで安定している状態から、急激に低下した場合には、出力電圧Voutと設定基準値Vrefとの差を計算し、その差に応じた分だけオン時間Tonを延ばし、同時に、その差に応じた分だけオフ時間Toffを縮める計算を(3)式、(4)式にそれぞれ付加する。この計算式による結果を用いた制御を行うことで、出力電圧Voutが低下した場合に、オン時間Tonがすぐさま延び、かつオフ時間Toffが縮むため、出力電圧Voutは急激に上昇し、設定基準値Vrefにすばやく整定する。また、逆に出力電圧Voutが、急激に上昇した場合は、オン時間Tonが縮み、オフ時間Toffが延びるため、出力電圧Voutはすぐさま下降し、設定基準値Vrefにすばやく整定する。つまり、出力電圧Voutの変化によりオン時間Tonとオフ時間Toffの両方が個別に変化するため、出力電圧Voutは、短い時間で設定基準値Vrefに整定する。
(5)式、(6)式は、上記方法を鑑みて、(3)式、(4)式を補正したオン時間Tonと、オフ時間Toffを計算する計算式である。
[数5]
Ton = k/(Vin−Vref) + m(Vref−Vout) … (5)
[数6]
Toff = k/Vref − n(Vref−Vout)… (6)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(3)式、(4)式のA・Loに等しい。
[数5]
Ton = k/(Vin−Vref) + m(Vref−Vout) … (5)
[数6]
Toff = k/Vref − n(Vref−Vout)… (6)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(3)式、(4)式のA・Loに等しい。
(5)式、(6)式に従ってオン時間Ton、オフ時間Toffを制御した制御方法と、他の一般的な電源制御方法であるPWM制御やPFM(Pulse Frequency Modulation)制御との違いについて、図3を用いて説明する。
図3(A)は電圧と電流の関係を示した図であり、図3(A)の31は出力電圧Vout間を流れる負荷電流Ioutであり、図3(B)が本発明、図3(C)がPWM制御、図3(D)がPFM制御であって、それぞれでの主スイッチ4のオン、オフの波形を表している。
電子機器等の負荷が急激に増加した場合は、図3(A)で示すように、負荷電流31が急激に増え、出力電圧Voutは急激に低下する。
図3では、出力電圧Voutが設定基準値Vrefと等しく安定している状態(1)、負荷の急変により出力電圧Voutが設定基準値Vrefよりも低い状態(2)、出力電圧Voutが制御帰還により上昇し設定基準値Vrefよりも高い状態(3)、としている。
状態(1)では、出力電圧Voutが設定基準値Vrefに等しく、オン時間Tonとオフ時間Toffの比率は、入力電圧Vinと出力電圧Voutの比のみで決定されるため、図3(B),(C),(D)でのオン時間Tonとオフ時間Toffの比は全て同じとなる。
本発明を示す図3(B)では、(5)式、(6)式でオン時間Ton、オフ時間Toffが計算されるが、状態(1)においては、出力電圧Vonと設定基準値Vrefが等しいので、式の第二項(m、n係数の項)は、常に0で、(5)式、(6)式の第一項(kの係数の項)のみで動作する。
状態(2)において、出力電圧Voutが設定基準値Vrefよりも下降した場合、図3(B)では(5)式、(6)式の第二項の影響で、オン時間Tonは増加し、なおかつ、オフ時間Toffは減少するため、オンオフの比がすばやく変化し、出力電圧Vonは急速に設定基準値Vrefに整定する。
この動作をPWM制御の図3(C)、PFM制御の図3(D)の状態(2)と比較する。制御系のフィードバックの影響により図3(C)においては、周波数が一定のままオン時間のみ増加し、図3(D)においては、オン時間が一定のままスイッチング周期が短くなり、出力電圧は設定基準値に整定する。このように図3(C),(D)では、図3(B)と異なり、オン時間とオフ時間が独立して同時に変化する動作にならない。
状態(2)とは逆に、状態(3)で、出力電圧Voutが設定基準値Vrefよりも上昇した場合においても、本発明の図3(B)では、オン時間Tonは減少し、なおかつ、オフ時間Toffは増加することで、出力電圧Voutは急速に設定基準値Vrefに整定する。しかし、PWM制御の図3(C)では周波数が一定のままオン時間のみ減少し、PFM制御の図3(D)ではオン時間が一定のままスイッチング周期が長くなり、ここでも、オン時間とオフ時間は独立して同時に変化する動作にならない。
このように本発明では、出力電圧Voutが負荷変動等の外乱により変化した場合、オン時間Tonとオフ時間Toffの動作波形が瞬時的に、従来のPWM制御やPFM制御とは異なる動作をする。
また本発明の制御は、設定基準値Vrefを変化させた場合や入力電圧Vinを変化させた場合の定常的なオン時間Tonとオフ時間Toffおよびスイッチング周波数の推移が、従来のPWM制御やPFM制御とは異なる推移をするので、次にこれを説明する。
図4において、(1)設定基準値Vrefに対するオン時間Ton、オフ時間Toff、および(2)スイッチング周波数foを示すグラフである。図4(A)が本発明による制御、図4(B)がPWM制御、図4(C)がPFM制御のグラフである。図4は、出力電圧Voutが設定基準値Vrefに等しく安定した状態、いわば、定常状態におけるグラフを示す。つまり、このグラフでは、図4(A)の本発明のオン時間Tonとオフ時間Toffは(5)式、(6)式の第二項がゼロの状態(3)式、(4)式で示される。したがって、オン時間Tonとオフ時間Toffは、設定基準値Vrefに対して、図4(A)(1)で示される。
また、スイッチング周波数fsはオン時間Tonとオフ時間Toffの和の逆数で表されるので、
[数7]
fs = 1/(Ton+Toff) = Vref・(Vin−Vref)/(k・Vin) …(7)
となり、設定基準値Vrefに対して、図4(A)(2)のような二次関数で示される。
[数7]
fs = 1/(Ton+Toff) = Vref・(Vin−Vref)/(k・Vin) …(7)
となり、設定基準値Vrefに対して、図4(A)(2)のような二次関数で示される。
PWM制御では、オン時間Tonとオフ時間Toffが設定基準値Vrefに対して、直線的に変化するため、図4(B)(1)で示されるグラフとなる。また、このときの周波数は一定であるので、図4(B)(2)で示されるグラフとなる。
PFM制御では、オン時間Tonが一定に動作し、オフ時間Toffが変化するので、図4(C)(1)で示されるグラフとなる。そのため、周波数は直線的に変化し、図4(C)(2) で示されるグラフとなる。
図4(A)(1),図4(B)(1),図4(C)(1)とも、設定基準値Vrefが入力電圧Vinの半分(=Vin/2)の時に、オン時間Ton、オフ時間Toffが交差する。つまり、スイッチングのオンオフ時比率が50%となる。本発明では、この時が周波数foの最大値をとる。
図5は、(1)入力電圧Vinに対するオン時間Ton、オフ時間Toff、および(2)スイッチング周波数foを示すグラフである。図5(A)が本発明による制御、図5(B)がPWM制御、図5(C)がPFM制御のグラフである。
本発明によるオン時間Tonとオフ時間Toffは、図4の場合と同様に(3)式、(4)式で表される。(4)式よりオフ時間Toffは入力電圧Vinに対しては一定となり、図5(A)(1)で示されるグラフとなる。また、入力電圧Vinに対する周波数foも、図4の場合と同様に(7)式で表され、図5(A)(2)で示されるグラフとなる。
PWM制御およびPFM制御では、図4の場合と同じ考え方により、入力電圧Vinに対して、図5(B)及び図5(C)で示される。
なお、図5(A),図5(B),図5(C)とも、入力電圧Vinは、常に設定基準値Vrefより大きく、設定基準値Vrefの倍(=2Vref)の時に、オン時間Tonとオフ時間Toffが交差している。
以上のように、本発明による制御は、設定基準値Vrefや入力電圧Vinに対するオン時間Ton、オフ時間Toffの推移が、PWM制御やPFM制御など従来の制御方法とは、異なる特徴をもつ。
続いて、本発明のスイッチング電源装置の第2の実施例を、図6と図7を用いて説明する。
図6で示すスイッチング電源装置は、非絶縁タイプの昇圧型(ブーストコンバータ)の電源装置を例にしている。本実施の形態は、第1の実施例と比べ、電源のトポロジーとディジタル演算制御部8の演算処理が異なる。
オン時間10を演算するステップS3とオフ時間11を演算するステップS4では、入力電圧1と出力電圧2及びディジタル演算制御部8内部で設定された設定基準値9を用いて、オン時間10とオフ時間11がそれぞれ演算される。
ここでも第1の実施例と同様に、オン時間10とオフ時間11の両方を個別に数式演算しており、出力電圧2が設定基準値9に整定するまでの時間が短いという効果をもつ。
つぎに、オン時間10を数式演算するステップS3およびオフ時間11を数式演算するステップS4の詳細内容を説明する。
出力電圧Voutが安定している状態では、図2(B)で示すように昇圧型電源において、インダクタ電流21のオン時間Tonに変化するインダクタ電流増加分22(=Vin・Ton/Lo)とオフ時間Toffに変化するインダクタ電流減少分23(=(Vout−Vin)・Toff/Lo)は常に等しい。これにより、第1の実施例と同様の考え方で、オン時間Tonとオフ時間Toffは、設定基準値Vrefを用いて、(8)式、(9)式で示すことができる。
[数8]
Ton = A・Lo/Vin … (8)
[数9]
Toff = A・Lo/(Vref−Vin) … (9)
ただし、Aはインダクタ電流変化分である。
[数8]
Ton = A・Lo/Vin … (8)
[数9]
Toff = A・Lo/(Vref−Vin) … (9)
ただし、Aはインダクタ電流変化分である。
したがって、オン時間Tonは入力電圧Vinに反比例し、オフ時間Toffは設定基準値Vrefと入力電圧Vinとの差に反比例する。(8)式、(9)式に従いオン時間Tonとオフ時間Toffを演算すれば、出力電圧Voutは、最終的に設定基準値Vrefに整定する。
また、出力電圧Voutの応答性を向上するには、第1の実施例と同様の考え方により、(8)式に対し、設定基準値Vrefと出力電圧Voutの差に比例する分を増加させ、(9)式に対し、設定基準値Vrefと出力電圧Voutの差に比例する分を減少させればよい。つまり(10)式、(11)式となる。
[数10]
Ton = k/Vin + m(Vref−Vout) … (10)
[数11]
Toff = k/(Vref−Vin) − n(Vref−Vout)…(11)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(8)式,(9)式のA・Loに等しい。
[数10]
Ton = k/Vin + m(Vref−Vout) … (10)
[数11]
Toff = k/(Vref−Vin) − n(Vref−Vout)…(11)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(8)式,(9)式のA・Loに等しい。
図7は、(1)が定常的なオン時間Tonとオフ時間Toffの推移および(2)がスイッチング周波数foを示すグラフである。図7(A)が設定基準値Vrefを変化させた場合、図7(B)が入力電圧Vinを変化させた場合のグラフである。
定常状態のオン時間Tonとオフ時間Toffは、第1の実施例で述べたのと同様の考え方から、式(8),式(9)に等しいので、設定基準値Vrefに対しては、図7(A)(1)のように推移し、入力電圧Vinの倍(=2×Vin)で交差する。また、入力電圧Vinに対しては、図7(B)(1)のように推移し、設定基準値Vrefの半分(=Vref/2)で交差する。
同様にスイッチング周波数foは、
[数12]
fs = 1/(Ton+Toff) = Vin・(Vref−Vin)/(k・Vref) …(12)
となるので、設定基準値Vrefに対しては、図7(A)(2)のように推移する。また、入力電圧Vinに対しては、図7(B)(2)のように推移し、設定基準値Vrefの半分(=Vref/2)で最大値をとる。
[数12]
fs = 1/(Ton+Toff) = Vin・(Vref−Vin)/(k・Vref) …(12)
となるので、設定基準値Vrefに対しては、図7(A)(2)のように推移する。また、入力電圧Vinに対しては、図7(B)(2)のように推移し、設定基準値Vrefの半分(=Vref/2)で最大値をとる。
続いて、本発明のスイッチング電源装置の第3の実施例を図8と図9を用いて説明する。
図8で示すスイッチング電源装置は、昇降圧型の電源装置である。ここでは、入出力間を絶縁していない非絶縁タイプの電源(バックブーストコンバータ)を例にしているが、トランスなどを用いて入出力間を絶縁している絶縁タイプの昇降圧電源(フライバックコンバータ等)にも、本実施例が同様にあてはまる。本実施例は、第1の実施例と比べ、電源のトポロジーとディジタル演算制御部8の演算処理が異なる。
オン時間10を演算するステップS5では、入力電圧1と出力電圧2及びディジタル演算制御部8の内部で設定された設定基準値9が用いられ、オフ時間11を演算するステップS6では、出力電圧2とディジタル演算制御部8内部で設定された設定基準値9が用いられる。
ここでも第1の実施例と同様に、オン時間10とオフ時間11の両方を個別に数式演算しており、出力電圧2が設定基準値9に整定するまで時間が短いという効果をもつ。
つぎに、オン時間10を数式演算するステップS5およびオフ時間11を数式演算するステップS6の詳細内容を説明する。
出力電圧Voutが安定している状態では、図2(B)で述べたように、昇降型電源において、インダクタ電流21のオン時間Tonの間に変化するインダクタ電流増加分22(=Vin・Ton/Lo)とオフ時間Toffの間に変化するインダクタ電流減少分23(=Vout・Toff/Lo)は常に等しい。これにより、第1の実施例と同様の考え方で、オン時間Tonとオフ時間Toffは、設定基準値Vrefを用いて、(13)式,(14)式で示すことができる。
[数13]
Ton = A・Lo/Vin … (13)
[数14]
Toff = A・Lo/Vref … (14)
ただし、Aはインダクタ電流変化分である。
[数13]
Ton = A・Lo/Vin … (13)
[数14]
Toff = A・Lo/Vref … (14)
ただし、Aはインダクタ電流変化分である。
したがって、オン時間Tonは、入力電圧Vinに反比例し、オフ時間Toffは、設定基準値Vrefに反比例する。(13)式,(14)式に従いオン時間Tonとオフ時間Toffを演算すれば、出力電圧Voutは、最終的に設定基準値Vrefに整定する。
また、出力電圧Voutの応答性を向上するには、第1の実施例と同様の考え方により、(13)式に対し、設定基準値Vrefと出力電圧Voutの差に比例する分を増加させ、(14)式に対し、設定基準値Vrefと出力電圧Voutの差に比例する分を減少させればよい。つまり(15)式,(16)式となる。
[数15]
Ton = k/Vin + m(Vref−Vout) … (15)
[数16]
Toff = k/Vref − n(Vref−Vout)… (16)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(13)式,(14)式のA・Loに等しい。
[数15]
Ton = k/Vin + m(Vref−Vout) … (15)
[数16]
Toff = k/Vref − n(Vref−Vout)… (16)
ただし、m,n,kは比例定数であり、特にkは(13)式,(14)式のA・Loに等しい。
図9は、(1)が定常的なオン時間Tonとオフ時間Toffの推移および(2)がスイッチング周波数foを示すグラフである。図9(A)が設定基準値Vrefを変化させた場合、図7(B)が入力電圧Vinを変化させた場合のグラフである。
定常状態のオン時間Tonとオフ時間Toffは、第1の実施例で述べたのと同様の考え方により、式(13),式(14)に等しいので、設定基準値Vrefに対しては、図9(A)(1)のように推移し、入力電圧Vinで交差する。また、入力電圧Vinに対しては、図9(B)(1)のように推移し、設定基準値Vrefで交差する。
また、同様にスイッチング周波数foは、
[数17]
fs = 1/(Ton+Toff) = (Vref・Vin)/(k・Vref+k・Vin) …(17)
となるので、設定基準値Vrefに対しては、図9(A)(2)のように推移し、入力電圧Vinに対しては、図9(B)(2)のように推移する。
[数17]
fs = 1/(Ton+Toff) = (Vref・Vin)/(k・Vref+k・Vin) …(17)
となるので、設定基準値Vrefに対しては、図9(A)(2)のように推移し、入力電圧Vinに対しては、図9(B)(2)のように推移する。
本発明は、オン時間Tonとオフ時間Toffを数式演算することにより求めているため、ディジタル演算処理をおこなうDSPやPLD等を用いることが好ましい。
このように、スイッチング電源装置をディジタル制御する場合においても、アナログ制御と同等以上の高速応答する電源装置及び制御方法を提供できる。また、ディジタル制御とすることで、電源装置の出力仕様や機能をソフトウェアで容易に変更でき、かつ複雑な制御を行うことができる。
しかし、本演算に対して、アナログ回路を用いて実現することも可能である。その一例を次に説明する。
図10は、第1の実施例におけるオン時間Tonを演算するステップS1を、アナログ回路を用いて実現するためのブロック図である。101は電圧/電流変換回路、102は乗除算回路、103は電流増幅回路、104は電流/時間変換回路である。
入力電圧Vin,設定基準値Vref,出力電圧Voutは、電圧/電流変換回路101を通して、それぞれ電流値Ivin,Ivref,Ivoutに変換される。入力電圧Vinの電流変換分Ivinと設定基準値Vrefの電流変換分Ivrefの差を乗除算回路102に入力することにより、k/(Ivin−Ivref)を得る。また、Ivrefと出力電圧Voutの電流変換分Ivoutの差を電流増幅回路103に入力することによりm(Ivref−Ivout)を得る。この二つの出力結果の和をItonとすると、
[数18]
Iton= k/(Ivin−Ivref)+m(Ivref−Ivout) …(18)
を得る。
[数18]
Iton= k/(Ivin−Ivref)+m(Ivref−Ivout) …(18)
を得る。
(18)式は、(5)式を電流で表現したので、Itonを電流/時間変換回路104に入力することによりオン時間Tonが求められる。
図11に、電流の乗除算をアナログ回路でおこなうためのアナログ乗除算回路102の具体回路例を示す。図11はアナログ乗除算回路であり、トランジスタQ1〜Q3とQ4〜Q6のベースエミッタ間電圧の和が等しいことより、図11のIoutは
[数19]
Iout=I1・I2/Ix …(19)
となることが知られている。
[数19]
Iout=I1・I2/Ix …(19)
となることが知られている。
IxをIvin−Ivref、kをI1・I2と設定することで、図10乗除算回路102として使用することが出来る。
以上のように、図10で示した機能ブロックに対して、図11の乗除算回路を用いれば、本発明の演算処理をアナログ回路にて行うことが可能となる。
本発明では、入力電圧Vin、出力電圧Voutを検出し、主スイッチのオン時間Tonとオフ時間Toffの両方を、演算し、出力電圧Voutを制御するものであり、オン時間Tonとオフ時間Toffの両方が変化することで、負荷変動等の出力電圧変動に対する応答性が高い。また、オン時間Tonとオフ時間Toffは、現時点での入力電圧,出力電圧の検出値に対して刻々と演算されるので、アルゴリズム周期毎に求められる前回値のオン時間Tonやオフ時間Toffの影響を受けずに柔軟に変化することができ、負荷変動等の出力電圧変動に対する応答性が高い。また、本制御方式は、降圧型、昇圧型、昇降圧型の電源形態に応用することが可能である。
1…入力電圧、2…出力電圧、3… 電圧検出部、4…主スイッチ、5…同期スイッチ、6…インダクタ、7…キャパシタ、8…ディジタル演算制御部、9…設定基準値、10…オン時間、11…オフ時間、21…インダクタ電流、22…インダクタ電流増加分、23…インダクタ電流減少分、31…負荷電流、S1,S2,S3,S4,S5,S6…ステップ、101…電圧/電流変換回路、102…乗除算回路、103…電流増幅回路、104…電流/時間変換回路、Q1〜Q6…トランジスタ、I1〜I3及びIx…電流源。
Claims (15)
- 主スイッチのオン、オフ制御により出力電圧を安定化する電源装置において、
前記電源装置の入力電圧と出力電圧を検出し、前記検出した入力電圧と出力電圧の各々の値に基づいて、主スイッチのオン時間とオフ時間の両方を個別に数式演算処理して求め、求めたオン時間とオフ時間を用いて主スイッチのオン,オフ制御を行う制御部を設けたことを特徴とする電源装置。 - 前記電源装置が入力電圧を降圧する降圧型電源装置であって、
前記制御部によって演算処理される前記オン時間は、前記検出した入力電圧と電圧設定値との差に反比例し、かつ前記制御部によって演算処理される前記オフ時間は、前記電圧設定値に反比例することを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 請求項1記載の電源装置において、
前記制御部は、前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつオフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させることを特徴とする電源装置。 - 請求項1記載の電源装置において、
前記電源装置が入力電圧を昇圧する昇圧型電源装置であって、
前記制御部によって演算処理される前記オン時間は、前記検出した入力電圧に反比例し、かつ前記制御部によって演算処理される前記オフ時間は、電圧設定値と前記検出した入力電圧との差に反比例することを特徴とする電源装置。 - 請求項4記載の電源装置において、
前記制御部は、前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつ前記オフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させることを特徴とする電源装置。 - 請求項1記載の電源装置において、
前記電源装置が入力電圧を昇降圧する昇降圧型電源装置であって、
前記制御部によって演算される前記オン時間は、前記検出した入力電圧に反比例し、かつ前記制御部によって演算される前記オフ時間は、電圧設定値に反比例することを特徴とする電源装置。 - 請求項6記載の電源装置において、
前記制御部は、前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつ前記オフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させることを特徴とする電源装置。 - 主スイッチのオン、オフ制御により出力電圧を安定化する電源装置の制御方法であって、
前記電源装置の入力電圧と出力電圧を検出し、前記検出した入力電圧と出力電圧の各々の値に基づいて、主スイッチのオン時間とオフ時間の両方を個別に数式演算処理して求め、求めたオン時間とオフ時間を用いて主スイッチのオン,オフ制御を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項8記載の電源装置の制御方法において、
前記電源装置が入力電圧を降圧する降圧型電源装置であって、
前記オン時間は、前記検出した入力電圧と電圧設定値との差に反比例し、かつ前記オフ時間は、前記電圧設定値に反比例する演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項9記載の電源装置の制御方法において、
前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつオフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させる演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項8記載の電源装置の制御方法において、
前記電源装置が、入力電圧を昇圧する昇圧型電源装置であって、
前記オン時間は、前記検出した入力電圧に反比例し、かつ前記オフ時間は、電圧設定値と前記検出した入力電圧との差に反比例する演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項11記載の電源装置の制御方法において、
前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつ前記オフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させる演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項8記載の電源装置の制御方法において、
前記電源装置が入力電圧を昇降圧する昇降圧型電源装置であって、
前記オン時間は、前記検出した入力電圧に反比例し、かつ前記オフ時間は、電圧設定値に反比例する演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 請求項13記載の電源装置の制御方法において、
前記オン時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ増加させ、かつ前記オフ時間を前記電圧設定値と前記検出した出力電圧との差に比例する値だけ減少させる演算処理を行うことを特徴とする電源装置の制御方法。 - 主スイッチのオン,オフ制御により出力電圧を安定化する電源装置であって、
前記電源装置の入力電圧と出力電圧を検出し、前記検出した入力電圧と出力電圧の各々の値に基づいて、主スイッチのオン時間とオフ時間の両方を個別に数式演算処理して求め、求めたオン時間とオフ時間を用いて主スイッチのオン,オフ制御をアナログ回路によって行うことを特徴とする電源装置。
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