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JP2002264031A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

Info

Publication number
JP2002264031A
JP2002264031A JP2001062301A JP2001062301A JP2002264031A JP 2002264031 A JP2002264031 A JP 2002264031A JP 2001062301 A JP2001062301 A JP 2001062301A JP 2001062301 A JP2001062301 A JP 2001062301A JP 2002264031 A JP2002264031 A JP 2002264031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
torque
drive gear
spring member
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001062301A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Sakaguchi
孝啓 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2001062301A priority Critical patent/JP2002264031A/ja
Publication of JP2002264031A publication Critical patent/JP2002264031A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/001Gearings, speed selectors, clutches or the like specially adapted for rotary tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/006Vibration damping means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動ショックを緩衝できるとともに、簡単な
構造で正転と逆転の両方向についてトルク伝達が可能な
動力伝達装置を有する電動工具を提供する。 【解決手段】 電動スクリュードライバにおいて、電動
モータ11の出力軸に設けたピニオン12に噛み合う駆
動ギヤ13と、その駆動ギヤ13に隣接して同心的に配
置される中間ギヤ17との間に、弾性変形可能なC形の
バネ部材18を介在する。バネ部材18は、駆動ギヤ1
3と中間ギヤ17に対して回転方向に関して係合されて
おり、駆動ギヤ13の回転を中間ギヤ17に伝達すると
きに、被駆動側の負荷に応じて径を広げる方向に弾性変
形(撓み)し、これにより起動ショックを吸収又は軽減
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電動スク
リュードライバや電動ドリル等の電動工具に係り、詳し
くは電動モータのトルクを先端工具に伝達するためのト
ルク伝達技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネジ締め作業に用いられる電動ス
クリュードライバや電動ドリルにおいては、電動モータ
のトルクは、歯車装置を介して先端工具としてのドライ
バビットやドリルビットに伝達している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような歯車装置
を備えた電動工具の場合、工具本体を手で掴み、ネジ締
め作業あるいは穴開け作業を行うために、電動モータを
起動したとき、起動ショックと呼ばれる衝撃が瞬間的に
発生する。このような起動ショックは作業者の手元に反
動として作用し、使用感が悪い。また、電動モータ及び
歯車装置に起動ショックが繰り返し作用することでその
耐久性に悪影響を及ぼすことにもなる。そこで、上記の
ような起動ショックを解消するために、電動工具におい
て、トルク伝達系における二つの回転部材間のトルク伝
達にコイルスプリング(スプリングクラッチ)を利用し
たものが提案されており、例えば、特開平7−2144
17号公報を挙げることができる。上記公報に記載の電
動工具の動力伝達装置においては、駆動側の軸外周と従
動側の軸外周にコイルスプリングを配置したものであっ
て、駆動軸が回転されると、コイルスプリングが巻き込
む方向に回転して従動軸の軸外周に巻き付きトルク伝達
を行う構成である。これによれば、起動ショックに対す
る緩衝効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なコイルスプリングを用いた動力伝達装置の場合、回転
伝達方向が一方向に限られるものであり、正転及び逆転
の両方向について実施するには、正転用と逆転用との2
種類のコイルスプリングが必要になる。その結果、部品
点数が多くなり、それに伴い構造が複雑化しあるいは大
型化するという問題がある。更には、コイルスプリング
と軸外周の摩擦力でトルク伝達を行う形式のため、コイ
ルスプリングがスリップしてトルク伝達が遮断する可能
性がある。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、起動シ
ョックを緩衝できるとともに、簡単な構造で正転と逆転
の両方向についてトルク伝達が可能な動力伝達装置を備
えた電動工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る電動工具は、特許請求の範囲の各請求
項に記載の通りの構成を備えた。請求項1に記載の電動
工具においては、動力伝達装置は、トルク伝達系におけ
る二つの回転部材間に介装される弾性変形可能なC形の
トルク伝達部材を有している。C形のトルク伝達部材
は、回転方向に関して、その一端が一方の回転部材に形
成された径方向の壁面に当接され、他端が他方の回転部
材に形成された径方向の壁面に当接された状態でトルク
を伝達する構成である。ここで、C形とは、円弧の一部
を成すもの又は弓形を含むものであり、弧の長さや曲率
等について制約を受けるものではない。また、径方向の
壁面とは、周方向を横切る方向に配置される面をいう。
従って、請求項1に記載の発明によれば、電動モータの
起動時において、二つの回転部材間でC形のトルク伝達
部材が弾性変形することで起動ショックを吸収あるいは
軽減することができる。このことにより、駆動モータあ
るいはトルク伝達系を起動ショックから保護し、耐久性
を向上できる。また、C形のトルク伝達部材を採用した
ことにより、簡単な構造で正転及び逆転の両方向につい
てトルクを確実に伝達することが可能である。
【0007】この場合、請求項2に記載したように、二
つの回転部材が同一軸線上に所定間隔を置いて配置され
るとともに、そのうちの少なくとも一方の回転部材は、
C形のトルク伝達部材の軸方向一端部が嵌入される凹部
を有することが好ましい。そのときはトルク伝達部材を
含めた2つの回転部材の軸方向長さのコンパクト化が達
成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る電動工具を図1〜図5に基づいて説明する。本実
施の形態は先端工具が回転する回転形の電動工具の一例
として電動スクリュードライバに適用したものであり、
図1は電動スクリュードライバの全体を示す側面図であ
る。電動スクリュードライバ1は、本体部2とハンドル
部3とノーズ部4とを備えている。ハンドル部3にはト
リガ式のメインスイッチ5が設けられており、このメイ
ンスイッチ5を引くことにより本体部2の本体ケース2
a内に内蔵された電動モータ11(図2及び図3参照)
が起動する。
【0009】図2及び図3は本体部2及びノーズ部4の
内部構造を示す断面図であり、電動スクリュードライバ
の動力伝達装置が示されている。なお、図2及び図3は
本体部2の先端側ほぼ半分が示されている。図示のよう
に、電動モータ11のトルクを先端工具としてのドライ
バビットBに伝達するための動力伝達装置は、歯車装置
10によって構成されている。以下、その歯車装置10
を説明する。
【0010】電動モータ11の出力軸に形成したピニオ
ン12は、駆動ギヤ13に噛み合っている。駆動ギヤ1
3は中間軸14に回転可能に嵌合されている。中間軸1
4は駆動ギヤ13を貫通するとともに、一端が本体ケー
ス2aに軸受15によって、他端がノーズ部ケース4a
に軸受16によって回転可能に支持されている。中間軸
14上には中間ギヤ17が固着又は一体に形成されてお
り、中間ギヤ17と駆動ギヤ13とは同心的にかつ所定
間隔を置いて平行に配置される。中間ギヤ17と駆動ギ
ヤ13との間には、緩衝用としての弾性変形可能なC形
の金属製バネ部材18が介在されており、このバネ部材
18を介して駆動ギヤ13の回転が中間ギヤ17に伝達
されるようになっている。上記の駆動ギヤ13、中間ギ
ヤ17,バネ部材18によって起動ショックの緩衝機構
部が構成されており、駆動ギヤ13と中間ギヤ17が本
発明でいうトルク伝達系における二つの回転部材に対応
し、バネ部材18が本発明でいうC形の弾性変形可能な
トルク伝達部材に対応する。
【0011】図4の分解斜視図に示すように、駆動ギヤ
13の一方の側面にはC形凹部13aが形成され、また
中間ギヤ17の側面にはC形凹部13aに対向してC形
凸部17aが形成されている。そして、バネ部材18は
円筒の周方向における一部を切り欠いたC形に形成され
ており、軸方向の一端側をC形凹部13aに挿入し、他
端側をC形凸部17aの外周面に嵌合した状態で装着さ
れる。この装着状態において、バネ部材18は、切り欠
きの開口端面18aがC形凹部13aの径方向壁面13
bと、C形凸部17aの径方向壁面17bにそれぞれ当
接する。
【0012】上記のように、バネ部材18は駆動ギヤ1
3と中間ギヤ17に対して回転方向に関して係合されて
いる。従って、図5に示すように、駆動ギヤ13が右回
り又は左回りに回転されたとき、バネ部材18は、開口
端面18aの一方がC形凹部13aの一方の径方向壁面
13bで押され、開口端面18aの他方がC形凸部17
aの一方の径方向壁面17bに押し付けられた状態で回
転を伝達する。このとき、バネ部材18は被駆動側の負
荷(抵抗)を受けて径を広げる方向に弾性変形(以下、
撓みという)し、その撓みによって起動ショックを緩衝
する。なお、C形凹部13aは、バネ部材18の撓みを
許容するに足るスペースを保有するようにその広さが設
定される。
【0013】図2及び図3に示すように、中間ギヤ17
は従動ギヤ19と噛み合い、その従動ギヤ19はスピン
ドル22に対してクラッチ21を介して回転を伝達す
る。スピンドル22はノーズ部ケース4aに軸受23に
よって回転及び軸方向移動可能に支持されており、その
先端(前端)側にドライバビットBが装着可能とされて
いる。クラッチ21は、従動ギヤ19の先端面(図示左
側面)に円周方向に所定ピッチで形成されたクラッチ歯
21aと、このクラッチ歯21aに対向するスピンドル
22の軸端面に形成されたクラッチ歯21bとから構成
されており、スピンドル22が従動ギヤ19側へ移動す
ることで噛み合う。なお、スピンドル22は常には従動
ギヤ19との間に介在される圧縮バネ24によって前端
側に押し出され、クラッチ21の噛み合いが解かれる。
【0014】従動ギヤ19は従動軸20上に固着されて
いる。従動軸20は従動ギヤ19を貫通するとともに、
後端が本体ケース2aに軸受25によって回転可能に支
持され、前端がスピンドル22の筒孔内に挿入された状
態で軸受26によって回転及び軸方向相対移動可能に支
持されている。なお、スピンドル22が後部側へ押し込
またときの軸方向荷重は、従動ギヤ19の後面側に配置
されたスラストベアリング27で受けられる。電動モー
タ11の回転をドライバビットBに伝達する歯車装置1
0は、上記のように構成されており、ピニオン12、駆
動ギヤ13、中間ギヤ17、従動ギヤ19、クラッチ2
1、スピンドル22等によって本発明でいうトルク伝達
系が構成されている。
【0015】一方、スピンドル22の先端側には、ネジ
締め用のドライバビットBを差し込むためのビット装着
孔22aが一定の深さで形成されている。このビット装
着孔22aには板バネ28により径方向内方へ弾性付勢
した鋼球29が設けられている。ドライバビットBの後
端側をこのビット装着孔22aに挿入して鋼球29を板
バネ28の弾性力に抗して径方向外方へ変位させつつ押
し込むことにより、当該ドライバビットBをビット装着
孔22aに装着することができる。ドライバビットBを
一定位置まで押し込むと、鋼球29がドライバビットB
の係合溝B1に嵌まり込み、これにより当該ドライバビ
ットBの装着状態が保持される。
【0016】ノーズ部ケース4aの前端には、ネジ軸部
30aを介してアジャストスリーブ30が装着され、こ
のアジャストスリーブ30の前端にはストッパスリーブ
31が着脱可能に装着されている。このストッパスリー
ブ31の前端から上記ドライバビットBの前端が僅かに
突き出されている。アジャストスリーブ30を回転させ
て軸方向へ移動させることにより、ドライバビットBに
対するストッパスリーブ31の前端(ストッパ面31
a)の位置を任意に調整することができ、これによりネ
ジの締め込み深さを調整することができる。
【0017】上記のように構成された電動スクリュード
ライバ1は、以下のように動作する。図2はドライバビ
ットBを締め付けるべきネジ(図示省略)に押し付けて
いない状態を示しており、この状態ではスピンドル22
が圧縮バネ24で前方へ押し出されてクラッチ21の噛
み合いが解かれている。従って、この状態でトリガー式
のメインスイッチ5を引いて電動モータ11を起動すれ
ば、ピニオン12から駆動ギヤ13、バネ部材18、中
間ギヤ17を介して従動ギヤ19が空転される。その状
態でドライバビットBの先端をネジに押し付けると、図
3に示すように、スピンドル22が後方へ移動され、そ
れによりクラッチ21が噛み合い、スピンドル22が回
転される。従って、ドライバビットBが回転されてネジ
が締め込みまれる。
【0018】さて、上記のようなネジの締め込み(ある
いは締め戻し)作業時において、電動モータ11の起動
時には、起動ショックが発生するが、本実施の形態によ
れば、歯車装置10における駆動ギヤ13と中間ギヤ1
7との間に介装したC形のバネ部材18によって上記の
起動ショックを吸収又は軽減することができる。図5は
バネ部材18による緩衝作用の説明図であり、図5
(A)は起動前又は無負荷時を示し、図5(B),
(C)は緩衝時を示している。なお、図の上側には駆動
ギヤ13とバネ部材18の関係が示され、下側では中間
ギヤ17とバネ部材18の関係が示されている。図5
(A)に示す状態において、電動モータ11が起動さ
れ、駆動ギヤ13が右回りに又は左回りに回転される
と、前述したように、バネ部材18は、開口端面18a
の一方がC形凹部13aの一方の径方向壁面13bで押
され、開口端面18aの他方がC形凸部17aの一方の
径方向壁面17bに押し付けられた状態で中間ギヤ17
にトルクを伝達する。このとき、バネ部材18は、被駆
動側に働く負荷(軸受15,16,25,26等の回転
抵抗)によって、図5(B)又は(C)に示すように径
を広げる方向へ撓み、駆動ギヤ13と中間ギヤ17とは
回転方向に関して相対的なずれを伴う。このときのバネ
部材18の撓み量は、被駆動側の負荷の大きさに対応す
る。そして、上記のバネ部材18の撓みによって歯車装
置10の回転伝達系に生ずる起動ショックが吸収あるい
は軽減されることになる。
【0019】また、上記のような起動ショックは、ネジ
締めのためにスピンドル22が押し込まれてクラッチ2
1が噛み合ったときにも同様に発生するが、これについ
ても電動モータ11の起動時と同様、バネ部材18の撓
みによる緩衝作用で吸収又は軽減される。そして、上記
のバネ部材18の撓みによる起動ショックの緩衝作用
は、ベルト伝達装置のように、トルク伝達系に滑りを伴
わない歯車装置10では特に有効に発揮されることにな
り、頻繁に繰り返される起動ショックから歯車装置10
及びその駆動源である電動モータ11を保護して耐久性
を向上できる。また、電動スクリュードライバ1のよう
に可搬形の電動工具の場合、起動ショックは手元に反動
として伝わり、使用感を害することになるが、上記のよ
うに、トルク伝達系に関する起動ショックが吸収又は軽
減されることで、手元の反動も小さくなり、使用感が良
化する。
【0020】また、本実施の形態では、C形のバネ部材
18によって起動ショックを防止する構成のため、正転
及び逆転の両方向について確実にトルクを伝達すること
ができ、しかも単一部品であることから、従来のコイル
スプリングを利用するタイプに比べて、組付けが容易
で、形状も小さく、構造的にも単純化でき、コストも低
減できる。更には、従来のコイルスプリング式の場合で
あれば、コイルスプリングがスリップしてトルク伝達が
遮断する可能性があるが、本実施の形態によればこのよ
うな現象を生ずることがない。
【0021】次に、本発明に係る第2の実施形態を図6
に基づいて説明する。この実施形態は起動ショックの緩
衝機構部に関するものであり、図6には分解状態が斜視
図で示されている。この実施形態では、弾性変形可能な
C形のトルク伝達部材として、半割りの円弧状、すなわ
ち第1の実施形態で説明したC形のバネ部材18に比べ
て円弧長さの短いC形に形成された2個のバネ部材38
を採用している。駆動ギヤ13の側面には、バネ部材3
8に対応するC形凹部13dが対称的に形成され、その
C形凹部13dにバネ部材38の軸方向の一端側が挿入
されるとともに周方向端面がC形凹部13dの径方向壁
面13eに当接される。また、中間ギヤ17の側面には
周方向に関して180度の間隔を隔て径方向に突出する
係合凸部17dが形成され、その係合凸部17dの径方
向壁面17eにバネ部材38の他端側の周方向端面が当
接される。このようにして、バネ部材38は駆動ギヤ1
3と中間ギヤ17に対して回転方向に関して係合され
る。なお、その他については前述した第1の実施形態と
同様に構成される。
【0022】従って、上記のように構成される実施形態
によれば、電動モータ11を起動したときの、あるいは
クラッチ21が噛み合ったときの起動ショックは、前述
の第1の実施形態と同様、バネ部材38の撓みによって
緩衝することができる。
【0023】なお、本発明は図示の実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更することが可能である。第1及び第2の実施の形態で
は、駆動ギヤ13にC形凹部13a,13dを、中間ギ
ヤ17にC形凸部17a、係合凸部17dを設けたが、
これを逆にしてもよいし、両方共、C形凹部にしてもよ
く、更には第1の実施形態の場合は、両方共C形凸部に
してもよい。また、バネ部材18,38は金属製に限ら
ず、ゴムあるいは樹脂バネを利用することも可能であ
る。緩衝用のバネ部材18,38の組付け部位は、駆動
ギヤ13と中間ギヤ17との間に限定されるものではな
いが、可能な範囲で駆動源である電動モータ11に近い
方が緩衝効果を上げることができる。また、本実施の形
態では、電動スクリュードライバ1に適用した場合で説
明したが、電動ドリルや電動ドライバドリルなど、先端
工具が回転する形式の電動工具であれば適用することが
可能である。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
起動ショックを緩衝できるとともに、簡単な構造で正転
と逆転の両方向についてトルク伝達が可能な動力伝達装
置を備えた電動工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動スクリュードライバの全体を示す側面図で
ある。
【図2】本体部及びノーズ部の内部構造を示す断面図で
あり、クラッチが噛み合う前の状態を示す。
【図3】本体部及びノーズ部の内部構造を示す断面図で
あり、クラッチが噛み合った状態を示す。
【図4】第1の実施形態に係る起動ショックの緩衝機構
部を示す分解斜視図である。
【図5】バネ部材による緩衝作用及び回転伝達作用を説
明する図であり、(A)は起動前あるいは無負荷時を示
し、(B)は右回転時を示し、(C)は左回転時を示
す。
【図6】第2の実施形態に係る起動ショックの緩衝機構
部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電動スクリュードライバ 10 歯車装置 11 電動モータ 12 ピニオン 13 駆動ギヤ 17 中間ギヤ 18 バネ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータのトルクを被駆動物に伝達す
    る動力伝達装置を備えた電動工具であって、 前記動力伝達装置は、トルク伝達系における二つの回転
    部材間に介装される弾性変形可能なC形のトルク伝達部
    材を有しており、前記トルク伝達部材は、回転方向に関
    して、その一端が一方の回転部材に形成された径方向の
    壁面に当接され、他端が他方の回転部材に形成された径
    方向の壁面に当接された状態でトルクを伝達する構成と
    したことを特徴とする電動工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電動工具であって、前
    記二つの回転部材が同一軸線上に所定間隔を置いて配置
    されるとともに、そのうちの少なくとも一方の回転部材
    は、前記トルク伝達部材の軸方向一端部が嵌入される凹
    部を有することを特徴とする電動工具。
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