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JP2005180797A - 乾燥庫 - Google Patents

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JP2005180797A JP2003422546A JP2003422546A JP2005180797A JP 2005180797 A JP2005180797 A JP 2005180797A JP 2003422546 A JP2003422546 A JP 2003422546A JP 2003422546 A JP2003422546 A JP 2003422546A JP 2005180797 A JP2005180797 A JP 2005180797A
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air
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JP2003422546A
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English (en)
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Yoshihiro Ueda
啓裕 上田
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
Masami Matsunaga
正美 松永
Isao Miyamoto
功 宮本
Yasuyuki Okamoto
泰幸 岡本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】収納室の温度を安定させるとともに、湿度変動幅を小さくし、除湿装置の寿命を向上させ消費電力も低減できる乾燥庫を提供する。
【解決手段】収納室6の空気を循環させる空気循環経路18、送風装置23と、収納室6内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面12を有する除湿装置2と、収納室6の湿度を検知する湿度センサ20と、収納室6の温度を検知する収納室温度センサ21と、除湿装置2の温度を検知する除湿装置温度センサ22と、除湿装置2への入力電力を制御する入力制御手段24とを備え、入力制御手段24により収納室6の設定湿度と設定温度により除湿装置2への入力電力を制御して湿度制御することにより、信頼性が向上し長寿命化につながり、消費電力についても向上する。また露点温度を可変するような制御をすることで、湿度の変動幅を小さくし安定した湿度を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペルチェ効果などによって機能する熱電変換デバイスや蒸気圧縮式の冷凍システム等の冷却面を利用して空気中の水分を着霜または結露させて湿度調整した乾燥庫に関するものである。
従来、この種の乾燥庫は可逆的な吸放湿機能を備えた吸湿材に庫内の空気を送風機により循環させて庫内を乾燥雰囲気にしている(例えば、特許文献1参照)。また、ペルチェ効果を利用しオン、オフ運転させる電子冷却除湿器がある(例えば、特許文献2参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の除湿装置を示すものである。図5に示すように、空気を通す直線上の多数の通路109を有し、可逆的な吸放湿機能を備えた除湿器110と、除湿器110の通路109に通風させる送風機111と、除湿器110に通す空気を昇温させる加熱手段とを組み込んだ風路112を外郭113内に構成し、風路112の吸込口114,115と吹出口116,117をそれぞれ隣接する対形態にして開閉可能に構成し、一方の吸込口114から風路112を経て一方の吹出口116に至る除湿経路と、他方の吸込口115から風路112を経て他方の吹出口117に至る再生経路とを開閉ダンパ機構によって交互に通断させるようにするとともに、除湿経路は、区切られた特定の空間に連絡できるように構成し、再生経路は、前記空間とは別の他の空間に連絡できるように構成されている。
また図6は、特許文献2に記載された別の従来の除湿装置を示すものである。図5に示すように除湿器212の室内の湿度を検出する室内湿度センサ214と収納室の温度を検出する室内温度センサ215とを備え、湿度センサ214と温度センサ215の検出値が運転制御部216に入力され、湿度検出値が設定湿度以上のときに開閉器213をオンし、設定湿度未満でかつ室内温度センサ215の検出値が設定温度以上のとき開閉器213をオンし、それら以外ときに開閉器213をオフするように制御したものがある。
特開2003−93833号公報 実公平6−35604号公報
しかしながら、上記従来の除湿器では、除湿器110は通常セラミックス等の無機質繊維にシリカゲル等の吸湿剤をハニカム構造に材に積層したものであり、一度吸湿した吸湿剤は熱を加えて放湿させる必要があり、吸湿時と放湿時で風路を切り替えなければならないため乾燥雰囲気を保持することが難しく、また乾燥雰囲気にするのに時間がかかるものであった。
さらに乾燥雰囲気にはできたものの、近年の気密性のより住宅においては1日の部屋温度の変動に追従するように収納室温度は外気温度に依存してしまうという課題を有していた。
また上記他の従来の除湿器では、ペルチェ素子への入力電力をオン、オフして収納室を設定湿度に制御するため、ペルチェ素子への熱応力変動が大きく影響しペルチェ素子が早期に劣化、破損するおそれがあった。
またオン、オフ運転での制御であるため設定湿度付近で湿度変動幅が大きく、さらに電力消費も大きいという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、収納室の温度を外気温度に依存させず温度を安定させるとともに、除湿装置への入力を可変し湿度変動幅を小さくし、除湿装置の寿命を向上させ消費電力も低減できる乾燥庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の乾燥庫は、収納室内の空気を循環させる送風装置と、収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、収納室の湿度を検知する湿度センサと、送風装置の風量を制御する風量制御手段とを備えたものである。
これによって、風量制御手段は湿度センサの検知湿度と設定湿度により風量を増減させて湿度制御することにより、空気中の水分を除湿装置の冷却面に着霜または結露させるため露点温度を可変するような制御をすることで、湿度の変動幅を小さくし安定した湿度を得ることができる。
また、本発明の乾燥庫は、収納室の空気を循環させる空気循環経路と、収納室内の空気を循環させる送風装置と、収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、収納室の湿度を検知する湿度センサと、収納室の温度を検知する収納室温度センサと、除湿装置の温度を検知する除湿装置温度センサと、除湿装置への入力電力を制御する入力制御手段とを備えたものである。
これによって、入力制御手段は収納室の設定湿度と収納室の設定温度により除湿装置への入力電力を制御して湿度制御することにより、信頼性が向上し長寿命化につながる。また湿度の制御変動幅も抑制できるので消費電力についても向上する。
本発明の乾燥庫は、湿度の変動幅を小さくし安定した湿度を得ることができる。
また、本発明の乾燥庫は、除湿装置への入力電力を制御することにより、信頼性が向上し長寿命化につながり、また安定した温度でかつ湿度の制御変動幅も抑制できるので消費電力についても向上する。
請求項1に記載の乾燥庫の発明は、被収納物を収納する収納室と、前記収納室とは仕切られ前記収納室の空気を循環させる空気循環経路と、前記収納室内の空気を循環させる送風装置と、前記収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、前記収納室の湿度を検知する湿度センサと、前記送風装置の風量を制御する風量制御手段とを備え、前記風量制御手段は前記湿度センサの検知湿度と設定湿度により風量を増減させて湿度制御することにより、風量の増減で除湿装置の冷却面の温度を可変できることになり、またそれにより除湿装置への供給電力を一定にしている場合においても収納室の温度も風量の増減で可変できる。したがって、空気中の水分を着霜または結露させるための露点温度を可変するような制御をすることで、湿度の変動幅を小さくし安定した湿度を得ることができる。
請求項2に記載の乾燥庫の発明は、請求項1に記載の発明の送風装置をファンモータとし、風量制御手段により前記ファンモータの回転数を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記ファンモータの回転数を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記ファンモータの回転数を大きくし、風量を増減させ湿度制御することにより、ファンモータの制御のみでも安定した湿度制御ができる。
請求項3に記載の乾燥庫の発明は、請求項1に記載の発明の送風装置をファンモータとダンパ機構を備えたものとし、前記ファンモータと前記ダンパ機構と除湿装置は空気循環経路内に配置され、風量制御手段により前記ダンパ機構の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記ダンパ機構により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記ダンパ機構により通風面積を大きくし、風量を増減させ湿度制御することにより、ダンパ機構の動作のみで風量が調整でき安定した湿度制御ができる。さらにファンモータを制御することでより安定した湿度制御が可能となる。
請求項4に記載の乾燥庫の発明は、請求項1に記載の発明の送風装置をファンモータとスライド機構を備えたものとし、前記ファンモータと前記スライド機構と除湿装置は空気循環経路内に配置され、風量制御手段により前記スライド機構の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記スライド機構により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記スライド機構により通風面積を大きくし、風量を増減させて湿度制御することにより、スライド機構の動作のみで風量が調整でき安定した湿度制御ができる。さらにファンモータを制御することでより安定した湿度制御が可能となる。
請求項5に記載の乾燥庫の発明は、被収納物を収納する収納室と、前記収納室とは仕切られ前記収納室の空気を循環させる空気循環経路と、前記収納室内の空気を循環させる送風装置と、前記収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、前記収納室の湿度を検知する湿度センサと、前記収納室の温度を検知する収納室温度センサと、前記除湿装置の温度を検知する除湿装置温度センサと、前記除湿装置への入力電力を制御する入力制御手段とを備え、前記入力制御手段は前記収納室の設定湿度と前記収納室の設定温度により前記除湿装置への入力電力を制御して湿度制御することにより、入力電力を制御しているので、オン、オフ運転の繰り返し動作による熱応力の最大の要因がなくなるため、信頼性が向上し長寿命化につながる。また湿度の制御変動幅も抑制できるので消費電力についても向上する。
請求項6に記載の乾燥庫の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の乾燥庫において、除霜動作時は送風装置の運転停止と、除湿装置への電力供給を抑制することで・送風装置を停止またはダンパ機構やスライド機構での風路遮断により除霜したときの高湿空気を循環させることなくなるので除霜時においても湿度は安定する。また除湿装置への電力供給を抑制することにより消費電力も抑制することができる。
請求項7に記載の乾燥庫の発明は、請求項1または6に記載の乾燥庫において、除湿装置を放熱面と吸熱面とが対向し所定の電圧をかけると放熱面から放熱し吸熱面から吸熱する熱電モジュールを備えた冷却システムとし、前記冷却面を収納室側の空気循環経路内に配置し、前記冷却面が収納室内空気と熱交換しているので、静寂性に優れる。
請求項8に記載の乾燥庫の発明は、請求項1または6に記載の乾燥庫において、除湿装置を圧縮機、凝縮器、減圧手段と蒸発器とからなる蒸気圧縮式冷凍サイクルを備えた冷却システムとし、前記蒸発器を収納室側の空気循環経路内に配置し、前記冷却面が収納室内空気と熱交換しているので、さらに除湿能力が向上するので、高湿状態にあっても設定湿度に下げるにも時間が短縮できる。
請求項9に記載のシステムキッチンの発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の乾燥庫を一体的に組み込んだシステムキッチンであるので、例えばキッチン内の使用する調味料等を安定した温度、湿度で保管できるので、使用者にとっても安心感が生まれる。また一体的に組み込んでいるので外観上も何ら問題はない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における乾燥庫の縦断面図、図2は同実施の形態の他の冷却システムでの乾燥庫の縦断面図、図3は同実施の形態の乾燥庫の送風装置の部分拡大図、図4は同実施の形態の乾燥庫の他の送風装置の部分拡大図を示すものである。
図1において、乾燥庫1は、本体部3と扉4を有し、これらはいずれも断熱壁5で覆われていて内部が収納室6となっている。断熱壁5は、いずれも表裏面に薄い鋼板または樹脂製板10,11が設けられ、その内部に発泡ウレタン樹脂等の断熱材9が充填されたものである。
除湿装置2は、熱電モジュール7を内蔵するものであり、箱体8、冷却器12、放熱器13、熱伝導部材14で構成されたものである。
冷却器12と放熱器13は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた素材によって作られたものである。冷却器12と放熱器13は、いずれもベースとなる板状部12a,13aを持ち、その表面側に多数のフィン12b,13bが設けられたものである。
なおフィン12b,13bは、板上部12a,13aの表面を薄く削り、削り部を起立させたものや、略L字型または略I字型の薄い板状の部材で、板状部12a,13aの表面側にカシメあるいは超音波溶接等の加工を行い、接合したものがある。
熱伝導部材14は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属で作られた中実のブロックである。
熱電モジュール7は、P型及びN型熱電素子(図示せず)を冷却面15と放熱面16とで挟んだ構成であり、電流を流すことにより冷却面15が冷却され、放熱面16が加熱される。
上述のように冷却器12はベース12aとフィン12bとから構成されており、冷却面15とベース12aは熱的に接続されている。放熱器13はベース13aとフィン13bとから構成されており、放熱面16と熱的に接続されている。
また乾燥庫1の断熱構造を通常のウレタン発泡断熱材9で形成している。さらに箱体の侵入熱量を低減する手段として、ウレタン発泡断熱材9を真空断熱材(図示せず)との複層にすることが可能である。
具体的に真空断熱材は、非通気性の外被材の内部に芯材を収容し、非通気性の外被材の内部が減圧状態に保たれて真空断熱材を構成している。
真空断熱材は、1.3〜133Paの真空度で製造可能であり、従来の発泡ウレタン等の断熱材9と比べて約2〜3倍の断熱性能を示すことが知られている。
ここで、外被材は、ガスバリヤ性に優れたプラスチックラミネート袋であり、最外層がナイロン(15μm)、その内側がポリエチレンテレフタレート(12μm)、中間層がアルミ箔(6μm)、最内層が熱溶着層であり低密度ポリエチレン(100μm)からなる4層構成である。
最外層およびその内側は、外部からの耐衝撃性、耐摩耗性に優れた材料で、上記の他、二軸延伸ポリプロピレンなどが使用でき、これら3種の材料の少なくとも1種類が含まれることが好ましい。中間層はガスバリヤ性に優れた材料で、アルミ箔の他、アルミ蒸着層を有するガスバリヤ性材料等も使用できる。
最内層が熱溶着性材料であり、上記の他、高密度ポリエチレン、非晶質ポリプロピレン、アモルファスポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール共重合体等が使用でき、シール安定性の点から融点の低いものが好ましい。
また、芯材は、外被材によって減圧密封される空間が大気圧力によって潰されるのを防止するためのものであり、完全連通構造の多孔質体が使用でき、好ましくは、低真空でも高い断熱性能を発揮する微細孔のものが良い。
例えば、非晶質シリカ粉末、連続気泡構造のウレタンフォーム、微細繊維グラスウール等があり、特に微細繊維グラスウールは、優れた断熱性能を有し、真空断熱容器を形成したときに可擁性を有する点から好ましい。
また、シリカ粉末に限定されるものではなく、パーライト粉末や珪酸カルシウム板、連通フォーム、グラスウールなどの公知材料を使用しても良い。
主要構成材料は以上であるが、特に高温で使用される場合、あるいは、要求性能および耐用寿命が厳しい場合、補助的に水分吸着剤、あるいは空気吸着物質として常温活性型ゲッター等を用いることが好ましい。
水分吸着剤としてはゼオライトに限定されるものではなく、水酸化カルシウムや塩化カルシウム、塩化リチウム、活性炭やシリカゲルなど、一般公知の水分吸着剤を使用できる。吸着能力的には、水酸化カルシウムや塩化カルシウム、塩化リチウムなどの化学吸着が優れているが、取り扱い性を考慮すると物理吸着であるゼオライト活性炭などが適している。
樹脂製のダクト構成部材17により空気循環経路18を形成している。空気循環経路18の下方には底面の断熱材9を貫通して、ドレンホース19を備えている。冷却器12に着霜または結露した水分を除霜時に生じるドレン水を収納室6より外へ排出するものである。
収納室6の湿度を検知する湿度センサ20、収納室6の温度を検知する収納室温度センサ21はダクト構成部材17に取り付けられている。除湿装置2の冷却器12の温度を検知する除湿装置温度センサ22は冷却器12のベース12aに取り付けられている。送風装置23は空気循環経路内に配置されている。
制御手段24は風量制御手段24a、入力制御手段24bを構成するものであり、メモリ、マイコン、入出力回路等を備えている。
図1、2、3において、送風装置23を構成しているファンモータ25、ダンパ機構26、スライド機構27は空気循環経路18内に配置される。
以上のように構成された乾燥庫1について、以下その動作、作用を説明する。
まず、収納室6の設定湿度を35%とする。制御手段24からの信号により除湿装置2へ電力が供給され、除湿装置2の冷却器12が冷却される。
これにより冷却器12の表面に着霜または結露が発生し、収納室6の水分量が減少し、湿度が低下していく。
冷却器12表面に着霜または結露したドレン水は、空気循環経路18の下方のドレンホース19を通り、外部へ排出される。
除霜工程はある時間をおいて作動するようにプログラムされていて、例えば27時間後に除霜動作が1時間実行される。
このときの除霜過程において除湿装置への電力供給を停止または着霜した水分を融解できる温度0℃以上になる程度の入力を与える。
またこのとき、着霜または結露した水分を再び収納室6内に運び入れないように送風装置23の運転を停止させる。
本実施の形態では、湿度センサ20の検知湿度が設定湿度より高いとき、ファンモータ25の回転数を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときはファンモータ25の回転数を大きくし、風量を増減させ湿度制御する。
ここで、熱電モジュール7を含む除湿装置2の冷却性能を向上させる手段としては放熱能力を向上させることが一例として挙げられる。手段としては、フイン13bの高さを大きくすることやフィン13bのピッチを小さくしてフィン枚数を増やすことにより、伝熱面積を大きくしても良い。
さらに放熱器13と外気空気との熱交換効率を上げるため、ファンモータ25の回転数を上げて風量を増加させても良い。また、ベース13aのフィン13bと対抗する面に断熱材9aが設けられており、冷却器12等への熱リークを低減している。
また乾燥庫1全体で乾燥性能を向上するためには、箱体の侵入熱量を低減することが挙げられる。この場合断熱材9を真空断熱材(図示せず)との複層にすることにより侵入熱量が低減できる。このことにより、除湿装置2への入力を小さくできるので省エネの効果も生じることになる。
または図2に示すような圧縮機28、凝縮器29、減圧手段30、蒸発器31で構成される蒸気圧縮式の冷却システムを採用すればよい。
以上のように、本実施の形態1においては、風量制御手段24aにより湿度センサ20の検知湿度と設定湿度から風量を増減させて湿度制御することで、風量の増減で除湿装置2の冷却面12の温度を可変できることになり、またそれにより除湿装置2への供給電力を一定にしている場合においても収納室の温度も風量の増減で可変できる。したがって、空気中の水分を着霜または結露させるための露点温度を可変するような制御をすることで湿度の変動幅を小さくし安定した湿度を得ることができる。
また送風装置23をファンモータ25とダンパ機構26で構成しているとき、ファンモータ25とダンパ機構26と除湿装置2は空気循環経路18内に配置され、風量制御手段24aによりダンパ機構26の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときはダンパ機構26により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときはダンパ機構26により通風面積を大きくし、風量を増減させ湿度制御することにより、ダンパ機構26の動作のみで風量が調整でき安定した湿度制御ができる。さらにファンモータ25を制御することでより安定した湿度制御が可能となる。
また送風装置23をファンモータ25とスライド機構27で構成しているとき、ファンモータ25とスライド機構27と除湿装置2は空気循環経路18内に配置され、風量制御手段24aによりスライド機構27の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときはスライド機構27により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときはスライド機構27により通風面積を大きくし、風量を増減させて湿度制御することにより、スライド機構27の動作のみで風量が調整でき安定した湿度制御ができる。さらにファンモータ25を制御することでより安定した湿度制御が可能となる。
また、本実施の形態1の乾燥庫を一体的にシステムキッチンに組み込んだものでは、例えばキッチン内の使用する調味料等を安定した温度、湿度で保管できるので、使用者にとっても安心感が生まれる。また一体的に組み込んでいるので外観上も何ら問題はない。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図1において、除湿装置2を構成している冷却器12の温度を検知する除湿装置温度センサ22は冷却器12のベース12aに取り付けられている。
以上のように構成された乾燥庫1について、以下その動作、作用を説明する。
まず、収納室6の設定湿度を35%、収納室温度を11℃とする。制御手段24からの信号により設定湿度を35%、収納室温度を11℃に制御するために冷却器12の温度を一5℃になるように除湿装置2へ電力が供給する。設定湿度を35%にするためには収納室温度と冷却器温度の温度差を16℃とれば可能なのである。
除湿装置2の冷却器12が冷却される。これにより冷却器12の表面に着霜または結露が発生し、収納室6の水分量が減少し、湿度が低下していく。
冷却器12表面に着霜または結露したドレン水は、空気循環経路の下方のドレンホース19を通り、外部へ排出される。除霜工程はある時間をおいて作動するようにプログラムされていて、例えば27時間後に除霜動作が実行される。
このときの除霜過程において除湿装置への電力供給は停止または着霜した水分を融解できる温度0℃以上になる程度の入力を与える。またこのとき、着霜または結露した水分を再び収納室6内に運び入れないように送風装置23の運転を停止させる。
本実施の形態では、湿度センサ20の検知湿度が設定湿度より高いとき、ファンモータ25の回転数を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときはファンモータ25の回転数を大きくし、風量を増減させ湿度制御する。
ここで、熱電モジュール7を含む除湿装置2の冷却性能を向上させる手段としては放熱能力を向上させることが一例として挙げられる。手段としては、フィン13bの高さを大きくすることやフィン13bのピッチを小さくしてフィン枚数を増やすことにより、伝熱面積を大きくしても良い。
さらに放熱器13と外気空気との熱交換効率を上げるため、ファンモータ25の回転数を上げて風量を増加させても良い。また、ベース13aのフィン13bと対抗する面に断熱材9aが設けられており、冷却器12等への熱リークを低減している。
また乾燥庫1全体で乾燥性能を向上するためには、箱体の侵入熱量を低減することが挙げられる。この場合断熱材9を真空断熱材(図示せず)との複層にすることにより侵入熱量が低減できる。このことにより、除湿装置2への入力を小さくできるので省エネの効果も生じることになる。
または図2に示すような圧縮機28、凝縮器29、減圧手段30、蒸発器31で構成される蒸気圧縮式の冷却システムを採用すればよい。
以上のように、本実施の形態2においては、入力制御手段24bにより収納室6の設定湿度と収納室6の設定温度から除湿装置2への入力電力を制御して湿度制御することにより、入力電力を制御しているので、オン、オフ運転の繰り返し動作による熱応力の最大の要因がなくなるため、信頼性が向上し長寿命化につながる。また湿度の制御変動幅も抑制できるので消費電力についても向上する。
また、本実施の形態2の乾燥庫を一体的にシステムキッチンに組み込んだものでは、例えばキッチン内の使用する調味料等を安定した温度、湿度で保管できるので、使用者にとっても安心感が生まれる。また一体的に組み込んでいるので外観上も何ら問題はない。
以上のように、本発明にかかる乾燥庫は、入力電力等の制御により省エネも可能であり、温湿度も安定した制御となるため、乾物収納庫の他、医療やバイオ分野等への用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における乾燥庫の縦断面図 本発明の同実施の形態の他の冷却システムでの乾燥庫の縦断面図 本発明の同実施の形態の乾燥庫の部分拡大図 本発明の同実施の形態の乾燥庫の他の部分拡大図 従来の除湿装置の断面図 他の従来の除湿装置のフローチャート
符号の説明
1 乾燥庫
2 除湿装置
6 収納室
7 熱電モジュール
12 冷却器
18 空気循環経路
20 湿度センサ
21 収納室温度センサ
22 除湿装置温度センサ
24 制御手段
25 ファンモータ
26 ダンパ機構
27 スライド機構
28 圧縮機
29 凝縮器
30 減圧手段
31 蒸発器

Claims (9)

  1. 被収納物を収納する収納室と、前記収納室とは仕切られ前記収納室の空気を循環させる空気循環経路と、前記収納室内の空気を循環させる送風装置と、前記収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、前記収納室の湿度を検知する湿度センサと、前記送風装置の風量を制御する風量制御手段とを備え、前記風量制御手段は前記湿度センサの検知湿度と設定湿度により風量を増減させて湿度制御することを特徴とする乾燥庫。
  2. 送風装置はファンモータとし、風量制御手段により前記ファンモータの回転数を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記ファンモータの回転数を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記ファンモータの回転数を大きくし、風量を増減させ湿度制御することを特徴とする請求項1に記載の乾燥庫。
  3. 送風装置はファンモータとダンパ機構を備えたものとし、前記ファンモータと前記ダンパ機構と除湿装置は空気循環経路内に配置され、風量制御手段により前記ダンパ機構の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記ダンパ機構により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記ダンパ機構により通風面積を大きくし、風量を増減させ湿度制御することを特徴とする請求項1に記載の乾燥庫。
  4. 送風装置はファンモータとスライド機構を備えたものとし、前記ファンモータと前記スライド機構と除湿装置は空気循環経路内に配置され、風量制御手段により前記スライド機構の動作を制御して検知湿度が設定湿度より高いときは前記スライド機構により通風面積を小さくし、検知湿度が設定湿度より低いときは前記スライド機構により通風面積を大きくし、風量を増減させて湿度制御することを特徴とする請求項1に記載の乾燥庫。
  5. 被収納物を収納する収納室と、前記収納室とは仕切られ前記収納室の空気を循環させる空気循環経路と、前記収納室内の空気を循環させる送風装置と、前記収納室内の空気中の水分を着霜または結露させる冷却面を有する除湿装置と、前記収納室の湿度を検知する湿度センサと、前記収納室の温度を検知する収納室温度センサと、前記除湿装置の温度を検知する除湿装置温度センサと、前記除湿装置への入力電力を制御する入力制御手段とを備え、前記入力制御手段は前記収納室の設定湿度と前記収納室の設定温度により前記除湿装置への入力電力を制御して湿度制御することを特徴とする乾燥庫。
  6. 除霜動作時は送風装置の運転停止と、除湿装置への電力供給を抑制することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の乾燥庫。
  7. 除湿装置を放熱面と吸熱面とが対向し所定の電圧をかけると放熱面から放熱し吸熱面から吸熱する熱電モジュールを備えた冷却システムとし、前記冷却面を収納室側の空気循環経路内に配置し、前記冷却面が収納室内空気と熱交換することを特徴とする請求項1または6に記載の乾燥庫。
  8. 除湿装置を圧縮機、凝縮器、減圧手段と蒸発器とからなる蒸気圧縮式冷凍サイクルを備えた冷却システムとし、前記蒸発器を収納室側の空気循環経路内に配置し、前記蒸発器が収納室内空気と熱交換することを特徴とする請求項1または6に記載の乾燥庫。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の乾燥庫を一体的に組み込んだことを特徴とするシステムキッチン。
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