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JP2005163932A - プーリユニット - Google Patents

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JP2005163932A
JP2005163932A JP2003404577A JP2003404577A JP2005163932A JP 2005163932 A JP2005163932 A JP 2005163932A JP 2003404577 A JP2003404577 A JP 2003404577A JP 2003404577 A JP2003404577 A JP 2003404577A JP 2005163932 A JP2005163932 A JP 2005163932A
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pulley
spring member
way clutch
rotating body
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JP2003404577A
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Akira Yamamoto
山本  明
Masamichi Takeuchi
正道 竹内
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/064Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
    • F16D41/066Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
    • F16D41/067Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Abstract

【課題】回転変動を吸収し変動の少ない出力回転を得る。
【解決手段】プーリユニットは、プーリ部1と内軸部2との間に配置されてこれらの回転数差に応じてこれらをロック状態とフリー状態とに切り換える一方向クラッチ3を備える。プーリ部1の回転変動を吸収するためのダンパ6を一方向クラッチ3の外径側と内径側とのうちの少なくとも一方側に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの補機等に用いるプーリユニットに関する。この補機としては、オルタネータ、エアコンディショナ用コンプレッサ、ウォーターポンプ、冷却ファン等がある。
上記補機のうち、オルタネータはロータ部を内蔵し、これに入力用回転軸が連結されている。このオルタネータの入力用回転軸に対して、特許文献1に開示されているようなプーリユニットを取り付けたものがある。このプーリユニットにおいては、上記した入力用回転軸に対してプーリ部と内軸部とを一方向クラッチを間に介在させて設け、プーリ部の外周面にクランクシャフトに連動して回送されるベルトを巻き掛けている。
クランクシャフトの回転数が一時的に低下してプーリ部と内軸部との回転数差ができると、一方向クラッチをオフにしてプーリ部と内軸部とを切断(この切断状態をプーリ部からロータ部への動力の伝達が遮断されるフリー状態という)してオルタネータのロータ部の回転をその慣性力で継続させ、クランクシャフトの回転数が上がると、一方向クラッチをオンにしてプーリ部と内軸部とを接続(この接続状態をプーリ部からロータ部へ動力が伝達されるロック状態という)して、オルタネータの発電効率を高めるようにしている。
特開2001−90751号公報
しかしながら、上記プーリユニットでは、エンジンの急激な回転変動で一方向クラッチがフリー状態からロック状態に切り換わるに際してベルトからプーリ部に強い衝撃荷重がかかりやすい。
本発明によるプーリユニットは、プーリ部と内軸部との間に配置されてこれらの回転数差に応じてこれらをロック状態とフリー状態とに切り換える一方向クラッチを備えるプーリユニットであって、一方向クラッチの外径側と内径側とのうちの少なくとも一方側にプーリ部の回転変動を吸収して減衰させるダンパを設けたことを特徴とするものである。
上記構成のプーリユニットでは、例えば、ダンパがプーリ部と一方向クラッチとの間に設けられている場合では、エンジンの急激な回転変動によりプーリに巻き掛けられたベルトに強い張力がかかって、一方向クラッチがロック状態に切り換わっても、そのロック状態に切り換わる際のベルトからの強い衝撃荷重はダンパにより吸収される。ダンパが一方向クラッチと内軸部との間に設けられている場合も、同じである。
本発明の好ましい実施態様として、ダンパを、相対回転可能に配置された外径側と内径側の2つの回転体と、両回転体の相対回転に応じて圧縮変形するばね部材とにより構成することができる。
本発明のさらに好ましい実施形態として、ダンパの外径側回転体をプーリ部の内径側で、内径側回転体を一方向クラッチの外輪の外径側でそれぞれ構成することができる。こうした場合、プーリユニットの既存の部材を利用するので、部品点数の増加が最小限に抑えられ、コストアップの抑制に役立つ。
本発明のさらに好ましい実施形態として、ダンパの外径側回転体を一方向クラッチの内周面に、内径側回転体を内軸部の外周面に嵌合させることができる。こうした場合、既存のプーリユニットの構成を変えずに、一方向クラッチと内軸部との間に内外両回転体を配置するだけで済む。
本発明のさらに好ましい実施形態として、ばね部材を円形としてその円周方向の一部に固定部を、また他部に係合部を形成し、両回転体の一方にばね部材の固定部を固定し、両回転体の他方にばね部材の係合部を係合させることができる。こうした場合、ばね部材を介して、回転体の一方の軸方向位置を回転体の他方に対して規制できるから、当該回転体の一方に対して回転体の他方を軸方向に位置決めをする手段を別に設ける必要がない。
本発明のさらに好ましい実施形態として、ばね部材を円弧形とし、両回転体の一方にばね部材の一端側を係合し、両回転体の他方にばね部材の他端側を係合させることができる。こうした場合、ばね部材は円弧状でよく、円周方向全体に配置する必要がなくなる。
本発明のさらに好ましい実施形態として、一方向クラッチの軸方向両側に転がり軸受を配置し、一方向クラッチと転がり軸受それぞれの外輪軌道をプーリ部の内周面で構成することができるが、この場合、一方向クラッチと内軸部との間にダンパを配置することができる。また、一方向クラッチと転がり軸受それぞれの内輪軌道を内軸部の外周面で構成することができるが、この場合、プーリ部と一方向クラッチとの間にダンパを配置することができる。
本発明によれば、一方向クラッチがフリー状態からロック状態に切り換わる際等の衝撃を、ばね部材の圧縮伸張により、吸収し緩和することができ、変動の緩やかな出力回転が得られる。
図1ないし図3を参照して、本発明の最良の実施形態を説明する。図1は、最良の実施形態に係るプーリユニットの上半部の軸方向に沿った断面図、図2は、図1の(2)−(2)線に沿った断面図、図3は、図1のプーリユニットの一部であるばね部材の斜視図である。
これらの図において、この例のプーリユニットは、自動車エンジンの補機であるオルタネータの入力用回転軸に設けられる。プーリユニットは、プーリ部1を外周側に、内軸部2を内周側として、これらを同心に配置し、これらプーリ部1と内軸部2との対向間に、一方向クラッチ3に加えて、転がり軸受4,5を軸方向に並べて配置した構成となっている。
プーリ部1は、外周にベルト7が巻き掛けられるプーリ溝1aを備えており、エンジンのクランクシャフトに連動して回送されてくるベルト7により回転駆動されるようになっている。内軸部2は、その内周に、オルタネータのロータと一体回転する図示略の入力用回転軸が挿入されて固着される。転がり軸受4,5は、それらの間に一方向クラッチ3を介在して内軸部2の外周の軸方向両側に配置されている。
一方向クラッチ3は、内輪31と、外輪32と、複数のころ33と、保持器34とを備える。内輪31は、外周が正八角形とされて8個の平坦なカム面31aに形成されており、転がり軸受4,5の間で内軸部2の外周面に固定されている。一方向クラッチ3の外輪32は、転がり軸受4,5の外周側に取り付けられ、転がり軸受4,5の間に、ころ33が接触する一定内径の内周面32aを有している。転がり軸受4,5は、内輪41,51、外輪42,52、玉43,53等を備えた深溝玉軸受の構成になっている。ころ33は、くさび部材として保持器34の円周方向に形成された複数のポケット36それぞれに収容され、各ポケット36内のコイルばね35により内輪31のカム面31aと外輪32の内周面32aとの間のくさび状空間の狭い側(図2で時計周り方向:ロック側)に付勢されている。保持器34は、径方向内方に延びた鍔状の一端側の端部34aが、一方向クラッチ3の内輪31と一方の転がり軸受5の内輪51との間に挟み込まれて一方向クラッチ3の内輪31に固定されている。
以上の構成において、プーリユニットの動作を説明すると、クランクシャフトの回転数が一時的に低下して、プーリ部1と内軸部2との回転数差ができると、一方向クラッチ3のころ33がくさび状空間の広い側(フリー側)へ転動させられてフリー状態となるので、プーリ部1から内軸部2への回転動力の伝達が遮断され、内軸部2に連結されているオルタネータのロータ部は回転慣性力のみで回転を継続する。
一方、クランクシャフトの回転数が上がると、大きな回転数で回転するプーリ部1により、一方向クラッチ3のころ33がくさび状空間の狭い側(ロック側)へ転動させられてロック状態となって、プーリ部1と内軸部2とが一体的に回転し、内軸部2に連結されているオルタネータのロータ部は同期回転する。
以上のプーリユニットにおいて、本発明では、一方向クラッチ3の外径側にプーリ部1の回転変動を吸収して減衰するダンパ6を設けたことを特徴としている。
このダンパ6は、図1で破線で囲んで示されている。ダンパ6は、相対回転可能に配置した径方向内外一対の回転体61,62とばね部材11とで構成されているとともに、その回転体の一方61をプーリ部1の内径側で、回転体の他方62を一方向クラッチ3の外輪32の外径側でそれぞれ構成され、かつ、ばね部材11を両回転体61,62の相対回転に応じて圧縮変形するようにしたものである。
以下、ダンパ6の構成を詳しく説明すると、プーリ部1の内径側である外径側回転体61の内周面と、一方向クラッチ3の外輪32の外径側である内径側回転体62の外周面とは、ルーズな嵌め合いとされ、両回転体61,62は相対回転可能とされている。このルーズな嵌め合いを可能とするため、外径側回転体61の内周面と内径側回転体62の外周面は、潤滑剤の潤滑膜を介して嵌め合わされている。ルーズな嵌め合いとしては、外径側回転体61の内周面と内径側回転体62の外周面との間に、転がり軸受もしくはすべり軸受を設け、このような軸受により、これら回転体61,62を支持し、かつ軸方向の位置決めをしてもよい。
ここで、ダンパ6を構成する外径側回転体61は、プーリ部1の内径側で構成されているが、プーリ部1とは別体の外径側回転体61としてもよい。また、ダンパ6を構成する内径側回転体62は、一方向クラッチ3の外輪32の外径側で構成されているが、この外輪32とは別体の内径側回転体62としてもよい。
プーリ部1の内径側で構成されるダンパ6の外径側回転体61の内周面には、軸方向複数個所、本発明の形態では軸方向2個所に、角型形状の内周溝9が円周方向の全周にわたって設けられている。一方向クラッチ3の外輪32の外径側で構成されるダンパ6の内径側回転体62の外周面には、内周溝9に対向するよう、軸方向2個所に角型形状の外周溝8が円周方向の全周にわたって設けられているとともに、この外周溝8には外径側回転体61の内周溝9内に向けて突出する係合凸部12が形成されている。外周溝8と内周溝9との対向間に環状空間10が形成され、この環状空間10にばね部材11が嵌め込まれている。
ばね部材11は、図3に明示するように、長手方向に一定幅とした比較的長い板ばねを、不完全な円形としたもので、両端部11a,11bと、円周方向の中途部で外径側に突出する固定凸部11cとを有し、両端部11a,11b間にスリット11dが形成されたものである。このスリット11dの幅は、一方向クラッチ3の外輪32の外周溝8に設けた係合凸部12の円周方向幅より若干大きくされている。ばね部材11において、固定凸部11cから一方の端部11aまでの円周方向の距離に対して、固定凸部11cから他方の端部11bまでの円周方向の距離はほぼ3倍とされている。
ばね部材11の両端部11a,11bは、内径側回転体62の外周溝8に形成した係合凸部12の円周方向両側面に係合して受止められるようになっている。ばね部材11の固定凸部11cは、外径側回転体62の内周溝9の底部に形成された固定凹部13に嵌入されて固定されている。これにより、ばね部材11は、固定凸部11cを除く他の部分において、外周溝8と内周溝9との対向間の環状空間10の範囲内で、径方向内外に圧縮、伸長の変形が可能である。外径側回転体62と内径側回転体62とがルーズに嵌め合わされているため、プーリ部1が回転変動して、外径側回転体62の内周溝9の固定凹部13と、内径側回転体62の外周溝8の係合凸部12との間の円周方向間隔が狭まった場合は、ばね部材11の固定凸部11cから一方の端部11bまでの部分が圧縮変形し、内径側回転体62の係合凸部12と、外径側回転体62の固定凹部13との間の円周方向間隔が広がった場合は、ばね部材11の固定凸部11cから他方の端部11aまでの部分が圧縮変形する。
以上の構成のプーリユニットでは、エンジンの回転変動によりベルト7に張力がかかり、その張力が変動し、これによりプーリ部1に矢印イの方向への回転変動が発生しても、プーリ部1の内径側で構成されている外径側回転体62と、一方向クラッチ3の外輪32の外径側で構成されている内径側回転体62とがルーズな嵌め合いとなっているために、ばね部材11においては、固定凸部11cが外径側回転体61と共に回転するのに対して、端部11aは,内径側回転体62の係合凸部12に係合しているため、ばね部材11は固定凸部11cと端部11aとの間の部分を圧縮されつつ、内径側回転体62を外径側回転体61の回転方向に押圧することになる。
つまり、プーリ部1の矢印イ方向の回転変動は、即座に一方向クラッチ3の外輪32に伝達されず、一旦、ばね部材11でダンパされてから、一方向クラッチ3に伝達されることになる。その結果、エンジンの回転変動により一方向クラッチ3がロック状態となった後にベルト7からかかる強い衝撃荷重は、ばね部材11で減衰されてから、一方向クラッチ3にかかることになり、上記した回転変動は吸収される。
上記したばね部材11は、図4ないし図6に示すような形状とすることができる。図4は、ばね部材の他の形態を示す軸方向に沿った正面図、図5はその斜視図である。
図4および図5に示すダンパ6のばね部材11は、比較的広幅の板ばねからなり、円周方向中途部に、径方向外向きに屈曲した固定凸部11dが形成され、両端部11e,11fは、径方向外向きに折曲されている。固定凸部11dは、内径側回転体62の外周に形成された外向きの固定凸部14に固定される。両端部11e,11f間には、外径側回転体61の内周に形成された内向きの係合凸部15が入り込んでいる。内径側回転体62に対し外径側回転体61が相対的に回転した場合、ばね部材11の固定凸部11dから一方の端部11eまでの部分、もしくはばね部材11の固定凸部11dから他方の端部11fまでの部分が圧縮等の変形をする。
広幅のばね部材11は、その固定凸部11dを介して内径側回転体62の固定凸部14と係合する幅が広いので、軸方向に対して大きく傾くことがなく、軸方向に対してほぼ直交する姿勢を保つ。ばね部材11の端部11e,11fが折曲されていることで、その受止め用の係合凸部15との当たりが面接触となり、係合凸部15の摩耗が少ない。
このような軸方向に広幅のばね部材11を用いる場合は、外径側回転体61と内径側回転体62との間には、ばね部材11の幅に対応して広幅の環状空間を形成する必要がある。広幅の環状空間と、広幅のばね部材11は、外径側回転体61の内周の軸方向中央位置に配置すればよい。
図6は、ばね部材11のさらに他の実施形態の組み込み態を示す斜視図である。この実施形態のばね部材11は、線状のばねからなり、外径側回転体61と内径側回転体62との間で軸方向両側に蛇行する形状である。このばね部材11の一方の端部は、内径側回転体62の外周に形成された外向きの凸部14に受止められ、他方の端部は、外径側回転体61の内周に形成された内向きの凸部15に受止められるようになっている。
ダンパ6は、図7に示すように、一方向クラッチ3の内周面と内軸部2の外周面との間に配置してもよい。この場合、ダンパ6を構成する外径側回転体61を一方向クラッチ3の内周面に、内径側回転体62を内軸部2の外周面に嵌合させるとよい。図7で示すプーリユニットでは、プーリ部1の内周に直接、一方向クラッチ3が設けられており、プーリ部1の内周面に、一方向クラッチ3の外輪32の外周面が嵌合されている。一方向クラッチ3、およびその軸方向に隣り合う転がり軸受4,5は、図1および図2に図示のものと同じでよく、共通する部分には、図1および図2と同じ符号を付して、その説明は省略する。外径側回転体61の外周面には、一方向クラッチ3の内輪31と、転がり軸受4,5とが外嵌固着されている。内径側回転体62の内周には、内軸部2が挿入嵌着されている。
外径側回転体61の内周には、角型で広幅の内周溝18が設けられて、この内周溝18により、外径側回転体61と内径側回転体62との間に、環状空間19が形成されている。そして、この環状空間19内に、内外両回転体61,62の回転方向の相対的変位により圧縮変形されるダンパ用ばね部材11が介装されている。
図7のプーリユニットに使用されるばね部材11は、図5および図6に既に示したものと同一のばね部材である。したがって、ばね部材11は、径方向外向きに屈曲した固定凸部11dと、径方向外向きに折曲した2つの端部11e,11f(図7では、一方の端部11eのみ図示)とを有する。ばね部材11の固定凸部11dは、内径側回転体62の外周に形成された外向きの固定凸部14に嵌着される。二つの折曲された端部11e,11fの間には、外径側回転体61の内周に形成された内向きの係合凸部15が入り込んでいる。
上記構成でも、エンジンの回転変動に伴うベルト7のピーキーな張力の立ち上がりが削除される点は、図1および図2のプーリユニットの場合と同じである。
本発明のプーリユニットの上半部の軸方向断面図。 図1の(2)−(2)線に沿った断面図。 図1のプーリユニットが備えるばね部材の斜視図。 ばね部材の他の形態を示す軸方向に沿った正面図。 図4のばね部材の斜視図。 ばね部材のさらに他の形態の組み込み態を示す斜視図。 本発明の他の形態に係るプーリユニットの軸方向断面図。
符号の説明
1 プーリ部
2 内軸部
3 一方向クラッチ
6 ダンパ
61 外径側回転体
62 内径側回転体
11 ばね部材

Claims (6)

  1. プーリ部と内軸部との間に配置されてこれらの回転数差に応じてこれらをロック状態とフリー状態とに切り換える一方向クラッチを備えるプーリユニットであって、
    一方向クラッチの外径側と内径側とのうちの少なくとも一方側に、プーリ部の回転変動を吸収して減衰させるダンパを設けた、ことを特徴とするプーリユニット。
  2. ダンパは、相対回転可能に配置された外径側と内径側の2つの回転体と、両回転体の相対回転に応じて圧縮変形するばね部材とを含む、ことを特徴する請求項1に記載のプーリユニット。
  3. ダンパの外径側回転体をプーリ部の内径側で、内径側回転体を一方向クラッチの外輪の外径側でそれぞれ構成した、ことを特徴する請求項2に記載のプーリユニット。
  4. 一方向クラッチと内軸部との間に両回転体を配置した、ことを特徴する請求項2に記載のプーリユニット。
  5. ばね部材を円形としてその円周方向の一部に固定部を、また他部に係合部を形成し、両回転体の一方にばね部材の固定部を固定し、両回転体の他方にばね部材の係合部を係合させた、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のプーリユニット。
  6. ばね部材を円弧形とし、両回転体の一方にばね部材の一端側を係合し、両回転体の他方にばね部材の他端側を係合させた、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のプーリユニット。
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