JP2004029265A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連続した階調間で、連続したSFにおいて、SFの点灯/非点灯が入れ替わることがないような発光パターンを選択して実階調とし、表現できない諧調を誤差拡散やディザにより擬似的に表現することによって、電荷抜けと書き込み不良との複合要因による不灯現象を抑えるとともに階調も滑らかとなり、映像の品位を向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、AC型のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)の一例について説明すると、図5に示すように、パネルを構成する透明な前面側のガラスからなる基板1上には、誘電体層2および保護膜3で覆われた走査電極4と維持電極5とで対をなすストライプ状の表示電極が複数対形成されている。この走査電極4および維持電極5は、それぞれ透明電極4a、5aおよびこの透明電極4a、5aに電気的に接続された銀等の母線4b、5bとから構成されている。
【0003】
背面側のガラスからなる基板6上には、絶縁体層7で覆われたデータ電極8が配列して形成され、そしてこのデータ電極8の間の絶縁体層7上にはデータ電極8と平行して隔壁9が設けられている。また、隔壁9間の絶縁体層7の表面には、隔壁9の側面にかけて蛍光体10が設けられている。
【0004】
そして、走査電極4および維持電極5とデータ電極8とが直交するように基板1と基板6とが放電空間11を挟んで対向して配置することによりパネルが構成されている。放電空間11には、放電ガスとして、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンの内少なくとも1種類の希ガスが封入されており、隣接する2つの隔壁9に挟まれ、データ電極8と対向する対をなす走査電極4と維持電極5との交差部の放電空間には放電セル12が構成されている。
【0005】
次に、このパネルの電極配列図を図6に示す。図6に示すように、このパネルの電極配列はm×nのマトリックス構成であり、列方向にはm列のデータ電極D1〜Dmが配列されており、行方向にはn行の走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極SUS1〜SUSnが配列されている。このパネルを駆動する一例が特開2000−242224号公報に示されている。
【0006】
上記文献にも示されているとおり、パネルを駆動するには、各電極の状態を初期化する初期化期間と、データ電極8と走査電極4との間で、その電極の交点毎に選択的に書込放電を起こす書込期間と、前記書込期間で選択的に放電を起こしたセルにのみ、走査電極4と維持電極5との間に連続的に維持放電を発生させる維持期間と、維持期間で発光したセルにたまった電荷を消去するための消去放電を発生させる消去期間とからなる駆動波形を印加する。
【0007】
通常の駆動方法では、図7(a)に示すように、初期化期間21と書込期間22と維持期間23と消去期間24によって、1つのサブフィールド(以下SFという)を構成し、発光期間である維持期間が異なったSFをいくつか集めて、それぞれを任意にオン/オフ制御することにより階調を表現する。しかしながら、各SFに全て初期化期間が存在すると、初期期間も発光しているため、その分黒表示の輝度が浮いてしまい、映像の品位が低下してしまう。
【0008】
そこで、図7(b)に示すように、初期化期間21は、フィールドの先頭だけで、その後のSFは、消去期間の後にすぐ書込期間があるような駆動方法にすると映像の美しさという面では、非常に有効である。
【0009】
プラズマディスプレイの発光を考えるにあたり、非常に重要になってくるのが、壁電荷という概念である。プラズマディスプレイの各電極間には、ある一定の電圧(Vf)以上の電圧をかけることはできず、もしこのVf以上の電圧が電極間にかかれば、放電を開始してしまう。この放電によって、各電極に蓄えられるのが壁電荷である。電極間電圧Vcは、外部印加電圧Vaと壁電荷Vwとによって表現され、Vc=Va+Vw、Vc>Vfで放電開始となる。この放電には大きく2種類あり、1つは、急激に外部印加電圧Vaが変化して、電極間電圧VcがVfを越えてしまうことによって発生する強放電であり、セルの電位状態が0になるように各電極に壁電荷がたまる。もう1つは、徐々に外部印加電圧Vaが変化することによって、徐々に電極間電圧VcがVfを越えることによって発生する弱放電である。この弱放電では、電極間電圧VcがVfの状態を保ったまま、壁電荷Vwがたまっていく。
【0010】
図8に通常動作時の各電極の壁電荷状態の推移の一例を示す。図8(a)は、書込前の壁電荷状態であり、走査電極4にはマイナスの壁電荷が、維持電極5にはプラスの壁電荷が、データ電極8にはプラスの壁電荷が蓄えられている。ここで書込動作を行うと、走査電極4に−90V、維持電極5に+150V、データ電極8に+67Vが印加され、走査電極4とデータ電極8の電極間電圧Vcが放電開始電圧Vfを越え、放電が開始する。一度放電が開始すると、放電開始電圧Vfに達していないところにも放電が波及するため、維持電極5も放電をはじめる。この書込放電は、先に述べた強放電であるので、電位が0になるように壁電荷が移動するため、単純なモデルで考えると、図8(b)に示すように、走査電極4に+120V、維持電極5に−120V、データ電極8に−37Vが蓄えられる。
【0011】
この書き込まれたセルに対し、図8(c)に示すように最初の維持電圧(170V)が走査電極4に印加されると、走査電極4と維持電極5で強放電が発生し、以後交互に電荷の受け渡しを行い、維持放電が成立する。維持期間23の終了後は、消去期間24での放電によって、図8(d)に示すように書込放電の前の電荷状態となるように壁電荷が調整され、次のSFへ移る。なお、書込期間22において書き込まれなかった画素に対しては、書込期間22、維持期間23、消去期間24のいずれにおいても放電は発生せず、壁電荷は初期の状態をそのまま保持する。
【0012】
階調を表現するためには、各SFのどれが点灯して、どれが非点灯の状態であるのか選択する必要がある。この場合、SF駆動法特有の課題である動画疑似輪郭を低減するため、SFの重み付けは、1,2,4,8,16・・といったバイナリにならず、例えば、図9に示すように、1,2,4,6,12・・というように、階調が徐々に高くなって行き、新しいSFが点灯するときには、低い階調を除いて、必ず前のSFが点灯するような重み付けにしておく。
【0013】
このようにすることで、フィールド毎の発光重心の時間的な位置変動を抑え、動画での疑似輪郭を低減することが可能となる。例えば、図9のように1SFから4SFまで全て点灯している階調13から、階調14へ変化するとき、階調14は5SFだけでなく、2SFも点灯させる。こうすることによって、動画疑似輪郭を低減する。これは、8SFの例であり、最大階調は135のときのものである。なお、図中の空白は非点灯、1は点灯状態を示す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなプラズマディスプレイ装置においては、次に説明するような課題があった。
【0015】
まず、書込放電における電荷抜けという現象について、図10を用いて説明する。空間的に連続した2つのセルにおいて、書込前の状態は、図8と同様に、図10(a)のようになっている。ここで、4A、4Bと5A、5Bはそれぞれ、セル12A1とセル12B1の走査電極および維持電極である。ここで、セル12A1が書込放電するとき、放電が隣のセルである12B1にまで伸び、セル12B1の走査電極4B、維持電極5Bおよびデータ電極8上の壁電荷を減少せさてしまうことがある。これを電荷抜けと呼ぶ。
【0016】
このとき、12A1の書込直後に12B1の書込動作が行われた場合は、12A1の放電によるプライミング粒子が存在するため、壁電荷が少なくなっても比較的放電は発生しやすい。しかし、12B1の書込が行われなかった場合には、図10(b)のセル12B2のように、壁電荷が減少した状態となる。ここで、図7(a)に示すように各SFに初期化期間21がある場合は、たとえ電荷抜けが発生しても、正常な壁電荷の状態に復帰させることが可能であるが、図7(b)に示すように、初期化期間が1フィールドに1回である場合には、壁電荷が減少した状態のまま、次のSFの書込動作を迎える。
【0017】
このような電荷抜けが発生した場合の次のSFでの書込動作について図11に説明する。図11(a)の壁電荷状態のまま、書込放電が発生すると、完全な強放電とはならず、図8(b)のようなきちんとした壁電荷は形成されない。つまり、走査電極4には若干のプラス電荷が、維持電極5には若干のマイナス電荷が、データ電極8には若干のマイナス電荷がたまる。この状態のまま維持期間23を迎え、維持電圧が走査電極4に印加されると、あるセルは放電開始電圧を超え、放電を始めるが、あるセルは放電開始電圧に達せず、放電を行うことができない。
【0018】
維持放電を行わない場合は、消去放電も発生しないため、壁電荷は図11(d)の状態のまま、次のSFの書込を迎える。しかし、この場合は、通常の書込動作前の壁電荷の状態と完全に逆転しているため、以降のSFでは二度と書込動作ができず、維持放電もできない。つまり、この電荷抜けの状態のまま、上記のような書込不良が発生すると、プラズマディスプレイ上に不灯となって黒い点が見えてしまう。なお、この現象は、図10ではデータ電極8に平行した2つのセルに関して述べたが、場合によっては、データ電極8に垂直のセル間でも起こり得る。
【0019】
従来のコーディングパターンの一例である図9では、例えば、階調7と階調8という連続した階調間で、3SFと4SFという連続したSFで点灯/非点灯の入れ替わりがあり、好ましくない。また、例えば、階調14のように2SF連続して非点灯という状態もあり得る。
【0020】
本発明はこのような課題を解決し、SFの点灯/非点灯の状態を示すコーディングによって、電荷抜けと書込不良とが連続して発生することを抑え、不灯を少なくして、映像の品位を上昇することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のプラズマディスプレイ装置は、一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、隣接する階調間のサブフィールドの点灯パターンは、連続した複数のサブフィールドにおいて、点灯、非点灯状態が入れ替わらない点灯パターンとしたものであり、連続した階調間で電荷抜けと書込不良とが連続して発生するのを抑え、不灯を低減するものである。
【0022】
また、上記目的を達成するために本発明のプラズマディスプレイ装置は、一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、奇数サブフィールドおよび偶数サブフィールドのうち、どちらか一方のサブフィールドを常に点灯状態とし、もう一方のサブフィールドの点灯、非点灯状態の点灯パターンにより階調表現を行うように構成したものであり、連続した階調間だけでなく、任意の階調間においても、電荷抜けと書込不良とが連続して発生するのを抑え、不灯を低減するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1記載の発明は、一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、隣接する階調間のサブフィールドの点灯パターンは、連続した複数のサブフィールドにおいて、点灯、非点灯状態が入れ替わらない点灯パターンとしたことを特徴とする。
【0024】
また、本発明の請求項2記載の発明は、請求項1において、非点灯状態が2つのサブフィールド以上連続しない点灯パターンとしたことを特徴とする。
【0025】
また、本発明の請求項3記載の発明は、一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、奇数サブフィールドおよび偶数サブフィールドのうち、どちらか一方のサブフィールドを常に点灯状態とし、もう一方のサブフィールドの点灯、非点灯状態の点灯パターンにより階調表現を行うように構成したことを特徴とする。
【0026】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるプラズマディスプレイ装置のコーディング方法について、図1〜図3を用いて説明する。
【0027】
まず、先に述べた電荷抜けと書込不良とが実際のコーディングとどう関係しているかについて、図3を用いて説明する。隣接するセル12Aおよび12Bでの点灯パターンについて、セル12Aが時間的に先に書き込まれ、セル12Bがその直後に書き込まれる場合について考える。先に述べたように、あるセルが点灯状態にあり、その隣接セルが非点灯状態にある場合、非点灯状態にあるセルの壁電荷が減少し、電荷抜けが発生する。その状態で書き込み不良が発生した場合、以降のSFでは不灯となってしまう。よって、n番目のSFでセル12Aが点灯、セル12Bが非点灯、n+1番目でセル12Aが非点灯、セル12Bが点灯していると、セル12Bで不灯が発生しやすい。つまり、更に一般的に言うと、図3のパターンA31に示すように、n番目のSFとn+1番目のSFで点灯/非点灯状態がセル12Aとセル12Bが入れ替わる場合に、不灯が発生しやすい。
【0028】
次に、パターンB32のように電荷抜けが発生するパターンが2つのSFで連続で続く場合、図10(b)の12B2よりも更に電荷が減少して行き、次のSFでの書き込み不良が更に発生しやすくなる。つまり、非点灯状態が複数の連続するSFで発生しないようにすることが不灯を少なくすることにつながる。
【0029】
パターンC33のようにn番目のSFで電荷抜けが発生しても、n+1番目のSFで両方のセルで書き込みが発生した場合、セル12Aの書き込み放電によるプライミング効果により、壁電荷の減少を補い、セル12Bで書き込み放電が起こる可能性が高くなる。つまり、セル12Bでの以降のSFでの不灯の発生確率は減少する。
【0030】
また、パターンD34は、n番目のSFで同様に電荷抜けが発生した次のSFで両方のセルで書き込みが発生しなかった場合、単純に電荷状態が保持されるため、n+2番目のSFでセル12Aが非点灯、セル12Bが点灯状態であると、結局パターンA31と同様の不灯発生確率となる。
【0031】
以上を総合して、電荷抜けと書き込み不良による不灯現象が発生しにくいコーディングを考えると、実画像において不灯が発生しやすいのは、階調が緩やかに変化する場合である。つまり、連続する階調間で点灯/非点灯の入れ替わりが起こらないようにするのが第一条件である。また、2つのSF以上の連続したSFで非点灯状態が続くようなコーディングも先に述べたとおり、不灯が発生しやすくなる。図9で説明した8SF、136階調(0を含む)の例で言えば、図1に示すようなコーディングパターンのみを用いて、階調表現を行えば、不灯は発生しにくくなり、映像の品位が低下することはない。
【0032】
ところで、図1に示す階調は、0をあわせて32しかなく、全階調136を表現することはできない。よって、図1に示す階調で、誤差拡散法やディザ法を用いて擬似的に全階調を作り出す必要があるが、このような信号処理を行う処理回路の一例のブロック図を図2に示す。
【0033】
デジタルの映像信号は、フォーマット変換等の事前処理を施された後、逆ガンマ変換補正回路41へ入力される。この逆ガンマ補正によって、不足した低階調を補うために誤差拡散回路42へ入力される。次に図1に示したコーディングへ集約するため、階調制限回路43へ入力される。擬似階調作成回路44は、階調制限回路43から入力された制限されたあとの映像信号と、実階調と制限された階調の誤差に従って、誤差拡散法やディザ法により擬似的に階調を作り出す。この出力がSF変換回路45を通して、PDPとこの各電極に接続したドライバ回路とで構成したPDPモジュール46へ出力される。
【0034】
なお、以上で説明した隣接する階調とは、ガンマ補正後の階調であり、コーディングパターンとは、映像信号のバイナリ信号ではなく、SF変換後の各SFの点灯、非点灯のオン/オフパターンである。
【0035】
また、本発明のコーディングを実施することにより、隣り合う階調間での時間的な発光重心のずれが低減されるため、動画疑似輪郭低減にも役立てることが可能となる。
【0036】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2によるプラズマディスプレイ装置のコーディング方法について、図4を用いて説明する。
【0037】
上記実施の形態1では、連続した階調間では、連続したSFにおいて点灯/非点灯の入れ替わりは発生せず、不灯は発生しにくい。しかし、例えば階調8と階調11といった任意の階調間においては、点灯/非点灯の入れ替わりが発生してしまう。よって、どのような任意の階調間においても、点灯/非点灯の入れ替わりが起こらないようにするには、図4に示すような階調のみを用いればよい。
【0038】
図4の例で言えば、奇数のSFは常に点灯状態としておき、残りの偶数のSFのオン/オフのみで階調表現を行う。ここでは、奇数のSFを点灯状態としたが、場合によっては、偶数のSFを常に点灯状態とし、奇数のSFのみで階調を表現しても良い。
【0039】
図4に示すコーディングによる作用効果は、任意の階調間でも点灯/非点灯の入れ替わりが発生しないため、図1のコーディングに比べて、さらに不灯が発生せず、映像の品位が上がる。一方で、実階調として使える階調数が0を含めて24階調しかないため、誤差拡散やディザによるノイズ感が図1の例に比べて増加してしまうことが懸念されるが、様々な状況に応じて図1や図4のコーディングを使い分ければよい。
【0040】
なお、図4に示すコーディングを実現するための実際の処理回路の構成は、図2に示すものと同様な処理回路を用いることができる。
【0041】
また、本発明のコーディングを実施することにより、隣り合う階調間での時間的な発光重心のずれが低減されるため、動画疑似輪郭低減にも役立てることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によるプラズマディスプレイ装置によれば、連続した階調において、連続したSFの点灯/非点灯が入れ替わらない発光パターンのみを実階調として用い、表現できない階調を誤差拡散やディザを用いて擬似的に表現することにより、電荷抜けと書き込み不良の複合的な要因によって発生する不灯を少なくすることができるとともに、階調も滑らかとなる。さらに動画疑似輪郭も同時に低減することが可能となり、映像の品位が向上し、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるプラズマディスプレイ装置におけるコーディング表を示す説明図
【図2】同プラズマディスプレイ装置の処理回路の一例を示すブロック図
【図3】電荷抜けおよび書き込み不良とコーディングとの相関を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態2によるプラズマディスプレイ装置におけるコーディング表を示す説明図
【図5】プラズマディスプレイ装置のパネル構造を一部を切り欠いて示す斜視図
【図6】同プラズマディスプレイ装置のパネル本体の電極配列を示す説明図
【図7】サブフィールド構成の説明図
【図8】壁電荷の状態を説明するための説明図
【図9】従来のコーディング表の一例を示す説明図
【図10】電荷抜けを説明するための説明図
【図11】電荷抜けと書き込み不良による不灯現象を説明するための説明図
【符号の説明】
41 逆ガンマ変換補正回路
42 誤差拡散回路
43 階調制限回路
44 擬似階調作成回路
45 SF変換回路
46 PDPモジュール
Claims (3)
- 一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、隣接する階調間のサブフィールドの点灯パターンは、連続した複数のサブフィールドにおいて、点灯、非点灯状態が入れ替わらない点灯パターンとしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
- 非点灯状態が2つのサブフィールド以上連続しない点灯パターンとしたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置したパネルを有するプラズマディスプレイ装置において、奇数サブフィールドおよび偶数サブフィールドのうち、どちらか一方のサブフィールドを常に点灯状態とし、もう一方のサブフィールドの点灯、非点灯状態の点灯パターンにより階調表現を行うように構成したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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