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JP2003530418A - 相分離リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング製品 - Google Patents

相分離リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング製品

Info

Publication number
JP2003530418A
JP2003530418A JP2001575973A JP2001575973A JP2003530418A JP 2003530418 A JP2003530418 A JP 2003530418A JP 2001575973 A JP2001575973 A JP 2001575973A JP 2001575973 A JP2001575973 A JP 2001575973A JP 2003530418 A JP2003530418 A JP 2003530418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rinse
alkyl
cleansing composition
hair
hair coloring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001575973A
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English (en)
Inventor
リー ウェルズ,ロバート
アン クレイン,エリザベス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
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    • A61K8/03Liquid compositions with two or more distinct layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (相分離リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング製品)水溶性染料物質、界面活性剤及び水を含み、ここで、水溶性染料物質は連続相への染料物質の付与による着色強度より強い液滴への染料物質の付与による着色強度となる程度に分散される液体エマルション液滴の分散相中で濃縮される相分離リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。分散相は、界面活性剤と染料物質との組み合わせによって形成されていて良い。毛髪のカラーリング及びクレンジング方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は相分離リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物及びそれを
用いた毛髪のカラーリング及びクレンジング方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 本発明はリンスオフ毛髪クレンジング製品によって毛髪に着色を付与する組成
物に関する。 毛髪染色シャンプーは周知であり、しばしば市場にも存在する。それらは通常
、アニオン系界面活性剤、特にアルキルスルフェート及びアルキルエーテルスル
フェート、及び水性媒質中に少なくとも1つの直接毛髪染料を含有する。これら
のシャンプーが優れた起泡性能を示す一方では、達成される毛髪着色強度はしば
しば満足のいくものとならない。この不利益を克服するための試みがなされてき
たが、最適なカラーリング結果は達成されていない。さらに、白髪の最適なカラ
ーリングを達成するのは難しい。 アニオン系及び/又は両性界面活性剤、カチオン系ポリマー、及び希釈の際に
染料の沈着を増加するコアセルベートを形成する可溶化剤を含有する単相シャン
プー中で直接染料を用いる毛髪着色強度を向上するための試みがなされてきた。
他の試みには、以下が包まれる:希釈の際、不溶性の錯体が断定的に形成及び沈
着する、従来の染料中間体及びカチオン系ポリマーの製品中の錯体の形成を防ぐ
ために有機溶媒を付加する。他の方法には、分離液相を形成せずにアニオン系及
び/又は両性界面活性剤を、カチオン系染料へ付加することを包む。より典型的
な技術は、優れた毛髪の色レベルだけでなく、毛髪損傷も引き起こすアニオン系
界面活性剤と共に酸化染料系を用いる。
【0003】 毛髪染色製品中の前形成分離液相の一部分であるカラーリング活性物質は、毛
髪上に効果的に沈着することが分かっている。希釈中のこのような分離相の形成
は、動的要因及び明白な希釈効果によってより効果を低め、結果として沈着の削
減をもたらす。水溶性活性物質と共に用いれば、相分離はコアセルベーションに
よって達成され得る。加えて、特定の界面活性剤種とのカチオン性染料のコアセ
ルベーションは、シャンプーにおいて達成され得ることが解かっている。加えて
、沈着向上をもたらすために、特定染料がシャンプーの界面活性剤物質と共に分
離相に優先的に分配することも解かっている。 前述の見解から、本発明の目的は毛髪に着色増加を付与するリンスオフ毛髪カ
ラーリング洗浄剤を提供することである。本発明の更なる目的は、毛髪の損傷な
しに着色をもたらすことである。本発明のその他の目的は、シャンプー操作と同
時の毛髪カラーリング方法を提供することである。
【0004】 (従来技術) 以下はリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物に関する:1990
年7月24日のへフォード(Hefford)らの米国特許第4,93,430号;1
983年9月28日のブリストルマイヤーズ株式会社(Bristol-Myers Co.)の
欧州特許第0089749A2号;1995年2月28日のコーエン(Cohen)
らの米国特許第5,393,305号;1997年6月3日のオニツカ(Onitsu
ka)らの米国特許第5,635,461号;1998年1月21日の花王(Kao
)株式会社の欧州特許第0819422A1号;1979年9月18日のカレー
(Curry)らの米国特許第4,168,144号1990年12月4日のチャン
(Chan)らの米国特許第4,975,092号1996年5月23日の花王(Ka
o)株式会社のドイツ特許第4441359号;1972年2月18日のヘレン
カーチス(Helene Curtis)のフランス特許第2096377号1985年4月
17日のビーチャム(Beecham)グループPLCの欧州特許第0137178号
1985年6月26日のユニレバー(Unileve)PLCの欧州特許第01463
50A2号1989年4月19日のユニレバー(Unileve)PLCの欧州特許第
0312343A3号1992年2月18日のシュレイダー(Schrader)らの米
国特許第5,089,257号1994年12月27日のカスパーソン(Casper
son)らの米国特許第5,376,146号1976年1月6日のアルペリン(A
lperin)らの米国特許第3,930,792号1997年6月3日のオニツカ(
Onitsuka)らの米国特許第5,635,461号;ロビンス(Robbins)C.R
.、のヒト毛髪の化学的及び物理的挙動(Chemical and Physical Behavior of
Human Hair)、第2版、1988年、ニューヨーク州、シュプリンガー・フェア
ラーク(Springer-Verlag)社、185〜190頁;バーシオウム(Berthiaume
)、M.D.、の薬品&化粧品工業(Drug & Cosmetic Industry)、42頁、1
997年4月;ヅウィック(Zviak),C.、の毛髪ケアの科学(The Science o
f Hair Care)、7章、1986年、ニューヨーク州、マーセル・デッカー社(M
arcel Dekker, Inc.,)処方、化粧品&医薬部外品(Formulary, Cosmetics & To
iletries)、113(6)巻、94頁、1988年;アリアノルヘアケア処方指
針(The Arianor Haircare Formula Index)、ワーナー−ジェンキンソンヨーロ
ッパ社(Warner-Jenkinson Europe, Ltd.,)、ノーフォークキングスリン(King
's Lynn, Norfolk)PE304JJ。
【0005】 (発明の概要) 1つの実施形態において、本発明は、以下を含む相分離リンスオフ毛髪カラー
リング/クレンジング組成物である: a)約0.1重量%〜約10重量%の水溶性染料物質; b)アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、及びこれらの混合物をからなる
群より選択される一種を含む、約5重量%〜約50重量%の界面活性剤物質; c)約40重量%〜約94.9重量%の水;であって 前記水溶性染料物質は液体エマルション液滴中で濃縮され、前記相は連続水性相
内に分散され;ここで、前記染料物質は、染料物質によって液滴に付与される着
色強度が、染料物質によって連続水性相に付与される着色強度より強くなる程度
まで前記液滴内で濃縮され、分散される液滴は界面活性剤物質及び水溶性染料物
質の組み合わせによって形成される。
【0006】 その他の実施形態においては、上述の組成物の界面活性剤は分離水性相を形成
し、染料物質はこの分離水性相に優先的に分配する。また、この実施形態におい
て、染料物質は相分離液滴中で濃縮される。 本発明はさらに、カラーリング/クレンジング組成物による毛髪のカラーリン
グ及びクレンジング方法に関する。
【0007】 (発明の詳細な説明) 本発明は、水を主成分とする製品ではなく分離相中又はコアセルベート中で濃
縮される直接染料を用いることで毛髪カラーリングの改善が達成できるという発
見に基づいている。これは、分離相又は組成物の連続相上に存在するコアセルベ
ートに優先的に分配する及び/又は中に存在する水溶性染料を用いることによっ
て達成される。 理論的には、系における界面活性剤及び他の物質の構造に基づいて、本明細書
で有用な分離相及び/又はコアセルベートの形成を予想することは可能である。
しかしながら、このような理論的な予想は、染料分子が界面活性剤と包含され、
その物理的特性を変化させる本環境では不適当である。しかしながら、幸いにも
染料/界面活性剤/水の適当な組み合わせの選択は、視覚的な観察及び光学顕微
鏡を用いることによる不適当な実験をせずに形成することができる。20℃〜3
0℃における本組成物の顕微鏡による実験において、染料は、直径0.05μm
〜100μmの範囲の平均寸法を有する液滴中で濃縮されるように見える。好ま
しい組成物においては、約100μmを超える液滴のない状態で、液滴の平均寸
法は直径約0.2μm〜約50μmの範囲内である。極度に大きな液滴は、毛幹
の不均一なカラーリングをもたらす。
【0008】 本組成物において、染料分子は分散相を含む液滴中で又はコアセルベート中で
濃縮されていなければならない。したがって、染料の水性相への移動を最少化す
る必要がある。したがって、水性相は好ましくは約1重量%未満、及び最も好ま
しくは実質的には含まれない、時折染料組成物に用いられるメタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、ヘキシレングリコ
ール、カルビトール、グリセロール、ポリオール、グリコール、他のC3〜C9
媒アルコール等のような水溶性有機溶媒を含有する。例えばセチル及びステアリ
ルである長鎖アルコールは、どちらも、水溶性及び特に優れた溶媒でもなく、及
び系を乱すことなく約7%までの濃度で用いることができる。 水溶性無機塩のような非界面活性剤電解質は、染料含有分離相又はコアセルベ
ートの形成を促進するために本組成物中で用いることができる。しかしながら、
カチオン系物質がアニオン系及び/又は両性界面活性剤と共存する場合、過度の
量のこのような電解質を用いて処理されるべきでない。これは電解質がかかる系
の水溶解性を不相応に促進する事実によるためである。一般的に、かかる系にお
ける非界面活性剤電解質は、約10重量%未満、好ましくは約4重量%未満であ
る。
【0009】 さらに、適当な染料及び適当な界面活性剤の適当な選択は、製品中で有用な分
離相及び/又はコアセルベートの形成に非常に影響することが理解される。上述
のように、一様に微少量の溶媒が存在する環境において特に当てはまる。例えば
、カチオン系染料及びヘキシレングリコールとベタイン界面活性剤の組み合わせ
は、本明細書で用いるのに好適でない。また、不適切な実験をせずに、顕微鏡で
の分析によってかかる事柄は決定され得る。 加えて、界面活性剤の特定種は、コストの考慮、目及び皮膚刺激に関する問題
、硬度敏感性、低起泡特性及び相/コアセルベート液滴中での染料分子の濃縮の
ためのそれらの削減された能力のために本明細書では有用ではない。これらの界
面活性剤には、アルキルフェノールエトキシレート、脂肪酸石鹸(カルボキシレ
ート)及びアルキルアミドエーテルカルボキシレートを包含する。
【0010】 本発明のリンスオフ組成物は、以下に記載する任意の付加的又は任意の成分並
びに上述で列挙される実質的な成分を含む。全てのパーセント、部数及び比は、
特に指定しない限り、本発明の組成物の総重量に基づいている。列挙する成分に
関連するこのような重量は全て、活性レベルを基にしているため、特に指定しな
い限り、市販されている成分に含まれるキャリアや副生成物を含まない。 本明細書で用いる用語「相分離」又は「分離相」とは、熱力学的に安定な二つ
の液相の形成を意味しており、それは明確にまとまった相としてではなく、1つ
の相がもう1つの相に分散している液滴を含む安定したエマルションとして存在
する。
【0011】 本明細書で用いる用語「視覚的に識別できる」とは、100倍〜620倍の倍
率のもとで従来の光学顕微鏡によって観察する際に、顕微鏡によって、液滴又は
液適相が連続相から視覚的に分離及び識別できる連続相中に懸濁されている液滴
あるいは液滴相に関する。組成物中のこのような液滴は、組成物が毛髪に適用さ
れる直前に手によって攪拌される(つまり「用いる前によく攪拌する」)際、2
つの分離相から作られるか又は自発的に形成されるものとして組成物中に存在し
て良い。 本明細書で用いる用語「水溶性」とは、水に十分可溶であり、25℃の水中に
おいて、その物質の少なくとも0.2重量%の濃度で、肉眼で実質的に透明な溶
液を形成する任意の物質を指す。 本明細書で用いる用語「分散相」とは、連続相の粒子とは異なる組成物の識別
できる粒子を指す。連続相は、もう一方の相を通過することのなく任意の点から
任意の他の点へ到達する相である。 本明細書で用いる用語「水性相」とは、水が主要な溶媒である相を指す。 本明細書で用いる用語「液晶相」とは、単一又は2つの直交方向に沿って整列
しかつ他の方向に沿って不規則に配列する相を指す。
【0012】 本明細書で用いる用語、「コアセルベーション」とは、2つの非混合液相への
溶液の分離にあてはまり;分離及び希釈平衡相をもたらす種中に相対的に濃縮さ
れている稠密なコアセルベートを指す。コアセルベートの形成は、分子量、成分
の濃度、(例えば、塩の追加によるイオン強度の変化を包含する)相互作用する
イオン物質の比率イオン強度、カチオン及びアニオンの種の電荷密度、pH、並
びに温度のような様々な基準により左右される。コアセルベート系及びこれらの
パラメーターの効果は、例えば、J.カエレス(J. Caelles)らの「混合系にお
けるアニオン系及びカチオン系組成物」(Anionic and Cationic Compounds in
Mixed Systems)、化粧品&トイレタリー(Cosmetics & Toiletries)、106
巻、49〜54頁、1991年4月、C.J.バン・オス(van Oss)、「コア
セルベーション、錯体−コアセルベーション及び凝集」(Coacervation, Comple
x-Coacervation and Flocculation)、J.分散科学と技術(J. Dispersion Sci
ence and Technology)、9巻(5,6)、561〜573頁、1988年〜1
999年、及びD.J.バーガス(Burgess)、「錯体コアセルベート系の実用
分析」(Practical Analysis of Complex Coacervate Systems)、ジェイオブコ
ロイドアンドインターフェイスサイエンス(J. of Colloid and Interface Scie
nce)、140巻、1号、227〜238頁、1990年11月に記載されてお
り、この記載は、参考文献として本明細書に組み込まれる。
【0013】 錯体コアセルベートの分析技術は当該技術分野において周知である。例えば、
希釈の所定又は任意の選択段階における、本発明のリンスオフ毛髪カラーリング
/クレンジング組成物の顕微鏡分析は、コアセルベート相が形成されたかどうか
を識別するために用いられる。このようなコアセルベート相は、組成物中の乳化
相として確認されるであろう。染料の存在は、染料は色の差異を増強し、液滴を
容易に見えるようにするため、組成物中に分散している他の不溶性相とコアセル
ベートを識別するのを補助する。 本明細書で用いる用語「有効量」とは、カラーリングに関しては、使用条件の
もとで毛髪に所望の着色量を付与するのに十分な量であって、クレンジングに関
しては、使用条件のもとで毛髪を洗浄するのに十分な量を指す。 本明細書で用いる用語「実質的に非含有」とは、組成物の0.01%以下とし
ての成分濃度を指す。
【0014】 (構成成分) 本発明の組成物は、必須構成成分として好適な水溶性染料物質、界面活性剤物
質、及びキャリア媒質としての水を含む。
【0015】 (水溶性染料物質) 本発明の必須構成成分は、水溶性染料物質である。1つの実施形態においては
、カチオン系水溶性染料は直接染料が好ましい。直接染料は、一般的にいわゆる
「一時的な」毛髪カラーリング製品及び毛髪の色が徐々に強まる又は変化するの
を指図するカラーリング製品において用いられている。反応染料とは対照的に、
直接染料は毛髪に着色を与えるために化学反応を受けない。 界面活性剤とは反対の帯電性を有する水溶性染料は、界面活性剤とコアセルベ
ートを形成する。アニオン系及び/又は両性界面活性剤とコアセルベートを形成
する水溶性染料は、カチオン系染料である。実質的にカチオン系で存在するpH
においてアミン官能性染料は、同様の方法で用いられ得る。その他の実施形態に
おいて、アニオン系及び非イオン系染料はコアセルベートを形成せず;しかしな
がら、これらは界面活性剤物質によって形成される分離非晶性液体又は液晶相中
に優先的に分配する。これはまた、染料が濃縮し、それによって沈着が向上する
のを可能にする。
【0016】 水溶性染料構成成分の濃度は、典型的には組成物の、約0.1重量%〜約10
重量%、好ましくは約0.2重量%〜約5重量%である。 好適なカチオン系染料の非限定的な例としては、アリアナー(Arianor)(登
録商標)スチールブルー(塩基性ブルー99番、CIナンバー56059);ア
リアナー(Arianor)(登録商標)マダーレッド(塩基性レッド76番、CIナ
ンバー12245);アリアナー(Arianor)(登録商標)マホガニー(塩基性
ブラウン16番、CIナンバー12550);アリアナー(Arianor)(登録商
標)ストローイエロー(塩基性イエロー57番、CIナンバー12719);塩
基性イエロー11番(CIナンバー48055);塩基性レッド29番(CIナ
ンバー11460);塩基性レッド12番(CIナンバー48070);塩基性
ブルー12番(CIナンバー51180);塩基性ブルー3番(CIナンバー5
1104);塩基性バイオレッド3番(CIナンバー42555)塩基性バイオ
レッド16番(CIナンバー48013);塩基性グリーン4番(CIナンバー
42000);及びアリアナー(Arianor)(登録商標)シエナブラウン(塩基
性ブラウン17番、CIナンバー12251)、及びこれらの混合物が挙げられ
、このリストは包括的ではない。(CIナンバーは、英国、染色者及びカラーリ
スト学会誌(Society of Dyers and Colourists)第3版のカラーインデックス
における染料に指定される番号であって、染料分子の化学構造を十分に識別する
。) 好適なアニオン系染料の非限定的な例としては、FD&Cブルー1番(CAS
ナンバー3844−45−9);FD&Cイエロー6番(CASナンバー278
3−94−0);FD&Cイエロー5番(CASナンバー1934−21−0)
;FD&Cレッド4番(CASナンバ−4548−53−2)FD&Cレッド4
0番(CASナンバー25956−17−6);D&Cブラウン1番(CASナ
ンバー1320−7−6)及びD&Cグリーン5番(CASナンバー4403−
90−1)、及びこれらの混合物が挙げられる。(CASナンバーは、化学情報
検索サービス器官登録において、染料に指定される番号であって、染料分子の化
学構造を十分に識別する。
【0017】 好適な非ニオン系染料の非限定的な例としては、D&Cバイオレット2番(C
ASナンバー81−48−1);D&Cイエロー7番(CASナンバー2321
−07−5);及びD&Cレッド36番(CASナンバー2814−77−9)
、及びこれらの混合物が挙げられる。 好適なアミン官能性染料の非限定的な例としては、HCブルー2番(CASナ
ンバー33229−34−4);HCブルー11番(CASナンバー23920
−15−2);HCブラウン1番(CASナンバー83803−98−9);H
Cグリーン1番(CASナンバー52136−25−1)HCレッド3番(CA
Sナンバー2871−01−4);HCレッド8番(CASナンバー13556
−29−1);HCバイオレッド2番(CASナンバーn/a);及びHCイエ
ロー4番(CASナンバー59820−43−8)及びこれらの混合物が挙げら
れる。
【0018】 他の好適な直接染料は、国際化粧品原料事典(International Cosmetic Ingre
dient Dictionary and Handbook)第7版、1997年で見ることができる。 本発明の界面活性剤構成成分とのコアセルベート及び/又は液晶形成において
好ましい染料は、上述で列挙されるカチオン系染料である。
【0019】 (界面活性剤物質) 本発明のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物は、クレンジング
性能を組成物に提供し、染料含有分離相の形成に関与するための界面活性剤物質
構成成分を含む。界面活性剤構成成分は、主に1つ以上のアニオン系界面活性剤
、及び/又は1つ又は2つの両性界面活性剤を含む。界面活性剤構成成分は、付
加的に1つ又は2つのカチオン系界面活性剤、1つ以上の非イオン系界面活性剤
又はこれらの組み合わせを含む。このような界面活性剤は、物理的及び化学的に
本明細書に記載されている必須成分に対し適合するべきであり、及び他の点で製
品安定性、美観又は性能を過度に損なうべきでない。 リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物における界面活性剤物質の
濃度は、所望の洗浄性及び起泡性能を提供するのに十分であるべきであり、通常
、組成物の約5重量%〜約50重量%、好ましくは約10重量%〜約25重量%
、及び最も好ましくは約14重量%〜約20重量%の範囲内である。
【0020】 (アニオン系界面活性剤) 本明細書におけるリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物中で用い
るのに好適なアニオン系界面活性剤構成成分には、毛髪のケア及び他の身体のケ
アクレンジング組成物における使用のために周知のものを包含する。 好適なアニオン系界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルエトキシル
化スルフェート、及びこれらの混合物が挙げられる。これらの物質はそれぞれ(
I)ROSO3M及び(II)RO(C24O)xSO3Mという式を有し、式中
Rは約8〜約30個の炭素原子を有するアルキル基またはアルケニル基であり、
xは1〜10であって、Mは水素、又はアンモニウム、トリエタノールアミンな
どのC1〜C3アルキル基を含むアルカノールアミンのような塩形成カチオン、及
びアルカリ金属やアルカリ土類金属などの一価や多価の金属である。好ましい金
属としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムが挙げられる
。アニオン系界面活性剤のカチオンMは、好ましくはアニオン系界面活性剤構成
成分が水溶性であるように選ばれるべきである。アニオン系界面活性剤の溶解性
は、一般的に、特定のアニオン系界面活性剤及び選択されたカチオンに依存して
いる。アニオン系界面活性剤の適切な混合物を決定する補助剤として、アニオン
系界面活性剤は、クラフト温度が約15℃以下、好ましくは約10℃以下、より
好ましくは約0℃以下であるようなものを選択すべきである。保存条件下で組成
物が結晶化しないアニオン系界面活性剤も好ましい。
【0021】 式(I)及び(II)において、Rは好ましくは、アルキル及びアルキルエト
キシル化スルフェートの双方中に約10〜約18個の炭素原子を有する。アルキ
ルエトキシ化スルフェートは、典型的には、エチレンオキシドと約8〜約30個
の炭素原子を有する一価のアルコールの縮合生成物として作られる。アルコール
は、ヤシ油、パーム核油、あるいは獣脂などの脂肪から得るか、もしくは合成で
きる。このようなアルコールは、エチレンオキシドのモル比に対して好ましくは
約1〜約10、より好ましくは約1〜約4、最も好ましくは約2〜約3.5で反
応する。得られた分子種の混合物は、例えばアルコール1モルあたりエチレンオ
キシドを平均3モルを有し、硫酸化及び中和される。 本発明で用いることのできるアルキルエーテルスルフェートの具体例としては
、ココナッツアルキルトリエチレングリコールエーテルスルフェートのナトリウ
ム塩とアンモニウム塩;タローアルキルトリエチレングリコールエーテルスルフ
ェート、及びタローアルキルヘキサオキシエチレンスルフェートがある。著しく
好ましいアルキルエーテルスルフェートは、個々の化合物の混合物で、約12〜
約16個の炭素原子を含む平均アルキル鎖長を有し、平均エトキシル化の程度が
約1〜約4モルのエチレンオキシドであるような前述の混合物を含むものである
【0022】 特定の好適なアニオン系界面活性剤には、一般式(I)で示される有機硫酸反
応生成物の水溶性の塩であるが、これに限定されるものではなく、ここでR1
、約8〜約24個、好ましくは約10〜約18個の炭素原子を有する直鎖状又は
分枝鎖状の飽和脂肪族炭化水素ラジカルからなる群より選択され、Mはアンモニ
ウムなどのカチオン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン、ナトリ
ウムやカリウムなどの一価の金属、及びマグネシウムやカルシウムなどの多価の
金属カチオンである。アニオン系洗剤用界面活性剤のカチオンMは界面活性剤構
成成分が水溶性になるように選ばれるべきである。溶解性は、特定のアニオン系
界面活性剤及び選択されたカチオンに依存する。このような界面活性剤の例とし
ては、約8〜約24個の炭素原子、好ましくは約10〜約18個の炭素原子を有
するイソ−、ネオ−、及びn−パラフィンを包含するメタン系炭化水素と、漂白
や加水分解を包含する周知のスルホン化法に従って得た、例えばSO3、H2SO4 などのようなスルホン化剤との有機硫酸反応生成物の塩である。好ましいのは
アルカリ金属及びアンモニウムスルホン化C1018n−パラフィン類である。
【0023】 スルフェート界面活性剤は、好ましくはエトキシル化と非エトキシル化スルフ
ェートとの組み合わせを含む。エトキシル化対非エトキシル化スルフェートのモ
ル比は必要とされていない;しかしながら、1:1以上の比率が好ましい。アル
キルスルフェートは優れた洗浄と起泡性能を提供する。アルキルエトキシル化ス
ルフェートは優れた洗浄性能を提供し、皮膚及び目に低刺激である。 本発明で用いるのに好適なその他のアニオン系界面活性剤は、イセチオン酸で
エステル化し、水酸化ナトリウムで中和した脂肪酸の反応生成物であり、例えば
、脂肪酸はヤシ油やパーム核油に由来しているものや;脂肪酸がヤシ油あるいは
パーム核油に由来しているメチルタウリドの脂肪酸アミドのナトリウム塩やアン
モニウム塩やテトラチルアンモニウム塩やカリウム塩がある。他の類似の-アニ
オン系界面活性剤は米国特許第2,486,921号、米国特許第2,486,
922号、米国特許第2,396,278号に記載されてあり、これらの記載は
、参考文献として本明細書に組み込まれる。
【0024】 本発明で用いるのに好適な特定なアニオン系界面活性剤はコハク酸塩であり、
例としては、N−オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコ
ハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸二アンモニウム、N−(1,2−
ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホコハク酸四ナトリウム、スルホ
コハク酸ナトリウムのジアミルエステル、スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシ
ルエステル、及びスルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステルである。 他の好適なアニオン系界面活性剤としては、アルキル及びアルケニルグリセリ
ルエーテルスルホネート界面活性剤(ここでは「AGS」界面活性剤とも言う)
、その誘導体、及びその塩である。これらのAGS界面活性剤はスルホネート及
びスルホネート塩基を含むアルキルグリセリルエーテルから誘導される。これら
の化合物は通常、スルホネート塩基を含むグリセロールのアルキルモノエーテル
として記載され得る。 これらのAGS界面活性剤は通常以下の構造に従って記載される。
【0025】
【化1】
【0026】 ここでRは、約10個から約18個の炭素原子、好ましくは約11個から約1
6個の炭素原子、最も好ましくは約12個から約14個の炭素原子を有する飽和
、又は不飽和直鎖、側鎖、又は環状ヒドロカルビル基であって、Xは、アンモニ
ウム;モノアルキル置換アンモニウム;ジアルキル置換アンモニウム;トリアル
キル置換アンモニウム;テトラアルキル置換アンモニウム;アルカリ金属;アル
カリ土類金属;及びこれらの混合物からなる群より選択されるカチオンである。
より好ましくは、上記式Rのアルキル基は飽和型及び直鎖である。
【0027】 更に他の好適なアニオン系界面活性剤としては、約10〜約24個の炭素原子
を有するオレフィンスルホネート類が挙げられる。本明細書で用いる用語「オレ
フィンスルホネート」とは、非複合型の三酸化イオウによってアルファオレフィ
ンをスルホン化し、更に酸反応混合物を中和し、反応中に形成されたスルホンを
加水分解して、対応するヒドロキシアルカンスルホン酸塩を得ることにより生成
される化合物を意味する。三酸化イオウは液状又はガス状であることができ、必
須ではないが、通常、不活性希釈剤、例えば、液体状態において用いられるとき
は、液体SO2、塩素化炭化水素等、又は、ガス状の形で用いられる時は、空気
、窒素、ガス状のSO2等によって希釈される。純粋のアルケンスルホネートと
ある比率のヒドロキシアルカンスルホネートに加えて、オレフィンスルホネート
には他の副産物、例えばアルケンジスルホネートのようなものが少量含まれてい
るが、それは、反応条件、反応物質の比率、最初のオレフィンの性状、オレフィ
ン中の不純物及びスルホン化における副反応に依存している。上記の種類の特定
のアルファ−オレフィンスルホネート混合物については、米国特許第3,332
,880号により完全に記載されており、その記載は参考文献として本明細書に
組み込まれる。
【0028】 オレフィンスルホネートが誘導されるアルファ−オレフィンは、約10〜約2
4個の炭素原子、好ましくは約12〜約16個の炭素原子を有するモノオレフィ
ンである。望ましくは、それらは直鎖オレフィン類である。 本発明において用いるのに好適なもう一種のアニオン系界面活性剤は、ベータ
−アルキルオキシアルカンスルホネートである。これらの化合物は以下のような
式を有する:
【0029】
【化2】
【0030】 式中R1は、約6〜約20個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、R2
、好ましくは約1個〜3個の炭素原子を有する低級アルキル基であり、そしてM
は上記のような水溶性のカチオンである。 本発明において用いるのに好適な著しく好ましいアニオン系界面活性剤の特定
な例としては、アルキルグリセリルスルホン酸エーテル、ラウリル硫酸アンモニ
ウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫
酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエ
タノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノール
アミン、ラウリン酸モノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、
ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン
、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム
、ココイル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、
ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリ
エタノールアミン、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタ
ノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0031】 組成物中の界面活性剤物質構成成分におけるアニオン系界面活性剤部分の濃度
は、界面活性剤物質構成成分の約0重量%〜約100重量%、好ましくは約20
重量%〜約100重量%である。
【0032】 (両性界面活性剤) 本明細書におけるリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物中で用い
るのに好適な両性界面活性剤には、毛髪のケア又は他の身体のケアクレンジング
組成物に用いるために知られているものを包含する。 本発明の組成物において用いることのできる両性界面活性剤の例としては、3
−ドデシルアミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパンスルホ
ン酸ナトリウム、ラウロアンフォ酢酸ナトリウム、米国特許第2,658,07
2号の教示によってドデシルアミンをイソチオン酸ナトリウムと反応させること
により調整できるもののようなN−アルキルタウリン、米国特許第2,438,
091号の教示によって生成したN−高級アルキルアスパラギン酸及び商品名ミ
ラノール(登録商標)という市販品及び米国特許第2,528,378号に記載
されている。
【0033】 他の両性のものとしては、ベタインのような(時に双極性に分類される)もの
も本発明に用いることができる。そのような双極性は、本発明では両性と見なさ
れていて、本発明の組成物のpHではアニオン性である付着する基を有する。こ
こで有用なベタインの例では、例えばココジメチルカルボキシメチルベタイン、
ココアミドプロピルベタイン、ココベタイン、ラウリルアミドプロピルベタイン
、オレイルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジ
メチルアルファカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベ
タイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、
ステアリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレ
イルジメチルガンマカルボキシプロピルベタイン、及びラウリルビス−(2−ヒ
ドロキシプロピル)アルファカルボキシエチルベタインなどの高級アルキルベタ
インがある。有用なスルホベタインには、ココジメチルスルホプロピルベタイン
、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチル
ベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタインが
包含され、RCONH(CH23基がベタインの窒素原子に結合しているアミド
ベタインとアミドスルホベタインは本発明でも有用である。本明細書で用いるの
に最も好ましいのは、ココアミドプロピル及びラウロアンフォ酢酸ナトリウムで
ある。
【0034】 界面活性剤物質の両性界面活性剤部分の濃度は、一般的に界面活性剤物質構成
成分の約0重量%〜約100重量%、好ましくは約20重量%〜約80重量%の
範囲である。
【0035】 (カチオン系及び非イオン系界面活性剤) 本発明の界面活性剤物質は、任意で非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活
性剤、及びこれらの組み合わせであって良い。これに適した種類の非イオン系界
面活性剤は次のようである。 1.プロピレンオキシドとエチレンジアミン生成物との反応でできた生成物と
エチレンオキシドの縮合物から誘導されたもので、エチレンジアミン生成物は、
所望の親水性成分と疎水性成分との間のバランスに依存してその組成は変化する
。これに見合うのは、例えば、約40重量%〜約80重量%がポリオキシエチレ
ンを含み、その分子量は約5,000〜約11,000、エチレンジアミンと過
剰のプロピレンオキシドとの反応生成物で構成された疎水性の塩基とエチレンオ
キシド基の反応生成物である化合物で、前述塩基の分子量は2,500から3,
000のものである。 2.約8〜約18個の炭素原子を有し、直鎖あるいは分岐鎖構造の脂肪族アル
コールとエチレンオキシドを縮合したもの、例えば、ヤシアルコール1モル当た
り約10〜約30モルのエチレンオキシドの比率のヤシアルコールエチレンオキ
シド縮合物で、ヤシアルコールは約10〜約14個の炭素原子を有するものであ
る。
【0036】 3.長鎖第三級アミンオキシドは、典型的には「半極性」とされるが、本目的
のために非イオン系界面活性剤として分類される。このような界面活性剤は、以
下の一般式に対応する: R123N→0 式中R1は約8〜18個の炭素原子を有し、0〜約10のエチレンオキシド部
分及び、0〜約1のグリセリル部分を含むアルキル基、アルケニル基あるいはモ
ノヒドロキシアルキル基であり、そしてR2とR3は約1〜約3個の炭素原子、0
〜約1個のヒドロキシ基を含み、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ
エチル、或いはヒドロキシプロピル基である。式中の矢印は半極性結合の通常表
記である。本発明における用途に好適なアミンオキシドの例としては、ジメチル
−ドデシルアミンオキシド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシ
ド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジメチルデシルアミンオキシド、ジメチ
ルテトラデシルアミンオキシド、3,6,9−トリオキサヘプタデシルジエチル
アミンオキシド、ジ(2−ヒドロキシエチル)テトラデシルアミンオキシド、2
−ドデコキシエチル−ジメチルアミンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキ
シプロピルジ(3−ヒドロキシ−プロピル)アミンオキシド、ジメチルヘキサデ
シルアミンオキシドが挙げられる。
【0037】 4.以下の一般式に相当するような長鎖第三級ホスフィンオキシド: RR’R’’P→0 式中Rは約8〜約18個の炭素原子、0〜約10のエチレンオキシド部分、0
〜約1のグリセリル部分を有するアルキル基、アルケニル基あるいはモノヒドロ
キシアルキル基であり、R’とR’’はそれぞれ約1〜約3個の炭素原子を含む
アルキル基とモノヒドロキシアルキル基である。式中の矢印は半極性結合の通常
表記である。適切なホスフィンオキシド類の例はドデシル−ジメチルホスフィン
オキシド、テトラデシルジメチルホスフィンオキシド、テトラデシルメチルエチ
ルホスフィンオキシド、3,6,9−トリオキサオクタデシル−ジメチルホスフ
ィンオキシド、セチルジメチルホスフィンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒド
ロキシプロピルジ(2−ヒドロキシエチル)ホスフィンオキシド、ステアリルジ
メチルホスフィンオキシド、セチルエチルプロピルホスフィンオキシド、オレイ
ルジエチルホスフィンオキシド、ドデシルジエチルホスフィンオキシド、テトラ
デシルジエチルホスフィンオキシド、ドデシル−ジプロピルホスフィンオキシド
、ドデシルジ(ヒドロキシメチル)ホスフィンオキシド、ドデシルジ(2−ヒド
ロキシ−エチル)ホスフィンオキシド、テトラデシルメチル−2−ヒドロキシプ
ロピルホスフィンオキシド、オレイルジメチルホスフィンオキシド、2−ヒドロ
キシドデシル−ジメチル−ホスフィンオキシドである。
【0038】 5.炭素数約1〜約3の1つの短鎖アルキルまたはヒドロキシアルキル基(通
常メチル)および炭素数約8〜約20のアルキル、アルケニル、ヒドロキシアル
キル、またはケトアルキル基、0〜約10個のエチレンオキシド部分および0〜
約1個のグリセリル部分を含有する1つの疎水性長鎖を含有する長鎖ジアルキル
スルホキシド。例としては、オクタデシルメチルスルホキシド、2−ケトトリデ
シルメチルスルホキシド、3,6,9−トリキサオクタデシル2−ヒドロキシエ
チルスルホキシド、ドデシルメチルスルホキシド、オレイル3−ヒドロキシプロ
ピルスルホキシド、テトラデシルメチルスルホキシド、3−メトキシトリデシル
メチルスルホキシド、3−ヒドロキシトリデシルメチルスルホキシド、3−ヒド
ロキシ−4−ドデコキシブチルメチルスルホキシドが挙げられる。 6.ポリアルキレンオキサイドで修飾したジメチルポリシロキサン、別名ジメ
チコンコポリオール。これらの物質には以下の式で示されるポリアルキレンオキ
シドで修飾されたジメチルポリシロキサンが挙げられる:
【0039】
【化3】
【0040】 式中Rは水素、1〜約12個の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜約6個の
炭素原子を有するアルコキシ基;R’及びR’’は、1〜約12個の炭素原子を
有するアルキル基;xは、1〜100、好ましくは20〜30の整数;yは、1
〜20の、好ましくは2〜10の整数;a及びbは1〜50の、好ましくは20
〜30の整数である。本明細書で有用なジメチコーンコポリオールについては以
下の特許において開示されており、全て本明細書に参考文献として組み込まれる
:1978年10月24日にギー(Gee)ら発行された米国特許第4,122,
029号;1981年5月5日にケイル(Keil)に発行された米国特許第4,2
65,878号;及び1983年12月20日にディクソン(Dixon)らに発行
された米国特許第4,421,769号。本明細書で有用な市販されているジメ
チコ−ンコポリオールには、シルウエット・サーフェィス・アクティブ・コポリ
マー(ユニオン・カーバイド社(the Union Carbide Corporation)製造)、ダ
ウ・コーニング・シリコーン界面活性剤(ダウ・コーニング社(Dow Corning Co
rporation)製造)、シリコーン・コポリマーF−754(SWSシリコーン社
製造)及びロードーシル70646液(ローヌプーラン社(Rhone Poulenc, Inc
.)製造)が挙げられる。
【0041】 本発明のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物は、任意で界面活
性剤として用いるための特定のカチオン系物質を含み得る。本発明の組成物中で
用いるための界面活性剤は、特定の四級アンモニウム又はプロトン化アミノ化合
物である。特定の界面活性剤は、カチオン系であり、シャンプー組成物のpHで
プラス電荷を帯びなければならない。一般的に、シャンプー組成物のpHは、厳
密に測定し、約10未満であり通常約3〜約9、望ましくは約4〜約8である。 本組成物において用いるための特定のカチオン性界面活性剤には、以下の式に
対応するものを包含する:
【0042】
【化4】
【0043】 式中、R1、及びR2は独立して飽和又は不飽和であって、置換型又は非置換型
であって、約12個〜約30個の炭素原子、好ましくは約18個〜約30個の炭
素原子を有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖であって、ここで、炭化水素鎖は、
アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、ア
ルキルエステル、及びこれらの混合物から選択される1つ又は2つの親水性部分
を含み;R3及びR4は独立して、水素又は、飽和又は不飽和、置換型又は非置換
型であって、鎖中で置換基又は結合として示される1つ又は2つの芳香族、エス
テル、エーテル、アミド、アミノ部分を含有する約1個〜約30個の炭素原子を
有する直鎖又は分枝鎖、又は約1個〜約30個の炭素原子を有する炭化水素鎖で
あって、及びここで炭化水素鎖は、アルコキシポリオキシアルキレン、アルキル
アミド、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル、及びこれらの混合物から選択
される1つ又は2つの親水性部分であって;及びXは好ましくはハロゲン(特に
塩素)、アセテート、ホスフェート、ニトレート、スルホネート、及びアルキル
スルフェートラジカルから選択されるアニオンを形成する可溶性塩である。
【0044】 好適なカチオン系界面活性剤の非限定的な例としては、ジタローアミドエチル
ヒドロキシプロピルモニウムメトスルフェート(バリソフト(Varisoft)(登録
商標)238として市販されている)、ジ水素添加タローアミドエチルヒドロキ
シエチルモニウムメトスルフェート(バリソフト(Varisoft)(登録商標)11
0として市販されている)、ジタローアミドエチルヒドロキシエチルモニウムメ
トスルフェート(バリソフト(Varisoft)(登録商標)222として市販されて
いる)、及びジ(部分的にソヨイルエチル硬化される)ヒドロキシエチルモニウ
ムメトスルフェート(アルモケア(Armocare)(登録商標)EQ−Sとして市販
されている)、ジェチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジタローアミドエ
チルヒドロキシプロピルモニウムメトスルフェート、ジ水素添加タローアミドエ
チルヒドロキシエチハモニウムメトスルフェート、ジタローアミドエチルヒドロ
キシエチルモニウムメトスルフェート、及びジ(部分的にソヨイルエチル硬化さ
れる)ヒドロキシエチルモニウムメトスルフェート、メチルビス(2−ヒドロキ
シエチル)ココ−アンモニウムクロライド、メチルビス(2−ヒドロキシエチル
)タローアンモニウムクロライド、メチルビス(2−ヒドロキシエチル)オレイ
ルアンモニウムクロライド、ココメチルビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニ
ウムクロライド、メチルビス(オレイル−アミドエチル)2−ヒドロキシエチル
アンモニウムメチルスルフェート、ジラウリルアセチルジモニウムクロライド、
ヒドロキシセチルヒドロキシエチルジモニウムクロライド、セチルトリモニウム
クロライド、イソステアルアミドプロピルラウリルアセトジモニウムクロライド
、及び以下の式Iで示されるクアテルニウム(Quaternium)26(登録商標)で
あって、式中RCOはミンク脂から誘導される脂肪酸基、及びこれらの混合物で
あって、
【0045】
【化5】
【0046】 は、特に本明細書で有用な好ましい四級アンモニウムカチオン系界面活性剤であ
る。 本発明の組成物において有用ではあるが、非イオン系又はカチオン系界面活性
剤は石鹸やシャンプーの組成物の起泡効果を減じる傾向がある。充分な起泡性能
を維持するために、非イオン系又はカチオン系界面活性剤を低濃度で用いること
が好ましい。用いるのであれば、本発明の界面活性剤物質は、非イオン系及びカ
チオン系界面活性剤の濃度は約3%未満、より好ましくは約1%未満である。 染料物質対界面活性剤物質の重量比は、一般的には、約1:500〜約2:1
、好ましくは約1:12.5〜約1:2の範囲である。
【0047】 (非界面活性剤電解質) 非界面活性剤電解質は、本発明の特定の実施形態において、製品を増粘させる
のを補助し、染料が優先的に分配する相を作るのを助けるために必要である。 好適な非界面活性剤電解質には、一価、二価、三価の有機塩並びに無機塩が挙
げられる。界面活性剤の塩自体はこの電解質という定義には含まれないが、その
ほかの塩は含まれる。非限定的な好適な塩としては、ホスフェート、スルフェー
ト、ニトレート、シトレート及びハライドが挙げられる。このような塩の対イオ
ンは、非限定的であるが、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、マグネシウム
などの一価、二価および三価のカチオンであり得る。本発明の組成物で用いるの
に最も好ましい非界面活性剤電解質は、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、ク
エン酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウムが挙げられる。用いる電解質の量は、
通常取り入れられた両親媒性物質の量に依存するが、約0.1%〜約10%、好
ましくは約0.2%〜約4%の濃度で用いられて良い。
【0048】 本発明の界面活性剤及び染料は、染料が濃縮される分離された液相を形成する
ために選択されるべきである。分離相は、毛髪上に迅速に沈着及び広がるために
液体である必要性がある。この分離相は、界面活性剤と染料物質の間での錯体と
して形成されて良い。分離相は界面活性剤物質自体、又はシャンプー中での電解
質又は両親媒性の化合物との相互作用によっても形成されて良い。分離相は、直
径約0.5μm〜約100μmの液滴寸法を有するべきである。100μmより
大きな液滴は増強した着色を与えるが、毛髪に不均一な外観を与え、又は不安定
であり、最終製品の層分離をもたらす。分離相中への染料の濃度は視覚的に識別
でき、及び連続相中よりも液滴中の方が高い着色強度を顕微鏡による観察で確認
できる。
【0049】 (水) 本発明のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物は、キャリアとし
て、組成物の約40重量%〜約94.9重量%、好ましくは約50重量%〜約9
0重量%、より好ましくは約60重量%〜約85重量%の水を含む水性である。
【0050】 (好ましい任意の構成成分) (シリコーン) 本発明の組成物は、任意で非界面活性剤シリコーンコンディショニング化合物
を包含して良い。典型的に、シリコーン成分はカラーリング/クレンジング組成
物に混合され、分離した不連続なシリコーン相を形成している。シリコーンコン
ディショニング成分は、特に高い屈折率(例えば約1.46より上)のシリコー
ンコンディショニング剤を使った場合(例えば著しくフェニル化したシリコーン
)、シリコーン液体のようなシリコーン液体コンディショニング剤を含み、シリ
コーン液の沈着効率を向上したり、毛髪の光沢を向上するためにシリコーンゴム
又は樹脂のような他の成分を含み得る。 シリコーンコンディショニング剤相は揮発性シリコーン、不揮発性シリコーン
、又はこれらの混合物を含んで良い。本明細書で用いる用語「不揮発性」とは、
良く知られているように周囲条件下で蒸気圧がほとんどないか、十分にはないよ
うなシリコーン物質を言う。1気圧下での沸点は、好ましくは少なくとも約25
0℃、より好ましくは少なくとも約275℃、最も好ましくは少なくとも約30
0℃である。蒸気圧は、好ましくは25℃で約0.2mmHg以下、好ましくは
25℃で、約0.1mmHg以下である。通常、揮発性シリコーンが存在するな
らば、それは、シリコーンゴム類及び樹脂のような非揮発性シリコーン原料成分
を市販される形態にするための溶媒又はキャリアとして用いるのに付随するもの
である。
【0051】 本発明の組成物に用いるシリコーンコンディショニング剤は、25℃で、好ま
しくは約20〜約2,000,000センチストークスの粘度で、より好ましく
は約1,000〜約1,800,000センチストークス、更により好ましくは
約10,000〜約1,500,000センチストークス、最も好ましくは約3
0,000〜約1,000,000センチストークスである。上記粘度は、ダウ
・コーニング・コーポレート試験方法(Dow Corning Corporate Test Method)
CTM0004(1970年7月20日)に記載のガラス毛管粘度計によって測
定することができる。
【0052】 本組成物に用いるための任意のシリコーン液は、流動シリコーン物質であるシ
リコーン油で、その粘度は25℃で1,000,000センチストーク未満、好
ましくは約5〜約1,000,000センチストーク、より好ましくは約10〜
約600,000センチストーク、さらにより好ましくは約10〜約500,0
00センチストーク、最も好ましくは約10〜約300,000センチストーク
である。好適なシリコーン油は、ポリアルキルシロキサン、ポリアリ−ルシロキ
サン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、
およびそれらの混合物である。その他のコンディショニング効果を有する、不溶
性で不揮発性のシリコーン液を使うこともできる。 本組成物中で用いるための任意のシリコーン油はポリアルキルシロキサン、あ
るいはポリアリールシロキサンで、以下の式に従う。
【0053】
【化6】
【0054】 式中Rは脂肪族、好ましくはアルキル若しくはアルケニル、又はアリールであ
り、Rは置換型又は非置換型であってよく、そしてxは1〜約8,000の整数
である。好適なR基は、アルコキシ、アリールオキシ、アルカリール、アリール
アルキル、アリールアルケニル、アルカミノならびにエーテル置換、ヒドロキシ
ル置換及びハロゲン置換された脂肪族やアリール基を含む。適切なR基としては
、カチオン系アミン及び四級アンモニウム基も挙げられる。 シロキサン鎖上に置換された脂肪族基やアリール基には、結果としてできたシ
リコーンが室温で液状であって、疎水性であり、毛髪や皮膚に適用した時、刺激
性でなく、毒性もなくその他の有害性がなく、本明細書で記載しているカラーリ
ング/クレンジング組成物と適合性があり、通常の使用および保管条件で化学的
に安定であり、本発明の組成物中で不溶性であり、及び毛髪に沈着することがで
き、コンディショニング効果を持つことができる限り、どのような構造でも良い
。 各単量体のシリコーン単位のシリコーン原子における二つのR基は、同じ基で
も別の基でもかまわない。好ましくは、2つのR基は同一の基を示す。
【0055】 好ましいアルキルおよびアルケニル置換基はC1〜C5、より好ましくはC1
4、最も好ましくはC1〜C2のアルキルおよびアルケニルである。アルコキシ
、アルカリール及びアルカミノのような他のアルキル、アルケニル又はアルキニ
ル含有基の脂肪族部分は、直鎖又は分枝状鎖であることができ、望ましくは1〜
5個の炭素原子、更に望ましくは1〜4個の炭素原子、なお更に望ましくは1〜
3個の炭素原子、最も望ましくは1〜2個の炭素原子を有する。前述したように
、このR置換基はまた、アミノ官能基(例えばアルカミノ基)を含むことができ
、それは第一級、第二級又は第三アミン又は第四級アンモニウムであることがで
きる。これらには、脂肪族部分鎖長が望ましくは先に述べたようである、モノ、
ジ及びトリアルキルアミノ及びアルコキシアミノ基が含まれる。R置換基は、ま
た、ハロゲン(例えば塩化物、フッ化物及び臭化物)、ハロゲン化した脂肪族基
又はアリール基並びにヒドロキシ基のような他の基で置換することができる(例
えばヒドロキシ基で置換した脂肪族基)。好適なハロゲン化R基としては、例え
ば、−R1−C(F)3のようなトリ−ハロゲン化(好ましくはフッ素化)アルキ
ル基が挙げられ、式中、R1はC1〜C3アルキルである。そのようなポリシロキ
サンの例としては、ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン
が挙げられる。
【0056】 好適なR基としては、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル
及びフェニルメチルが挙げられる。好ましいシリコーンは、ポリジメチルシロキ
サン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。ポリ
ジメチルシロキサンは、特に好ましい。他の適切なR基には、メチル、メトキシ
、エトキシ、プロポキシ及びアリールオキシが含まれる。シリコーンのエンドキ
ャップ上の3個のR基も、同一又は異なる基を表すことができる。 用いることができる非揮発性ポリアルキルシロキサン液は、例えばポリジメチ
ルシロキサンを含む。これらのシロキサンは、例えばゼネラルエレクトリック社
( General Electric Company)から、そのビスカシルR及びSF96系中で、
そして、ダウコーニング(Dow Corning) から、そのダウコーニング(Dow Corn
ing)200の系中で入手可能である。
【0057】 用いて良いポリアルキルアリールシロキサン液としては、また、例えばポリメ
チルフェニルシロキサンが挙げられる。これらのシロキサン類は、例えばゼネラ
ルエレクトリック社(General Electric Company)からSF1075メチルフェ
ニル液として、又はダウコーニング(Dow Corning)から556コスメチックグ
レード液として入手可能である。 エチレンオキシド、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合物もま
た用いることができるが、用いることが可能なポリエーテルシロキサンコポリマ
ーとしては、例えば、ポリプロピレンオキシドで修飾したポリジメチルシロキサ
ン(例えば、ダウコーニング社(Dow Corning)製DC−1248)が挙げられ
る。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの濃度はここでの組成物と水の
溶解性を妨げないように充分低くしなければならない。
【0058】 シリコーンコンディショニング剤に使うシリコーン液で他に好適なものは、不
溶性のシリコーンゴムである。これらのゴム類は、25℃で1,000,000
センチストークを越えるか、又は等しい粘度を有するポリオルガノシロキサン物
質である。シリコーンゴムは、米国特許第4,152,416号;ノル(Noll)
及びウォルター(Walter)著、シリコーンの化学と技術(Chemistry and Techno
logy of Silicones)、ニューヨーク:アカデミックプレス、1968年;及び
ゼネラル・エレクトリック・シリコーンゴム(General Electric Silicone Rubb
er)製品データシートSE30、SE33、SE54及びSE76に記載されて
おり、それらは全て参考として引用し本明細書に組み入れられる。上記シリコー
ンゴムは一般に分子量が約200,000を越え、通常は約200,000〜約
1,000,000である大きな分子量を有し、その具体例には、ポリジメチル
シロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマ
ー、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニルシロ
キサン)コポリマー及びそれらの混合物が含まれる。
【0059】 シリコーンコンディショニング剤はまた、ポリジメチルシロキサンゴム(粘性
率は約1,000,000センチストークよりも大きい)とポリジメチルシロキ
サン油(粘性率は約10〜約100,000センチストーク)の混合物を含み得
、その場合、ゴムと液体の比率は約30:70〜約70:30、好ましくは約4
0:60〜約60:40である。 身体クレンジング組成物に用いるのに好適なシリコーン液体の数例を開示して
いる参考資料は、米国特許第2,826,551号、米国特許第3,964,5
00号、米国特許第4,364,837号、英国特許第849,433号及びペ
トラーチ・システム社(Petrarch Systems, Inc)のシリコーン化合物(198
4年)であり、全て本明細書中で参考文献として組み入れられる。
【0060】 シリコーン樹脂は、シリコーンコンディショニング剤に入れることができる。
これらの樹脂は、高度に架橋したポリマーシロキサンシステムである。架橋は、
シリコーン樹脂の製造中に、三官能性及び四官能性シランを、一官能性又は二官
能性のシラン、或いは両方のシランとともに組み入れることを通して導入される
。当該技術分野では良く理解されているように、シリコーン樹脂を得るのに必要
な架橋の程度は、シリコーン樹脂に組み入れられる特定のシランユニットによっ
て変動するであろう。一般的に、樹脂が乾燥して堅い、又は硬い被膜になるのに
十分なレベルの三官能性及び四官能性シロキサンモノマー単位(それゆえに、十
分な架橋レベル)を有するシリコーン物質が、シリコーン樹脂であると考えられ
る。酸素原子とケイ素原子の比は、特定のシリコーン物質での架橋レベルを表す
。ケイ素1原子当たり少なくとも約1.1の酸素原子を有するシリコーン物質は
、本明細書においては一般にシリコーン樹脂となる。好ましくは、酸素:ケイ素
の原子比は、少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造におい
て用いられるシランには、モノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェ
ニル−、ジフェニル−、メチルフェニル−、モノビニル−及びメチルビニル−ク
ロロシラン、並びにテトラクロロシランが含まれ、メチル−置換シランが最も一
般に利用される。好ましい樹脂類は、ゼネラル・エレクトリック(General Elec
tric)社からGESS4230及びSS4267として提供されている。市販の
シリコーン樹脂類は、一般に、低粘度の揮発性又は非揮発性シリコーン液体中に
溶解された形態で供給されることになる。本明細書で用いられるシリコーン樹脂
類は、当業者にはすでに明らかなように、上記のような溶解した形態で供給され
、本発明の組成物中に組み入れられるべきである。
【0061】 シリコーン液体、ゴム、及び樹脂、並びにシリコーンの製造に関する項を含め
てシリコーンの背景となる物質については、「高分子科学工学百科事典(Encycl
opedia of Polymer Science and Engineering)」15巻、第2版、204−3
08頁、ジョン・ウイリー・アンド・サン社(John Wiley & Sons, Inc.)、1
989年に記載されており、全て参考文献として本明細書に組み込まれる。
【0062】 「MDTQ」命名法として当業者に周知の省略命名法システムに従って、シリ
コーン物質及びシリコーン樹脂を特に都合よく識別することができる。このシス
テム下で、シリコーンは、シリコーンを構成する種々のシロキサンモノマー単位
の存在に従って記載される。概略的には、記号Mは一官能性ユニット(CH33 SiO.5を示し;Dは二官能性ユニット(CH32SiOを示し;Tは三官能性
ユニット(CH3)SiO1.5を示し;Qは四官能性ユニットSiO2を示す。ユ
ニット記号、例えば、M’、D’、T’、及びQ’のダッシュ記号は、メチル以
外の置換基を表し、出てくる度に具体的に定義しなければならない。典型的な代
替置換基には、ビニル、フェニル、アミン、ヒドロキシル等々のような基が含ま
れる。シリコーン中の各タイプの単位の総数(又は、その平均値)を表示してい
る下つき添字によって、或いは分子量と組み合わせて特別に表示された比として
の種々の単位のモル比により、MDTQシステム下でのシリコーン物質の記載が
完成する。シリコーン樹脂においてD、D’、M及び/又はM’に対するT、Q
、T’及び/又はQ’の更に高い相対的なモル量は、より架橋密度が高いことを
示す。しかし、前述のように、架橋の全体的なレベルはまた、酸素とケイ素の比
によっても示すことができる。
【0063】 本明細書に用いるための、好ましいシリコーン樹脂は、MQ、MT、MTQ、
MDT及びMDTQ樹脂である。従って、好ましいシリコーン置換基はメチルで
ある。特に好ましいのは、M:Qの比率が、約0.5:1.0〜約1.5:1.
0で、樹脂の平均分子量が約1000〜約10,000であるMQ樹脂である。 特に、前述のようにシリコーン液成分がポリジメチルシロキサン液またはポリ
ジメチルシロキサン液とポリジメチルシロキサンガムの混合物である場合は、1
.46未満の屈折率を有する不揮発性シリコーン流体を用いる場合、そのシリコ
ーン樹脂成分に対する重量比は、好ましくは約4:1〜約400:1、より好ま
しくはこの比は約9:1〜約200:1、さらにより好ましくは約19:1〜約
100:1である。シリコーン樹脂がシリコーン液とこの組成物(すなわちコン
ディショニング活性物質)における同じ相の一部を形成する限り、該組成物中の
シリコーンコンディショニング剤の濃度を決定する際に液及び樹脂の総計を含め
るべきである。
【0064】 任意のシリコーン成分の数平均粒径は、組成および/もしくは望ましい特性に
広く依存して変化しうる。本発明における数平均粒径は約10ナノメーターから
約100ミクロン、より好ましくは約30ナノメーターから約20ミクロンの範
囲である。
【0065】 (沈着補助剤) 本発明のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物は、濃縮染料を含
有する液滴の沈着補助剤として有機カチオン系ポリマーを包含して良い。有機カ
チオン系ポリマーは、第四級アンモニウム又はカチオン系アミノ酸部分のような
カチオン系窒素−含有部分を含有する。カチオン系プロトン化アミンは、特定の
種類及びカラーリング/クレンジング組成物の選択されたpH次第で第一級アミ
ン、第二級アミン、又は第三級アミン(好ましくは第二級または第三級)であり
得る。カチオンポリマーの平均分子量は、約10,000,000と約5,00
0の間、望ましくは少なくとも約100,000、更に望ましくは少なくとも約
200,000であり、しかし、望ましくは約2,000,000以下、更に望
ましくは、約1,500,000以下である。ポリマーは、約0.2meq/g
m〜約7meq/gm、好ましくは少なくとも0.4meq/gm、より好まし
くは少なくとも0.6meq/gm、及び好ましくは少なくとも約5meq/g
m未満、より好ましくは約2meq/gm未満の範囲のカチオン電荷密度も有す
る。電荷密度はケルダール法を用いて測定することができ、所望の使用いpHに
おける上限内であるべきであり、そのpHは、一般的に約pH3〜約pH9、好
ましくは約pH4〜約pH7である。
【0066】 ポリマーが水中、リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物中、又は
リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物のコアセルベート相中で可溶
性である限り、及び、対イオンが物理的及び化学的にリンスオフ毛髪カラーリン
グ/クレンジング組成物の必須構成成分と適合性があり、又は過度に製品性能、
安定性又は美観を減じない限りカチオン系ポリマーとの関連において任意のアニ
オン性対イオンを用いて良い。そのような対イオンの非限定的例には、ハライド
(例、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素)、スルフェート及びメチルスルフェートが
含まれる。 カチオン系ポリマーのカチオン性窒素含有部分は、一般に、そのモノマーユニ
ットの、全ての上に、又はより普通にはいくつかの上にある置換基として存在す
る。したがって、リンスオフカラーリング/クレンジング組成物中で用いるため
のカチオン系ポリマーには、本明細書においてスペーサーモノマーと称する非カ
チオンモノマーと任意に組み合わせた、第四級アンモニウム又はカチオン性アミ
ン置換モノマーユニットのホモポリマー、コポリマー、ターポリマーなど挙げら
れる。このようなポリマーの非限定的な例には、エストリン、クロスリー及びヘ
インズ編、国際化粧品原料事典(International Cosmetic Ingredient Dictiona
ry and Handbook)第7版、(米国化粧品工業協会(The Cosmetic, Toiletry, a
nd Fragrance Association, Inc)、ワシントンD.C、(1997))に記載
されてあり、その記載は、参考文献として本明細書に組み込まれる。
【0067】 適切なカチオン系ポリマーの非限定的例には、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、アルキル及びジアルキルメタク
リルアミド、アクリル酸アルキル、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラク
トン又はビニルピロリドンのような、水溶性スペーサーモノマーと、カチオン性
プロトン化アミン又は第四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーとのコ
ポリマーが含まれる。アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくはC1
〜C7のアルキル基、より好ましくはC1〜C3のアルキル基を有する。他の好適
なスペーサーモノマー類としては、ビニルエステル類、ビニルアルコール(ポリ
酢酸ビニルの加水分解によって得られる)、無水マレイン酸、プロピレングリコ
ール、及びエチレングリコールが挙げられる。
【0068】 本明細書のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物のカチオン系ポ
リマーに包含するための適切なカチオン系プロトン化アミノ及び第四級アンモニ
ウムモノマーには、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノ
アルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアル
キルアミノアルキルメタクリレート、トリアルキルメタクリルオキシアルキルア
ンモニウム塩、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル
第四級アンモニウム塩で置換されたビニル化合物、及び、ピリジニウム、イミダ
ゾリウム及び四級化されたピロリドンのような環状カチオン性窒素含有環を有す
るビニル第四級アンモニウムモノマー類、例えばアルキルビニルイミダゾリウム
、アルキルビニルピリジニウム及びアルキルビニルピロリドン塩が含まれる。こ
れらのモノマーのアルキル部分は、好ましくはC1、C2またはC3アルキルのよ
うな低級アルキルである。 本明細書に用いるための適当なアミン置換ビニルモノマー類には、ジアルキル
アミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジア
ルキルアミノアルキルアクリルアミド及びジアルキルアミノアルキルメタクリル
アミド(ここで、アルキル基は、望ましくはC1〜C7ヒドロカルビル、更に望ま
しくはC1〜C3アルキルである)が含まれる。
【0069】 本明細書のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物に用いるための
他の適切なカチオン系ポリマーには、例えば、BASFワイアンドット社(Wya
ndotte Corp)(米国ニュージャージー州パセパニー)から商標名ルビクァット
(Luviquat)の下に市販されているもの(例えば、ルビクァット(Luviquat)F
C370)のような1−ビニル−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミ
ダゾリウム塩(例えば塩化物)のコポリマー(業界においては、米国化粧品工業
協会(Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)による(CTFA)
によってポリクアテルニウム(Polyquaternium)−16と称される)、ISP社
(米国ニュージャージー州ウェイン)から商標名ガフクゥァット(GAFQUAT)の
下で市販されているもの(例えば、ガフクゥァット(GAFQUAT)755N)のよ
うなメタクリル酸ジメチルアミノエチルと1−ビニル−2−ピロリドンのコポリ
マー(業界においては、CTFAよってポリクアテルニウ(Polyquaternium)−
11と称される)、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマ
ー及びアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(
CTFAにおいては、それぞれ、ポリクアテルニウム6及びポリクアテルニウム
7と称される)を含む、カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有ポリマー、
及び、米国特許第4,009,256号に記載されている(その記載は、参考文
献として本明細書に組み込まれる)ような、3〜5個の炭素原子を有する不飽和
カルボン酸のホモポリマー及びコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩が
含まれ、その記載は、参考文献として本明細書に組み込まれる。
【0070】 リンスオフカラーリング/クレンジング組成物に用いられる他の好適なカチオ
ン系ポリマーには、カチオン性セルロース誘導体及びカチオンスターチ誘導体の
ような多糖類ポリマーが含まれる。好適なカチオン性多糖類ポリマーは、下式
【0071】
【化7】
【0072】 に合致するポリマーを含み、ここにおいて、Aはデンプン又はセルロースアンヒ
ドログルコース残基のような無水グルコース残基であり、Rはアルキレンオキシ
アルキレン、ポリオキシアルキレン又はヒドロキシアルキレン基、又はその組合
せであり、R1、R2及びR3は、個別に、アルキル、アリール、アルキルアリ
ール、アリールアルキル、アルコキシアルキル又はアルコキシアリール基であり
、各基は約18炭素原子までを含有し、各カチオン性部分の炭素原子の総数(す
なわち、R1、R2及びR3にある炭素原子の合計)は、望ましくは約20か、
それ未満である、そして、先に記載したように、Xはアニオン性対イオンである
。 好ましいカチオンセルロースポリマーは、アマコール社((Amerchol Corp.)
、米国ニュージャージー州エジソン)より市販されるポリマーJRシリーズおよ
びポリマーLRシリーズのポリマーであり、ヒドロキシエチルセルロースの塩と
してトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応し、業界ではポリクアテルニ
ウム(Polyquaternium)10(CTFA社)と呼ばれる。別の種類の好ましいカ
チオンセルロースには、業界ではポリクアテルニウム(Polyquaternium)24(
CTFA社)と呼ばれる、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応
するヒドロキシエチルセルロースのポリマーの四級アンモニウム塩が含まれる。
これらの材料は、商品名ポリマー(Polymer)LM−200の下でアマコール社
(Amerchol )(米国ニュージャージー州エジソン)から入手可能である。
【0073】 他の好適なカチオン系ポリマーは、グアーヒドロキシプロピルトリモニウム塩
化物のようなカチオン性グアーゴム誘導体が含まれ、その特定の例には、ローヌ
・プーラン(Rhone-Poulenc)社から市販されているジャガー(Jaguar)シリー
ズが含まれる。他の好適なカチオン系ポリマーには、第四級窒素含有セルロース
エーテルが含まれ、その2、3の例は米国特許第3,962,418号に記載さ
れてあり、その記載は、参考として引用し本明細書に組み入れられる。他の適切
なカチオン系ポリマーには、エーテル化セルロース、グアー及びデンプンのコポ
リマーが含まれ、その2、3の例は、米国特許第3,958,581号に記載さ
れてあり、その記載は、参考として引用し本明細書に組み入れられる。 本明細書のカチオン系ポリマーは、リンスオフカラーリング/クレンジング組
成物中で可溶性であり、又は好ましくはカチオン系ポリマー及び上述のアニオン
系界面活性剤構成成分によって形成されるリンスオフカラーリング/クレンジン
グ組成物中の錯体コアセルベート相中のどちらでも可溶性である。カチオン系ポ
リマーの錯体コアセルベートはリンスオフ組成物中の他の荷電物質とも形成され
得る。
【0074】 錯体コアセルベートは毛髪上により迅速に沈着し、他の沈着物質を吸着し、そ
れらの沈着を補助するとされている。したがって、一般的には、カチオンポリマ
ーがリンスオフ毛髪カラーリング組成物にコアセルベート相として存在するか、
又は希釈の際にカチオンポリマーがコアセルベート相を形成することが好ましい
。 用いるのであれば、リンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物中のカ
チオン系ポリマー構成成分は、一般的に、組成物の約0.02重量%〜約10重
量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の範囲である。
【0075】 (懸濁剤) 本発明のリンスオフカラーリング/クレンジング組成物は、クレンジング組成
物中で分散された形態において、分離染料相及び任意のシリコーン毛髪コンディ
ショニング剤を懸濁するために有効な濃度の懸濁剤、又は他の非水溶性物質を任
意で含む。懸濁剤の使用濃度は、クレンジング組成物の約0.1重量%〜約10
重量%まで、好ましくは約0.3重量%〜約5.0重量%の範囲である。
【0076】 任意の懸濁剤には、アシル誘導体、長鎖アミンオキシド、又はこれらの混合物
として分類される結晶性懸濁剤材料が包含され、その濃度はクレンジング組成物
の約0.1〜約5.0%、好ましくは約0.5〜約3.0%の範囲である。クレ
ンジング組成物中で用いられる際、これらの懸濁剤は結晶形態において存在する
。これらの結晶性懸濁剤は、米国再発行特許第34,584号に記載され、その
記載は、参考文献として引用し本明細書に組み込まれる。これらの好ましい懸濁
剤には、好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有する脂肪酸のエチレングリ
コールエステルが含まれる。より好ましいのは、モノステアレート及びジステア
レート両方のエチレングリコールステアレート類であるが、特に約7%未満のモ
ノステアレートを含有するジステアレートが好ましい。他の好適な懸濁剤には、
好ましくは約16〜約22の炭素原子、より好ましくは約16〜18の炭素原子
を有する脂肪酸のアルカノールアミドであり、その好ましい例として、ステアリ
ンモノエタノールアミド、ステアリンジエタノールアミド、ステアリンモノイソ
プロパノールアミド、およびステアリンモノエタノールアミドステアレートが挙
げられる。その他の長鎖アシル誘導体としては、長鎖脂肪酸の長鎖エステル(例
えば、ステアリルステアレート、セチルパルミテート等)、グリセリルエステル
(例えば、グリセリルジステアレート)、および長鎖アルカノールアミドの長鎖
エステル(例えば、ステアラミドジエタノールアミドジステアレート、ステアラ
ミドモノエタノールアミドステアレート)が挙げられる。長鎖アシル誘導体、長
鎖カルボン酸のエチレングリコールエステル、長鎖アミンオキシド、および長鎖
カルボン酸のアルカノールアミドは上記に列挙した好ましい物質に加えて、懸濁
化剤として用い得る。例えば、C8〜C22鎖を有する長鎖ヒドロカルビルと共に
懸濁剤が用いられても良いことが予想される。
【0077】 懸濁剤として用いるのに好適な他の長鎖アシル誘導体としては、N,N−ジヒ
ドロカルビルアミド安息香酸およびそれらの可溶性の塩(例えば、Na、K)、
この系統の特にN,N−ジ(水素化)C16、C18、及びタローアミド安息香酸の
種類が挙げられ、ステパン社((Stepan Company)、米国イリノイ州ノースフィ
ールド)より市販されている。 懸濁剤として用いるのに好適な長鎖アミンオキシドの例としては、例えばステ
アリルジメチルアミンオキシドのようなアルキル(C16〜C22)ジメチルアミン
オキシドが挙げられる。 他の好適な懸濁剤には、クレンジング組成物の約0.3重量%〜約3重量%、
好ましくは約0.4重量%〜約1.2重量%の濃度範囲のキサンタンガムが包含
される。シリコーン含有クレンジング組成物中での懸濁剤としてのキサンタンゴ
ムを用いることについては、例えば米国特許番号第4,788,006号に記載
されており、この記載は、参考文献として本明細書に組み込まれる。長鎖アシル
誘導体とキサンタンガムとの組み合わせもクレンジング組成物中での懸濁剤とし
て用いて良い。このような組み合わせは、米国特許第4,704,272号に記
載され、その記載は、参考文献として引用し、本明細書に組み込まれる。
【0078】 他の好適な懸濁剤は、カルボキシビニルポリマーを包含する。これらのポリマ
ーの中で好ましいものは、米国特許番号第2,798,053号に記載されてい
るようにポリアリルスクロースと架橋したアクリル酸のコポリマーであり、この
記載は、参考文献として本明細書に組み込まれる。これらのポリマーの例として
はB.F.グッドリッチ社(B.F.Goodrich Company)から入手可能なカルボポー
ル(Carbopol)934、940、941及び956が挙げられる。 他の好適な懸濁剤としては、例えばパルトアミン又は及びステアロアミンを包
含するもののような少なくとも約16個の炭素原子を有する脂肪酸アルキル部分
を有する一級アミン、及び例えばジパルミトイルアミン又はジ−(水素添加タロ
ー)−アミンのようなそれぞれ少なくとも約12個の炭素原子を有する2つの脂
肪酸アルキル部分を有する二級アミンが挙げられる。さらには、他の好適な懸濁
剤には、ジ(水素添加タロー)フタル酸アミド、及び架橋無水マレイン酸−メチ
ルビニルエーテルコポリマーを包含する。
【0079】 他の好適な懸濁剤をクレンジング組成物に用いてもよく、水溶性又はコロイド
水溶性ポリマー様セルロースエーテル(例えばメチルセルロース、ヒドロキシブ
チルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース及びヒドロキシエチルセル
ロース)、グアーゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロ
キシプロピルグアーゴム、デンプン及びデンプン誘導体のようなゲル様粘度を組
成物に付与できるもの、及びその他の増粘剤、粘度変性剤、ゲル化剤等が挙げら
れる。これら物質の混合物も用いることができる。
【0080】 (他の任意構成成分) 上述の構成成分に加えて、本発明のリンスオフカラーリング/クレンジング組
成物は、任意構成成分が本明細書に記載される必須構成成分と物理的及び化学的
に適合性があるか、又はその他の製品の安定性、美観、又は性能を過度に損なわ
ないのであれば、ヘアケア製品又はパーソナルケア製品への用いるのに公知の1
つ以上の任意成分を更に含んでも良い。 このような任意構成成分の非限定的な例は、国際化粧品原料事典(Internatio
nal Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)第7版、1997年に開
示されており、全て本明細書に参考文献として組み込まれる。このような任意構
成成分の、非限定的な例のいくつかには脂肪アルコール;スタイリング剤;香料
;防腐剤(例えば、安息香酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリ
ジニル尿素、イオドプロピニルブチルカルバメート、メチルイソチアゾリノン、
メチルクロロイソチアゾリノン);起泡促進剤(例えばポリアルキレングリコー
ル及びココモノエタノールアミド);静電気防止剤;抗ふけ剤(例えば、ピリジ
ンチオン塩及びセレン化合物);粘度調整剤:増粘剤;pH調整剤(例えば、ク
エン酸ナトリウム、クエン酸、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、及び炭酸
ナトリウム);抗菌剤(例えば、トリクロサン(登録商標)又はトリクロカルバ
ン);酸化防止剤;希釈剤;光沢補助剤;タンパク質;頭皮知覚剤(例えばメン
ソール);局所麻酔薬;皮膚活性剤;日焼け止め剤;ビタミン類;湿潤剤;及び
、殺シラミ剤(例えばピレトリン)が挙げられる。
【0081】 (製造方法) 本発明の組成物は、一般的には組み合わせ、つまり例えば約72℃の高温にお
いて、水及び界面活性剤組成物への固体の混合を早めるために溶解する必要のあ
る全ての固体(例えば両親媒性化合物)と一緒に水と界面活性剤の一部を混合す
ることによって調製することができる。染料物質及び任意の電解質を包含する付
加成分は、この熱いプレミックスに加えても冷却後のプレミックスに加えても良
い。カチオン系ポリマーは冷却後に水溶液として加える。成分を高温で十分に混
合し、次に任意で高剪断摩砕機、次いで熱交換器にポンプ導入し、それを周囲温
度まで冷却させる。用いるのであれば、シリコーンコンディショナーを非希釈界
面活性剤中で室温において乳化して良く、次に冷却製品に加える。あるいは、シ
リコーンコンディショニング剤は分散シリコーン含有プレミックスを形成するた
めに高温でアニオン系界面活性剤とセチル及びステアリルアルコールのような脂
肪アルコールと混合することができる。プレミックスは組成物の残りの成分を加
えて混合し、高剪断摩砕機に注入して冷やす。
【0082】 (使用方法) 本発明のリンスオフカラーリング/クレンジング組成物は、毛髪を着色し洗浄
するのに従来の方法が用いられる。 毛髪のカラーリング及びクレンジングのための本方法は、以下の段階を含む: a)水で毛髪を濡らし、 b)毛髪にカラーリング組成物を有効量適用し、ここで有効量とは一般的に、
約1g〜約50g、好ましくは約1g〜20gであり、 c)毛髪に組成物をくまなく作用させ、及び d)水で毛髪からカラーリング組成物をすすぐ。 毛髪にくまなく組成物を作用させることは、標準のシャンプー作業において用
いられる方法に従う。組成物はすすぎ前に約3秒から約5秒接触した状態である
ことを可能とする;しかしながら、より長い時間において用いられても良い。カ
ラーリング及びクレンジング利益を達成するのに所望なだけこれらの工程を繰り
返す。この工程の繰り返しは、毛髪のより強い着色を生み出す。
【0083】 (実施例) 実施例I〜IIIのカラーリングシャンプーは、本発明の相分離リンスオフ毛
髪カラーリング/クレンジング組成物の特定の実施形態を示すが、これらに限定
されることを意図しない。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、当業
者により他の修正がなされ得る。成分は、化学的、商業的又は米国化粧品工業協
会(Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)(CTFA)名によっ
て後述で識別される。 実施例I及びIIは、単に成分を混合することで作成できる。実施例IIIは
以下の方法で作成される: 1)水、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、エチレング
リコールジステアレート及びコカミドDEAを73℃で混合し; 2)この混合物を高剪断混合機にポンプ導入し、次いで熱交換器で冷却する; 3)プレミックスとして、界面活性剤の一部と調製されるジメチコーン(70
:30のジメチコーン:ラウレス硫酸アンモニウム(25%活性))を添加し 4)香料及びDMDMヒダントイン中で混合し; 5)水中に3.3%のポリケア(Polycare)133のプレミックを作成し、他
の成分にゆっくりと添加する。
【0084】 (実施例1)
【0085】
【表1】
【0086】 (実施例II)
【0087】
【表2】
【0088】 (実施例III)
【0089】
【表3】
【0090】1 ラウレス硫酸アンモニウムはCH3(CH210CH2(OCH2CH2nOSO3 NH4であって、式中nは1〜4である。2 ポリケア(Polycare)133は、ローヌ・プーラン(Rhone-Poulenc)のポリメ
タクリルアミドプロピルトリモニウムクロライドである。
【0091】 実施例I〜IIIで示されるリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成
物は、優れたリンスオフ、さらにカラーリング、クレンジング及び低刺激性を提
供し、皮膚を着色又は刺激しない。 顕微鏡によって示される(620倍)実施例Iの組成物は、個々にダークブル
ー(黒色様)で、直径約3μm〜約60μmの範囲である球状液滴及び非常に明
るいブルーである連続したバックグラウンドを示す。 顕微鏡によって示される(620倍)実施例IIの組成物は、個々に直径約1
0μm〜100μmの範囲の黄褐色の液滴の凝集体を示す。若干の茶色のみを有
する直径約6μm〜約30μmの各液滴固体もまた認識できる。連続相は、認識
できる茶色を有さない。 顕微鏡によって示される(620倍)実施例IIIの組成物は、いくつかの異
なる相を示す。大きな(直径約150μm)無色シリコーン液の周りに凝集した
、直径約10μm〜約50μmの中位〜ダークブルーの液滴がある;液滴は他の
領域中でも凝集しているのも見られる。エチレングリコールジステアレートの懸
濁剤結晶も認識される。バックグラウンドの連続相はライトブルーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ウェルズ,ロバート リー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ローズ、ヒル、アベニュー 4245 (72)発明者 クレイン,エリザベス アン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 チェスナット、ストリート 6750 Fターム(参考) 4C083 AC071 AC392 AC581 AC641 AC642 AC711 AC781 AC782 AC791 AC792 AC852 AD152 AD281 AD411 AD611 BB05 BB07 BB21 BB41 BB44 BB46 BB47 BB48 BB53 CC36 DD31 EE26

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下: a)約0.1重量%〜約10重量%の水溶性染料物質; b)アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群
    より選択される一種を含む、約5重量%〜約50重量%の界面活性剤物質; c)約40重量%〜約94.9重量%の水; を含む、又は組み合わせて調製されるリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジン
    グ組成物であって、 前記水溶性染料物質が、連続水性相中に分散される液体エマルション液滴の分散
    相中に濃縮され;ここで、前記染料物質が、染料物質によって液滴に付与される
    着色強度が、染料物質によって連続水性相に付与される着色強度より強い程度ま
    で前記液滴内で濃縮されている組成物。
  2. 【請求項2】 前記液体エマルション液滴の平均寸法が、直径約0.05μ
    m〜約100μmである請求項1記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジ
    ング組成物。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤物質が、約10重量%〜約20重量%の濃度
    で存在する請求項1記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  4. 【請求項4】 前記水溶性染料物質が、約0.2重量%〜約5重量%の濃度
    で存在する請求項1記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  5. 【請求項5】 前記水溶性染料物質が濃縮される分散液相を形成するために
    、前記界面活性剤物質と前記水溶性染料物質とが相互作用する請求項1記載のリ
    ンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  6. 【請求項6】 前記界面活性剤物質が、アニオン系界面活性剤、両性界面活
    性剤、及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項5記載のリンスオフ
    毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  7. 【請求項7】 前記アニオン系界面活性剤が、有機スルフェート、アルキル
    スルフェート、アルカリールスルフェート、エーテルスルフェート、アルキルエ
    ーテルスルフェート、ラウリルエーテルスルフェート、アリールアルキルスルホ
    ネート、アルキルスルホネート、アルカリールスルホネート、α−オレフィンス
    ルホネート、有機ホスフェートエステル、アルキルホスフェート、アルキルタウ
    レート、アルキルイセチオネート、アルキル及びアルケニルカルボキシレート、
    アルキルアミドエーテルカルボン酸、アシルサルコシネート、ジアルキルスルホ
    スクシネート、スルホネート塩、長鎖モノ−及びジアルキルホスフェートのアル
    カリ塩、スルホコハク酸半エステルのアルカリ塩、脂肪酸サルコシネート、脂肪
    酸アルカノールアミドスルホスクシネート、及びこれらの混合物からなる群より
    選択される請求項6記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  8. 【請求項8】 前記両性界面活性剤が、ベタイン、アミドベタイン、スルタ
    イン、グリシネート、プロピオネート、アンフォアセテート、アスパラギン誘導
    体、及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項6記載のリンスオフ毛
    髪カラーリング/クレンジング組成物。
  9. 【請求項9】 前記水溶性染料物質が直接染料からなる請求項5記載のリン
    スオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  10. 【請求項10】 前記直接染料がカチオン系である請求項9記載のリンスオ
    フ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  11. 【請求項11】 分散染料相の沈着を補助するために前記界面活性剤物質と
    共にコアセルベートを形成するカチオン系ポリマー沈着補助剤もまた含有する請
    求項1記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  12. 【請求項12】 前記界面活系系剤物質が分離水性相を形成し、前記水溶性
    染料が優先的にこの分離水性相中に分配され、それにより液滴を形成し、それら
    は顕微鏡的に、分散液滴中の着色が連続相中よりもより強い請求項1記載のリン
    スオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  13. 【請求項13】 分離相の形成を補助する非界面活性剤電解質をさらに含む
    請求項12記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  14. 【請求項14】 前記界面活性剤物質が、アニオン系及び/又は両性界面活
    性剤からなり、カチオン系ポリマーと相互作用すること及び組み合わせることに
    よって分離水性相を形成する請求項13記載のリンスオフ毛髪カラーリング/ク
    レンジング組成物。
  15. 【請求項15】 前記界面活性剤物質が、アニオン系及び/又は両性界面活
    性剤からなり、カチオン系ポリマーと相互作用すること及び組み合わせることに
    よって分離水性相を形成する請求項12記載のリンスオフ毛髪カラーリング/ク
    レンジング組成物。
  16. 【請求項16】 前記分離水性相が液晶相である請求項15記載のリンスオ
    フ毛髪カラーリング/クレンジング組成物。
  17. 【請求項17】 前記カチオン系ポリマーが、組成物の0.1重量%〜約1
    0重量%で含まれる請求項15記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジン
    グ組成物。
  18. 【請求項18】 前記カチオン系ポリマーが、トリメチルアンモニウム置換
    エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのカチオン系ポリマー、ジメ
    チルジアリルアンモニウムクロリドのポリマー、グアーヒドロキシプロピルトリ
    モニウムクロリド、ポリメタクリルアミド−プロピルトリモニウムクロリド、及
    びこれらの混合物からなる群より選択される請求項17記載のリンスオフ毛髪カ
    ラーリング/クレンジング組成物。
  19. 【請求項19】 前記アニオン系界面活性剤が、有機スルフェート、アルキ
    ルスルフェート、アルカリールスルフェート、エーテルスルフェート、アルキル
    エーテルスルフェート、ラウリルエーテルスルフェート、アリールアルキルスル
    ホネート、アルキルスルホネート、アルカリールスルホネート、α−オレフィン
    スルホネート、有機ホスフェートエステル、アルキルホスフェート、アルキルタ
    ウレート、アルキルイセチオネート、アルキル及びアルケニルカルボキシレート
    、アルキルアミドエーテルカルボン酸、アシルサルコシネート、スルホネート塩
    、長鎖モノ−及びジアルキルホスフェートのアルカリ塩、スルホコハク酸半エス
    テルのアルカリ塩、ジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸サルコシネート、脂
    肪酸アルカノールアミドスルホスクシネート、及びこれらの混合物を含む群より
    選択される請求項15記載のリンスオフ毛髪カラーリング/クレンジング組成物
  20. 【請求項20】 前記両性界面活性剤が、ベタイン、スルタイン、アンフォ
    アセテート、グリシネート、プロピオネート、アスパラギン誘導体、及びこれら
    の混合物を含む群より選択される請求項15記載のリンスオフ毛髪カラーリング
    /クレンジング組成物。
  21. 【請求項21】 さらにシリコーンを含む請求項1記載のリンスオフ毛髪カ
    ラーリング/クレンジング組成物。
  22. 【請求項22】 脂肪アルコール、スタイリング剤、香料、防腐剤、静電気
    防止剤、起泡促進剤、抗ふけ剤、粘度調整剤、増粘剤、pH調整剤、抗菌剤、酸
    化防止剤、希釈剤、光沢補助剤、頭皮知覚剤、局所麻酔薬、タンパク質、皮膚活
    性剤、日焼け止め剤、保湿剤、ビタミン類、殺シラミ剤、及びこれらの混合物か
    らなる群より選択される要素を追加的に含む請求項1記載のリンスオフ毛髪カラ
    ーリング/クレンジング組成物。
  23. 【請求項23】 毛髪のカラーリング及びクレンジング方法であり: a)前記毛髪を水で濡らし; b)該毛髪に請求項1に記載のカラーリング/クレンジング組成物を有効量適
    用し; c)水を用いて、該毛髪から該カラーリング/クレンジング組成物をすすぐこ
    とを含む方法。
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