JP2004232656A - スペーサ - Google Patents
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Abstract
【課題】安価な取付コストで配線基板等に確実に取付ける。
【解決手段】柱形の本体部1の端部に雄ネジのネジ部2が設けられている。ネジ部2を合成樹脂材に対してネジ立てのできるタッピンネジとし、ネジ部2と本体部1との間にネジ部2のネジ山21の最大径aとほぼ同一の径bの円柱形の首部3を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】柱形の本体部1の端部に雄ネジのネジ部2が設けられている。ネジ部2を合成樹脂材に対してネジ立てのできるタッピンネジとし、ネジ部2と本体部1との間にネジ部2のネジ山21の最大径aとほぼ同一の径bの円柱形の首部3を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板の周囲に素子類の実装スペース,放熱スペース等を確保するために配線基板等に起立して取付けられる柱形のスペーサに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】最近、各種機器の多機能化,高性能化に伴って、実装される素子類を含めた配線基板の高密度化が進んでいる。このため、配線基板等におけるスペーサの取付けでは、取付スペースの確保が困難になり取付位置の制約も大きくなってきている。この現状から、スペーサの形状として、ブロック形よりも小形である柱形が選択されるようになってきている。柱形のスペーサについては、配線基板等の点状の取付位置に起立して取付けられることになるため、取付強度を強化することが求められている。
【0003】
従来、柱形のスペーサとしては、例えば、以下に記載のものが知られている。
【特許文献1】実開平2−34819号公報。
特許文献1には、6角の柱形の本体部1の端部に雄ネジのネジ部2が設けられたスペーサが記載されている(図6参照)。
【0004】
特許文献1に係るスペーサは、図6に示すように、配線基板等Pに穴加工した下穴Hにネジ溝Sを刻設してネジ部2を螺合させることで取付けられる。なお、本体部1に工具等を嵌合して回動させ、ネジ部2(本体部1)を配線基板等Pに締付けることによってかなりの取付強度を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1に係るスペーサでは、下穴Hにネジ溝Sを刻設(タップ加工)しなければならないため、取付コストが高くなるという問題点がある。また、前述の配線基板Pの高密度化からネジ溝Sを刻設するタップを回動させる工具,駆動機構の動作スペースを確保できない場合や、合成樹脂材である配線基板等Pの材質からタップ加工で下穴Hの周面が塑性変形してネジ部2を強固に締付けることができなくなる場合があり、取付けが困難になることがあるという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、安価な取付コストで配線基板等に確実に取付けることのできるスペーサを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するため、本発明に係るスペーサは、次のような手段を採用する。
【0008】
即ち、請求項1では、柱形の本体部の端部に雄ネジのネジ部が設けられたスペーサにおいて、ネジ部を合成樹脂材に対してネジ切りのできるタッピンネジとし、ネジ部と本体部との間にネジ部のネジ山の最大径とほぼ同一の径の円柱形の首部を設けたことを特徴とする。
【0009】
この手段では、タッピンネジであるネジ部を配線基板等の下穴にネジ切りしながら螺合させて取付けることができ、下穴のタップ加工が不要になるとともに、首部をネジ部のネジ切りにより塑性変形した配線基板等の下穴の周面に圧入させることで強固な取付強度が得られる。
【0010】
また、請求項2では、請求項1のスペーサにおいて、ネジ部は先端側へ向けて径が小さくなるテーパネジであることを特徴とする。
【0011】
この手段では、配線基板等の下穴に対してネジ部がテーパ形にネジ切りする。
【0012】
また、請求項3では、請求項1または2のスペーサにおいて、首部の軸長はネジ部の1ピッチ程度の長さであることを特徴とする。
【0013】
この手段では、首部の軸長がネジ部の1ピッチ程度にかなり短く設定される。
【0014】
また、請求項4では、請求項1〜4のいずれかのスペーサにおいて、本体部はネジ部の反対側の端部から首部に対応した丸穴とネジ部に対応したネジ穴とが堀込まれていることを特徴とする。
【0015】
この手段では、ネジ部,首部とネジ穴,丸穴とを螺合,嵌合させることで複数本の連結が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスペーサの実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図4は、本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示すものである。
【0018】
この実施の形態は、本体部1,ネジ部2,首部3の各部で構成されている。
【0019】
本体部1は、金属材で6角の柱形に形成されている。この本体部1の軸長,径については、確保しようとする素子類の実装スペース,放熱スペースの大きさや支持荷重等を考慮して設定される。一方の端面11には、圧接することになる配線基板等Pを無用に損傷することのないように、湾曲した面取加工がなされている。他方の端面12には、雌ネジが刻設されたネジ穴13が堀込まれている。
【0020】
ネジ部2は、本体部1の一方の端面11に突出して一体的に設けられたタッピンネジからなる。このネジ部2については、配線基板等Pの形成素材である合成樹脂材に対してネジ切りのできる雄ネジのネジ溝構造を有するものが選択される。具体的には、JIS規格の2種のように、3角形のネジ山21,ネジ谷22の径が基端側から先端側へ向けて径が小さくなるテーパネジが挙げられる。
【0021】
首部3は、円柱形(テーパネジの延長として錐柱形でも差支えない)に形成されて本体部1,ネジ部2の間に一体的に設けられている。この首部3の径bは、ネジ部2のネジ山21の最大径aとほぼ同一になっている。また、首部3の軸長は、ネジ部2の1ピッチ程度の長さで充分であり、特別な加工が必要になる程の長さは不要である。
【0022】
この実施の形態によると、図2に示すように、配線基板等Pに穴加工した下穴Hにネジ部2を挿入して全体を回動させることによって、ネジ部2を下穴Hにネジ切りをしながら螺合させることができ、下穴Hにネジ溝Sを刻設するタップ加工をすることなく配線基板等Pに取付けることができる。そして、本体部1に工具等を嵌合して回動させ、ネジ部2(本体部1)を配線基板等Pに締付けることによって、本体部1の一方の端面11を配線基板等Pに圧接させてかなりの取付強度を得ることができる。このとき、ネジ部2がテーパネジで下穴Hへのネジ切りの抵抗が比較的小さいため、締付けにあまり大きな力は必要ない。
【0023】
従って、タップ加工のコストが削減されて、配線基板等Pへの取付コストが安価になる。また、配線基板Pの高密度化からネジ溝Sを刻設するタップを回動させる工具,駆動機構の動作スペースを確保できない場合でも、配線基板等Pへの取付けが可能になる。
【0024】
さらに、図3に示すように、合成樹脂材である配線基板等Pの材質からネジ部2のネジ切りで下穴Hの周面が塑性変形しても、塑性変形部分H’に首部3が圧入して塑性変形部分H’を下方(ネジ部2側)へ加圧して押下げ、ネジ部2の下穴Hへの螺合締付けを強固にする。また、下穴Hに侵入した首部3は、塑性変形部分H’の除去された下穴Hの弾性変形の復元力を直接的に受けることになる。
【0025】
従って、配線基板等Pへの取付強度が相当に高くなる。
【0026】
なお、図4には、配線基板等Pに取付けられた本体部1の他方の端面12に他の配線基板等P’を載せ、本体部1のネジ穴13にネジBを螺合させて他の配線基板等P’を固定する使用例が示されている。ちなみに、配線基板等Pと他方の端面12との間に、素子類の実装スペース,放熱スペース等が確保される。
【0027】
図5は、本発明に係るスペーサの実施の形態(2)を示すものである。
【0028】
この実施の形態では、前述の実施の形態(1)の本体部1のネジ穴13に代えて、本体部1の他方の端面12から首部3に対応した丸穴15とネジ部2に対応したネジ穴14とが堀込まれている。
【0029】
この実施の形態によると、ネジ部2,首部3とネジ穴14,丸穴15とを螺合,嵌合させることで複数本を連結し、本体部1の軸長を実質的に調整することがが可能になる。
【0030】
以上、図示した実施の形態の外に、ネジ穴13,15,丸穴14に代えて、本体部1の他方の端面12に他の配線基板等P’や素子類を係止させる係止構造を設けることも可能である。
【0031】
さらに、本体部1を他の角柱形や円柱形とすることも可能である。
【0032】
さらに、ネジ部2を軸方向へ溝を設けた溝付きタッピンネジとすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るスペーサは、タッピンネジであるネジ部を配線基板等の下穴にネジ切りしながら螺合させて取付けることができ、下穴のタップ加工が不要になるとともに、首部をネジ部のネジ切りにより塑性変形した配線基板等の下穴の周面に圧入させることで強固な取付強度を得られるため、安価な取付コストで配線基板等に確実に取付けることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示す一部切断の正面図である。
【図2】図1の取付工作例を示す図であり、(A)〜(D)の順に工程が表されている。
【図3】図2の要部の拡大図であり、(A)は図2(C)に対応し、(B)は図2(D)に対応している。
【図4】図1の使用例を示す図である。
【図5】本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示す使用状態の一部切断の正面図である。
【図6】従来の技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部
14 ネジ穴
15 丸穴
2 ネジ部
21 ネジ山
3 首部
H 下穴
P 配線基板等
a 最大径(ネジ山の)
b 径(首部の)
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板の周囲に素子類の実装スペース,放熱スペース等を確保するために配線基板等に起立して取付けられる柱形のスペーサに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】最近、各種機器の多機能化,高性能化に伴って、実装される素子類を含めた配線基板の高密度化が進んでいる。このため、配線基板等におけるスペーサの取付けでは、取付スペースの確保が困難になり取付位置の制約も大きくなってきている。この現状から、スペーサの形状として、ブロック形よりも小形である柱形が選択されるようになってきている。柱形のスペーサについては、配線基板等の点状の取付位置に起立して取付けられることになるため、取付強度を強化することが求められている。
【0003】
従来、柱形のスペーサとしては、例えば、以下に記載のものが知られている。
【特許文献1】実開平2−34819号公報。
特許文献1には、6角の柱形の本体部1の端部に雄ネジのネジ部2が設けられたスペーサが記載されている(図6参照)。
【0004】
特許文献1に係るスペーサは、図6に示すように、配線基板等Pに穴加工した下穴Hにネジ溝Sを刻設してネジ部2を螺合させることで取付けられる。なお、本体部1に工具等を嵌合して回動させ、ネジ部2(本体部1)を配線基板等Pに締付けることによってかなりの取付強度を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1に係るスペーサでは、下穴Hにネジ溝Sを刻設(タップ加工)しなければならないため、取付コストが高くなるという問題点がある。また、前述の配線基板Pの高密度化からネジ溝Sを刻設するタップを回動させる工具,駆動機構の動作スペースを確保できない場合や、合成樹脂材である配線基板等Pの材質からタップ加工で下穴Hの周面が塑性変形してネジ部2を強固に締付けることができなくなる場合があり、取付けが困難になることがあるという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、安価な取付コストで配線基板等に確実に取付けることのできるスペーサを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するため、本発明に係るスペーサは、次のような手段を採用する。
【0008】
即ち、請求項1では、柱形の本体部の端部に雄ネジのネジ部が設けられたスペーサにおいて、ネジ部を合成樹脂材に対してネジ切りのできるタッピンネジとし、ネジ部と本体部との間にネジ部のネジ山の最大径とほぼ同一の径の円柱形の首部を設けたことを特徴とする。
【0009】
この手段では、タッピンネジであるネジ部を配線基板等の下穴にネジ切りしながら螺合させて取付けることができ、下穴のタップ加工が不要になるとともに、首部をネジ部のネジ切りにより塑性変形した配線基板等の下穴の周面に圧入させることで強固な取付強度が得られる。
【0010】
また、請求項2では、請求項1のスペーサにおいて、ネジ部は先端側へ向けて径が小さくなるテーパネジであることを特徴とする。
【0011】
この手段では、配線基板等の下穴に対してネジ部がテーパ形にネジ切りする。
【0012】
また、請求項3では、請求項1または2のスペーサにおいて、首部の軸長はネジ部の1ピッチ程度の長さであることを特徴とする。
【0013】
この手段では、首部の軸長がネジ部の1ピッチ程度にかなり短く設定される。
【0014】
また、請求項4では、請求項1〜4のいずれかのスペーサにおいて、本体部はネジ部の反対側の端部から首部に対応した丸穴とネジ部に対応したネジ穴とが堀込まれていることを特徴とする。
【0015】
この手段では、ネジ部,首部とネジ穴,丸穴とを螺合,嵌合させることで複数本の連結が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスペーサの実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図4は、本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示すものである。
【0018】
この実施の形態は、本体部1,ネジ部2,首部3の各部で構成されている。
【0019】
本体部1は、金属材で6角の柱形に形成されている。この本体部1の軸長,径については、確保しようとする素子類の実装スペース,放熱スペースの大きさや支持荷重等を考慮して設定される。一方の端面11には、圧接することになる配線基板等Pを無用に損傷することのないように、湾曲した面取加工がなされている。他方の端面12には、雌ネジが刻設されたネジ穴13が堀込まれている。
【0020】
ネジ部2は、本体部1の一方の端面11に突出して一体的に設けられたタッピンネジからなる。このネジ部2については、配線基板等Pの形成素材である合成樹脂材に対してネジ切りのできる雄ネジのネジ溝構造を有するものが選択される。具体的には、JIS規格の2種のように、3角形のネジ山21,ネジ谷22の径が基端側から先端側へ向けて径が小さくなるテーパネジが挙げられる。
【0021】
首部3は、円柱形(テーパネジの延長として錐柱形でも差支えない)に形成されて本体部1,ネジ部2の間に一体的に設けられている。この首部3の径bは、ネジ部2のネジ山21の最大径aとほぼ同一になっている。また、首部3の軸長は、ネジ部2の1ピッチ程度の長さで充分であり、特別な加工が必要になる程の長さは不要である。
【0022】
この実施の形態によると、図2に示すように、配線基板等Pに穴加工した下穴Hにネジ部2を挿入して全体を回動させることによって、ネジ部2を下穴Hにネジ切りをしながら螺合させることができ、下穴Hにネジ溝Sを刻設するタップ加工をすることなく配線基板等Pに取付けることができる。そして、本体部1に工具等を嵌合して回動させ、ネジ部2(本体部1)を配線基板等Pに締付けることによって、本体部1の一方の端面11を配線基板等Pに圧接させてかなりの取付強度を得ることができる。このとき、ネジ部2がテーパネジで下穴Hへのネジ切りの抵抗が比較的小さいため、締付けにあまり大きな力は必要ない。
【0023】
従って、タップ加工のコストが削減されて、配線基板等Pへの取付コストが安価になる。また、配線基板Pの高密度化からネジ溝Sを刻設するタップを回動させる工具,駆動機構の動作スペースを確保できない場合でも、配線基板等Pへの取付けが可能になる。
【0024】
さらに、図3に示すように、合成樹脂材である配線基板等Pの材質からネジ部2のネジ切りで下穴Hの周面が塑性変形しても、塑性変形部分H’に首部3が圧入して塑性変形部分H’を下方(ネジ部2側)へ加圧して押下げ、ネジ部2の下穴Hへの螺合締付けを強固にする。また、下穴Hに侵入した首部3は、塑性変形部分H’の除去された下穴Hの弾性変形の復元力を直接的に受けることになる。
【0025】
従って、配線基板等Pへの取付強度が相当に高くなる。
【0026】
なお、図4には、配線基板等Pに取付けられた本体部1の他方の端面12に他の配線基板等P’を載せ、本体部1のネジ穴13にネジBを螺合させて他の配線基板等P’を固定する使用例が示されている。ちなみに、配線基板等Pと他方の端面12との間に、素子類の実装スペース,放熱スペース等が確保される。
【0027】
図5は、本発明に係るスペーサの実施の形態(2)を示すものである。
【0028】
この実施の形態では、前述の実施の形態(1)の本体部1のネジ穴13に代えて、本体部1の他方の端面12から首部3に対応した丸穴15とネジ部2に対応したネジ穴14とが堀込まれている。
【0029】
この実施の形態によると、ネジ部2,首部3とネジ穴14,丸穴15とを螺合,嵌合させることで複数本を連結し、本体部1の軸長を実質的に調整することがが可能になる。
【0030】
以上、図示した実施の形態の外に、ネジ穴13,15,丸穴14に代えて、本体部1の他方の端面12に他の配線基板等P’や素子類を係止させる係止構造を設けることも可能である。
【0031】
さらに、本体部1を他の角柱形や円柱形とすることも可能である。
【0032】
さらに、ネジ部2を軸方向へ溝を設けた溝付きタッピンネジとすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るスペーサは、タッピンネジであるネジ部を配線基板等の下穴にネジ切りしながら螺合させて取付けることができ、下穴のタップ加工が不要になるとともに、首部をネジ部のネジ切りにより塑性変形した配線基板等の下穴の周面に圧入させることで強固な取付強度を得られるため、安価な取付コストで配線基板等に確実に取付けることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示す一部切断の正面図である。
【図2】図1の取付工作例を示す図であり、(A)〜(D)の順に工程が表されている。
【図3】図2の要部の拡大図であり、(A)は図2(C)に対応し、(B)は図2(D)に対応している。
【図4】図1の使用例を示す図である。
【図5】本発明に係るスペーサの実施の形態(1)を示す使用状態の一部切断の正面図である。
【図6】従来の技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部
14 ネジ穴
15 丸穴
2 ネジ部
21 ネジ山
3 首部
H 下穴
P 配線基板等
a 最大径(ネジ山の)
b 径(首部の)
Claims (4)
- 柱形の本体部の端部に雄ネジのネジ部が設けられたスペーサにおいて、ネジ部を合成樹脂材に対してネジ切りのできるタッピンネジとし、ネジ部と本体部との間にネジ部のネジ山の最大径とほぼ同一の径の円柱形の首部を設けたことを特徴とするスペーサ。
- 請求項1のスペーサにおいて、ネジ部は先端側へ向けて径が小さくなるテーパネジであることを特徴とするスペーサ。
- 請求項1または2のスペーサにおいて、首部の軸長はネジ部の1ピッチ程度の長さであることを特徴とするスペーサ。
- 請求項1〜4のいずれかのスペーサにおいて、本体部はネジ部の反対側の端部から首部に対応した丸穴とネジ部に対応したネジ穴とが堀込まれていることを特徴とするスペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003018580A JP2004232656A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003018580A JP2004232656A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004232656A true JP2004232656A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32948669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003018580A Pending JP2004232656A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004232656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014505373A (ja) * | 2011-11-09 | 2014-02-27 | 東莞勤上光電股▲ふん▼有限公司 | ハイパワーledの放熱構造の製造方法 |
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003018580A patent/JP2004232656A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014505373A (ja) * | 2011-11-09 | 2014-02-27 | 東莞勤上光電股▲ふん▼有限公司 | ハイパワーledの放熱構造の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061006 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
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A02 | Decision of refusal |
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