JP2004524168A - 手持ち式工作機械 - Google Patents
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Abstract
本発明は、駆動モータと穿孔スピンドル(13)とを介して、少なくとも回転駆動可能な工具ホルダから出発する。工具を固定するために、穿孔スピンドル(13)の回転方向に作動可能な緊締装置を有し、ロック装置(38)を備えていて、このロック装置を介して、穿孔スピンドル(13)が工具ホルダ(12)の緊締装置を閉鎖及び解除するために回動不能に連結可能であり、さらにこのロック装置は、駆動モータから工具ホルダ(12)へのトルクの伝達に際して自動的に開き、工具ホルダ(12)から駆動モータへのトルクの伝達に際して自動的に閉鎖する。ロック装置(38)は中間軸(17)に配置されており、同じく中間軸(17)に配置されている安全連結器(58)によって統合されている。
Description
【0001】
従来の技術
本発明は請求項1の上位概念部による手持ち式工作機械から出発する。
【0002】
この形の手持ち式工作機械はドイツ連邦共和国特許公開第9803454号明細書により公知である。ロック装置により、駆動モータから駆動可能な穿孔スピンドルが、手持ち式工作機械のケーシングに対して回動不能にロック可能であり、これにより、穿孔スピンドルとねじ留めされた工具ホルダ、例えば穿孔チャックを穿孔スピンドルから解除し、かつ/または工具をスパナなしで工具ホルダに緊締することができる。ロック装置は中間軸に配置されており、この中間軸は2つの歯車装置段部を介して穿孔スピンドルと連結可能である。ロック装置は駆動モータから工具ホルダの方向へのトルクの伝達に際し自動的に開放し、工具ホルダから駆動モータへのトルクの伝達に際しては自動的に閉鎖する。
【0003】
発明の利点
本発明による請求項1の特徴部に記載の手持ち式工作機械は、トルクに依存して作動する安全連結器の形式で、例えば穿孔機械のひっかかりによる穿孔スピンドルの突然の停止に際して、使用者に対する過負荷保護が施されているという利点を有している。これにより付加的に、存在する歯車装置、若しくはロック装置を過負荷から保護する過負荷保護を達成している。安全連結器がロック装置に組み入れられることにより、安全連結器のための付加的な費用は、実質的に必要ない。また機械ケーシング内の付加的な構成スペース若しくは場合によっては必要となる構成スペースに機械ケーシングを特別に適合させる必要がない。前述の統合により、さらにはロック装置若しくは安全連結器のために必要な構成部材の数は最小限に抑えられる。全体として、付加的に設けられた安全連結器にもかかわらず、事実上、組み付けとコストのために余分な費用は必要ない。
【0004】
従属請求項に記載の手段により、請求項1に記載の手持ち式工作機械の有利な別の構成及び改良が可能である。
【0005】
図面
次に本発明のさらなる詳細と利点を図面を用いて説明する。図面、説明、請求項は特徴の多くの組合せを含んでいる。当業者は特徴を個々に適切に考察し、かつ別の有意義な組合せを実施できるものである。
【0006】
図1は、打撃穿孔機械の部分的な側面図を含む長手方向断面図、
図2は、図1の細部AのII−II線に沿った断面図、
図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。
【0007】
実施例
図1には、機械ケーシング26に配置された、工具ホルダ12を少なくとも回転駆動するための図示していな駆動モータを備えた打撃穿孔機械10として構成された手持ち式工作機械が概略的に示されている。駆動モータはモータ軸14を有しており、このモータ軸14は端部側に駆動ピニオン15若しくはこれに類する歯列を備えていて、フランジ27内に軸受け29、例えば玉軸受けによって回転可能に支承されている。フランジ27は独立した構成部材であり、機械ケーシング26と堅固に結合されている。駆動モータはモータ軸14を介して穿孔スピンドル13と歯車により結合されており、この穿孔スピンドル13に工具ホルダ12が取り外し可能に結合され、例えばねじ35を介してねじ結合されている。
【0008】
駆動ピニオン15は図2に図示した中間軸17に対して同軸の歯車16と噛み合っており、この歯車16は中間軸17に対して相対的に回転可能である。中間軸17の一方の端部側の軸ジャーナル46が、フランジ27内のニードル軸受け48によって支承されている。別の軸ジャーナル47が機械ケーシング26内のニードル軸受け49によって、回転可能に支承されている。
【0009】
中間軸17は歯付部材18、及びこの歯付部材18に隣接してこれと相対回転不能に結合された、例えば焼きばめされた歯車19を有しており、この歯付部材18と歯車19とは大歯車20若しくは21と噛み合っており、この大歯車20若しくは21は穿孔スピンドル13に回転可能に支承されていて、選択的に、例えば穿孔スピンドル13の長手方向の溝22内を、軸方向にスライド可能な移動キー23を用いて穿孔スピンドル13へトルク伝達可能な状態に移されるようになっている。この移動キー23は大歯車20,21及び図示していない制御装置と共に、二段ギア式の切換歯車装置24を形成している。第1のギア(遅い回転数)は歯の組合せ18,20によって、第2のギア(速い回転数)は歯の組合せ19,21によって形成される。この歯車装置の段部18,20もしくは29,21の変速比はネガティブである。すなわち、中間軸17から穿孔スピンドル13への伝動は遅くなる。
【0010】
穿孔スピンドル13の工具ホルダ12とは反対側の端部に、フランジ27に収容されたノッチ付き打撃機構28が配置されており、この打撃機構28を介して公知の形式で穿孔スピンドル13に軸方向の打撃を与えることができるようになっている。ノッチ付き打撃機構28は通常の形式で遮断可能であり、これにより打撃穿孔機械10は2段ギア式の穿孔機械としても利用可能である。
【0011】
工具ホルダ12は例えばジョーチャックとして形成されており、このジョーチャックは、ケース31及びこのケース31に回動不能に結合された円錐形ナットにより調整可能なチャックジョー32を有しており、このチャックジョー32の間に工具のシャンクが緊締可能になっている。工具ホルダ12の基体33はねじ35を介して、穿孔スピンドル13のねじピン34に高いプレストレス(予圧)でねじ止めされており、これにより工具ホルダ12と穿孔スピンドル13とは打撃穿孔機械10の使用時に互いに回動不能に結合されている。ケース31の埃カラー30が機械ケーシングの開口に突入している。
【0012】
穿孔スピンドル13は、工具を交換する際に緩めトルク若しくは引き締めトルクを受け止め、ロック装置38によって機械ケーシング26のフランジ27に対して相対回動不能に連結可能である。ロック装置38は穿孔スピンドル13と機械ケーシング26の一部との間で中間軸17に配置されている。ロック装置38の構成部材は、半径方向の突出部43aによって回動不能に、かつ形状結合的にフランジ27の一部内に保持されているほぼ環状のケーシング43である。このケーシング43は中間軸17に対して同軸の円筒状孔部53を有している。この孔部53に、半径方向に突出した連行エレメント41を有する円板40があり、この円板40は中間軸17に、この中間軸17に対して相対的に回転可能に、かつ軸方向に少なくともわずかにスライド可能に配置されている。さらにロック装置38には、駆動モータから駆動ピニオン15を介して駆動可能な、中間軸17に対して相対的に回転可能な歯車16が所属していて、この歯車16は円板40に向いている方の端面に、互いにほぼ平行に、かつ円板40に向かって延びているほぼ爪状の突出部39a,39bを有している。この突出部39a,39bは、円筒形のピンの形で保持されていてよく、この突出部は、一方の孔部53と、他方の互いに直線上に向かい合っている両方の連行エレメント41の間に延びた円板40の外周面54との間に形成された環状室内に適合し、かつこの環状室内に環状に延びている。連行エレメント41は、円板40が隣接する爪39a、39bとの間で限定されて回転可能なように成形されている。円板40の外周面54は円筒形の基本形状を有しており、この円筒形の基本形状は2つの隣接する連行エレメント41の間のほぼ中間で、それぞれ凹部42に移行している。連行エレメント41の外面の領域では、この領域とケーシング43の孔部53の間には、わずかな運動遊びしか存在しない。この領域に続く、円板40の円筒形の周面54の領域には、円板40と孔部53との間に半径方向の間隔が設けられており、この半径方向の間隔は突出部39a,39bをわずかな運動遊びで収容するのにちょうど十分である。それぞれの凹部42の領域には、孔部53と円板の凹部42との間には、より大きな間隔がある。この領域に、円筒形のローラ体45がそれぞれわずかな運動遊びで収容されており、このローラ体45の直径はほぼ爪状の突出部39a,39bの半径方向の厚さを上回っている。ローラ体45は締付けローラを形成している。爪状の突出部39a,39bは、例えば周囲方向に互いに異なる長さであってよく、この場合、それぞれ直径方向に向かい合っている対の突出部39a若しくは39bは、それぞれ互いに同じ長さであってよい。あるいは突出部39a,39bを互いに同じ大きさにしてもよい。
【0013】
トルクが駆動モータから駆動ピニオン15を備えたモータ軸14を介して歯車16に伝達される際に、突出部39aはトルクを伝達するように連行エレメント41に作用し、このときローラ体45はローラ体の慣性力によって、それぞれ隣接する突出部39bの前へ移動する。隣接する爪39bがローラ体45をそれぞれの凹部42の領域で保持し、その結果、妨げられないトルクの伝達が、この実施例において図3で見て時計回り方向で保証されている。歯車16がこれとは逆方向に駆動され、爪状の突出部39a,39bが反対方向に回転運動する場合、突出部39bがトルクを伝達するように連行エレメント41に作用し、別の爪39aが、ローラ体45を負荷して、その結果、ローラ体がそれぞれの凹部42の領域に留まり、別の回転方向への、妨げられないのトルク伝達が保証される。
【0014】
これとは反対に、トルク伝達がモータ軸を介した導入の代わりに穿孔スピンドル13を介して、工具ホルダ12から出発して行われると、連行エレメント41がそれぞれトルク伝達可能に突出部39a,bに伝達する。ローラ体45の慣性力によって、ローラ体45は、トルクを伝達する突出部39a,bの方向に押され、従ってローラ体45は円板40の凹部42とケーシング43の孔部53との間に固く締め付けられる。これにより、円板40は自動的にケーシングに対して不動にロックされる。工具ホルダ12内の工具の緊締若しくは解除に際して、または工具ホルダ12のねじ留め若しくは穿孔スピンドル13からの取り外しに際して、反対のトルクを穿孔スピンドル13にもたらすことができ、そのとき特に手動で解除しなければならないようなロック装置は必要としない。
【0015】
前述のロック装置38には、同じく中間軸17に配置された安全連結器58が取り付けられている。安全連結器58は、例えば滑り連結器もしくは端面歯を有する歯形連結器として形成されている。この安全連結器58は軸方向でロック装置38の被駆動側に配置されている。安全連結器58は使用者並びにロック装置38と前出の歯車装置とのための過負荷保護手段を成し、極めて単純であり、かつわずかな構成スペースしか必要としない。安全連結器58はロック装置38に組み込まれているため、構成部材の数が少なくなる。さらに、組み付け費用も軽減される。
【0016】
続いて安全連結器58の細部を、これと機構的に結合しているロック装置38の詳細も含めて説明する。安全連結器58は、半径方向の連行エレメント41を有する円板40と中間軸に固定されたストッパ面59との間に形成されており、このストッパ面59は、回転不可能に中間軸17と結合された歯車19の軸方向の端面によってギア段部を形成している。このストッパ面59に対して、円板40の軸方向でストッパ面に面した端面44が、中間軸17に支承されたばね力の軸方向力を用いて圧着可能である。中間軸17には、これに対して回転可能な円筒形のスリーブ60が載っており、この円筒形のスリーブ60は円板40の、ストッパ面59とは逆の側を延びている。スリーブ60の円板40に向いた端面は、円板40に軸方向に接触しており、この円板40に押圧されている。このスリーブ60の、円板40とは逆向きの端部には、ばねの軸方向力が作用している。このために、中間軸17には軸方向の力を生ぜしめる少なくとも1つのばね61、特に皿ばね61が配置されている。図示の実施例では、複数の皿ばね61が設けられている。これらの皿ばね61は直接中間軸17に載っている。皿ばね61は図2の右側で支持円板62及び止め円板63を用いて軸方向で中間軸17に支えられている。止め円板63は、中間軸17の溝64内に形状結合的に受容されている。皿ばね61とスリーブ60のこの皿ばねに向いている方の端面との間に、補償円板65が配置されている。記載の配置によって、少なくとも1つのばね、ここでは皿ばね61の形式のものが、一方では中間軸17に軸方向で支えられており、他方では、スリーブ60のこの皿ばね61に向いている方の端部でばね力を及ぼすように作用している。スリーブ60はこれにより、図2では左に向けてに軸方向にばね力により負荷されている。スリーブ60の、円板40とは逆向きの端部、すなわち少なくとも1つのばね61に向いている方の端部は、歯車16の図2の右側の端面から突き出している。歯車16は、スリーブ60に回転可能に支承されている。図2では、同じくスリーブ60の左の端部は歯車16の端面から突出しており、スリーブ60のこの端面が軸方向で、円板40の、スリーブに向いている方の端面66に押圧されている。これにより、中間軸17に回転可能に、かつ少なくともわずかに軸方向にスライド可能な円板40の端面44は、歯車19のこれに向いているストッパ面59に向かって押圧され、このようにして、円板40はトルクを伝達するように歯車19、及びこの歯車19を介して中間軸17と結合してしている。円板40はボス67を有しており、このボス67は図2では、右側を、スリーブ60のこれに向いている方の端面まで延びており、スリーブ60によって負荷される端面66を有している。
【0017】
中間軸17と回動不能に結合されている歯車19の、中間軸に固定されたストッパ面59と、円板40のこのストッパ面59に向いている方の端面44とは、少なくとも1つのばね61のばね力により相互に圧着される端面に、摩擦結合部を形成する面部分、例えば摩擦面を有していてもよい。その代わりに、この面59と44とが表面凸部と表面凹部、特に一体的な端面歯を有していてよく、この端面歯が形状結合的な係合をもたらす。図示の実施例では、安全連結器58はこのような形状結合的な連結器として形成されており、この連結器では互いに接触している面44と59とは一体的な、図示していない端面歯を成している。簡単な形式で、歯車19全体が焼結部材として製造されており、端面歯が安全連結器58の部分として同時に形成されるため、かなりの費用の節約が達成される。有利には、円板40全体も、その連行エレメント41とこれと一体的なボス67と端面44の端面歯と共に、焼結部材として形成されており、これにより費用が最小限に抑えられている。安全連結器58の別の部分としてのカバー60は付加的な構成スペースを必要としない簡単で安価な構成部材である。安全連結器58は使用者並びにロック装置38と歯車装置とのための過負荷保護を提供する。この安全連結器58は、経済的にロック装置38に組み込まれており、従ってこのロック装置38も安全連結器58の配置によって大きな構成スペースを必要とすることなく、同じく安価に形成される。構成部材の数が減るため、取付け費用も減少する。
【0018】
安全連結器58は軸方向でロック装置38に隣接して、かつロック装置38の円板40が設けられている被駆動側に配置されており、つまりロック装置38から軸方向の距離をおいて配置されている。
【0019】
モータ軸14の駆動力が歯車16及び歯車16の突出部39a,bを介して連行エレメント41に伝達される際に、円板40が駆動され、このとき安全連結器58が作用し、円板40からの駆動モーメントが歯車19ひいては中間軸17へ伝達される。安全連結器58の許容出来るモーメントを超過した駆動モーメントの場合には、安全連結器58が応動して、円板40が少なくとも1つのばね61の力に抗して図2の軸方向右手に押圧され、ひいては円板40と歯車19との間の駆動が中断される。これにより、使用者は機械の高すぎる戻りトルクから保護され、並びに場合によっては起こりうる制御装置38の損傷または破壊が避けられる。
【0020】
工具ホルダ12と穿孔スピンドル13とから中間軸17への逆方向の駆動が行われると、安全連結器58の連結の状態でこのモーメントは円板40によって受け止められる。なぜならこの場合、ロック装置38がローラ体45をケーシング43の孔部53と円板40の凹部42との間に固く締付けることによって、円板40を動けなくするからである。安全連結器58は、伝達可能なモーメントを考慮して次のように調節されている。つまり、ローラ体45によるこのような締め付けの状態では、安全連結器58は連結解除のためにまだ応動しないようになっており、なぜなら、例えば工具ホルダを交換するため若しくは工具ホルダを取り外すために、穿孔スピンドル13に導入されたモーメントは、安全連結器58の許容できる伝達可能なモーメントよりも小さいからである。これに対して、許容できない高いモーメントが穿孔スピンドル13を介して導入された場合にようやく、安全連結器58も連結解除するように働き、これによりロック装置38若しくは歯車装置の損傷や破壊を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
打撃穿孔機械の部分的な側面図を含む長手方向断面図である。
【図2】
図1の細部AのII−II線に沿った断面図である。
【図3】
図2のIII−IIIに沿った断面図である。
従来の技術
本発明は請求項1の上位概念部による手持ち式工作機械から出発する。
【0002】
この形の手持ち式工作機械はドイツ連邦共和国特許公開第9803454号明細書により公知である。ロック装置により、駆動モータから駆動可能な穿孔スピンドルが、手持ち式工作機械のケーシングに対して回動不能にロック可能であり、これにより、穿孔スピンドルとねじ留めされた工具ホルダ、例えば穿孔チャックを穿孔スピンドルから解除し、かつ/または工具をスパナなしで工具ホルダに緊締することができる。ロック装置は中間軸に配置されており、この中間軸は2つの歯車装置段部を介して穿孔スピンドルと連結可能である。ロック装置は駆動モータから工具ホルダの方向へのトルクの伝達に際し自動的に開放し、工具ホルダから駆動モータへのトルクの伝達に際しては自動的に閉鎖する。
【0003】
発明の利点
本発明による請求項1の特徴部に記載の手持ち式工作機械は、トルクに依存して作動する安全連結器の形式で、例えば穿孔機械のひっかかりによる穿孔スピンドルの突然の停止に際して、使用者に対する過負荷保護が施されているという利点を有している。これにより付加的に、存在する歯車装置、若しくはロック装置を過負荷から保護する過負荷保護を達成している。安全連結器がロック装置に組み入れられることにより、安全連結器のための付加的な費用は、実質的に必要ない。また機械ケーシング内の付加的な構成スペース若しくは場合によっては必要となる構成スペースに機械ケーシングを特別に適合させる必要がない。前述の統合により、さらにはロック装置若しくは安全連結器のために必要な構成部材の数は最小限に抑えられる。全体として、付加的に設けられた安全連結器にもかかわらず、事実上、組み付けとコストのために余分な費用は必要ない。
【0004】
従属請求項に記載の手段により、請求項1に記載の手持ち式工作機械の有利な別の構成及び改良が可能である。
【0005】
図面
次に本発明のさらなる詳細と利点を図面を用いて説明する。図面、説明、請求項は特徴の多くの組合せを含んでいる。当業者は特徴を個々に適切に考察し、かつ別の有意義な組合せを実施できるものである。
【0006】
図1は、打撃穿孔機械の部分的な側面図を含む長手方向断面図、
図2は、図1の細部AのII−II線に沿った断面図、
図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。
【0007】
実施例
図1には、機械ケーシング26に配置された、工具ホルダ12を少なくとも回転駆動するための図示していな駆動モータを備えた打撃穿孔機械10として構成された手持ち式工作機械が概略的に示されている。駆動モータはモータ軸14を有しており、このモータ軸14は端部側に駆動ピニオン15若しくはこれに類する歯列を備えていて、フランジ27内に軸受け29、例えば玉軸受けによって回転可能に支承されている。フランジ27は独立した構成部材であり、機械ケーシング26と堅固に結合されている。駆動モータはモータ軸14を介して穿孔スピンドル13と歯車により結合されており、この穿孔スピンドル13に工具ホルダ12が取り外し可能に結合され、例えばねじ35を介してねじ結合されている。
【0008】
駆動ピニオン15は図2に図示した中間軸17に対して同軸の歯車16と噛み合っており、この歯車16は中間軸17に対して相対的に回転可能である。中間軸17の一方の端部側の軸ジャーナル46が、フランジ27内のニードル軸受け48によって支承されている。別の軸ジャーナル47が機械ケーシング26内のニードル軸受け49によって、回転可能に支承されている。
【0009】
中間軸17は歯付部材18、及びこの歯付部材18に隣接してこれと相対回転不能に結合された、例えば焼きばめされた歯車19を有しており、この歯付部材18と歯車19とは大歯車20若しくは21と噛み合っており、この大歯車20若しくは21は穿孔スピンドル13に回転可能に支承されていて、選択的に、例えば穿孔スピンドル13の長手方向の溝22内を、軸方向にスライド可能な移動キー23を用いて穿孔スピンドル13へトルク伝達可能な状態に移されるようになっている。この移動キー23は大歯車20,21及び図示していない制御装置と共に、二段ギア式の切換歯車装置24を形成している。第1のギア(遅い回転数)は歯の組合せ18,20によって、第2のギア(速い回転数)は歯の組合せ19,21によって形成される。この歯車装置の段部18,20もしくは29,21の変速比はネガティブである。すなわち、中間軸17から穿孔スピンドル13への伝動は遅くなる。
【0010】
穿孔スピンドル13の工具ホルダ12とは反対側の端部に、フランジ27に収容されたノッチ付き打撃機構28が配置されており、この打撃機構28を介して公知の形式で穿孔スピンドル13に軸方向の打撃を与えることができるようになっている。ノッチ付き打撃機構28は通常の形式で遮断可能であり、これにより打撃穿孔機械10は2段ギア式の穿孔機械としても利用可能である。
【0011】
工具ホルダ12は例えばジョーチャックとして形成されており、このジョーチャックは、ケース31及びこのケース31に回動不能に結合された円錐形ナットにより調整可能なチャックジョー32を有しており、このチャックジョー32の間に工具のシャンクが緊締可能になっている。工具ホルダ12の基体33はねじ35を介して、穿孔スピンドル13のねじピン34に高いプレストレス(予圧)でねじ止めされており、これにより工具ホルダ12と穿孔スピンドル13とは打撃穿孔機械10の使用時に互いに回動不能に結合されている。ケース31の埃カラー30が機械ケーシングの開口に突入している。
【0012】
穿孔スピンドル13は、工具を交換する際に緩めトルク若しくは引き締めトルクを受け止め、ロック装置38によって機械ケーシング26のフランジ27に対して相対回動不能に連結可能である。ロック装置38は穿孔スピンドル13と機械ケーシング26の一部との間で中間軸17に配置されている。ロック装置38の構成部材は、半径方向の突出部43aによって回動不能に、かつ形状結合的にフランジ27の一部内に保持されているほぼ環状のケーシング43である。このケーシング43は中間軸17に対して同軸の円筒状孔部53を有している。この孔部53に、半径方向に突出した連行エレメント41を有する円板40があり、この円板40は中間軸17に、この中間軸17に対して相対的に回転可能に、かつ軸方向に少なくともわずかにスライド可能に配置されている。さらにロック装置38には、駆動モータから駆動ピニオン15を介して駆動可能な、中間軸17に対して相対的に回転可能な歯車16が所属していて、この歯車16は円板40に向いている方の端面に、互いにほぼ平行に、かつ円板40に向かって延びているほぼ爪状の突出部39a,39bを有している。この突出部39a,39bは、円筒形のピンの形で保持されていてよく、この突出部は、一方の孔部53と、他方の互いに直線上に向かい合っている両方の連行エレメント41の間に延びた円板40の外周面54との間に形成された環状室内に適合し、かつこの環状室内に環状に延びている。連行エレメント41は、円板40が隣接する爪39a、39bとの間で限定されて回転可能なように成形されている。円板40の外周面54は円筒形の基本形状を有しており、この円筒形の基本形状は2つの隣接する連行エレメント41の間のほぼ中間で、それぞれ凹部42に移行している。連行エレメント41の外面の領域では、この領域とケーシング43の孔部53の間には、わずかな運動遊びしか存在しない。この領域に続く、円板40の円筒形の周面54の領域には、円板40と孔部53との間に半径方向の間隔が設けられており、この半径方向の間隔は突出部39a,39bをわずかな運動遊びで収容するのにちょうど十分である。それぞれの凹部42の領域には、孔部53と円板の凹部42との間には、より大きな間隔がある。この領域に、円筒形のローラ体45がそれぞれわずかな運動遊びで収容されており、このローラ体45の直径はほぼ爪状の突出部39a,39bの半径方向の厚さを上回っている。ローラ体45は締付けローラを形成している。爪状の突出部39a,39bは、例えば周囲方向に互いに異なる長さであってよく、この場合、それぞれ直径方向に向かい合っている対の突出部39a若しくは39bは、それぞれ互いに同じ長さであってよい。あるいは突出部39a,39bを互いに同じ大きさにしてもよい。
【0013】
トルクが駆動モータから駆動ピニオン15を備えたモータ軸14を介して歯車16に伝達される際に、突出部39aはトルクを伝達するように連行エレメント41に作用し、このときローラ体45はローラ体の慣性力によって、それぞれ隣接する突出部39bの前へ移動する。隣接する爪39bがローラ体45をそれぞれの凹部42の領域で保持し、その結果、妨げられないトルクの伝達が、この実施例において図3で見て時計回り方向で保証されている。歯車16がこれとは逆方向に駆動され、爪状の突出部39a,39bが反対方向に回転運動する場合、突出部39bがトルクを伝達するように連行エレメント41に作用し、別の爪39aが、ローラ体45を負荷して、その結果、ローラ体がそれぞれの凹部42の領域に留まり、別の回転方向への、妨げられないのトルク伝達が保証される。
【0014】
これとは反対に、トルク伝達がモータ軸を介した導入の代わりに穿孔スピンドル13を介して、工具ホルダ12から出発して行われると、連行エレメント41がそれぞれトルク伝達可能に突出部39a,bに伝達する。ローラ体45の慣性力によって、ローラ体45は、トルクを伝達する突出部39a,bの方向に押され、従ってローラ体45は円板40の凹部42とケーシング43の孔部53との間に固く締め付けられる。これにより、円板40は自動的にケーシングに対して不動にロックされる。工具ホルダ12内の工具の緊締若しくは解除に際して、または工具ホルダ12のねじ留め若しくは穿孔スピンドル13からの取り外しに際して、反対のトルクを穿孔スピンドル13にもたらすことができ、そのとき特に手動で解除しなければならないようなロック装置は必要としない。
【0015】
前述のロック装置38には、同じく中間軸17に配置された安全連結器58が取り付けられている。安全連結器58は、例えば滑り連結器もしくは端面歯を有する歯形連結器として形成されている。この安全連結器58は軸方向でロック装置38の被駆動側に配置されている。安全連結器58は使用者並びにロック装置38と前出の歯車装置とのための過負荷保護手段を成し、極めて単純であり、かつわずかな構成スペースしか必要としない。安全連結器58はロック装置38に組み込まれているため、構成部材の数が少なくなる。さらに、組み付け費用も軽減される。
【0016】
続いて安全連結器58の細部を、これと機構的に結合しているロック装置38の詳細も含めて説明する。安全連結器58は、半径方向の連行エレメント41を有する円板40と中間軸に固定されたストッパ面59との間に形成されており、このストッパ面59は、回転不可能に中間軸17と結合された歯車19の軸方向の端面によってギア段部を形成している。このストッパ面59に対して、円板40の軸方向でストッパ面に面した端面44が、中間軸17に支承されたばね力の軸方向力を用いて圧着可能である。中間軸17には、これに対して回転可能な円筒形のスリーブ60が載っており、この円筒形のスリーブ60は円板40の、ストッパ面59とは逆の側を延びている。スリーブ60の円板40に向いた端面は、円板40に軸方向に接触しており、この円板40に押圧されている。このスリーブ60の、円板40とは逆向きの端部には、ばねの軸方向力が作用している。このために、中間軸17には軸方向の力を生ぜしめる少なくとも1つのばね61、特に皿ばね61が配置されている。図示の実施例では、複数の皿ばね61が設けられている。これらの皿ばね61は直接中間軸17に載っている。皿ばね61は図2の右側で支持円板62及び止め円板63を用いて軸方向で中間軸17に支えられている。止め円板63は、中間軸17の溝64内に形状結合的に受容されている。皿ばね61とスリーブ60のこの皿ばねに向いている方の端面との間に、補償円板65が配置されている。記載の配置によって、少なくとも1つのばね、ここでは皿ばね61の形式のものが、一方では中間軸17に軸方向で支えられており、他方では、スリーブ60のこの皿ばね61に向いている方の端部でばね力を及ぼすように作用している。スリーブ60はこれにより、図2では左に向けてに軸方向にばね力により負荷されている。スリーブ60の、円板40とは逆向きの端部、すなわち少なくとも1つのばね61に向いている方の端部は、歯車16の図2の右側の端面から突き出している。歯車16は、スリーブ60に回転可能に支承されている。図2では、同じくスリーブ60の左の端部は歯車16の端面から突出しており、スリーブ60のこの端面が軸方向で、円板40の、スリーブに向いている方の端面66に押圧されている。これにより、中間軸17に回転可能に、かつ少なくともわずかに軸方向にスライド可能な円板40の端面44は、歯車19のこれに向いているストッパ面59に向かって押圧され、このようにして、円板40はトルクを伝達するように歯車19、及びこの歯車19を介して中間軸17と結合してしている。円板40はボス67を有しており、このボス67は図2では、右側を、スリーブ60のこれに向いている方の端面まで延びており、スリーブ60によって負荷される端面66を有している。
【0017】
中間軸17と回動不能に結合されている歯車19の、中間軸に固定されたストッパ面59と、円板40のこのストッパ面59に向いている方の端面44とは、少なくとも1つのばね61のばね力により相互に圧着される端面に、摩擦結合部を形成する面部分、例えば摩擦面を有していてもよい。その代わりに、この面59と44とが表面凸部と表面凹部、特に一体的な端面歯を有していてよく、この端面歯が形状結合的な係合をもたらす。図示の実施例では、安全連結器58はこのような形状結合的な連結器として形成されており、この連結器では互いに接触している面44と59とは一体的な、図示していない端面歯を成している。簡単な形式で、歯車19全体が焼結部材として製造されており、端面歯が安全連結器58の部分として同時に形成されるため、かなりの費用の節約が達成される。有利には、円板40全体も、その連行エレメント41とこれと一体的なボス67と端面44の端面歯と共に、焼結部材として形成されており、これにより費用が最小限に抑えられている。安全連結器58の別の部分としてのカバー60は付加的な構成スペースを必要としない簡単で安価な構成部材である。安全連結器58は使用者並びにロック装置38と歯車装置とのための過負荷保護を提供する。この安全連結器58は、経済的にロック装置38に組み込まれており、従ってこのロック装置38も安全連結器58の配置によって大きな構成スペースを必要とすることなく、同じく安価に形成される。構成部材の数が減るため、取付け費用も減少する。
【0018】
安全連結器58は軸方向でロック装置38に隣接して、かつロック装置38の円板40が設けられている被駆動側に配置されており、つまりロック装置38から軸方向の距離をおいて配置されている。
【0019】
モータ軸14の駆動力が歯車16及び歯車16の突出部39a,bを介して連行エレメント41に伝達される際に、円板40が駆動され、このとき安全連結器58が作用し、円板40からの駆動モーメントが歯車19ひいては中間軸17へ伝達される。安全連結器58の許容出来るモーメントを超過した駆動モーメントの場合には、安全連結器58が応動して、円板40が少なくとも1つのばね61の力に抗して図2の軸方向右手に押圧され、ひいては円板40と歯車19との間の駆動が中断される。これにより、使用者は機械の高すぎる戻りトルクから保護され、並びに場合によっては起こりうる制御装置38の損傷または破壊が避けられる。
【0020】
工具ホルダ12と穿孔スピンドル13とから中間軸17への逆方向の駆動が行われると、安全連結器58の連結の状態でこのモーメントは円板40によって受け止められる。なぜならこの場合、ロック装置38がローラ体45をケーシング43の孔部53と円板40の凹部42との間に固く締付けることによって、円板40を動けなくするからである。安全連結器58は、伝達可能なモーメントを考慮して次のように調節されている。つまり、ローラ体45によるこのような締め付けの状態では、安全連結器58は連結解除のためにまだ応動しないようになっており、なぜなら、例えば工具ホルダを交換するため若しくは工具ホルダを取り外すために、穿孔スピンドル13に導入されたモーメントは、安全連結器58の許容できる伝達可能なモーメントよりも小さいからである。これに対して、許容できない高いモーメントが穿孔スピンドル13を介して導入された場合にようやく、安全連結器58も連結解除するように働き、これによりロック装置38若しくは歯車装置の損傷や破壊を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
打撃穿孔機械の部分的な側面図を含む長手方向断面図である。
【図2】
図1の細部AのII−II線に沿った断面図である。
【図3】
図2のIII−IIIに沿った断面図である。
Claims (15)
- 手持ち式工具、特に穿孔若しくは打撃穿孔機械であって、機械ケーシング(26)と、穿孔スピンドル(13)の少なくとも回転駆動のための駆動モータと、例えばジョーチャックの形の工具ホルダ(12)とを備えており、この場合に、穿孔スピンドル(13)が工具の交換に際して取り外しモーメント若しくは取付けモーメントを受け止め、ロック装置(38)によって、機械ケーシングの一部(27)に対して回動不能に連結可能であり、ロック装置(38)が穿孔スピンドル(13)と機械ケーシング(26)の一部との間で、穿孔スピンドル(13)と回転結合する中間軸(17)に配置されていて、該中間軸(17)が少なくとも1つの歯車装置段部(18/20若しくは19/21)を介して穿孔スピンドル(13)と結合可能であり、さらに前記ロック装置が駆動モータから工具ホルダ(12)へのトルクの伝達に際して自動的に開放し、かつ工具ホルダ(12)からの、反対方向でのトルクの伝達に際して自動的に閉鎖される形式のものにおいて、
中間軸(17)に、ロック装置(38)に組み入れられた安全連結器(58)が配置されていることを特徴とする手持ち式工作機械、特に穿孔若しくは打撃穿孔機械。 - 安全連結器(58)が、軸方向でロック装置(38)の被駆動側に配置されている、請求項1記載の手持ち式工作機械。
- 安全連結器(58)が、ロック装置(38)の、半径方向へ突出した連行エレメント(41)を有する円板(40)と、中間軸に固定されたストッパ面(59)との間に形成されおり、該ストッパ面(59)に対して円板(40)が軸方向に、中間軸(17)に支えられたばね弾性力による軸方向力によって押圧可能である、請求項1又は2に記載の手持ち式工作機械。
- 円板(40)が中間軸(17)に対して相対的に回転可能で、かつ軸方向に少なくともわずかにスライド可能であり、場合によってはこの円板と一体的なボス(67)によって中間軸(17)に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 中間軸(17)にスリーブ(60)を配置してあり、スリーブが円板(40)の、中間軸に固定されてたストッパ面(59)とは逆の側を延びている、請求項1から4までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- スリーブ(60)の円板(40)に向いている方の端面が円板(40)に軸方向に接触している、請求項5記載の手持ち式工作機械。
- スリーブ(60)の、円板(40)とは逆の別の端面に軸方向力が作用する、請求項5又は6に記載の手持ち式工作機械。
- 中間軸(17)に、軸方向力を生ぜしめる少なくとも1つのばね(61)、特に皿ばねが配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 少なくとも1つのばね(61)が、一方では中間軸(17)に軸方向に支えられており、他方ではスリーブ(60)の、ばねに向いている方の側にばね弾性力の作用を及ぼす、請求項8記載の手持ち式工作機械。
- 中間軸(17)、特にスリーブ(60)には、駆動モータから駆動可能な歯車(16)が回転可能に配置されており、該歯車(16)が円板(40)に向いている方の端面に、互いにほぼ平行に、かつ円板(40)に向かって延びる突出部(39a,39b)をロック装置(38)の部分として備えている、請求項1から9までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- スリーブ(60)の円板(40)とは逆向きの端部が、軸方向に歯車(16)を越えて突出している、請求項5から10までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 中間軸に固定されたストッパ面(59)が、歯車装置段部(19/21)の、中間軸(17)に、例えば圧力ばめされて、回動不能に配置されている歯車(19)の軸方向の端面によって形成されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 中間軸に固定されたストッパ面(59)、特に歯車(19)と円板(40)とが、互いに向かい合って、かつ互いに押し付けられた端面(59,44)に、摩擦結合部及び/若しくは形状結合部を形成する、互いに接触する面部分を有し、例えば表面凸部及び/若しくは表面凹部、特に端面歯を備えている、請求項1から12までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- ロック装置(38)が、機械ケーシング(26)の一部、例えばフランジ部材(27)に保持されたケーシング(43)を有しており、該ケーシング(43)内に、歯車(16)の突出部(39a,39b)と、円周方向の角度間隔をおいて、円板(40)の半径方向の連行エレメント(41)とが配置されており、かつ円周方向に2つの連行エレメント(41)の間を延びるそれぞれ一対の突出部(39a,39b)の間にローラ体(45)、特にロックローラが配置されていて、この場合に、駆動モータから工具ホルダ(12)の方向へのトルクの伝達に際して、突出部(39a,39b)がローラ体(45)を、該ローラ体(45)がケーシング(43)内で回転するように解除し、かつ工具ホルダ(12)から駆動モータの方向へのトルクの伝達に際して、連行エレメント(41)がローラ体(45)をケーシング(43)に対して締め付ける、請求項10から13までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
- 連行エレメント(41)と安全連結器(58)の端面(44)とを有する円板(40)、及び/若しくは安全連結器(58)のストッパ面(59)を有する、中間軸に固定された歯車(19)が、焼結部材として形成されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
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