JP2005059103A - ロボットアームの校正方法及び校正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ビーム発生部3,4からX,Y軸方向からロボットアーム2に向けて平行光線を出射し、ロボットアーム2を照射後の平行光線を受光部5,6で検出することにより、ロボットアーム2のY,X軸方向のエッジを求め、このエッジからロボットアーム2先端のY,X座標を算出し、この値が所定の値になるようにロボットアーム2先端をY,X軸方向に移動し、上記移動後のロボットアーム2の先端位置をX軸及びY軸方向の基準点として、ロボットアーム2の先端位置のX軸及びY軸方向の校正を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットアームを基準点に位置合わせすることにより、ロボットアームの校正(位置合わせ)を行うロボットアームの校正方法及び校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オシロスコープの複数のプローブを電子部品が実装された基板の各部に当て、各部の信号波形を同時に比較観察する場合に、複数のロボットアームを用い、その先端部を上記の各プローブで構成すれば、複数のプローブを自動的に基板上の所定の接触位置に移動できる。
【0003】
この場合、各プローブの移動先である基板上の接触点の相対位置関係は、基板設計データ(CADデータ等)からわかるので、このデータに基づき、各プローブを所定の接触位置に移動させることになる。しかし、各プローブを所定の接触位置に正確に移動させるためには、各プローブの座標上の原点を正確に一致させねばならない。そこで、各ロボットアームの校正が必要になる。
【0004】
この校正は、各ロボットアームを基準点に実際に移動させ、そのときの各ロボットアームの座標が同じになるように補正することで行う。よって、このような場合の校正の精度は、如何に正確に各ロボットアームを基準点に移動できるかにかかっている。
【0005】
従来、ロボットアーム(プローブ)を基準点に持って行く際に、基準点にパターンを形成しておき、このパターンとロボットアーム先端との接触により、ロボットアーム先端の基準点への到達を検知していた(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−039738公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ロボットアームとパターンとの接触を伴う特許文献1に記載の構成では、ロボットアーム先端やパターンに、摩耗・変形・破損が生じるため、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動できず、校正精度が低いという問題がある。
【0008】
本発明はこの問題を解決しようとするもので、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができるロボットアームの校正方法及び校正装置を実現することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明(ロボットアームの校正方法)は、X軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射し、ロボットアームを照射後の平行光線を検出することにより、ロボットアームのY軸方向のエッジを求め、このエッジからロボットアームのY座標を算出し、この値が所定の値になるようにロボットアーム先端をY軸方向に移動し、Y軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射し、ロボットアームを照射後の平行光線を検出することにより、ロボットアームのX軸方向のエッジを求め、このエッジからロボットアーム先端のX座標を算出し、この値が所定の値になるようにロボットアーム先端をX軸方向に移動し、上記移動後のロボットアームの先端位置をX軸及びY軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のX軸及びY軸方向の校正を行うことを特徴とするものである。
【0010】
この発明では、ロボットアーム先端が基準点に来たか否かを平行光線の照射により検出するので、検出時のロボットアーム先端は非接触状態にある。このため、ロボットアーム先端は変形しておらず、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0011】
請求項2に係る発明(ロボットアームの校正装置)は、X軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射する第1ビーム発生部と、Y軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射する第2ビーム発生部と、第1ビーム発生部から出射されロボットアームを照射後の平行光線を検出する第1受光部と、第2ビーム発生部から出射されロボットアームを照射後の平行光線を検出する第2受光部と、第1受光部の出力信号からロボットアームのY軸方向のエッジを検出し、ロボットアーム先端のY座標を求めるY座標計算手段と、第2受光部の出力信号からロボットアームのX軸方向のエッジを検出し、ロボットアーム先端のX座標を求めるX座標計算手段とを有し、Y座標計算手段及びX座標計算手段の出力信号が所定の値になるようにロボットアーム先端の移動を行い、この移動後の位置をX軸及びY軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のX軸及びY軸方向の校正を行うことを特徴とするものである。
【0012】
この発明においても、ロボットアーム先端が基準点に来たか否かを平行光線の照射により検出するので、検出時のロボットアーム先端は非接触状態にあるため、ロボットアーム先端は変形しておらず、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、第1又は第2ビーム発生部から出射された平行光線中に、Z軸方向からロボットアーム先端を挿入していった時に、第1又は第2受光部の出力信号が安定した時のロボットアームの位置を、Z軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のZ軸方向の校正を行うことを特徴とするものである。
【0014】
この発明では、X,Y軸方向だけでなくZ軸方向についても、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0015】
【実施の形態】
(第1の実施の形態例)
本発明の第1の実施の形態例を図1〜図4を用いて説明する。これらの図において、平板1上には、X軸方向からロボットアーム2に向けて平行光線を出射する第1ビーム発生部3と、Y軸方向からロボットアーム2に向けて平行光線を出射する第2ビーム発生部4とが配置されている。
【0016】
更に、この平板1上には、第1ビーム発生部3から出射されロボットアーム2を照射後の平行光線を検出する第1受光部5と、第2ビーム発生部4から出射されロボットアーム2を照射後の平行光線を検出する第2受光部6とが配置されている。
【0017】
本形態例における第1ビーム発生部3は、図3中に示すように、半導体レーザ等のレーザ 光源11から出たレーザ ビームを、Z軸と平行な軸を中心に時計方向に定速回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)12に入射させて回転させ、この回転ビーム(反射光)をコリメータレンズ(fθレンズ)13でX軸方向の平行ビームに変換し、これをY軸方向に一定速度で移動させるものである。
【0018】
第1ビーム発生部3からX軸方向に出射したレーザビームのY軸方向の移動は、ポリゴンミラー12の反射面が切り替わる毎に繰り返される。受光素子14はこのY軸方向の移動の始点を決めるもので、レーザビームが走査開始端を通過することを検知すると、その旨を示す同期信号を出力する。
【0019】
第2ビーム発生部4も、レーザビームの移動方向が第1ビーム発生部3と異なるだけで、基本的には、同じ構造を有している。この構成により、第1ビーム発生部3の出力ビームと第2ビーム発生部4の出力ビームとは、X−Y平面と平行なそれぞれの平面上で移動する。本形態例では、第1ビーム発生部3と第2ビーム発生部4の直交する出力ビームが重ならない程度に、両ビームの移動平面がZ方向にずれるように構成している(両ビームが重なるように配置してもよい)。
【0020】
本形態例における第1受光部5は、図3中に示すように、第1ビーム発生部3から出射されロボットアーム2を照射後の平行光線を集束させる受光レンズ21と、受光レンズ21の焦点位置にて受光量を検出する受光素子22と、受光素子22の出力を一定の閾値で二値化する二値化回路23とから構成されている。
【0021】
第1ビーム発生部3(コリメータレンズ13)から出射された平行ビームがロボットアーム2により遮られない場合には、第1受光部5の出力信号はハイレベル(又はローレベル)を維持するが、ロボットアーム2により遮られる場合には、ローレベル(又はハイレベル)になる。従って、第1受光部5の出力信号の変化から、レーザビームがロボットアーム2のY軸方向のエッジを通過する時刻を知ることができる。
【0022】
校正制御部10内のY座標計算手段7は、第1受光部5の出力信号からロボットアーム2のY軸方向のエッジを検出し、ロボットアーム2先端のY座標Ycを求めるものである。具体的には、受光素子14の同期信号を受けた時刻をt0、第1受光部5の出力信号がハイレベルになった時刻をt1、第1受光部5の出力信号が再びローレベルになった時刻をt2としたとき、t1−t0を測定し、この値にレーザビームのY軸方向の移動速度を掛けることにより、ロボットアーム2のY軸方向の上側エッジ(受光素子14側のエッジ)のY座標Ya(図2参照)を求めることができ、t2−t0を測定し、この値にレーザビームのY軸方向の移動速度を掛けることにより、ロボットアーム2のY軸方向の下側エッジ(受光素子14側のエッジ)のY座標Yb(図2参照)を求めることができる。ここで、ロボットアーム2の先端形状が図2に示すように円錐形であれば、ロボットアーム2先端のY座標Ycは、Yc=(Ya+Yb)/2となる。
【0023】
第2受光部6も、第1受光部5と同様な構成を有し、第2ビーム発生部4から出射されロボットアーム2を照射後の平行光線を検出している。そして、第2ビーム発生部4から出射された平行ビームがロボットアーム2により遮られない場合には、第2受光部6の出力信号はハイレベル(又はローレベル)を維持するが、ロボットアーム2により遮られる場合には、ローレベル(又はハイレベル)になる。従って、第2受光部6の出力信号の変化から、レーザビームがロボットアーム2のX軸方向の左側及び右側エッジを通過する時刻を知ることができる。
【0024】
校正制御部10内のX座標計算手段8は、第2受光部6の出力信号からロボットアーム2のX軸方向の2つのエッジを検出し、ロボットアーム2先端のX座標Xcを求めるもので、Y座標計算手段7と同様の構成を有している。そして、ロボットアーム2のX軸方向の右側エッジのX座標Xa(図2参照)と左側エッジのX座標Xb(図2参照)を求めることにより、ロボットアーム2先端のX座標Xc=(Xa+Xb)/2を計算している。
【0025】
校正制御部10は、上記Y座標計算手段7及びX座標計算手段8を有し、これら計算手段7,8の出力信号を受け、ロボットアーム2先端のX座標XcとY座標Ycが所定の値になるように、ロボットアーム2先端を移動させるものである。この校正制御部10は、アクチュエータ制御部30を介して、X軸方向駆動部31及びY軸方向駆動部32を制御し、Y座標計算手段7とX座標計算手段8にて求められるロボットアーム2先端のX座標Xc,Y座標Ycが、それぞれ、所定の値Xp,Ypになるまで、ロボットアーム2先端を移動させる。
【0026】
この移動後の座標位置(Xp,Yp)は基準点P(図2参照)の座標であり、ロボットアーム2が、その停止位置の座標を(Xp,Yp)であると正しく認識できるように、ロボットアーム2の位置制御系を校正する。尚、ロボットアーム2はZ軸方向駆動部33にZ軸方向に駆動可能に搭載され、Z軸方向駆動部33はY軸方向駆動部32にY軸方向に移動可能に搭載され、Y軸方向駆動部32はX軸方向駆動部31にX軸方向に移動可能に搭載されており、これにより、ロボットアーム2の3次元方向の駆動が確保されている。
【0027】
上記形態例において、Z軸方向の位置合わせは、校正制御部10が、アクチュエータ制御部30を介して、Z軸方向駆動部33を駆動制御し、図4に示すように、第1ビーム発生部3から出射された平行光線H中に、Z軸方向からロボットアーム2を挿入していくことにより行う。図4(a)の状態では、ロボットアーム2の挿入がなされていないので、当然ながら第1受光部5の出力信号には変化がない。一方、図4(b)の状態になると、ロボットアーム2一部が平行光線H中に挿入されるため、受光素子22の出力信号に変化が出る。しかし、遮られる光線が少ないため、第1受光部5の出力信号(測定値)の揺れやバラツキが大きい。
【0028】
図4(a)の状態から図4(b)の状態を経て、更に挿入すると、第1受光部5の出力信号が安定する。この安定した時のロボットアーム2の位置(図4(c)の状態)に到達した時点で、ロボットアーム2を停止させる。そして、この位置をZ軸方向の基準点として、ロボットアーム2の先端位置のZ軸方向の校正を行う。
【0029】
ここで、第1受光部5の出力信号は、上記の通り、第1ビーム発生部3(コリメータレンズ13)から出射された平行光線がロボットアーム2により遮られた場合にローレベルになるが、受光素子22の出力信号がどれだけ低下したときにローレベルとなるかは、二値化回路23の閾値により決まる。そして、第1受光部5の出力信号が安定した時(図4(c)の状態)のロボットアーム2の先端位置も、この閾値により変化する。
【0030】
本形態例では、第1ビーム発生部3から出射された平行光線H中へのロボットアーム2先端の挿入完了時(平行光線Hの図4(c)における上下方向の全幅Tにわたって、ロボットアーム2の先端が差し込まれた時)に、第1受光部5の出力信号が安定するように、上記閾値が選ばれている。このZ軸方向の位置合わせは、X,Y軸方向の位置合わせの前でも後でもよい。
【0031】
上記形態例では、複数のロボットアーム2先端を一つの基準点に移動して、校正を行う。そして、ロボットアーム2先端が基準点に来たか否かの検出は、平行光線の照射により行うので、検出時のロボットアーム2先端は非接触状態にある。このため、ロボットアーム2先端は変形しておらず、ロボットアーム2先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0032】
又、本形態例において、第1及び第2ビーム発生部3,4から同時にレーザビームを出射するようにし、且つ、この時に両平行光線中にロボットアーム2先端が挿入されているように構成すれば、X軸方向及びY軸方向の双方に関する位置合わせを同時に行うことができる。又、上記形態例のように、第1ビーム発生部3と第2ビーム発生部4の直交する出力ビームが重ならない程度に、両ビームの移動平面をZ方向にずらせた場合、第1ビーム発生部3ではなく第2ビーム発生部4から出射された各平行光線中にロボットアーム2先端を挿入し、上記Z軸方向の位置合わせを行うようにしてもよい。
(第2の実施の形態例)
第2の実施の形態例は、ロボットアーム2が傾斜して設けられたもので、その特徴は、Y座標計算手段7とX座標計算手段8でのロボットアーム2先端のY座標,X座標の算出方法にあり、その他の構成は、第1の実施の形態例と同様である。そこで、相違点であるロボットアーム2先端の座標Xsの算出方法についてのみ説明する。
【0033】
まず、X座標計算手段8でのロボットアーム2先端のX座標の算出方法を図5を用いて説明する。図5中の円錐形のロボットアーム2の先端形状、Y軸方向から見たときのロボットアーム2先端の傾斜角θ、平行光線Hの幅Tは既知である。ロボットアーム2のX軸方向の右上側エッジCのX座標XC、左上側エッジBのX座標XB、先端AのX座標XAとしたとき、右上側エッジCと先端Aとの中点nのX座標Xnと、左上側エッジBと先端Aとの中点mのX座標Xmとは、次式のようになる。
【0034】
Xn=(XA+XC)/2
Xm=(XA+XB)/2
第2受光部6の出力信号からロボットアーム2のX軸方向のエッジを検出するが、ここで検出されたX軸方向の右側エッジのX座標は中点nのX座標Xnに等しいと推定され、X軸方向の右側エッジのX座標は中点mのX座標Xmに等しいと推定される。
【0035】
又、アームセンターSのX座標Xsは、中点nと中点mとの中点であることから、次式のようになる。
【0036】
Xs=(Xn+Xm)/2
そこで、このアームセンターSとロボットアーム2の先端Aとの距離をLとし、ロボットアーム2先端AのX座標XAとアームセンターSとのX座標Xsの差をΔとすれば、次の関係が成り立つ。
【0037】
Δ=L・sinθ
よって、ロボットアーム2の先端AのX座標XAは、次式のようになる。
【0038】
XA=Xs+Δ
=(Xn+Xm)/2+L・sinθ
ここで、Xn,Xmは第2受光部6の出力信号から求まり、L・sinθはロボットアーム2の先端形状(XA,XB,XC),T,θから求まる。X座標計算手段8は、上式からロボットアーム2の先端AのX座標XAを計算する。一方、ロボットアーム2の先端AのY座標YAについては、Y座標計算手段7が、全く同様にして、第1受光部5の出力信号等を用いて計算する。
【0039】
本形態例における校正制御部10は、アクチュエータ制御部30を介して、X軸方向駆動部31及びY軸方向駆動部32を制御し、Y座標計算手段7とX座標計算手段8にて求められるロボットアーム2先端のX座標XA,Y座標YAが、それぞれ、所定の値Xp,Ypになるまで、ロボットアーム2先端を移動させることになる。
(上記以外の実施の形態例)
本発明は上記の各実施の形態例に限定されるものではない。例えば、上記形態例では、図3に示したようなポリゴンミラー12等を用いた高速走査光学系を用いたが、一本のレーザビームを出射する第1及び第2ビーム発生部3,4を用い、図6に示すように、第1ビーム発生部3と第1受光部5とが同期してY軸方向に走行するようにガイドシャフト41,43でもって案内され、第2ビーム発生部4と第2受光部6とが同期してX軸方向に走行できるようにガイドシャフト42,44でもって案内されるように構成してもよい。
【0040】
又、上記各形態例は、レーザビームを走査してロボットアーム2のエッジを検出したが、ロボットアーム2を覆う程度の広がりを持った平行光線を同時に照射し、ロボットアーム2を通過後の平行光線を撮像素子で受け、その画像からロボットアーム2のエッジを検出し、ロボットアーム2先端のX,Y座標を求めるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る校正方法の発明では、ロボットアーム先端が基準点に来たか否かを平行光線の照射により検出するので、検出時のロボットアーム先端は非接触状態にある。このため、ロボットアーム先端は変形しておらず、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0042】
請求項2に係る校正装置の発明においても、ロボットアーム先端が基準点に来たか否かを平行光線の照射により検出するので、検出時のロボットアーム先端は非接触状態にあるため、ロボットアーム先端は変形しておらず、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【0043】
請求項3に係る校正装置の発明では、X,Y軸方向だけでなくZ軸方向についても、ロボットアーム先端を基準点に正確に移動して校正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示す図である。
【図2】X,Y座標計算の説明図である。
【図3】ビーム発生部及び受光部の構成図である。
【図4】Z軸方向の位置合わせの説明図である。
【図5】傾斜しているロボットアームでの座標計算の説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態例を示す図である。
【符号の説明】
1 平板
2 ロボットアーム
3 第1ビーム発生部
4 第2ビーム発生部
5 第1受光部
6 第2受光部
7 Y座標計算手段
8 X座標計算手段
10 校正制御部
11 光源
12 ポリゴンミラー
13 コリメータレンズ
14 受光素子
21 受光レンズ
22 受光素子
23 二値化回路
30 アクチュエータ制御部
31 X軸方向駆動部
32 Y軸方向駆動部
33 Z軸方向駆動部
Claims (3)
- X軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射し、ロボットアームを照射後の平行光線を検出することにより、ロボットアームのY軸方向のエッジを求め、このエッジからロボットアームのY座標を算出し、この値が所定の値になるようにロボットアーム先端をY軸方向に移動し、
Y軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射し、ロボットアームを照射後の平行光線を検出することにより、ロボットアームのX軸方向のエッジを求め、このエッジからロボットアーム先端のX座標を算出し、この値が所定の値になるようにロボットアーム先端をX軸方向に移動し、
上記移動後のロボットアームの先端位置をX軸及びY軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のX軸及びY軸方向の校正を行うロボットアームの校正方法。 - X軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射する第1ビーム発生部と、
Y軸方向からロボットアームに向けて平行光線を出射する第2ビーム発生部と、
第1ビーム発生部から出射されロボットアームを照射後の平行光線を検出する第1受光部と、
第2ビーム発生部から出射されロボットアームを照射後の平行光線を検出する第2受光部と、
第1受光部の出力信号からロボットアームのY軸方向のエッジを検出し、ロボットアーム先端のY座標を求めるY座標計算手段と、
第2受光部の出力信号からロボットアームのX軸方向のエッジを検出し、ロボットアーム先端のX座標を求めるX座標計算手段と
を有し、
Y座標計算手段及びX座標計算手段の出力信号が所定の値になるようにロボットアーム先端の移動を行い、この移動後の位置をX軸及びY軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のX軸及びY軸方向の校正を行うロボットアームの校正装置。 - 第1又は第2ビーム発生部から出射された平行光線中に、Z軸方向からロボットアーム先端を挿入していった時に、第1又は第2受光部の出力信号が安定した時のロボットアームの位置を、Z軸方向の基準点として、ロボットアームの先端位置のZ軸方向の校正を行うことを特徴とする請求項2記載のロボットアームの校正装置。
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