JP2003221319A - 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物 - Google Patents
毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物Info
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Abstract
いて、アルカリ剤刺激臭の低減、毛髪に対する明度の付
与、仕上がり後の毛髪の感触向上をバランス良く実現
し、かつ組成物使用時の適正な粘性を安定的に確保す
る。 【解決手段】 アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を
含有する第2剤とからなる毛髪脱色剤組成物、あるい
は、染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含
有する第2剤とからなる染毛剤組成物において、その第
1剤及び/又は第2剤に(A)非イオン性界面活性剤、
(B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物、(C)イソパラフィンを含有させる。
Description
毛剤組成物に関し、更に詳しくは、アルカリ剤を含有す
る第1剤と酸化剤を含有する第2剤とからなり又はこれ
らを用時等において混合した毛髪脱色剤組成物と、染料
及びアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第
2剤とからなり又はこれらを用時等において混合した染
毛剤組成物とに関する。
酸化剤の作用を促進するためにアルカリ剤が含有されて
いる。アルカリ剤としては、アルカノールアミン、有機
アミン等も使用されるが、一般的にはアンモニアを用い
ることが多い。アルカリ剤としてアンモニアを用いる
と、毛髪脱色剤組成物の使用時に刺激臭であるアンモニ
ア臭が発生する。この刺激臭を低減するために、アンモ
ニアの代替にモノエタノールアミン等の前記アルカノー
ルアミンを用い、その分のアンモニア含有量を低減する
ことにより、毛髪脱色剤組成物の刺激臭を抑えようとす
る場合もあった。
の染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含
有する第2剤とからなる二剤型の酸化染毛剤として知ら
れている。アルカリ剤は毛髪を膨潤させて染料及び酸化
剤の浸透を容易にすると共に、酸化剤の作用を促進する
ために配合されている。染毛剤組成物に用いるアルカリ
剤の種類は、前記毛髪脱色剤組成物の場合と同様であ
る。従って、毛髪脱色剤組成物の場合と同様に、アンモ
ニア臭の発生と言う問題があり、その刺激臭の低減と毛
髪に対する明度の付与のために、アンモニアの代替とし
てモノエタノールアミン等のアルカノールアミンを用い
ることがある。
た染毛剤組成物は、アンモニアの代替としてモノイソプ
ロパノールアミンを用いることにより、染毛剤組成物の
刺激臭の低減を図り、更に軽質イソパラフィンを含有さ
せることにより毛髪に対する明度の付与を図っている。
来の毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物において、単に
アルカノールアミン等を用いてアンモニア含有量を相対
的に低減すると言う方法では、アルカリ剤としての十分
な機能の確保と、アンモニア刺激臭の十分な低減とを両
立させることが難しかった。
た染毛剤組成物では、有効なアンモニア含有量を確保し
つつ、軽質イソパラフィンを用いることによりアンモニ
ア刺激臭の低減を期している。又、脱色染毛効果等も改
良される、としている。しかし、染毛剤組成物に軽質イ
ソパラフィンを含有させると、特にその含有量が多い場
合、仕上がり後の毛髪の感触が悪くなる面もあることが
分かった。このような不具合は毛髪脱色剤組成物におい
ても同様であると考えられる。
人の出願に係る特願2001−297651号(未公
開)の願書に添付した明細書では、「アルカリ剤を含有
する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を用時に混合して
調製され、イソパラフィン及び高分子化合物を含有する
毛髪脱色剤組成物」の発明、及び、「染料及びアルカリ
剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を用時に
混合して調製され、イソパラフィン及び高分子化合物を
含有する染毛剤組成物」の発明を開示している。これら
の発明では、毛髪脱色剤組成物あるいは染毛剤組成物に
対して、イソパラフィンと、両性高分子化合物及び/又
はカチオン性高分子化合物とを配合することにより、
揮発性アルカリ剤の刺激臭の低減と、毛髪に対する明
度の付与と、仕上がり後の毛髪の感触向上とをバラン
ス良く実現している。
ねた結果、毛髪脱色剤組成物あるいは染毛剤組成物に対
してイソパラフィンを配合すると、上記の好ましい作用
・効果の一方で、組成物使用時(第1剤と第2剤の混合
時)の適正な粘性を確保することが難しいことが分かっ
た。毛髪脱色剤組成物あるいは染毛剤組成物において、
使用時の適正な粘性を安定的に確保することは、無視で
きない要求である。
は染毛剤組成物において、前記〜の作用・効果を確
保したもとで、これらの組成物が使用時に適正な粘性を
安定的に確保されるようにすることを、解決すべき課題
とする。
1発明の構成)上記課題を解決するための本願第1発明
(請求項1に記載の発明)の構成は、少なくともアルカ
リ剤を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する
第2剤とからなる毛髪脱色剤組成物であって、前記第1
剤及び/又は第2剤が下記(A)〜(C)の成分を含有
する、毛髪脱色剤組成物である。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン ここにおいて、第1剤,第2剤における(A)〜(C)
成分の含有の態様については、要するに(A)〜(C)
成分の各々が第1剤と第2剤の少なくとも一方に含有さ
れていれば良い。例えば、(A)〜(C)成分のいずれ
もが第1剤又は第2剤の一方のみに含有されている場
合、(A)〜(C)成分のいずれもが第1剤及び第2剤
の両方に含有されている場合、(A)〜(C)成分の内
の特定の成分が第1剤又は第2剤の一方のみに含有され
ると共に他の特定の成分が第1剤及び第2剤の両方に含
有されている場合、等の態様が例示される。
ては、第1剤及び/又は第2剤が(C)イソパラフィン
を含有するため、毛髪脱色剤組成物の脱色染毛効果が改
良され、毛髪に対して優れた明度を付与することがで
き、かつ、有効なアルカリ剤含有量を確保しつつその刺
激臭を低減することができる。又、第1発明において
は、第1剤及び/又は第2剤が(B)カチオン性高分子
化合物及び/又は両性高分子化合物を含有するため、仕
上がり後の毛髪の感触が向上する。更に第1発明におい
ては、第1剤及び/又は第2剤が(A)非イオン性界面
活性剤を含有するため、毛髪脱色剤組成物の使用時の適
正な粘性を確保することができる。
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
少なくともアルカリ剤を含有する第1剤と、少なくとも
酸化剤を含有する第2剤とを混合して調製される毛髪脱
色剤組成物であって、下記の(A)〜(C)成分を含有
する、毛髪脱色剤組成物である。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン (第2発明の作用・効果)第2発明は、第1発明に係る
第1剤と第2剤とを、その使用時等において混合して調
製された毛髪脱色剤組成物であるが、上記第1発明と同
様の作用・効果を奏することができる。
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係る(A)成分と(C)成
分との重量ベースの含有量比C/Aが0.4〜1.6の
範囲内である、毛髪脱色剤組成物である。
物に(A)非イオン性界面活性剤と(C)イソパラフィ
ンとを配合する場合において、両者の重量ベースの含有
量比C/Aが0.4〜1.6の範囲内であることが、使
用時(第1剤/第2剤の混合時)の適正な粘性のために
好ましい。C/Aが0.4未満であると、使用時に混合
物が過度に高粘度になり易い。C/Aが1.6を超える
と、使用時に混合物が過度に低粘度になり易い。
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係る(A)成分としてHLB
(親水−親油バランス)値が15以上のものとHLB値
が10以下のものとを併用する、毛髪脱色剤組成物であ
る。
発明に係る毛髪脱色剤組成物は、油性分子を含む乳化系
であるため、前記(A)非イオン性界面活性剤としてH
LB値が15以上のものと10以下のものとを併用する
ことが、系の安定性及び粘度の確保のために好ましい。
即ち、HLB値が低い(例えばHLB値が10以下の)
非イオン性界面活性剤は、毛髪脱色剤組成物の粘度を保
持するために有効である一方で、それのみでは毛髪脱色
剤組成物の安定性を確保するのが難しい。これに対して
HLB値が高い(例えばHLB値が15以上の)非イオ
ン性界面活性剤を併用すると、毛髪脱色剤組成物の安定
性を確保し易い。
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明,第3発明又は第4発明に係る第1剤及び
/又は第2剤が、あるいは前記第2発明〜第4発明に係
る毛髪脱色剤組成物が、更に(D)アニオン性界面活性
剤を含有する、毛髪脱色剤組成物である。
ては、(D)アニオン性界面活性剤が(A)非イオン性
界面活性剤と相乗的に作用するため、毛髪脱色剤組成物
の使用時の適正な粘性を一層安定的に確保することがで
きる。
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
少なくとも染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、少
なくとも酸化剤を含有する第2剤とからなる染毛剤組成
物であって、前記第1剤及び/又は第2剤が下記の
(A)〜(C)成分を含有する、染毛剤組成物である。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン ここにおいて、第1剤,第2剤における(A)〜(C)
成分の含有の態様については、要するに(A)〜(C)
成分の各々が第1剤と第2剤の少なくとも一方に含有さ
れていれば良い。例えば、(A)〜(C)成分のいずれ
もが第1剤又は第2剤の一方のみに含有されている場
合、(A)〜(C)成分のいずれもが第1剤及び第2剤
の両方に含有されている場合、(A)〜(C)成分の内
の特定の成分が第1剤又は第2剤の一方のみに含有され
ると共に他の特定の成分が第1剤及び第2剤の両方に含
有されている場合、等の態様が例示される。
ては、染毛剤組成物に関して、第1発明に係る毛髪脱色
剤組成物の場合と同様の理由から同様の作用・効果を奏
することができる。
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
少なくとも染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、少
なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して調製され
る染毛剤組成物であって、下記の(A)〜(C)成分を
含有する、染毛剤組成物である。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン (第7発明の作用・効果)第7発明においては、染毛剤
組成物に関して、第2発明に係る毛髪脱色剤組成物の場
合と同様の理由から同様の作用・効果を奏することがで
きる。
めの本願第8発明(請求項8に記載の発明)の構成は、
前記第6発明又は第7発明に係る(A)成分と(C)成
分との重量ベースの含有量比C/Aが0.4〜1.6の
範囲内である、染毛剤組成物である。
ては、染毛剤組成物に関して、第3発明に係る毛髪脱色
剤組成物の場合と同様の理由から同様の作用・効果を奏
することができる。
めの本願第9発明(請求項9に記載の発明)の構成は、
前記第6発明〜第8発明に係る(A)成分としてHLB
(親水−親油バランス)値が15以上のものとHLB値
が10以下のものとを併用する、染毛剤組成物である。
ては、染毛剤組成物に関して、第4発明に係る毛髪脱色
剤組成物の場合と同様の理由から同様の作用・効果を奏
することができる。
ための本願第10発明(請求項10に記載の発明)の構
成は、前記第6発明,第8発明又は第9発明に係る第1
剤及び/又は第2剤が、あるいは前記第7発明〜第9発
明に係る染毛剤組成物が、更に(D)アニオン性界面活
性剤を含有する、染毛剤組成物である。
おいては、染毛剤組成物に関して、第5発明に係る毛髪
脱色剤組成物の場合と同様の理由から同様の作用・効果
を奏することができる。
毛髪脱色剤組成物と、第6発明〜第10発明に係る染毛
剤組成物との実施の形態を詳細に説明する。
色剤組成物の第1の実施形態は、少なくともアルカリ剤
を含有する第1剤と少なくとも酸化剤を含有する第2剤
とからなる。そしてこれらの第1剤及び/又は第2剤
は、前記「第1発明の構成」欄に記載した種々の含有態
様において、(A)非イオン性界面活性剤と、(B)カ
チオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化合物と、
(C)イソパラフィンとを含有する。更に第1剤及び/
又は第2剤は(D)アニオン性界面活性剤を含有するこ
とができる。
この種の組成物に配合されることがある任意の成分、例
えば上記以外の種類の界面活性剤、上記以外の種類の高
分子化合物、油性成分、溶剤等を必要に応じて含有する
ことができる。
施形態は、上記第1の実施形態に係る第1剤及び第2剤
が、その使用時等において混合されたものである。第1
剤と第2剤との混合割合は限定されないが、例えば、好
ましくは、第1剤:第2剤を1:3〜2:1の範囲内の
重量比で、より好ましくは1:2〜1:1の範囲内の重
量比で混合することができる。
色するために配合されている。酸化剤の具体例として
は、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸
ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過
ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウ
ム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリ
ウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、過硫
酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加
物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、臭素酸ナトリウ
ム等が挙げられ、その中でも過酸化水素が好ましい。こ
れらの酸化剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組
み合わせて配合してもよい。
2剤混合時)の濃度で、好ましくは0.1〜5重量%、
さらに好ましくは1〜3重量%である。0.1重量%未
満ではメラニンを十分に脱色することができない。一
方、5重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具
合が発生しやすい。
ために配合される。アルカリ剤としては、例えば、アン
モニア、アルカノールアミン類(トリエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等)、有機
アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等)、
塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの
塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は単独で配合し
てもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
また、二種以上のアルカリ剤を適当に組み合わせて配合
することによって第1剤に緩衝作用をもたせてもよい。
このアルカリ剤の配合量は、第1剤のpHが8〜12の
範囲となる量に設定することが好ましい。
な明度を付与するために、アンモニア等の揮発性アルカ
リ剤を少なくとも1種含有することが好ましく、その配
合量は使用時の濃度で1.2重量%以下であることが好
ましい。1.2重量%を超えると刺激臭を低減すること
が困難になる。
時の濃度で、好ましくは0.5〜15重量%、更に好ま
しくは2〜10重量%、特に好ましくは3〜7重量%で
ある。又、非イオン性界面活性剤(A)の配合量は、後
述するイソパラフィン(C)の配合量との関係におい
て、重量ベースの含有量比C/Aが0.4〜1.6の範
囲内であることが好ましく、0.5〜1.4の範囲内で
あることが更に好ましい。
い。その具体例としては、POEアルキルエーテル類、
POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPア
ルキルエーテル類、POE脂肪酸類、POEソルビタン
脂肪酸エステル類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ
油、POEソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ア
ルキルポリグリコシド、N−アルキルジメチルアミンオ
キシド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル等
を挙げることができる。
とから、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフ
ェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル
類、POEソルビタン脂肪酸エステル類等が好ましく、
POEアルキルエーテル類がより好ましい。POEアル
キルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエー
テル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテ
ル、POEベヘニルエーテル等が挙げられる。
が15以上のものと10以下のものとを併用すること
が、より好ましい。HLB値が15.5以上のものと
9.5以下のものとを併用することが、更に好ましい。
HLB値が16以上のものと9以下のものとを併用する
ことが、特に好ましい。以下の表1及び表2に、HLB
値が10以下の非イオン性界面活性剤と、HLB値が1
5以上の非イオン性界面活性剤とを例示する。
時の濃度で、好ましくは0.1〜1.5重量%、特に好
ましくは1.0〜1.5重量%である。
ラウリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸
ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テ
トラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエー
テルリン酸及びその塩等が挙げられる。
できる。カチオン性界面活性剤の具体例としては、塩化
ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化セ
チルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロ
ピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニ
ウムサッカリン等が挙げられる。
ことができる。両性界面活性剤の具体例としては、2−
ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキ
シメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイ
ル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボ
キシエチロキシ二ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N
−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ラウリ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウラミドプロピルベ
タイン等が挙げられる。
子化合物 高分子化合物としては、カチオン性高分子化合物及び両
性高分子化合物から選ばれる1種又は2種以上を配合す
ることが好ましい。更には、両性高分子化合物から選ば
れる1種又は2種以上を配合することが、より好まし
い。その他の種類の高分子化合物を併せ配合することも
できる。
分子化合物の合計配合量は、使用時の濃度で、0.05
〜5重量%が好ましく、0.2〜2重量%が特に好まし
い。0.05重量%未満であると毛髪に良好な感触を付
与することができず、5重量%を超えてもその効果は変
わらず経済的ではない。
ー鎖に結合したアミノ基又はアンモニウム基を含むか、
又は少なくともジメチルジアリルアンモニウムハライド
を構成単位として含む水溶性のものであり、例えばカチ
オン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化
グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩重合
物、ジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重
合物及び4級化ポリビニルピロリドン誘導体などが挙げ
られる。カチオン化セルロース誘導体の市販品として
は、ライオン(株)のレオガードG,GP、ユニオンカ
ーバイド社のポリマーJR−125,JR−400,J
R−30M,LR−400,LR−30M等が挙げられ
る。その他のカチオン化セルロース誘導体としてはヒド
ロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウム
クロリドが挙げられ、市販品としてはナショナルスター
チアンドケミカル社のセルコートH−100,L−20
0等が挙げられる。カチオン化グアーガム誘導体として
は、例えば、特公昭58−35640号、特公昭60−
46158号及び、特開昭58−53996号公報に記
載され、RHONE-POULENC 社のジャガーC−13S,同−
14S,同−17,同−210,同−162,HI−C
ARE1000として市販されている。ジアリル4級ア
ンモニウム塩重合物としては、市販品としてカルゴン社
のマーコート100等が挙げられる。カチオン性のジア
リル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合物とし
ては、市販品としてカルゴン社のマーコート550等が
挙げられる。4級化ポリビニルピロリドン誘導体として
は、分子量1万〜200万のものが好ましく、市販品と
しては、アイエスピー・ジャパン(株)のガフコート7
34,755,755N等が挙げられる。
メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウムα
−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチル
共重合体(市販名;ユカフォーマーAM−75;三菱化
学社製)、アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル
酸ブチルアミノエチル・アクリル酸オクチルアミド共重
合体(市販名;アンフォマー28−4910;ナショナ
ルスターチ社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム
・アクリル酸共重合体(市販名;マーコート280,2
95;カルゴン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム・アクリルアミド・アクリル酸のターポリマー(市
販名;マーコートプラス3330,3331;カルゴン
社製)、アクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリ
ルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体(市
販名;マーコート2001;カルゴン社製)等が挙げら
れる。
できる。アニオン性高分子化合物としては、アクリル酸
・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アク
リル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体
カリウム塩液、アクリル酸アルキルエステル・メタクリ
ル酸アルキルエステル・ジアセトンアクリルアミド・メ
タクリル酸共重合体液、アクリル酸・メタクリル酸アル
キル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、カ
ルボキシビニルポリマー、アクリル酸ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オク
チルアミドの共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合
体、酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル共重
合体、酢酸ビニル・クロトン酸・プロピオン酸ビニル共
重合体、メチルビニルエーテル・マレイン酸モノブチル
エステル共重合体等が挙げられる。
用することができる。非イオン性高分子化合物として
は、天然系、半合成系および合成系のものが挙げられ
る。天然系非イオン性高分子化合物としては、セルロー
ス、グアーガム、寒天、デンプン、加水分解デンプン及
びデキストリン等が挙げられる。また、半合成系非イオ
ン性高分子化合物としては、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、カルボキシメチルデキストランおよびカルボキシ
メチルキチン等が挙げられる。さらに、合成系非イオン
性高分子化合物としては、ポリアクリル酸エチル、ポリ
アクリル酸アミド、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリオキシエチレン(以下、POE
という)ポリオキシプロピレン(以下、POPという)
共重合体、POE・POPブチルエーテル、POE・P
OPヘキシレングリコールエーテル、POPブチルエー
テル、ポリビニルピロリドン、POEモノステアレート
及びPOEジステアレート等が挙げられる。
の分岐構造を有する炭化水素が挙げられ、例えば、軽質
イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパ
ラフィン、スクワラン、スクワレン、ポリブテン、マイ
クロクリスタリンワックス等が挙げられる。これらのイ
ソパラフィンは単独で配合してもよいし、二種以上を組
み合わせて配合してもよい。これらの中でも、軽質流動
イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックスが好ま
しい。
で0.05〜8重量%が好ましく、0.2〜5重量%が
特に好ましい。0.05重量%未満であると揮発性アル
カリ剤の刺激臭を十分に低減させることができず、毛髪
に十分な明度を付与することもできない。8重量%を超
えると、仕上がり後の毛髪の感触が悪化し易い。前記し
たように、イソパラフィン(C)の配合量は非イオン性
界面活性剤(A)の配合量との関係において、重量ベー
スの含有量比C/Aが0.4〜1.6の範囲内であるこ
とが好ましく、0.5〜1.4の範囲内であることが更
に好ましい。
ウ類、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルグリセリ
ルエーテル、エステル類、シリコーン類等が挙げられ
る。
フィンオリゴマー、流動パラフィン、オゾケライト、セ
レシン、パラフィン、ポリエチレン末、ワセリン等が挙
げられる。
実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆
油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ
油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小
麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、
アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ
油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられ
る。
ロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げら
れる。
ール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリル
アルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコー
ル、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノー
ル、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノ
レニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられ
る。
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イ
ソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン
酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノ
リン脂肪酸等が挙げられる。
チルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテ
ル)、キミルアルコール(モノセチルグリセリルエーテ
ル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエ
ーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げ
られる。
ロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチ
ル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイ
ソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸
セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニ
ル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデ
シル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシ
ル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメ
チルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソ
デシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2
−エチルへキシル、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミ
リスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、1
2−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エ
チルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリ
トール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アル
キルグリコール、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グ
リセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられ
る。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロ
キサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリ
コーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコ
ーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。
し、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
レングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、イソプレングリコール、へキシレン
グリコール、エチルカルビトール、グリセリン、ジグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等が挙げられる。これらの溶剤は単独で配合して
もよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
記以外の添加成分として、コラーゲン、ケラチン、エラ
スチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼ
イン、ゼラチン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等によ
り加水分解した加水分解物、及びこれらを4級化したカ
チオン変性蛋白質等のポリペプタイド;ピロリドンカル
ボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビトール、ヒ
アルロン酸等の保湿剤;ベンジルアルコール、フェネチ
ルアルコール、ベンジルオキシエタノール、N−メチル
ピロリドン、N−エチルピロリドン、エチレンカーボネ
ート、プロピレンカーボネート等の染色助剤;パラベン
等の防腐剤;EDTA−Na等のキレート剤;フェナセ
チン、EDTA、8−オキシキノリン、アセトアニリ
ド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸尿酸、タン
ニン酸、フェノキシエタノール等の安定化剤;リン酸、
クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸等のpH調整剤;
チオグリコール酸、亜硫酸塩等の酸化防止剤;液化石油
ガス、ジメチルエーテル、窒素、炭酸ガス等の噴射剤;
その他、アミノ酸、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン
類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤等、また「医薬部
外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に
収載されているものから選ばれる少なくとも一種を配合
しても良い。
状、乳液状、クリーム状ゲル状あるいは泡沫状等、通常
知られている形態とすることができる。
物の第1の実施形態は、少なくとも染料及びアルカリ剤
を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2
剤とからなる。そしてこれらの第1剤及び/又は第2剤
は、前記「第6発明の構成」欄に記載した種々の含有態
様において、(A)非イオン性界面活性剤と、(B)カ
チオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化合物と、
(C)イソパラフィンとを含有する。更に、第1剤及び
/又は第2剤は、(D)アニオン性界面活性剤を含有す
ることができる。
この種の組成物に配合されることがある任意の成分、例
えば上記以外の種類の界面活性剤、上記以外の種類の高
分子化合物、油性成分、溶剤等を必要に応じて含有する
ことができる。
態は、上記第1の実施形態に係る第1剤及び第2剤が、
その使用時等において混合されたものである。第1剤と
第2剤との混合割合は限定されないが、例えば、好まし
くは、第1剤:第2剤を1:3〜2:1の範囲内の重量
比で、より好ましくは1:2〜1:1の範囲内の重量比
で混合することができる。
できる。酸化染料中間体としては、例えば、フェニレン
ジアミン類、アミノフェノール類、トルエンジアミン
類、アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン類、
ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジ
アミン類、ジアミノピリジン類及びそれらの塩類(塩酸
塩、硫酸塩、酢酸塩等)等が挙げられる。その中でもp
−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレ
ンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、
4,4' −ジアミノジフェニルアミン、2−クロロ−p
−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−p−フェニ
レンジアミン、p−アミノフェノール、2,6−ジクロ
ロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェニルスル
ファミン酸及びそれらの塩類が染毛力の点から好まし
い。これらの酸化染料中間体は単独で配合してもよい
し、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
01〜15重量%が好ましく、0.1〜10重量%がよ
り好ましい。この配合量が0.01重量%よりも少ない
と十分な染毛効果が得られない。また15重量%を超え
ても染毛効果が特に大きくは向上しないので、15重量
%を超えて配合することは不経済である。0.1〜10
重量%の範囲に設定した場合には、染毛効果と経済的な
効果の両方をバランスよく発揮することができる。
して、カプラーを配合してもよい。カプラーを配合した
場合には、染毛効果をさらに高めることができる。この
カプラーとしては、例えば、レゾルシン、ピロガロー
ル、カテコール、m−アミノフェノール、m−フェニレ
ンジアミン、o−アミノフェノール、2,4−ジアミノ
フェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエ
ン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、
ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピ
リジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ
−o−クレゾール、ジフェニルアミン、p−メチルアミ
ノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノー
ル、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸
メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロ
キシエチルアミノ)−2−メチルフェノール及びそれら
の塩等が挙げられる。その他にも、「医薬部外品原料規
格」(1991年6月発行,薬事日報社)に収載された
ものも、適宜用いることができる。これらの染料は単独
で配合しても良いし、二種以上を組み合わせて配合して
も良い。
配合量は第1剤の0.01〜10重量%が好ましく、
0.1〜5重量%がより好ましい。この配合量が0.0
1重量%よりも少ないと十分な染毛効果が得られない。
また10重量%を超えても染毛効果が特に大きくは向上
しないので、10重量%を超えて配合することは不経済
である。染料の配合量を0.1〜5重量%の範囲に設定
した場合には、染毛効果と経済的な効果の両方をバラン
スよく発揮することができる。
カプラー以外の染料として直接染料を配合してもよい。
直接染料を配合した場合には、染毛効果をさらに高める
ことができる。この直接染料としては、例えば、4−ニ
トロ−m−フェニレンジアミン、4−ニトロ−o−フェ
ニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミ
ン、ピクラミン酸、1−アミノ−4−メチルアントラキ
ノン、1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノ−
4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノ
ール及びそれらの塩、並びに、「医薬品等に使用するこ
とができるタール色素を定める省令」(昭和41年告
示、厚生省)により定められた酸性染料や油溶性染料等
が挙げられる。
号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105
号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227
号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤
色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502
号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号
の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号
の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色2
05号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑
色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、
緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青
色202号、青色203号、青色205号、かっ色20
1号、黒色401号等があり、前記油溶性染料には、赤
色215号、赤色218号、赤色225号、だいだい色
201号、だいだい色206号、黄色201号、黄色2
04号、緑色202号、紫色201号、赤色501号、
赤色505号、だいだい色403号、黄色404号、黄
色405号、青色403号等がある。これらの直接染料
は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配
合してもよい。
合量は第1剤の0.001〜10重量%が好ましく、
0.01〜5重量%がより好ましい。この配合量が0.
001重量%よりも少ないと十分な染毛効果が得られな
い。また10重量%を超えても染毛効果が特に大きくは
向上しないので、10重量%を超えて配合することは不
経済である。0.01〜5重量%の範囲に設定した場合
には、染毛効果と経済的な効果の両方をバランスよく発
揮することができる。
るアルカリ剤や第2剤に含有される酸化剤の使用目的、
種類、配合量等については、下記の点を除き、いずれも
前記毛髪脱色剤組成物の場合と同様である。
物に関して前述した機能に加えて、酸化染料中間体等の
染料を酸化するために配合される。酸化剤の具体例及び
配合量は第1の実施形態の毛髪脱色剤と同じである。こ
の配合量が使用時の濃度で0.1重量%未満ではメラニ
ンを十分に脱色することができないとともに、染料を十
分に酸化することができない。一方、5.0重量%を超
えると、毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
剤及び/又は第2剤に配合される、(A)非イオン性界
面活性剤、(B)カチオン性高分子化合物及び/又は両
性高分子化合物、(C)イソパラフィンの使用目的、種
類、配合量等については、下記の点を除き、いずれも前
記毛髪脱色剤組成物の場合と同様である。
せるとともに、毛髪に十分な明度を付与し、かつ染毛力
を向上させるために配合される。イソパラフィンの具体
例及び配合量は第1の実施形態の毛髪脱色剤組成物と同
じである。この配合量が使用時の濃度で0.05重量%
未満であると、毛髪に十分な明度を付与することができ
ず、染毛力の十分な向上も見られない。一方、8重量%
を超えると仕上がり後の毛髪の感触が悪化しやすい。
他の界面活性剤、高分子化合物、油性成分、溶剤等の使
用目的、種類、配合量等については、いずれも前記毛髪
脱色剤組成物の場合と同様である。
液状、クリーム状、ゲル状あるいは泡沫状等、通常知ら
れている形態とすることができる。
び比較例1〜比較例3に係る組成の染毛剤組成物の第1
剤及び第2剤、並びに、末尾の表4に示す実施例15〜
実施例28、及び比較例4〜比較例6に係る組成の毛髪
脱色剤組成物の第1剤及び第2剤を、それぞれ常法に従
って調製した。なお、表3,表4中の組成割合を示す数
値は重量部表記である。又、上記各例に係る染毛剤組成
物及び毛髪脱色剤組成物は、いずれもクリーム剤であ
る。
剤組成物につき、それらの第1剤と第2剤とを1:1の
量比で混合して毛束に適用した。そして、それら混合物
の使用時(混合時)における粘度と刺激臭、それら混合
物による染毛あるいは毛髪脱色後の毛髪の明度と感触
(手触り)を官能評価した。これらの評価結果を表3及
び表4に示す。
「◎:臭わない」、「○:ほとんど臭わない」、「△:
やや臭う」、「×:臭う」の4段階で表現した。「明
度」については、「5:非常に明度が高い」から「1:
非常に明度が低い」に到る5段階で表現した。「感触」
については、「◎:非常に良好である」、「○:良好で
ある」、「△:やや良好である」、「×:良くない」の
4段階で表現した。「使用時粘度」については、「5:
非常に高粘度である」から「1:非常に低粘度である」
に到る5段階で表現した。
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくともアルカリ剤を含有する第1剤
と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とからなる毛髪
脱色剤組成物であって、前記第1剤及び/又は第2剤が
下記の(A)〜(C)成分を含有することを特徴とする
毛髪脱色剤組成物。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン - 【請求項2】 少なくともアルカリ剤を含有する第1剤
と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して調
製される毛髪脱色剤組成物であって、下記の(A)〜
(C)成分を含有することを特徴とする毛髪脱色剤組成
物。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン - 【請求項3】 前記(A)成分と前記(C)成分との重
量ベースの含有量比C/Aが0.4〜1.6の範囲内で
あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛
髪脱色剤組成物。 - 【請求項4】 前記(A)成分として、HLB(親水−
親油バランス)値が15以上のものとHLB値が10以
下のものとを併用することを特徴とする請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の毛髪脱色剤組成物。 - 【請求項5】 請求項1,請求項3又は請求項4に記載
の前記第1剤及び/又は第2剤が、あるいは請求項2〜
請求項4のいずれかに記載の毛髪脱色剤組成物が、更に
(D)アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とす
る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の毛髪脱色剤組
成物。 - 【請求項6】 少なくとも染料及びアルカリ剤を含有す
る第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とから
なる染毛剤組成物であって、前記第1剤及び/又は第2
剤が下記の(A)〜(C)成分を含有することを特徴と
する染毛剤組成物。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン - 【請求項7】 少なくとも染料及びアルカリ剤を含有す
る第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混
合して調製される染毛剤組成物であって、下記の(A)
〜(C)成分を含有することを特徴とする染毛剤組成
物。 (A)非イオン性界面活性剤 (B)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化
合物 (C)イソパラフィン - 【請求項8】 前記(A)成分と前記(C)成分との重
量ベースの含有量比C/Aが0.4〜1.6の範囲内で
あることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の染
毛剤組成物。 - 【請求項9】 前記(A)成分として、HLB(親水−
親油バランス)値が15以上のものとHLB値が10以
下のものとを併用することを特徴とする請求項6〜請求
項8のいずれかに記載の染毛剤組成物。 - 【請求項10】 請求項6,請求項8又は請求項9に記
載の前記第1剤及び/又は第2剤が、あるいは請求項7
〜請求項9のいずれかに記載の染毛剤組成物が、更に
(D)アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とす
る請求項6〜請求項9のいずれかに記載の染毛剤組成
物。
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