JP2003317944A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
電気光学装置及び電子機器Info
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Abstract
が発生した場合や、経時劣化がバラツキをもって発生し
た場合に、その経時劣化を補正して画面輝度の低下や画
面ムラを低減することが可能な電気光学装置及び電子機
器を提供する。 【解決手段】 発光素子224と、駆動素子221、2
23と、電源部と、画像信号源から入力される画像信号
に対応する電圧を持つデータ信号を信号線を介して駆動
素子に供給する信号線駆動回路と、信号線を介して所定
電圧のデータ信号を前記駆動素子に供給したときに発光
素子224から発せられる光を受光してその発光量を測
定する受光素子110と、測定された発光量が所定基準
値に近付くように画像信号を補正した後に信号線駆動回
路に入力する補正回路とを備えた電気光学装置である。
受光素子110が発光素子224から発せられる光を反
射する反射層としても機能している。
Description
ミネッセンス素子(以下、有機EL素子と称す)等の電
流駆動型発光素子やこれを駆動する薄膜トランジスタ等
の駆動素子を備えた電気光学装置と、これを備えた電子
機器に関する。
ンジスタ(以下、TFTと称す)を駆動素子として用い
て有機EL素子等の電流駆動型発光素子を駆動する方式
の電気光学装置は、例えば以下のように構成されてい
る。すなわち、走査線駆動回路及び信号線駆動回路か
ら、表示領域内の信号線及び走査線に対しそれぞれ、表
示すべき画像に対応するデータ信号及び走査信号が供給
される。他方、共通電極駆動回路及び対向電極駆動回路
から、表示領域内にマトリクス状に規定された複数の画
素のそれぞれに設けられた駆動用TFTを介して各画素
における画素電極と対向電極との間に電圧が印加され
る。そして、各画素の駆動用TFTにより、走査線から
走査信号が供給されるタイミングで、信号線から供給さ
れるデータ信号の電圧に応じて、画素電極及び対向電極
間に配置された電流駆動型発光素子を流れる電流を制御
するように構成されている。
ツチング用TFTが設けられ、そのゲートに走査線から
走査信号が供給されると、そのソース及びドレインを介
して信号線からのデータ信号を駆動用TFTのゲートに
供給する。駆動用TFTのソース及びドレイン間のコン
ダクタンスは、このようにゲートに供給されたデータ信
号の電圧(すなわち、ゲート電圧)に応じて制御(変
化)される。この際、ゲート電圧は、当該ゲートに接続
された保持容量によりデータ信号が供給された期間より
も長い期間に亘って保持される。そして、このようにコ
ンダクタンスが制御されるソース及びドレインを介して
駆動電流を有機EL素子等に供給することにより、有機
EL素子等を駆動電流に応じて駆動するように構成され
ている。特にこのように駆動用TFTを備えた有機EL
素子は、大型・高精細・広視角・低消費電力の表示バネル
を実現するための電流制御型発光素子として(以下、T
FT−OLEDと表記する)として有望視されている。
L素子等の電流駆動型発光素子においては、素子内を駆
動電流が流れるために、大なり小なり経時劣化が存在す
る。例えば、有機EL素子の場合には、顕著な経時劣化
が存在すると報告されている(Jpn.J.Appl.Phys.,34,L
824(1995))。有機EL素子の経時劣化は、2種類に大
別される。一つは、有機EL素子に印加される電圧に対
して、電流量が低下する劣化である。もう一つは、有機
EL素子に印加される電圧あるいは有機EL素子を流れ
る電流に対して発光量が低下する劣化である。また、こ
れらの経時劣化は、有機EL素子毎にバラツキをもって
発生する。さらに、TFT−OLEDでは、駆動素子と
してのTFTを流れる電流によりTFTの経時劣化が発
生することもある。
光学装置では、このような有機EL素子や駆動用TFT
の経時劣化が生じたときに、画質劣化が問題となる。す
なわち、電流量が低下する劣化や発光量が低下する劣化
は、画面輝度の低下を招き、電流量の低下のバラツキや
発光量の低下のバラツキは、画面ムラを生じさせる。特
に、これらの劣化は、製造時における有機EL素子の発
光特性、駆動用TFTの電圧電流特性やしきい値特性の
バラツキ、表示パターンの履歴等に依存するため、表示
装麗全体の画質劣化につながると同時に、画面ムラの原
因となるのである。
号公報には、液晶表示パネルの背面光源(バツクライ
ト)としてEL素子を用いて、該EL素子により背後か
ら照らされた液晶表示パネル全体の明るさが低下しない
ように該EL素子の輝度を検知して、背面光源全体の劣
化を補正する技術が開示されている。しかしながら、こ
の技術は、液晶表示パネルに関するものであり、且つE
L素子が表示素子として各画素に設けられている訳では
なく、単なる背面光源として用いられており、根本的に
本願発明の技術分野とは異なる技術分野に関するもので
ある。そして、各画素に有機EL素子等の電流駆動型発
光素子を備えて構成される電気光学装置において、上述
のような経時劣化を補正する有効な技術は提案されてい
ない。さらに、このような電流駆動型発光素子を各画素
に備えた電気光学装置において、電流駆動型発光素子や
駆動用TFTにおける経時劣化を補正することにより電
気光学装置の寿命を延ばすあるいは表示品質を向上させ
るという技術的課題自体が当業者間で認識されていない
のが現状である。
で、その目的とするところは、特に電流駆動型発光素子
における発光量が低下する経時劣化が発生した場合や、
該経時劣化がバラツキをもって発生した場合に、その経
時劣化を適宜補正し、画面輝度の低下や画面ムラを低減
することが可能な電流駆動型発光素子を備えた電気光学
装置及びこれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明の電気光学装置では、複数の発光素子と、前記発
光素子に流れる駆動電流をデータ信号の電圧に応じて制
御する駆動素子と、前記発光素子に前記駆動電流を前記
駆動素子を介して流すための電源を電源配線を介して供
給する電源部と、画像信号源から入力される画像信号に
対応する電圧を持つデータ信号を信号線を介して前記駆
動素子に供給する信号線駆動回路と、前記発光素子から
発せられる光を受光し、その発光量を測定する受光素子
と、前記画像信号源と前記信号線駆動回路との間に介在
し、前記測定された発光量が所定基準値に近付くように
前記画像信号を補正する補正回路と、を備え、前記受光
素子が発光素子から発せられる光を反射する反射機能を
有することを特徴としている。
電源供給により、発光素子には、駆動電流が駆動素子を
介して流れる。他方、駆動素子には、画像信号源から入
力され画像信号に対応する電圧を持つデータ信号が、信
号線駆動回路から信号線を介し て供給される。そし
て、駆動素子により、発光素子に流れる駆動電流がデー
タ信号の電圧に応じて制御される。これらの結果、電流
駆動型の発光素子は、駆動電流によりデータ信号の電圧
に対応して発売する。ここで、例えば非表示期間におい
て信号線を介して所定電圧のデータ信号が駆動素子に供
給されたときに、受光素子により、発光素子の発光量が
測定される。このように測定された発光量が所定基準値
(すなわち、基準発光量)に近付くように、画像信号が
補正回路により補正される。そして、補正された画像信
号が信号線駆動回路に入力される。したがって、駆動素
子には、補正された画像信号に対応する電圧を持つデー
タ信号が、信号線駆動回路から信号線を介して供給され
る。したがって、発光素子の経時劣化によって発光素子
が発光し難くなっても、該発光素子における発光量は、
ほぼ一定とされる。さらに、補正回路による補正を複数
の画素について個別に行うようにすれば、複数の画素間
で、発光素子や駆動素子の電圧電流特性や電流発光特性
にバラツキがあったとしても、当該複数の画素の発光素
子における駆動電流量或いは発光量を、ほぼ一定にでき
る。以上の結果、この電気光学装置によれば、有機EL
素子等の電流駆動型の発光素子を薄膜トランジスタ等の
駆動素子により駆動する電気光学装置において、発光素
子の経時劣化や特性バラツキによる画面輝度の低下や画
面ムラを低減できる。また、受光素子が反射層としても
機能するので、別に反射層を設ける必要がなく、したが
って工程の簡略化やコストの低減化を図ることができ
る。
受光素子がシリコンフォトダイオードであるのが好まし
い。このようにすれば、特にシリコンにアルミニウムを
加えて合金化したシリコンフォトダイオードを用いるこ
とにより、このシリコンフォトダイオードがそのまま反
射層として機能するようになる。
受光素子は画素電極側に配置され、発光素子からの光を
反射して対向電極側から光を出射させるものであるのが
好ましい。このようにすれば、画素電極側に駆動素子な
どが配置されていても、これらが発光素子からの光の出
射を妨げることがなく、したがって開口率が高くなって
発光効率が高まる。
補正回路は、受光素子がモニタ用発光素子の発光を測定
したとき、経時劣化に対する補正を行うよう構成されて
なるのが好ましい。このようにすれば、モニタ用発光素
子の発光を李湯することにより、経時劣化に対する補正
を行うことが可能になる。
測定された発光量を記憶するメモリ装置を備えており、
前記補正回路は、該記憶された発光量に基づいて前記画
像信号を補正するのが好ましい。このようにすれば、測
定された発光量が、メモリ装置に記憶される。そして、
画像信号は、該記憶された発光量に基づいて補正回路に
より補正される。したがって、表示期間とは時間的に相
前後する非表示期間における測定により、表示期間にお
ける補正を行うことが可能となる。さらに、複数の画素
に対する補正を同一の測定部や補正回路を用いて行うこ
とが可能となる。
駆動素子は薄膜トランジスタからなり、該薄膜トランジ
スタと前記受光素子とが、同一の工程で形成されるのが
好ましい。このようにすれば、駆動素子と受光素子とを
同一の工程で形成できるので、製造上有利になる。
駆動素子が、600℃以下の低温プロセスで形成され
た、多結晶シリコン薄膜トランジスタからなっているの
が好ましい。このようにすれば、比較的低価格の大型ガ
ラス基板等の上に、高駆動能力を持つ駆動素子を、低コ
ストで作製することが可能となる。
発光素子が、液滴吐出プロセスで形成された、有機エレ
クトロルミネッセンス素子からなるのが好ましい。この
ようにすれば、発光効率が高く長寿命の発光素子を作製
することができ、また基板上でのパターニングを容易に
行うことができる。さらに、プロセス中め廃棄材料が少
なく、プロセス用の装置も比較的低価格であるため、当
該電気光学装置における低コスト化を実現することがで
きる。
受光素子が、発光量の測定を画素毎に行い、前記補正回
路が、該画素毎に前記画像信号を補正するのが好まし
い。このようにすれば、発光量の測定が受光素子により
画素毎に行われ、前記画像信号が補正回路により画素毎
に補正される。したがって、複数の画素間で、発光素子
の発光特性に製造バラツキや表示履歴による劣化の程度
の差に起因したバラツキ等のバラツキがあったとして
も、該複数の画素の発光素子における発光量を、ほぼ一
定にすることができる。この結果、各素子の特性バラツ
キによる画面ムラを低減することができる。
置を備えたことを特徴としている。この電子機器によれ
ば、発光素子における経時劣化や特性バラツキによる画
面輝度の低下や画面ムラが低減された、高品位の画像表
示が可能な各種の電子機器を実現することができる。
態について、実施例毎に図面を参照して説明する。ま
ず、以下に説明する各実施例のTFT−OLED(すな
わち、駆動用の薄膜トランジスタ及び該薄膜トランジス
タにより電流駆動される有機EL素子)を備えた電気光
学装置において共通する基本的な構成について、図1及
び図2を参照して説明する。ここに、図1は、電気光学
装置の基本的な全体構成を示すブロック図であり、特に
4つの相隣接する画素にそれぞれ設けられた画素回路の
基本的な回路構成を示す回路図を含む。また、図2は、
この電気光学装置の一画素の平面図である。
は、TFTアレイ基板1上に、X方向にそれぞれ延びて
おりY方向に配列された複数の走査線131と、Y方向
にそれぞれ延びておりX方向に配列された複数の信号線
132及び複数の共通線(共通給電線)133と、走査
線131に走査信号を供給する走査線駆動回路11と、
信号線132にデータ信号を洪給する信号線駆動回路1
2と、共通線133に所定電位の正電源(又は負電源)
を供給する共通線駆動回路13とを備えて構成されてい
る。そして、TFTアレイ基板1の中央には、表示領域
15が設けられており、表示領域15内には、複数の画
素10がマトリクス状に規定されている。
は、第2薄膜トランジスタの一例としてのスイッチング
TFT221、スイッチングTFT221に制御されて
各画素への電流を制御する第1薄膜トランジスタの一例
としてのTFT(以下、カレントTFTと称す)22
3、有機EL素子224及び保持容量222からなる画
素回路が設けられている。さらに、カレントTFT22
3のドレインには、ITO(Indium Tin 0xide )膜等
からなる画素電極141が接続されており(図2参
照)、画素電極141に対して有機EL素子224を介
してCa(カルシウム)とA1(アルミニウム)との積
層膜等からなる透明の対向電極が対向配置されている。
この対向電極は、例えば接地されているかあるいは所定
電位の負電源(又は正電源)に接続されている。
における発光動作は、以下のように行われる。すなわ
ち、走査線駆動回路11から走査線131への走査信号
の出力があり且つ信号線駆動回路12から信号線132
にデータ信号が供給された際に、これらの走査線131
及び信号線132に対応する画素10におけるスイッチ
ングTFT221がオンとなり、信号線132に供給さ
れるデータ信号の電圧(Vsig)がカレントTFT2
23のゲートに印加される。これにより、ゲート電圧に
応じた駆動電流(Id)が共通線駆動回路13から共通
線133を介してカレントTFT223のドレイン・ソ
ース間に流れ、さらに画素電極141(図2参照)を介
して有機EL素子224から対向電極へと流れて、有機
EL素子224が発光する。そして、スイッチングTF
T2 2 1がオンの間に保持容量222に充電 一され
た電荷が、スイッチングTFT221がオフとなった後
に放電されて、この有機EL素子224を流れる電流は
スイッチングTFT221がオフとなった後にも所定期
間に亘り流れ続ける。
の各画素において電流駆動される電流駆動型発光素子は
有機EL素子とされているが、この有機EL素子に代え
て、その他の例えば、無機のエレクトロルミネッセンス
(以下、無機EL素子と称す)、無機LED(ライト・
エミッティング・ダイオード=発光ダイオード)等の公
知の電流駆動型発光素子を用いて当該電気光学装置を構
成してもよい。また、各電流駆動型発光素子の駆動電流
を制御する駆動素子はカレントTFTとされているが、
このカレントTFTに代えて、その他の例えばFET
(電界効果トランジスタ)、バイボーラトランジスタ等
の駆動素子を用いて当該電気光学装置を構成してもよ
い。電流駆動型発光素子や電流駆動用の駆動素子であれ
ば、駆動電流が流れるにつれて経時劣化が多少なりとも
生じるため、以下に説明する各実施例の効果が発揮され
る。ただし、経時劣化が特に顕著である有機EL素子2
24及びカレントTFT223を用いて電気光学装置を
構成した場合に、以下に説明する各実施例の効果が有効
に発揮される。
1実施例〜第13実施例に示した有機EL素子224や
カレントTFT223における経時劣化や特性のばらつ
きを適宜補正する回路や素子を付加することにより、表
示領域15における画面輝度の低下や複数の画素10間
における画面むらの発生を防止することが可能となる。
T−OLEDを備えた電気光学装置のプロック図であ
る。本実施例では、共通電極駆動回路13は、共通線1
33(図1及び図2参照)に所定電位(例えば正電位)
の電源信号を供給する回路である。対向電極駆動回路1
4は、画素電極141(図2参照)に有機EL素子22
4を挟んで対向配置された対向電極に対し、所定電位
(例えば、接地電位)の電源信号を供給する回路であ
る。
カレントTFT223の経時劣化による発光量の低下を
補正するために、受光素子からなる発光量測定器18、
比較回路21a、電圧制御回路22a及びコントローラ
23が設けられている。なお、これらの共通電極駆動回
路13、対向電極駆動回路14、電流量測定器16、比
較回路21a、電圧制御回路22a及びコントローラ2
3のうち少なくとも一つは、図1に示したTFTアレイ
基板1上に設けられてもよいし、あるいは、外部ICと
して構成され、TFTアレイ基板1に対して外付けされ
てもよい。
子224から発せられる光を検出する。比較回路21b
は、その測定発光量LDと予め設定された基準発光量L
ref とを比較する。そして、この比較される発光量LD
と基準発光量Lref とを一致させるように、比較回路2
1b、電圧制御回路22a及びコントローラ23によ
り、共通電極駆動回路13の出力電圧(Vcom )を調整
する。すなわち、共通電極駆動回路13からの出力電圧
(Vcom )に対して、測定発光量LDが基準発光量Lre
f に近付くようにフィードバックが掛けられる。この結
果、仮にこのようなフィードバックを掛けなかった場合
に有機EL素子224やカレントTFT223の経時劣
化による有機EL素子224からの発光量の減少分は、
共通電極駆動回路13の出力電圧(Vcom )の増加によ
る電流の増加によって補正される。
を参照して説明する。まず、本実施例の如き補正を行わ
ない場合について図4の上段を参照して説明する。この
場合、画像信号の階調レベルD1に対応して画素表示す
る際に電圧V1のデータ信号を信号線に供給すると、発
光量Ld1が得られるように電気光学装置における共通
電極電位、対向電極電位、データ信号の電源電位等が初
期設定されていたとする。その後、有機EL素子やカレ
ントTFTが経時劣化すると、同じ電圧V1のデータ信
号を供給しても、有機EL素子からの発光量Ldは減少
してしまう(ここで、減少後の発光量をLd1’とす
る)。したがって、このままの諸電圧の設定状態で画像
表示を行うと、有機EL素子の発光量が少なくなり、そ
の明るさ(輝度)が低下してしまうのである。
いて図4の下段を参照して説明する。この場合には、有
機EL素子224やカレントTFT223が経時劣化し
ても、同じ階調レベルD1に対しては初期状態と同じ発
光量Ld1が得られるように、共通電極駆動回路13か
らの出力電圧(Vcom )が増加される。すなわち、共通
電極駆動回路13からの出力電圧(Vcom )を増加させ
ることにより、階調レベルD1の画像信号に対しては、
電圧V1よりも△V1だけ高い電圧V1’のデータ信号
が供給された時と同様の駆動電流が流れ、これにより初
期状態と同じ発光量Ld1が得られる。
光量Ldは、共通電極駆動回路13の出力電圧(Vcom
)を上げることにより、画像信号に対する電流特性が
初期状態と同じになるように補正されるのである。した
がって、このような経時劣化に対する補正処理(すなわ
ち、共通電極駆動回路13の出力電圧(Vcom )の調整
処理)後に画像表示を行うと、有機EL素子224やカ
レントTFT223において顕著な経時劣化が発生して
いた場合にも、有機EL素子224の明るさ(輝度)の
低下を低減することができる。
してリアルタイムで行うことも可能である。ただし、経
時劣化の進行速度に鑑みれば、電気光学装置100の表
示動作の間中常時行う必要性は低く、適当な期間をおい
て行えば十分である。そこで本実施例では、コントロー
ラ23により、例えば表示期間に先立って電気光学装置
100の主電源投入時や一定の期間毎に通常の表示動作
とは独立して、このような経時劣化に対する補正処理を
行い、一の補正処理から次の補正処理までの間は共通電
極駆動回路13の出力電圧値(Vcom )を最後に補正
(調整)された値に固定するように構成されている。こ
の構成によれば、補正処理により表示画像の画質に悪影
響を与えない利点や、電気光学装置100における動作
速度やリフレッシュレートを低下させない利点が得られ
る。
より、例えば、全ての有機EL素子224を最大限に発
光させるデータ信号を供給するなど、所定パターンの画
像表示を表示領域15において行いつつ、このような電
圧制御回路22a等による補正処理を行うように構成さ
れている。この構成により、精度よく電流量を測定する
ことができ、正確に経時劣化による影響を補正すること
が可能となる。
素子224からの発光量が低下する経時劣化が発生した
ときに、その経時劣化による発光量低下分を精度良く補
正し、画面輝度の低下を生じさせないようにすることが
可能となる。すなわち、カレントTFT223(図1及
び図2参照)におけるゲート電圧に対するドレイン電流
(駆動電流)量が低下する経時劣化、有機EL素子22
4における電圧に対する電流量が低下する経時劣化、有
機EL素子224における駆動電流に対する発光量が低
下する経時劣化などが発生し、最終的に有機EL素子2
24における発光量が低下したときに、その経時劣化に
よる発光量低下分を有機EL素子224に印加される電
圧を増加することにより補正し、表示領域15における
画面輝度の低下を防ぐことが可能となる。
た測定発光量LDに対応して、走査線駆動回路11、信
号線駆動回路12又は対向電極駆動回路14における出
力電圧を調整するように構成してもよいし、経時劣化に
対する補正を行う際の所定パターンは一種類でも複数種
類でもよい。特に、信号線駆動回路12の出力電圧を調
整する変形例の場合には、コントローラ23による制御
下で、複数の所定パターンについて測定発光量LDをそ
れぞれ対応する基準発光量Lref に一致させるようにデ
ータ信号の電圧Vsig を調整することにより、経時劣化
による電流電圧特性の複雑な変化にも対処可能となる。
例に係るTFT−OLEDを備えた電気光学装置のブロ
ック図である。図5において、図3に示した第1実施例
と同じ構成要素には同じ参照符号を付し、その説明は省
略する。本実施例では、表示領域15に隣接して設けら
れた発光モニタ領域19内のモニタ用有機EL素子19
aに対し共通電極及び対向電極間の電圧が印加されてお
り、表示期間には、表示用の有機EL素子224(図1
参照)とほぼ同じ条件で、モニタ用有機EL素子19a
は電流駆動される。そして、経時劣化に対する補正を行
う際には、発光量測定器(受光素子)18は、モニタ用
有機EL素子19aの発光を測定する。この発光量測定
器18による発光の測定値である測定発光量LDを基準
発光量Lref に一致させるように、比較回路21b、電
圧制御回路22a及びコントローラ23により、共通電
極駆動回路13の出力電圧を調整するように構成されて
いる。その他の構成については、第1実施例の場合と同
様である。
ば、第1実施例の場合と同様に、カレントTFT223
(図1及び図2参照)や有機EL素子224における電
圧に対する電流量が低下する経時劣化、有機EL素子2
24における駆動電流に対する発光量が低下する経時劣
化などが発生し、最終的に有機EL素子224における
発光量が低下したときに、その発光量低下分を補正し、
表示領域15における画面輝度の低下を防ぐことが可能
となる。また第2実施例においても、第1実施例の場合
と同様に、経時劣化に対する補正は、例えば表示期間に
先立って電気光学装置100の主電源投入時や一定の期
間毎に行ってもよいし、リアルタイムで行ってもよい。
さらに、変形例として、このように測定された測定発光
量LDに対応して、走査線駆動回路11、信号線駆動回
路12又は対向電極駆動回路14における出力電圧を調
整するように構成してもよいし、経時劣化に対する補正
を行う際の所定パターンは一種類でも複数種類でもよ
い。特に、信号線駆動回路12の出力電圧を調整する変
形例の場合には、コントローラ23による制御下で、複
数の所定パターンについて測定発光量LDをそれぞれ対
応する基準発光量Lref に一致させるようにデータ信号
の電圧Vsig を調整することにより、経時劣化による電
流電圧特性の複雑な変化にも対処可能となる。
L素子224とモニタ用有機EL素子19aとは、同一
のTFTアレイ基板1上に同一の製造工程により形成さ
れている。したがって、モニタ用EL素子19aを形成
するための工程を別途設ける必要が無い。しか,も、電
流駆動される表示用の有機EL素子224とモニタ用有
機EL素子19aとにおける経時劣化傾向は相類似した
ものにすることができ、モニタ用EL素子19aから発
せられる光に基づいて表示用の有機EL素子224にお
ける経時劣化に対する補正を正確に行うことが可能とな
る。
から第8実施例は、上述の第1実施例及び第2実施例の
場合とは異なり、各画素の単位で発生する有機EL素子
224やカレントTFT223における経時劣化による
有機EL素子224の発光量低下を、各画素の単位で補
正する画素回路に関するものである。なお、以下の第3
実施例から第8実施例では、複数の画素回路を画素毎に
備えてなる電気光学装置の構成は、図1に示したものと
同様であるので、その説明は省略する。図6は、本発明
の第3実施例に係るTFT−OLEDを含んで構成され
た画素回路の等価回路図である。なお、図6において、
図1の各画素10内における回路図部分に示した構成要
素と同様の構成要素には、同様の参照符号を付し、その
説明は省略する。
有機EL素子224の両端の電圧と、これを流れる駆動
電流Idの電流量との関係に依存して、第1給電線21
3と第2給電線間215の抵抗を変化させる。ここに、
第1給電線213とは、共通線駆動回路からの所定電位
の電源信号が供給される、画素電極に接続された各画素
内における共通線部分である。他方、第2給電線間21
5とは、対向電極駆動回路からの所定電位の電源信号が
供給される、対向電極に接続された各画素内における給
電線部分である。より具体的には、第1給電線(共通電
極)213の電位が第2給電線(対向電極)215より
も高電位である(すなわち、共通電極に正電源が供給さ
れると共に対向電極に負電源が供給される)場合には、
図6に示した通りに、nチャネル型の第1の補正用TF
T231は、そのゲート電極が有機EL素子224の第
1給電線側の電極に接続されンソース電極及びドレイン
電極か有機EL素子224と第2給電線215間に有機
EL素子224と直列に接続されるように付加される。
この構成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加す
ると、第1の補正用TFT231のゲート電圧が上昇
し、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少す
る。
化により有機EL素子224の抵抗が増加しても、第1
の補正用TFT231のソース及びドレイン間の抵抗減
少により、その有機EL素子224における抵抗増加に
よる駆動電流Idの電流量低下を補正し、画面輝度の低
下を低減することが可能となる。また、このような補正
は画素単位で行われるので、経時劣化が複数の画素間で
バラツキをもって発生したときに、あるいは初期状態に
おいて複数の画素間で電流電圧特性にバラツキが存在す
るときに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。
なお、第3実施例の変形例として、第1給電線213の
電位が第2給電線215よりも低電位である(すなわ
ち、共通電極に負電源が供給されると共に対向電極に正
電源が供給される)場合には、第1の補正用TFT23
1をpチャネル型として、そのゲート電極を有機EL素
子224の第1給電線側の電極に接続し、ソース電極お
よびドレイン電極を有機EL素子224と第2給電線2
15間に有機EL素子224と直列に接続するように構
成すればよい。この構成によれば、有機EL素子224
の抵抗が増加すると、第1の補正用TFT231のゲー
ト電圧が下降し、ソース電極とドレイン電極間の抵抗が
減少して、自動的に補正が行われる。本実施例では好ま
しくは、スイッチングTFT221、カレントTFT2
23及び第1の補正用TFT231は、同一のTFTア
レイ基板上に同一の製造工程により形成されている。こ
の構成によれば、製造工程を増加させることなく、経時
劣化による駆動電流Idの低下を画素毎に補正すること
が可能となる。
例に係るTFT−OLEDを含んで構成された画素回路
の等価回路図である。なお、図4において、図1及び図
6に示した構成要素と同様の構成要素には同様の参照符
号を付し、その説明は省略する。図7において、本実施
例の画素回路では、有機EL素子224の両端の電圧
と、これを流れる駆動電流Idの電流量との関係に依存
して、第1給電線213と第2給電線間215の抵抗を
変化させる。より具体的には、第1給電線213の電位
が第2給電線215よりも高電位である場合には、図1
2に示した通りに、pチャネル型の第2の補正用TFT
232は、そのゲート電極が有機EL素子221の第2
給電線側の電極に接続され、ソース電極およびドレイン
電極が有機EL素子224と第1給電線間に有機EL素
子224と直列に接続されるように付加される。この構
成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加すると、
第2の補正用TFT232のゲート電圧が下降し、その
ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少する。
化により有機EL素子224の抵抗が増加しても、第2
の補正用TFT232のソース及びドレイン間の抵抗減
少により、その有機EL素子224における抵抗増加に
よる駆動電流Idの電流量低下を補正し、画面輝度の低
下を低減することが可能となる。また、このような補正
は画素単位で行われるので、経時劣化が複数の画素間で
バラツキをもって発生したときに、あるいは初期状態に
おいて複数の画素間で電流電圧特性にパラツキが存在す
るときに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。
なお、第4実施例の変形例として、第1給電線213の
電位が第2給電線215よりも低電位である場合には、
第2の補正用TFT232をnチャネル型TFTとし
て、そのゲート電極を有機EL素子224の第2給電線
側の電極に接続し、ソース電極およびドレイン電極を有
機EL素子224と第1給電線間に有機EL素子224
と直列に接続するように構成すればよい。この構成によ
れば、有機EL素子224の抵抗が増加すると、第2の
補正用TFT232のゲート電圧が上昇し、ソース電極
とドレイン電極間の抵抗が減少して、自動的に補正が行
われる。本実施例では好ましくは、スイツチングTFT
221、カレントTFT223及び第2の補正用TFT
232は、同一のTFTアレイ基板上に同一の製造工程
により形成されている。この構成によれば、製造工程を
増加させることなく、経時劣化による駆動電流Idの低
下を画素毎に補正することが可能となる。
例に係るTFT−OLEDを含んで構成された画素回路
の等価回路図である。なお、図8において、図1及び図
6に示した構成要素と同様の構成要素には同様の参照符
号を付し、その説明は省略する。図8において、本実施
例の画素回路では、有機EL素子224の両端の電圧
と、これを流れる駆動電流Idの電流量との関係に依存
して、保持容量222と第1給電線213間の抵抗を変
化させる。より具体的には、第1給電線213の電位が
第2給電線215よりも高電位である場合には、図8に
示した通りに、カレントTFT223と同じnチャネル
型の第3の補正用TFT233は、そのゲート電極が有
機EL素子224の第1給電線側の電極に接続され、ソ
ース電極およびドレイン電極を保持容量222と第1給
電線213間に接続されるように付加されている。この
構成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加する
と、第3の補正用TFT233のゲート電諏が上昇し
て、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少す
る。このため、カレントTFT223のゲート電圧が上
昇して、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少
する。
化により有機EL素子224の抵抗が増加しても、第3
の補正用TFT233のソース及びドレイン間の抵抗減
少により、その有機EL素子224における抵抗増加に
よる駆動電流Idの電流量低下を補正し、画面輝度の低
下を低減することが可能となる。また、このような補正
は画素単位で行われるので、経時劣化が複数の画素間で
バラツキをもって発生したときに、あるいは初期状態に
おいて複数の画素間で電流電圧特性にバラツキが存在す
るときに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。
なお、第5実施例の一変形例として、第1給電線213
の電位が第2給電線よりも高電位である場合に、カレン
トTFT223をpチャネル型とし、第3の補正用TF
T233をpチャネル型とすると共にそのゲート電極を
有機EL素子224の第1給電線側の電極に接続し、ソ
ース電極およびドレイン電極を保持容量222と第1給
電線213間に接続するように構成してもよい。この構
成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加すると、
第3の補正用TFT233のゲート電圧が上昇して、そ
のソース電極とドレイン電極間の抵抗が増加する。この
ため、レントTFT223のゲート電圧が下降し、その
ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少して、自動的
に補正が行われる。
1給電線213の電位が第2給電線215よりも低電位
である場合には、カレントTFT223をnチャネル型
とし、第3の補正用TFT233をnチャネル型とする
と共にそのゲート電極を有機EL素子224の第1給電
線側の電極に接続し、ソース電極およびドレイン電極を
保持容量222と第1給電線213間に接続するように
構成してもよい。この構成によれば、有機EL素子22
4の抵抗が増加すると、第3の補正用TFT233のゲ
ート電圧が下降して、そのソース電極とドレイン電極間
の抵抗が増加する。このため、カレントTFT223の
ゲート電圧が上昇し、そのソース電極とドレイン電極間
の抵抗が減少して、自動的に補正が行われる。さらにま
た、第7実施例の他の変形例として、第1給電線213
の電位が第2給電線215よりも低電位で場合に、カレ
ントTFT223をpチャネル型とし、第3の補正用T
FT233をpチャネル型とすると共にそのゲート電極
を有機EL素子224の第1給電線側の電極に接続し、
ソース電極およびドレイン電極を保持容量222と第1
給電線213間に接続するように構成してもよい。この
構成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加する
と、第3の補正用TFT233のゲート電圧が下降し
て、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少す
る。このため、カレントTFT223のゲート電圧が下
降して、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少
し、自動的に補正が行われる。本実施例では好ましく
は、スイッチングTFT221、カレントTFT223
及び第3の補正用TFT233は、同一のTFTアレイ
基板上に同一の製造工程により形成されている。この構
成によれば、製造工程を増加させることなく、経時劣化
による駆動電流Idの低下を画素毎に補正することが可
能となる。
例に係るTFT−OLEDを含んで構成された画素回路
の等価回路図である。なお、図9において、図1及び図
6に示した構成要素と同様の構成要素には同様の参照符
号を付し、その説明は省略する。図9において、本実施
例の画素回路では、有機EL素子224の両端の電圧
と、これを流れる駆動電流Idの電流量との関係に依存
して、保持容量222と第2給電線215間の抵抗を変
化させる。より具体的には、第1給電線213の電位が
第2給電線215よりも高電位である場合には、図9に
示した通りに、nチャネル型のTFT223に対して、
pチャネル型の第4の補正用TFT234は、そのゲー
ト電極が有機EL素子224の第1給電線側の電極に接
続され、ソース電極およびドレイン電極が保持容量22
2と第2給電線215間に接続されるように付加されて
いる。この構成によれば、有機EL素子224の抵抗が
増加すると、第4の補正用TFT234のゲート電圧が
上昇して、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が増
加する。このため、カレントTFT223のゲート電圧
が上昇して、そのソース電極とドレイン電極間の抵抗が
減少する。
化により有機EL素子224の抵抗が増加しても、第4
の補正用TFT234のソース及びドレイン間の抵抗増
加により、その有機EL素子224における抵抗増加に
よる駆動電流Idの電流量低下を補正し、画面輝度の低
下を低減することが可能となる。また、このような補正
は画素単位で行われるので、経時劣化が複数の画素間で
バラツキをもって発生したときに、あるいは初期状態に
おいて複数の画素間で電流電圧特性にバラツキが存在す
るときに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。
なお、第6実施例の一変形例として、第1給電線213
の電位が第2給電線215よりも高電位である場合に、
カレントTFT223をpチャネル型とし、第4の補正
用TFTをnチャネル型とすると共にそのゲート電極を
有機EL素子224の第1給電線側の電極に接続し、ソ
ース電極およびドレイン電極を保持容量222と第2給
電線215間に接続するように構成してもよい。この構
成によれば、有機EL素子224の抵抗が増加すると、
第4の補正用TFT234のゲート電圧が上昇して、ソ
ース電極とドレイン電極間の抵抗が減少する。このた
め、カレントTFT223のゲート電圧が下降して、ソ
ース電極とドレイン電極間の抵抗が減少し、自動的に補
正が行われる。
1給電線213の電位が第2給電線215よりも低電位
である場合には、nチャネル型のカレントTFT223
に対して第4の補正用TFTをpチャネル型とし、その
ゲート電極を有機EL素子224の第1給電線側の電極
に接続し、ソース電極およびドレイン電極を保持容量2
22と第2給電線215間に接続するように構成しても
よい。この構成によれば、有機EL素子224の抵抗が
増加すると、第4の補正用TFT234のゲート電圧が
下降して、ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少す
る。このため、カレントTFT223のゲート電圧が上
昇して、ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少し、
自動的に補正が行われる。さらにまた、第6実施例の他
の変形例として、第1給電線213の電位が第2給電線
215よりも低電位である場合に、カレントTFT22
3をpチャネル型とし、第4の補正用TFT234をn
チャネル型とすると共にそのゲート電極を有機EL素子
224の第1給電線側の電極に接続し、ソース電極およ
びドレイン電極を保持容量222と第2給電線215間
に接続するように構成してもよい。この構成によれば、
有機EL素子224の抵抗が増加すると、第4の補正用
TFT234のゲート電圧が下降して、ソース電極とド
レイン電極間の抵抗が増加する。このため、カレントT
FT223のゲート電圧が下降して、ソース電極とドレ
イン電極間の抵抗が減少し、自動的に補正が行われる。
本実施例では好ましくは、スイッチングTFT221、
カレントTFT223及び第4の補正用TFT234
は、同一のTFTアレイ基板上に同一の製造工程により
形成されている。この構成によれば、製造工程を増加さ
せるこどなく、経時劣化による駆動電流Idの低下を画
素毎に補正することが可能となる。
施例に係るTFT−OLEDを含んで構成された画回路
の等価回路図である。なお、図10において、図1及び
図6に示した構成要素と同様の構成要素には同様の参照
符号を絆し、その説明は省略する。図10において、本
実施例の画素回路に備えられた第1の補正用薄膜フォト
ダイオード241には、光を照射すると、低抵抗になる
性質がある。本実施例では、有機EL素子224の両端
の電圧と発光量との関係に依存して、保持容量222と
第1給電線213間の抵抗を変化させる。より具体的に
は、第1給電線213の電位が第2給電線215よりも
高電位である場合には、図10に示した通りに、pチャ
ネル型のカレントTFT223に対し、第1の補正用薄
膜フォトダイオード241は、保持容量222と第1給
電線213間に接続されている。この構成によれば、有
機EL素子224の発光が減少すると、第1の補正用薄
膜フォトダイオード241の抵抗が増加する。このた
め、カレントTFT223は、そのゲート電圧が降下し
て、ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減少する。
化により有機EL素子224の発光量が低下しても、第
1の補正用薄膜フォトダイオード241の抵抗増加によ
り、その有機EL素子224における発光量低下を補正
することが可能となる。また、このような補正は画素単
位で行われるので、経時劣化が複数の画素間でバラツキ
をもって発生したときに、あるいは初期状態において複
数の有機EL素子間で発光特性にバラツキが存在すると
きに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。な
お、第7実施例の一変形例として、第5の補正用TFT
(図示せず)を、そのソース電極およびドレイン電極を
保持容量222と第1給電線213間に接続するように
設けてもよい。また、第7実施例の他の変形例として、
第1給電線213の電位が第2給電線215よりも低電
位である場合には、カレントTFT223をnチャネル
型どし、第1の補正用薄膜フォトダイオード241を、
保持容量222と第1給電線213間に接続するように
構成すればよい。この場合さらに、第5の補正用TFT
(図示せず)を、そのソース電極およびドレイン電極を
保持容量と第1給電線間に接続するように設けてもよ
い。この構成によれば、有機EL素子224の発光量が
減少すると、第1の補正用薄膜フォトダイオード241
の抵抗が増加し、さらにカレントTFT223のゲート
電圧が上昇してそのソース電極とドレイン電極間の抵抗
が減少し、自動的に補正が行われる。本実施例では好ま
しくは、スイッチングTFT221、カレントTFT2
23及び第1の補正用薄膜フォトダイオード241は、
同一のTFTアレイ基板上に同一の製造工程により形成
されている。この構成によれば、製造工程を増加させる
ことなく、経時劣化による駆動電流Idの低下を画素毎
に補正することが可能となる。
施例に係るTFT−OLEDを含んで構成された画素回
路の等価回路図である。なお、図11において、図1及
び図6に示した構成要素と同様の構成要素には、同様の
参照符号を付し、その説明は省略する。図11におい
て、本実施例の画素回路に備えられた第2の補正用薄膜
フォトダイオード242には、光を照射すると、低抵抗
になる性質がある。本実施例では、有機EL素子224
の両端の電圧と発光量との関係に依存して、保持容量2
22と第2給電線215間の抵抗を変化させる。より具
体的には、第1給電線213の電位が第2給電線215
よりも高電位である場合には、図11に示した通りに、
nチャネル型のカレントTFT223に対し、第2の補
正用薄膜フォトダイオード242、が、保持容量222
と第2給電線215間に接続されている。この構成によ
れば、有機EL素子224の発光量が減少すると、第2
の補正用薄膜フォトダイオード242の抵抗が増加す
る。このため、カレントTFT223は、そのゲート電
圧が上昇され、ソース電極とドレイン電極間の抵抗が減
少する。
化により有機EL素子224の発光量が低下しても、第
2の補正用薄膜フォトダイオード242の抵抗増加によ
り、その有機EL素子224における発光量低下を補正
することが可能となる。また、このような補正は画素単
位で行われるので、経時劣化が複数の画素間でバラツキ
をもって発生したときに、あるいは初期状態において複
数の有機EL素子間で発光特性にバラツキが存在すると
きに、画面ムラを生じさせないことが可能となる。な
お、第8実施例の一変形例として、第6の補正用TFT
(図示せず)を、そのソース電極およびドレイン電極が
保持容量と第2給電線215間に接続されるように設け
てもよい。また、第8実施例の他の変形例として、第1
給電線213の電位が第2給電線215よりも低電位で
ある場合には、カレントTFT223をpチャネル型と
し、第2の補正用薄膜フォトダイオード242を、保持
容量222と第2給電線215間に接続するように構成
すればよい。この場合さらに、第6の補正用TFT(図
示せず)を、そのソース電極およびドレイン電極が保持
容量222と第2給電線215間に接続されように設け
てもよい。この構成によれば、有機EL素子224の発
光量が減少すると、第2の補正用薄膜フォトダイオード
242の抵抗が増加し、さらにカレントTFT223の
ゲート電圧が下降してそのソース電極とドレイン電極間
の抵抗が減少し、自動的に補正が行われる。本実施例で
は好ましくは、スイッチングTFT221、カレントT
FT223及び第2の補正用薄膜フォトダイオード24
2は、同一のTFTアレイ基板上に同一の製造工程によ
り形成されている。この構成によれば、製造工程を増加
させることなく、経時劣化による駆動電流Idの低下を
画素毎に補正することが可能となる。
を図12及び図13を参照して説明する。図12は、第
9実施例に係るTFT−OLEDを備える電気光学装置
のブロック図であり、図13は、この電気光学装置の各
画素に備えられる画素回路の断面図である。なお、図1
2において、表示領域115内には一画素のみについて
の回路を図記しているが、実際には各画素毎に同様の回
路が設けられている。
200bは、走査線駆動回路11、信号線駆動回路1
2、共通線133に一括して所定電位の電源信号を供給
する共通線電源205、電流測定回路16”、フレーム
メモリ207及び劣化補正回路209を備えて構成され
ている。電気光学装置200bは特に、共通線133に
一端が接続された発光量測定用の受光素子の一例として
のシリコンフォトダイオード110を各画素回路内に備
えており、各シリコンフォトダイオード110の他端に
は測定用電流をシリコンフォトダイオード110に流す
ための検光線104が信号線132及び共通線133と
平行に設けられている。そして、電気光学装置200b
はさらに、各検光線104を介して各画素におけるシリ
コンフォトダイオード110を駆動する検光線駆動回路
204を備えており、電流測定回路16”は、検光線駆
動回路204により駆動されるシリコンフォトダイオー
ド110に流れる測定用電流を各画素10毎に測定する
ように構成されている。
205、電流測定回路16”、フレームメモリ207及
び劣化補正回路209の少なくとも一つは、中央に表示
領域115が設けられたTFTアレイ基板上に形成され
てもよいし(図1参照)、あるいは、外部ICとして構
成され、TFTアレイ基板に対して外付けされてもよ
い。
バイアス状態下で使用し、光の励起によって発生する電
子−正孔対を電気信号として外部回路に取り出すことで
光信号を感知するものであり、逆バイアス電圧が検光線
104を介して検光線駆動回路204から供給されるよ
うに構成されている。この受光素子の一例であるシリコ
ンフォトダイオード110としては、特にn型シリコン
にアルミニウムを加えて合金化したものが好適に用いら
れる。このようにアルミニウムを加えて合金化したシリ
コンフォトダイオード110は、反射性に優れたものと
なることから、反射層として良好に機能するものとな
る。すなわち、シリコンフォトダイオード110は、図
13に示すように、各画素10において有機EL素子2
24に対し画素電極141側に配置されている。これに
よって有機EL素子224から発せられ、透明な画素電
極141を透過しさらに層間絶縁膜251〜253を透
過してきた光は、シリコンフォトダイオード110に受
光されると同時に反射され、再度層間絶縁膜251〜2
53及び画素電極141を透過し、有機EL素子22
4、対向電極105を介して出射するようになってい
る。
は、スイッチングTFT221及びカレントTFT22
3の形成に対し、例えばパターニングなどにおいて同一
の工程でTFTアレイ基板1上に形成されており、これ
によって製造工程の簡易化、効率化が図られている。ま
た、特にシリコンフォトダイオード110による反射性
を高めたい場合には、このシリコンフォトダイオード1
10を、画素電極141により近い位置、例えば層間絶
縁膜253の上に形成するようにしてもよい。その場
合、例えば層間絶縁膜253に予め検光線104等の配
線を形成しておき、これに導通するようにしてシリコン
フォトダイオード110を形成するのが好ましい。ま
た、各TFTのゲートや走査線131は、Ta等の金属
膜や低抵抗ポリシリコン膜から構成されており、信号線
132、共通線133及び検光線104は、A1等の低
抵抗金属膜から構成されている。そして、カレントTF
T223を介して駆動電流が、ITO等からなる画素電
極141からEL素子224を経て、対向電極105
(上電極)ヘと流れるように構成されている。
によって形成されており、透明材料として例えばCa
(カルシウム)とAl(アルミニウム)の積層薄膜が好
適に用いられるが、ITO等の透明材料も用いることが
できる。このように対向電極105を透明材料によって
形成することにより、電気光学装置200aの、図13
における上側の面を表示面とすることができる。なお、
対向電極105側に受光素子(シリコンフォトダイオー
ド110)を配置し、これを反射層としても機能させる
ことにより、電気光学装置200aの、図13における
下側の面を表示面とすることもできる。
動作について説明する。まず、経時劣化に対する補正処
理を行う際には、走査線駆動回路11及び信号線駆動回
路12から所定パターンを表示するための走査信号及び
データ信号を供給することにより、有機EL素子224
を発光させる。すると、有機EL素子224から発せら
れ光の一部は、透明な画素電極141を透過しさらに層
間絶縁膜251〜253を透過してシリコンフォトダイ
オード110に到達し、ここで受光されると同時に反射
され、再度層間絶縁膜251〜253及び画素電極14
1を透過し、有機EL素子224、対向電極105を介
して出射する。
0には検光線104によって逆バイアスがかけられてい
るため、このシリコンフォトダイオード110では光励
起電流が発生し、検光線104を通じて検光線駆動回路
204に達する。検光線駆動回路204は、複数の伝送
スイッチ(図示せず)を備えており、シリコンフォトダ
イオード110への逆バイアス電源を検光線104から
シリコンフォトダイオード110へ順次供給し、測定用
電流を電流測定回路16”に順次供給する。そして、電
流測定回路16”では、このような測定用電流を各画素
10について点順次で測定する。
化補正方法が行われる。すなわち、まず初期状態では、
図14(a)に示すように、劣化補正回路209が補正
を行わないので、画像信号208の階調レベルD1、D
2、…、D6から信号変換曲線404にしたがって、信
号線駆動回路12は、信号レベルV1、V2、…、V6
のデータ信号を出力する。このデータ信号が、信号線駆
動回路12から、信号線132、スイツチングTFT2
21及び保持容量222により、カレントTFT223
のゲート電極に印加される。この結果、カレントTFT
223のゲート電極に印加される電位と、有機EL素子
224の発光量との関係を示した発光特性曲線405に
対応して、有機EL素子224により発光レベルL1、
L2、…、V6の発光が得られる。なお、ここでは、信
号レベルVbがあるしきい値電圧を越えてから、有機E
L素子224が発光し始めることも考慮している。
T223が劣化し、発光量が変化した状態では、図14
(b)に示すように、発光特性曲線405は変化する。
前述した補正処理における検光線駆動回路204、電流
測定回路16”等を用いた発光量の測定により、この発
光特性曲線405が得られる。劣化補正回路209に
は、この発光特性曲線405に基づいて、適切な信号変
換曲線404が設定される。その後、通常の表示期間に
おいては、この信号変換曲線404を用いて、劣化補正
回路209により、階調レベルD1、D2、…、D6に
対して信号レベルV1、V2、…、V6の画像信号が信
号線駆動回路12から出力されるように各階調レベルに
対する調整が施される。このため、各画素10において
は、劣化後の発光特性曲線405にしたがって、劣化前
と同じ発光量が劣化後も得られることになる。なお、本
実施例では、有機EL素子224の発光に対するしきい
値電圧の劣化も考慮されている。
10における有機EL素子224の発光量をシリコンフ
ォトダイオード110を用いて測定するので、劣化によ
る発光量低下を正確に補正することが可能となる。な
お、本実施例では、全ての画素10に対して発光量の測
定を行い、その測定値をフレームメモリ207に記憶し
たが、いくつかの抜き取った画素10に対して、あるい
は、まとまった画素ブロックに対して発光量の測定を行
い、その測定値を記憶してもよい。また、ここでは、全
ての画素10に対して各々異なる補正量を施したが、適
当な処理の後に、まとまった画素ブロックやパネル全体
に対して補正してもよい。また、本実施例では、各駆動
回路内の各TFT及び画素回路内の各TFTについて
は、例えば、600℃以下の低温プロセスで形成された
多結晶シリコンTFTとするのが好ましい。また、各有
機EL素子224については、例えばその発光層や正孔
注入層の形成を、液滴吐出プロセス(インクジェットプ
ロセス)によって行うのが好ましい。
0実施例のTFT−OLEDを備えた電気光学装置にお
ける劣化補正方法を示す。第10実施例の電気光学装置
のハードウエア構成は、第9実施例の場合と同様である
のでその説明は省略する。第10実施例では、図14を
用いて説明された、劣化補正回路209における発光量
測定により得られた発光特性曲線405に基づく信号変
換曲線404の設定方法が第9実施例の場合と異なる。
調整が、ある既定の信号レベルから他の既定の信号レベ
ルヘと変換することにより行われる。すなわち、有機E
L素子224が劣化し発光量が低下した場合に対応する
図15(b)において、補正された後のデータ信号の信
号レベルV1、V2、…、V6を、信号線駆動回路12
の電源等の制約により予め定められている離散化された
電位の中から選ぶことにより、発光特性曲線405に対
する信号変換曲線404を設定する。これにより、発光
量の線形性は損なわれるが、階調反転は起こっていない
ので、肉眼では良好な階調性が得られる。以上のように
第10実施例によれば、信号線駆動回路12において、
限られた種類の電位の電源を用いて、経時劣化による発
光量低下に対する補正を行うことが可能となる。
では、スイッチングTFTを備えて画素回路を構成した
が、例えば、駆動用TFTのゲートに走査信号を走査線
から直接供給すると共にデータ信号を駆動用TFTのソ
ースに信号線から直接供給することにより、データ信号
を駆動用TFTのソース及びドレインを介して有機EL
素子に供給して、有機EL素子を駆動するように構成し
てもよい。すなわち、この場合にも、各画素に設けられ
た有機EL素子や駆動用TFTにおける経時劣化による
駆動電流や発光量の低下を本発明により補正することが
可能となる。また、各画素回路に設けられたスイッチン
グTFTは、そのゲートに印加する走査信号の電圧極性
を合わせさえすれば、nチャネル型TFTから構成して
もよいし、pチャネル型TFTから構成してもよい。
詳細に説明した電気光学装置を備えた電子機器の実施例
について16及び図17を参照して説明する。まず、図
16に、前記の電気光学装置を備えた電子機器の概略構
成を示す。図16において、電子機器は、表示情報出力
源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路10
04、表示パネル1006、クロック発生回路1008
並びに電源回路1010を備えて構成されている。前述
した各実施例における電気光学装置は、本実施例におけ
る表示パネル1006及び駆動回路1004に相当す
る。したがって、表示パネル1006を構成するTFT
アレイ基板の上に、駆動回路1004を搭載してもよ
く、さらに表示情報処理回路1002等を搭載してもよ
い。あるいは、表示パネル1006を搭載するTFTア
レイ基板に対し駆動回路1004を外付けして構成して
もよい。
0nly Memory)、RAM(RandomAccess Memory )、
光ディスク装置などのメモリ、テレビ信号を同調して出
力する同調回路等を含み、クロック発生回路1008か
らのクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像
信号などの表示情報を表示情報処理回路1002に出力
する。表示情報処理回路1002は、増幅・極性反転回
路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回
路、クランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成
されており、クロック信号に基づいて入力された表示情
報からデジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKと
共に駆動回路1 0 0 4に出力する。駆動回路100
4は、表示パネル200を駆動する。電源回路1010
は、上述の各回路に所定電源を供給する。
に構成された本発明の電子機器の具体例をそれぞれ示
す。図17(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図で
ある。図17(a)において、500は携帯電話本体を
示し、501は前記の電気光学装置からなる表示装置
(表示パネル1006)を示している。図17(b)
は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一
例を示した斜視図である。図17(b)において、60
0は情報処理装置、601はキーボードなどの入力部、
603は情報処理本体、602は前記の電気光学装置か
らなる表示装置(表示パネル1006)を示している。
図17(c)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視
図である。図17(c)において、700は時計本体を
示し、701は前記の電気光学装置からなる表示装置
(表示パネル1006)を示している。図17(a)〜
(c)に示す電子機器は、前記の電気光学装置を表示装
置(表示パネル1006)として用いたものであるの
で、発光素子における経時劣化や特性バラツキによる画
面輝度の低下や画面ムラが低減された、高品位の画像表
示が可能なものとなる。なお、このように前記の電気光
学装置を、表示装置として電子機器に搭載させた場合、
電源投入時に既成の駆動回路にて任意輝度の全白表示を
し、そのときに測定した輝度変化情報を駆動回路側にフ
ィードバックし、新たな駆動基準となるように構成して
もよい。すなわち、電源投入時ごとに表示品質をリフレ
ッシュさせるようにしてもよい。また、オンデマンド的
に使用者のニーズに合わせ、適宜リフレッシュさせるよ
うにしてもよい。
置によれば、有機EL素子等の電流駆動型の発光素子を
薄膜トランジスタ等の駆動素子により駆動する電気光学
装置において、発光素子の経時劣化や特性バラツキによ
る画面輝度の低下や画面ムラを低減できる。また、受光
素子が反射層としても機能するので、別に反射層を設け
る必要がなく、したがって工程の簡略化やコストの低減
化を図ることができる。
うな電気光学装置を用いて構成されているので、発光素
子における経時劣化や特性バラツキによる画面輝度の低
下や画面ムラが低減された、高品位の画像表示が可能な
各種の電子機器を実現することができる。
基本的な全体構成を示すブロック
である。
ク図である。
(D)、データ信号電圧(Vsig )及び発光量(Ld)
の関係並びに経時劣化の補正方法を示す特性図である。
ク図である。
における等価回路図である。
における等価回路図である。
における等価回路図である。
における等価回路図である。
素における等価回路図である。
素における等価回路図である。
構成を一画素の回路図を含めて示すブロック図である。
−OLED部分の断面図である。
化の補正方法を示す特性図である。
ける経時劣化の補正方法を示す特性図である。
構成を示すブロック図である。
は携帯電話に適用した場合の一例を示す斜視図、(b)
は情報処理装置に適用した場合の一例を示す斜視図、
(c)は腕時計型電子機器に適用した場合の一例を示す
斜視図である。
器、110…シリコンフォトダイオード(受光素子)、
221…スイッチングTFT(駆動素子)、223…カ
レントTFT(駆動素子)、224…有機EL素子(発
光素子)
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の発光素子と、 前記発光素子に流れる駆動電流をデータ信号の電圧に応
じて制御する駆動素子と、 前記発光素子に前記駆動電流を前記駆動素子を介して流
すための電源を電源配線を介して供給する電源部と、 画像信号源から入力される画像信号に対応する電圧を持
つデータ信号を信号線を介して前記駆動素子に供給する
信号線駆動回路と、 前記発光素子から発せられる光を受光し、その発光量を
測定する受光素子と、 前記画像信号源と前記信号線駆動回路との間に介在し、
前記測定された発光量が所定基準値に近付くように前記
画像信号を補正する補正回路と、を備え、 前記受光素子が発光素子から発せられる光を反射する反
射機能を有することを特徴とする電気光学装置。 - 【請求項2】 前記受光素子がシリコンフォトダイオー
ドであることを特徴とする請求項1記載の電気光学装
置。 - 【請求項3】 前記受光素子は画素電極側に配置され、
発光素子からの光を反射して対向電極側から光を出射さ
せることを特徴とする請求項1又は2記載の電気光学装
置。 - 【請求項4】 前記補正回路は、受光素子がモニタ用発
光素子の発光を測定したとき、経時劣化に対する補正を
行うよう構成されてなることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の電気光学装置。 - 【請求項5】 前記測定された発光量を記憶するメモリ
装置を備えており、 前記補正回路は、該記憶された発光量に基づいて前記画
像信号を補正することを特徴とする請求項1〜3のいず
れかにに記載の電気光学装置。 - 【請求項6】 前記駆動素子は薄膜トランジスタからな
り、該薄膜トランジスタと前記受光素子とが、同一の工
程で形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載の電気光学装置。 - 【請求項7】 前記駆動素子は、600℃以下の低温プ
ロセスで形成された、多結晶シリコン薄膜トランジスタ
からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
載の電気光学装置。 - 【請求項8】 前記発光素子は、液滴吐出プロセスで形
成された、有機エレクトロルミネッセンス素子からなる
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電気
光学装置。 - 【請求項9】 前記受光素子は、発光量の測定を画素毎
に行い、 前記補正回路は、該画素毎に前記画像信号を補正するこ
とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電気光
学装置。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の電気
光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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