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JP2004533908A - デュアルプロファイル先端を持つ切断部材 - Google Patents

デュアルプロファイル先端を持つ切断部材 Download PDF

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JP2004533908A JP2003512010A JP2003512010A JP2004533908A JP 2004533908 A JP2004533908 A JP 2004533908A JP 2003512010 A JP2003512010 A JP 2003512010A JP 2003512010 A JP2003512010 A JP 2003512010A JP 2004533908 A JP2004533908 A JP 2004533908A
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Abstract

本発明は、切刃(9)によって境界が付けられた先端(27)が設けられた板状の基板(19)を有する切断部材(7)に関する。本発明によれば、先端は、最先端(31)と、基礎先端(33)とを有する。最先端は、切刃から距離d1にわたって延び、少なくとも式w=a1.dn1に近づくプロファイルを有する。基礎先端は、最先端に接続され、少なくとも式w=a.(d+R)に近づくプロファイルを有する。ここで、wはプロファイル厚さ(μm)であり、dは切刃(9)からの距離(μm)であり、n1はnより小さく、a1=a.(d1+R)/d1n1である。このように、最先端のプロファイルは、比較的頑強であり、基礎先端のプロファイルは、比較的細長い。その結果、切断部材は、比較的高い耐摩耗性を有し、切断部材の切削抵抗は比較的小さい。好ましい実施形態において、n1=n.d1/(R+d1)であり、基礎先端(33)が最先端(31)にねじれ無しに接続されるため、切削抵抗が更に低減される。別の好ましい実施形態において、最先端及び基礎先端は、基板(19)が作られた材料よりも高い弾性係数を有する例えばダイヤモンドのような炭素などの材料から成るコーティング(35)を有する。切断部材(7)は、本発明に係るシェーバ(1)においてカミソリ刃として用いられる。

Description

【0001】
本発明は、切刃(cutting edge)によって境界が付けられた先端(tip)であって、切刃に垂直に延びる虚平面から見て、少なくとも式w=a.dに近いプロファイルを持つ(ここで、wは先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、dは該二等分線に平行な方向から見た切刃までの距離(μm)であり、aは約0.8より小さく、nは約0.75より小さく、約0.65より大きい)先端が設けられた板状の基板を有する切断部材(cutting member)に関する。
【0002】
本発明は、更に、少なくとも1つの切断部材であって、切刃に垂直に延びる虚平面から見て、少なくとも式w=a.dに近いプロファイルを持つ(ここで、wは先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、dは該二等分線に平行な方向から見た切刃までの距離(μm)であり、aは約0.8より小さく、nは約0.75より小さく、約0.65より大きい)先端が設けられた板状の基板が設けられた切断部材が設けられたホルダを有するシェービング・ヘッドに関する。
【0003】
本発明は、更に、少なくとも1つの切断部材であって、切刃に垂直に延びる虚平面から見て、少なくとも式w=a.dに近いプロファイルを持つ(ここで、wは先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、dは該二等分線に平行な方向から見た切刃までの距離(μm)であり、aは約0.8より小さく、nは約0.75より小さく、約0.65より大きい)先端が設けられた板状の基板が設けられた切断部材を収容するホルダが設けられたシェービング・ヘッドが設けられたハウジング又は柄を有するシェーバに関する。
【0004】
冒頭段落で述べた種類の切断部材は、WO84/02104から知られている。この既知の切断部材は、カミソリで用いるためのカミソリ刃である。カミソリ刃の基板は、ステンレス鋼から作られる。先端は、研削加工によって基板のエッジの1つの近くに設けられる。上記先端には、クロムとプラチナの合金の比較的薄いコーティングが設けられる。この先端上に設けられたプロファイルは、約40μmの距離を越えて切刃から延びる。a及びnの値は上記範囲内にあるため、上記先端に上記距離を越えて2つの平らなファセットが設けられた場合に先端が持つであろうプロファイルよりも、先端のプロファイルは、平均として、頑強である。結果として、先端はかなり強いため、切削抵抗(cutting force)の影響下で生じ、カミソリ刃の摩耗の重要な原因である先端の変形が制限される。したがって、既知のカミソリ刃は、先端が上記距離を越えて2つの平らなファセットを有するカミソリ刃より長い耐用年数を有する。
【0005】
既知の切断部材において、上記範囲のa及びnの値は、一方における切削抵抗の大きさと他方における耐用年数の間の妥協をもたらす。aの値をより高くして及び/又はnの値を値をより小さくして得られるより頑強なプロファイルは、より少ない摩耗とより長い耐用年数をもたらすが、より大きい切削抵抗ももたらし、髭剃りの快適さに悪影響を与える。aの値をより小さくして及び/又はnの値をより大きくして得られるより細長いプロファイルは、より小さい切削抵抗をもたらすが、摩耗の増加及びより短い耐用年数ももたらす。したがって、上記妥協の結果として、既知の切断部材の切削抵抗、髭剃りの快適さ、及び耐用年数は、最適状態には及ばない。
【0006】
本発明の目的は、既知の切断部材に比して切削抵抗を少なくとも同じくらい小さく、髭剃りの快適さを少なくとも同じくらい高くしつつ、切断部材の摩耗が更に低減され、耐用年数が更に延ばされた、冒頭段落で述べた種類の切断部材、シェービング・ヘッド、及びシェーバを提供することである。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る切断部材は、先端が、最先端(ultimate tip)と基礎先端(basic tip)とを有し、最先端は、切刃から距離d1にわたって延び、少なくとも式w=a1.dn1に近づくプロファイルを有し、基礎先端は、最先端に接続され、少なくとも式w=a.(d+R)に近づくプロファイルを有する(ここで、wはプロファイル厚さ(μm)であり、dは切刃からの距離(μm)であり、n1はnより小さく、a1=a.(d1+R)/d1n1である)ことを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るシェービング・ヘッドは、用いられる切断部材が本発明に係る切断部材であることを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係るシェーバは、用いられるシェービング・ヘッドが本発明に係るシェービング・ヘッドであることを特徴とする。
【0010】
毛を切っている間、最先端は破損面の位置で毛を2つの部分に分割するのに用いられ、基礎先端は分割された部分を更に離すように押すのに用いられるため、切断部材は更に毛に侵入することができる、ことが分かっている。毛が切られている時にユーザによって経験される切削抵抗は既に分割された毛の部分を更に離すように押すのに必要な力によって実質的に決定されることは分かっている。後者の処理は主として基礎先端によって実行されるため、基礎先端のプロファイルは、切削抵抗の大きさに最先端のプロファイルより大幅に大きい影響を及ぼす。先端上の摩耗は、最先端の位置で主として生じることが分かっている。nlがnより小さいため、最先端のプロファイルは、基礎先端のプロファイルが最先端上にまで延在する場合に最先端が有するプロファイルよりも大幅に頑強である。結果として、最先端は、比較的強いため、上記最先端は比較的高い耐摩耗性を有する。先端における摩耗は最先端の位置で主として生じるため、切断部材における摩耗は、全体として、実質的に制限され、切断部材の耐用年数が実質的に増加する。基礎先端のプロファイルは、上記既知の切断部材の先端のプロファイルに一致するため、基礎先端のプロファイルによって主として決定される本発明に係る切断部材の切削抵抗は少なくとも既知の切断部材と同じくらい小さく、髭を剃る快適さは少なくとも既知の切断部材と同じくらい高い。したがって、本発明に係る切断部材は、比較的頑強なプロファイルを有する最先端と、比較的細長いプロファイルを有する基礎先端と、を有する。al=a.(d1+R)/d1n1であるため、最先端及び基礎先端は、d=dlの位置で互いに接続する。基礎先端のプロファイルについての式において、Rは、基礎先端のプロファイルが最先端上にまで延長された場合に先端が有する、切刃と切刃の前に位置する虚切刃の間の距離である。
【0011】
本発明に係る切断部材の特定の実施形態は、nl=n.dl/(R+dl)であることを特徴とする。この特定の実施形態において、最先端及び基礎先端は、位置d=dlにおいて互いに、すなわちねじれ(kink)なく、一体となる。毛を切っている間に最先端と基礎先端の間のねじれが追加的な抵抗を引き起こすため、この特定の実施形態においては切断部材の切削抵抗が更に低減される。
【0012】
本発明に係る切断部材の別の実施形態は、alが約0.8より大きく、nlが約0.65より小さい、ことを特徴とする。この別の実施形態において、切断部材の最先端のプロファイルの頑強さが更に増大するため、切断部材の耐摩耗性が更に向上し、切断部材の耐用年数が更に増大する。
【0013】
本発明に係る切断部材の更に別の実施形態は、dlが約1μmより小さいことを特徴とする。破損面の位置における毛の分割は、主として、切刃からの約1μmの距離内に位置する先端の一部分によって引き起こされることが分かっている。したがって、先端における摩耗は、主として、先端の上記一部分の位置で生じる。この更に別の実施形態では、比較的頑強なプロファイルを有する最先端が先端のこの一部分に独占的に延在するため、比較的頑強なプロファイルによって及ぼされた切削抵抗及び髭剃りの快適さへのネガティブな影響は更に低減される。
【0014】
本発明に係る切断部材の特定の実施形態は、Rが約0.2μmより小さいことを特徴とする。最先端は、先端全体に基礎先端のプロファイルを備えさせ、そしてエッチングによる基礎先端上に最先端のプロファイルを提供することによって製造されることが好ましい。Rは、基礎先端のプロファイルが最先端上にも延長された場合に先端が有する切刃と切刃の前に位置する虚切刃の間の距離であるため、Rは、基礎先端のプロファイルに最先端のプロファイルを提供するのに必要な切刃近くでのエッチング深さである。Rが約0.2μmより小さい場合、最先端のプロファイルは、切刃近くでの必要なエッチング深さを制限しつつ、多くの場合に十分に頑強である。
【0015】
本発明に係る切断部材の別の実施形態は、最先端及び基礎先端に、基板を製造するのに用いた材料より高い弾性係数を有する材料のコーティングが施され、このコーティングは最先端及び基礎先端の上記プロファイルを有する、ことを特徴とする。このコーティングは最先端及び基礎先端の上記プロファイルを有するため、この別の実施形態においても、切削抵抗を比較的小さくしつつ、切断部材が比較的高い耐摩耗性を有する。コーティングの材料は比較的高い弾性係数を有するため、この実施形態において、切断部材の耐摩耗性及び耐用年数は更に増大する。加えて、この実施形態において、基礎先端及び最先端のプロファイルは、耐用年数を比較的長く維持しつつ、切削抵抗を更に低減するためにより細長くすることができる。
【0016】
本発明に係る切断部材の更に別の実施形態は、基礎先端において基板がコーティングの下に存在する位置において、基板は少なくとも式w=a.(d+R)n−2hに近づく基本プロファイルを有し(ここで、hはコーティング厚さ)、最先端において基板がコーティングの下に存在する位置において、基板は基本プロファイルに比べて鈍いプロファイルを有する、ことを特徴とする。上記基本プロファイルは、例えば研削加工によって基板上に比較的シンプル且つ正確に提供することができる。基礎先端の位置において、コーティングは、基板の基本プロファイル上に実質的に一定の厚さhのコーティングを施すことによって所望のプロファイルを比較的シンプル且つ正確に提供することができる。基板は、最先端において基板がコーティングの下に存在する位置において基本プロファイルに比べて鈍いプロファイルを有するため、基板は、コーティングと同様に、最先端の位置でより頑強なプロファイルを有し、その結果、基板は、最先端の位置で満足ゆくようにコーティングを支持する。
【0017】
本発明に係る切断部材の特定の実施形態は、コーティングの材料がDLC(diamond−like carbon; ダイヤモンドのような炭素)を有することを特徴とする。DLCは非常に高い弾性係数を有するため、この実施形態における切断部材は非常に長い耐用年数を有する。加えて、DLCは低い摩擦係数を有するため、切削抵抗が更に低減される。DLCのコーティングは、CVD又はPVD処理によって基板上に比較的シンプル且つ正確に施すことができ、最先端及び基礎先端のプロファイルは、イオン・スパッタ・エッチ加工によってコーティングに比較的シンプル且つ正確に施すことができる。
【0018】
本発明に係る切断部材のこれ以上の実施形態は、Crを有する中間層がコーティングと基板の間に設けられることを特徴とする。Crの中間層の存在は、DLCのコーティングの基板への接着を実質的に向上させ、結果として、切断部材の耐用年数が更に延びる。
【0019】
本発明の上記及び他の態様を以下に記載した実施形態を参照して説明し、明らかにする。
【0020】
図1は、本発明に係るシェーバ1の第一の実施形態を概略的に示す。このシェーバは、本発明に係るシェービング・ヘッド5の第一の実施形態が図示しない結合機構によって着脱可能に固定された柄3が設けられた手動操作カミソリである。ただし、本発明は、本発明に係るシェービング・ヘッドが柄に着脱可能に固定されていないそのようなカミソリの実施形態も含むことに注意。シェービング・ヘッド5は、シェービング・ヘッド5が皮膚上で動かされるシェービング方向Xに垂直に延びる直切刃9が設けられた本発明に係る第一の切断部材7と、シェービング方向Xから見て第一の切断部材7の後ろに配置され、同じくシェービング方向Xに垂直に延びる直切刃9’が設けられた本発明に係る第二の切断部材7’と、シェービング方向Xから見て第二の切断部材7’の後ろに配置され、同じくシェービング方向Xに垂直に延びる直切刃9”が設けられた本発明に係る第三の切断部材7”とを有する。切断部材7、7’、及び7”は、ホルダ11にそれぞれ嵌め込まれる。ホルダ11上では、シェービング方向から見て、第一の皮膚サポート要素13が第一の切断部材7の前に設けられ、第二の皮膚サポート要素15が第三の切断部材7”の背後に設けられる。第一の皮膚サポート要素13は、ある種のゴムから作られ、溝が設けられた面17を有するため、この第一の皮膚サポート要素13は、シェービング・ヘッド5がシェービング方向Xに動かされたとき、皮膚伸長効果を有する。これら2つの皮膚サポート要素13及び15は、操作中、シェービング・ヘッド5が髭が剃られる皮膚と接するシェービング・ヘッド5の皮膚接触面を定義する。図示する例において、3つの切断部材7、7’、及び7”は同一であり、上記皮膚接触面に対して同一の位置に配置される。本発明は、異なる数の切断部材を備えた、或いは、異なる寸法又は輪郭を有する切断部材を備えた、或いは、皮膚接触面に対して異なる角度などの異なる位置にそれぞれ配置された切断部材を備えた、そのようなシェービング・ヘッドの実施形態も含むことに注意。
【0021】
切断部材7を図2に概略的に示す。切断部材7は、板状のスチール基板19を有する。このスチール基板19は、図示する例において、約0.1mmの厚さTを有する。シェービング方向Xを向いた側面上において、基板19には、研削加工による2つのファセット面21及び23が設けられる。これらファセット面21及び23は、図示する例において、より大きい部分について平らであり、基板19の虚中心平面25に対して対称的に設けられる。2つのファセット面21、23の擦り合い端は、基板19の先端27(以下により詳細に説明する)を形成する。この先端27は、切刃9によって境界が付けられる。ファセット面21、23の平らな部分は、図示する例において、約12度の刃物角αを含むため、ファセット面21、23は、図示する例において、約0.5mmの長さLを有する。先端27は、図示する例において、約24μmの距離Lにわたって切刃9から延びる。図3は、切刃9に対して垂直に延びる虚平面における先端27の詳細な断面図である。上記虚平面において、先端27は湾曲したプロファイルを有するため、先端27は、ファセット面21、23が完全に平らで、刃物角aを含むように切刃9近くで互いに接続された場合の切断部材7の先端よりも頑強である。先端27の湾曲したプロファイルは、大体の場合、式w=a.dに近い。ここで、wは、先端27の二等分線29に垂直な方向から見た図3に示すプロファイル厚さ(μm)であり、dは、二等分線29と平行な方向から見た切刃9までの距離(μm)である。図示する例では、aは約0.78であり、nは約0.7である。先端27が上記プロファイルを有し、先端27は比較的強いため、先端27に及ぼされた切削抵抗の影響下で毛を切っている間に発展し、正常な作動条件下での切断部材7の摩耗の重要な原因である先端27の変形が制限され、よって、切断部材7は、比較的長い耐用年数を有する。本発明は、a及びnの値が上記例で述べた値と異なる実施形態も有することに注意。本発明は、概して、nの値が約0.75より小さく、約0.65より大きく、aの値が約0.8より小さい実施形態を有する。a及びnの値が上記範囲にあれば、先端27のプロファイルは、頑強すぎて受け入れ難いほど大きい切削抵抗をもたらすこともなく、細長すぎて先端の過剰な摩耗と短すぎる耐用年数をもたらすこともない。しかし、上記範囲の上述の制限値は、約10%変わり得る粗い制限値である。
【0022】
上述のように、先端27のプロファイルは、大体の場合、式w=a.dに近い。しかし、図3に詳細に示すように、先端27は、距離dlにわたって切刃9から延びる最先端31と、切刃9から距離dlのところで最先端31と接続し、切刃9から上記距離Lのところまで延びた基礎先端33と、を有する。図示する例において、dlは、約0.45pm、すなわち約0.02L、である。図4は、切刃9に垂直に延びる上記虚平面における最先端31の詳細な断面図である。図4において、破線P’は、図4においてPで示された先端27のプロファイルが完全に式w=a.dに近づいた場合に最先端31が有する虚プロファイルを示す。しかし、図4にP1で示すように、最先端31の実際のプロファイルは、プロファイルP’より頑強であるため、切刃9は、シェービング方向Xから見ると、最先端31がプロファイルP’を有する場合に切断部材7が有する虚切刃9’の背後に位置する。切刃9と虚切刃9’の間の距離は、図4ではRによって示されるため、基礎先端33のプロファイルPは式w=a.(d+R)に近づく。ここで、a及びnは上記値を有する。本発明によれば、最先端31のプロファイルP1は、式w=al.dn1に近づく。ここで、nlはnより小さいため、プロファイルP1はプロファイルP’より頑強であり、またal=a.(d1+R)/d1n1であるため、位置d=d1でプロファイルPとP1がお互いに接続する。実験では、毛を切っている間に、最先端31は、主として、毛の最初の切断を行って破損面の先頭を形成し、更に、破損面の位置で毛を2つの部分に分割することに用いられることが示された。基礎先端33は、主として、既に分割された毛の部分を最先端31の更なる背後へ押すのに用いられるため、切断部材7は更に毛の中へ侵入することができる。実験では、最後に述べたプロセスが主として毛を切っている間にユーザによって経験される切削抵抗を決定し、正常な作動条件下での先端27上の摩耗は最先端31の位置で主として生じることが示された。本発明に係る切断部材7の最先端31のプロファイルPは、基礎先端33のプロファイルPよりもかなり頑強であるため、最先端31は、プロファイルPが先端27中に延びた場合の切断部材7の最先端よりも強い。結果として、最先端31は、比較的高い耐摩耗性を有する。先端27は主として最先端31の位置で摩耗を受けるため、プロファイルP1の使用も、実質的に、切断部材7上の摩耗を全体として低減する。切断部材7の切削抵抗は基礎先端33の位置で主として生じるため、最先端31のより頑強なプロファイルP1は、実質的に、切削抵抗の大きさに悪影響を与えず、それは基礎先端33の比較的細長いプロファイルの結果として比較的小さい。このため、本発明に係る切断部材7の場合、基礎先端33のプロファイルP及び最先端31のプロファイルP1の好意的なデザインにより、切断部材7の切削抵抗、摩耗、及び耐用年数を実質的に独立して最適化することが可能となる。図示する例において、nlは約0.57であるが、本発明は、更に、nlがnの値より小さい異なる値を有する実施形態も有する。図示する例において、Rは約0.1μmであり、dlは約0.45のμmであるため、alは約0.81である。しかし、本発明は、更に、Rとdlの値がこの例において用いられた値と異なる実施形態も有する。本発明は、概して、d1の値が約5μmより小さく、Rの値が約0.5μmより小さい実施形態も有する。最先端31の十分に頑強なプロファイルP1は、一般に、nlの値が約0.65より小さく、且つ、d1とRの値が、alが約0.8より大きくなるように選ばれた場合に、得られる。d1の値は約1μmを越えないことが好ましい。なぜなら、破損面の位置における毛の分割は、切刃9から約1μmの距離内に位置する先端27の一部分によって主として実行されて、切刃9から0.5μmの距離内で大部分の摩耗が生じることがわかっているからである。最先端31のプロファイルP1は、Rの値が約0.2μmより小さい場合、大幅により迅速に生成することができる。なぜなら、後により詳細に説明するように、最先端31は、先端27全体をプロファイルP(最先端31の位置ではP’)とし、最先端31のプロファイルP1を使用された材料に応じて例えばエッチングや切削によってプロファイルP、P’とすることによって、形成されることが好ましい。このように、Rは切刃9の近くのプロファイルP、P’が適合していなければならない深さであるため,Rが小さいほどプロファイルP、P’はより小さい適合を要求し、結果として、プロファイルP1の生産可能性と精度が向上する。
【0023】
図3及び4に図示する例(n=0.7、nl=0.57、dl=0.45μm、及び、R=0.1μm)において、式nl=n.dl/(R+dl)は満たされる。結果として、d=d1となる位置において、プロファイルP及びP1の傾斜角が等しいため、プロファイルP及びP1は、図示する例における位置d=d1において、互いに、すなわちねじれ無しで、一体となる。結果として、本発明に係る切断部材7の切削抵抗は、更に低減する。ただし、本発明は、位置d=dlにおいて、nl=n.d1/(R+d1)が満たされないため、位置d=d1にねじれが形成されるように最先端及び基礎先端のプロファイルがお互いに接続される実施形態も有することに注意。このようなねじれは、切削抵抗の増加を引き起こす。しかし、このような実施形態において、上記式は満たされる必要がないため、最先端のプロファイルをデザインする際に、al、nl、dl、及びRの値の決定に関して、すなわち最先端の頑強さと先端全体での切削抵抗の最適化に関して、より大きい自由が存在する。したがって、基礎先端と最先端の間にねじれが存在するこのような実施形態においては、概して、例えばEP−B−0591339に開示されているように平らな基礎ファセットを備えた基礎先端と平らな最終ファセットを備えた最先端とを備えた切断部材に比べて、より頑強さが大きく、より小さい切削抵抗が実現される。
【0024】
図3及び4が更に示すように、基板19には、最先端31、基礎先端33、及びファセット面21及び23の平らな部分の少なくとも一部にわたって延在するコーティング35が設けられる。このコーティング35は、基礎先端33及び最先端31のそれぞれの上記プロファイルP及びP1を有する。図示する例において、コーティング35は、基板19の原料であるスチールより実質的に高い弾性係数を有するDLC(ダイヤモンドのような炭素)を有する。図示する例において、コーティング35は、約0.2μmの厚さhを有する。実質的にCrを有する中間層37が、基板19とコーティング35の間に位置する。この中間層37は、図示する例においては約50nmの厚さh’を有し、スチール基板19へのコーティング35の接着を向上させる。コーティング35の材料が基板19の材料より高い弾性係数を有するため、切刃9近くの切断部材7の硬さが実質的に増加する。そのため、切削抵抗によって生じる先端27の変形が更に低減し、その結果、切断部材7の摩耗も更に低減し、切断部材7の耐用年数も更に延びる。加えて、DLCは比較的低い摩擦係数を有するため、その結果、切削抵抗が更に低減する。本発明は、更に、コーティングが基板の材料より高い弾性係数を有する別の材料から成る実施形態、又は、コーティングが異なる厚さを有する実施形態も有することに注意。例えば、アモルファス・ダイヤモンドのコーティング又はセラミック材料のコーティング。基板とコーティングの間の中間層は、Ti、Nb、Mo、又はWなどの別の材料から作ることもでき、或いは、異なるレイヤ厚さで提供されてもよい。これらすべての代替的実施形態において、コーティングは、図3及び4に図示する実施形態でのように、最先端及び基礎先端のプロファイルを有するため、切断部材が比較的高い耐摩耗性を有し、切削抵抗が比較的小さい。さらに、本発明は、PTFEなどのコーティング35の材料のそれより低い摩擦係数を有する材料から成る比較的薄い最上層がコーティング35上に設けられた実施形態も有する。本発明は、コーティングが、切刃9から見て、図示する例におけるコーティング35より遠くまで延在する又はコーティング35ほど遠くまで延在しない実施形態も有することにも注意。しかし、コーティングは、少なくとも最先端31及び基礎先端33上に延在することが好ましい。
【0025】
図4に図示するように、基板19は、本例において用いられるプロファイルP及びP1とレイヤ厚さh及びh’との場合、基礎先端33のみに位置し、最先端31には位置しない。この例において、レイヤ厚さh及びhは、実質的に一定であるため、基礎先端33において基板19がコーティング35の下に存在する位置において、基板19は、式w=a.(d+R)−2.hに近い基本プロファイルPを有する。図示する例において、切断部材7は以下のように製造される。基本プロファイルPは、研削加工によって基板19上に設けられる。次いで、基板19は、Arイオンを用いたスパッタ・エッチ加工によってクリーニングされるため、基板表面から酸化物及び不純物が取り除かれる。このスパッタ・エッチ加工によって、基板19には、丸い先端39が備えられる。次いで、基板19には、Crイオンが加速されたArイオンによってCrターゲットから発射されて、基板19上に堆積されるPVD処理によってCrの中間層37が設けられる。中間層37を設けている間、スパッタ・エッチ加工は続けられるため、その結果、基板19上に設けられた基本プロファイルPが可能な限り正確に中間層37に移転される。次いで、中間層37には、C原子がCガスのプラズマから基板19上に堆積するCVD処理によって、DLCのコーティング35が設けられる。CVD処理はプラズマで補助されるため、その結果、プロセス温度を比較的低くできる。基礎先端33及び最先端31のプロファイルP及びP1は、CVD処理の間に提供される。これは、CVD処理の間、スパッタ・エッチ加工を継続することによって達成される。上記所望のプロファイルP及びP1は、実験的に決定されるプロセス圧力、プロセス温度、及びプロセス電圧などの複数のプロセス・パラメータの適切な組み合わせによって形成される。本発明は、基板19が基礎先端33及び最先端31の一部の双方に存在するようなプロファイルP及びP1とレイヤ厚さh及びh’が用いられる実施形態も有することに注意。このような実施形態において、基板19は、最先端31において基板19がコーティング35の下に存在する位置において、基本プロファイルPに比べて鈍いプロファイルを有することが好ましい。そのため、このような実施形態において、基板19は、最先端31及びコーティング35の位置により頑強なプロファイルを有し、その結果、コーティング35は、基板19によって最端31の位置で堅く、安定して支持される。
【0026】
図1に示するように、本発明に係るシェーバ1は、手動操作カミソリである。本発明は、更に、上述の本発明に係る切断部材が設けられた他の種類のシェーバも有する。例えば、切断部材及び/又はシェーバの別の部品が電気的に駆動できる電気シェーバ。図5は、一例として、本発明に係るシェーバ41の第二の実施形態を示す。このシェーバ41は、本発明に係るシェービング・ヘッド45の第二の実施形態が、便宜上図5では概略的にしか図示されていない固定手段47によって着脱可能に固定されるハウジング43を有する。ハウジング43は、電気モータ49、モータ49に電源供給するバッテリ51、及び、モータ49を制御する電気制御部53を収容する。モータ49は、ハウジング43上に設けられたスイッチ55によってオン/オフを切り替えることができる。本発明に係る切断部材57及びこの切断部材57と協働する毛マニピュレータ59は、シェービング・ヘッド45に配置される。切断部材57は、シェービング・ヘッド45の固定された位置に配置され、切刃65によって境界が付けられた先端63が設けられた板状のスチール基板61を有する。先端63は、上述のプロファイルを備えた基礎先端及び最先端を有する。基板61は、シェービング・ヘッド45の固定された位置に固定された板状のサポート67に取り付けられる。毛マニピュレータ59は、同じく板状のサポート69を有する。サポート69上には、複数の歯71が設けられる。この歯71は、シェービング・ヘッド45のシェービング方向Xから見ると、切断部材57の最先端65のすぐ前に位置する。サポート69は、偏心トランスミッション73によってモータ49の出力シャフト75に結合されるため、毛マニピュレータ59を切刃65と平行なY方向に往復運動するようにモータ49によって駆動することができる。作動中、シェービング・ヘッド45がシェービング方向Xで皮膚77上に位置する場合、毛79は、まず、毛マニピュレータ59の歯71の間にはさまれる。結果として、毛79は、切断直前及び切断中、毛マニピュレータ59によって切刃65に沿って往復運動する。これにより、毛79を切るのに必要な切削抵抗が実質的に低減する。本発明に係るシェーバの別の実現可能な実施形態において、切断部材は、駆動機構によって駆動される。この駆動機構は、例えば、比較的小さい振幅の高周波又は超音波の動きを引き起こす。
【0027】
本発明に係る上記切断部材7において、基礎先端33及び最先端31のプロファイルP及びP1は、式w=a.(d+R)及びw=al.dn1にそれぞれ近づく。本発明は、上記プロファイルが少なくとも上記関数に近づく、すなわち上記関数に近づく又は上記関数を正確に又は実質的に正確に追従する、切断部材を有することに注意。動詞「近づく」及びその活用は、ここでは、「適用された製造工程が許すのと同じくらい近くへの接近」を意味することは明らかである。
【0028】
さらに、本発明は、コーティングが備えられていない切断部材の実施形態も含むことにも注意。そのような実施形態において、基礎先端及び最先端のプロファイルは、切断部材の基板の表面に設けられる。
【0029】
最後に、本発明は、基板の虚中心平面に対して非対称に設けられた先端を備えた切断部材の実施形態も含むことにも注意。その一例は、切刃の近くにファセット面を1つだけ備えた、一側面が研磨された切断部材によって形成される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係るシェーバの第一の実施形態を概略的に示す図である。
【図2】図1に係るシェーバにおいて用いられる本発明に係る切断部材を概略的に示す図である。
【図3】図2に係る切断部材の先端の概略断面図である。
【図4】図3に係る先端の最先端の概略詳細図である。
【図5】本発明に係るシェーバの第二の実施形態を概略的に示す図である。

Claims (11)

  1. 切刃によって境界が付けられた先端が設けられた板状の基板を有し、
    前記先端は、前記切刃に垂直に延びる虚平面から見ると、少なくとも式w=a.dに近づくプロファイルを有し、
    wは、前記先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、
    dは、前記二等分線に平行な方向から見た前記切刃までの距離(μm)であり、
    aは、約0.8より小さく、
    nは、約0.75より小さく、約0.65より大きい、切断部材であって、
    前記先端は、最先端と、基礎先端とを有し、
    前記最先端は、前記切刃から距離d1にわたって延在し、少なくとも式w=a1.dn1に近づくプロファイルを有し、
    前記基礎先端は、前記最先端に接続され、少なくとも式w=a.(d+R)に近づくプロファイルを有し、
    d1は、約5μmより小さく、
    Rは、約0.5μmより小さく、
    n1は、nより小さく、
    a1=a.(d1+R)/d1n1である、ことを特徴とする切断部材。
  2. 請求項1記載の切断部材であって、
    n1=n.d1(R+d1)である、ことを特徴とする切断部材。
  3. 請求項1記載の切断部材であって、
    a1は、約0.8より大きく、
    n1は、約0.65より小さい、ことを特徴とする切断部材。
  4. 請求項1記載の切断部材であって、
    d1は、約1μmより小さい、ことを特徴とする切断部材。
  5. 請求項1記載の切断部材であって、
    Rは、約0.2μmより小さい、ことを特徴とする切断部材。
  6. 請求項1記載の切断部材であって、
    前記最先端及び前記基礎先端には、前記基板を製造するのに用いられる材料よりも高い弾性係数を有する材料のコーティングが備えられ、
    前記コーティングは、前記最先端及び前記基礎先端の前記プロファイルを有する、ことを特徴とする切断部材。
  7. 請求項6記載の切断部材であって、
    前記基礎先端において前記基板が前記コーティングの下に存在する位置においては、前記基板が、少なくとも式w=a.(d+R)−2hに近づく基本プロファイルを有し、
    前記最先端において前記基板が前記コーティングの下に存在する位置においては、前記基板が前記基本プロファイルに比して鈍いプロファイルを有し、
    hは、前記コーティングの厚さである、ことを特徴とする切断部材。
  8. 請求項6記載の切断部材であって、
    前記コーティングの材料は、DLC(ダイヤモンドのような炭素)を有する、ことを特徴とする切断部材。
  9. 請求項8記載の切断部材であって、
    Crを有する中間層が、前記コーティングと前記基板の間に設けられる、ことを特徴とする切断部材。
  10. 切刃によって境界が付けられた先端が設けられた板状の基板を有する少なくとも1つの切断部材が設けられたホルダを有し、
    前記先端は、前記切刃に垂直に延びる虚平面から見ると、少なくとも式w=a.dに近づくプロファイルを有し、
    wは、前記先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、
    dは、前記二等分線に平行な方向から見た前記切刃までの距離(μm)であり、
    aは、約0.8より小さく、
    nは、約0.75より小さく、約0.65より大きい、シェービング・ヘッドであって、
    前記切断部材は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、又は9記載の切断部材である、ことを特徴とするシェービング・ヘッド。
  11. 切刃によって境界が付けられた先端が設けられた板状の基板を有する少なくとも1つの切断部材が設けられたホルダを有するシェービング・ヘッドが設けられたハウジング又は柄を有し、
    前記先端は、前記切刃に垂直に延びる虚平面から見ると、少なくとも式w=a.dに近づくプロファイルを有し、
    wは、前記先端の二等分線に垂直な方向から見たプロファイル厚さ(μm)であり、
    dは、前記二等分線に平行な方向から見た前記切刃までの距離(μm)であり、
    aは、約0.8より小さく、
    nは、約0.75より小さく、約0.65より大きい、シェーバであって、
    前記シェービング・ヘッドは、請求項10記載のシェービング・ヘッドである、ことを特徴とするシェーバ。
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