JP2004510109A - ブレーキ装置、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ、およびブレーキ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、少なくとも1つの接触面(16)と側縁部(18)と端縁部(19、20)とを有するブレーキライニング(14)を担持しているリヤプレートを有するブレーキ装置に関する。ブレーキスキールを防止するために、ブレーキライニング(14)の摩擦係数が、2つの端縁部(19、20)間で長手方向に変化して、ブレーキライニングの端縁部分(19、20)の少なくとも一方が、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有するようになっている。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前文に従ったブレーキ装置に関する。特に、ブレーキライニングの構造によってブレーキスキールの発生を減少させることができるブレーキ装置に関する。
【従来の技術】
車両にブレーキをかけると、ブレーキスキールと呼ばれるものが時々発生し、これは、ディスクブレーキおよびドラムブレーキの両方で発生する。この騒音の一般的な周波数は数kHzの範囲内にあり、人の聴覚で感知できる範囲に入っている。発生音が音源からの距離に伴って減少することは本当であるが、ブレーキ付近では約140dBほどにもなるであろう。込み合った区域内で停車を繰り返す市内バスが特に問題になる。ブレーキスキールは、新しい自家用車、トラックおよびバスについて共通する苦情の原因である。たとえブレーキスキールが制動効果や、安全性に影響を与えなくても、この問題は重要であり、解決する必要がある。この問題は、ABSブレーキとして知られるものを備えた車両でも発生する。
ブレーキスキールの問題について多くの分析がなされており、多くの異なった解決策が試みられてきた。たとえば、ブレーキシステムの固有周波数に変化をもたらすために、ブレーキシステム内の構成部材を特定寸法に作ることが試みられたが、この方法では、ブレーキシステムのブレーキスキールの発生を十分に減少させることができなかった。
たとえば、米国特許第5,145,037号は、ブレーキライニングを入れるリヤプレートを担持して、ブレーキキャリパの一部を形成している爪間の幅によって広がりが決まる面積内でブレーキディスクの端部領域に面取りすることよって、ブレーキスキールの発生を減少させようとしたディスクブレーキを開示している。
さらに、ブレーキライニングに、ブレーキディスクの潤滑を可能にする潤滑固形材料からなる部分を設けることによって、ブレーキスキールを減少させようとするディスクブレーキが、米国特許第4,485,989号から周知である。
上記提案は、一定の条件下でブレーキスキールの発生を減少させるのに役立つが、これらの解決策は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態では、ブレーキスキールの発生を減少させるのに役立たない。また、ブレーキディスクを潤滑する構造を備えたディスクブレーキでは、低温または湿潤時に、制動能力が初期に通常より低下することから、問題が生じるであろう。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるブレーキ装置を提供することである。この目的は、請求項1の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明の別の目的は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるディスクブレーキを提供することである。この目的は、請求項12の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明のさらなる目的は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるドラムブレーキを提供することである。この目的は、請求項13の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明のさらに別の目的は、変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるブレーキ装置を製造する方法を提供することである。この目的は、請求項14の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
【課題を解決するための手段】
たとえば、自動車技術者協会の1999−01−1335のハルテン(Hulten)およびフリント(Flint)による「ディスクブレーキスキール分析の想定モード方法」(An Assumed Modes Method Approach to Disc Brake Squeal Analysis)から、ブレーキ装置、たとえば、ブレーキディスクの回転対称のため、ブレーキ装置の各固有周波数に2つのモードが存在することが明らかになった。固有周波数にモード対が存在する時、励起エネルギが供給されると、波がブレーキ装置内で伝搬することができ、この場合、ブレーキスキールとして知られる騒音が発生する可能性がある。ブレーキライニングがブレーキディスクと相互連結するか、あるいは、ブレーキドラムおよびブレーキライニングが相互連結すると、結合モードが、そのシステムに対する個別の固有周波数に分割される。たとえば、摩擦力などの非保存力が、これらの独立モードを結合させ、それらを共通の固有周波数に合体しようとし、その場合、ブレーキスキールが発生する可能性がある。
したがって、ブレーキスキールの発生を回避するために、システムは、原則的に1〜15kHzの固有周波数を有する1組のモードの分離を維持できるように構成する必要がある。したがって、結合、およびそれによるブレーキスキールの発生は、多数の異なった固有周波数の場合に起きる可能性があり、ライニングとブレーキ装置、すなわち、ディスクまたはドラムのいずれかとの間の相互作用によって決まる。大部分の固有周波数の場合に、好ましくは、上記範囲内のすべての固有周波数の場合に、ブレーキスキールが発生する危険性を低減させるブレーキ装置の構造を可能にするために、ライニングとディスクまたはドラムとの間の相互作用が、予測可能に生じることが重要である。図1は、摩擦係数の増加が、分割モードの結合を引き起こし、その場合、摩擦係数の臨界レベルに相当する点12で、安定状態10から不安定状態11への移行が起きる状況を図示している。本発明によれば、この点12をもっと高いレベルへ、すなわち、グラフのμ軸に沿って右方向へ移動させることができる。
次に、添付の図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に従ったブレーキ装置13の側面図である。ブレーキ装置は、図示されていないが当該技術分野の専門家には周知の手段によって、周知のようにブレーキディスク17またはブレーキドラムと相互作用するように配置されている。機能的ブレーキを実現するための相互作用および必要な構成手段の例が、たとえば、本発明に従ったブレーキ装置を使用することができるディスクブレーキの例である米国特許第5,145,037号およびイギリス特許第2,143,916号に、また、本発明に従ったブレーキ装置を使用することができるドラムブレーキの例であるスウェーデン特許第504,272号に示されている。ブレーキ装置13は、ブレーキライニング14と、リヤプレート15とを有する。ブレーキライニング14およびリヤプレート15は、一体部材として形成されるのが好ましい。あるいは、ブレーキライニングをリヤプレートに、当該技術分野の専門家には周知のようにして固定することができる。ブレーキライニングは、ブレーキ装置を制動のために使用した時に摩耗面を構成し、リヤプレートは、ブレーキ内にブレーキ装置を使用した時に押し付け力をブレーキシリンダ(図示せず)からブレーキライニングに分散させる。ブレーキシリンダを備えたブレーキの構造の一例が、たとえば、米国特許第5,145,037号に示されている。
ディスクブレーキの場合、ブレーキ装置が平面的であり、すなわち、平面的なライニングが、平面的なリヤプレートに固定されている。ドラムブレーキの場合、ブレーキ装置が凸形であり、すなわち、凸形ブレーキライニングが、半円形のリヤプレートの外側に固定されている。ブレーキ装置は、車両の既存のブレーキ構造に合うように構成されることが好ましい、すなわち、本発明に従ったブレーキ装置は、既存のブレーキ装置に交換部材として使用することができる。
ブレーキライニングは、ブレーキディスク17に、または、場合によっては、ブレーキドラムに押し付けられるための接触面16を有する。ライニングはまた、側縁部18と端縁部19、20とを有する。本発明によれば、ブレーキライニング14は、摩擦係数が2つの端縁部19、20間で長手方向に変化して、ブレーキライニングの端縁部分19a、20aの少なくとも一方が、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有するように構成されている。この変化は、端縁部分に沿って徐々に、または、端縁部分とブレーキライニングの残りの部分との間の境界部分で段差状に生じるようにすることができる。この変化は、いずれかの端縁部で、または両端縁部で生じることができる。この端部分とブレーキライニングの残りの部分との間の摩擦係数の差は、少なくともほぼ5%が適当である。本発明の好都合な変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも10%である。本発明の別の好都合な変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも15%である。本発明の好都合な別の変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも20%である。
端部分19a、20aの長さは、端縁部19、20間の全距離の5〜40%が適当である。本発明の好都合な変更例によれば、端部分の長さは、端縁部19、20間の全距離の10〜30%が適当である。摩擦係数の変化は、端縁部分19a、20aに限定される必要はなく、ブレーキライニングの全長にわたって分散させて、一方の端縁部が他方より低い摩擦係数を有するようにすることもできる。これに関連して言うと、摩擦係数の変化は、段差状にも、連続的にも生じることができる。
図3は、本発明に従ったブレーキ装置13の変更形実施形態の側面図を示す。上記のように、この場合も同様に、ブレーキライニングの端縁部分19a、20aの少なくとも一方が、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有する。この場合、境界部分がブレーキライニングの垂直方向ではなく、境界部分が傾斜している。その傾斜は、端縁部分19a、20aの広がりがブレーキライニングの接触側16で最大であって、リヤプレート15に向かう方向に減少するようなものである。傾斜は、図3に示されているように、端縁部分19a、20aが端縁部19、20に沿ったいずれかの位置で止まるか、端縁部分19a、20aがリヤプレート15に沿ったいずれかの位置で止まるようにすることができる。この変化は、端縁部分に沿って徐々に、または、端縁部分とブレーキライニングの残りの部分との間の境界部分で段差状に生じることができる。この変化は、いずれかの端縁部で、または両端縁部で生じることができる。ブレーキライニングが摩耗すると、すなわち、ブレーキライニング14が薄くなるほど、ブレーキ装置13が剛直になり、これはブレーキのスキールの危険性を減少させる。これは、ブレーキライニングが薄くなるほど、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有する端縁部分の広がりが減少することを意味する。したがって、この構造の利点は、ブレーキスキールを生じることなく、ブレーキライニングの制動特性を最大化することである。
ブレーキライニングおよびリヤプレートは、当該技術分野の専門家には周知の材料で製造される。
本発明はまた、少なくとも1つの接触面と側縁部と端縁部とを有し、摩擦係数が2つの端縁部19、20間で長手方向に変化するように構成されたブレーキライニングを担持しているリヤプレートを有するブレーキ装置の製造方法にも関する。
ブレーキ装置を製造するには、まず、ブレーキライニングをさまざまな摩擦材料から形成する。ブレーキライニングをできるだけ均質にするために、ブレーキライニングおよびブレーキライニングの端縁部分19a、20aを同一工程で形成する。この工程は、当該技術分野の専門家には周知であり、1つの材料で形成されたブレーキライニングの製造工程と同様であって、たとえば、型込め成形、押し出し加工またはプレス加工に基づくことができる。この工程では、構成部材摩擦材料が、個々のノズルから同時に加えられる。ブレーキライニングは次に、当該技術分野の専門家には周知のようにして仕上げられる。ライニングは、大きい単位で製造して、たとえば、のこ引きでディスクにする場合も多い。ライニングに溝をフライス削りすることもできる。次に、当該技術分野の専門家には周知のようにして、たとえば、適当な接着剤で、ライニングをリヤプレートに固定する。
本発明は、当該技術分野の専門家には周知のさまざまなタイプのディスクブレーキおよびドラムブレーキに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
固有周波数fおよび摩擦係数μが分割モードの結合の現象を示す曲線グラフである。
【図2】
本発明に従ったブレーキライニングの側面図である。
【図3】
図2に従ったブレーキライニングの変更形実施形態である。
本発明は、請求項1の前文に従ったブレーキ装置に関する。特に、ブレーキライニングの構造によってブレーキスキールの発生を減少させることができるブレーキ装置に関する。
【従来の技術】
車両にブレーキをかけると、ブレーキスキールと呼ばれるものが時々発生し、これは、ディスクブレーキおよびドラムブレーキの両方で発生する。この騒音の一般的な周波数は数kHzの範囲内にあり、人の聴覚で感知できる範囲に入っている。発生音が音源からの距離に伴って減少することは本当であるが、ブレーキ付近では約140dBほどにもなるであろう。込み合った区域内で停車を繰り返す市内バスが特に問題になる。ブレーキスキールは、新しい自家用車、トラックおよびバスについて共通する苦情の原因である。たとえブレーキスキールが制動効果や、安全性に影響を与えなくても、この問題は重要であり、解決する必要がある。この問題は、ABSブレーキとして知られるものを備えた車両でも発生する。
ブレーキスキールの問題について多くの分析がなされており、多くの異なった解決策が試みられてきた。たとえば、ブレーキシステムの固有周波数に変化をもたらすために、ブレーキシステム内の構成部材を特定寸法に作ることが試みられたが、この方法では、ブレーキシステムのブレーキスキールの発生を十分に減少させることができなかった。
たとえば、米国特許第5,145,037号は、ブレーキライニングを入れるリヤプレートを担持して、ブレーキキャリパの一部を形成している爪間の幅によって広がりが決まる面積内でブレーキディスクの端部領域に面取りすることよって、ブレーキスキールの発生を減少させようとしたディスクブレーキを開示している。
さらに、ブレーキライニングに、ブレーキディスクの潤滑を可能にする潤滑固形材料からなる部分を設けることによって、ブレーキスキールを減少させようとするディスクブレーキが、米国特許第4,485,989号から周知である。
上記提案は、一定の条件下でブレーキスキールの発生を減少させるのに役立つが、これらの解決策は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態では、ブレーキスキールの発生を減少させるのに役立たない。また、ブレーキディスクを潤滑する構造を備えたディスクブレーキでは、低温または湿潤時に、制動能力が初期に通常より低下することから、問題が生じるであろう。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるブレーキ装置を提供することである。この目的は、請求項1の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明の別の目的は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるディスクブレーキを提供することである。この目的は、請求項12の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明のさらなる目的は、ブレーキ装置に変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるドラムブレーキを提供することである。この目的は、請求項13の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
本発明のさらに別の目的は、変動負荷が加えられた状態でブレーキスキールの発生を減少させるブレーキ装置を製造する方法を提供することである。この目的は、請求項14の特徴付け部分に従ったブレーキ装置によって達成される。
【課題を解決するための手段】
たとえば、自動車技術者協会の1999−01−1335のハルテン(Hulten)およびフリント(Flint)による「ディスクブレーキスキール分析の想定モード方法」(An Assumed Modes Method Approach to Disc Brake Squeal Analysis)から、ブレーキ装置、たとえば、ブレーキディスクの回転対称のため、ブレーキ装置の各固有周波数に2つのモードが存在することが明らかになった。固有周波数にモード対が存在する時、励起エネルギが供給されると、波がブレーキ装置内で伝搬することができ、この場合、ブレーキスキールとして知られる騒音が発生する可能性がある。ブレーキライニングがブレーキディスクと相互連結するか、あるいは、ブレーキドラムおよびブレーキライニングが相互連結すると、結合モードが、そのシステムに対する個別の固有周波数に分割される。たとえば、摩擦力などの非保存力が、これらの独立モードを結合させ、それらを共通の固有周波数に合体しようとし、その場合、ブレーキスキールが発生する可能性がある。
したがって、ブレーキスキールの発生を回避するために、システムは、原則的に1〜15kHzの固有周波数を有する1組のモードの分離を維持できるように構成する必要がある。したがって、結合、およびそれによるブレーキスキールの発生は、多数の異なった固有周波数の場合に起きる可能性があり、ライニングとブレーキ装置、すなわち、ディスクまたはドラムのいずれかとの間の相互作用によって決まる。大部分の固有周波数の場合に、好ましくは、上記範囲内のすべての固有周波数の場合に、ブレーキスキールが発生する危険性を低減させるブレーキ装置の構造を可能にするために、ライニングとディスクまたはドラムとの間の相互作用が、予測可能に生じることが重要である。図1は、摩擦係数の増加が、分割モードの結合を引き起こし、その場合、摩擦係数の臨界レベルに相当する点12で、安定状態10から不安定状態11への移行が起きる状況を図示している。本発明によれば、この点12をもっと高いレベルへ、すなわち、グラフのμ軸に沿って右方向へ移動させることができる。
次に、添付の図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に従ったブレーキ装置13の側面図である。ブレーキ装置は、図示されていないが当該技術分野の専門家には周知の手段によって、周知のようにブレーキディスク17またはブレーキドラムと相互作用するように配置されている。機能的ブレーキを実現するための相互作用および必要な構成手段の例が、たとえば、本発明に従ったブレーキ装置を使用することができるディスクブレーキの例である米国特許第5,145,037号およびイギリス特許第2,143,916号に、また、本発明に従ったブレーキ装置を使用することができるドラムブレーキの例であるスウェーデン特許第504,272号に示されている。ブレーキ装置13は、ブレーキライニング14と、リヤプレート15とを有する。ブレーキライニング14およびリヤプレート15は、一体部材として形成されるのが好ましい。あるいは、ブレーキライニングをリヤプレートに、当該技術分野の専門家には周知のようにして固定することができる。ブレーキライニングは、ブレーキ装置を制動のために使用した時に摩耗面を構成し、リヤプレートは、ブレーキ内にブレーキ装置を使用した時に押し付け力をブレーキシリンダ(図示せず)からブレーキライニングに分散させる。ブレーキシリンダを備えたブレーキの構造の一例が、たとえば、米国特許第5,145,037号に示されている。
ディスクブレーキの場合、ブレーキ装置が平面的であり、すなわち、平面的なライニングが、平面的なリヤプレートに固定されている。ドラムブレーキの場合、ブレーキ装置が凸形であり、すなわち、凸形ブレーキライニングが、半円形のリヤプレートの外側に固定されている。ブレーキ装置は、車両の既存のブレーキ構造に合うように構成されることが好ましい、すなわち、本発明に従ったブレーキ装置は、既存のブレーキ装置に交換部材として使用することができる。
ブレーキライニングは、ブレーキディスク17に、または、場合によっては、ブレーキドラムに押し付けられるための接触面16を有する。ライニングはまた、側縁部18と端縁部19、20とを有する。本発明によれば、ブレーキライニング14は、摩擦係数が2つの端縁部19、20間で長手方向に変化して、ブレーキライニングの端縁部分19a、20aの少なくとも一方が、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有するように構成されている。この変化は、端縁部分に沿って徐々に、または、端縁部分とブレーキライニングの残りの部分との間の境界部分で段差状に生じるようにすることができる。この変化は、いずれかの端縁部で、または両端縁部で生じることができる。この端部分とブレーキライニングの残りの部分との間の摩擦係数の差は、少なくともほぼ5%が適当である。本発明の好都合な変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも10%である。本発明の別の好都合な変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも15%である。本発明の好都合な別の変更例によれば、摩擦係数の差が少なくとも20%である。
端部分19a、20aの長さは、端縁部19、20間の全距離の5〜40%が適当である。本発明の好都合な変更例によれば、端部分の長さは、端縁部19、20間の全距離の10〜30%が適当である。摩擦係数の変化は、端縁部分19a、20aに限定される必要はなく、ブレーキライニングの全長にわたって分散させて、一方の端縁部が他方より低い摩擦係数を有するようにすることもできる。これに関連して言うと、摩擦係数の変化は、段差状にも、連続的にも生じることができる。
図3は、本発明に従ったブレーキ装置13の変更形実施形態の側面図を示す。上記のように、この場合も同様に、ブレーキライニングの端縁部分19a、20aの少なくとも一方が、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有する。この場合、境界部分がブレーキライニングの垂直方向ではなく、境界部分が傾斜している。その傾斜は、端縁部分19a、20aの広がりがブレーキライニングの接触側16で最大であって、リヤプレート15に向かう方向に減少するようなものである。傾斜は、図3に示されているように、端縁部分19a、20aが端縁部19、20に沿ったいずれかの位置で止まるか、端縁部分19a、20aがリヤプレート15に沿ったいずれかの位置で止まるようにすることができる。この変化は、端縁部分に沿って徐々に、または、端縁部分とブレーキライニングの残りの部分との間の境界部分で段差状に生じることができる。この変化は、いずれかの端縁部で、または両端縁部で生じることができる。ブレーキライニングが摩耗すると、すなわち、ブレーキライニング14が薄くなるほど、ブレーキ装置13が剛直になり、これはブレーキのスキールの危険性を減少させる。これは、ブレーキライニングが薄くなるほど、ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有する端縁部分の広がりが減少することを意味する。したがって、この構造の利点は、ブレーキスキールを生じることなく、ブレーキライニングの制動特性を最大化することである。
ブレーキライニングおよびリヤプレートは、当該技術分野の専門家には周知の材料で製造される。
本発明はまた、少なくとも1つの接触面と側縁部と端縁部とを有し、摩擦係数が2つの端縁部19、20間で長手方向に変化するように構成されたブレーキライニングを担持しているリヤプレートを有するブレーキ装置の製造方法にも関する。
ブレーキ装置を製造するには、まず、ブレーキライニングをさまざまな摩擦材料から形成する。ブレーキライニングをできるだけ均質にするために、ブレーキライニングおよびブレーキライニングの端縁部分19a、20aを同一工程で形成する。この工程は、当該技術分野の専門家には周知であり、1つの材料で形成されたブレーキライニングの製造工程と同様であって、たとえば、型込め成形、押し出し加工またはプレス加工に基づくことができる。この工程では、構成部材摩擦材料が、個々のノズルから同時に加えられる。ブレーキライニングは次に、当該技術分野の専門家には周知のようにして仕上げられる。ライニングは、大きい単位で製造して、たとえば、のこ引きでディスクにする場合も多い。ライニングに溝をフライス削りすることもできる。次に、当該技術分野の専門家には周知のようにして、たとえば、適当な接着剤で、ライニングをリヤプレートに固定する。
本発明は、当該技術分野の専門家には周知のさまざまなタイプのディスクブレーキおよびドラムブレーキに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
固有周波数fおよび摩擦係数μが分割モードの結合の現象を示す曲線グラフである。
【図2】
本発明に従ったブレーキライニングの側面図である。
【図3】
図2に従ったブレーキライニングの変更形実施形態である。
Claims (14)
- 少なくとも1つの接触面(16)と側縁部(18)と端縁部(19、20)とを有するブレーキライニング(14)を担持しているリヤプレート(15)を有するブレーキ装置(13)であって、前記ブレーキライニング(14)の摩擦係数が、前記2つの端縁部(19、20)間で長手方向に変化して、前記ブレーキライニングの端縁部分(19a;20a)の少なくとも一方が、前記ブレーキライニングの残りの部分より低い摩擦係数を有するようにしており、また、前記ブレーキライニング(14)および前記リヤプレート(15)が一体部品を構成していることを特徴とするブレーキ装置(13)。
- 変化は、前記端縁部(19;20)と前記ブレーキライニングの残りの部分との間の前記端縁部分(19a、20a)で徐々に生じることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 変化は、前記端縁部分(19a;20a)と前記ブレーキライニングの残りの部分との間の境界部分で段差状に生じることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 変化は、一方の端縁部から他方まで段差状に生じて、一方の端縁部(19;20)が他方より低い摩擦係数を有するようにしたことを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 変化は、一方の端縁部から他方まで徐々に生じて、一方の端縁部(19;20)が他方より低い摩擦係数を有するようにしたことを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
- 摩擦係数の差は、少なくともほぼ5%であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のブレーキ装置。
- 摩擦係数の差は、少なくともほぼ10%であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のブレーキ装置。
- 摩擦係数の差は、少なくともほぼ15%であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のブレーキ装置。
- 摩擦係数の差は、少なくともほぼ20%であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のブレーキ装置。
- 前記端部分(19a;20a)の長さは、前記端縁部(19;20)間の距離の5〜40%であることを特徴とする請求項2または3記載のブレーキ装置。
- 前記端部分(19a;20a)の長さは、前記端縁部(19;20)間の距離の10〜30%であることを特徴とする請求項10記載のブレーキ装置。
- 請求項1乃至11のいずれか1項記載のブレーキ装置を有するディスクブレーキ。
- 請求項1乃至11のいずれか1項記載のブレーキ装置を有するドラムブレーキ。
- ブレーキライニング(14)およびリヤプレート(15)からなるブレーキ装置を製造する方法であって、
前記ブレーキライニング(14)の2つの端縁部(19、20)間で長手方向に摩擦係数が変化するように、前記ブレーキライニング(14)を2つ以上の摩擦材料から製造する段階と、
前記ブレーキライニング(14)を前記リヤプレート(15)に固定する段階とを含む方法。
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