JP2004039842A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンチモンを導入したnカソード層1に、リンをドープさせながらエピタキシャル成長層20を形成し、このエピタキシャル成長層20の不純物濃度を、n+ 層1側から中央部(Xp)までは、徐々に増大させ、中央部(Xp)からエピタキシャル成長層20表面へ向かって、不純物濃度を徐々に減少させる。このエピタキシャル成長層20の表面層にpアノード層3を形成し、nカソード層1の表面層に1×1018cm−3以上の表面濃度のAsを導入してn+ 層4を形成する。このn+ 層4を形成することで、カソード電極6とのオーミック性が確保され、オン電圧(順方向電圧降下)とそのばらつきを低減できる。また、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフも改善できる。また、nドリフト層の中央部Xpの濃度を高めることでソフトリカバリー化することができる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力用半導体整流素子(電力用ダイオード)などの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力用半導体整流素子(ダイオード)は様々な用途に利用されているが、近年では電力用などで高周波回路に使われるようになり、高速性(逆回復動作時間を短くすることでスイッチング速度を速くする)と低損失性(低Vf(順方向電圧降下)、低Err(逆回復損失))が強く求められている。さらに放射ノイズの抑制などのためにソフトリカバリーも同時に強く求められている。
【0003】
図10は、従来型pinダイオードの要部断面図である。また、図11は、図10のY−Y線での不純物プロファイルの図である。
図10および図11において、厚さ500μmでアンチモン(Sb)を含むn型の低比抵抗(約10mΩ−cm)の半導体基板(nカソード層51)上に、リン(P)をドープしながらエピタキシャル成長させることで、厚さ120μmで50Ω−cmのエピタキシャル成長層100を形成ししたウエハを作成する。このウエハに、7×1013cm−2のドーズ量でボロンのイオン注入を行い、1150℃にて熱処理を加えてpアノード層53を形成する。このpアノード層53とnカソード層51に挟まれたエピタキシャル成長層100がnドリフト層52である。アノード側表面には、Al−1%Siでアノード電極55を形成する。その後、総厚が300μmとなるよう裏面側から研削し、裏面側に蒸着などによりカソード電極56を形成する。尚、図中の57はpアノード層55とn型のエピタキシャル成長層100を絶縁する絶縁膜である。この絶縁膜57が除去し、アノード電極55とpカノード層53をショットキー接合させる場合もある。
【0004】
ここで半導体と金属電極間で良好なオーミックコンタクトを取る方法として、例えば、特開2000−58867号公報にて開示されているように、アンチモン基板の裏面側(nカソード層51の表面に相当する)にリンを照射し、高濃度層の図示しないn+ 層を形成し、その上へAlを蒸着等でカソード電極を形成することでオーミックコンタクトとる方法がある。なお、アンチモン基板は上述のように比抵抗が低くても10mΩ−cm程度、すなわち不純物濃度が1×1018cm−3程度である。これは、アンチモンのシリコン(Si)中の固溶限界による。
【0005】
一方、特開2000−223719号公報にて開示されているように、上記n型低比抵抗基板の不純物を砒素とする方法もある。このように砒素の基板(nカソード層51に相当する)とすることで、基板のn型不純物濃度を1×1019/cm3 以上にできる。これは、砒素の固溶度がアンチモンよりも高いためである。よって、基板の比抵抗をアンチモンよりも低くすることができるので、例えばダイオードの順方向導通時に、基板での電圧降下を低くできる。例えば、200A/cm2 の電流密度に対して、アンチモン基板10mΩ−cmが300μmある場合では、nカソード層の部分の電圧降下は0.06Vであるのに対して、砒素基板1mΩ−cmが300μmの場合は、電圧降下は0.006Vとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ダイオードは、順方向電圧降下Vfと逆回復損失Errの間にトレードオフの関係がある。例えばVfを下げるように少数キャリアのライフタイムを大きくすると、蓄積キャリアが増加するため、Errが増加する。このトレードオフを改善する方法の一つは、ドリフト層の厚さを小さくすることである。こうすれば、Vfは、厚さが薄くなる分だけ減少し、かつ蓄積キャリアも減少するためにErrも小さくできる。しかしながら、ドリフト層の厚さを減らす方法は、ドリフト層に蓄積する蓄積キャリアを減らすことから逆回復電流がハードリカバリーとなること、さらに、pin構造の耐圧保持のための厚みは必要となり、厚さの低減には限界がある。
【0007】
また、前記トレードオフを改善する他方の方法の一つとしては、半導体基板自身の抵抗成分および電極(特に裏面カソード側)との接触抵抗を減らす方法がある。これを達成する方法として、前記したように、一つは砒素基板を用いること、一つはカソード電極と半導体基板(例えばアンチモン基板)の境界にn型の高濃度層を形成する方法である。
【0008】
砒素基板を高濃度とした場合の問題点は、この基板上に、エピタキシャル成長でドリフト層を形成すると、その界面で、オートドープおよび熱処理により、砒素がエピタキシャル成長層100側、つまりnドリフト層52側へ入り込んでしまい、砒素の不純物プロファイルが、図11の点線Cで示すように変化して、nドリフト層52の厚みが小さくなることである。
【0009】
ダイオードの逆回復特性には、ドリフト層の厚さが大きな影響を与える。上述の高温処理をすると、プロファイルが数μmのオーダーで設計よりもずれ、ドリフト層の厚さが小さくなる。そのために蓄積キャリアが少なくなってハードリカバリーになるといった影響が出る。さらに、砒素のエピタキシャル成長は難易度が高く、製造コストが高くなる。
【0010】
一方、アンチモン基板の問題点は、固溶度が低く、アンチモン基板の比抵抗が高くなることと、比抵抗が高いため、基板(nカソード層)とカソード電極との接触抵抗が増加し、また、接触抵抗のバラツキが増加することである。前述のように特開2000−58867号公報では、リンにより高濃度層のn+ 層を形成し、Alをカソード電極に用いている。しかしながら、リンの拡散係数が高く、1000℃では約1×10−13 cm2 /secあり、熱処理時に活性化だけでなく基板内へリンが拡散して、カソード電極と接合するnカソード層表面の濃度を十分高くできない場合が生じる。そのため、nカソード層とカソード電極との接触抵抗が増加し、また、接触抵抗のバラツキが増加する場合が生じる。
【0011】
この発明の目的は、前記の課題を解決して、順方向電圧降下(オン電圧)の低減を図り、順方向電圧降下と逆回復損失のトレードオフの改善を図り、ソフトリカバリー特性の向上を図ることができる半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、n型の第1半導体層と、該第1半導体層の一方の主面に形成され、該第1半導体層より低不純物濃度のn型の第2の半導体層と、該第2半導体層の表面に形成され、該第2半導体層より高不純物濃度のp型の第3半導体層と、前記第1半導体層の他方の主面に砒素を導入してなり、前記第1半導体層より高不純物濃度で、所定の表面濃度を有するn型の第4半導体層と、前記第3半導体層上に形成された第1主電極と、前記第4半導体層上に形成された第2主電極とからなる構成とする。
【0013】
また、前記第1半導体層は、砒素以外のn型の不純物を導入した半導体基板であるとよい。
また、前記第2半導体層は、その不純物濃度が、第1半導体層および第3半導体層に向かって徐々に減少するものであるとよい。
また、前記第4半導体層の表面濃度は1×1018cm−3以上であるとよい。
【0014】
また、前記第2主電極をチタンで形成するとよい。
また、n型の第1半導体層の一方の主面に該第1半導体層より低不純物濃度のn型の第2半導体層を形成する工程と、該第2半導体層の表面に該第2半導体層より高不純物濃度のp型の第3半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層の他方の主面に砒素を導入し、前記第1半導体層より高不純物濃度で所定の表面濃度を有するn型の第4半導体層を形成する工程と、前記第3半導体層上に第1主電極を形成する工程と、前記第4半導体層上に第2主電極を形成する工程と、からなる製造方法とする。
【0015】
また、前記第4半導体層を形成する工程は、1×1014cm−2以上のドーズ量の砒素でイオン注入する工程と、900℃以上で熱処理する工程からなる製造方法とする。
また、前記第3半導体層を形成する工程の熱処理温度は、第4半導体層を形成する工程の熱処理温度より高いとよい。
【0016】
この発明の特徴は、カソード電極とn型の半導体基板の間に前記高濃度層を砒素を導入して形成することで、オーミック接触を良好にし、Vfを低減し、ばらつきを大幅に改善することができる。また、Vfが改善されることでVfとErrのトレードオフが改善せきる。さらに、nドリフト層中に高濃度箇所を形成することで、逆回復中の電界の広がりを緩和させ、カソード側にキャリアを多く残すことでソフトリカバリー(低djr/dt)を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1実施例の要部断面図である。また、図2は、図1のY−Y線で切断した不純物プロファイルを示す図である。
図1および図2において、厚さ500μmで、アンチモンを含むn型の5×1017cm−3の不純物濃度の半導体基板(nカソード層1となる)上に、リンをドープしながらエピタキシャル成長させることで、1×1014cm−3の不純物濃度で厚み120μmのエピタキシャル成長層10を形成する。このエピタキシャル成長層10に、7×1013cm−2のドーズ量でボロンのイオン注入を行い、1150℃にて熱処理を加えて拡散深さ3μm程度でpアノード層3を形成する。このpアノード層3の表面濃度は5×1017cm−3程度である。nカソード層1とpアノード層3に挟まれたエピタキシャル成長層10がnドリフト層である。アノード側表面には、主にAl−1%Si(アルミシリコン)をアノード電極5として形成する。
【0018】
その後、総厚が300μmとなるよう裏面側から研削し、裏面側のnカソード層1の表面層に、2×1014cm−2ドーズ量の砒素を、加速電圧100keVでイオン注入し、1100℃で熱処理して、拡散1μm程度のn+ 層4を形成する。n+ 層4の表面濃度は2×1018cm−3程度となる。n+ 層4上にチタンを蒸着してカソード電極6を形成し、カソード電極6とn+ 層4とのオーミック接触を確保する。このチタンは、熱的に安定性が高く、成膜も容易であり、製造コストも低いため、n型シリコンへのオーミック電極として最も望ましい金属である。
【0019】
尚、チタンの上へニッケル(Ni)、金(Au)を重ねて蒸着してカソード電極6を形成する。金は、はんだ付けを容易にし、酸化を防ぐ働きをする。また、図中の7はpアノード層5とn型のエピタキシャル成長層10を絶縁する絶縁膜である。この絶縁膜7を除去し、アノード電極5とpカノード層3をショットキー接合させる場合もある。
【0020】
n+ 層4の形成において、リンを用いず砒素を用いたのは、リンと比べて、砒素は拡散係数が小さいため、拡散深さを浅くできて、表面濃度を高くできるためである。
また、砒素でn+ 層4を形成したの場合、イオン注入後の拡散温度(アニール温度)を1100℃にしたときは、拡散係数が小さいために、拡散深さ(n+ 層4の深さ)は1μm以上に深くならない。また、n+ 層4は、pアノード層3形成次の熱処理温度(1150℃)より低温で処理しているので、pアノード層3形成プロセスより後で形成しても、pアノード層3の濃度に与える影響は小さい。
【0021】
このように、従来のpin構造のダイオードに、カソード電極とアンチモンが不純物として導入されたnカソード層1との間に、砒素を不純物とするn+ 層4を形成することでコンタクト抵抗を小さくし、Vfを低減することができる。また、Errはn+ 層4を形成することで、変化しないために、VfとErrのトレードオフは改善される。
【0022】
図3は、この発明の第2実施例の半導体装置の要部断面図である。また、図4は、図3のY−Y線で切断した不純物プロファイルを示す図である。
図3および図4において、5×1017cm−3程度の不純物濃度のアンチモンを導入した、nカソード層1となる半導体基板上に、リンをドープさせながらエピタキシャル成長層20を形成する。エピタキシャル成長層を形成するする際に、リンの濃度を制御することにより、不純物濃度が、n+ 層1側から中央部(Xp)までは、1×1014cm−3から1×1015cm−3まで徐々に増大させ、中央部(Xp)からエピタキシャル成長層20表面へ向かって、1×1015cm−3から8×1013cm−3まで徐々に減少したエピタキシャル成長層20を得る。n+ 層1側から中央部までは55μmとし、中央部からエピタキシャル成長層20の表面までは60μmとする。従って、エピタキシャル成長層20の厚みは115μmとなる。尚、このエピタキシャル成長層20に形成されるnドリフト層8の不純物プロファイルを実線Aのように、pアノード層3とnカソード層1の両端近傍で、低い一定の不純物濃度として、Xpに向かって徐々に不純物濃度を増加させる場合と、点線Bのように一定の濃度の箇所を設けずに、pアノード層3とnカソード層1の両端からXpに向かって徐々に増加させる場合がある。
【0023】
実線Aのような不純物プロファイルでエピタキシャル成長される方が、製造工程としては容易である。
前記のエピタキシャル成長層20の表面層に、7×1013cm−3のドーズ量のボロン(B)で、加速電圧100keVでイオン注入し、1150℃で90分アニールして、表面濃度が1×1018cm−3程度で、拡散深さが3μm程度のpアノード層3を形成する。また、nカソード層1の表面層に、2×1014cm−2ドーズ量の砒素を、加速電圧100keVでイオン注入し、1100℃で熱処理して、表面濃度が2×1018cm−3程度で、拡散深さが1μm程度のn+ 層4を形成する。n+ 層4上にチタンを蒸着してカソード電極6を形成し、このカソード電極とn+ 層4とのオーミック接触を確保する。前記のpアノード層3とnカソード層1に挟まれたエピタキシャル成長層20はnドリフト層8であり、その挟まれた領域の厚みは112μm程度である。
【0024】
このように、カソード電極6とアンチモンが不純物として導入されたnカソード層1との間に、砒素を不純物とするn+ 層4を形成することでコンタクト抵抗を小さくし、Vfを低減することができる。また、nドリフト層1の中央部の濃度を高くすることで、図1と比べて、中央部付近での空乏層の伸びが抑制され、nカソード層1付近でキャリア量が増加して、逆回復特性(ソフトリカバリー特性)がさらに改善される。
【0025】
図1および図3の半導体装置において、不純物が砒素で形成されるn+ 層4の表面濃度が1×1018cm−3未満では、n+ 層4とカソード電極6とのオーミック性の確保が困難であるため、n+ 層4の表面濃度は1×1018cm−3以上がよい。さらに、好ましくは、1×1019cm−3以上がよい。また、この表面濃度を確保するために、イオン注入時のドーズ量は1×1014cm−2以上がよい。また好ましくは1×1015cm−2以上がよい。
【0026】
また、nカソード層1のアンチモンの濃度は、1×1017cm−3未満では、このnカソード層1内での電圧降下が大きく(Vfの増大につながる)なるため、1×1017cm−3以上とするとよい。好ましくは、5×1017cm−3以上がよい。しかし、シリコンに対するアンチモンの固溶限界は1018cm−3のオーダーの濃度であり、それ以上表面濃度を高めることができない。
【0027】
また、n+ 層1を拡散係数の小さい砒素で形成することで、拡散係数の大きなリンで形成する場合と比べて表面濃度を高くできる。
図5は、図3の半導体装置におけるn+ 層のドーズ量とVfの関係を示す図である。横軸の高濃度層はn+ 層4のことである。熱処理温度は、1000℃である。図よりドーズ量が1×1014cm−2未満となると急激にVfが増加している。これは、オーミック性が損なわれるためである。従って、ドーズ量を1×1014cm−2以上とすることで低いVfを安定して確保することができる。同様にVfのばらつきも大幅に改善していることが分かる。このときのn+ 層4の表面濃度は、1×1018cm−3以上である。なお、図1の半導体装置においても同様のことが言える。
【0028】
図6は、図3の半導体装置におけるイオン注入後の熱処理温度とVfの関係を示す図である。横軸の高濃度層はn+ 層4のことである。砒素のドーズ量は1×1015cm−2である。図より熱処理温度を900℃以下とすると急激にVfが増加していることが分かる。これは、砒素のイオン注入時に発生した欠陥が十分回復されていないためである。従って、熱処理温度を900℃以上とすることが必要である。さらに、熱処理温度を900℃以上にするとVfのばらつきも大幅に改善していることが分かる。この傾向は、砒素のドーズ量が1×1014cm−2以上において変わらない。なお、図1の半導体装置においても同様のことが言える。
【0029】
本発明によれば、Vfを低くし、Vfのばらつきを抑制することができる。これは、白金を拡散した場合や電子線照射を行った場合に顕著になる。つぎに、白金を導入した場合を例に図3に示す構成と、比較例として図3の構成でn+ 層4を有しないものを比較する。
図7は、白金を導入した場合の白金拡散温度とVfの関係およびVfのバラツキの関係を示した図である。図中の裏面As有りは、図3の半導体装置で、n+ 層4がある場合である。一方、裏面Asなしは、図3の半導体装置のn+ 層4を形成しない場合(比較例:図示せず)である。どちらも、半導体装置には白金を導入している。また、図中のばらつきは標準偏差で示した。
【0030】
800℃から950℃の白金拡散温度範囲で、n+ 層4が有る方(裏面As有りの方)が、Vfが低く、ばらつきも小さい。
また、通常、白金拡散を行った半導体装置では、Vfのばらつきは大きくなる傾向にあるが、n+ 層4を形成することで、Vfのばらつきを小さくできる。
図8は、VfとErrのトレードオフを示す図である。図中の裏面As有りは、図3の半導体装置で、n+ 層4がある場合である。一方、裏面Asなしは、図3の半導体装置のn+ 層4を形成しない場合(図示せず)である。双方の半導体装置には白金を導入している。また、図中のばらつきは標準偏差で示した。
【0031】
n+ 層4を形成することで、Vfは低下する。しかし、通常のライフタイムを制御した場合とは異なり、逆回復電流は大きくならないために、Errの増大はない。そのため、裏面As有り(n+ 層4有り)の場合のVfとErrのトレードオフ曲線は、裏面Asなし(n+ 層4なし)の場合のVfとErrのトレーオフ曲線を、Vfの小さい方に移動させた形となり、Errが増大せずに、Vfのみが低い方にシフトする。その結果、裏面As有り(n+ 層有り)にすることで、Vfが低い方にシフトした分だけ、VfとErrのトレードオフが改善される。
【0032】
図9は、Errとdjr/dtのトレードオフ関係を示す図である。点線は図1の半導体装置の場合で、実線は図3の半導体装置である。これらの半導体装置で、Errとdjr/dtのトレードオフを比較した。
図3の半導体装置では、nドリフト層8が中央部(Xp)が高濃度になっているため、逆回復中の電界の広がりが緩和される。そのため、カソード側にキャリアが多く残り、図1の半導体装置よりソフトリカバリーとなる(djr/dtが小さくなる)。このようにn+ 層4を形成し、nドリフト層2の不純物プロファイルを図4のようにすることで、Vfを小さくすることができ、かつ逆回復特性(ソフトリカバリー特性)も大幅に改善することができる。
【0033】
【発明の効果】
この発明のように、カソード電極とnカソード層の間に、表面濃度が1×1018cm−3のAsで高濃度層(n+ 層)を形成することで、Vfを小さくできて、且つ、Vfのばらつきも小さくできる。
また、Vfが小さくできることで、VfとErrのトレードオフを改善できる。
【0034】
また、nドリフト層の不純物濃度を中央部で高めることで、逆回復特性の改善(ソフトリカバリー化)を図ることができる。ソフトリカバリー化することで、低放射ノイズの半導体装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の要部断面図
【図2】図1のY−Y線で切断した不純物プロファイルを示す図
【図3】この発明の第2実施例の半導体装置の要部断面図
【図4】図3のY−Y線で切断した不純物プロファイルを示す図
【図5】図3の半導体装置におけるn+ 層のドーズ量とVfの関係を示す図
【図6】図3の半導体装置におけるイオン注入後の熱処理温度とVfの関係を示す図
【図7】図7は、白金を導入した場合の白金拡散温度とVfとVfのバラツキの関係を示した図
【図8】VfとErrのトレードオフを示す図
【図9】Errとdjr/dtのトレードオフ関係を示す図
【図10】従来型pinダイオードの要部断面図
【図11】図10のY−Y線での不純物プロファイルの図
【符号の説明】
1 nカソード層
2、8 nドリフト層
3 pアノード層
4 n+ 層
5 アノード電極
6 カソード電極
7 絶縁膜
10、20 エピタキシャル成長層
Claims (8)
- n型の第1半導体層と、該第1半導体層の一方の主面に形成され、該第1半導体層より低不純物濃度のn型の第2の半導体層と、該第2半導体層の表面に形成され、該第2半導体層より高不純物濃度のp型の第3半導体層と、前記第1半導体層の他方の主面に砒素を導入してなり、前記第1半導体層より高不純物濃度で、所定の表面濃度を有するn型の第4半導体層と、前記第3半導体層上に形成された第1主電極と、前記第4半導体層上に形成された第2主電極とからなることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1に記載の半導体装置において、
前記第1半導体層は、砒素以外のn型の不純物を導入した半導体基板であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1または請求項2の記載において、
前記第2半導体層は、その不純物濃度が、第1半導体層および第3半導体層に向かって徐々に減少するものであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記第4半導体層の表面濃度は1×1018cm−3以上であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記第2主電極をチタンで形成したことを特徴とする半導体装置。 - n型の第1半導体層の一方の主面に該第1半導体層より低不純物濃度のn型の第2半導体層を形成する工程と、該第2半導体層の表面に該第2半導体層より高不純物濃度のp型の第3半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層の他方の主面に砒素を導入し、前記第1半導体層より高不純物濃度で所定の表面濃度を有するn型の第4半導体層を形成する工程と、前記第3半導体層上に第1主電極を形成する工程と、前記第4半導体層上に第2主電極を形成する工程と、からなる半導体装置の製造方法。
- 請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、前記第4半導体層を形成する工程は、
1×1014cm−2以上のドーズ量の砒素でイオン注入する工程と、
900℃以上で熱処理する工程からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項6または請求項7に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第3半導体層を形成する工程の熱処理温度は、第4半導体層を形成する工程の熱処理温度より高いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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