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JP2003531267A - 剪断減粘性筆記用組成物、筆記用具及び方法 - Google Patents

剪断減粘性筆記用組成物、筆記用具及び方法

Info

Publication number
JP2003531267A
JP2003531267A JP2001578561A JP2001578561A JP2003531267A JP 2003531267 A JP2003531267 A JP 2003531267A JP 2001578561 A JP2001578561 A JP 2001578561A JP 2001578561 A JP2001578561 A JP 2001578561A JP 2003531267 A JP2003531267 A JP 2003531267A
Authority
JP
Japan
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composition
sec
mpa
shear thinning
writing
Prior art date
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Application number
JP2001578561A
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JP2003531267A5 (ja
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エル.スペンサー ジーン
ツバロウ パウエル
Original Assignee
ベロル・コーポレイション
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Filing date
Publication date
Application filed by ベロル・コーポレイション filed Critical ベロル・コーポレイション
Publication of JP2003531267A publication Critical patent/JP2003531267A/ja
Publication of JP2003531267A5 publication Critical patent/JP2003531267A5/ja
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/16Writing inks
    • C09D11/18Writing inks specially adapted for ball-point writing instruments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を水性溶剤系中に分散させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本願は、2000年4月20日付け出願の米国特許出願第09/553119
の部分継続出願であり、その全開示をここに参照の対象として記載する。
【0002】技術分野 本発明は、筆記用組成物、筆記用具及び方法に関し、特に消去可能な剪断減粘
性筆記用組成物に関する。
【0003】発明の背景 ペンと鉛筆の特徴を兼ね備えるために筆記用具において使用するための消去可
能なグラファイト含有液状筆記用組成物が提案されている。これらの液状グラフ
ァイト含有組成物を含むかかる筆記用具は、削る必要がなく、芯を促進させる必
要がなくそして低い適用圧で済むという点でペンに、そして紙の如き基体にマー
キングを形成するのに使用することができ、その後に基体から消去することがで
きるという点で鉛筆にも類似している。
【0004】発明の概要 本発明の1つの面に従えば、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、液体中に
分散された剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を含む。
【0005】 本発明の他の面に従えば、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、液体中に分
散された剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を含み、しかも約0.01〜0
.8の剪断減粘性指数を有する。
【0006】 本発明の他の面に従えば、筆記用具は、水性溶剤系、剪断減粘用添加剤及びグ
ラファイト粒子を含み、該剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子が水性溶剤系
中に分散されている消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を収容した容器を含む。
この筆記用具は、かかる容器と流体連通の状態にある筆記先端を更に含む。
【0007】 本発明の更に他の面に従えば、マーキングを形成する方法は、基体上に剪断減
粘用添加剤及びグラファイト粒子を含む消去可能な剪断減粘性筆記用組成物でマ
ーキングを作ることを含む。
【0008】 本発明のこれらの及び他の特徴、面及び利益は、次の説明及び特許請求の範囲
に関してより良く理解されるだろう。
【0009】好ましい具体例の詳細な説明 本発明の1つの面は、液体中に剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を含め
た消去可能な剪断減粘性筆記用組成物である。
【0010】 本発明の他の面は、液体中に分散された剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒
子を含み、しかも約0.01〜0.8の剪断減粘性指数を有する消去可能な剪断
減粘性筆記用組成物である。
【0011】 これらの面の追加的な具体例は、次の特徴のうちの1つ又はそれ以上を含むこ
とができる。消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、約0.01〜0.8の剪断
減粘性指数を有することができる。また、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は
、約1.0/秒の剪断速度において200mPa・sec〜20,000mPa
・secの粘度、及び約100/秒の剪断速度において10mPa・sec〜1
,000mPa・secの粘度を有する。この液体は水性溶剤系である。剪断減
粘用添加剤及びグラファイト粒子は水性溶剤系中に分散されている。この剪断減
粘用添加剤は、粘土、オルガノクレー、水分散性ガム、アクリル酸基材重合体又
はそれらの組み合わせである。粘土は、ヘクトライト粘土又はベントナイト粘土
である。水分散性ガムは、例えばキサンタンガムのような多糖類である。組成物
は、約0.01重量%〜約10重量%の剪断減性用添加剤、約0.05重量%〜
約5重量%の剪断減性用添加剤又は約0.1重量%〜約2重量%の剪断減性用添
加剤を含むことができる。この組成物は、少なくとも1種の水溶性有機溶剤を更
に含む。更に、組成物は、グリコール、多価アルコール、グリコールエーテル、
グリコールエーテルエステル、アミン、アミド及びアルカノールアミドよりなる
群から選択される少なくとも1種の水溶性有機溶剤を含む。水溶性有機溶剤は、
例えば、プロピレングリコールのようなグリコールであってよい。水溶性溶剤系
は、水、プロピレングリコール及びグリセロールを含む。この水溶性溶剤系の水
は脱イオン水である。混合物は、水溶性有機溶剤1部当たり約0.5部〜約25
部の水を含む。グラファイト粒子は、組成物の約1重量%〜約50重量%、組成
物の約3重量%〜約25重量%、又は組成物の約5重量%〜約20重量%を占め
ることができる。また、グラファイト粒子は、約1ミクロン未満の平均厚さ及び
約1ミクロン〜約25ミクロンの平均粒度、又は約0.5ミクロン未満の平均厚
さ及び約2ミクロン〜約15ミクロンの平均粒度、又は約0.25ミクロン未満
の平均厚さ及び約3ミクロン〜約12ミクロンの平均粒度を有する。グラファイ
ト粒子は、非晶質グラファイト、フレーク状天然グラファイト、一次合成グラフ
ァイト、二次合成グラファイト及びそれらの組み合わせよりなる群から選択され
る。消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、1種又はそれ以上の分散剤を更に含
む。この分散剤は水溶性重合体である。消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、
約80%以上の消去率及び約25%以上の線強度、又は約95%以上の消去率及
び約30%以上の線強度、又は約97%以上の消去率及び約40%以上の線強度
を示すことができる。かかる組成物は、顔料粒子を更に含む。
【0012】 本発明の他の面は、水性溶剤系、剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を含
み、該剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子が水性溶剤系中に分散されている
消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を収容した容器を含む筆記用具である。この
筆記用具は、かかる容器と流体連通の状態にある筆記先端を更に含む。筆記用具
は、例えばボールペンの如きペンであってよい。
【0013】 本発明の更に他の面は、基体上に消去可能な剪断減粘性筆記用組成物でマーキ
ングを作ることを含むマーキングの形成方法である。かかる組成物は、剪断減粘
用添加剤及びグラファイト粒子を含む。
【0014】 本発明のこの面の具体例は、次の特徴のうちの1つ又はそれ以上を含むことが
できる。かかる方法は、基体からマーキングを消去することを更に含む。消去可
能な剪断減粘性筆記用組成物は、水性溶剤系を更に含む。また、消去可能な剪断
減粘性筆記用組成物は、約0.01〜約0.8の剪断減粘性指数を有する。また
、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、約1.0/秒の剪断速度において20
0mPa・sec〜20,000mPa・secの粘度、及び約100/秒の剪
断速度において10mPa・sec〜1,000mPa・secの粘度を有する
。基体は紙である。マーキングは、ボールペンのような筆記用具で作られる。
【0015】 他の面では、本発明は、約30重量%〜約99重量%の水性溶剤系、該溶剤系
中に分散された約0.01重量%〜約10重量%の剪断減性用添加剤及び約1重
量%〜約50重量%のグラファイト粒子を含む消去可能な剪断減性性筆記用組成
物を特徴とする。
【0016】 他の面では、本発明は、液体中に剪断減粘用添加剤、グラファイト粒子及び顔
料粒子を含めた消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を特徴とすることもできる。
かかる顔料粒子の例としては、例えば、米国ニューヨーク州ホーソーン所在のイ
ー・エム・インダストリーズ・インコーポレーテッドから入手できる商品名「A
fflair 110」の如き真珠箔顔料が挙げられるが、しかしこれに限定さ
れるものではない。
【0017】 剪断減粘性組成物は、剪断を施したときに剪断減粘性流れ挙動を示す非ニュー
トン流体である。本発明の好ましい剪断減粘性組成物は、約100/秒よりも大
きい剪断速度において約500mPa・secよりも大きくない粘度を有する薄
い易流動性液体になる。典型的には、消去可能な剪断減粘性組成物は、約1.0
/秒の剪断速度において200mPa・sec〜20,000mPa・secの
粘度、及び約100/秒の剪断速度において10mPa・sec〜1,000m
Pa・secの粘度を有する。本発明の消去可能な剪断減粘性組成物は、一般に
は、水性溶剤系中に分散された少なくとも1種の水分散性剪断減粘用添加剤を含
む。
【0018】 好ましい実施態様では、グラファイト粒子は、非晶質グラファイト、フレーク
状天然グラファイト、一次合成グラファイト、二次合成グラファイト及びそれら
の組み合わせを包含することができる。グラファイト粒子は溶剤中に分散させる
ことができる。
【0019】 筆記用具に使用するときには、好ましい消去可能な剪断減粘性組成物はレイダ
ウンさえ示す。この消去可能な剪断減粘性組成物は、米国イリノイ州ベルウッド
所在のサンフォード・コーポレーションから入手可能な「Pink Pearl
」イレーザーの如き通常のイレーザーによって消去可能であり、そして良好な筆
記性能、例えば、約25%よりも大きい、好ましくは約30%よりも大きい、そ
して最も好ましくは約40%よりも大きい線強度を示す。加えて、グラファイト
粒子は、貯蔵中に組成物に懸濁状態にとどまり、しかして基体のマーキングを形
成する前に組成物を混合又は撹拌する必要性が最小限にされ又は排除さえされる
【0020】 本明細書において、用語「レイダウン」を使用するときには、それは、特定の
長さのマーキングを作るときに基体に付着される筆記用流体(例えば、剪断減粘
性筆記用組成物)の量を意味する。典型的には、本発明に従った好ましい剪断減
粘性筆記用組成物のレイダウンは、0.1mg/m〜8.0mg/m、好ましく
は0.5mg/m〜5.0mg/m、そして最も好ましくは1.5mg/m〜3
.5mg/mである。
【0021】 本明細書において、用語「イーブンレイダウン」を使用するときには、それは
、基体に適用して連続マーキングを作るときの筆記用流体のモルホロジーを意味
し、そして最少の塗り落ち即ち筆記線内の少ない空隙、及び均一な厚さによって
特徴づけられ、即ち、筆記線の幅はその線の長さに沿ってほぼ一定である。
【0022】 本明細書において、用語「線強度」を使用するときには、それは、例えば紙の
ような基体に作られたマーキングの強度を意味する。マーキングの強度は、検出
トレーシングの平均灰色値(黒色=0、白色=255)として測定することがで
きる。次いで、zの平均灰色値を有するマーキングの強度%は、強度%=(1−
[z/255])×100として計算される。別法として、マーキングの強度は
、いかなるマーキングもない基体の記録された反射率(“ブランク反射率”)と
基体のマーキングの反射率(マーキング反射率)との間の差異を計算することに
よって決定することができる。この方法に従えば、マーキングの強度%は、計算
した強度差をブランク反射率に標準化しそしてこの値に100を掛けることによ
って計算される。これらの2つの方法から得られるデータは匹敵する。
【0023】 本明細書において、用語「線均一性」を使用するときには、それは、基体に作
られたマーキングの異なる部分に沿って測定した強度の標準偏差を意味する。線
均一性は、イーブンレイダウンの尺度として使用することができる。
【0024】 本明細書において、用語「消去性」を使用するときには、それは、筆記による
複写をイレーザーで除去することによってブランク紙の灰色レベルの読みを回復
することができることを意味する。消去率%は、消去%=(z/z0)×100
(ここで、zは消去部分の平均灰色値であり、そしてz0は紙のブランク部分の
平均灰色値である)として計算することができる。別法として、消去率は、各消
去線の反射率(“消去線の反射率”)及びいかなるマーキングもない紙の反射率
(ブランク反射率)を記録しそして消去線の反射率対ブランク反射率の比率即ち
tot=(消去線/ブランク)を計算することによって決定することができる。
この方法に従えば、消去率%は、Etotに100を掛けることによって計算され
る。これらの2つの方法から得られるデータは同等である。
【0025】 本明細書において、用語「顔料」及び「顔料粒子」を使用するときには、それ
らは、グラファイト及び/又はグラファイト粒子以外の物質を包含することを意
味する。
【0026】 本発明に従った消去可能な剪断減粘性筆記用組成物は、剪断減粘用添加剤及び
グラファイト粒子の両方が水性溶剤系中に分散されたものを意味する。典型的に
は、かかる組成物は、約0.01重量%〜約10.0重量%の剪断源粘用添加剤
、約1重量%〜約50重量%のグラファイト粒子及び約30重量%〜約99重量
%の水性溶剤系を含む。好ましくは、かかる組成物は、約0.05重量%〜約5
重量%の剪断源粘用添加剤、約3重量%〜約25重量%のグラファイト粒子及び
約60重量%〜約96重量%の水性溶剤系を含む。最も好ましくは、かかる組成
物は、約0.1重量%〜約2重量%の剪断源粘用添加剤、約5重量%〜約20重
量%のグラファイト粒子及び約74重量%〜約94重量%の水性溶剤系を含む。
【0027】剪断源粘用添加剤 好適な剪断減粘用添加剤は分散したグラファイト粒子と一緒に水性溶剤中に混
和性又は分散性であり、そして約0.01〜約0.8好ましくは約0.05〜約
0.60そして最も好ましくは約0.1〜約0.3の剪断減粘性指数(n)を有
する消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を提供する。剪断減粘性指数(n)は、
レオロジー測定から得られた剪断応力(τ)及び剪断速度(γ)値を実験指数法
則式:τ=Kγn(ここで、係数Kは一定値である)に当てはめることによって
決定される。Kの正確な値は、試験しようとする組成物に依存する。また、剪断
減粘性指数は米国特許4671691にも記載されているので、必要ならばその
開示を参照されたい。剪断応力値は0.5/秒〜1000/秒まで連続して測定
され、そして剪断減粘性指数を決定するために指数法則モデルに当てはめられる
。剪断減粘性の測定は、米国デラウエア州ニュー・キャスル所在のティー・エイ
・インストルメンツから入手できる「Carri−Med Rheometer
CSL2−500」の如きレオメーター(流動計)で実施されることができる
【0028】 好適な剪断減粘用添加剤は、静止時に又は低い剪断速度において濃厚粘性液体
である消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を提供する。一般的には、粘度は、剪
断速度が増大するにつれて低下する。典型的には、この消去可能な剪断減粘性筆
記用組成物は、約1.0/秒の剪断速度において200mPa・sec〜20,
000mPa・secの粘度を有する。好ましくは、消去可能な剪断減粘性筆記
用組成物は、約1.0/秒の剪断速度において2,000mPa・sec〜18
,000mPa・secの粘度を有する。最も好ましくは、消去可能な剪断減粘
性筆記用組成物は、約1.0/秒の剪断速度において5,000mPa・sec
〜15,000mPa・secの粘度を有する。典型的には、消去可能な剪断減
粘性筆記用組成物は、約100/秒の剪断速度において10mPa・sec〜1
,000mPa・secの粘度を有する。好ましくは、消去可能な剪断減粘性筆
記用組成物は、約100/秒の剪断速度において50mPa・sec〜700m
Pa・secの粘度を有する。最も好ましくは、消去可能な剪断減粘性筆記用組
成物は、約100/秒の剪断速度において100mPa・sec〜500mPa
・secの粘度を有する。その結果、剪断減粘用添加剤は、約0.01〜約0.
8の減粘性指数、約1.0/秒の剪断速度において200mPa・secよりも
大きい粘度、及び約100/秒よりも高い剪断速度において約1,000mPa
・secよりも低い粘度を有する消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を提供する
【0029】 好適な剪断減粘用添加剤は、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物が使用される
基体物質例えば紙に対して、消去性に悪影響を及ぼす態様でいかなる有意の程度
にも相互作用しない。好適な剪断減粘用添加剤としては、スメクタイト(ベント
ナイト又はへクトライト)の如き粘土、及びオルガノクレー典型的には長鎖有機
陽イオン基で変性されたスメクタイトが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。用語「スメクタイト」は、ベントナイト又はへクトライトを含めて水
和珪酸ナトリウムカルシウムアルミニウムより主として構成される非金属粘土の
一族を指す。スメクタイトの同じ名称は、モントモリロナイト又はナトリウムモ
ントモリロナイト(“ナトリウムベントナイト”又は“ワイオミングベントナイ
ト”)及び膨張性ベントナイト(“ウエスタンベントナイト”)を包含する。ベ
ントナイトは二8面体スメクタイト群の原生コロイド状水和非金属鉱物であり、
鉱物性モントモリロナイトより主として構成され、そしてグリット及び非膨潤性
鉱物成分を除去するように加工処理されたものである。ヘクトライトは、三8面
体スメクタイト群の原生コロイド状鉱物であり、そして珪酸ナトリウムマグネシ
ウムリチウムより主として構成される。典型的には、ヘクトライトは、グリット
及び不純物を除去するように加工処理される。商品名「Bentone MA」
の如き粘土及び商品名「Bentone 34」の如きオルガノクレーが米国ニ
ュージャージー州ハイストーン所在のレオックス・インコーポレーテッドから入
手できる。
【0030】 他の好適な剪断減粘用添加剤としては、水分散性ガム又は樹脂(これらは、天
然又は合成のどちらであってもよい)が挙げられる。天然ガムとしては、海草抽
出物、植物浸出物、種又は茎ガム、及び微生物発酵ガムが挙げられる。セルロー
ス又は澱粉の変性種の如き合成ガムとしては、プロピレングリコールアルギネー
ト、カルボキシメチルロカストビーンガム及びカルボキシメチルグアルが挙げら
れる。また、多糖類として、多くの水分散性ガムも挙げることができる。何故な
らば、それらの構造は反覆糖単位よりなるからである。水分散性ガムの例として
は、キサンタンガム(米国カリホルニア州サンジェゴ所在のケルコ・バイオポリ
マーズによって製造販売される商品名「Keltrol」及び「Kelzan」
)、カルボキシメチルセルロース(米国デラウエア州ウイルミントン所在のハー
キュルス・インコーポレーテッドによってナトリウム塩として製造販売される商
品名「Blanose」)、ヒドロキシメチルセルロース(ハーキュルスによっ
て製造販売される商品名「Natrosol」、米国コネチカット州ダンバリー
所在のユニオン・カーバイト・コーポレーションにより商品名「Cellosi
ze」)、アルギン酸ナトリウム及びアルギン酸の他の塩、カッパ、イオタ及び
ランブダカラギーナン(赤色海草から抽出される硫酸化多糖類)、アラビアガム
(アラビア酸の混成塩)、カラヤガム(アセチル化多糖類)、トラガカンスガム
(酸性多糖類の錯体混合物)、ガッチガム(錯体多糖類のカルシウム及びマグネ
シウム塩)、グアルガム(直鎖ガラクトマンナン)及びその誘導体(米国ニュー
ジャージー州クランバリー所在のロディア・インコーポレーテッドによって製造
販売される商品名「Jagar」)、イナゴマメガム(分岐ガラクトマンナン)
、タマリンドガム、オオバコ種ガム、マルメロ種ガム、カラマツガム、ペクチン
及びその誘導体、デキストラン、ヒドロキシプロピルセルロース(ハーキュルス
によって製造販売される商品名「Klucel」)、セルロースエーテル(米国
ミシガン州ミッドランド所在のダウ・ケミカル・カンパニーによって製造販売さ
れる商品名「Methocel」)及びこのタイプの他の水溶性ガムが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0031】 他の好適な剪断減粘用添加剤としては、米国ノースカロライナ州チャーロット
所在のビー・エフ・グッドリッチによって商品名「Carbopol」、例えば
「Carbopol 934,940及び941」の下に製造販売されるポリア
ルケニルポリエーテルで架橋されたアクリル酸の高分子量単独−及び共重合体が
挙げられる。「Carbopol」単独重合体はアリルスクロース又はアリルペ
ンタエリスリトールで架橋されたアクリル酸の重合体であり、そして「Carb
opol」共重合体は長鎖(C10−C30)アルキルアクリレートによって変
性されアリルペンタエリスリトールで架橋されたアクリル酸の重合体である。「
Carbopol」重合体(これは、「Carbomer」とも称される)は、
典型的には、約350,000〜5,000,000の高分子量を有する。
【0032】グラファイト粒子 好適なグラファイト粒子としては、非晶質グラファイト、フレーク状天然グラ
ファイト、一次合成グラファイト及び二次合成グラファイトが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。一次及び二次合成グラファイト粒子は合成的に
製造されそして精製された粒子であり、これに対して非晶質及びフレーク状グラ
ファイト粒子は天然産である。好ましくは、グラファイト粒子はフレーク状天然
グラファイトである。好ましくは、グラファイト粒子は約1ミクロン未満の平均
厚さ及び約1ミクロン〜約25ミクロンの平均粒径を有する。より好ましくは、
平均厚さは約0.5ミクロン未満であり、そして平均粒径は約2ミクロン〜約1
5ミクロンである。最も好ましくは、平均厚さは約0.25ミクロン未満であり
、そして平均粒径は約3ミクロン〜約12ミクロンである。
【0033】 また、グラファイト粒子の寸法は、長さ対幅のアスペクト比によって表わすこ
ともできる。平均長さ及び平均幅は同じでも又は異なってもよい。典型的には、
グラファイト粒子の平均幅は平均長さよりも小さい。長さ対幅のアスペクト比は
、典型的には、約1〜約8であり、好ましくは約1〜約3であり、そして最も好
ましくは約1〜約2である。グラファイト粒子の平均寸法は、走査電子顕微鏡法
(SEM)を実施することによって確かめることができる。更に、典型的には、
グラファイト粒子の90%以上は1ミクロン〜20ミクロンの直径を有する。よ
り好ましくは、グラファイト粒子の95%以上は1ミクロン〜20ミクロンの直
径を有する。最も好ましくは、グラファイト粒子の98%以上は1ミクロン〜2
0ミクロンの直径を有する。
【0034】 一般的には、グラファイト粒子の最大寸法は、筆記用具の先端の開口を通過す
る必要性によって、また時間を過ぎても沈降しない安定な懸濁液を形成するため
の要件によって限定される。グラファイト粒子の最小寸法は、基体材料の隙間へ
の粒子の侵入を制限するように選択される。グラファイト粒子のフレーク様のモ
ルホロジーは、粒子が基体材料の表面上に平らに横たわって水平に整列し、しか
して基体の隙間に侵入せずに互いに重なり合うような“リーフィング(leafing
)”現象をもたらす。このようなリーフィング粒子は容易に消去されるのに対し
て、隙間にある粒子は一般には消去されない。球状又は立方体様のモルホロジー
を有するグラファイト粒子は、このリーフィング傾向(これは、消去可能な剪断
減粘性筆記用組成物のレイダウン特性に悪影響を及ぼすと共に消去性を低下させ
る可能性がある)を示さない傾向がある。また、高度に構造化したカーボンブラ
ック粒子も、基体の隙間に侵入する傾向を示す。好適なグラファイト粒子の例と
しては、グラファイト・ミルズ・インコーポレーテッド(米国ニュージャージー
州アズベリー・グラファイト・ミルズ)から入手可能な商品名「Micro 7
50」及び「Micro 790」(フレーク)、「Micro 150」及び
「Micro 190」(非晶質)、「Micro 250」及び「Micro
290」(一次合成)、並びに「Micro 450」及び「Micro 4
90」(二次合成)の下に製造販売されるものが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0035】 グラファイト粒子の可撓性の故に、付着された筆記用組成物は乾燥時に弾性薄
膜を形成する。これらの薄膜の一体性は、紙基体を折り曲げる又は折り畳むとき
にフレーキングを防止するのに十分なだけ強力である。薄膜の固有の弾性の結果
として、本発明に従った剪断減粘性筆記用組成物は、通常、特に薄膜を形成する
ための化学剤を必要としない。それにもかかわらず、筆記された物質の汚れが重
要である場合には、少量の被膜形成剤を添加することができる。汚れは、レイダ
ウンの増加及び粒度の増大と共に増加する傾向がある。しかしながら、被膜形成
剤の濃度が増大するにつれて、筆記用組成物の消去性は低下する。場合によって
は、筆記用組成物を非消去性にするのに十分な被膜形成剤をそれに添加すること
ができる。本発明に従った筆記用組成物中に使用するのに好適な被膜形成剤の例
としては、米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エフ・グットリッチ・パ
フォーマンス・マテリアルズから入手可能な商品名「Avalure AC 1
20」及び「Avalure 122」の如きアクリル共重合体、並びに「Av
alure UR 425」及び「Avalure 450」の如きポルウレタ
ン分散液が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0036】他の顔料粒子 グラファイト様の色彩を提供するフレーク状顔料である“グラファイト色顔料
”も、本発明に従った消去可能な剪断減粘性筆記用組成物中において成功下に使
用することができる。典型的には、かかる顔料は、化学反応によって又は吸着に
よって又は他の着色剤(顔料及び/又は染料)による被覆によって表面変性され
たものである。本発明に従った組成物中に使用されることができるグラファイト
色顔料の例としては、アルミニウムフレーク、雲母フレーク及びオキシ塩化ビス
マスフレークが挙げられるが、これらに限定されるものではない。好適なアルミ
ニウムフレークとしては、例えば、米国オハイオ州ペインスビル所在のエックカ
ート・アメリカ・L.P.から入手可能な商品名「Metalure Aluc
olor」(有機顔料/アルミニウム)及び「Aloxal」(酸化表面を有す
るアルミニウム)が挙げられる。好適な雲母フレークとしては、例えば、米国ニ
ューヨーク州ホーソーン所在のイー・エム・インダストリーズ・インコーポレー
テッドから入手可能な商品名「Black Mica」(酸化鉄、二酸化チタン
及び/又は雲母)、「Micronasphere M」(シリカ及び/又は雲
母)、「Colorona Blackstar Blue」(酸化鉄及び/又
は雲母)、「Micorona Matte Blue」(フェロシアン化第二
鉄/雲母)及び「Afflair 110」(二酸化チタン/雲母)が挙げられ
る。好適なオキシ塩化ビスマスフレークとしては、例えば、商品名「Biron
ESQ」及び「Biron LF−2000」が挙げられるが、これらもイー
・エム・インダストリーズ・インコーポレーテッドから入手可能である。暗色顔
料は、所望のグラファイト色を得るためには「Alucolor」、「Alox
al」、「Micronasphere M」、「Afflair 110」、
「Biron ESQ」及び「Biron LF−2000」と混合されなけれ
ばならない。本発明に従った組成物中にこれらの顔料のうちのいくつか、例えば
「Afflair 110」を存在させると、付着した筆記用組成物の表面に真
珠箔光輝が提供される。
【0037】水性溶剤系 消去可能な剪断減粘性筆記用組成物中の水性溶剤系は、水が主溶剤であるとこ
ろの極性溶剤系である。この水性溶剤系は水単独よりなることができるが、しか
し筆記用具の先端における乾燥を抑制するのに且つ剪断減粘性筆記用組成物が低
温度で凍結するのを防止するのに有用な他の水溶性有機溶剤を水性溶剤系中に含
めることができる。典型的には、剪断減粘性筆記用組成物は1重量%〜40重量
%の水溶性有機溶剤を含む。好ましくは、剪断減粘性筆記用組成物は5重量%〜
30重量%の水溶性有機溶剤を含む。最も好ましくは、剪断減粘性筆記用組成物
は約8重量%〜25重量%の水溶性有機溶剤を含む。もしも多すぎる水溶性有機
溶剤を剪断減粘性筆記用組成物に加えると、筆記されたマークは、乾燥するのに
より長い時間を要し、一層悪い消去性を有し、より貧弱な筆記特性(不均一な線
強度)を示し、そして処方物中の剪断減粘剤の溶解度が影響を受ける場合がある
【0038】 水性溶剤系は、水対水溶性有機溶剤の比率の面で記載することもできる。例え
ば、極性溶剤系は、水及び水溶性有機溶剤の1:1混液であってよい。典型的に
は、水対水溶性有機溶剤の比率は、有機溶剤1部当たり約0.5部〜約25部の
水である。好ましくは、水対水溶性有機溶剤の比率は、有機溶剤1部当たり約1
部〜約20部の水である。最も好ましくは、水対水溶性有機溶剤の比率は、有機
溶剤1部当たり約2部〜約10部の水である。一般には、水対水溶性有機溶剤の
好ましい比率は、均一なレイダウン及び線強度の如きより良好な消去性及び筆記
特性をもたらす。
【0039】 水溶性有機溶剤の例としては、グリコール、多価アルコール、グリコールエー
テル、グリコールエーテルエステル、アミン、アミド及びアルカノールアミドが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。水溶性有機溶剤の他の例は、
McCutcheon' Volume 2 :Functional Materials, North American Edition; McCu
tcheon' Division, The Manufacturing Confectioner Publishing Co.,Glen Roc
k, New Jersey(1998)に見い出すことができるので、必要ならばその開示を参照
されたい。グリコールの例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングルコール
及びポリプロピレングリコールが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。多価アルコールの例としては、ソルビトール、グリセロール、ジグリセロー
ル及びトリグリセロールが挙げられるが、これらに限定されるものではない。グ
リコールエーテルの例としては、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル及びジプロピレングリコールモノメチルエーテルが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。好適なグリコールエーテルエステルの例は、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテートであるが、これに限定されるもでは
ない。アミンの例としては、エタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエ
タノールアミンが挙げられるが、これらに限定されるものではない。アミドの例
としては、尿素及びチオ尿素が挙げられるが、これらに限定されるものではない
。アルカノールアミドの例としては、商品名「Acetamide MEA」(
米国コネチカット州グリーンウイッチ所在のウイトコ・コーポレーション)及び
「Schercomid AME−70」(米国ニュージャージー州クリフトン
所在のスカー・ケミカルズ・インコーポレーテッド)が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0040】 加えて、筆記用組成物中におけるグラファイト及び他の顔料粒子の密度及び寸
法のために、粒子を剪断減粘性筆記用組成物中に分散させるための1種又はそれ
以上の有効な分散剤の使用が必要である。典型的には、かかる分散剤は、電荷を
有してもよく又は有しなくてもよくそしてグラファイト及び/又は顔料粒子表面
に結合される“固定基”を有する重合体鎖を含む水溶性重合体である。重合体鎖
の未結合部分が十分に溶媒和されると、それは、溶剤系中の粒子の分散を安定化
するのを補助する。また、消去可能な剪断減粘性組成物の乾燥時間を短縮させる
ために分散剤が使用される。典型的には、剪断減粘性筆記用組成物は、約0.0
1重量%〜5重量%の1種又はそれ以上の適当な分散剤、好ましくは約0.02
重量%〜4重量%の1種又はそれ以上の分散剤、そして最も好ましくは約0.0
5重量%〜2重量%の1種又はそれ以上の分散剤を含む。十分な量の1種又はそ
れ以上の分散剤を含有しない組成物は貧弱な筆記性能(先端からの流れが減少さ
れ又は全くない)を示す可能性があり、そして時間及び/又は温度の上昇と共に
貧弱な安定性を示す場合がある。
【0041】 好適な分散剤の例としては、商品名「Disperbyk−192」(米国コ
ネチカット州ウオリングフォード所在のビ−・ワイ・ケイ・ケミ・USA・イン
コーポレーテッド)の如き非イオン性共重合体、商品名「Disperbyk−
190」及び「Disperbyk−191」(米国コネチカット州ウオリング
フォード所在のビ−・ワイ・ケイ・ケミ・USA・インコーポレーテッド)の如
き陰イオン性共重合体、商品名「Solsperse 40000」及び「So
lsperse 41090」(米国ノースカロリナ州チャーロッテ所在のアベ
シア・ピグメンツ・アンド・アデッテブス)の如き陰イオン性燐酸化アルコキシ
ル化重合体、商品名「Pecosil PS−100」及び「Pecosil
PS−150」(米国ニュージャージー州サマービル所在のホエニックス・ケミ
カル・インコーポレーテッド)の如き陰イオン性ジメチコンコポリオールホスフ
ェート、並びに商品名「Zephrym PD 2434」、「Zephrym
PD 2630」、「Zephrym PD 2678」及び「Zephry
m PD 3076」(米国デラウエア州ウイルミントン所在のユニクエマから
入手可能である)の如き他の重合体が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0042】湿潤剤 一定の筆記線を生じさせるためには、処方物は、筆記用具のボールを容易に湿
潤させなければならない。更に、処方物は、筆記マークが紙への溶剤の吸収によ
って迅速に乾燥するように紙を湿潤させなければならない。好ましい湿潤剤は陰
イオン性又は非イオン性のどちらであってもよい。典型的には、剪断減粘性筆記
用組成物は、約0.01重量%〜5重量%の1種又はそれ以上の適当な湿潤剤、
好ましくは約0.02重量%〜4重量%の1種又はそれ以上の湿潤剤、そして最
も好ましくは約0.05重量%〜2重量%の1種又はそれ以上の湿潤剤を含む。
【0043】 好適な湿潤剤の例としては、商品名「Ethfac 324」及び「Ethf
ac 361」(米国サウスカロライナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミ
カル・LLC)の如き陰イオン性燐酸エステル、商品名「Emcol 4100
M」(米国コネチカット州グリーンウイッチ所在のウイトコ・コーポレーショ
ン)及び「Triton GR−5M」(米国コネチカット州ダンバリー所在の
ユニオン・カーバイド・コーポレーション)の如き陰イオン性スルホスクシネー
ト、商品名「Emerest 2634」及び「Emerest 2646」(
米国オハイオ州シンシナティ所在のコグニス・コーポレーション)の如き非イオ
ン性エトキシル化脂肪酸、商品名「Brij 58」、「Brij 98」、「
Renex 20」、「Renex 36」及び「Synthrapol KB
」(米国デラウエア州ウイルミントン所在のユニクエマ)の如き非イオン性エト
キシル化アルコール、並びに商品名「BYK−345」、「BYK−348」、
「BYK−307」及び「BYK−333」(米国コネチカット州ウオリングフ
ォード所在のビー・ワイ・ケイ・ケミ・USA・インコーポレーテッド)の如き
非イオン性ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0044】 多糖類ガムで増粘した剪断減粘性筆記用組成物では、細菌や菌類の成長を防止
するために1種又はそれ以上の防腐剤の使用を必要とする。好ましい化合物は、
陰イオン性の活性部を有する。好ましい薬剤は、商品名「Proxel」の下に
溶液又は分散液として販売される広範囲の殺生物剤の1,2−ベンゾイソチアゾ
リン−3−オンである。好適な防腐剤の例としては、商品名「Proxel G
XL」、「Proxel BD20」及び「Proxel XL2」(米国デラ
ウエア州ウイルミントン所在のアベシア・バイオサイズ)が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。典型的には、本発明に従った剪断減粘性筆記用組
成物は、防腐剤中にある活性成分を0.01重量%〜0.05重量%含むことが
できる。他の防腐剤としては、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、ペン
タクロルフェニルナトリウム及びジヒドロ酢酸ナトリウムが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0045】他の添加剤 また、本発明に従った剪断減粘性筆記用組成物は、消泡剤、腐食防止剤及び滑
剤のような斯界に周知の他の添加剤を含むこともできる。
【0046】 追加的に、かかる筆記用組成物のpHは、その組成物の安定性及び筆記特性を
向上させるように調整することができる。例えば、消去可能な剪断減粘性筆記用
組成物の安定性は、組成物のpHを約5〜約9に調整することによって、例えば
、酸又は塩基を加えることによって向上させることができる。より好ましくはグ
ラファイト筆記用組成物のpHは約7〜約9であり、そして最も好ましくはグラ
ファイト筆記用組成物のpHは約7〜約8である。
【0047】筆記用具 消去可能な剪断減粘性組成物を送出するのに好適な筆記用具としては、通常の
ボールペンが挙げられるが、これに限定されるものではない。本発明に従った組
成物と共に使用するのに好適なボールペンの先端は、直径が0.3mm〜2.0
mmのボールを有する。このボールは、筆記用組成物を収容する流体容器と直接
接触している。先端の開口とボールとの間の隙間は、本発明に従った消去可能な
剪断減粘性筆記用組成物中のグラファイト粒子が先端を通過するのを許容するの
に十分な寸法でなければならない。好ましくは、その隙間は、少なくとも約10
0ミクロン、より好ましくは少なくとも約25ミクロンである。ボールは、焼結
硬質合金、セラミックス及び樹脂を含む群の物質から作られる。先端の材料は、
ステンレス鋼、ニッケル、銀、黄銅及び成形樹脂を含む物質から選択される。ま
た、先端は、筆記する力がボールの背面を押すまでボールと接触してそれを先端
の前面の内縁を押圧するスプリングを収納することができる。このようなスプリ
ングを有するボールペンは米国特許5929135に記載されているので、必要
ならば該特許を参照されたい。筆記用組成物と共に使用することができるボール
ペン(スプリングを有しない)の他の例は、商品名「Paper Mate G
el Stick」のペン(米国イリノイ州ベルウッド所在のサンフォード)及
び「uni−ball Signo」のゲルインキペン(三菱鉛筆株式会社)で
ある。
【0048】 本発明は次の実施例に照らしてよりよく理解することができるだろうが、これ
らの実施例は本発明の実施態様を例示するものであって、いかなる点においても
本発明の範囲を限定するものではない。
【0049】例1 消去可能な剪断減粘性組成物を次の如くして調製した。ホモジナイザイーにお
いて、2.0gの「Micro 750」グラファイト粒子(米国ニュージャー
ジー州アズベリー所在のアズベリー・グラファイト・ミルズ)、24gの水、1
gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニア州ピッツバーグ所在のフィッシ
ャー・サイエンティフィック)、0.25gの「Carbopol 934」剪
断減粘用添加剤(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エフ・グッドリッ
チ)及び2gの「Zephrym PD 2678」分散剤(米国デラウエア州
ウイルミントン所在のユニクエマ)を15,000rpmで約15分間混合して
そのグラファイト粒子及び剪断減粘剤を溶剤混合物系中に分散させた。
【0050】 この均質化した組成物を、グラファイト粒子が先端を通過するのを許容するの
に十分なだけ大きい隙間を含む0.7mmの先端を有する「Paper Mat
e Gel Stick」ペンに装填した。
【0051】例2 例1で調製した剪断減粘性筆記用組成物の消去性及び強度を、次の操作を使用
して試験した。 紙を筆記用組成物の真下に245mm/分の速度で進行させるところの標準筆
記試験法によって基体に図形(トレース)を適用した。例1で作った「Pape
r Mate Gel Stick」ペンを、基体表面に対して60度の角度に
おいて50gの荷重で使用して60ポンドの紙に5つの別個のマーキングを形成
した。紙を取り出し、そしてサンフォード・コーポレーション(米国イリノイ州
ベルウッド)の「Pink Pearl pencil eraser #10
1」(ショアA硬度、ASTM D 2240)を備えた消去用ヘッドを含む消
去装置に配置した。図形を有する紙に対して消去用ヘッドを380gの荷重下に
適用した。イレーザーは、寸法が7mm×3mmの表面を有していた。消去用ヘ
ッドは75サイクル/分の速度で往復し、そして各行程の長さは50mmであっ
た。各図形に対して、光度計の読み(MacBeth PCM II refle
ctometer)によって視覚的に観察又は評点付けすることができる25回
の消去サイクルを施した。筆記用具で基体に図形が一旦適用されると、適用した
図形を室温で約15分間放置して風乾させてから、図形を消去用ヘッドで消去し
た。 消去率及び強度の結果は、それぞれ、93.2%及び51.7%であった。
【0052】例3 他の消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を次の如くして調製した。4オンスの
ガラスジャーに、2gのグラファイト「Micro 750」(米国ニュージャ
ージー州アズベリー所在のアズベリー・グラファイト・ミルズ)、24gの脱イ
オン水、1gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニア州ピッツバーグ所在
のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.25gの「Carbopol
934」(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エフ・グッドリッチ)及
び2.0gの「Zephrym PD 2678」分散剤(米国デラウエア州ウ
イルミントン所在のユニクエマ)を仕込んだ。次いで、この混合物をオーバーヘ
ッド機械式撹拌機で約30分間撹拌し、次いで15,000rpmで約15分間
均質化した。
【0053】 この均質化した組成物を、グラファイト粒子が先端を通過するのを許容するの
に十分なだけ大きい隙間を含む0.7mmの先端を有する「Paper Mat
e Gel Stick」ペンに装填した。
【0054】例4 例3で調製した剪断減粘性筆記用組成物の消去性の時間依存性を、上記の操作
を使用して次の如くして試験した。例3で作った「Paper Mate Ge
l Stick」ペンを、60度の角度において100gの荷重で使用して60
ポンドの紙に1個の長さ2インチのマーキングを形成した。紙にマーキングを形
成した直後にマーキング(マーキング1)の一部分を、標準イレーザー(米国イ
リノイ州ベルウッド所在のサンフォード・コーポレーションから入手可能な「P
ink Pearl」で消去した。マーキングの4つの追加的な別個の部分(マ
ーキング2〜5)を5分間隔で連続して消去した。マーキングの各消去部分の消
去率を上記の操作に従って測定した。
【0055】 紙にマーキングを形成した直後に消去したマーキングの部分(マーキング1)
の消去率は67%であった。5分後に消去したマーキングの部分(マーキング2
)の消去率は83%であった。マーキングの残りの消去部分(マーキング3、4
及び5)の消去率は約83%であった。
【0056】例5 7つの追加的な消去可能な剪断減粘性筆記用組成物(組成物1〜7)を以下に
記載の如くして調製した。組成物1 4オンスのガラスジャーに、4gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.25gの
「Carbopol 940」(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エ
フ・グッドリッチ)及び35gの脱イオン水を仕込んだ。次いで、得られた混合
物をオーバーヘッド機械式撹拌機で1000rpmにおいて約20分間撹拌し、
その後にこの混合物に0.3gの「Zephrym PD 2678」(米国デ
ラウエア州ウイルミントン所在のユニクエマ)を加えた。得られた混合物を更に
5分間混合し、その後にこの混合物に1.0gの「Afflair 110」真
珠箔顔料(米国ニューヨーク州ホーソーン所在のイー・エム・インダストリーズ
・インコーポレーテッド)を加えた。得られた混合物を更に10分間撹拌し、次
いで「T−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを使用し
て15,000rpmで5分間均質化した。初期の均質化後、この混合物に0.
26gの消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニア州
アレンタウン所在のエア・プロダクツ)を加え、次いで得られた混合物を10分
間撹拌した。この混合物に0.25gの「Ethfac 361」(米国サウス
カロライナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加え、そ
して得られた混合物を更に10分間混合した。この混合物に3.0gの「Mic
ro 750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在のアズベリー・グラフ
ァイト・ミルズ)を加え、そして得られた混合物を更に15分間混合し、次いで
約20分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を調製した。
【0057】 組成物1の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約4,040mPa・secそして1,000/秒において約74mP
a・secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=3.18及
びn=0.46を得た。
【0058】組成物2 4オンスのガラスジャーに、8gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.21gの
「Carbopol 940」(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エ
フ・グッドリッチ)及び45.2gの脱イオン水を仕込んだ。得られた混合物を
オーバーヘッド機械式撹拌機で1000rpmにおいて約20分間撹拌し、その
後にこの混合物に0.25gの「Zephrym PD 2678」(米国デラ
ウエア州ウイルミントン所在のユニクエマ)を加えた。得られた混合物を更に5
分間混合し、その後にこの混合物に1.0gの「Afflair 110」真珠
箔顔料(米国ニューヨーク州ホーソーン所在のイー・エム・インダストリーズ・
インコーポレーテッド)を加えた。得られた混合物を更に10分間撹拌し、次い
で「T−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを使用して
15,000rpmで5分間均質化した。初期の均質化後、この混合物に0.2
6gの消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニア州ア
レンタウン所在のエア・プロダクツ)を加え、次いで得られた混合物を10分間
撹拌した。この混合物に0.38gの「Ethfac 361」(米国サウスカ
ロライナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加え、そし
て得られた混合物を更に10分間混合した。この混合物に3.0gのグラファイ
ト「Micro 750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在のアズベリ
ー・グラファイト・ミルズ)を加え、そして得られた混合物を更に15分間混合
し、次いで約20分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を調製した
【0059】 組成物2の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約1,500mPa・secそして1,000/秒において約49mP
a・secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=1.12及
びn=0.56を得た。
【0060】組成物3 4オンスのガラスジャーに、8gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.21gの
「Carbopol 940」(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エ
フ・グッドリッチ)及び50gの脱イオン水を仕込んだ。得られた混合物をオー
バーヘッド機械式撹拌機で1000rpmにおいて約20分間撹拌し、次いでこ
の混合物に0.22gの「Zephrym PD 2678」(米国デラウエア
州ウイルミントン所在のユニクエマ)を加えた。得られた混合物を更に5分間混
合し、その後にこの混合物に1.0gの「Afflair 110」真珠箔顔料
(米国ニューヨーク州ホーソーン所在のイー・エム・インダストリーズ・インコ
ーポレーテッド)を加えた。得られた混合物を更に10分間撹拌し、次いで「T
−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを使用して15,
000rpmで5分間均質化した。初期の均質化後、この混合物に0.27gの
消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニア州アレンタ
ウン所在のエア・プロダクツ)を加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、そ
の後にこの混合物に0.4gの「Ethfac 361」(米国サウスカロライ
ナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加え、そして得ら
れた混合物を更に10分間混合した。この混合物に3.0gのグラファイト「M
icro 750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在のアズベリー・グ
ラファイト・ミルズ)を加え、そして得られた混合物を更に15分間混合し、次
いで約20分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を調製した。
【0061】 組成物3の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約1,400mPa・secそして1,000/秒において約44mP
a・secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=1.17及
びn=0.53を得た。
【0062】組成物4 4オンスのガラスジャーに、8gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.20gの
「Carbopol 940」(米国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エ
フ・グッドリッチ)及び50gの脱イオン水を仕込んだ。得られた混合物をオー
バーヘッド機械式撹拌機で1000rpmにおいて約20分間撹拌し、その後に
この混合物に0.25gの「Zephrym PD 2678」(米国デラウエ
ア州ウイルミントン所在のユニクエマ)を加えた。得られた混合物を更に5分間
混合し、その後にこの混合物に0.27gの消泡剤「Surfynol DF
110D」(米国ペンシルバニア州アレンタウン所在のエア・プロダクツ)を加
えた。得られた混合物を10分間混合し、その後にこの混合物に0.4gの「E
thfac 361」(米国サウスカロライナ州グリーンビル所在のエソックス
・ケミカルズ・LLC)を加えた。得られた混合物を更に10分間混合し、その
後にこの混合物に3.0gのグラファイト「Micro 750」(米国ニュー
ジャージー州アズベリー所在のアズベリー・グラファイト・ミルズ)を加えた。
得られた混合物を15分間混合し、次いで「T−25 IKA Laborte
chnik」ホモジナイザーを使用して15,000rpmで5分間均質化して
消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を調製した。
【0063】 組成物4の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約367mPa・secそして1,000/秒において約18mPa・
secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=0.18及びn
=0.67を得た。
【0064】組成物5 4オンスのガラスジャーに、0.25gの「Carbopol 940」(米
国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エフ・グッドリッチ)及び46gの脱
イオン水を仕込んだ。得られた混合物をオーバーヘッド機械式撹拌機で1000
rpmにおいて約20分間撹拌し、その後にこの混合物に0.25gの「Zep
hrym PD 2678」(米国デラウエア州ウイルミントン所在のユニクエ
マ)を加えた。得られた混合物を更に5分間混合し、その後にこの混合物に0.
25gの消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニア州
アレンタウン所在のエア・プロダクツ)を加えた。得られた混合物を10分間混
合し、その後にこの混合物に0.25gの「Ethfac 361」(米国サウ
スカロライナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加えた
。得られた混合物を更に10分間混合し、その後にこの混合物に3.0gのグラ
ファイト「Micro 750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在のア
ズベリー・グラファイト・ミルズ)を加えた。得られた混合物を15分間混合し
、次いで「T−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを使
用して15,000rpmで30分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用組
成物を調製した。
【0065】 組成物5の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約1,700mPa・secそして1,000/秒において約51mP
a・secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=1.32及
びn=0.54を得た。
【0066】組成物6 4オンスのガラスジャーに、0.12gの「Carbopol 940」(米
国オハイオ州クリーブランド所在のビー・エフ・グッドリッチ)及び43.6g
の脱イオン水を仕込んだ。得られた混合物をオーバーヘッド機械式撹拌機で10
00rpmにおいて約20分間撹拌し、その後にこの混合物に0.58gの「Z
ephrym PD 2678」(米国デラウエア州ウイルミントン所在のユニ
クエマ)を加えた。得られた混合物を更に5分間混合し、その後にこの混合物に
0.25gの消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニ
ア州アレンタウン所在のエア・プロダクツ)を加えた。得られた混合物を10分
間混合し、その後にこの混合物に0.5gの「Ethfac 361」(米国サ
ウスカロライナ州グリーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加え
た。得られた混合物を更に10分間混合し、その後にこの混合物に3.0gのグ
ラファイト「Micro 750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在の
アズベリー・グラファイト・ミルズ)を加えた。得られた混合物を15分間混合
し、次いで「T−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを
使用して15,000rpmで30分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用
組成物を調製した。
【0067】 組成物6の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約593mPa・secそして1,000/秒において約24mPa・
secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=0.31及びn
=0.63を得た。
【0068】組成物7 4オンスのガラスジャーに、8gのプロピレングリコール(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック)、0.23gの
「Kelzan」キサンタンガム(米国カリホルニア州サンジエゴ所在のケルコ
・バイオポリマーズ)及び50.0gの脱イオン水を仕込んだ。得られた混合物
をオーバーヘッド機械式撹拌機で1000rpmにおいて約20分間撹拌し、そ
の後にこの混合物に0.25gの「Zephrym PD 2678」(米国デ
ラウエア州ウイルミントン所在のユニクエマ)を加えた。得られた混合物を更に
5分間混合し、その後にこの混合物に1.0gの「Afflair 110」真
珠箔顔料(米国ニューヨーク州ホーソーン所在のイー・エム・インダストリーズ
・インコーポレーテッド)を加えた。得られた混合物を更に10分間混合し、次
いで「T−25 IKA Labortechnik」ホモジナイザーを使用し
て15,000rpmで5分間均質化した。初期の均質化後、この混合物に0.
27gの消泡剤「Surfynol DF 110D」(米国ペンシルバニア州
アレンタウン所在のエア・プロダクツ)を加え、次いで10分間撹拌した。この
混合物に0.25gの「Ethfac 361」(米国サウスカロライナ州グリ
ーンビル所在のエソックス・ケミカルズ・LLC)を加え、そして得られた混合
物を更に10分間混合した。この混合物に3.0gのグラファイト「Micro
750」(米国ニュージャージー州アズベリー所在のアズベリー・グラファイ
ト・ミルズ)を加え、そして得られた混合物を更に15分間混合し、次いで約2
0分間均質化して消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を調製した。
【0069】 組成物7の粘度を上記の操作に従って3回測定した。平均粘度は、1.0/秒
において約3,270mPa・secそして1,000/秒において約14mP
a・secであった。このデータに指数法則モデルを当てはめてK=2.26及
びn=0.25を得た。
【0070】 上記の消去可能な剪断減粘性筆記用組成物では、ジオールの混合物である「S
urfynol DF 110D」は消泡剤兼解アグロメレート剤であり、そし
て「Ethfac 361」は分散剤である。典型的には、「Surfynol
DF 110D」対「Ethfac 361」比は約0.5〜約2.5である
べきである。
【0071】例6 0.7mmの先端を有する別個の「Paper Mate Gel Stic
k」ペンに組成物5及び6を装填して筆記用具(それぞれ、用具1及び用具2)
を作った。また、0.5mmの先端を有する「Paper Mate Gel
Stick」ペンに組成物5を装填して筆記用具(用具3)を作った。「Pap
er Mate Stick」ペンの各先端は、グラファイトの粒子が先端を通
過するのを許容するのに十分なだけ大きい隙間を含む。
【0072】 例5で調製した組成物5及び6の消去率及び強度を次の如く上記の操作を使用
して試験した。基本表面に対して60度の角度において55gの荷重で用具1〜
3を使用して60ポンドの紙に5つの別個のマーキングを作った。標準イレーザ
ー(米国イリノイ州ベルウッド所在のサンフォード・コーポレーションから入手
できる「Pink Pearl」)を380gの荷重で用いて各マーキングの約
1インチを消去した。
【0073】 消去率及び強度の結果を以下の表1に要約する。比較のために、約0.7mm
の先端に取り付けた米国オンタリオ州オークビル所在のエバーハード・フェバー
・インコーポレーテッドから入手可能な「American 2HB」木製鉛筆
(鉛筆1)及びサンフォード・コーポレーションから入手可能な0.7mmNo
.2芯を有する「Clickster」機械式鉛筆(鉛筆2)から上記の同じ条
件下に形成したマーキングも表1に含める。
【0074】
【表1】
【0075】例7 上記の操作によって筆記用具の線均一性を次の如くして試験した。0.7mm
の先端を「Paper Mate Gel Stick」ペンに例5において先
に調製した組成物1を装填して筆記用具(用具4)を作った。例6で作った用具
1〜3及び用具4を基本表面に対して60度の角度において55gの荷重で使用
して60ポンド紙に65インチ長さのマーキングを形成した。各マーキングの測
定値からマーキングの長さに沿って1インチ間隔において反射率を測定した。先
に示した式を使用することによって各々の測定反射率を強度%に転換した。各マ
ーキングについて計算した強度を基にして、平均強度%及び強度%の標準偏差(
即ち、線均一性)を計算した。
【0076】 線均一性の結果を以下の表2に要約する。比較の為に、上記したと同じ条件下
に鉛筆1及び2から形成したマーキング、並びに0.5mmHB芯を有する「P
entel」機械式鉛筆(鉛筆3)、及び0.5mmHB芯を有する「Tomb
ow」機械式鉛筆(鉛筆4)から形成したマーキングも表2に含める。
【0077】
【表2】
【0078】 表2の結果は、例7で実施した試験では、消去可能な剪断減粘性筆記用組成物
は、木製及び機械式鉛筆と比較してより高い線均一性(強度%のより低い標準偏
差)及びより高い線強度を示したことを実証している。
【0079】例8 表3に記載した成分重量%に従って試料を15〜30mLの少量で処方した。
50mLのポリプロピレン遠心管においてプロピレングリコール、キサンタンガ
ム及び2mLの総水量を除いてすべての成分を先ず混合することによって混合操
作を実施した。管をキャッピングし、そして手で振盪した。次いで、管を「Vo
rtex−Genie 2」ミキサー(米国ペンシルバニア州ピッツバーグ所在
のフィッシャー・サイエンティフィック・カンパニー)に水平に取り付けて5分
間の高速渦流を行なった。プロピレングリコール及びキサンタンガムを第二の管
に一緒に入れた。この第二の管を手で振盪させてキサンタンガムをプロピレング
リコール中に確実に分散させた。5分間の高速渦流後に、第一の管の内容物を第
二の管に加えた。残りの2mLの水を第一の管に加え、そしてこれを再キャップ
して十分に振盪した。次いで、第一管のこの濯ぎ水を第二管に加えた。第二管を
キャップし、手で振盪し、次いでミキサー装置に水平に取り付けた。15mLの
試料では、管を先ず5分間渦流させ、この点において混合を中断して側部をパス
ツールピペットでかき落とした。その後、管を更に15分間渦流させた。30m
Lの試料では、管を先ず10分間渦流させ、この時において混合を中断して側部
をパスツールピペットでかき落とした。その後、管を更に15分間渦流させた。
渦流が完了した後、管を遠心分離機(米国マサチューセッツ州ニードハム・ハイ
ツ所在のインターナショナル・イクイプメント・カンパニーによる「IEC P
R−7000M」遠心分離機)に入れ、そして100Gで1.5分間回転させて
空気バブルの放出を助けた。この操作を必要に応じて更に3回まで反復した。次
いで、管を24時間を越えない時間の間静止させた状態にした。剪断減粘性組成
物を使用する前に、管を超音波クリーナー(米国ペンシルバニア州ピッツバーグ
所在のフィッシャー・サイエンティフィック・カンパニーによる「Model
FS60」)に約30秒間入れた。
【0080】 表3に示した処方では、使用したグラファイト粒子は、例10に記載した「M
790−2」バッチからの「Micro 790」(米国ニュージャージー州ア
ズベリー・グラファイト・ミルズ・インコーポレイテッド)であり、剪断減粘用
添加剤はキサンタンガム(米国カリホルニア州サンジェゴ所在のケルコ・バイオ
ポリマーズによる「Keltrol CG」)であり、分散剤は「Disper
byk−192」(米国コネチカット州ウォーリングフォード所在のBYK−ケ
ミ・USA・インコーポレーテッド)であり、そして潤滑剤は、「BYK−34
5」(米国コネチカット州ウォーリングフォード所在のBYK−ケミ・USA・
インコーポレーテッド)及び「Emerest 2646」(米国オハイオ州シ
ンシナティ所在のコグニス・コーポレーション)であり、防腐剤は「Proxe
l GXL」(ジプロピレン及び水中に溶解させた19.3重量%溶液)(米国
デラウェア州ウイルミントン所在のアベシア・バイオサイズ)であり、水溶性有
機溶剤はグリセロール及び/又はプロピレングリコール(両方とも、米国ペンシ
ルバニア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック・カンパニ
ーから入手可能である)であり、そして水は脱イオン水であった。
【0081】
【表3】
【0082】例9 各試料の見掛粘度(μ)を「Carri−Med CSL2−500 Rheo
meter」(米国デラウエア州ニューキャスル所在のティー・エイ・インスト
ルメンツ)で25℃において測定した。この装置では、4cm直径及び2度の角
度を有するステンレス鋼円錐体と共にコーン・アンド・プレート(cone-and-pla
te)の形状寸法が使用された。3分で0.05〜1,000/秒にわたる剪断速
度(γ)において少量の試料(0.7mL)を69ミクロンのギャップ内で剪断
した。円錐体を駆動させるのに要したトルクから剪断応力(τ)を測定し、そし
てμ=τ/γ(ここで、μはPa・secの単位にあり、τはN・m-2の単位で
ありそしてγはsec-1 単位である)から見掛粘度を計算した。
【0083】 各試料について、測定した粘度を、2つのパラメーター「Ostwald−d
e Waele」又は指数法則モデルμ=Kγn-1[ここで、nは流れ挙動指数
(又はn<1のときに剪断減粘性指数)であり、そしてKは指数法則係数(kg
・m-1・secn-2)である]を使用して剪断速度に適合させた。指数法則モデ
ルは、1桁又は2桁程大きい範囲にわたって中間剪断速度において剪断減粘性流
体(n<1)に対して良好な適合を提供する。このモデルでは、極めて低い又は
極めて高い剪断速度において粘度を十分には表わさない。
【0084】 表3の試料についてのデータを調べた後、指数法則モデルを1.0/秒及び1
00/秒の剪断速度間の粘度に当てはめた。得られたK及びnの値を、1.0/
秒、30/秒及び100/秒の剪断速度での見掛粘度の計算値と一緒に表4に記
載する。R平方値は、表4に示されるすべての回帰について0.999よりも良
好であった。
【0085】
【表4】
【0086】例10 アズベリー・グラファイト・ミルズ・インコーポレーテッド(米国ニュージャ
ージー州アズベリー所在)からフレーク状グラファイトを商品名「Micro
790」として入手した。この物質を「Coulter LS230」粒度分析
器(米国カリホルニア州フラートン所在のベックマン・コールター・インコーポ
レーテッド)によって特徴づけたが、その結果を表5に「Micro 790」
として記載する。このグラファイトは9.7ミクロン(標準偏差=5.7ミクロ
ン)の平均直径を有し、そして3.3容量%が1.0ミクロン未満であり、3.
4容量%が20.7ミクロン以上であった。最大粒子は、(48<53)ミクロ
ンにおいて検出された。このグラファイトから作った筆記用組成物は容易には消
去することができず、そして組成物の筆記品質及び安定性は良好ではなかった。
【0087】 粒子の粒度分布を狭くする試みにおいて、「Micro 790」の2つの異
なるバッチを風力分級のためにホソカワ・ミクロン・パワー・システムズ(米国
ニュージャージー州サミット所在)に送った。その後の粒度分析値を表5に「M
icro 790−1」及び「Micro 790−2」として示す。両方のバッ
チにおいて、得られた分布はより狭くなっており、そしてより少ない粒子が1.
0ミクロンよりも下で20.7ミクロンよりも上であった。
【0088】
【表5】
【0089】 グラファイト試料「M790−1」及び「M790−2」を、光学顕微鏡(日
本のニコン・コーポレーションの「Eclipse ME600」によって40
0倍の倍率で透過光下に更に観察した。粒子の分散液から顕微鏡スライドを調製
し、そして得られた画像中の粒子を画像分析(米国メリーランド州シルバー・ス
プリング所在のメディア・サイバーネティックスの「Optimas Vers
ion6.2」)によって特徴づけた。結果を表6に要約する。
【0090】
【表6】
【0091】 平均直径及び分布の値は、表5及び6では、異なる平均法(容量対数)を使用
したために相異する。表6の直径の方が小さい。何故ならば、それらは数平均直
径であり、また画像分析のソフトウエアが凝集粒子をデジタル的に分離したから
である。しかしながら、一般的な傾向は2つの表の間で同じである。2つのグラ
ファイトバッチのうち、「M790−2」は、より小さい平均直径及び粒度のよ
り狭い分布を有していた。また、画像分析法は、粒子のアスペクト比(主軸/幅
)に関して情報も提供した。両方のバッチにおいて、平均アスペクト比は、1.
6であって、1.0〜7.7の範囲を有していた。
【0092】例11 「M790−1」及び「M790−2」グラファイト粒子を用いて筆記用組成
物を調製した。組成は、表3の試料Gと類似していた。重量%による次の組成、
即ち、10.0%のグラファイト、0.55%のキサンタンガム、0.50%の
「Disperbyk−192」、0.50%の「BYK−345」、0.50
%の「Emerest2646」、18.0%のプロピレングリコール、69.
95%の水(すべての成分が表3に記載されている)、に従って各試料処方物を
調製した。この筆記用組成物の物理的特性を表7に記載する。結果は、試料Kが
酸性であって、僅かに塩基性の試料Lよりも低い粘度を有することを示した。こ
れらの試料の粘度は、表示値の±2%内で反復性を示した。
【0093】
【表7】
【0094】 表7の値は次の如くして測定された。 固形分% 固形分の百分率は、天秤の皿で風体を計った44mLのアルミニウム皿に0.
1mLの試料を付着させることによって測定された。初期の重量(W0)を記録
した。皿を50℃の炉に夜通し入れ、そして次の日に最終重量(Wf)を記録し
た。固形分の百分率は、固形分%=([W0−Wf]/W0)×100として計算
された。報告した値は4回の測定の平均値であった。 pH pHは、「Accumet pH/conductivity meter」
(米国ペンシルバニア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィッ
ク・カンパニーの「Model 20」)及びpH表示電極(米国ペンシルバニ
ア州ピッツバーグ所在のフィッシャー・サイエンティフィック・カンパニーの「
AccuTupH」)を使用して測定された。 表面張力 表面張力は、「DuNouy」リング法を使用して「Cahn Dynami
c Contact Angle Analyzer」(米国マサチューセッツ
州べバーリー所在のサーモ・オリオンの「DCA−312」)で測定された。破
断点の力は、35mm×10mmのペトリ皿において5mLの試料の表面を5.
925cmの円周白金−イリジウムリングで引き抜いて測定された。各試料に対
して3回の測定を行ない、次いで平均化して報告の表面張力を得た。 粘度 粘度は、例9に記載の如くして測定された。表7には、2つの組成物の比較の
ために30/秒での実験値が与えられている。
【0095】 これらの試料を用いて更に試験を行なって筆記品質、消去率及び安定性を評価
した。市販の0.8mmのステンレス鋼先端を使用してペンの替芯を行なった。
他端の先端が閉じられた替芯管の開放端に注射器によって約1mLの各試料を加
えた。試料の頂部にグリース(米国カリホルニア州サンテー所在のナショナル・
インキ・インコーポレーテッドの「44−21−A」)のプラグを加えた。得ら
れた替芯を使用に先立って300Gにおいて1.5分間遠心分離した。
【0096】 替芯を用いて機械及び手動筆記を行なった。機械試験からのレイダウン値を、
機械及び手動テストの両方からの筆記品質及び消去率の主観的評価と一緒に表8
に記載する。両方の試料とも「Micro 790」で作った元の筆記用組成物
よりも良好に機能したけれども、試料Lは、レイダウンの量、筆記品質及びその
後の消去性の面で試料Kよりも良好であった。このことは、50℃で4週間の安
定性試験の結果によって更に裏付けされた。試料Kは試料の頂部における透明な
層との鮮明な分離を示したけれども、試料Lは、試料の本体内に可視的分離を全
く有していなかった。
【0097】
【表8】
【0098】 表8の値は次の如くして測定された。 レイダウン 替芯(refill)のレイダウンは、「Hutt Festwriter HST
−10」(ドイツ国のRudi Hutt)を使用して測定された。筆記機械は
、筆記板の円運動に対して4.5m/分、紙の供給に対して200mm/分、そ
して替芯の回転に対して遅い速度(1 rpm)で作動するように設定された。
各替芯は60度の角度にされ、そしてペンホルダー(約64g)の他に50gの
荷重下に置かれた。紙は、「Nekoosa Bond」であった。替芯は、開
始時(W0)にそして各筆記距離(d)の終了時(Wf)に計量された。各セグメ
ントについてのレイダウン(L)をL=(Wo−Wf)/dとして計算した。たい
ていの場合に、3つの20m筆記セグメントを各替芯で完結し、そして報告した
レイダウンは各セグメントの平均であった。反復性は±0.1mg/mであるこ
とが実証された。 筆記品質 機械トレース及び手による筆記を主観的に評価した。 消去率 消去率は、「Sanford Pink Pearl」イレイザーで消去され
た手筆記の試料から主観的に判断された。消去した部分を次の尺度、1=極めて
悪い、2=悪い、3=受け入れ可能、4=良好及び5=極めて良好、の尺度で評
点付けした。 安定性 ある容量の試料をピペットで13mm×100mmのガラス管に5.0cmの
高さまで入れた。そのガラスビンをキャップし、次いでキャップと管との隙間の
周囲をテフロン(登録商標)テープで固着した。ビンを50℃の炉に入れ、そし
て2週間及び4週間の間隔で観察した。すべての透明な表面層の界面の位置を百
分率として表わし、そして次の式:[(液体の高さ−透明層の幅)/(液体の高
さ)]×100によって決定した。
【0099】例12 本発明に従った筆記用組成物の消去率及び線強度並びに筆記用具を市場で入手
可能な筆記製品と比較するために、13人の人達(5人の男性/8人の女性)が
3種の筆記製品を使用して試験を実施した。本発明に従った筆記用具は、消去可
能な剪断減粘性筆記用組成物(表3の試料G)及び0.8mmの先端を含んでい
た。この用具の性能を「Sanford Mirado」鉛筆(No.2HB芯
)及び「Sanford Clickster」機械式鉛筆(0.7mmのHB
芯)と比較した。実験者は、10個の文を書くこと及び10個の円で芯替えする
ことを含む5分の練習で各製品を使用した。トレーシングを画像分析によって分
析した。
【0100】 測定を完了した後、練習を13人の異なるパネリストに再配分した。各実験者
は、「Sanford Pink Pearl」イレイザーを使用して各練習時
の1つの文を消去するように要求された。消去した部分及び隣接するブランク部
分を画像分析によって分析した。
【0101】 画像分析装置系は、250Wの白熱タングステン灯(米国イリノイ州オーラン
ド・パーク所在のウイコ)、「Song DCR−VX1000」デジタルビデ
オカメラレコーダー(日本のソニー・コーポレーション)及び「Optimas
Version 6.5」ソフトウエア(米国メリーランド州シルバー・スプ
リング所在のメディア・シバーネティックス)よりなっていた。
【0102】 灰色値を使用して先の等式から計算した線強度及び消去率の結果を13人のパ
ネリストについて平均化し、これを表9に示す。
【0103】
【表9】
【0104】 本発明をそのある種の好ましい変形例に関してかなり詳細に説明したけれども
、他の変形例も可能である。それ故に、特許請求の範囲の精神及び範囲は、ここ
に含まれる好ましい変形例の説明に限定されるべきでない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2C350 GA03 NA19 NC01 NC17 4J039 AB01 AB07 AD09 BA03 BA23 BC07 BC09 BC10 BC13 BC20 BC33 BC36 BE01 BE12 BE22 BE23 CA06 EA29 EA48 GA26 GA27

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剪断減粘用添加剤とグラファイト粒子とを液体中に含めてな
    る消去可能な剪断減粘性筆記用組成物。
  2. 【請求項2】 約0.01〜約0.8の剪断減粘性指数を有する請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 約1.0/秒の剪断速度において200mPa・sec〜2
    0,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度において10mP
    a・sec〜1,000mPa・secの粘度を有する請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 約1.0/秒の剪断速度において2,000mPa・sec
    〜18,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度において50
    mPa・sec〜700mPa・secの粘度を有する請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 液体が水性溶剤系からなる請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子が水性溶剤系中に分
    散されている請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 剪断減粘用添加剤が粘土、オルガノクレー、水分散性ガム、
    アクリル酸基材重合体又はそれらの組み合わせである請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 粘土がヘクトライト粘土又はベントナイト粘土である請求項
    7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 剪断減粘用添加剤がキサンタンガムである請求項1記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 水分散性ガムが多糖類である請求項7記載の組成物。
  11. 【請求項11】 剪断減粘用添加剤がアクリル酸基材重合体である請求項1
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 約0.01重量%〜約10重量%の剪断減粘用添加剤を含
    む請求項1記載の組成物。
  13. 【請求項13】 約0.05重量%〜約5重量%の剪断減粘用添加剤を含む
    請求項1記載の組成物。
  14. 【請求項14】 約0.1重量%〜約2重量%の剪断減粘用添加剤を含む請
    求項1記載の組成物。
  15. 【請求項15】 剪断減粘用添加剤が粘土、オルガノクレー、水分散性ガム
    、アクリル酸基材重合体又はそれらの組み合わせである請求項12記載の組成物
  16. 【請求項16】 水性溶剤系が少なくとも1種の水溶性有機溶剤を含む請求
    項5記載の組成物。
  17. 【請求項17】 水性溶剤系が、グリコール、多価アルコール、グリコール
    エーテル、グリコールエーテルエステル、アミン、アミド及びアルカノールアミ
    ドよりなる群から選択される少なくとも1種の水溶性有機溶剤を更に含む請求項
    5記載の組成物。
  18. 【請求項18】 水溶性有機溶剤がプロピレングリコールである請求項16
    記載の組成物。
  19. 【請求項19】 水性溶剤系が水、プロピレングリコール及びグリセロール
    を含む請求項5記載の組成物。
  20. 【請求項20】 溶剤系が水溶性有機溶剤1部当たり約0.5部〜約25部
    の水を含む請求項15記載の組成物。
  21. 【請求項21】 グラファイト粒子が組成物の約1重量%〜約50重量%を
    占める請求項1記載の組成物。
  22. 【請求項22】 グラファイト粒子が組成物の約3重量%〜約25重量%を
    占める請求項1記載の組成物。
  23. 【請求項23】 グラファイト粒子が組成物の約5重量%〜約20重量%を
    占める請求項1記載の組成物。
  24. 【請求項24】 グラファイト粒子が約1ミクロン未満の平均厚さ及び約1
    ミクロン〜約25ミクロンの平均粒径を有する請求項1記載の組成物。
  25. 【請求項25】 グラファイト粒子が約0.5ミクロン未満の平均厚さ及び
    約2ミクロン〜約15ミクロンの平均粒径を有する請求項1記載の組成物。
  26. 【請求項26】 グラファイト粒子が約0.25ミクロン未満の平均厚さ及
    び約3ミクロン〜約12ミクロンの平均粒径を有する請求項1記載の組成物。
  27. 【請求項27】 少なくとも1種の分散剤を更に含む請求項1記載の組成物
  28. 【請求項28】 分散剤が水溶性重合体である請求項27記載の組成物。
  29. 【請求項29】 約80%よりも大きい消去率及び約25%よりも大きい線
    強度を示す請求項1記載の組成物。
  30. 【請求項30】 約95%よりも大きい消去率及び約30%よりも大きい線
    強度を示す請求項1記載の組成物。
  31. 【請求項31】 約97%よりも大きい消去率及び約40%よりも大きい線
    強度を示す請求項1記載の組成物。
  32. 【請求項32】 グラファイト粒子が、非晶質グラファイト、フレーク状天
    然グラファイト、一次合成グラファイト、二次合成グラファイト及びそれらの組
    み合わせよりなる群から選択される請求項1記載の組成物。
  33. 【請求項33】 剪断減粘用添加剤とグラファイト粒子とを液体中に分散さ
    せてなり、しかも約0.01〜約0.8の剪断減粘性指数を有する消去可能な剪
    断減粘性筆記用組成物。
  34. 【請求項34】 約1.0/秒の剪断速度において200mPa・sec〜
    20,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度において約10
    mPa・sec〜1,000mPa・secの粘度を有する請求項33記載の組
    成物。
  35. 【請求項35】 約1.0/秒の剪断速度において2,000mPa・se
    c〜18,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度において約
    50mPa・sec〜700mPa・secの粘度を有する請求項33記載の組
    成物。
  36. 【請求項36】 剪断減粘用添加剤が粘土、オルガノクレー、水分散性ガム
    、アクリル酸基材重合体又はそれらの組み合わせである請求項33記載の組成物
  37. 【請求項37】 顔料粒子を更に含む請求項33記載の組成物。
  38. 【請求項38】 グラファイト粒子が、非晶質グラファイト、フレーク状天
    然グラファイト、一次合成グラファイト、二次合成グラファイト及びそれらの組
    み合わせよりなる群から選択される請求項33記載の組成物。
  39. 【請求項39】 グラファイト粒子及び剪断減粘用添加剤を水性溶剤系中に
    分散させてなる消去可能な剪断減粘性筆記用組成物を収容する容器と、該容器と
    流体連通状態の筆記用先端とを含む筆記用具。
  40. 【請求項40】 筆記用具がボールペンである請求項39記載の筆記用具。
  41. 【請求項41】 剪断減粘用添加剤及びグラファイト粒子を含む消去可能な
    剪断減粘性筆記用組成物で基体にマーキングを形成することを含むマーキングの
    形成法。
  42. 【請求項42】 基体からマーキングを消去することを更に含む請求項41
    記載の方法。
  43. 【請求項43】 組成物が約0.01〜約0.8の剪断減粘性指数を有する
    請求項41記載の方法。
  44. 【請求項44】 組成物が約1.0/秒の剪断速度において200mPa・
    sec〜20,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度におい
    て10mPa・sec〜1,000mPa・secの粘度を有する請求項41記
    載の方法。
  45. 【請求項45】 組成物が約1.0/秒の剪断速度において2,000mP
    a・sec〜18,000mPa・secの粘度及び約100/秒の剪断速度に
    おいて50mPa・sec〜700mPa・secの粘度を有する請求項41記
    載の方法。
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