JP2004237224A - 既洗米の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適度な容積重の確保と炊飯時の吸水性の向上とによって食味の優れた既洗米を得ることができると共に、洗米材の耐久性の向上を図ることができる既洗米の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】玄米を搗精加工する搗精工程と、搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工する加湿精米工程と、加湿精米工程で得られた加湿精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米する洗米工程と、洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離して既洗米を得る分離工程とを含むものである。
【選択図】 図1
【解決手段】玄米を搗精加工する搗精工程と、搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工する加湿精米工程と、加湿精米工程で得られた加湿精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米する洗米工程と、洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離して既洗米を得る分離工程とを含むものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、既洗米(学術的な表現であり、一般的には無洗米と呼ばれている。)の製造方法及びその製造装置に関し、詳しくは、炊飯時の吸水性の向上による食味の優れた既洗米を得ることができると共に、洗米材の耐久性の向上を図ることができる既洗米の製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無洗米の製造に関して、精米工程は、竪型精米機の1番機と2番機と3番機とからなる3台の精米機を備え、原料玄米を1番機に投入し、2番機、3番機と順次精米して、歩留90%程度の精白米に仕上げ、次工程の無洗米製造工程では、水分添加手段により精米工程で得られた精白米に水分が添加され、撹拌混合手段により水分を添加した精白米に粉砕米を混合し撹拌して精白米の研磨が行われ、分離手段により研磨された精白米を使用済みの粉砕米と分離することにより、無洗米を製造することが知られており、これにより、精白米に水分を添加すると、胚乳部隔壁にこびりついたアリューロン層(糊粉層)が水分を含んで浮き上がり、これに粉砕米を混合するとアリューロン層が粉砕米に吸着され、さらに、これを撹拌すると精白米と粉砕米との粒子同士の軽い摩擦作用によって、米粒表面の研磨が行われ、米粒表面を傷つけることなく、表面の微細溝に残存する糠を容易に除去することができ、また、精白米に水分を添加することで、無洗米の仕上がり水分を15%程度に保持して食味を向上させることができる、としている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−259447号公報(段落0021、段落0041)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術における無洗米の製造は、精米工程で精白米に仕上げたのち、次工程の無洗米製造工程において、水分添加手段により精米工程で得られた精白米に水分を添加し、これに粉砕米を混合して撹拌するものであるから、精米工程で得られた精白米には糠が付着されており、この糠が付着された精白米に水分が添加されるため、精白米に付着された糠は加湿されることになり、この状態の精白米に粉砕米を混合して撹拌すると、精白米に付着し加湿された糠は粉砕米に付着し、この糠が付着した粉砕米の繰り返し使用により粉砕米の洗米能力が低下する、という不都合があった。
【0005】
また、精米工程で得られた精白米に水分を添加するものであるから、精白米の米粒表面を形成する糊粉層は、精白米に付着された糠と共に加湿され、しかも、水分の添加による精白米の穀温低下を伴い、糊粉層の軟質化が低減されるため、精白米と粉砕米との粒子同士の軽い摩擦作用による米粒表面の研磨により、食味低下の要因である糊粉層の研削除去がし難い、という不都合もあった。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた既洗米を得ることができると共に、洗米材の耐久性の向上を図ることができる既洗米の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、玄米を搗精加工する搗精工程と、搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工する加湿精米工程と、加湿精米工程で得られた加湿精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化(糊化)米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米する洗米工程と、洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離して既洗米を得る分離工程とを含むものである。
【0008】
請求項1に係る発明によれば、先ず、搗精工程において玄米を搗精加工することにより、玄米の果皮及び種皮からなる粗糠を除去する粗精米加工し、次に、加湿精米工程において搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工することにより、精米途上の加工米に残存ないしは付着している微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化し、この吸湿粒状化した糠により精白米の表面に露出された糊粉層に残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進される。
【0009】
次に、洗米工程において加湿精米工程で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、洗米性能の向上を図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができる。
【0010】
また、洗米材により洗米される精白米は、残存ないしは付着していた微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化した糠により払拭除去されているので、洗米工程において糠が洗米材に付着することがないため、洗米材の洗米能力が低下することがなく、洗米材の耐久性を向上することができる。最後に、分離工程において洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離することにより、既洗米を得ることができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、玄米を搗精加工する搗精装置と、搗精装置から搬送手段により搬入された精米途上の加工米に加湿手段により水分を添加して精米加工する加湿精米装置と、加湿精米装置から搬送手段により直送された糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合・撹拌手段により混合して撹拌し、精白米の糊粉層を研削することにより精白米を洗米する洗米装置と、洗米装置から搬送手段により搬入された既洗米と洗米材とを分離することにより既洗米を得る分離装置とを具備するものである。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、搗精装置,加湿精米装置,洗米装置及び分離装置が各装置間に介装された搬送手段により一連の連続装置に構成されており、特に、加湿精米装置に加湿手段を備えると共に、加湿精米装置と洗米装置とを搬送手段により直結されているものであるから、加湿精米装置において搗精装置で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿手段で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能により次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップを図ることができる。
【0013】
洗米装置において加湿精米装置で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能により洗米装置の性能アップを図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができるものであり、特に、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能による次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップと、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能による洗米装置の性能アップとにより、既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、既洗米の製造方法と、その既洗米の製造方法を実施するための既洗米の製造装置であり、以下、本発明の既洗米の製造方法及びその製造装置の実施の形態を図1に示した既洗米の製造装置に基づいて説明すると、既洗米の製造装置は、玄米を精白米に精米する精米装置1と、精米装置1で精米された精白米を洗米材と混合・撹拌して洗米する洗米装置2と、洗米装置2で洗米された精白米すなわち既洗米を洗米材と分離する分離装置3と、分離装置3で分離された既洗米を貯留する既洗米タンク4とから構成されている。
【0015】
精米装置1は、既存の精米機からなる搗精装置11と加湿機14からなる加水手段を備えた加湿精米装置13とが揚穀機12からなる搬送手段により直結されており、搗精装置11において玄米を搗精加工することにより、図2に示す玄米の果皮及び種皮からなる粗糠を除去する粗精米加工し、加湿精米装置13において搗精装置11で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿機14で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された図2に示す澱粉穀核の表層を形成する糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、精米装置1に加湿機14を備えた加湿精米機能により次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置1の性能アップを図ることができる。
【0016】
洗米装置2は、加湿精米装置13と揚穀機15からなる搬送手段により直結されている精白米タンク21と、精白米タンク21に並設されている洗米材タンク22と、精白米タンク21の精白米と洗米材タンク22の破砕されたアルファー化米からなる洗米材とを合流混合する混合機23からなる混合手段と、混合機23で混合された精白米と洗米材とを加圧撹拌して洗米する洗米機24からなる撹拌手段とから構成され、さらに、洗米機24は、連続された複数段の加圧撹拌部241と、加圧撹拌部241の各段にファン242の圧力風を分配供給する圧力風分配部243と、加圧撹拌部241の下部から上方に向うファン244からの送風により除去された洗米による研削粉を分離するバグフィルタ245とにより構成され、しかも、加湿精米装置13と洗米装置2の精白米タンク21とは揚穀機15からなる搬送手段により直結されているものであり、洗米装置2において加湿精米装置13で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して加圧撹拌することになるから、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して洗米され、この際、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているので、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置13に洗米装置2を直結した洗米機能により洗米装置2の性能アップを図ることができ、上述した精米装置1の性能アップと相俟って既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【0017】
分離装置3は、ロータリシフタにより構成されているものであり、洗米機24で洗米され揚穀機25からなる搬送手段により搬送された精白米と洗米材とは、分離装置3において洗米された精白米である既洗米と洗米材とに分離され、分離して得られた既洗米は揚穀機31からなる搬送手段により既洗米タンク4に搬送されて貯留されると共に、洗米材は揚穀機32からなる搬送手段により洗米材タンク22に搬送されてリサイクルされる。
【0018】
また、本発明における精白米の洗米に使用される洗米材の原料は白米であり、水洗した白米を蒸煮してアルファー化し、これを70〜80℃の熱風で急速に乾燥し水分を11%以下に低減して、硬度100〜140Nのアルファー化米を得ることができ、このアルファー化米は、原料が米穀自体であるから、生の状態では分子が結晶化していて吸水しにくく、これを高水分下で加熱することによりアルファー化したものであるから、熱風による急速な乾燥により、水分が11%以下の低水分で比較的に硬度の高いアルファー化米が得られ、このアルファー化米は、精白米の60〜70N程度の硬度に対して、硬度が約1.8倍あり、澱粉をアルファー化してダイ整形したものの約80N程度の硬度の約1.2倍であって、アルファー化米の硬度が比較的に高いため、このアルファー化米を破砕して鋭利な形状の洗米材が得られ、この硬度が比較的に高い鋭利な形状の洗米材は、繰り返し使用による鋭利形状の破砕等による変化が少ないので、洗米材の洗米性能及び耐久性を向上することができる。
【0019】
また、アルファー化米を破砕した洗米材は、14メッシュの篩を通過したものを更に32メッシュの篩にかけることにより、0.5〜1.2mmの粒径に整粒され、粒径が0.5mm以下の微粒の洗米材は、洗米工程で落下して洗米時の加圧工程で精白米と0.5〜1.2mmの粒径に整粒された洗米材との間に入って洗米効果が低下し、粒径が1.2mm以上の粗粒の洗米材は、精白米の粒径に近くなってこれまた洗米効果が低下し、粒径が0.5〜1.2mmの粒径に整粒された洗米材によれば、上記の事態を回避することができ、特に、精白米の表面に付着している糠を洗米材で洗い落とすための最適な粒径は、0.7〜0.9mm未満のものが好ましく、この最適な粒径0.7〜0.9mm未満の洗米材の比率を比較的に多い40〜70%未満とすることにより、洗米性能を向上することができ、この洗米性能に最適な粒径よりも稍大きい粒径である0.9〜1.2mmの洗米材の比率を30〜60%未満とすることにより、この洗米材は繰り返し使用による破砕等により0.9mm以下の洗米性能に最適な粒径となるため、その結果として洗米材の耐久性を向上することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の既洗米の製造方法においては、加湿精米工程において搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工することにより、精米途上の加工米に残存ないしは付着している微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化し、この吸湿粒状化した糠により精白米の表面に露出された糊粉層に残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、洗米工程において加湿精米工程で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米の糊粉層を破砕されたアルファー化米からなる洗米材で研削して洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、洗米材により迅速且つ的確に研削され、洗米性能の向上を図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上とによって食味の優れた精白米に洗米することができる。
【0021】
また、洗米材により洗米される精白米は、残存ないしは付着していた微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化した糠により払拭除去されているので、洗米工程において糠が洗米材に付着することがないため、洗米材の洗米能力が低下することがなく、洗米材の耐久性を向上することができる。
【0022】
本発明の既洗米の製造装置においては、搗精装置,加湿精米装置,洗米装置及び分離装置が各装置間に介装された搬送手段により一連の連続装置に構成されており、特に、加湿精米装置に加湿手段を備えると共に、加湿精米装置と洗米装置とを搬送手段により直結されているものであるから、加湿精米装置において搗精装置で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿手段で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップを図ることができる。
【0023】
また、洗米装置において加湿精米装置で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米の糊粉層を洗米材で研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能により洗米装置の性能アップを図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができるものであり、特に、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能による次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップと、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能による洗米装置の性能アップとにより、既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である既洗米の製造方法及びその製造装置を模式的に示した説明図である。
【図2】玄米の断面の一部を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
11 搗精装置
12 揚穀機からなる搬送手段
13 加湿精米装置
14 加湿機からなる加水手段
15 揚穀機からなる搬送手段
2 洗米装置
23 混合機からなる混合手段
24 洗米機からなる撹拌手段
25 揚穀機からなる搬送手段
3 分離装置
【産業上の利用分野】
本発明は、既洗米(学術的な表現であり、一般的には無洗米と呼ばれている。)の製造方法及びその製造装置に関し、詳しくは、炊飯時の吸水性の向上による食味の優れた既洗米を得ることができると共に、洗米材の耐久性の向上を図ることができる既洗米の製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無洗米の製造に関して、精米工程は、竪型精米機の1番機と2番機と3番機とからなる3台の精米機を備え、原料玄米を1番機に投入し、2番機、3番機と順次精米して、歩留90%程度の精白米に仕上げ、次工程の無洗米製造工程では、水分添加手段により精米工程で得られた精白米に水分が添加され、撹拌混合手段により水分を添加した精白米に粉砕米を混合し撹拌して精白米の研磨が行われ、分離手段により研磨された精白米を使用済みの粉砕米と分離することにより、無洗米を製造することが知られており、これにより、精白米に水分を添加すると、胚乳部隔壁にこびりついたアリューロン層(糊粉層)が水分を含んで浮き上がり、これに粉砕米を混合するとアリューロン層が粉砕米に吸着され、さらに、これを撹拌すると精白米と粉砕米との粒子同士の軽い摩擦作用によって、米粒表面の研磨が行われ、米粒表面を傷つけることなく、表面の微細溝に残存する糠を容易に除去することができ、また、精白米に水分を添加することで、無洗米の仕上がり水分を15%程度に保持して食味を向上させることができる、としている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−259447号公報(段落0021、段落0041)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術における無洗米の製造は、精米工程で精白米に仕上げたのち、次工程の無洗米製造工程において、水分添加手段により精米工程で得られた精白米に水分を添加し、これに粉砕米を混合して撹拌するものであるから、精米工程で得られた精白米には糠が付着されており、この糠が付着された精白米に水分が添加されるため、精白米に付着された糠は加湿されることになり、この状態の精白米に粉砕米を混合して撹拌すると、精白米に付着し加湿された糠は粉砕米に付着し、この糠が付着した粉砕米の繰り返し使用により粉砕米の洗米能力が低下する、という不都合があった。
【0005】
また、精米工程で得られた精白米に水分を添加するものであるから、精白米の米粒表面を形成する糊粉層は、精白米に付着された糠と共に加湿され、しかも、水分の添加による精白米の穀温低下を伴い、糊粉層の軟質化が低減されるため、精白米と粉砕米との粒子同士の軽い摩擦作用による米粒表面の研磨により、食味低下の要因である糊粉層の研削除去がし難い、という不都合もあった。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた既洗米を得ることができると共に、洗米材の耐久性の向上を図ることができる既洗米の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、玄米を搗精加工する搗精工程と、搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工する加湿精米工程と、加湿精米工程で得られた加湿精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化(糊化)米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米する洗米工程と、洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離して既洗米を得る分離工程とを含むものである。
【0008】
請求項1に係る発明によれば、先ず、搗精工程において玄米を搗精加工することにより、玄米の果皮及び種皮からなる粗糠を除去する粗精米加工し、次に、加湿精米工程において搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工することにより、精米途上の加工米に残存ないしは付着している微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化し、この吸湿粒状化した糠により精白米の表面に露出された糊粉層に残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進される。
【0009】
次に、洗米工程において加湿精米工程で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、洗米性能の向上を図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができる。
【0010】
また、洗米材により洗米される精白米は、残存ないしは付着していた微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化した糠により払拭除去されているので、洗米工程において糠が洗米材に付着することがないため、洗米材の洗米能力が低下することがなく、洗米材の耐久性を向上することができる。最後に、分離工程において洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離することにより、既洗米を得ることができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、玄米を搗精加工する搗精装置と、搗精装置から搬送手段により搬入された精米途上の加工米に加湿手段により水分を添加して精米加工する加湿精米装置と、加湿精米装置から搬送手段により直送された糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合・撹拌手段により混合して撹拌し、精白米の糊粉層を研削することにより精白米を洗米する洗米装置と、洗米装置から搬送手段により搬入された既洗米と洗米材とを分離することにより既洗米を得る分離装置とを具備するものである。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、搗精装置,加湿精米装置,洗米装置及び分離装置が各装置間に介装された搬送手段により一連の連続装置に構成されており、特に、加湿精米装置に加湿手段を備えると共に、加湿精米装置と洗米装置とを搬送手段により直結されているものであるから、加湿精米装置において搗精装置で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿手段で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能により次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップを図ることができる。
【0013】
洗米装置において加湿精米装置で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能により洗米装置の性能アップを図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができるものであり、特に、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能による次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップと、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能による洗米装置の性能アップとにより、既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、既洗米の製造方法と、その既洗米の製造方法を実施するための既洗米の製造装置であり、以下、本発明の既洗米の製造方法及びその製造装置の実施の形態を図1に示した既洗米の製造装置に基づいて説明すると、既洗米の製造装置は、玄米を精白米に精米する精米装置1と、精米装置1で精米された精白米を洗米材と混合・撹拌して洗米する洗米装置2と、洗米装置2で洗米された精白米すなわち既洗米を洗米材と分離する分離装置3と、分離装置3で分離された既洗米を貯留する既洗米タンク4とから構成されている。
【0015】
精米装置1は、既存の精米機からなる搗精装置11と加湿機14からなる加水手段を備えた加湿精米装置13とが揚穀機12からなる搬送手段により直結されており、搗精装置11において玄米を搗精加工することにより、図2に示す玄米の果皮及び種皮からなる粗糠を除去する粗精米加工し、加湿精米装置13において搗精装置11で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿機14で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された図2に示す澱粉穀核の表層を形成する糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、精米装置1に加湿機14を備えた加湿精米機能により次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置1の性能アップを図ることができる。
【0016】
洗米装置2は、加湿精米装置13と揚穀機15からなる搬送手段により直結されている精白米タンク21と、精白米タンク21に並設されている洗米材タンク22と、精白米タンク21の精白米と洗米材タンク22の破砕されたアルファー化米からなる洗米材とを合流混合する混合機23からなる混合手段と、混合機23で混合された精白米と洗米材とを加圧撹拌して洗米する洗米機24からなる撹拌手段とから構成され、さらに、洗米機24は、連続された複数段の加圧撹拌部241と、加圧撹拌部241の各段にファン242の圧力風を分配供給する圧力風分配部243と、加圧撹拌部241の下部から上方に向うファン244からの送風により除去された洗米による研削粉を分離するバグフィルタ245とにより構成され、しかも、加湿精米装置13と洗米装置2の精白米タンク21とは揚穀機15からなる搬送手段により直結されているものであり、洗米装置2において加湿精米装置13で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して加圧撹拌することになるから、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して洗米され、この際、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているので、破砕されたアルファー化米からなる洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置13に洗米装置2を直結した洗米機能により洗米装置2の性能アップを図ることができ、上述した精米装置1の性能アップと相俟って既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【0017】
分離装置3は、ロータリシフタにより構成されているものであり、洗米機24で洗米され揚穀機25からなる搬送手段により搬送された精白米と洗米材とは、分離装置3において洗米された精白米である既洗米と洗米材とに分離され、分離して得られた既洗米は揚穀機31からなる搬送手段により既洗米タンク4に搬送されて貯留されると共に、洗米材は揚穀機32からなる搬送手段により洗米材タンク22に搬送されてリサイクルされる。
【0018】
また、本発明における精白米の洗米に使用される洗米材の原料は白米であり、水洗した白米を蒸煮してアルファー化し、これを70〜80℃の熱風で急速に乾燥し水分を11%以下に低減して、硬度100〜140Nのアルファー化米を得ることができ、このアルファー化米は、原料が米穀自体であるから、生の状態では分子が結晶化していて吸水しにくく、これを高水分下で加熱することによりアルファー化したものであるから、熱風による急速な乾燥により、水分が11%以下の低水分で比較的に硬度の高いアルファー化米が得られ、このアルファー化米は、精白米の60〜70N程度の硬度に対して、硬度が約1.8倍あり、澱粉をアルファー化してダイ整形したものの約80N程度の硬度の約1.2倍であって、アルファー化米の硬度が比較的に高いため、このアルファー化米を破砕して鋭利な形状の洗米材が得られ、この硬度が比較的に高い鋭利な形状の洗米材は、繰り返し使用による鋭利形状の破砕等による変化が少ないので、洗米材の洗米性能及び耐久性を向上することができる。
【0019】
また、アルファー化米を破砕した洗米材は、14メッシュの篩を通過したものを更に32メッシュの篩にかけることにより、0.5〜1.2mmの粒径に整粒され、粒径が0.5mm以下の微粒の洗米材は、洗米工程で落下して洗米時の加圧工程で精白米と0.5〜1.2mmの粒径に整粒された洗米材との間に入って洗米効果が低下し、粒径が1.2mm以上の粗粒の洗米材は、精白米の粒径に近くなってこれまた洗米効果が低下し、粒径が0.5〜1.2mmの粒径に整粒された洗米材によれば、上記の事態を回避することができ、特に、精白米の表面に付着している糠を洗米材で洗い落とすための最適な粒径は、0.7〜0.9mm未満のものが好ましく、この最適な粒径0.7〜0.9mm未満の洗米材の比率を比較的に多い40〜70%未満とすることにより、洗米性能を向上することができ、この洗米性能に最適な粒径よりも稍大きい粒径である0.9〜1.2mmの洗米材の比率を30〜60%未満とすることにより、この洗米材は繰り返し使用による破砕等により0.9mm以下の洗米性能に最適な粒径となるため、その結果として洗米材の耐久性を向上することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の既洗米の製造方法においては、加湿精米工程において搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工することにより、精米途上の加工米に残存ないしは付着している微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化し、この吸湿粒状化した糠により精白米の表面に露出された糊粉層に残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、洗米工程において加湿精米工程で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米の糊粉層を破砕されたアルファー化米からなる洗米材で研削して洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、洗米材により迅速且つ的確に研削され、洗米性能の向上を図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上とによって食味の優れた精白米に洗米することができる。
【0021】
また、洗米材により洗米される精白米は、残存ないしは付着していた微細な糠が加湿精米作用により吸湿粒状化した糠により払拭除去されているので、洗米工程において糠が洗米材に付着することがないため、洗米材の洗米能力が低下することがなく、洗米材の耐久性を向上することができる。
【0022】
本発明の既洗米の製造装置においては、搗精装置,加湿精米装置,洗米装置及び分離装置が各装置間に介装された搬送手段により一連の連続装置に構成されており、特に、加湿精米装置に加湿手段を備えると共に、加湿精米装置と洗米装置とを搬送手段により直結されているものであるから、加湿精米装置において搗精装置で粗精米加工された精米途上の加工米に加湿手段で水分を添加して精米加工することにより、加湿精米作用による微細糠の吸湿粒状化により精白米の表面に露出された糊粉層から残存ないしは付着している微細な糠を隈無く払拭除去することができ、しかも、精白米の糊粉層は加湿精米作用による吸湿と穀温の上昇との相乗作用により軟質化が効果的に促進され、次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップを図ることができる。
【0023】
また、洗米装置において加湿精米装置で得られた精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米の糊粉層を洗米材で研削して精白米を洗米することにより、精白米の軟質化状態の糊粉層は、加湿精米加工直後の比較的に高い穀温状態において精白米の内部からの含有水分の拡散により浮き出ているため、洗米材により迅速且つ的確に研削され、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能により洗米装置の性能アップを図ることができると共に、精白米の吸水性が改善されて、炊飯時の吸水性の向上によって食味の優れた精白米に洗米することができるものであり、特に、精米装置に加湿手段を備えた加湿精米機能による次工程の洗米に適した精白米に精米する精米装置の性能アップと、加湿精米装置に洗米装置を直結した洗米機能による洗米装置の性能アップとにより、既洗米の製造装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である既洗米の製造方法及びその製造装置を模式的に示した説明図である。
【図2】玄米の断面の一部を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
11 搗精装置
12 揚穀機からなる搬送手段
13 加湿精米装置
14 加湿機からなる加水手段
15 揚穀機からなる搬送手段
2 洗米装置
23 混合機からなる混合手段
24 洗米機からなる撹拌手段
25 揚穀機からなる搬送手段
3 分離装置
Claims (2)
- 玄米を搗精加工する搗精工程と、搗精工程を経た精米途上の加工米に水分を添加して精米加工する加湿精米工程と、加湿精米工程で得られた加湿精米加工直後における糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合して撹拌し、精白米と洗米材との摩擦により精白米の糊粉層を研削して精白米を洗米する洗米工程と、洗米工程で洗米された精白米を洗米材と分離して既洗米を得る分離工程とを含む既洗米の製造方法。
- 玄米を搗精加工する搗精装置と、搗精装置から搬送手段により搬入された精米途上の加工米に加湿手段により水分を添加して精米加工する加湿精米装置と、加湿精米装置から搬送手段により直送された糊粉層が軟質化状態の精白米に破砕されたアルファー化米からなる洗米材を混合・撹拌手段により混合して撹拌し、精白米の糊粉層を研削することにより精白米を洗米する洗米装置と、洗米装置から搬送手段により搬入された既洗米と洗米材とを分離することにより既洗米を得る分離装置とを具備することを特徴とする既洗米の製造装置。
Priority Applications (1)
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JP2003029727A JP2004237224A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 既洗米の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
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- 2003-02-06 JP JP2003029727A patent/JP2004237224A/ja active Pending
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