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JP2004084724A - 弁の開度調整機構 - Google Patents

弁の開度調整機構 Download PDF

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Publication number
JP2004084724A
JP2004084724A JP2002243918A JP2002243918A JP2004084724A JP 2004084724 A JP2004084724 A JP 2004084724A JP 2002243918 A JP2002243918 A JP 2002243918A JP 2002243918 A JP2002243918 A JP 2002243918A JP 2004084724 A JP2004084724 A JP 2004084724A
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JP
Japan
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handle
valve
pitch
screw portion
adjustment mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002243918A
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English (en)
Inventor
Kenji Hamada
濱田 健志
Yoshinori Tomioka
冨岡 美紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd filed Critical Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Priority to JP2002243918A priority Critical patent/JP2004084724A/ja
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Abstract

【課題】開度調整を精密かつ容易に行うことのできる弁の開度調整機構を提供する。
【解決手段】本発明の弁開度調整機構は、内周面に雌ネジ部6と外周面下部に該雌ネジ部のピッチより大きいピッチの雄ネジ部7とを有する筒状のハンドル1と、内周面にハンドルの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部8を有するハンドル支持体2と、ハンドル支持体の下方に位置しステムを回動不能に支承するボンネット4と、上部外周にハンドルの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部9を有し該雄ネジ部の下方部分がボンネットに上下移動自在かつ回動不能に支承されたステム3とを具備している。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体の流量調整を目的とした手動弁における開度調整機構に関するものであり、さらに詳しくは、開度調整をより精密かつ容易に行うことができる弁の開度調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種化学薬液ラインや純水ライン等に用いられる手動弁において、流体の流量を任意に調整し供給する必要がある場合には、ハンドルとボンネットにネジ部を設け、ハンドルを回転させることによってハンドルと連結された弁体を上下移動させて弁開度の調整が行われていた。その一般的な方法としては図5に示すようなニードル弁に用いられた開度調整機構があった。しかしながら、流量調整を行う際に重要となる開口面積の変化量はハンドルの回転量に比例し、その比例定数はハンドルに設けられたネジ部のピッチによって決定される。従って、より精密なストローク量の調整を行うためには非常に小さな回転角度で調整する必要があり、図5のような開度調整機構では操作誤差が大きく微調整が困難であった。同機構において特に微量な調整を可能にするためには図5に示すように弁体34の先端部を鋭く設け、ハンドル一回転あたりの開口面積の変化を小さくする方法があるが、この場合には弁体34が大きくなり、それに伴って弁高が大きくなってしまうといった問題があった。
【0003】
これらを解決する手段として、図6のようにハンドル39に設けた雄ネジ部45のピッチを微細に設ける方法があった。図6によれば、例えばハンドル39を1回転させた場合、弁体42はハンドル39に設けられた雄ネジ45のピッチと同じ距離だけ下降または上昇移動するため、雄ネジ45のピッチを微細に設けることによってハンドル39の1回転あたりの弁体42の移動距離を小さくし、微細な流量調整を可能にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような開度調整機構においては、ネジのピッチが微細なためにネジ部分の機械的強度が低下し、操作時に過剰なトルクがかかるなどの要因によりネジ部の破壊がおこりやすいという問題があった。また、組立ての際にもネジが潰れてしまうような組立てミスが発生しやすいといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、開度調整をより精密かつ容易に行うことができる弁の開度調整機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成を図1に基づいて説明すると、本発明の弁開度調整機構は、内周面に雌ネジ部6と外周面下部に雌ネジ部6のピッチより大きいピッチを有する雄ネジ部7を有する筒状のハンドル1と、内周面にハンドル1の雄ネジ部7と螺合する雌ネジ部8を有するハンドル支持体2と、ハンドル支持体2の下方に位置しステム3を回動不能の状態で支承するボンネット4と、上部外周にハンドル1の雌ネジ部6に螺合される雄ネジ部9を有し雄ネジ部9の下方部分がボンネット4に上下移動自在かつ回動不能に支承されるステム3とを具備することを第一の特徴としている。
【0007】
また、本発明はハンドル1の外周面下部に設けられた雄ネジ部7と内周面に設けられた雌ネジ部6のピッチの差が、雄ネジ部7のピッチの20分の1から5分の1であることを第二の特徴としている。
【0008】
また、本発明はニードルバルブ、ゲートバルブ、ストップバルブ、ダイヤフラムバルブまたはピンチバルブに使用されることを第三の特徴としている。
【0009】
本発明のポイントは筒状のハンドル1の内周面に設けられた雌ネジ部のピッチより、同外周面下部に設けられた雄ネジ部のピッチを大きくした点である。好ましくは、雄ネジ部と雌ネジ部のピッチ差を雄ネジ部のピッチの20分の1から5分の1になるように設けるのが良い。ピッチ差が20分の1より小さいと、ハンドル1のストローク量が大きくなり過ぎて弁高が大きくなる。また、5分の1より大きいと、弁開度の微調整ができなくなる。上記範囲内でピッチ差を選択することにより、希望するハンドル1のストローク量を調整することができるため、幅広い開度の微調整が可能となる。
【0010】
本発明の弁の開度調整機構を使用できる弁としてはニードルバルブ、ゲートバルブ、ストップバルブ、ダイヤフラムバルブまたはピンチバルブが挙げられ、特にニードルバルブには有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について図面を参照して説明するが、本発明が本実施態様に限定されないことは言うまでもない。
【0012】
図1は本発明の開度調整機構の縦断面図である。図2は本発明の開度調整機構を用いたニードルバルブの半開状態を示した縦断面図である。図3は図2のニードルバルブの弁体をダイヤフラム形状としたときの縦断面図である。図4は本発明の開度調整機構を用いたピンチバルブの縦断面図である。
【0013】
以下、本発明の実施態様を示す図1に基づいて弁の開度調整機構について説明する。
【0014】
1は筒状のハンドルで、頭部に断面円形状のつまみ部5を有し、内周面には雌ネジ部6が設けられている。また、外周面のつまみ部5の下部にはそれより縮径して雌ネジ部6より大きいピッチを有する雄ネジ部7が設けられている。
【0015】
2は筒状のハンドル支持体で、内周面にはハンドル1の雄ネジ部7に螺合される雌ネジ部8が設けられており下端部はボンネット4の上端部に接合固定されている。
【0016】
3はステムで、上部にハンドル1の雌ネジ部6に螺合される雄ネジ部9が設けられ、雄ネジ部9の下方には雄ネジ部9より拡径された断面六角形の鍔部10が設けられている。
【0017】
ボンネット4は、ステム3の下方部を底部中央で支承するとともに、ステム3の鍔部10を上下移動自在かつ回動不能に収容している。
【0018】
本実施態様ではボンネット内面11も断面六角形状に形成されており、ステム3の鍔部10が嵌合されることにより回動不能にされている。すなわち、ステム3はハンドル1の回転に伴い、上下方向のみに移動可能になっている。ちなみに本実施態様では鍔部10及びボンネット内面11の断面形状は六角形状となっているが四角形状にしてもよく、また、突状と凹溝の組合せによる嵌合形状であってもよく、ステム3の回動を不能にする形状であれば特に限定されるものではない。
【0019】
次に、図2に基づき本実施態様の弁の開度調整機構が使用されたニードルバルブの構造及び弁の開度調整機構の作動について説明する。
【0020】
図面における番号1〜11については図1と同じであるので説明は省略する。
【0021】
ステム3の下部はボンネット4の底部中央に設けられた貫通孔16に装入され、Oリング14を介して貫通孔16内を上下に摺動可能になっている。また、ステム3の下端部には弁体13が螺着固定されている。
【0022】
12は本体であり、下部には流入口17と垂直方向に設けられた堰19で仕切られた流出口18が設けられている。また、上部には前記弁体13が収容される弁室20が設けられており弁室20の底部に設けられた連通口21と22で流入口17及び流出口18に連通している。連通口21の開口部23の周縁部は前記弁体13の弁座部24となっている。ハンドル支持体2、ボンネット4、本体12はボンネット4と本体12の間にOリング15を挟持してボルト、ナット(図示せず)によって固定されている。
【0023】
次に本ニードルバルブにおける開度調整機構の作動について説明する。
【0024】
今、図2では弁の半開状態を示している。まず、このとき流体は本体12内の流入口17から流れ込み、開口部23、弁室20を経由して流出口18から排出されている。この状態でハンドル1を閉方向に回動させると、ハンドル1は外周の雄ネジ部7のピッチ分だけ下降し、逆にハンドル1の雄ネジ部7より小さいピッチを持つ内周の雌ネジ部6に螺合されたステム3はハンドル1の雌ネジ部6のピッチ分だけ上昇する。ただし、ステム3の中央部外周に設けられた鍔部10は回動不能の状態でボンネット4に収容されており上下方向のみに移動可能であるため、ステム3は弁本体に対してハンドル1外周の雄ネジ部7と内周の雌ネジ部6のピッチの差分だけ下降することとなる。例えば、ハンドル1の外周の雄ネジ部7およびハンドル支持体2の内周の雌ネジ部8のピッチを3.0mmとするとともに、ハンドル1の内周の雌ネジ部6およびステム3の雄ネジ部9のピッチを2.5mmにした場合、ハンドル1を1回転させることによってステム3は0.5mm(雄ネジ部7のピッチの6分の1)下降することとなる。これに伴って、ステム3と連結された弁体13が下降し、本体12の開口部23の開口面積を調整し流量の調整が可能となる。本実施態様においては開口面積の調整はハンドル1外周の雄ネジ部7と内周の雌ネジ部6のピッチの差において決定されるためピッチを微細に設計する必要がなく、すなわちネジの強度を充分に保つことができる。
【0025】
ハンドル1をさらに閉方向に回動させると開口部23の開口面積は弁体13が下降することにより徐々に小さくなり、すなわちバルブを流れる流体の流量は小さくなり、ついには弁体13と弁座部24が接触して流体の流れがストップされる。さらにハンドル1を回動させた場合にはステム3の鍔部10の下面がボンネット4の底面に接触してストッパーとなるため、弁座部24や弁体13に過剰な負荷がかかるのを防ぐことができる。
【0026】
つぎに、ハンドル1を逆に開方向に回動させた場合は、閉方向に回動させた場合のまったく逆の作動で弁体が上昇し開口部23の開口面積が大きくなり、すなわちバルブを流れる流体の流量を大きくすることができる。さらにハンドル1を開方向に回動させるとステム3の鍔部10の上面がハンドル支持体2の底面に接触してストッパーとなる。
【0027】
以上説明したごとくハンドルを開方向や閉方向に回転させたときに、ステムの上下動巾を微調整することが可能であるため、弁の開度を精密かつ容易に調整することが可能となっている。
【0028】
図3は図2のニードルバルブの弁体をダイヤフラム形状とした場合の縦断面図である。図2と異なる点は、弁体26にダイヤフラム部27が一体的に設けられており摺動部分が接液部と分離されている点である。そのため、パーティクルの発生やOリングの接液を嫌う純水ラインやケミカルラインに特に好適である。
【0029】
図4は本発明の開度調整機構を用いたピンチバルブの縦断面図である。
本ピンチバルブの構造を簡単に説明すると、本体28内には弾性体からなる管体30が保持されており、ハンドル1の回動に伴いステム3と連結された挟圧子29が上下移動し、管体30を押圧して弁の開閉操作や開度調整を行うものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上説明したような構造をしており、これを使用することにより従来品に比較して開度調整がより精密かつ容易に行え、バルブの大きさやネジ部分の強度を犠牲にすることなく、広い範囲の流量の微調整を早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開度調整機構を示す縦断面図である。
【図2】本発明の開度調整機構を用いたニードルバルブの縦断面図である。
【図3】図2のニードルバルブの弁体をダイヤフラム形状とした場合の縦断面図である。
【図4】本発明の開度調整機構を用いたピンチバルブの縦断面図である。
【図5】従来の開度調整機構を用いたニードルバルブの縦断面図である。
【図6】従来の開度調整機構を用いた他の形式のニードルバルブの縦断面図である。
【符号の説明】
1…ハンドル
2…ハンドル支持体
3…ステム
4…ボンネット
5…つまみ部
6…雌ネジ部
7…雄ネジ部
8…雌ネジ部
9…雄ネジ部
10…鍔部
11…ボンネット内面
12…本体
13…弁体
14…Oリング
15…Oリング
16…貫通孔
17…流入口
18…流出口
19…堰
20…弁室
21…連通口
22…連通口
23…開口部
24…弁座部
39…ハンドル
40…ボンネット
41…本体
42…弁体
43…Oリング
44…Oリング
45…雄ネジ部
46…雌ネジ部

Claims (3)

  1. 内周面に雌ネジ部と外周面下部に該雌ネジ部のピッチより大きいピッチを有する雄ネジ部を有する筒状のハンドルと、内周面にハンドルの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有するハンドル支持体と、ハンドル支持体の下方に位置しステムを回動不能の状態で支承するボンネットと、上部外周にハンドルの雌ネジ部に螺合される雄ネジ部を有し、該雄ネジ部の下方部分がボンネットに上下移動自在かつ回動不能に支承されるステムとを具備することを特徴とする弁の開度調整機構。
  2. ハンドルの外周面下部に設けられた雄ネジ部と内周面に設けられた雌ネジ部のピッチの差が、雄ネジ部のピッチの20分の1から5分の1であることを特徴とする請求項1に記載の弁の開度調整機構。
  3. ニードルバルブ、ゲートバルブ、ストップバルブ、ダイヤフラムバルブまたはピンチバルブに使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の弁の開度調整機構。
JP2002243918A 2002-08-23 2002-08-23 弁の開度調整機構 Pending JP2004084724A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155878A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 流量調節弁
KR101371861B1 (ko) * 2012-08-23 2014-03-12 순천대학교 산학협력단 위치 조정 가능한 롤 샤프트 홀더
JP2016156442A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社キッツエスシーティー 高圧用ニードルバルブとこれを用いた水素ステーション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005155878A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 流量調節弁
KR101371861B1 (ko) * 2012-08-23 2014-03-12 순천대학교 산학협력단 위치 조정 가능한 롤 샤프트 홀더
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