JP2004328039A - デジタルカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のデジタルカメラで、協調撮影を行った結果の画像ファイルの関連情報を保持する。そして、その情報を基に連写などの再生や画像ファイルのソートを実施し、分散化された画像ファイルの扱いを改善する。
【解決手段】少なくとも一台の他のデジタルカメラを接続でき、ファイルの授受が行えるデジタルカメラ。主デジタルカメラは、従デジタルカメラを操作することにより、協調撮影を行うことができる。前記デジタルカメラは、協調撮影を行った結果の画像ファイル間の関連情報を保持することができる。前記デジタルカメラは、前記関連情報に基づいて撮影番号順に再生を行うことができ、さらに、撮影番号順に画像ファイルを収集することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも一台の他のデジタルカメラを接続でき、ファイルの授受が行えるデジタルカメラ。主デジタルカメラは、従デジタルカメラを操作することにより、協調撮影を行うことができる。前記デジタルカメラは、協調撮影を行った結果の画像ファイル間の関連情報を保持することができる。前記デジタルカメラは、前記関連情報に基づいて撮影番号順に再生を行うことができ、さらに、撮影番号順に画像ファイルを収集することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2台のデジタルカメラが通信できるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の同種のカメラを使用して撮影を行うことがある。例えば、特開2001−109037のように、2台のカメラを同じ被写体に向けて、レリーズタイミングを一台のカメラで制御して交互に連写を行うことで、実質的な撮影コマ数を増やすとともに、高速で連続撮影を行うとこと同じ効果を得ることができる撮影システムが提案されている。同様に複数のカメラを同じ被写体に対し違うアングルから同時に撮影する撮影システムも提案されている。
【0003】
一方、デジタルカメラは、その特性を生かして撮影した画像をその場で、液晶画面で確認できる製品が多くある。連写した画像もスライドショーなどで時系列に並べて確認することで動画のように再生することができる。
【0004】
しかし、特開2001−109037のように、複数のカメラ内に個々に画像を保持するだけでは、画像が複数のカメラ内に分散してしまい、カメラ上で連続した画像として確認することはできないという問題がある。さらに、ユーザが画像または、画像ファイル名を確認しながら順番を意識してデジタルカメラ間でコピーを行うのは煩わしいという問題点があった。
【0005】
また、特開2000−134527では、複数のデジタルカメラを接続し、操作内容や操作結果をどのデジタルカメラに表示するかを制御するが、複数台で協調して撮影を行い、画像ファイルの関連をどう保持するかなどの具体的な提案はない。
【0006】
また、特開2000−113166では、複数のデジタルカメラを協調動作させるための方法について述べられているが、連写等の協調撮影後の画像ファイルに対する提案はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の諸事情に鑑み、2台以上のデジタルカメラが協調して連写撮影や同時撮影を行う際に、撮影された画像ファイル間の関連情報を保持し、その関連情報に基づいて、ファイルを連続で再生表示したり、ファイルを転送してソートを行うことを自動的に行いユーザの煩わしさを解消することができるデジタルカメラシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のデジタルカメラシステムは、少なくとも第1のデジタルカメラと第2のデジタルカメラとを備える。請求項1のデジタルカメラによれば、第1のデジタルカメラが、第2のデジタルカメラの撮影を制御し、かつ、協調撮影された画像ファイルとその画像ファイルが記録されているデジタルカメラの組の情報を持つ画像関連情報を保持している。そして、この情報に基づいて、ファイルの転送を行うことができる。
【0009】
また、請求項2のデジタルカメラシステムによれば、第2のデジタルカメラも、協調撮影された画像ファイルとその画像ファイルが記録されているデジタルカメラの組の情報を持つ画像関連情報を保持することにより、画像関連情報を分散して保持してもよい。
【0010】
さらに、画像関連情報は、任意のタイミングで画像関連情報ファイルとして記録媒体に保持し、任意のタイミングで画像関連情報ファイルから画像関連情報を読み出すこともできる。(請求項3)
また、請求項2のデジタルカメラシステムにおいて、画像関連情報を、個々画像ファイルに付加する画像ファイル関連情報付加手段と、個々の画像ファイルから読み出す画像ファイル関連情報読み出し手段により、個々の画像ファイルに分散させて記録しても良い。(請求項4)
(作用)
以上のようにすると、ユーザが協調撮影の結果生成された画像ファイルの関連を認識していなくても、協調関連に基づいたファイル転送を行うことができる。また、画像関連情報を分散することで、単独のデジタルカメラ内での画像ファイル操作によるファイル情報の変化に対応することができる。
【0011】
さらに、画像関連情報をファイルとして記録することで、画像関連情報を恒久的に扱うことができる。また、画像関連情報を個々の画像ファイルに分散して付加することでシステムだけが必要とする余分なファイルを排除することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。図11は、本発明の第一の実施形態を説明するための図である。
【0013】
図1において、100Aと100Bは被写体像の形成やその像を撮像する機能を有したカメラボディである。本明細書では便宜上デジタルカメラ100Aを主デジタルカメラ、デジタルカメラ100Bを従デジタルカメラとして説明する。110は電源で、カメラボディ内の各回路に電力を供給する。
【0014】
101〜103は、被写体像を形成する撮像光学系で、101は光軸方向の進退により焦点調節を行うフォーカシングレンズ、102は同じく光軸方向の進退により変倍を行うズーミングレンズである。103は撮像素子への光量を調節する絞りである。
【0015】
104〜108は、撮像光学系で形成された被写体像をデジタル化する光電変換系である。104は、撮像素子で、CCD、CMOS等で構成される光源変換手段であり、撮像光学系101〜103で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。105は前処理回路で、CDS(相関二重サンプリング)、AGC(オートゲインコントロール)回路等を含み、撮像素子が正確な画像信号を出力するための制御を行う。106は、A/Dコンバータで、前処理回路105から出力されたアナログ画像信号をデジタルデータに変換する。107は、像信号処理ICで、デジタル化された画像信号に対してγ補正、AWB(オートホワイトバランス)等を施し、撮像素子104の特性に起因する画像濃度の非線形性や、光源に起因する画像色の偏りの補正を行う。108は、フレームメモリで、104〜107によって補正された、撮像素子の生データを一時的に保持するバッファメモリである。
【0016】
109はCPUで、電源110、通信手段111、不揮発性メモリ112、圧縮部113、RAMメモリ114、モードダイアル115、画像遷移手段116、記録媒体117、表示部制御手段118、が接続され、それぞれを制御する。CPU109は、撮像素子104の画像信号読み出しを制御するクロック信号を送出したり、104〜108の各素子の動作タイミングを制御したりする。不揮発性メモリ112は、EEPROM等で構成され、電源110がOFFされても、記録されたデータを失わない。圧縮部113は、圧縮回路で、取得した画像信号を圧縮して画像ファイルサイズを縮小する。RAMメモリ114は、CPU109が各種処理を行う際にデータを一時的に記憶させている。記憶媒体114は、圧縮した画像信号を記録・保存するための記録媒体117で、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等が用いられる。画像遷移手段116は、単独のボタンキー、タッチパネルまたは十字ボタンキーが用いられる。表示部制御手段118は、液晶素子等で構成されている表示部119を駆動および制御する。120は、メインスイッチで、メインスイッチ120がオンされるとCPU109は、撮影に関する所定のプログラムの実行を許可する。121(SW1)、122(SW2)はカメラのレリーズボタンの第1ストローク、第2ストロークの押下でオンとなる。モードダイアル115では、通常撮影モード、協調連写モード、協調同時撮影モード、通常再生モード、協調撮影画像再生モード、協調撮影画像ファイルソートモードの各機能モードを切り替えて設定することができる。通信手段111は、ケーブル123を経由して100Aと100Bのデジタルカメラは電気的に接続され、通信を行うことができる。
【0017】
図2に電源110がオンされてからのデジタルカメラのメインルーチンのフローチャートを示す。メインスイッチ120がオンされると処理が開始され(#100)、ステップ#101では、モードダイアル115の検地を行い、ステップ#102でモードダイアル115が通常撮影モードでなければステップ#104へ、通常撮影モードであれば、ステップ#103で後述の通常撮影ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#104でモードダイアル115が協調交互連写モードでなければステップ#106へ、協調交互連写モードであれば、ステップ#105で後述の協調連写ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#106でモードダイアル115が協調同時連写モードでなければステップ#108へ、協調同時連写モードであれば、ステップ#107で後述の協調同時連写ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#108でモードダイアル115が通常再生モードでなければステップ#110へ、通常再生モードであれば、ステップ#109で後述の通常再生ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#110でモードダイアル115が協調撮影画像再生モードでなければステップ#112へ、協調撮影画像再生モードであればステップ#111で後述の協調撮影画像再生ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#112でモードダイアル115が協調撮影画像ファイルソードモードでなければステップ#114へ、協調撮影画像ファイルソートモードであればステップ#113で後述の協調撮影画像ファイルソートルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#114では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#115で通信信号が協調撮影要求でなければ、ステップ#117へ、協調撮影要求であればステップ#116で後述の従撮影ルーチンを行いステップ#101以後を繰り返す。ステップ#117で通信信号がファイル転送でなければステップ#101以降を繰り返す。ステップ#117で通信信号がファイル転送であれば、ステップ#118で後述のファイル転送ルーチンを行い、ステップ#101以降を繰り返す。また、ステップ#105の協調交互連写ルーチン、ステップ#107の協調同時連写ルーチンの直後に自動的にステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンを行っても良い。
【0018】
図3は、図2のステップ#103の通常撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、撮影した一枚の画像を画像ファイルとして撮影したデジタルカメラの記録媒体117に記録するためのルーチンである。ステップ#151では、スイッチの検地を行い、ステップ#152でSW1(121)がオンになっていなければ、ステップ#151以降を繰り返す。オンになっていれば、ステップ#153で、ピントあわせのためのAFルーチンを、ステップ#154では露出値を決めるAEルーチンを実行する。ステップ#155では、スイッチの検地を行い、ステップ#156でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#151以降を繰り返す。オフになっていなければ、ステップ#157を行う。ステップ#157でSW2(122)がオンになっていなければ、ステップ#155以降を繰り返す。オンになっていれば、ステップ#158で、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込み、ステップ#159を行う。ステップ#159では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#160を行う。ステップ#160では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#161を行う。ステップ#161で、呼び出しルーチンへ戻る。ステップ#153のAFルーチン、ステップ#154のAEルーチンについては、公知の制御方法と同様であるので説明は省略する。
【0019】
図4は、図2のステップ#105の協調交互連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して順番に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影順番の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#201では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調交互連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#202を行う。図5に協調交互連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調交互連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#202では、ステップ#201で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#203を行う。ステップ#203では、スイッチ検地を行い、ステップ#204でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#205を行う。ステップ#205では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#206を行う。ステップ#206では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#207を行う。ステップ#207では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#208を行う。ステップ#208では、スイッチ検地を行い、ステップ#209でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#210を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#211を行う。ステップ#210では、協調デジタルカメラに擬似SW1(121)OFFを送信し、ステップ#203以降を繰り返す。ステップ#211では、ステップ#208で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#208以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#212で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#213を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#213では、ステップ#201で設定された連写順番に従い撮影を行うデジタルカメラを決定し、ステップ#214を行う。ステップ#214では、ステップ#213で決定されたデジタルカメラが、主デジタルカメラであればステップ#215を行う。主デジタルカメラでなければ、ステップ#219で、協調デジタルカメラに擬似SW2ONを送信し、ステップ#220を行う。ステップ#220では、ステップ#219で擬似SW2ONを送信したデジタルカメラから、擬似SW2ONの結果できる画像ファイルのファイル名の受信を行いRAMメモリ114に保持し、ステップ#221を行う。ステップ#215では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#216では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#217を行う。ステップ#217では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#218を行う。保持できればステップ#221を行う。ステップ#218では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#217以降を繰り返す。ステップ#221では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写順番、撮影カメラID、記録するファイルID(ファイル名)の組を撮影順番にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#222を行う。ステップ#222では、スイッチ検地を行い、ステップ#223でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#213以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#224で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#225を行う。ステップ#225では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#226で呼び出しルーチンへ戻る。図6に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#273〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0020】
図7は、図2のステップ#107の協調同時連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して同時に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#251では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調同時連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#252を行う。図8に協調同時連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調同時連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#252では、ステップ#251で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#253を行う。ステップ#253では、スイッチ検地を行い、ステップ#254でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#255を行う。ステップ#255では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#256を行う。ステップ#256では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#257を行う。ステップ#257では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#258を行う。ステップ#258では、スイッチ検地を行い、ステップ#259でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#260を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#261を行う。ステップ#260では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#263以降を繰り返す。ステップ#261では、ステップ#258で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#258以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#262で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#263を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#263では、ステップ#251で設定された順番に従い撮影を行うデジタルカメラに、擬似SW2ONを送信し、ステップ#264を行う。ステップ#264では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#265では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#266を行う。ステップ#266では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#267を行う。保持できればステップ#268を行う。ステップ#267では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#266以降を繰り返す。ステップ#268では、個々の協調デジタルカメラから撮影カメラIDと記録するファイルIDを一つ受信する。ステップ#269では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、ステップ#268で獲得した協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#270を行う。ステップ#270では、ステップ#251の協調デジタルカメラ情報に基づき、協調デジタルカメラ全てから情報を受信していなければ、ステップ#268以降を繰り返す。協調デジタルカメラ全てから情報を受信していれば、ステップ#271でスイッチ検地を行い、ステップ#272でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#263以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#273で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#274を行う。ステップ#274では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#275で呼び出しルーチンへ戻る。図6に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#273〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0021】
図9は、図2のステップ#109の通常再生モード選択ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、記録媒体117に記録した画像ファイルから画像を読み込み、表示部119に表示するためのルーチンである。ステップ#301では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#302で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#305で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#303で画像を遷移するために、遷移先の画像を記録媒体117からRAMメモリ114に読み出し、ステップ#304を行う。画像遷移の表示部119のイメージを図10へ示す。ここでは、1画面表示で表示しているが、EVFの性能次第では、N画面表示も可能である。図10において、左側にある図が、記録媒体117に、画像ファイルが書き込まれたイメージ図である。右側の図が、画像3が表示部119へ表示されている状態において、画面遷移手段からの内容が先送りのときの画面変化を示している。記録媒体117の順番に従って、画像3の次の画像である画像4が表示される。図11は、画像4が表示部119へ表示されている状態において、画面遷移手段からの内容が後戻りのときの画面変化を示している。記録媒体117の順番に従って、画像4の前の画像である画像3が表示される。ステップ#304では、ステップ#303で読み込まれたRAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#301以降を繰り返す。
【0022】
図12は、図2のステップ#111の協調撮影画像再生ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて再生するためのルーチンである。ステップ#351では、再生する協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#352を行う。図13に、再生する協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、選択された協調撮影のデータが表示されている。ステップ#352では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#353で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#359で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#354を行う。ステップ#354では、ステップ#351で指定された協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて、表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていれば、ステップ#355を行う。表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていなければ、ステップ#356で、表示画像が記録されている従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#357を行う。ステップ#357では、表示画像が記録されている従デジタルカメラに、画像ファイルID(ファイル名)を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#358を行う。ステップ#355では、主デジタルカメラの記録媒体117に記録した画像ファイルから画像をRAMメモリ114に読み込み、ステップ#358を行う。ステップ#359では、RAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#352以降を繰り返す。本ルーチンは、後述する協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことにより、関連した画像を、表示を行う主デジタルカメラに収集してから行っても良い。画像を主デジタルカメラに集めることで、画像を転送する時間を排除することができる。一般に、伝送路での転送時間は、記憶媒体から直接読み込む時間より大きいので、スムーズな表示を行うことができる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良く、ステップ#350〜ステップ#351の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。
【0023】
図14は、図2のステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて指定したデジタルカメラにソートしながら転送するためのルーチンである。ステップ#401では、ソートする協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#402を行う。図15にソートする協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、ソートした画像ファイルを収集するデジタルカメラを指定する。ステップ#402では、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて順番に、検索する画像ファイルを決定し、ステップ#403を行う。ステップ#403では、検索画像ファイルがあるかチェックし、検索画像ファイルなければ、ステップ#407で、よびだしルーチンに戻る。検索画像ファイルがあれば、ステップ#404で、協調撮影された画像ファイル間の関連情報をチェエクし、検索画像ファイルが主デジタルカメラにあれば、ステップ#402以降を繰り返す。検索画像ファイルが主デジタルカメラになければ、ステップ#405で、検索画像が記録されている従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#406を行う。ステップ#406では、検索画像が記録されている従デジタルカメラに、画像ファイルID(ファイル名)を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#402以降を繰り返す。ソートは、主デジタルカメラでなくても、良く、接続されたデジタルカメラの中から選択できることが望ましい。また、ソート中に記録媒体117の容量がなくなった場合は、図15の右側の窓に示すように、次の候補のデジタルカメラに続きをソートすることもできる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#400〜ステップ#401の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、ソートを行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#406でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0024】
図16は、図2のステップ#116の従撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラが、協調して順番に連写を行う際に、従デジタルカメラが撮影を行うためのルーチンである。ステップ#451では、通信信号検地を行い、ステップ#453で、通信信号が擬似SW1ONになっていなければ、ステップ#452以降を繰り返す。通信信号が擬似SW1ONになっていれば、ステップ#454で、前述のAFルーチンを行い、ステップ#455を行う。ステップ#455では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#456を行う。ステップ#456では、通信信号検地を行い、ステップ#457で通信信号が擬似SW1OFFでなければ、ステップ#458を行う。通信信号が擬似SW1OFFであれば、ステップ#452以降を繰り返す。ステップ#458では、ステップ#456で検出した信号が擬似SW2ONでなければ、ステップ#456以降を繰り返す。通信信号が擬似SW2ONであれば、ステップ#459を行う。ステップ#459では、擬似SW2ONで撮影を行った結果をファイルにする際の画像ファイルID(ファイル名)を主デジタルカメラへ送信し、ステップ#460を行う。ステップ#460では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#461を行う。ステップ#461では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#462を行う。ステップ#462では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#463を行う。保持できればステップ#464を行う。ステップ#463では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#462以降を繰り返す。ステップ#464では、通信信号検地を行い、ステップ#465で通信信号が擬似SW2OFFでなければ、ステップ#466を行う。通信信号が擬似SW2OFFであれば、ステップ#467を行う。ステップ#466では、ステップ#464で検地した通信信号が、擬似SW2ONであれば、ステップ#459以降を繰り返す。検地した通信信号が、擬似SW2ONでなければ、ステップ#464以降を繰り返す。ステップ#467では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#468で呼び出しルーチンへ戻る。
【0025】
図17は、図2のステップ#118のファイル転送ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラからの要求によりファイル転送を行うためのルーチンである。ステップ#501では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#502で、通信信号がファイル転送要求であれば、ステップ#503へ、ファイル転送要求でなければステップ#501以後を繰り返す。ステップ#503では、ファイル転送要求で指定されたファイルを要求してきたデジタルカメラへ転送し、ステップ#504で、呼びたしルーチンへ戻る。
【0026】
(実施例2)
実施形態1であると。協調撮影画像関連情報が、主デジタルカメラのみに存在するので、従デジタルカメラは、協調撮影画像再生ルーチンまたは、協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことができない。実施形態1の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチン、協調撮影画像再生ルーチン、協調撮影画像ファイルソートルーチン、従撮影ルーチン、ファイル転送ルーチンを、後述の各ルーチンに置き換えることで、主デジタルカメラがもつ情報を分散し、RAMメモリ114を節約することができる。さらに、デジタルカメラ間は画像ファイルを、ファイル名ではなく、協調撮影IDと撮影番号で特定するので、各デジタルカメラが協調撮影画像関連情報の整合性を保てば、各デジタルカメラ内でファイル名を変換しても問題ない。
【0027】
図18は、実施例2における図2のステップ#105の協調交互連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して順番に連写を行い、書くデジタルカメラが、撮影を終えるたびに協調撮影IDと、撮影順番の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#551では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調交互連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#552を行う。図5に協調交互連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調交互連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#552では、ステップ#551で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#553を行う。ステップ#553では、スイッチ検地を行い、ステップ#554でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#553以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#555を行う。ステップ#555では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#556を行う。ステップ#556では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#557を行う。ステップ#557では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#558を行う。ステップ#558では、スイッチ検地を行い、ステップ#559でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#560を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#561を行う。ステップ#560では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#553以降を繰り返す。ステップ#561では、ステップ#558で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#558以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#562で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#563を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#563では、ステップ#551で設定された連写順番に従い撮影を行うデジタルカメラを決定し、ステップ#564を行う。ステップ#564では、ステップ#563で決定されたデジタルカメラが、主デジタルカメラであればステップ#565を行う。主デジタルカメラでなければ、ステップ#569で、協調デジタルカメラに擬似SW2ONを送信し、ステップ#571を行う。ステップ#565では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#566を行う。ステップ#566では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#567を行う。ステップ#567では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#568を行う。保持できればステップ#570を行う。ステップ#568では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#567以降を繰り返す。ステップ#570では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写順番、撮影カメラID、記録するファイルID(ファイル名)の組を撮影順番にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#571を行う。ステップ#571では、スイッチ検地を行い、ステップ#572でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#563以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#573で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#574を行う。ステップ#574では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#575で呼び出しルーチンへ戻る。図19に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#573〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも情報を復元できる。
【0028】
図20は、実施例2における図2のステップ#107の協調同時連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して同時に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#601では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調同時連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#602を行う。図8に協調同時連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調同時連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#602では、ステップ#601で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#603を行う。ステップ#603では、スイッチ検地を行い、ステップ#604でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#605を行う。ステップ#605では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#606を行う。ステップ#606では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#607を行う。ステップ#607では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#608を行う。ステップ#608では、スイッチ検地を行い、ステップ#609でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#610を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#611を行う。ステップ#610では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#613以降を繰り返す。ステップ#611では、ステップ#608で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#608以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#612で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#613を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#613では、ステップ#601で設定された順番に従い撮影を行うデジタルカメラに、擬似SW2ONを送信し、ステップ#614を行う。ステップ#614では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#615では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#616を行う。ステップ#616では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#617を行う。保持できればステップ#618を行う。ステップ#617では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#616以降を繰り返す。ステップ#618では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#619を行う。ステップ#619では、スイッチ検地を行い、ステップ#620でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#613以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#621で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#622を行う。ステップ#622では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#623で呼び出しルーチンへ戻る。図19に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#621〜ステップ#623の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも情報を復元できる。
【0029】
図21は、実施例2における図2のステップ#111の協調撮影画像再生ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン(実施例2)、協調同時連写ルーチン(時指令2)で撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて再生するためのルーチンである。ステップ#651では、再生する協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#652を行う。図13に、再生する協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、選択された協調撮影のデータが表示されている。ステップ#652では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#653で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#659で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#654を行う。ステップ#654では、ステップ#651で指定された協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて、表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていれば、ステップ#655を行う。表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていなければ、ステップ#656で、協調撮影を行った全ての従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#657を行う。ステップ#657では、表示画像が記録されている従デジタルカメラに、協調撮影IDと撮影番号を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#658を行う。ステップ#655では、主デジタルカメラの記録媒体117に記録した画像ファイルから画像をRAMメモリ114に読み込み、ステップ#658を行う。ステップ#659では、RAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#652以降を繰り返す。本ルーチンは、後述する協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことにより、関連した画像を、表示を行う主デジタルカメラに収集してから行っても良い。画像を主デジタルカメラに集めることで、画像を転送する時間を排除することができる。一般に、伝送路での転送時間は、記憶媒体から直接読み込む時間より大きいので、スムーズな表示を行うことができる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良く、ステップ#650〜ステップ#651の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。
【0030】
図22は、実施例2における図2のステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて指定したデジタルカメラにソートしながら転送するためのルーチンである。ステップ#701では、ソートする協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#702を行う。図15にソートする協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、ソートした画像ファイルを収集するデジタルカメラを指定する。ステップ#702では、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて順番に、検索する画像ファイルを決定し、ステップ#703を行う。ステップ#703では、検索画像ファイルがあるかチェックし、検索画像ファイルなければ、ステップ#707で、よびだしルーチンに戻る。検索画像ファイルがあれば、ステップ#704で、協調撮影された画像ファイル間の関連情報をチェエクし、検索画像ファイルが主デジタルカメラにあれば、ステップ#702以降を繰り返す。検索画像ファイルが主デジタルカメラになければ、ステップ#705で、従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#706を行う。ステップ#706では、協調撮影を行った全ての従デジタルカメラに、協調撮影IDと撮影番号を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#702以降を繰り返す。ソートは、主デジタルカメラでなくても、良く、接続されたデジタルカメラの中から選択できることが望ましい。また、ソート中に記録媒体117の容量がなくなった場合は、図15の右側の窓に示すように、次の候補のデジタルカメラに続きをソートすることもできる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#700〜ステップ#701の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、ソートを行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#706でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0031】
図23は、実施例2における図2のステップ#116の従撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラが、協調して順番に連写を行う際に、従デジタルカメラが撮影を行うためのルーチンである。ステップ#751では、通信信号検地を行い、ステップ#753で、通信信号が擬似SW1ONになっていなければ、ステップ#752以降を繰り返す。通信信号が擬似SW1ONになっていれば、ステップ#754で、前述のAFルーチンを行い、ステップ#755を行う。ステップ#755では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#756を行う。ステップ#756では、通信信号検地を行い、ステップ#757で通信信号が擬似SW1OFFでなければ、ステップ#758を行う。通信信号が擬似SW1OFFであれば、ステップ#752以降を繰り返す。ステップ#758では、ステップ#756で検出した信号が擬似SW2ONでなければ、ステップ#756以降を繰り返す。通信信号が擬似SW2ONであれば、ステップ#759を行う。ステップ#759では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#760を行う。ステップ#760では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#761を行う。ステップ#761では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#762を行う。保持できればステップ#763を行う。ステップ#762では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#761以降を繰り返す。ステップ#763では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#764を行う。ステップ#764では、通信信号検地を行い、ステップ#765で通信信号が擬似SW2OFFでなければ、ステップ#766を行う。通信信号が擬似SW2OFFであれば、ステップ#767を行う。ステップ#766では、ステップ#764で検地した通信信号が、擬似SW2ONであれば、ステップ#759以降を繰り返す。検地した通信信号が、擬似SW2ONでなければ、ステップ#764以降を繰り返す。ステップ#767では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#768で呼び出しルーチンへ戻る。本ルーチンにより図19に示された協調撮影画像関連情報を保持することになる。また、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#767〜ステップ#768の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0032】
図24は、実施例2における図2のステップ#118のファイル転送ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラからの要求によりファイル転送を行うためのルーチンである。ステップ#801では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#802で、通信信号がファイル転送要求であれば、ステップ#803へ、ファイル転送要求でなければステップ#801以後を繰り返す。ステップ#503では、転送要求されたファイルが記録媒体117に記録されているか、協調撮影画像関連情報をチェックし、記録されていれば、ステップ#804を行う。記録されていなければ、ステップ#805で、呼び出しルーチンへ戻る。ステップ#804では、ファイル転送要求で指定されたファイルを要求してきたデジタルカメラへ転送し、ステップ#805で、呼びたしルーチンへ戻る。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#802〜ステップ#803の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、転送を行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#804でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0033】
(実施例3)
実施例2において、情報を各デジタルカメラに分散したが、さらに、各画像に協調撮影関連情報を分散することを実施例3で示す。各画像に分散することにより、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも協調撮影関連情報を復元できる。実施例2のフローチャートを基本とし、一部のルーチンの動作を変更する。
【0034】
図18に示した協調交互連写ルーチンのステップ#570において、協調撮影関連情報をRAMではなく、画像ファイル(JPEG)の撮影情報にメーカーノートとして含める。含める情報は、協調撮影ID、撮影順番である。図20に示した協調同時連写ルーチンのステップ#618、図23に示した従撮影ルーチンについても、同様である。
【0035】
図21に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#651において、協調撮影をRAM上もしくは、記録媒体117、もしくは不揮発メモリから取得するのではなく、前記のメーカーノートを画像ファイルから読み出し、協調撮影IDを取得することで協調撮影のリストを作成し、表示する。図22に示した協調撮影ファイルソートルーチンのステップ#701についても同様である。
【0036】
図22に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#703において、主デジタルカメラを含めた全てのデジタルカメラに目的の画像ファイルがなかった場合にソート完了とする。
【0037】
図21に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#654において、画像が主デジタルカメラに存在するかチェックするが、検索方法は、画像ファイルのメーカーノートを調べることで行う。図22に示した協調撮影ファイルソートルーチンのステップ#704、図24に示したファイル転送ルーチンのステップ#803についても同様である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2台以上のデジタルカメラが協調して連写撮影や同時撮影を行う際に、撮影された画像ファイル間の関連情報を保持し、その関連情報に基づいて、ファイルを連続で再生表示したり、ファイルを転送してソートを行うことを自動的に行いユーザの煩わしさを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラ構成概観図。
【図2】デジタルカメラ制御のメインルーチンのフローチャート図。
【図3】通常撮影時のルーチンのフローチャート図。
【図4】協調交互連写ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図5】協調交互連写するデジタルカメラを選択する際の表示部のイメージ図。
【図6】協調撮影画像関連情報を示すイメージ図。(実施例1)
【図7】協調同時連写ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図8】協調同時連写するデジタルカメラを選択する際の表示部のイメージ図。
【図9】通常再生時のルーチンのフローチャート図。
【図10】再生時の記録媒体117の画像ファイルと表示部の遷移を示すイメージ図。
【図11】再生時の表示部の遷移を示すイメージ図。
【図12】協調撮影画像再生ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図13】再生する協調撮影を選択する際の表示部のイメージ図。
【図14】協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図15】ソートする協調撮影を選択する際の表示部のイメージ図。
【図16】従撮影ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図17】ファイル転送ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図18】協調交互連写ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図19】協調撮影画像関連情報を示すイメージ図。(実施例2)
【図20】協調同時連写ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図21】協調撮影画像再生ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図22】協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図23】従撮影ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図24】ファイル転送ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【符号の説明】
100A 主カメラボディ
100B 従カメラボディ
101 フォーカシングレンズ
102 ズーミングレンズ
103 絞り
104 撮像素子
105 CDS/AGC素子
106 A/D変換素子
107 像信号処理素子
108 フレームメモリ
109 CPU
110 電源
111 通信手段
112 不揮発性メモリ
113 圧縮部
114 RAMメモリ
115 モードダイアル
116 画像遷移手段
117 記録媒体
118 表示部制御手段
119 表示部
120 メインスイッチ
121 SW1
122 SW2
123 ケーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2台のデジタルカメラが通信できるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の同種のカメラを使用して撮影を行うことがある。例えば、特開2001−109037のように、2台のカメラを同じ被写体に向けて、レリーズタイミングを一台のカメラで制御して交互に連写を行うことで、実質的な撮影コマ数を増やすとともに、高速で連続撮影を行うとこと同じ効果を得ることができる撮影システムが提案されている。同様に複数のカメラを同じ被写体に対し違うアングルから同時に撮影する撮影システムも提案されている。
【0003】
一方、デジタルカメラは、その特性を生かして撮影した画像をその場で、液晶画面で確認できる製品が多くある。連写した画像もスライドショーなどで時系列に並べて確認することで動画のように再生することができる。
【0004】
しかし、特開2001−109037のように、複数のカメラ内に個々に画像を保持するだけでは、画像が複数のカメラ内に分散してしまい、カメラ上で連続した画像として確認することはできないという問題がある。さらに、ユーザが画像または、画像ファイル名を確認しながら順番を意識してデジタルカメラ間でコピーを行うのは煩わしいという問題点があった。
【0005】
また、特開2000−134527では、複数のデジタルカメラを接続し、操作内容や操作結果をどのデジタルカメラに表示するかを制御するが、複数台で協調して撮影を行い、画像ファイルの関連をどう保持するかなどの具体的な提案はない。
【0006】
また、特開2000−113166では、複数のデジタルカメラを協調動作させるための方法について述べられているが、連写等の協調撮影後の画像ファイルに対する提案はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の諸事情に鑑み、2台以上のデジタルカメラが協調して連写撮影や同時撮影を行う際に、撮影された画像ファイル間の関連情報を保持し、その関連情報に基づいて、ファイルを連続で再生表示したり、ファイルを転送してソートを行うことを自動的に行いユーザの煩わしさを解消することができるデジタルカメラシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のデジタルカメラシステムは、少なくとも第1のデジタルカメラと第2のデジタルカメラとを備える。請求項1のデジタルカメラによれば、第1のデジタルカメラが、第2のデジタルカメラの撮影を制御し、かつ、協調撮影された画像ファイルとその画像ファイルが記録されているデジタルカメラの組の情報を持つ画像関連情報を保持している。そして、この情報に基づいて、ファイルの転送を行うことができる。
【0009】
また、請求項2のデジタルカメラシステムによれば、第2のデジタルカメラも、協調撮影された画像ファイルとその画像ファイルが記録されているデジタルカメラの組の情報を持つ画像関連情報を保持することにより、画像関連情報を分散して保持してもよい。
【0010】
さらに、画像関連情報は、任意のタイミングで画像関連情報ファイルとして記録媒体に保持し、任意のタイミングで画像関連情報ファイルから画像関連情報を読み出すこともできる。(請求項3)
また、請求項2のデジタルカメラシステムにおいて、画像関連情報を、個々画像ファイルに付加する画像ファイル関連情報付加手段と、個々の画像ファイルから読み出す画像ファイル関連情報読み出し手段により、個々の画像ファイルに分散させて記録しても良い。(請求項4)
(作用)
以上のようにすると、ユーザが協調撮影の結果生成された画像ファイルの関連を認識していなくても、協調関連に基づいたファイル転送を行うことができる。また、画像関連情報を分散することで、単独のデジタルカメラ内での画像ファイル操作によるファイル情報の変化に対応することができる。
【0011】
さらに、画像関連情報をファイルとして記録することで、画像関連情報を恒久的に扱うことができる。また、画像関連情報を個々の画像ファイルに分散して付加することでシステムだけが必要とする余分なファイルを排除することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。図11は、本発明の第一の実施形態を説明するための図である。
【0013】
図1において、100Aと100Bは被写体像の形成やその像を撮像する機能を有したカメラボディである。本明細書では便宜上デジタルカメラ100Aを主デジタルカメラ、デジタルカメラ100Bを従デジタルカメラとして説明する。110は電源で、カメラボディ内の各回路に電力を供給する。
【0014】
101〜103は、被写体像を形成する撮像光学系で、101は光軸方向の進退により焦点調節を行うフォーカシングレンズ、102は同じく光軸方向の進退により変倍を行うズーミングレンズである。103は撮像素子への光量を調節する絞りである。
【0015】
104〜108は、撮像光学系で形成された被写体像をデジタル化する光電変換系である。104は、撮像素子で、CCD、CMOS等で構成される光源変換手段であり、撮像光学系101〜103で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。105は前処理回路で、CDS(相関二重サンプリング)、AGC(オートゲインコントロール)回路等を含み、撮像素子が正確な画像信号を出力するための制御を行う。106は、A/Dコンバータで、前処理回路105から出力されたアナログ画像信号をデジタルデータに変換する。107は、像信号処理ICで、デジタル化された画像信号に対してγ補正、AWB(オートホワイトバランス)等を施し、撮像素子104の特性に起因する画像濃度の非線形性や、光源に起因する画像色の偏りの補正を行う。108は、フレームメモリで、104〜107によって補正された、撮像素子の生データを一時的に保持するバッファメモリである。
【0016】
109はCPUで、電源110、通信手段111、不揮発性メモリ112、圧縮部113、RAMメモリ114、モードダイアル115、画像遷移手段116、記録媒体117、表示部制御手段118、が接続され、それぞれを制御する。CPU109は、撮像素子104の画像信号読み出しを制御するクロック信号を送出したり、104〜108の各素子の動作タイミングを制御したりする。不揮発性メモリ112は、EEPROM等で構成され、電源110がOFFされても、記録されたデータを失わない。圧縮部113は、圧縮回路で、取得した画像信号を圧縮して画像ファイルサイズを縮小する。RAMメモリ114は、CPU109が各種処理を行う際にデータを一時的に記憶させている。記憶媒体114は、圧縮した画像信号を記録・保存するための記録媒体117で、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等が用いられる。画像遷移手段116は、単独のボタンキー、タッチパネルまたは十字ボタンキーが用いられる。表示部制御手段118は、液晶素子等で構成されている表示部119を駆動および制御する。120は、メインスイッチで、メインスイッチ120がオンされるとCPU109は、撮影に関する所定のプログラムの実行を許可する。121(SW1)、122(SW2)はカメラのレリーズボタンの第1ストローク、第2ストロークの押下でオンとなる。モードダイアル115では、通常撮影モード、協調連写モード、協調同時撮影モード、通常再生モード、協調撮影画像再生モード、協調撮影画像ファイルソートモードの各機能モードを切り替えて設定することができる。通信手段111は、ケーブル123を経由して100Aと100Bのデジタルカメラは電気的に接続され、通信を行うことができる。
【0017】
図2に電源110がオンされてからのデジタルカメラのメインルーチンのフローチャートを示す。メインスイッチ120がオンされると処理が開始され(#100)、ステップ#101では、モードダイアル115の検地を行い、ステップ#102でモードダイアル115が通常撮影モードでなければステップ#104へ、通常撮影モードであれば、ステップ#103で後述の通常撮影ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#104でモードダイアル115が協調交互連写モードでなければステップ#106へ、協調交互連写モードであれば、ステップ#105で後述の協調連写ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#106でモードダイアル115が協調同時連写モードでなければステップ#108へ、協調同時連写モードであれば、ステップ#107で後述の協調同時連写ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#108でモードダイアル115が通常再生モードでなければステップ#110へ、通常再生モードであれば、ステップ#109で後述の通常再生ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#110でモードダイアル115が協調撮影画像再生モードでなければステップ#112へ、協調撮影画像再生モードであればステップ#111で後述の協調撮影画像再生ルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#112でモードダイアル115が協調撮影画像ファイルソードモードでなければステップ#114へ、協調撮影画像ファイルソートモードであればステップ#113で後述の協調撮影画像ファイルソートルーチンを行いステップ#101以降を繰り返す。ステップ#114では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#115で通信信号が協調撮影要求でなければ、ステップ#117へ、協調撮影要求であればステップ#116で後述の従撮影ルーチンを行いステップ#101以後を繰り返す。ステップ#117で通信信号がファイル転送でなければステップ#101以降を繰り返す。ステップ#117で通信信号がファイル転送であれば、ステップ#118で後述のファイル転送ルーチンを行い、ステップ#101以降を繰り返す。また、ステップ#105の協調交互連写ルーチン、ステップ#107の協調同時連写ルーチンの直後に自動的にステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンを行っても良い。
【0018】
図3は、図2のステップ#103の通常撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、撮影した一枚の画像を画像ファイルとして撮影したデジタルカメラの記録媒体117に記録するためのルーチンである。ステップ#151では、スイッチの検地を行い、ステップ#152でSW1(121)がオンになっていなければ、ステップ#151以降を繰り返す。オンになっていれば、ステップ#153で、ピントあわせのためのAFルーチンを、ステップ#154では露出値を決めるAEルーチンを実行する。ステップ#155では、スイッチの検地を行い、ステップ#156でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#151以降を繰り返す。オフになっていなければ、ステップ#157を行う。ステップ#157でSW2(122)がオンになっていなければ、ステップ#155以降を繰り返す。オンになっていれば、ステップ#158で、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込み、ステップ#159を行う。ステップ#159では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#160を行う。ステップ#160では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#161を行う。ステップ#161で、呼び出しルーチンへ戻る。ステップ#153のAFルーチン、ステップ#154のAEルーチンについては、公知の制御方法と同様であるので説明は省略する。
【0019】
図4は、図2のステップ#105の協調交互連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して順番に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影順番の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#201では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調交互連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#202を行う。図5に協調交互連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調交互連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#202では、ステップ#201で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#203を行う。ステップ#203では、スイッチ検地を行い、ステップ#204でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#205を行う。ステップ#205では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#206を行う。ステップ#206では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#207を行う。ステップ#207では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#208を行う。ステップ#208では、スイッチ検地を行い、ステップ#209でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#210を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#211を行う。ステップ#210では、協調デジタルカメラに擬似SW1(121)OFFを送信し、ステップ#203以降を繰り返す。ステップ#211では、ステップ#208で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#208以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#212で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#213を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#213では、ステップ#201で設定された連写順番に従い撮影を行うデジタルカメラを決定し、ステップ#214を行う。ステップ#214では、ステップ#213で決定されたデジタルカメラが、主デジタルカメラであればステップ#215を行う。主デジタルカメラでなければ、ステップ#219で、協調デジタルカメラに擬似SW2ONを送信し、ステップ#220を行う。ステップ#220では、ステップ#219で擬似SW2ONを送信したデジタルカメラから、擬似SW2ONの結果できる画像ファイルのファイル名の受信を行いRAMメモリ114に保持し、ステップ#221を行う。ステップ#215では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#216では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#217を行う。ステップ#217では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#218を行う。保持できればステップ#221を行う。ステップ#218では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#217以降を繰り返す。ステップ#221では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写順番、撮影カメラID、記録するファイルID(ファイル名)の組を撮影順番にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#222を行う。ステップ#222では、スイッチ検地を行い、ステップ#223でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#213以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#224で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#225を行う。ステップ#225では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#226で呼び出しルーチンへ戻る。図6に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#273〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0020】
図7は、図2のステップ#107の協調同時連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して同時に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#251では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調同時連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#252を行う。図8に協調同時連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調同時連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#252では、ステップ#251で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#253を行う。ステップ#253では、スイッチ検地を行い、ステップ#254でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#255を行う。ステップ#255では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#256を行う。ステップ#256では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#257を行う。ステップ#257では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#258を行う。ステップ#258では、スイッチ検地を行い、ステップ#259でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#260を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#261を行う。ステップ#260では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#263以降を繰り返す。ステップ#261では、ステップ#258で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#258以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#262で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#263を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#263では、ステップ#251で設定された順番に従い撮影を行うデジタルカメラに、擬似SW2ONを送信し、ステップ#264を行う。ステップ#264では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#265では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#266を行う。ステップ#266では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#267を行う。保持できればステップ#268を行う。ステップ#267では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#266以降を繰り返す。ステップ#268では、個々の協調デジタルカメラから撮影カメラIDと記録するファイルIDを一つ受信する。ステップ#269では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、ステップ#268で獲得した協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#270を行う。ステップ#270では、ステップ#251の協調デジタルカメラ情報に基づき、協調デジタルカメラ全てから情報を受信していなければ、ステップ#268以降を繰り返す。協調デジタルカメラ全てから情報を受信していれば、ステップ#271でスイッチ検地を行い、ステップ#272でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#263以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#273で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#274を行う。ステップ#274では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#275で呼び出しルーチンへ戻る。図6に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#273〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0021】
図9は、図2のステップ#109の通常再生モード選択ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、記録媒体117に記録した画像ファイルから画像を読み込み、表示部119に表示するためのルーチンである。ステップ#301では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#302で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#305で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#303で画像を遷移するために、遷移先の画像を記録媒体117からRAMメモリ114に読み出し、ステップ#304を行う。画像遷移の表示部119のイメージを図10へ示す。ここでは、1画面表示で表示しているが、EVFの性能次第では、N画面表示も可能である。図10において、左側にある図が、記録媒体117に、画像ファイルが書き込まれたイメージ図である。右側の図が、画像3が表示部119へ表示されている状態において、画面遷移手段からの内容が先送りのときの画面変化を示している。記録媒体117の順番に従って、画像3の次の画像である画像4が表示される。図11は、画像4が表示部119へ表示されている状態において、画面遷移手段からの内容が後戻りのときの画面変化を示している。記録媒体117の順番に従って、画像4の前の画像である画像3が表示される。ステップ#304では、ステップ#303で読み込まれたRAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#301以降を繰り返す。
【0022】
図12は、図2のステップ#111の協調撮影画像再生ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて再生するためのルーチンである。ステップ#351では、再生する協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#352を行う。図13に、再生する協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、選択された協調撮影のデータが表示されている。ステップ#352では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#353で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#359で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#354を行う。ステップ#354では、ステップ#351で指定された協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて、表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていれば、ステップ#355を行う。表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていなければ、ステップ#356で、表示画像が記録されている従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#357を行う。ステップ#357では、表示画像が記録されている従デジタルカメラに、画像ファイルID(ファイル名)を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#358を行う。ステップ#355では、主デジタルカメラの記録媒体117に記録した画像ファイルから画像をRAMメモリ114に読み込み、ステップ#358を行う。ステップ#359では、RAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#352以降を繰り返す。本ルーチンは、後述する協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことにより、関連した画像を、表示を行う主デジタルカメラに収集してから行っても良い。画像を主デジタルカメラに集めることで、画像を転送する時間を排除することができる。一般に、伝送路での転送時間は、記憶媒体から直接読み込む時間より大きいので、スムーズな表示を行うことができる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良く、ステップ#350〜ステップ#351の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。
【0023】
図14は、図2のステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて指定したデジタルカメラにソートしながら転送するためのルーチンである。ステップ#401では、ソートする協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#402を行う。図15にソートする協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、ソートした画像ファイルを収集するデジタルカメラを指定する。ステップ#402では、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて順番に、検索する画像ファイルを決定し、ステップ#403を行う。ステップ#403では、検索画像ファイルがあるかチェックし、検索画像ファイルなければ、ステップ#407で、よびだしルーチンに戻る。検索画像ファイルがあれば、ステップ#404で、協調撮影された画像ファイル間の関連情報をチェエクし、検索画像ファイルが主デジタルカメラにあれば、ステップ#402以降を繰り返す。検索画像ファイルが主デジタルカメラになければ、ステップ#405で、検索画像が記録されている従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#406を行う。ステップ#406では、検索画像が記録されている従デジタルカメラに、画像ファイルID(ファイル名)を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#402以降を繰り返す。ソートは、主デジタルカメラでなくても、良く、接続されたデジタルカメラの中から選択できることが望ましい。また、ソート中に記録媒体117の容量がなくなった場合は、図15の右側の窓に示すように、次の候補のデジタルカメラに続きをソートすることもできる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#400〜ステップ#401の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、ソートを行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#406でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0024】
図16は、図2のステップ#116の従撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラが、協調して順番に連写を行う際に、従デジタルカメラが撮影を行うためのルーチンである。ステップ#451では、通信信号検地を行い、ステップ#453で、通信信号が擬似SW1ONになっていなければ、ステップ#452以降を繰り返す。通信信号が擬似SW1ONになっていれば、ステップ#454で、前述のAFルーチンを行い、ステップ#455を行う。ステップ#455では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#456を行う。ステップ#456では、通信信号検地を行い、ステップ#457で通信信号が擬似SW1OFFでなければ、ステップ#458を行う。通信信号が擬似SW1OFFであれば、ステップ#452以降を繰り返す。ステップ#458では、ステップ#456で検出した信号が擬似SW2ONでなければ、ステップ#456以降を繰り返す。通信信号が擬似SW2ONであれば、ステップ#459を行う。ステップ#459では、擬似SW2ONで撮影を行った結果をファイルにする際の画像ファイルID(ファイル名)を主デジタルカメラへ送信し、ステップ#460を行う。ステップ#460では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#461を行う。ステップ#461では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#462を行う。ステップ#462では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#463を行う。保持できればステップ#464を行う。ステップ#463では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#462以降を繰り返す。ステップ#464では、通信信号検地を行い、ステップ#465で通信信号が擬似SW2OFFでなければ、ステップ#466を行う。通信信号が擬似SW2OFFであれば、ステップ#467を行う。ステップ#466では、ステップ#464で検地した通信信号が、擬似SW2ONであれば、ステップ#459以降を繰り返す。検地した通信信号が、擬似SW2ONでなければ、ステップ#464以降を繰り返す。ステップ#467では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#468で呼び出しルーチンへ戻る。
【0025】
図17は、図2のステップ#118のファイル転送ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラからの要求によりファイル転送を行うためのルーチンである。ステップ#501では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#502で、通信信号がファイル転送要求であれば、ステップ#503へ、ファイル転送要求でなければステップ#501以後を繰り返す。ステップ#503では、ファイル転送要求で指定されたファイルを要求してきたデジタルカメラへ転送し、ステップ#504で、呼びたしルーチンへ戻る。
【0026】
(実施例2)
実施形態1であると。協調撮影画像関連情報が、主デジタルカメラのみに存在するので、従デジタルカメラは、協調撮影画像再生ルーチンまたは、協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことができない。実施形態1の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチン、協調撮影画像再生ルーチン、協調撮影画像ファイルソートルーチン、従撮影ルーチン、ファイル転送ルーチンを、後述の各ルーチンに置き換えることで、主デジタルカメラがもつ情報を分散し、RAMメモリ114を節約することができる。さらに、デジタルカメラ間は画像ファイルを、ファイル名ではなく、協調撮影IDと撮影番号で特定するので、各デジタルカメラが協調撮影画像関連情報の整合性を保てば、各デジタルカメラ内でファイル名を変換しても問題ない。
【0027】
図18は、実施例2における図2のステップ#105の協調交互連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して順番に連写を行い、書くデジタルカメラが、撮影を終えるたびに協調撮影IDと、撮影順番の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#551では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調交互連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#552を行う。図5に協調交互連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調交互連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図5では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#552では、ステップ#551で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#553を行う。ステップ#553では、スイッチ検地を行い、ステップ#554でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#553以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#555を行う。ステップ#555では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#556を行う。ステップ#556では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#557を行う。ステップ#557では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#558を行う。ステップ#558では、スイッチ検地を行い、ステップ#559でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#560を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#561を行う。ステップ#560では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#553以降を繰り返す。ステップ#561では、ステップ#558で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#558以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#562で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#563を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#563では、ステップ#551で設定された連写順番に従い撮影を行うデジタルカメラを決定し、ステップ#564を行う。ステップ#564では、ステップ#563で決定されたデジタルカメラが、主デジタルカメラであればステップ#565を行う。主デジタルカメラでなければ、ステップ#569で、協調デジタルカメラに擬似SW2ONを送信し、ステップ#571を行う。ステップ#565では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#566を行う。ステップ#566では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#567を行う。ステップ#567では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#568を行う。保持できればステップ#570を行う。ステップ#568では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#567以降を繰り返す。ステップ#570では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写順番、撮影カメラID、記録するファイルID(ファイル名)の組を撮影順番にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#571を行う。ステップ#571では、スイッチ検地を行い、ステップ#572でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#563以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#573で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#574を行う。ステップ#574では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#575で呼び出しルーチンへ戻る。図19に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#573〜ステップ#275の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも情報を復元できる。
【0028】
図20は、実施例2における図2のステップ#107の協調同時連写ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、複数のデジタルカメラが、協調して同時に連写を行い、撮影が終わるたびに協調撮影IDと、撮影の番号と、その画像が記録されているデジタルカメラIDと、その画像のファイル名を保持するためのルーチンである。ステップ#601では、主デジタルカメラに接続されている従デジタルカメラの中から、協調同時連写を行うデジタルカメラを選択して、ステップ#602を行う。図8に協調同時連写を行う場合における、協調デジタルカメラの選択イメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラに接続されているデジタルカメラとのリスト(主デジタルカメラを含む)を表示している。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラB、デジタルカメラC、デジタルカメラDがデジタルカメラのリストである。ユーザは、このリストから協調同時連写を行うデジタルカメラを選択する。選択した結果は、左の窓にリストとして表示される。図8では、デジタルカメラA、デジタルカメラCが選択されている。各窓の右側にはスクロールバーがある。ステップ#602では、ステップ#601で選択されたデジタルカメラ全て(主デジタルカメラを除く、以下協調デジタルカメラ)に、協調撮影要求を送信し、ステップ#603を行う。ステップ#603では、スイッチ検地を行い、ステップ#604でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#203以降を繰り返す。SW1(121)がオンになっていれば、ステップ#605を行う。ステップ#605では、協調デジタルカメラに擬似SW1ONを送信し、ステップ#606を行う。ステップ#606では、前述のAFルーチンを行い、ステップ#607を行う。ステップ#607では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#608を行う。ステップ#608では、スイッチ検地を行い、ステップ#609でSW1(121)がオフになっていれば、ステップ#610を行う。SW1(121)がオフになっていなければ、ステップ#611を行う。ステップ#610では、協調デジタルカメラに擬似SW1OFFを送信し、ステップ#613以降を繰り返す。ステップ#611では、ステップ#608で検出したスイッチがSW2(122)ONでなければ、ステップ#608以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)ONであれば、ステップ#612で協調撮影IDを決定し、協調撮影ID、撮影日時、協調カメラ台数をRAMメモリ114に保持し、ステップ#613を行う。協調撮影IDは、一回の協調撮影に一つ発行され、後述で保持する協調撮影画像関連情報が、他の協調撮影と区別をつけるためのIDである。日時やデジタルカメラのシリアルNoを使ってほぼユニークなIDを生成することが望ましい。撮影日時は、協調撮影が行われた日時である。協調カメラ台数は、本ルーチンで行う協調撮影で使用するデジタルカメラの台数である。ステップ#613では、ステップ#601で設定された順番に従い撮影を行うデジタルカメラに、擬似SW2ONを送信し、ステップ#614を行う。ステップ#614では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#216を行う。ステップ#615では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#616を行う。ステップ#616では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#617を行う。保持できればステップ#618を行う。ステップ#617では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#616以降を繰り返す。ステップ#618では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#619を行う。ステップ#619では、スイッチ検地を行い、ステップ#620でスイッチがSW2(122)OFFでなければ、ステップ#613以降を繰り返す。スイッチがSW2(122)OFFであれば、ステップ#621で、協調交互連写ルーチンの終了を伝えるために、協調デジタルカメラ全てに擬似SW2OFFを送信し、ステップ#622を行う。ステップ#622では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#623で呼び出しルーチンへ戻る。図19に、協調撮影により、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報のイメージを示す。RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#621〜ステップ#623の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも情報を復元できる。
【0029】
図21は、実施例2における図2のステップ#111の協調撮影画像再生ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン(実施例2)、協調同時連写ルーチン(時指令2)で撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて再生するためのルーチンである。ステップ#651では、再生する協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#652を行う。図13に、再生する協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、選択された協調撮影のデータが表示されている。ステップ#652では、画像選択手段からのキースキャンを行い、ステップ#653で、画像遷移手段116の入力でなければ、ステップ#659で呼び出しルーチンへ戻る。画像遷移手段116の入力であれば、ステップ#654を行う。ステップ#654では、ステップ#651で指定された協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて、表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていれば、ステップ#655を行う。表示画像が主デジタルカメラの記録媒体117に記録されていなければ、ステップ#656で、協調撮影を行った全ての従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#657を行う。ステップ#657では、表示画像が記録されている従デジタルカメラに、協調撮影IDと撮影番号を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#658を行う。ステップ#655では、主デジタルカメラの記録媒体117に記録した画像ファイルから画像をRAMメモリ114に読み込み、ステップ#658を行う。ステップ#659では、RAMメモリ114上の画像を、表示部制御手段118を用いて表示部119に表示し、ステップ#652以降を繰り返す。本ルーチンは、後述する協調撮影画像ファイルソートルーチンを行うことにより、関連した画像を、表示を行う主デジタルカメラに収集してから行っても良い。画像を主デジタルカメラに集めることで、画像を転送する時間を排除することができる。一般に、伝送路での転送時間は、記憶媒体から直接読み込む時間より大きいので、スムーズな表示を行うことができる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良く、ステップ#650〜ステップ#651の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。
【0030】
図22は、実施例2における図2のステップ#113の協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、前述の協調交互連写ルーチン、協調同時連写ルーチンで撮影し、各協調デジタルカメラの記録媒体117へ記録した画像を、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて指定したデジタルカメラにソートしながら転送するためのルーチンである。ステップ#701では、ソートする協調撮影画像(協調撮影ID)を選択し、ステップ#702を行う。図15にソートする協調撮影画像選択の場合における、表示部119のイメージ図を示す。左側の窓には、主デジタルカメラが保持している協調撮影のリストが表示してあり、フォントが白抜きになっているのが選択されている協調撮影である。右の窓には、ソートした画像ファイルを収集するデジタルカメラを指定する。ステップ#702では、協調撮影された画像ファイル間の関連情報に基づいて順番に、検索する画像ファイルを決定し、ステップ#703を行う。ステップ#703では、検索画像ファイルがあるかチェックし、検索画像ファイルなければ、ステップ#707で、よびだしルーチンに戻る。検索画像ファイルがあれば、ステップ#704で、協調撮影された画像ファイル間の関連情報をチェエクし、検索画像ファイルが主デジタルカメラにあれば、ステップ#702以降を繰り返す。検索画像ファイルが主デジタルカメラになければ、ステップ#705で、従デジタルカメラにファイル転送要求を送信し、ステップ#706を行う。ステップ#706では、協調撮影を行った全ての従デジタルカメラに、協調撮影IDと撮影番号を指定してファイルの転送を行い、RAMメモリ114に読み込み、ステップ#702以降を繰り返す。ソートは、主デジタルカメラでなくても、良く、接続されたデジタルカメラの中から選択できることが望ましい。また、ソート中に記録媒体117の容量がなくなった場合は、図15の右側の窓に示すように、次の候補のデジタルカメラに続きをソートすることもできる。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#700〜ステップ#701の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、ソートを行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#706でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0031】
図23は、実施例2における図2のステップ#116の従撮影ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラが、協調して順番に連写を行う際に、従デジタルカメラが撮影を行うためのルーチンである。ステップ#751では、通信信号検地を行い、ステップ#753で、通信信号が擬似SW1ONになっていなければ、ステップ#752以降を繰り返す。通信信号が擬似SW1ONになっていれば、ステップ#754で、前述のAFルーチンを行い、ステップ#755を行う。ステップ#755では、前述のAEルーチンを行い、ステップ#756を行う。ステップ#756では、通信信号検地を行い、ステップ#757で通信信号が擬似SW1OFFでなければ、ステップ#758を行う。通信信号が擬似SW1OFFであれば、ステップ#752以降を繰り返す。ステップ#758では、ステップ#756で検出した信号が擬似SW2ONでなければ、ステップ#756以降を繰り返す。通信信号が擬似SW2ONであれば、ステップ#759を行う。ステップ#759では、図1の104〜108の各素子の動作タイミングを制御することにより撮像素子104から取り込んだ画像データをフレームメモリ108に書き込みステップ#760を行う。ステップ#760では、圧縮部113を制御することによって、フレームメモリ108上の画素データを圧縮し、RAMメモリ114へ書き込み、ステップ#761を行う。ステップ#761では、使用していないRAMメモリ114を計算し、次の撮影画像を保持できるか予測し、保持できなければステップ#762を行う。保持できればステップ#763を行う。ステップ#762では、RAMメモリ114に書き込まれた画像と撮影日時、シャッタースピード、絞り値、撮影デジカメ名等の撮影情報を画像ファイルにして記録媒体117に記録し、ステップ#761以降を繰り返す。ステップ#763では、本ルーチンの結果できる協調撮影画像関連情報を保持するために、協調撮影ID情報、連写番号、撮影カメラID、記録するファイルIDの組を撮影番号順にRAMメモリ114へ保持し、ステップ#764を行う。ステップ#764では、通信信号検地を行い、ステップ#765で通信信号が擬似SW2OFFでなければ、ステップ#766を行う。通信信号が擬似SW2OFFであれば、ステップ#767を行う。ステップ#766では、ステップ#764で検地した通信信号が、擬似SW2ONであれば、ステップ#759以降を繰り返す。検地した通信信号が、擬似SW2ONでなければ、ステップ#764以降を繰り返す。ステップ#767では、記録媒体117に未記録のRAMメモリ114上にある画像を画像ファイルにして、記録媒体117に記録し、ステップ#768で呼び出しルーチンへ戻る。本ルーチンにより図19に示された協調撮影画像関連情報を保持することになる。また、RAMへ保持された協調撮影画像関連情報は、ステップ#767〜ステップ#768の間でファイルイメージに変換し、記録媒体117または、不揮発性メモリ112に記録しても良い。記録することで、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後で情報を復元できる。
【0032】
図24は、実施例2における図2のステップ#118のファイル転送ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、主デジタルカメラからの要求によりファイル転送を行うためのルーチンである。ステップ#801では、通信手段111を経てきた通信信号の検地行い、ステップ#802で、通信信号がファイル転送要求であれば、ステップ#803へ、ファイル転送要求でなければステップ#801以後を繰り返す。ステップ#503では、転送要求されたファイルが記録媒体117に記録されているか、協調撮影画像関連情報をチェックし、記録されていれば、ステップ#804を行う。記録されていなければ、ステップ#805で、呼び出しルーチンへ戻る。ステップ#804では、ファイル転送要求で指定されたファイルを要求してきたデジタルカメラへ転送し、ステップ#805で、呼びたしルーチンへ戻る。ここでは、協調撮影画像関連情報は、RAMメモリ114上にあるが、記録媒体117または、不揮発性メモリ112にあっても良い。その場合、ステップ#802〜ステップ#803の間で、記録媒体117または、不揮発性メモリ112からファイルイメージとしてRAMメモリ114に読み出す。本ルーチンは、転送を行った協調撮影に関して協調撮影画像関連情報が狂ってしまうので、整合性を保つために、ステップ#804でファイル転送を行った際に、協調撮影画像関連情報を修正することが望ましい。
【0033】
(実施例3)
実施例2において、情報を各デジタルカメラに分散したが、さらに、各画像に協調撮影関連情報を分散することを実施例3で示す。各画像に分散することにより、RAMメモリ114の節約や、電源110が切られた後でも協調撮影関連情報を復元できる。実施例2のフローチャートを基本とし、一部のルーチンの動作を変更する。
【0034】
図18に示した協調交互連写ルーチンのステップ#570において、協調撮影関連情報をRAMではなく、画像ファイル(JPEG)の撮影情報にメーカーノートとして含める。含める情報は、協調撮影ID、撮影順番である。図20に示した協調同時連写ルーチンのステップ#618、図23に示した従撮影ルーチンについても、同様である。
【0035】
図21に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#651において、協調撮影をRAM上もしくは、記録媒体117、もしくは不揮発メモリから取得するのではなく、前記のメーカーノートを画像ファイルから読み出し、協調撮影IDを取得することで協調撮影のリストを作成し、表示する。図22に示した協調撮影ファイルソートルーチンのステップ#701についても同様である。
【0036】
図22に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#703において、主デジタルカメラを含めた全てのデジタルカメラに目的の画像ファイルがなかった場合にソート完了とする。
【0037】
図21に示した協調撮影画像再生ルーチンのステップ#654において、画像が主デジタルカメラに存在するかチェックするが、検索方法は、画像ファイルのメーカーノートを調べることで行う。図22に示した協調撮影ファイルソートルーチンのステップ#704、図24に示したファイル転送ルーチンのステップ#803についても同様である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2台以上のデジタルカメラが協調して連写撮影や同時撮影を行う際に、撮影された画像ファイル間の関連情報を保持し、その関連情報に基づいて、ファイルを連続で再生表示したり、ファイルを転送してソートを行うことを自動的に行いユーザの煩わしさを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラ構成概観図。
【図2】デジタルカメラ制御のメインルーチンのフローチャート図。
【図3】通常撮影時のルーチンのフローチャート図。
【図4】協調交互連写ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図5】協調交互連写するデジタルカメラを選択する際の表示部のイメージ図。
【図6】協調撮影画像関連情報を示すイメージ図。(実施例1)
【図7】協調同時連写ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図8】協調同時連写するデジタルカメラを選択する際の表示部のイメージ図。
【図9】通常再生時のルーチンのフローチャート図。
【図10】再生時の記録媒体117の画像ファイルと表示部の遷移を示すイメージ図。
【図11】再生時の表示部の遷移を示すイメージ図。
【図12】協調撮影画像再生ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図13】再生する協調撮影を選択する際の表示部のイメージ図。
【図14】協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図15】ソートする協調撮影を選択する際の表示部のイメージ図。
【図16】従撮影ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図17】ファイル転送ルーチンのフローチャート図。(実施例1)
【図18】協調交互連写ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図19】協調撮影画像関連情報を示すイメージ図。(実施例2)
【図20】協調同時連写ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図21】協調撮影画像再生ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図22】協調撮影画像ファイルソートルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図23】従撮影ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【図24】ファイル転送ルーチンのフローチャート図。(実施例2)
【符号の説明】
100A 主カメラボディ
100B 従カメラボディ
101 フォーカシングレンズ
102 ズーミングレンズ
103 絞り
104 撮像素子
105 CDS/AGC素子
106 A/D変換素子
107 像信号処理素子
108 フレームメモリ
109 CPU
110 電源
111 通信手段
112 不揮発性メモリ
113 圧縮部
114 RAMメモリ
115 モードダイアル
116 画像遷移手段
117 記録媒体
118 表示部制御手段
119 表示部
120 メインスイッチ
121 SW1
122 SW2
123 ケーブル
Claims (6)
- 伝送路でつながれた少なくとも第1のデジタルカメラと第2のデジタルカメラとを備え、
前記第1のデジタルカメラは、
第1の撮影手段と、
撮影した画像ファイルを記録する第1の記録媒体と、
前記第2のデジタルカメラに、制御信号やファイルデータを送受信する第1の通信手段と、
画像ファイル間の関連を保持する第1の画像関連情報保持手段と、
前記通信手段を通じて、前記第2のデジタルカメラへ協調撮影の指示をし、順次協調撮影されてできた画像ファイル間の関連を前記画像保持手段に保持し、画像ファイルを前記第1の記録媒体に記録し、前記画像関連情報保持手段に保持された画像ファイル間の関連情報に基づいて、前記通信手段により、前記第2のデジタルカメラとファイルの送受信を行う能動協調撮影プロセス制御手段とを備え、
前記第2のデジタルカメラは、
第2の撮影手段と、
撮影した画像ファイルを記録する第2の記録媒体と、
前記第1のデジタルカメラからの制御信号やファイルデータを送受信する第2の通信手段と、
前記通信手段を通じて、前記第1のデジタルカメラからの協調撮影の指示を受け、順次協調撮影されてできた画像ファイルを前記第2の記録媒体に記録し、前記第2の通信手段により、前記第1のデジタルカメラとファイルの送受信を行う受動協調撮影制御手段とを備えることを特徴としたデジタルカメラシステム。 - 第2のデジタルカメラが、画像ファイル間の関連を保持する第2の画像関連情報保持手段をさらに具備し、
順次協調撮影されてできた画像ファイル間の関連を前記画像保持手段に保持し、画像ファイルを前記第2の記録媒体に記録し、前記画像関連情報保持手段に保持された画像ファイル間の関連情報に従い画像ファイルを、前記通信手段により、前記第1のデジタルカメラとファイルの送受信を行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。 - 任意の前記デジタルカメラが、
前記画像関連情報保持手段に保持された画像ファイル間の関連情報を、前記記録媒体に記録する画像関連情報記録手段と、
前記記録媒体に記録された画像ファイル間の関連情報を前記画像関連保持手段に読み出す画像関連情報読み出し手段とをさらに具備し、
任意のタイミングで画像関連情報記録手段により順次画像ファイル間の関連情報を、前記記録媒体に記録し、任意のタイミングで、前記画像関連情報読み出し手段により画像ファイル間の関連情報を、前記画像関連情報保持手段に読み出すことを特徴とする請求項1及び2に記載のデジタルカメラシステム。 - 任意の前記デジタルカメラが、
前記画像関連保持手段に保持された画像ファイル間の関連情報の一部を、画像ファイルに付加する画像ファイル関連情報付加手段と、
画像ファイルから、画像ファイル間の関連情報を読み出し、前記画像関連保持手段に保持する画像ファイル関連情報読み出し手段とをさらに具備し、
協調撮影されてできた画像ファイルに、前記画像ファイル関連情報付加手段により情報を付加し、画像ファイルを前記記録媒体に記録し、任意のタイミングで前記画像ファイル関連情報読み出し手段により読み出した画像ファイル間の関連情報を前記画像関連情報保持手段に読み出すことを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラシステム。 - 能動制御手段はプログラムであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。
- 受動制御手段はプログラムであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115712A JP2004328039A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | デジタルカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003115712A JP2004328039A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | デジタルカメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004328039A true JP2004328039A (ja) | 2004-11-18 |
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ID=33496184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003115712A Withdrawn JP2004328039A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | デジタルカメラシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004328039A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003115712A patent/JP2004328039A/ja not_active Withdrawn
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