JP2003318447A - 発光ダイオードおよびled照明装置 - Google Patents
発光ダイオードおよびled照明装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】演色性を改善するとともに全光束の大きい白色
光を放射する発光ダイオードおよびLED照明装置を提
供する。 【解決手段】発光ダイオード1は、400〜500nm
にピーク波長を有する光を発光する半導体発光素子2
と、400〜500nmの光により励起され、それぞれ
主として500〜600nmの波長の光を発光する第1
の蛍光体3および主として600〜700nmの波長の
光を発光する第2の蛍光体4と、半導体発光素子2およ
び第1および第2の蛍光体3,4を包囲している透光性
の包囲材5とを具備して構成される。
光を放射する発光ダイオードおよびLED照明装置を提
供する。 【解決手段】発光ダイオード1は、400〜500nm
にピーク波長を有する光を発光する半導体発光素子2
と、400〜500nmの光により励起され、それぞれ
主として500〜600nmの波長の光を発光する第1
の蛍光体3および主として600〜700nmの波長の
光を発光する第2の蛍光体4と、半導体発光素子2およ
び第1および第2の蛍光体3,4を包囲している透光性
の包囲材5とを具備して構成される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演色性を改善した
白色光を放射する発光ダイオードおよびLED照明装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】青色発光ダイオードの発明により、近
年、青色発光ダイオードにYAG蛍光体を用いて白色光
を出射する照明装置が提供されている。そして、現在、
白色光は、青色を発光するInGaN系LEDにYAG
構造の蛍光体を組み合わせた方法が最も発光効率が高い
とされ、この方法が多くの製品に用いられている(例え
ば特開2001−243807号公報、特開2001−
291406号公報など)。しかし、この白色光は、青
色と黄色の補色で形成するので、色温度が低い一般的な
電球色と言われる3000K〜4000Kの色温度で
は、演色性が低下するという欠点がある。 【0003】白色光の演色性を改善したものとしては、
例えば特開2000−164931号公報(従来技術
1)に開示された白色光源がある。この白色光源50
は、図8に示すように、不純物を添加したZnSe基板
51上に、青色を発する活性層を含む薄膜52を形成し
て、活性層からの青と、基板SA発光の黄色・橙色を発
する(青+SA発光)LEDと、不純物を添加したZn
Se基板51上に、緑色を発する活性層を含む薄膜53
を形成して、活性層からの緑と、基板SA発光の黄色・
橙色を発する(緑+SA発光)LEDを組み合わせたも
のである。そして、青、緑、SA発光が相補的に働いて
演色性が改善される。ここで、SA発光とは、ZnSe
基板51に添加した不純物によって発生する蛍光であ
る。 【0004】また、他の白色光の演色性が改善できるも
のとしては、例えば特開2001−156338号公報
に開示された可視光線発光装置あるいは特開2001−
243807号公報(従来技術2)に開示されたLED
電球がある。この従来技術2に示すLED電球54は、
図9に示すように、ラッパ状部材55と、このラッパ状
部材55の開口部に取付けられ内面に蛍光体の層56を
有する透光性カバー57と、基板58の透光性カバー5
7に対向する外面に実装されたLED素子59とを備え
ている。そして、LED素子59が紫外線を発光すると
き、蛍光体の層56は、紫外線の照射により赤色光を発
する蛍光体(R)と緑色光を発する蛍光体(G)と青色
光を発する蛍光体(B)を混合したものが使用されてい
る。LED電球54は、赤色光(R)、緑色光(G)、
青色光(B)が相補的に働いて演色性が改善可能であ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来技術1は、薄膜5
2から発せられる青色の発光強度が小さいので、照明用
に必要な絶対光量が少なく、照明用途に適用することが
できないという欠点を有する。 【0006】また、従来技術2は、LED素子59が発
する紫外線の発光強度が小さく、基板58に複数のLE
D素子59を配列しても、透光性カバー57から外部に
出射される全光束が小さいという欠点を有する。 【0007】本発明は、演色性を改善するとともに全光
束の大きい白色光を放射する発光ダイオードおよびLE
D照明装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発光ダ
イオードの発明は、400〜500nmにピーク波長を
有する光を発光する半導体発光素子と;半導体発光素子
が発光した400〜500nmの光により励起され、主
として500〜600nmの波長の光を発光する第1の
蛍光体と;半導体発光素子が発光した400〜500n
mの光により励起され、主として600〜700nmの
波長の光を発光する第2の蛍光体と;半導体発光素子お
よび第1および第2の蛍光体を包囲している透光性の包
囲材と;を具備していることを特徴とする。 【0009】本発明および以下の各発明において、特に
言及しない限り、各構成は以下による。 【0010】包囲材は、半導体発光素子および第1およ
び第2の蛍光体を密封するように包囲してもよく、中空
を形成し、この中空に半導体発光素子および第1および
第2の蛍光体が収納されるようにしてもよい。また、包
囲材は、少なくとも可視光を透過すれば、その種類、形
状等は特に限定されない。 【0011】半導体発光素子は、例えばInGaN系を
用いることができる。これにより、450nmにピーク
波長を有する発光強度の強い光(青色光)が得られ、照
明用として使用可能である。 【0012】本発明によれば、400〜500nmにピ
ーク波長を有する光(青色)、500〜600nmの波
長の光(緑色)、600〜700nmの波長の光(赤
色)が相補的に作用し、発光ダイオードから演色性が高
くかつ全光束の大きい白色光が放射される。 【0013】請求項2に記載の発光ダイオードの発明
は、400〜500nmにピーク波長を有する光を発光
する半導体発光素子と、半導体発光素子が発光した40
0〜500nmの光により励起され、主として500〜
600nmの波長の光を発光する第1の蛍光体と、半導
体発光素子が発光した400〜500nmの光により励
起され、主として600〜700nmの波長の光を発光
する第2の蛍光体とを有する発光体と;複数の発光体を
包囲している透光性の包囲材と;半導体発光素子に給電
可能に接続されているリードと;を具備していることを
特徴とする。 【0014】リードは、各半導体発光素子にそれぞれ一
対設けてもよい。また、一対のリードが全ての半導体発
光素子に接続されてもよく、あるいは半導体発光素子の
グループごとに接続されてもよい。 【0015】本発明によれば、個々の発光体から演色性
が高くかつ光束の大きい白色光が放射され、この白色光
が混合されて放射されるので、発光ダイオードから放射
される全光束が大幅に上昇する。 【0016】請求項3に記載の発光ダイオードの発明
は、請求項1または2記載の発光ダイオードにおいて、
第1および第2の蛍光体は、第2の蛍光体が半導体発光
素子側となるようにして半導体発光素子上に積層されて
いることを特徴とする。 【0017】半導体発光素子は、紫外領域に隣接してい
る光を発光するので、極小ながら紫外線も発光しやす
い。この紫外線が長期間に亘って、第1および第2の蛍
光体に照射されると、第1および第2の蛍光体は劣化し
て、400〜500nmの光による波長変換の効率が減
少する。しかし、通常、第2の蛍光体は、第1の蛍光体
に比べて耐紫外線が大きいので、第2の蛍光体を半導体
発光素子側とすることにより、第1および第2の蛍光体
の劣化が抑制される。 【0018】第1および第2の蛍光体が半導体発光素子
上に積層されているとは、半導体発光素子の表面におけ
る積層に限定されず、半導体発光素子から離間して積層
されていてもよいことを意味する。 【0019】本発明によれば、第1および第2の蛍光体
は、耐紫外線の大きい第2の蛍光体が半導体発光素子側
となるようにして半導体発光素子上に積層されているの
で、第1および第2の蛍光体の劣化が抑制され、発光ダ
イオードが長寿命化される。 【0020】請求項4に記載の発光ダイオードの発明
は、請求項1または2記載の発光ダイオードにおいて、
第1および第2の蛍光体は、粉体に形成されて混合され
ていることを特徴とする。 【0021】第1および第2の蛍光体を紛体にして混合
することにより、混合物から放射される第1の蛍光体に
よる光および第2の蛍光体による光の偏りがほぼなくな
り、波長の差による色差が解消される。 【0022】本発明によれば、第1および第2の蛍光体
は、粉体に形成されて混合されているので、発光ダイオ
ードを製造しやすいとともに、第1および第2の蛍光体
による発光色の色差が解消される。 【0023】請求項5に記載のLED照明装置の発明
は、請求項1ないし4いずれか一記載の発光ダイオード
と;この発光ダイオードを配設している基板と;一端に
開口部を有し、この開口部から発光ダイオードの光が出
射されるように基板を収納している外囲器と;を具備し
ていることを特徴とする。 【0024】発光ダイオードを発光(点灯)させるAC
−DC変換装置や電圧調整装置などの点灯装置は、外囲
器内に設けてもよく、LED照明装置と別置であっても
よい。 【0025】本発明によれば、請求項1ないし4いずれ
か一記載の発光ダイオードを具備するので、演色性が改
善された全光束の大きい白色光が外囲器の開口部から出
射される。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。 【0027】図1〜図2は、本発明の第1の実施形態を
示し、図1は発光ダイオードの概略縦断面図、図2は発
光ダイオードの分光分布および発光強度を示すスペクト
ル図である。 【0028】図1において、発光ダイオード1は、半導
体発光素子2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4および
包囲材5を有して構成されている。 【0029】半導体発光素子2は、絶縁性の基板上に積
層されたp型層およびn型層のそれぞれの表面に図示し
ない一対の電極が形成されており、この電極は、ワイヤ
6および図示しないワイヤによって一対のリード7a,
7bに電気的に接続されている。そして、p型層とn型
層との間のp−n接合域を発光層として光を発光するよ
うに構成されている。そして、半導体発光素子2は、G
aN/InGaNからなり、リード7aと一体的に形成
された搭載部材8のすり鉢状の内側に搭載されている。 【0030】そして、半導体発光素子2上に、第2の蛍
光体4が半導体発光素子2側となるようにして、第1の
蛍光体3および第2の蛍光体4が積層されている。第1
の蛍光体3および第2の蛍光体4は、それぞれY3Al
5O12:Gd3+,Ce3 +蛍光体(ガドリニウム、
セリウム付活Y3Al5O12の蛍光体)、6MgOA
s2O5:Mn4+蛍光体(マンガン付活6MgOAs
2O5の蛍光体)である。 【0031】第2の蛍光体4は、第1の蛍光体3に比べ
て耐紫外線が大きく劣化しにくい。半導体発光素子2が
発光すると、後述の400〜500nmにピーク波長
(450nm)を有する光(青色)に加え、極小の紫外
線が放射されることがある。第2の蛍光体4を半導体発
光素子2側とすることにより、半導体発光素子2から放
射される紫外線は、主として第2の蛍光体4に照射さ
れ、第1の蛍光体3に照射されにくい。この結果、第2
の蛍光体4は耐紫外線を有するので、第1の蛍光体3お
よび第2の蛍光体4は共に劣化しにくい。 【0032】そして、搭載部材8のすり鉢状の内側は、
半導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍光体
4により発光する光を前方に反射させるように、反射鏡
に形成されている。そして、半導体発光素子2、第1の
蛍光体3、第2の蛍光体4、搭載部材8およびリード7
a,7bの一部を包囲するようにして包囲材5が被覆し
ている。包囲材5は、例えば透光性のエポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、ポリカーボネート樹脂またはガラスなどが
用いられ、ほぼ砲弾状に形成されている。 【0033】発光ダイオード1は、リード7a,7b間
に直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導体
発光素子2が400〜500nmにピーク波長(450
nm)を有する光(青色)を発光する。そして、半導体
発光素子2が発光した400〜500nmの光の一部に
より、第1の蛍光体3および第2の蛍光体4が励起され
る。すなわち、第1の蛍光体3は、Gd3+,Ce3+
が励起され、主として500〜600nmの波長の光
(黄色)を発光する。また、第2の蛍光体4は、Mn
4+が励起され、主として600〜700nmの波長の
光(赤色)を発光する。 【0034】そして、半導体発光素子2、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4が発光した光は、包囲材5を透
過して発光ダイオード1の前方に放射される。こうし
て、半導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍
光体4は、発光体9を形成している。 【0035】次に、本発明の第1の実施形態の作用につ
いて説明する。 【0036】発光ダイオード1のリード7a,7b間に
直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導体発
光素子2は、ピーク波長450nmを有する光(青色)
を発光する。そして、このピーク波長450nmの光の
一部により、第1の蛍光体3は、Gd3+,Ce3+が
励起され、主として500〜600nmの波長の光(黄
色)を発光する。そして、ピーク波長450nmの光の
一部により、第2の蛍光体4は、Mn4+が励起され、
主として600〜700nmの波長の光(赤色)を発光
する。 【0037】そして、半導体発光素子2、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4が発光したそれぞれの光は、混
色されて白色光となり、包囲材5の外面から発光ダイオ
ード1の前方に出射される。 【0038】そして、ピーク波長450nmを有する光
(青色)および500〜600nmの波長の光(黄色)
に、600〜700nmの波長の光(赤色)が混色する
と、演色性Raが高くなった白色光が得られることが確
認された。 【0039】図2は、発光ダイオード1の分光分布およ
び発光強度を示すものであり、第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4の容量割合を変化させたものである。すな
わち、図2(a)から図2(d)にしたがい、第2の蛍
光体4の容量割合を小さくしている。 【0040】そして、図2(a)〜図2(d)に示すよ
うに、半導体発光素子2が発光するピーク波長450n
mの光(青色)は、発光強度が強い。そして、第1の蛍
光体3および第2の蛍光体4がそれぞれ発光する500
〜600nmの波長の光(黄色)、600〜700nm
の波長の光(赤色)は、ピーク波長450nmの光(青
色)に対して、10〜20%のピーク値を有する発光強
度が得られた。すなわち、照明用の光源としての全光束
が確保できる発光強度が得られた。 【0041】また、600〜700nmの波長の光(赤
色)の発光強度が減少するにしたがい、色温度(CC
T)は上昇するが、演色評価数Raには大きな変化は生
じなかった。そして、色温度(CCT)4000〜70
00Kで演色評価数Ra=80〜84が得られた。一般
に、オフィス、居間等における照明は、色温度(CC
T)4000〜7000Kで演色評価数Ra=80〜8
9が要求されているので、発光ダイオード1は照明用光
源として用いることができる。 【0042】そして、第1の蛍光体3および第2の蛍光
体4は、耐紫外線が大きい第2の蛍光体4が半導体発光
素子2側となるようにして、半導体発光素子2上に積層
されているので、半導体発光素子2から放射される極小
の紫外線またはピーク波長450nmの光(青色)によ
る劣化が進行しにくい。すなわち、第1の蛍光体3およ
び第2の蛍光体4によるピーク波長450nmの光(青
色)の一部に対する波長変換が継続してなされ、発光ダ
イオード1は、20000時間点灯後において当初の全
光束の70%が得られることが確認された。そして、寿
命曲線から40000時間点灯後においても、当初の全
光束の50%が維持可能であることが確認された。 【0043】 上述したように、発光ダイオード1は、色
温度(CCT)4000〜7000Kで演色評価数Ra
=80〜84であり、20000時間で光束維持率70
%が確保されるので、演色性の高い白色光が要求される
照明装置に用いることができる。 【0044】次に、本発明の第2の実施形態について述
べる。 【0045】図3は、本発明の第2の実施形態を示す発
光ダイオードの概略縦断面図である。なお、図1と同一
部分には同一符号を付して説明は省略する。 【0046】図3に示す発光ダイオード10は、図1に
示す発光ダイオード1において、搭載部材8のすり鉢状
の内側で半導体発光素子2の周囲に、第1の蛍光体3お
よび第2の蛍光体4を紛体に形成して混合した蛍光体1
1を配設したものである。そして、半導体発光素子2お
よび蛍光体11により、発光体12が構成されている。 【0047】発光ダイオード10は、リード7a,7b
間に直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導
体発光素子2がピーク波長450nmの光(青色)を発
光する。そして、このピーク波長450nmの光の一部
により、蛍光体11は、第1の蛍光体3のGd3+,C
e3+および第2の蛍光体4のMn4+が励起され、そ
れぞれの蛍光体3,4が主として500〜600nmの
波長の光(黄色)および主として600〜700nmの
波長の光(赤色)を発光する。 【0048】そして、半導体発光素子2および蛍光体1
1が発光したそれぞれの光は、混色されて演色性の高い
白色光となり、包囲材5の外面から発光ダイオード10
の前方に出射される。そして、発光ダイオード10は、
発光ダイオード1と同様、図2に示す分光分布および発
光強度が得られ、色温度(CCT)4000〜7000
Kで演色評価数Ra=80〜84が得られた。 【0049】そして、第1の蛍光体3および第2の蛍光
体4は、粉体に形成されて混合されているので、搭載部
材8のすり鉢状の内側において、半導体発光素子2の周
囲に容易に配設しやすい。この結果、発光体12を形成
させやすく、発光ダイオード10が容易に製造される。 【0050】また、第1の蛍光体3および第2の蛍光体
4を紛体に形成して混合することにより、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4の発光色である主として500
〜600nmの波長の光(黄色)および主として600
〜700nmの波長の光(赤色)が蛍光体11より偏り
なく放射される。これにより、第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4による発光色の色差が解消される。 【0051】次に、本発明の第3の実施形態について述
べる。 【0052】図4は、本発明の第3の実施形態を示す発
光ダイオードであり、(a)は第1および第2の蛍光体
が積層された概略縦断面図、(b)は第1および第2の
蛍光体が混合された概略縦断面図である。なお、図1ま
たは図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。 【0053】図4(a)に示す発光ダイオード13は、
搭載部材14のすり鉢状の内側に半導体発光素子2が搭
載され、半導体発光素子2上に第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4が積層されている。搭載部材14は、リー
ド7aと電気的、機械的に接続されている。そして、半
導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍光体4
からなる発光体9、搭載部材14およびリード7a,7
bの一部を収容するようにして包囲材15が包囲してい
る。すなわち、包囲材15は、中空16を有し、この中
空16内に発光体9および搭載部材14などを収容して
いる。中空16内は、真空または不活性ガス例えばN2
ガスまたは希ガス(Ne,Ar,Kr,Xe)が封入さ
れている。そして、包囲材15は、ガラス材例えばソー
ダライムガラスからなっている。 【0054】図4(b)に示す発光ダイオード17は、
図4(a)に示す発光ダイオード13において、搭載部
材14のすり鉢状の内側に、半導体発光素子2、第1の
蛍光体3および第2の蛍光体4を紛体に形成して混合し
た蛍光体11からなる発光体12を配設したものであ
る。 【0055】発光ダイオード13の発光体9または発光
ダイオード17の発光体12から放射されたピーク波長
(450nm)の光(青色)、500〜600nmの波
長の光(黄色)および600〜700nm波長の光(赤
色)は混色されて演色性の高い白色光となり、中空16
内を通過して、包囲材15の外面から出射される。 【0056】次に、本発明の第4の実施形態について述
べる。 【0057】図5は、本発明の第4の実施形態を示す発
光ダイオード概略縦断面図である。なお、図1と同一部
分には同一符号を付して説明は省略する。 【0058】図5に示す発光ダイオード18は、図1に
示す発光ダイオード1の複数個を用いて1個の発光ダイ
オードとしたものである。すなわち、個々の発光体9、
搭載部材8およびリード7a,7bの一部を包囲材19
で包囲している。 【0059】発光ダイオード18は、複数個の発光体9
から演色性の高い白色光が放射されるので、全光束の大
きい白色光が得られる。また、個々のリード7a,7b
間の直流電圧を制御することにより、発光ダイオード1
8から放射される全光束および色温度を調整することが
できる。 【0060】次に、本発明の第5の実施形態について述
べる。 【0061】図6は、本発明の第5の実施形態を示す発
光ダイオードの要部を示し、(a)は概略上面図、
(b)は概略側面断面図、(c)は他の実施例を示す概
略側面断面図である。なお、図1と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。 【0062】図6に示す発光ダイオード20は、搭載部
材21のすり鉢状の内側に複数個の図1に示す発光体9
が配列されて構成されている。そして、搭載部材21
は、リード7aと電気的、機械的に接続されている。そ
して、個々の発光体9の半導体発光素子2は、ワイヤ
6、図示しないワイヤにより一対のリード7a,7bに
接続されている。そして、個々の発光体9、搭載部材2
1およびリード7a,7bの一部は、図示しない包囲材
により包囲されている。包囲材は、図1に示す包囲材5
のように、個々の発光体9、搭載部材21およびリード
7a,7bの一部を密封するように形成されてもよく、
図4(a)に示す包囲材15のように、中空を形成し、
中空内に個々の発光体9および搭載部材21などを収納
してもよい。 【0063】発光ダイオード20は、一対のリード7
a,7b間に直流電圧が印加されると、複数個の発光体
9から演色性の高い白色光が放射されるので、全光束の
大きい白色光が得られる。 【0064】なお、個々の発光体9は、図6(c)に示
すように、グループ毎に例えば縦列あるいは横列毎に、
それぞれ一対のリード7a,7bに接続されるように構
成してもよい。これにより、個々のリード7a,7b間
の直流電圧を制御することにより、発光ダイオード20
から放射される全光束および色温度を調整することがで
きる。 【0065】また、発光ダイオード20は、図3に示す
発光体12を用いても同様に構成することができる。 【0066】次に、本発明の第6の実施形態について述
べる。 【0067】図7は、本発明の第6の実施形態を示すL
ED照明装置であり、(a)は一部切り欠き側面図、
(b)は正面図である。なお、図1と同一部分または同
一部分に相当する部分には同一符号を付して説明は省略
する。 【0068】図7に示すLED照明装置22は、図1に
示す発光ダイオード1、基板23および外囲器24を有
して構成されている。 【0069】発光ダイオード1は、基板23に配列され
て固定されている。基板23は、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)樹脂からなり、円盤状に形成され、外
囲器24の開口部24aに配設されている。そして、基
板23は、背面側に端子台25が取り付けられており、
発光ダイオード1の一対のリード7a,7bは、基板2
3の回路パターンにより端子台25の図示しない受電部
に電気的に接続されている。ここで、発光ダイオード1
は、それぞれ複数個づつが直列接続されている。 【0070】外囲器24は、PBT樹脂からなり、一端
に開口部24aを有するように略喇叭状に形成されてい
る。そして、開口部24aから発光ダイオード1の光が
出射されるように、基板23を開口部24aの内壁に接
着剤または図示しないねじ等により固定している。そし
て、他端に電球用ソケットに装着可能な例えばE17形
の口金26を取着している。 【0071】また、外囲器24は、内部にアダプタ27
を収納しており、このアダプタ27は内壁に固定された
支持板28に取り付けられている。アダプタ27は、口
金26および端子台25と図示しないリード線を介して
電気的に接続されており、口金26が受電した交流電圧
例えばAC100Vを直流電圧に変換し、かつ定電流で
制御するように構成されている。すなわち、口金26
は、アダプタ27を介して発光ダイオード1のリード7
a,7bに電気的に接続され、口金26の受電により、
発光ダイオード1が発光(点灯)する。 【0072】発光ダイオード1が発光すると、演色性の
高い白色光が外囲器24の開口部24aから出射され
る。そして、図7(b)に示すように、基板23には多
数の発光ダイオード1が配設されているので、開口部2
4aから出射される全光束は大きい。したがって、LE
D照明装置22は、演色性が高い照明が要求される居間
やオフィス等の照明に用いることができる。 【0073】なお、外囲器24は、口金26に代えて端
子台を設けるように構成してもよく、あるいは外部から
電源線を導入するように構成してもよい。また、外囲器
24の開口部24aに拡散板を設けてもよい。これによ
り、開口部24aを均一な発光面に形成することができ
る。 【0074】また、LED照明装置22は、図1に示す
発光ダイオード1に代え、図3に示す発光ダイオード1
0、図4に示す発光ダイオード13,17、図5に示す
発光ダイオード18または図6に示す発光ダイオード2
0を用いて同様に構成してもよい。 【0075】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、半導体発光素
子が400〜500nmにピーク波長を有する光(青
色)を発光し、この光の一部により第1および第2の蛍
光体が500〜600nmの波長の光(緑色)、600
〜700nmの波長の光(赤色)を発光するので、発光
した光が混色し、発光ダイオードから演色性が高くかつ
全光束の大きい白色光を放射することができる。 【0076】請求項2の発明によれば、個々の発光体か
ら演色性が高くかつ光束の大きい白色光が放射され、こ
の白色光が混合されて放射されるので、放射される全光
束が大幅に上昇する発光ダイオードを提供することがで
きる。 【0077】請求項3の発明によれば、第1および第2
の蛍光体は、耐紫外線の大きい第2の蛍光体が半導体発
光素子側となるようにして半導体発光素子上に積層され
ているので、第1および第2の蛍光体の劣化が抑制さ
れ、発光ダイオードを長寿命化できる。 【0078】請求項4の発明によれば、第1および第2
の蛍光体は、粉体に形成されて混合されているので、発
光ダイオードを容易に製造することができるとともに、
第1および第2の蛍光体による発光色の色差を解消する
ことができる。 【0079】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4いずれか一記載の発光ダイオードを具備するので、演
色性が改善された全光束の大きい白色光が出射されるL
ED照明器具を提供することができる。
白色光を放射する発光ダイオードおよびLED照明装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】青色発光ダイオードの発明により、近
年、青色発光ダイオードにYAG蛍光体を用いて白色光
を出射する照明装置が提供されている。そして、現在、
白色光は、青色を発光するInGaN系LEDにYAG
構造の蛍光体を組み合わせた方法が最も発光効率が高い
とされ、この方法が多くの製品に用いられている(例え
ば特開2001−243807号公報、特開2001−
291406号公報など)。しかし、この白色光は、青
色と黄色の補色で形成するので、色温度が低い一般的な
電球色と言われる3000K〜4000Kの色温度で
は、演色性が低下するという欠点がある。 【0003】白色光の演色性を改善したものとしては、
例えば特開2000−164931号公報(従来技術
1)に開示された白色光源がある。この白色光源50
は、図8に示すように、不純物を添加したZnSe基板
51上に、青色を発する活性層を含む薄膜52を形成し
て、活性層からの青と、基板SA発光の黄色・橙色を発
する(青+SA発光)LEDと、不純物を添加したZn
Se基板51上に、緑色を発する活性層を含む薄膜53
を形成して、活性層からの緑と、基板SA発光の黄色・
橙色を発する(緑+SA発光)LEDを組み合わせたも
のである。そして、青、緑、SA発光が相補的に働いて
演色性が改善される。ここで、SA発光とは、ZnSe
基板51に添加した不純物によって発生する蛍光であ
る。 【0004】また、他の白色光の演色性が改善できるも
のとしては、例えば特開2001−156338号公報
に開示された可視光線発光装置あるいは特開2001−
243807号公報(従来技術2)に開示されたLED
電球がある。この従来技術2に示すLED電球54は、
図9に示すように、ラッパ状部材55と、このラッパ状
部材55の開口部に取付けられ内面に蛍光体の層56を
有する透光性カバー57と、基板58の透光性カバー5
7に対向する外面に実装されたLED素子59とを備え
ている。そして、LED素子59が紫外線を発光すると
き、蛍光体の層56は、紫外線の照射により赤色光を発
する蛍光体(R)と緑色光を発する蛍光体(G)と青色
光を発する蛍光体(B)を混合したものが使用されてい
る。LED電球54は、赤色光(R)、緑色光(G)、
青色光(B)が相補的に働いて演色性が改善可能であ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来技術1は、薄膜5
2から発せられる青色の発光強度が小さいので、照明用
に必要な絶対光量が少なく、照明用途に適用することが
できないという欠点を有する。 【0006】また、従来技術2は、LED素子59が発
する紫外線の発光強度が小さく、基板58に複数のLE
D素子59を配列しても、透光性カバー57から外部に
出射される全光束が小さいという欠点を有する。 【0007】本発明は、演色性を改善するとともに全光
束の大きい白色光を放射する発光ダイオードおよびLE
D照明装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発光ダ
イオードの発明は、400〜500nmにピーク波長を
有する光を発光する半導体発光素子と;半導体発光素子
が発光した400〜500nmの光により励起され、主
として500〜600nmの波長の光を発光する第1の
蛍光体と;半導体発光素子が発光した400〜500n
mの光により励起され、主として600〜700nmの
波長の光を発光する第2の蛍光体と;半導体発光素子お
よび第1および第2の蛍光体を包囲している透光性の包
囲材と;を具備していることを特徴とする。 【0009】本発明および以下の各発明において、特に
言及しない限り、各構成は以下による。 【0010】包囲材は、半導体発光素子および第1およ
び第2の蛍光体を密封するように包囲してもよく、中空
を形成し、この中空に半導体発光素子および第1および
第2の蛍光体が収納されるようにしてもよい。また、包
囲材は、少なくとも可視光を透過すれば、その種類、形
状等は特に限定されない。 【0011】半導体発光素子は、例えばInGaN系を
用いることができる。これにより、450nmにピーク
波長を有する発光強度の強い光(青色光)が得られ、照
明用として使用可能である。 【0012】本発明によれば、400〜500nmにピ
ーク波長を有する光(青色)、500〜600nmの波
長の光(緑色)、600〜700nmの波長の光(赤
色)が相補的に作用し、発光ダイオードから演色性が高
くかつ全光束の大きい白色光が放射される。 【0013】請求項2に記載の発光ダイオードの発明
は、400〜500nmにピーク波長を有する光を発光
する半導体発光素子と、半導体発光素子が発光した40
0〜500nmの光により励起され、主として500〜
600nmの波長の光を発光する第1の蛍光体と、半導
体発光素子が発光した400〜500nmの光により励
起され、主として600〜700nmの波長の光を発光
する第2の蛍光体とを有する発光体と;複数の発光体を
包囲している透光性の包囲材と;半導体発光素子に給電
可能に接続されているリードと;を具備していることを
特徴とする。 【0014】リードは、各半導体発光素子にそれぞれ一
対設けてもよい。また、一対のリードが全ての半導体発
光素子に接続されてもよく、あるいは半導体発光素子の
グループごとに接続されてもよい。 【0015】本発明によれば、個々の発光体から演色性
が高くかつ光束の大きい白色光が放射され、この白色光
が混合されて放射されるので、発光ダイオードから放射
される全光束が大幅に上昇する。 【0016】請求項3に記載の発光ダイオードの発明
は、請求項1または2記載の発光ダイオードにおいて、
第1および第2の蛍光体は、第2の蛍光体が半導体発光
素子側となるようにして半導体発光素子上に積層されて
いることを特徴とする。 【0017】半導体発光素子は、紫外領域に隣接してい
る光を発光するので、極小ながら紫外線も発光しやす
い。この紫外線が長期間に亘って、第1および第2の蛍
光体に照射されると、第1および第2の蛍光体は劣化し
て、400〜500nmの光による波長変換の効率が減
少する。しかし、通常、第2の蛍光体は、第1の蛍光体
に比べて耐紫外線が大きいので、第2の蛍光体を半導体
発光素子側とすることにより、第1および第2の蛍光体
の劣化が抑制される。 【0018】第1および第2の蛍光体が半導体発光素子
上に積層されているとは、半導体発光素子の表面におけ
る積層に限定されず、半導体発光素子から離間して積層
されていてもよいことを意味する。 【0019】本発明によれば、第1および第2の蛍光体
は、耐紫外線の大きい第2の蛍光体が半導体発光素子側
となるようにして半導体発光素子上に積層されているの
で、第1および第2の蛍光体の劣化が抑制され、発光ダ
イオードが長寿命化される。 【0020】請求項4に記載の発光ダイオードの発明
は、請求項1または2記載の発光ダイオードにおいて、
第1および第2の蛍光体は、粉体に形成されて混合され
ていることを特徴とする。 【0021】第1および第2の蛍光体を紛体にして混合
することにより、混合物から放射される第1の蛍光体に
よる光および第2の蛍光体による光の偏りがほぼなくな
り、波長の差による色差が解消される。 【0022】本発明によれば、第1および第2の蛍光体
は、粉体に形成されて混合されているので、発光ダイオ
ードを製造しやすいとともに、第1および第2の蛍光体
による発光色の色差が解消される。 【0023】請求項5に記載のLED照明装置の発明
は、請求項1ないし4いずれか一記載の発光ダイオード
と;この発光ダイオードを配設している基板と;一端に
開口部を有し、この開口部から発光ダイオードの光が出
射されるように基板を収納している外囲器と;を具備し
ていることを特徴とする。 【0024】発光ダイオードを発光(点灯)させるAC
−DC変換装置や電圧調整装置などの点灯装置は、外囲
器内に設けてもよく、LED照明装置と別置であっても
よい。 【0025】本発明によれば、請求項1ないし4いずれ
か一記載の発光ダイオードを具備するので、演色性が改
善された全光束の大きい白色光が外囲器の開口部から出
射される。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。 【0027】図1〜図2は、本発明の第1の実施形態を
示し、図1は発光ダイオードの概略縦断面図、図2は発
光ダイオードの分光分布および発光強度を示すスペクト
ル図である。 【0028】図1において、発光ダイオード1は、半導
体発光素子2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4および
包囲材5を有して構成されている。 【0029】半導体発光素子2は、絶縁性の基板上に積
層されたp型層およびn型層のそれぞれの表面に図示し
ない一対の電極が形成されており、この電極は、ワイヤ
6および図示しないワイヤによって一対のリード7a,
7bに電気的に接続されている。そして、p型層とn型
層との間のp−n接合域を発光層として光を発光するよ
うに構成されている。そして、半導体発光素子2は、G
aN/InGaNからなり、リード7aと一体的に形成
された搭載部材8のすり鉢状の内側に搭載されている。 【0030】そして、半導体発光素子2上に、第2の蛍
光体4が半導体発光素子2側となるようにして、第1の
蛍光体3および第2の蛍光体4が積層されている。第1
の蛍光体3および第2の蛍光体4は、それぞれY3Al
5O12:Gd3+,Ce3 +蛍光体(ガドリニウム、
セリウム付活Y3Al5O12の蛍光体)、6MgOA
s2O5:Mn4+蛍光体(マンガン付活6MgOAs
2O5の蛍光体)である。 【0031】第2の蛍光体4は、第1の蛍光体3に比べ
て耐紫外線が大きく劣化しにくい。半導体発光素子2が
発光すると、後述の400〜500nmにピーク波長
(450nm)を有する光(青色)に加え、極小の紫外
線が放射されることがある。第2の蛍光体4を半導体発
光素子2側とすることにより、半導体発光素子2から放
射される紫外線は、主として第2の蛍光体4に照射さ
れ、第1の蛍光体3に照射されにくい。この結果、第2
の蛍光体4は耐紫外線を有するので、第1の蛍光体3お
よび第2の蛍光体4は共に劣化しにくい。 【0032】そして、搭載部材8のすり鉢状の内側は、
半導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍光体
4により発光する光を前方に反射させるように、反射鏡
に形成されている。そして、半導体発光素子2、第1の
蛍光体3、第2の蛍光体4、搭載部材8およびリード7
a,7bの一部を包囲するようにして包囲材5が被覆し
ている。包囲材5は、例えば透光性のエポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、ポリカーボネート樹脂またはガラスなどが
用いられ、ほぼ砲弾状に形成されている。 【0033】発光ダイオード1は、リード7a,7b間
に直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導体
発光素子2が400〜500nmにピーク波長(450
nm)を有する光(青色)を発光する。そして、半導体
発光素子2が発光した400〜500nmの光の一部に
より、第1の蛍光体3および第2の蛍光体4が励起され
る。すなわち、第1の蛍光体3は、Gd3+,Ce3+
が励起され、主として500〜600nmの波長の光
(黄色)を発光する。また、第2の蛍光体4は、Mn
4+が励起され、主として600〜700nmの波長の
光(赤色)を発光する。 【0034】そして、半導体発光素子2、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4が発光した光は、包囲材5を透
過して発光ダイオード1の前方に放射される。こうし
て、半導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍
光体4は、発光体9を形成している。 【0035】次に、本発明の第1の実施形態の作用につ
いて説明する。 【0036】発光ダイオード1のリード7a,7b間に
直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導体発
光素子2は、ピーク波長450nmを有する光(青色)
を発光する。そして、このピーク波長450nmの光の
一部により、第1の蛍光体3は、Gd3+,Ce3+が
励起され、主として500〜600nmの波長の光(黄
色)を発光する。そして、ピーク波長450nmの光の
一部により、第2の蛍光体4は、Mn4+が励起され、
主として600〜700nmの波長の光(赤色)を発光
する。 【0037】そして、半導体発光素子2、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4が発光したそれぞれの光は、混
色されて白色光となり、包囲材5の外面から発光ダイオ
ード1の前方に出射される。 【0038】そして、ピーク波長450nmを有する光
(青色)および500〜600nmの波長の光(黄色)
に、600〜700nmの波長の光(赤色)が混色する
と、演色性Raが高くなった白色光が得られることが確
認された。 【0039】図2は、発光ダイオード1の分光分布およ
び発光強度を示すものであり、第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4の容量割合を変化させたものである。すな
わち、図2(a)から図2(d)にしたがい、第2の蛍
光体4の容量割合を小さくしている。 【0040】そして、図2(a)〜図2(d)に示すよ
うに、半導体発光素子2が発光するピーク波長450n
mの光(青色)は、発光強度が強い。そして、第1の蛍
光体3および第2の蛍光体4がそれぞれ発光する500
〜600nmの波長の光(黄色)、600〜700nm
の波長の光(赤色)は、ピーク波長450nmの光(青
色)に対して、10〜20%のピーク値を有する発光強
度が得られた。すなわち、照明用の光源としての全光束
が確保できる発光強度が得られた。 【0041】また、600〜700nmの波長の光(赤
色)の発光強度が減少するにしたがい、色温度(CC
T)は上昇するが、演色評価数Raには大きな変化は生
じなかった。そして、色温度(CCT)4000〜70
00Kで演色評価数Ra=80〜84が得られた。一般
に、オフィス、居間等における照明は、色温度(CC
T)4000〜7000Kで演色評価数Ra=80〜8
9が要求されているので、発光ダイオード1は照明用光
源として用いることができる。 【0042】そして、第1の蛍光体3および第2の蛍光
体4は、耐紫外線が大きい第2の蛍光体4が半導体発光
素子2側となるようにして、半導体発光素子2上に積層
されているので、半導体発光素子2から放射される極小
の紫外線またはピーク波長450nmの光(青色)によ
る劣化が進行しにくい。すなわち、第1の蛍光体3およ
び第2の蛍光体4によるピーク波長450nmの光(青
色)の一部に対する波長変換が継続してなされ、発光ダ
イオード1は、20000時間点灯後において当初の全
光束の70%が得られることが確認された。そして、寿
命曲線から40000時間点灯後においても、当初の全
光束の50%が維持可能であることが確認された。 【0043】 上述したように、発光ダイオード1は、色
温度(CCT)4000〜7000Kで演色評価数Ra
=80〜84であり、20000時間で光束維持率70
%が確保されるので、演色性の高い白色光が要求される
照明装置に用いることができる。 【0044】次に、本発明の第2の実施形態について述
べる。 【0045】図3は、本発明の第2の実施形態を示す発
光ダイオードの概略縦断面図である。なお、図1と同一
部分には同一符号を付して説明は省略する。 【0046】図3に示す発光ダイオード10は、図1に
示す発光ダイオード1において、搭載部材8のすり鉢状
の内側で半導体発光素子2の周囲に、第1の蛍光体3お
よび第2の蛍光体4を紛体に形成して混合した蛍光体1
1を配設したものである。そして、半導体発光素子2お
よび蛍光体11により、発光体12が構成されている。 【0047】発光ダイオード10は、リード7a,7b
間に直流電圧例えばDC3.4Vが印加されると、半導
体発光素子2がピーク波長450nmの光(青色)を発
光する。そして、このピーク波長450nmの光の一部
により、蛍光体11は、第1の蛍光体3のGd3+,C
e3+および第2の蛍光体4のMn4+が励起され、そ
れぞれの蛍光体3,4が主として500〜600nmの
波長の光(黄色)および主として600〜700nmの
波長の光(赤色)を発光する。 【0048】そして、半導体発光素子2および蛍光体1
1が発光したそれぞれの光は、混色されて演色性の高い
白色光となり、包囲材5の外面から発光ダイオード10
の前方に出射される。そして、発光ダイオード10は、
発光ダイオード1と同様、図2に示す分光分布および発
光強度が得られ、色温度(CCT)4000〜7000
Kで演色評価数Ra=80〜84が得られた。 【0049】そして、第1の蛍光体3および第2の蛍光
体4は、粉体に形成されて混合されているので、搭載部
材8のすり鉢状の内側において、半導体発光素子2の周
囲に容易に配設しやすい。この結果、発光体12を形成
させやすく、発光ダイオード10が容易に製造される。 【0050】また、第1の蛍光体3および第2の蛍光体
4を紛体に形成して混合することにより、第1の蛍光体
3および第2の蛍光体4の発光色である主として500
〜600nmの波長の光(黄色)および主として600
〜700nmの波長の光(赤色)が蛍光体11より偏り
なく放射される。これにより、第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4による発光色の色差が解消される。 【0051】次に、本発明の第3の実施形態について述
べる。 【0052】図4は、本発明の第3の実施形態を示す発
光ダイオードであり、(a)は第1および第2の蛍光体
が積層された概略縦断面図、(b)は第1および第2の
蛍光体が混合された概略縦断面図である。なお、図1ま
たは図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。 【0053】図4(a)に示す発光ダイオード13は、
搭載部材14のすり鉢状の内側に半導体発光素子2が搭
載され、半導体発光素子2上に第1の蛍光体3および第
2の蛍光体4が積層されている。搭載部材14は、リー
ド7aと電気的、機械的に接続されている。そして、半
導体発光素子2、第1の蛍光体3および第2の蛍光体4
からなる発光体9、搭載部材14およびリード7a,7
bの一部を収容するようにして包囲材15が包囲してい
る。すなわち、包囲材15は、中空16を有し、この中
空16内に発光体9および搭載部材14などを収容して
いる。中空16内は、真空または不活性ガス例えばN2
ガスまたは希ガス(Ne,Ar,Kr,Xe)が封入さ
れている。そして、包囲材15は、ガラス材例えばソー
ダライムガラスからなっている。 【0054】図4(b)に示す発光ダイオード17は、
図4(a)に示す発光ダイオード13において、搭載部
材14のすり鉢状の内側に、半導体発光素子2、第1の
蛍光体3および第2の蛍光体4を紛体に形成して混合し
た蛍光体11からなる発光体12を配設したものであ
る。 【0055】発光ダイオード13の発光体9または発光
ダイオード17の発光体12から放射されたピーク波長
(450nm)の光(青色)、500〜600nmの波
長の光(黄色)および600〜700nm波長の光(赤
色)は混色されて演色性の高い白色光となり、中空16
内を通過して、包囲材15の外面から出射される。 【0056】次に、本発明の第4の実施形態について述
べる。 【0057】図5は、本発明の第4の実施形態を示す発
光ダイオード概略縦断面図である。なお、図1と同一部
分には同一符号を付して説明は省略する。 【0058】図5に示す発光ダイオード18は、図1に
示す発光ダイオード1の複数個を用いて1個の発光ダイ
オードとしたものである。すなわち、個々の発光体9、
搭載部材8およびリード7a,7bの一部を包囲材19
で包囲している。 【0059】発光ダイオード18は、複数個の発光体9
から演色性の高い白色光が放射されるので、全光束の大
きい白色光が得られる。また、個々のリード7a,7b
間の直流電圧を制御することにより、発光ダイオード1
8から放射される全光束および色温度を調整することが
できる。 【0060】次に、本発明の第5の実施形態について述
べる。 【0061】図6は、本発明の第5の実施形態を示す発
光ダイオードの要部を示し、(a)は概略上面図、
(b)は概略側面断面図、(c)は他の実施例を示す概
略側面断面図である。なお、図1と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。 【0062】図6に示す発光ダイオード20は、搭載部
材21のすり鉢状の内側に複数個の図1に示す発光体9
が配列されて構成されている。そして、搭載部材21
は、リード7aと電気的、機械的に接続されている。そ
して、個々の発光体9の半導体発光素子2は、ワイヤ
6、図示しないワイヤにより一対のリード7a,7bに
接続されている。そして、個々の発光体9、搭載部材2
1およびリード7a,7bの一部は、図示しない包囲材
により包囲されている。包囲材は、図1に示す包囲材5
のように、個々の発光体9、搭載部材21およびリード
7a,7bの一部を密封するように形成されてもよく、
図4(a)に示す包囲材15のように、中空を形成し、
中空内に個々の発光体9および搭載部材21などを収納
してもよい。 【0063】発光ダイオード20は、一対のリード7
a,7b間に直流電圧が印加されると、複数個の発光体
9から演色性の高い白色光が放射されるので、全光束の
大きい白色光が得られる。 【0064】なお、個々の発光体9は、図6(c)に示
すように、グループ毎に例えば縦列あるいは横列毎に、
それぞれ一対のリード7a,7bに接続されるように構
成してもよい。これにより、個々のリード7a,7b間
の直流電圧を制御することにより、発光ダイオード20
から放射される全光束および色温度を調整することがで
きる。 【0065】また、発光ダイオード20は、図3に示す
発光体12を用いても同様に構成することができる。 【0066】次に、本発明の第6の実施形態について述
べる。 【0067】図7は、本発明の第6の実施形態を示すL
ED照明装置であり、(a)は一部切り欠き側面図、
(b)は正面図である。なお、図1と同一部分または同
一部分に相当する部分には同一符号を付して説明は省略
する。 【0068】図7に示すLED照明装置22は、図1に
示す発光ダイオード1、基板23および外囲器24を有
して構成されている。 【0069】発光ダイオード1は、基板23に配列され
て固定されている。基板23は、ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)樹脂からなり、円盤状に形成され、外
囲器24の開口部24aに配設されている。そして、基
板23は、背面側に端子台25が取り付けられており、
発光ダイオード1の一対のリード7a,7bは、基板2
3の回路パターンにより端子台25の図示しない受電部
に電気的に接続されている。ここで、発光ダイオード1
は、それぞれ複数個づつが直列接続されている。 【0070】外囲器24は、PBT樹脂からなり、一端
に開口部24aを有するように略喇叭状に形成されてい
る。そして、開口部24aから発光ダイオード1の光が
出射されるように、基板23を開口部24aの内壁に接
着剤または図示しないねじ等により固定している。そし
て、他端に電球用ソケットに装着可能な例えばE17形
の口金26を取着している。 【0071】また、外囲器24は、内部にアダプタ27
を収納しており、このアダプタ27は内壁に固定された
支持板28に取り付けられている。アダプタ27は、口
金26および端子台25と図示しないリード線を介して
電気的に接続されており、口金26が受電した交流電圧
例えばAC100Vを直流電圧に変換し、かつ定電流で
制御するように構成されている。すなわち、口金26
は、アダプタ27を介して発光ダイオード1のリード7
a,7bに電気的に接続され、口金26の受電により、
発光ダイオード1が発光(点灯)する。 【0072】発光ダイオード1が発光すると、演色性の
高い白色光が外囲器24の開口部24aから出射され
る。そして、図7(b)に示すように、基板23には多
数の発光ダイオード1が配設されているので、開口部2
4aから出射される全光束は大きい。したがって、LE
D照明装置22は、演色性が高い照明が要求される居間
やオフィス等の照明に用いることができる。 【0073】なお、外囲器24は、口金26に代えて端
子台を設けるように構成してもよく、あるいは外部から
電源線を導入するように構成してもよい。また、外囲器
24の開口部24aに拡散板を設けてもよい。これによ
り、開口部24aを均一な発光面に形成することができ
る。 【0074】また、LED照明装置22は、図1に示す
発光ダイオード1に代え、図3に示す発光ダイオード1
0、図4に示す発光ダイオード13,17、図5に示す
発光ダイオード18または図6に示す発光ダイオード2
0を用いて同様に構成してもよい。 【0075】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、半導体発光素
子が400〜500nmにピーク波長を有する光(青
色)を発光し、この光の一部により第1および第2の蛍
光体が500〜600nmの波長の光(緑色)、600
〜700nmの波長の光(赤色)を発光するので、発光
した光が混色し、発光ダイオードから演色性が高くかつ
全光束の大きい白色光を放射することができる。 【0076】請求項2の発明によれば、個々の発光体か
ら演色性が高くかつ光束の大きい白色光が放射され、こ
の白色光が混合されて放射されるので、放射される全光
束が大幅に上昇する発光ダイオードを提供することがで
きる。 【0077】請求項3の発明によれば、第1および第2
の蛍光体は、耐紫外線の大きい第2の蛍光体が半導体発
光素子側となるようにして半導体発光素子上に積層され
ているので、第1および第2の蛍光体の劣化が抑制さ
れ、発光ダイオードを長寿命化できる。 【0078】請求項4の発明によれば、第1および第2
の蛍光体は、粉体に形成されて混合されているので、発
光ダイオードを容易に製造することができるとともに、
第1および第2の蛍光体による発光色の色差を解消する
ことができる。 【0079】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4いずれか一記載の発光ダイオードを具備するので、演
色性が改善された全光束の大きい白色光が出射されるL
ED照明器具を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す発光ダイオード
の概略縦断面図。
の概略縦断面図。
【図2】同じく、発光ダイオードの分光分布および発光
強度を示すスペクトル図。
強度を示すスペクトル図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す発光ダイオード
の概略縦断面図。
の概略縦断面図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す発光ダイオード
であり、(a)は第1および第2の蛍光体が積層された
概略縦断面図、(b)は第1および第2の蛍光体が混合
された概略縦断面図。
であり、(a)は第1および第2の蛍光体が積層された
概略縦断面図、(b)は第1および第2の蛍光体が混合
された概略縦断面図。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す発光ダイオード
の概略縦断面図。
の概略縦断面図。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す発光ダイオード
の要部を示し、(a)は概略上面図、(b)は概略側面
断面図、(c)は他の実施例を示す概略側面断面図。
の要部を示し、(a)は概略上面図、(b)は概略側面
断面図、(c)は他の実施例を示す概略側面断面図。
【図7】本発明の第5の実施形態を示すLED照明装置
であり、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は正面
図。
であり、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は正面
図。
【図8】従来技術1の白色光源の一部の断面図。
【図9】従来技術2のLED電球の一部切り欠き側面
図。
図。
1,10,13,17,18,20…発光ダイオード、
2…半導体発光素子、3…第1の蛍光体、4…第2の蛍
光体、5,15,19…包囲材、9,12…発光体、7
a,7b…リード、22…LED照明装置、23…基
板、24…外囲器
2…半導体発光素子、3…第1の蛍光体、4…第2の蛍
光体、5,15,19…包囲材、9,12…発光体、7
a,7b…リード、22…LED照明装置、23…基
板、24…外囲器
Claims (5)
- 【請求項1】 400〜500nmにピーク波長を有す
る光を発光する半導体発光素子と;半導体発光素子が発
光した400〜500nmの光により励起され、主とし
て500〜600nmの波長の光を発光する第1の蛍光
体と;半導体発光素子が発光した400〜500nmの
光により励起され、主として600〜700nmの波長
の光を発光する第2の蛍光体と;半導体発光素子および
第1および第2の蛍光体を包囲している透光性の包囲材
と;を具備していることを特徴とする発光ダイオード。 - 【請求項2】 400〜500nmにピーク波長を有す
る光を発光する半導体発光素子と、半導体発光素子が発
光した400〜500nmの光により励起され、主とし
て500〜600nmの波長の光を発光する第1の蛍光
体と、半導体発光素子が発光した400〜500nmの
光により励起され、主として600〜700nmの波長
の光を発光する第2の蛍光体とを有する発光体と;複数
の発光体を包囲している透光性の包囲材と;半導体発光
素子に給電可能に接続されているリードと;を具備して
いることを特徴とする発光ダイオード。 - 【請求項3】 第1および第2の蛍光体は、第2の蛍光
体が半導体発光素子側となるようにして半導体発光素子
上に積層されていることを特徴とする請求項1または2
記載の発光ダイオード。 - 【請求項4】 第1および第2の蛍光体は、粉体に形成
されて混合されていることを特徴とする請求項1または
2記載の発光ダイオード。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか一記載の発光
ダイオードと;この発光ダイオードを配設している基板
と;一端に開口部を有し、この開口部から発光ダイオー
ドの光が出射されるように基板を収納している外囲器
と;を具備していることを特徴とするLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002122622A JP2003318447A (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 発光ダイオードおよびled照明装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002122622A JP2003318447A (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 発光ダイオードおよびled照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003318447A true JP2003318447A (ja) | 2003-11-07 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|
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- 2002-04-24 JP JP2002122622A patent/JP2003318447A/ja active Pending
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