JP2003293130A - スパッタリング装置 - Google Patents
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Abstract
の向上を図ったスパッタリング装置。 【解決手段】 基板ホルダ10aに対向し、かつ離間し
て設けられた、矩形平板状であって、矩形の長尺方向の
両端部に楕円の弧状の突起部20aaが付加された形状
のターゲット20と、その裏面側に対向し、かつ離間し
て設けられている磁石ユニット構造体32と、取付部材
34とこれに取り付けられた複数個の磁石ユニット36
と、これを往復運動させる運動機構38とを具え、この
取付部材34の両端部には、ターゲット20に対するエ
ロージョン領域に対応するように設定される楕円の弧状
のヨーク36cと、このヨーク36cの外周に沿って設
けられている外周磁石36bと、ヨーク36cの中心部
近傍に設けられた外周磁石とは逆極性の中心磁石36a
とを含む磁石ユニット36を具えている。
Description
装置、特にターゲット及びマグネトロンカソードの形状
を工夫することにより、生産性の向上を狙ったスパッタ
リング装置に関する。
基板への成膜は、基板の被成膜面に成膜できるサイズの
1つのターゲットに対するスパッタリングによって、行
っていた。
パッタリングプロセスチェンバ(スパッタリング室とも
称する。)内の要部を説明するための概略図で、基板面
に平行な上方から見た平面図である。この図10に示す
従来例は、両面成膜の例である。100は基板ホルダ、
102はゲートバルブ、104は、それぞれ、基板ホル
ダに搭載されている基板である。周知の通り、これら基
板104は、スパッタリング室に対し、ゲートバルブ1
02を経て、矢印aの方向から搬入搬出される。
カソード搭載面を有するカソードであり、及び112
は、このカソード搭載面上に搭載されたターゲットであ
る。
イズよりも大型サイズである。従来のスパッタリング室
には、1枚の基板に対して1個のターゲットの対応関係
で、ターゲットを成膜に好適な位置に対向配置させて、
成膜を行っていた。従って、異なる種類のターゲットを
用いて1枚の基板上に順次に膜を積層させる場合には、
通常は、ターゲットの種類と同数の専用のスパッタリン
グ室を用意して、それぞれのスパッタリング室で順次の
成膜を行っていた。
01−140069号公報には、矩形状の大型基板に均
一に薄膜を形成するためのスパッタリング装置におい
て、マグネトロンカソードとして矩形状のターゲットの
裏側に複数の磁石ユニットを配設した構造体を配置し
て、これを往復運動させる構成が知られている。
うな従来のマグネトロンカソードを使用すると、特に矩
形状のターゲットのエロージョンに関しては、特にター
ゲット端縁部のエロージョンを均一にすることは困難で
あった。従ってターゲット端縁部に削り残しが発生する
ことが避けられず、ターゲットの効率的な利用を図り、
生産性を向上させることが困難であった。
及びマグネトロンカソードの形状を工夫することによ
り、ターゲットのエロージョンの均一性を増加すること
で、ターゲットの利用効率の向上を図り、生産性の向上
を図ったスパッタリング装置を提供することにある。
め、この発明のスパッタリング装置は、スパッタリング
室と、該スパッタリング室内に搬入搬出自在に設けられ
た基板ホルダと、マグネトロンカソードとを具えてい
る。マグネトロンカソードは、ターゲットと磁石ユニッ
ト構造体とを含む。ターゲットは基板ホルダに対向し、
かつ離間して設けられていて、その平面的な全体形状は
矩形の長尺方向の両端部に楕円の弧状の突起部が付加さ
れた形状としてある。磁石ユニット構造体は、ターゲッ
トの裏面側に対向し、かつ離間して設けられている。
部材と、該取付部材に取り付けられた複数個の磁石ユニ
ットからなり、かつ前記ターゲットの長尺方向に往復運
動させる運動機構と連結されている。
取り付けられた磁石ユニットは、ターゲットに対するエ
ロージョン領域に対応するように設定される少なくとも
一部が楕円の弧状のヨークと、該ヨークの外周に沿って
設けられている外周磁石と、該ヨークの中心部近傍に設
けられた該外周磁石とは逆極性の中心磁石とを含んでい
る。
すれば、ターゲットのほぼ全域でエロージョンの均一化
を図ることができ、特にターゲット端縁部での削り残し
が発生しない。従って、ターゲットの効率的な利用が可
能となる。
部材に設けられている磁石ユニットの平面的な全体形状
を楕円形状とし、かつその設置個数を1つとすることも
できる。
部材には、2個以上の磁石ユニットを設け、この取付部
材の両端部に設けられる2つの磁石ユニットの形状を同
一の楕円形状とするのがよい。
外のエロージョンの調整を容易に行うことができる。
部材には、同一の楕円形状である3個以上の磁石ユニッ
トを設けてもよい。
クと、該ヨークの外周に沿って設けられている外周磁石
と、該ヨークの中心部に設けられている円形状の中心磁
石とを含む構成とするのが好ましい。すなわち磁石ユニ
ットは、このユニット全体を平面的にみたときに、正円
形状とするのがよい。このとき、ターゲット全体のエロ
ージョン、成膜条件等を考慮して、複数個の磁石ユニッ
トそれぞれの磁場強度は適宜変更することができる。す
なわち、複数個の磁石ユニットを配設する場合には、す
べての磁石ユニットの磁場強度は揃っていても、又は揃
っていなくともよい。
ク、外周磁石及び中心磁石を一体として、又は磁石ユニ
ットの一部、すなわち外周磁石或いは中心磁石のみを、
ヨークの中心を回転軸として回転できる構成としてもよ
い。
他の好適な構成例によれば、2個以上のマグネトロンカ
ソードと、このマグネトロンカソードに設けられた2個
以上のマグネトロンカソード位置決め機構とを具えるの
がよい。
る構成とすれば、複数のマグネトロンカソードに同一種
類のターゲットを搭載させることができる。このため、
1枚の大型サイズのターゲットを用いる代わりに、複数
枚に分けられた小型サイズであって、同一種類のターゲ
ットをマグネトロンカソードに搭載することにより、1
枚の共通の基板に、より均一な膜厚で成膜することがで
きる。特に、基板をガラス基板とする場合には、ガラス
基板が大型サイズ化するほど、小型サイズのガラス基板
と同程度の面積のターゲットを複数枚配設して成膜でき
るので、膜厚の均一化の観点から、より有利となる。
傍に対向して位置する1つの中心側マグネトロンカソー
ドと、この中心側マグネトロンカソードの両端部側方に
位置する2つの周辺側マグネトロンカソードの3つのマ
グネトロンカソードからなる構成とするのがよい。
成例によれば、好ましくはマグネトロンカソードは、そ
れぞれ複数個のターゲットと、このターゲットの数に応
じた複数個の磁石ユニット構造体とを具えているのがよ
い。
ロンカソードに複数のターゲットを設けることができる
ので、マグネトロンカソードごとに設けたターゲットの
種類も同じとなるように揃えておけば、先に成膜した膜
とは異なる成分の膜を成膜する場合には、このマグネト
ロンカソードをターゲット位置決め機構によって回転さ
せて、異なる成分の膜を成膜するターゲットを選択し
て、位置決めすることができる。従って、同一のスパッ
タリング室内で、同一基板上に2種類以上の異なる成分
の膜を連続的に成膜することができる。
リング室に対する基板の搬入搬出作業やそれに付帯する
作業を行わずに済むので、従来装置よりも一層の省スペ
ース化と高スループット化が達成できる。
ば、マグネトロンカソードには、互いに対向する2つの
外表面に2つのターゲットが設けられていて、磁石ユニ
ット構造体は、1つの取付部材の両面、又は2つの取付
部材の片面のそれぞれ少なくとも両端の突起部には、2
つのターゲットの端縁部に対するエロージョン領域に対
応するように設定される磁石ユニットを具えているのが
よい。
らに他の好適な構成例によれば、マグネトロンカソード
には、3つのターゲットが、それぞれ3つの外表面に設
けられていて、磁石ユニット構造体は、3つの取付部材
を含み、該3つの取付部材の主表面の両端の突起部に
は、前記ターゲットに対するエロージョン領域に対応す
るように設定される磁石ユニットが設けられている構成
とするのがよい。
くは両面成膜型とするのがよい。このようにすれば、2
枚の基板を同時に成膜処理することができるので、高ス
ループット化が可能となる。
スパッタリング装置の実施の形態について説明するが、
これらの図において、各構成要件の形状、大きさ及び配
置関係については、この発明が理解できる程度に概略的
に示してあるに過ぎない。また、以下、この発明の好適
な構成例につき説明するが、この発明は何らこの好適例
に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱すること
なく多くの変形及び変更が可能である。
第1の実施の形態のスパッタリング装置10を説明する
ための概略的な模式図である。図1(A)は、この発明
のスパッタリング装置10のスパッタリング室14内の
主要構成要素である基板12と、ターゲット20を含む
マグネトロンカソード30との配置関係を主として概略
的に示す模式的な断面図である。
10aに1枚の基板12、ここでは例えばガラス基板が
搭載されている。この基板12は、図面の紙面と直交す
る方向に立てられて基板ホルダ10aに保持されてい
る。基板12の被成膜面12aは、通常は平坦面であ
る。
平面板とする。この基板ホルダ10aは、矢印aの方向
から、基板12を搭載した状態で、スパッタリング室1
4内へとゲートバルブ16を介して搬入搬出自在に構成
されている。
て、ターゲット20が設けられている。この構成例で
は、このターゲット20を、平面的にみた場合、実質的
に矩形状の平面平板により構成してある。ターゲット2
0の裏面側には、磁石ユニット36が複数個並設されて
いる磁石ユニット構造体32と、磁石ユニット構造体3
2をその主表面34aの長尺方向、すなわち矢印a方向
に往復運動させる運動機構38とを具えている。この磁
石ユニット構造体32の詳細な説明については後述する
が、運動機構38は、好ましくは例えば、スライドレー
ル及びこのスライドレールをスライドさせるマグネトロ
ンカソード外に設けられたモータといった従来周知の構
造を採用することができるので、詳細な説明は省略す
る。
装置のマグネトロンカソード30をターゲット表面20
a側からみた概略的な平面図である。
って、その長尺方向の両端部に突起部20aaが付され
た形状を有している。このターゲット20の端縁部、す
なわち突起部20aaの形状は、ターゲット20の短尺
を直径とする半円の形状としてある。従って、この構成
例におけるターゲットは、中央の矩形、すなわち長方形
部分と、その長尺方向における両端に一体的に連続して
設けられた突起部としての円形部分とから構成されてい
る。しかしながら、この突起部20aaを設ける目的
は、ターゲット20端縁部の削り残しを極力減少させる
ことにあるので、この目的を損なわない範囲で、何らこ
の円形状に限定されない。従って、突起部20aaの形
状は、例えば適宜の曲率を有する曲線、すなわち正円を
含む楕円の弧の一部とすることができる。製造工程の簡
略さ等を考慮すると、好ましくは図示したような半円形
状とするのがよい。
適用して好適な磁石ユニット構造体の構成を説明するた
めの概略的な平面図である。
32を磁石ユニット搭載面から平面的にみた構成を説明
するための概略的な平面図である。
部材34を含んでいる。この取付部材34の形状は、設
計された磁石ユニット36が搭載可能であれば、特に問
わないが、この取付部材は、例えば図示したように端縁
部を磁石ユニット36の外形、すなわちヨーク36c及
びこれに設けられる周辺磁石の輪郭に合わせて成形する
のがよい。
片面側両端部、すなわち取付部材主表面34aには、取
付部材34の矩形の短尺を直径とする円形状のヨーク3
6cと、ヨーク36cの中心部に設けられた中心磁石3
6aと、ヨークの外周に沿って中心磁石36aを囲むよ
うに離間して同心的に設けられている、中心磁石36a
とは逆極性の外周磁石36bとを含む、磁石ユニット3
6を具えている。ここでは外周磁石36bの形状に合わ
せて取付部材34の突起部34aaは半円形状としてあ
るが、必ずしも磁石ユニットの形状に合わせる必要はな
い。
れる磁石ユニット36、すなわち中心磁石36a及び外
周磁石36bの形状及び配置は、上述のように設定され
るターゲットの端縁部の形状に沿って、エロージョン発
生領域33が生じるように設定する。このエロージョン
発生領域33とは、特に中心磁石36a及び外周磁石3
6bの作用により、ターゲットに発生するエロージョン
領域である。従って、このエロージョン発生領域33が
ターゲットの端縁部を過不足なく含むように中心磁石3
6a及び外周磁石36bの形状、大きさ及び性質、並び
に中心磁石36aと外周磁石36bとの配置関係が最適
となるように磁石ユニット36を設計し、これを取付部
材34の端縁部に設ける。
られる2つの磁石ユニット36を一体として組み合わせ
て、磁石ユニット構造体32全体として1つの磁石ユニ
ット36を設ける構成とすることもできる。具体的な例
としては、楕円形状、好ましくは円形の外周磁石36a
及び中心磁石36bを含む1つの磁石ユニット36を設
ける構成とするのがよい。
で発生する削り残しを防止することにあるので、ターゲ
ット全体のエロージョンの均一性を確保することを条件
として、取付部材34の端縁部以外に設けられる磁石ユ
ニット36の形状、大きさ及び発生する磁界強度等の性
質は任意とすることができる。すなわち、取付部材34
の端縁部に設けられる2つの磁石ユニット36に挟まれ
て設けられる1個又は2個以上の磁石ユニット36は、
端縁部に設けられている磁石ユニットとは異なる形状、
大きさ、及び性質とすることができる。具体的には例え
ば従来用いられている矩形状の形状として、ターゲット
全体のエロージョンを均一にするために磁場強度等の性
質を適宜選択することができる。
いては、3つの磁石ユニット36を等間隔で取付部材3
4に並設する例を示した。このとき、取付部材34の端
縁部に設けられた磁石ユニットはいずれも同一形状、同
一サイズかつ円形状としてあるが、この発明の目的は、
上述したように、特にターゲット端縁部で発生する削り
残しを防止することにあるので、ターゲットの特に端縁
部の削り残しを防止することさえできれば、磁石ユニッ
トの形状は、必ずしも図示したような正円に限られな
い。具体的には、上述したように、使用されるターゲッ
トの特に端縁部の形状にあわせて、正円を含む楕円の弧
の一部の形状とするのがよい。
ニットとは別の構成を有する磁石ユニット構造体32を
磁石ユニット搭載側から平面的にみた構成を説明するた
めの概略的な平面図である。
したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
られている磁石ユニット36を半円形状としてある。す
なわち、使用されるターゲットの端縁部の形状を過不足
なく含むようにエロージョン領域33を設定し、このエ
ロージョン領域33に基づいてヨーク36c及び中心磁
石36aを半円形状とし、外周磁石の形状を半円の弧と
してある。そしてこの半円の弧が外側に向くように取付
部材34の端縁部に設けてある。
の端縁部に設けられた2つの磁石ユニット36の形状は
同一とはいえないが、同一形状の2つの磁石ユニット3
6を取付部材34に設ける際に、この場合には180°
回転させれば済むので、この明細書ではこの例のように
設けられた磁石ユニット36は、相互に同一の形状を有
するものとする。
ト36同士の配設される間隔は、好ましくは磁石ユニッ
ト36の幅、すなわち、例えば円形状の磁石ユニット3
6の場合には、その直径の1/10以上とするのがよ
い。このように設定すれば、ターゲットのエロージョン
の均一性はさらに向上する。
ちヨーク36c、外周磁石36b及び中心磁石36aを
一体として、又は磁石ユニット36の一部、すなわち外
周磁石36b或いは中心磁石36aのみを回転軸Cを中
心として、矢印b方向に自在に回転可能な構成としても
よい。
ーゲットのエロージョンの均一化を図ることができる。
第2の実施の形態のスパッタリング装置10の主要構成
要素の配置関係を説明するための概略的な断面図であ
る。この実施の形態では、マグネトロンカソードを複数
設けた例につき説明する。
れば、基板12の被成膜面12aに対向して、複数個、
ここでは一例として3個のマグネトロンカソード、すな
わち中心に配置される中心側マグネトロンカソード30
B、並びにその両側に配置される2つの周辺側マグネト
ロンカソード30A及び30Cを含んでいる。
ードを設ける例を説明するが、これに限定されず、中心
側マグネトロンカソード及び/又は周辺側マグネトロン
カソードを追加することで、3個より多いマグネトロン
カソードを設ける構成とすることができる。例えば4個
を設ける場合には、中心側マグネトロンカソードを2個
とする構成とすればよい。これら3個のマグネトロンカ
ソードは、それぞれ中心軸C1、C2及びC3を回転軸
として回転(回動とも言う。)し、かつ適当な回転位置
のところで停止されて、その停止位置に位置決めできる
ように、位置決め機構を具えている。
は、特別な事情がない限り、同一とするのがよいが、こ
れに限定されない。
ド30A、30B及び30Cの構成はいずれも同一、す
なわち互いに同一形状かつ同一サイズであり、基板ホル
ダ10aの搬入搬出方向に順次に配列されている。
30Cの被成膜面12aに対向する側の面には、それぞ
れターゲット20a、20c及び20eと、その反対側
の対向面にはターゲット20b、20d及び20fとが
それぞれ設けられている。
30A、30B及び30Cの長方形断面の中心を中心軸
すなわちこの構成例では回転軸C1、C2及びC3とす
る。これらの回転軸C1、C2及びC3は、被成膜面に
平行であると共に、回転軸同士が平行としてある。この
マグネトロンカソード30A、30B及び30Cは、回
転軸C1、C2及びC3の周りに矢印bで示すように、
正逆の両方向に回転できる構成となっている。
軸C2は、基板12の中心に合わせてあり、両側の周辺
側マグネトロンカソード30A及び30Cの回転軸C1
及びC3は、回転軸C2から等距離のところに位置決め
されている。さらに、回転軸C1及びC3は、被成膜面
12aすなわち基板面から等距離の位置に位置決めされ
ていて、しかも、中心側マグネトロンカソード30Bの
回転軸C2よりも、基板面に接近させてある。いずれに
しても、これらのマグネトロンカソードに搭載されるタ
ーゲットは、被成膜面12aとの間及び互いのターゲッ
ト同士間で、成膜に最適な位置関係となるように、位置
決めされる。
A、30B及び30Cに搭載されるターゲットのうち、
被成膜面12a側に搭載されるターゲットは、同一種類
のターゲットとする。また、3つのマグネトロンカソー
ドそれぞれの被成膜面12aの反対側に搭載されるター
ゲットは、被成膜面12a側に搭載されるターゲットと
は異なる種類であって、3つのマグネトロンカソード3
0A、30B及び30Cにおいて互いに同一種類である
ターゲットとする。
ーゲット20c又は20d、すなわちこれらのターゲッ
トの被スパッタリング面が被成膜面12aと平行となる
ように位置決めされる。同様に、この中心側マグネトロ
ンカソード30Bを中心として両側の周辺側マグネトロ
ンカソード30A及び30Cのターゲット20a、20
b及び20e、20fの被スパッタリング面が被成膜面
12aと対向するように位置決めされる。
ンカソード30A及び30Cのターゲット20a、20
eの延長線と被成膜面12aの延長線との交差角を互い
に等しいα(角度)(0°<α<90°)とする。この
ように、周辺側マグネトロンカソード30A及び30C
のターゲット20a、20b及び20e、20fは、中
心側マグネトロンカソード30Bのターゲット20c、
20dから離れるに従って、被成膜面12aに接近する
ように、中心側マグネトロンカソード30Bのターゲッ
ト20aに対して傾斜させてある。その結果、周辺側マ
グネトロンカソード30A及び30Cのターゲットの被
スパッタリング面と被成膜面12aとが角度αで傾斜
(交差)する。
制御するターゲット位置決め機構及びターゲットと被成
膜面との距離調整及びマグネトロンカソード同士間の距
離調整のための距離調整機構については後述する。
いた構成例において、基板12と各マグネトロンカソー
ド30A、30B及び30Cが具えているターゲット2
0a、20c及び20eとの相対位置関係を説明するた
めの概略図である。これらのターゲット20a、20c
及び20eは、図1で説明したような端縁に半円状の突
起部を付した矩形の短冊状の形をしている。基板12
は、搬送方向(x方向とする。)に長尺を有し、それに
直交する、基板を立てている方向(鉛直方向でz方向と
する。)に短尺を有している。それぞれのターゲットの
各中心軸を01、02、03とすると、これらのターゲ
ットを、それぞれの中心軸が互いに平行、かつ基板12
の短尺方向と平行となるように、位置決めされる。中央
のターゲット20cの中心軸02は、基板12の中心と
一致させるのが好適である。図3に示す構成例では、タ
ーゲット側から基板側を平面的に見た場合、基板周辺側
に対向するターゲット20a及び20cは、中心側のタ
ーゲット20bとは離れている側の端縁側の部分、すな
わちx方向の幅領域の一部分、が基板12から外れて、
位置決めされている。ターゲットの基板に対する相対位
置は、マグネトロンカソードの位置決めによって決ま
る。これらの相対位置は、搭載するターゲットの種類や
大きさその他の任意好適な条件に応じて、適切な膜の形
成ができるように、決めればよい。従って、ターゲット
側から基板側を平面的に見た場合、ターゲットの幅領域
が基板面内に収まるように設けてもよい。
状、大きさ及び基板に同時に対面する個数は、設計に応
じて任意好適に設定できる。
適用して好適なマグネトロンカソードの構成例を示す図
である。これらのマグネトロンカソードの断面形状は矩
形、例えば断面の対向面が平行平面である矩形体とし、
従って、その断面は一例として長方形とする。なお、こ
の発明のスパッタリング装置のマグネトロンカソードに
おいて、具体的なカソードの構成及びこれに付帯する電
極等の構成の図示及び説明は、この発明の要旨ではない
ので、ここでは説明を省略する。
ンカソード30A、30B及び30Cのうち、左側に位
置するマグネトロンカソード30Aを例にとって説明す
る。他の2個のマグネトロンカソードの構成について
は、同様であるので詳細な説明は省略する。
側の主表面に、それぞれ、3個の磁石ユニット36を設
けたマグネトロンカソード30Aを示す平面図である。
行平面に対応する2つの外表面には2つのターゲット2
0a及び20bがそれぞれ設けられている。以下、ター
ゲット20bについて説明するが、マグネトロンカソー
ド30Aの下面側に存在する図示されていないターゲッ
ト20aについても同様である。マグネトロンカソード
30Aの表面に搭載されるターゲット20bは、矩形平
板状であって、その両端縁部に突起部20baが付され
た形状を有している。
カソードを図4で説明した中心軸をCとするC−C破線
で切断したときの模式的な断面図を示す図である。
つの外表面には、2つのターゲット20a及び20bが
それぞれ設けられている。
1には、磁石ユニット36が取付部材34の2つの主表
面34aに複数個並設されている磁石ユニット構造体3
2と、磁石ユニット構造体32をその長尺方向、すなわ
ち矢印a方向に往復運動させる運動機構38とを具えて
いる磁石ユニット構造体32を配設してある。
の表裏2つの主表面34aに設けられた磁石ユニット3
6それぞれが、マグネトロンカソード30Aの内部空間
21側から、ターゲット20a及び20bのそれぞれの
裏面に等距離で離間した状態を保ちつつ、運動機構38
により作動可能なように配設されている。
にそれぞれ磁石ユニットを設ける例を説明したが、図1
(A)及び図2(A)で説明したように、取付部材34
の片面(主表面)のみに磁石ユニット36を設けた磁石
ユニット構造体32を2つ用いて、磁石ユニット36が
設けられていない面同士を向かい合わせて、所望により
接着する等して設けてもよい。
体32の構成を説明するための模式的な平面図である。
この構成は、磁石ユニット構造体32の取付部材34の
対向する2つの主表面34aに磁石ユニット36がそれ
ぞれ設けられていることを除き、図2(A)を用いて説
明したのと同様の構成とすればよいので、その詳細な説
明は省略する。
イドレールといった従来周知の構造を採用することがで
きる。図5(B)及び(C)では、突起部34aaに設
けてあるが、例えば取付部材34の側面部に設けてもよ
い。また、マグネトロンカソード30Aの内部空間21
内に限定されず、その外部になんらかの構造体作動機構
38を設ける構成としてもよい。
ット構造体32の往復運動のストロークは、磁石ユニッ
ト36の直径の長さと磁石ユニット36同士の間隔の長
さとの和程度とするのがよい。
石ユニット構造体32は、磁石ユニット36、すなわち
磁石ユニット構造体32とターゲットとの離間距離を、
例えばターゲットに入力される積算電力に応じて調整す
ることが可能な機構(図示されていない。)を具えるの
がよい。
グネトロンカソードが回転移動される場合には、一体と
なって、回転する構成とするのがよい。このような構成
とすれば、ターゲットのエロージョン及び膜厚の均一化
を図るのがより容易となる。
ソードに取り付けた複数のターゲットのうち1つを選択
して成膜を行っている間に、非使用で退避している残り
のターゲットに対して、クリーニングを行ってもよい。
このように、一方のターゲットの成膜時に、基板に対向
していない他方のターゲットを予備的にクリーニングす
ることにより、本成膜に当たり、正式のクリーニングの
作業を軽減するので、全体的な処理時間の短縮が図れ、
或いはクリーニング回数の低減が図れる。
ング装置を両面成膜型とした場合の構成例を概略的に示
す、図3と同様な断面図である。この場合には、スパッ
タリング室内に対して基板ホルダ10aの両側に例えば
ガラス基板である基板12、12′が搭載されていて、
両基板12、12′の被成膜面に同時に成膜を行う構成
例である。この構成例では、図3に示した各マグネトロ
ンカソード等の他に、これらに追加して、別のマグネト
ロンカソード等を基板ホルダ10aに対し、対称的に、
基板ホルダ10aの主表面12aの反対側の面12´a
にも設けている。これら対称的に新たに設けられている
マグネトロンカソードその他の所要の構成要件には、図
3に示した構成要件の符号に′を付けてそれぞれ示す。
これらの追加して設けられたマグネトロンカソード等
は、図3で説明したマグネトロンカソード等と同一の構
成とすればよく、同一の作用(又は機能)を奏するの
で、その重複する詳細な説明は省略する。この構成例に
おいても、このマグネトロンカソード30A、30B、
30C、30′A、30′B及び30′Cは、回転軸C
1、C2、C3、C′1、C′2及びC′3の周りに矢
印cで示すように、正逆の両方向に回転できる構成とな
っている。
ング室内で、2枚の基板に対して、それぞれ連続的に複
数の成分の膜を順次に成膜させることが可能となる。そ
の場合、一方の基板12と他方の基板12′に対する同
時成膜のときに、マグネトロンカソードの回転により、
それぞれの成膜に適したターゲットを選定して、位置決
めさせる。そのようにすることによって、それぞれの基
板に互いに異なる成分の膜を成膜することも可能であ
る。
1つのマグネトロンカソードに2種類のターゲットの搭
載が可能であるので、同一のスパッタリング室内で一枚
の基板の被成膜面上に2種類の膜を積層できる。また、
両面成膜装置の場合であっても、一枚の基板のみを搭載
させて、成膜を行ってもよい。
た他の構成例を説明するための、概略的な平面図であ
る。この構成例では、基本的には、図5の構成例と同じ
構成であるが、1つのマグネトロンカソードに3つのタ
ーゲットを具えている点が異なる。従って、この構成例
では、この相違点に着目して説明し、上述した構成と同
一の構成部分については、その詳細な重複する説明を省
略する。
トロンカソードを基板ホルダ10aの各側に3個ずつ具
えている。マグネトロンカソード50,52,54,5
0′,52′及び54′は、それぞれ図6に示した30
A,30B,30C,30′A,30’B及び30′C
に対応している。これらのマグネトロンカソードは、そ
れぞれほぼ六角柱の形状をしているが、一つ置きに側面
が大きく形成されていて、それらの側面にターゲットが
設けられている。すなわち、3角形マグネトロンカソー
ドの辺が構成する3角形の角隅部を切り落とした略3角
形の形状としてある。各マグネトロンカソードは、それ
ぞれ中心軸C50、C52,・・・を回転軸として、矢
印cで示すように、正逆方向に回転(回動)し、かつ適
当な回転位置で停止して、その停止箇所にターゲットを
位置決めできるように、形成されている。各マグネトロ
ンカソードの中心軸は、既に説明したマグネトロンカソ
ード30A,30B及び30Cの中心軸と同様に、被成
膜面に平行かつそれぞれの中心軸と平行となっている。
ち、中心側及び一方の周辺側マグネトロンカソード50
及び52につき代表として説明し、残りのマグネトロン
カソードの構成及び作用などは、マグネトロンカソード
50及び52のいずれかと同様であるので、重複する説
明は省略する。
ぞれの回転軸をC50及びC52とし、マグネトロンカ
ソードの3つの側面には、ターゲット70a,70b,
70c,72a,72b,72cがそれぞれ搭載されて
いる。1つのマグネトロンカソードに対する3個のター
ゲットは、異なる種類のターゲットとする。マグネトロ
ンカソード同士では、同一の順番位置には同一種類のタ
ーゲットを搭載しておく。従って、基板に対し同時に同
一種類のターゲットが対向するようにしてある。
ンカソードを回転させて、互いに同一種類の第1のター
ゲットを基板に対向させて位置決めして、成膜を行う。
2回目の成膜に当たり、それぞれのマグネトロンカソー
ドを回転させて、第1のターゲットとは異なる種類であ
るが、互いに同一種類の第2のターゲットが基板に対向
するように位置決めして、成膜を行う。3回目の成膜に
当たり、それぞれのマグネトロンカソードをさらに回転
させて、第1及び第2のターゲットとは異なる種類であ
るが、互いに同一種類の第3のターゲットが基板に対向
するように位置決めして、成膜を行う。このようにし
て、同一のスパッタリング室内で、一枚の基板12に、
3つの異なる成分の膜を成膜することができる。
おいて説明した場合と同様に、成膜時に基板の被成膜面
に対向するターゲットの被スパッタリング面、従ってマ
グネトロンカソードのターゲットは、中心側マグネトロ
ンカソード52の場合には、被成膜面12aと平行であ
り、一方、周辺側マグネトロンカソード50では、被成
膜面12aに対して角度αで傾斜している。しかしなが
ら、成膜時に基板に対面する全てのターゲットの被スパ
ッタリング面を、この基板面に平行となるようにしても
よい。
トロンカソードごとに、これを覆うシールド(防着治具
とも称する。)80,82,84,80′,82′,8
4′をそれぞれ設けてある。これらシールドすなわち防
着治具は、それぞれのマグネトロンカソードの中心軸方
向に沿って、上下方向において、ターゲットの全長を実
質的に覆うように、設けてある。そして、このシールド
80,82,84,80′,82′,84′は、マグネ
トロンカソードの周囲を囲むように、しかも、マグネト
ロンカソードの回転の妨げとならないように、設けられ
ている。さらに、このシールドは、成膜のときに基板の
被成膜面に対向するターゲット70a、72aが、この
シールド80、82から露出するように、すなわち成膜
時にスパッタリングされる当該ターゲットに対して非包
囲となるように、形成されている。
断面は、ほぼC字状の形状となっている。従って、この
C字状のシールド80,82,84,80′,82′,
84′の縦割りの開口部80a,82a,84a,8
0′a,82′a,84′aに成膜時に必要なターゲッ
トが位置決めされる。
り、成膜時に飛来するスパッタ原子や不所望なパーティ
クルが、成膜時に使用されていないで退避しているター
ゲットやカソードの面に、被着するのを防ぐことが出来
る。
駆動機構によって、マグネトロンカソードと連動して駆
動させることができると共に、マグネトロンカソードと
の連動を解除することも出来る。このシールド駆動機構
によって、自動的にまたは外部からの指令により、この
連動駆動及び連動解除の選択を行うことができる。この
シールドとマグネトロンカソードとの連動駆動は、ター
ゲットの被スパッタリング面と基板の被成膜面との交差
角(傾斜角度)αの調整を行うとき、或いは、一定の傾
斜角度(α)の範囲内で傾斜角度を周期的に変えるとき
等に、マグネトロンカソードを一定の回転角度範囲内で
回転振動させる場合に行われる。従って、成膜時に被ス
パッタリングを行うべきターゲットの選択のためのマグ
ネトロンカソードの回転に対しては、シールドとマグネ
トロンカソードとの連動を解除しておくので、その場合
には、シールドは静止している。
置を設けることにより、各マグネトロンカソード毎に予
備的なクリーニングを、他のマグネトロンカソード及び
基板への影響を及ぼさずに、実施することができる。
説明に供する概略的な平面図である。図8に示す構成例
では、マグネトロンカソード90は、全体としてその断
面が三角形である三角柱状の構造としてあり、その3つ
の面上にそれぞれターゲット92が個別に固定される。
このマグネトロンカソード90は、その中心軸(回転
軸)C90の周りに回転可能とする。
91が設けられていて、この内部空間91には、図1で
説明したのと同様に、片面側にヨーク36c、中心磁石
(図示されていない)及び周辺磁石36bを含む磁石ユ
ニット36を配設した磁石ユニット構造体32が、3つ
収納されていて、断面が正三角形になるようにそれぞれ
の磁石ユニット36が互いにターゲット92の裏面に対
して等間隔に面するように一体とされて構成されてい
る。磁石ユニット構造体36の構成及び作動機構等は上
述の例と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
せた構成は、図7で説明したスパッタリング装置の構成
に応用して好適である。
を向上させつつ、それぞれ連続的により多くの成分の膜
を順次に成膜させることが可能となる。その場合、マグ
ネトロンカソードの回転により、それぞれの成膜に適し
たターゲットを選定して、位置決めさせる。このとき、
内部空間91の磁石ユニット構造体32も一体となって
回動する構成とするのがよい。
整機構について、図9を参照して、簡単に説明する。
説明するための図式的説明図である。図9(A)中、2
6はマグネトロンカソード、28はこのマグネトロンカ
ソードに設けられた回転軸、41はこの回転軸を回動駆
動させるための回動機構で例えばモータや動力伝達部を
含む。45はこの回動機構を駆動制御する制御部であ
る。これら回転軸28、回動機構41、制御部45がタ
ーゲット位置決め機構40を構成している。このターゲ
ット位置決め機構40の回動機構41及び制御部45
は、従来周知の、任意好適な手法を用いて、容易に構成
できる。但し、この発明では、マグネトロンカソード2
6の回転駆動は、正逆方向に360度の角度範囲内で回
転でき、その間の適正な回転位置で回転駆動を停止し
て、マグネトロンカソードの位置決めを行えばよい。或
いは、必要に応じて、このマグネトロンカソード26を
所要の回転角度範囲内において正逆方向に交互に回転さ
せて、すなわち回動振動させることも可能である。
の所要の制御を行うために、予め、制御部45にプログ
ラムを格納しておいて、外部からの指令により或いは当
該指令によらずに自動的に、そのプログラムにそって、
回転・回転振動・停止等の所望の駆動制御を行えばよ
い。
回動機構を結合させる代わりに、マグネトロンカソード
26自体を、その中心軸を中心として回転する回転板
(図示せず)上に搭載させ、この回転板を回動機構で回
動させるように構成することもできるが、いずれの手法
を用いるかは単なる設計上の問題であり、この発明の本
質的事項ではない。
は、スパッタリング室の内部または外部に設けることが
でき、どちらに設けるかは設計上の問題であるに過ぎな
い。
するための図式的説明図である。図9中、42はマグネ
トロンカソード26及び上述した回動機構41を搭載し
て支持するステージである。このステージ42は、従来
周知の、任意好適な手法を用いて構成することが出来
る。この構成例では、2次元または3次元駆動機構44
と、この駆動機構44の駆動を制御する制御部45とで
ステージ42の駆動を制御する。従って、距離調整機構
46は、ステージ42と、駆動機構44と、制御部45
とで構成している。駆動機構44は、ステージ42を水
平方向のx、yの2方向と、場合によっては垂直方向す
なわちz方向とに、制御部45のプログラムに従って、
駆動することができる。
リング室の内部または外部に設けることができる。どち
らに設けるかは設計上の問題であるにすぎない。
距離調整機構46のそれぞれの制御駆動に必要なデータ
及び駆動手順などは、予め、実験等により求めておいた
データに基づいてプログラムして、予め制御部45に格
納しておけばよい。
グネトロンカソードの個数、1つのマグネトロンカソー
ドに取り付けるターゲットの枚数、基板サイズ、ターゲ
ットサイズ及び種類、各マグネトロンカソードの中心間
の調整可能な距離範囲、基板面と各マグネトロンカソー
ドの中心との間の調整可能な距離範囲、周辺側マグネト
ロンカソードの基板面との調整可能な傾き角度範囲その
他の適当なデータである。これらデータは、予め実測に
より、ターゲットの種類毎の、設計通りの最適な膜が得
られるデータの組として、入手しておく。得られたデー
タに基づいて作成したプログラムで上述の各制御駆動を
行えばよい。
46は、ステージ42に回動機構36を搭載した構成で
あるが、x方向、y方向及びz方向の各方向にマグネト
ロンカソードを移動させることが出来る構成ならば、他
の任意好適な構成とすることも可能である。
行うかは、この発明の本質的事項でないので、これ以上
の説明は省略する。
おいて、成膜時にスパッタリングに使用されていないタ
ーゲットに対して、クリーニングを行うクリーニング装
置を設けるのが好適である。このクリーニング装置は、
少なくとも、各ターゲットを搭載するカソード毎に、専
用の直流又は高周波電源と、クリーニングに用いるガス
供給部とを具えている。必要ならば、さらに、スパッタ
リング室を成膜側の領域とクリーニング側の領域との間
で、互いに不所望なスパッタ原子、ガスや飛来パーティ
クルが行き交わさないような遮蔽手段を設けるのがよ
い。これらのクリーニング装置や遮蔽手段は、設計に応
じて任意好適な構成とし得る。
ガラス基板を用いた例につき説明したが、ガラス基板の
代わりに、半導体用のシリコン基板、その他の基板を用
いても本発明は適用され、その場合にもガラス基板の場
合と同様に、この発明の効果を奏し得る。
て、本発明の特徴的部分につき詳述したが、当然なが
ら、スパッタリング装置は、例えば、真空排気系、スパ
ッタリング用のガス供給系、搬送系、ロード/アンロー
ド室、他の処理室等の、通常必要な構成要素も備えてい
る。しかし、これらの通常の構成要素は、この発明の本
質的事項でないので図示や説明を省略してある。
発明のスパッタリング装置の構成によれば、ターゲット
の特に端縁部の形状に合わせてマグネトロンカソードの
磁石ユニット構造体によるエロージョン領域が設定され
るように、磁石ユニットを構成し、従来避けることがで
きなかったターゲット端縁部の削り残しを防ぎ、ターゲ
ット端縁部のエロージョンを均一にすることでターゲッ
トの効率的な利用を図ることができる。
れば、同一基板上に、同一スパッタリング室内で、複数
の膜を順次に積層できる。このため、従来のスパッタリ
ング装置のように、成膜する膜毎に、異なるスパッタリ
ング室を必要とすることがないというメリットがある。
よれば、一つのスパッタリング室内に成膜すべき成分を
有するターゲットを、複数枚のターゲットに分けて、基
板に対向配置させる。このため、製造コストの安価な小
型サイズのターゲットを使用出来ると共に、基板面の局
所領域に対応してきめ細かく成膜条件を調整することが
できるので、大型基板の場合であっても、基板面全体に
わたり成膜された膜の膜厚を均質化できる。
装置を説明するための概略的な模式図である。
グ装置に適用して好適な磁石ユニット構造体の構成の例
を説明するための概略的な平面図である。
るための、要部の概略的な断面図であって、3個のター
ゲットを用いて1枚の基板に同時に成膜する構成例を示
す図である。
グネトロンカソードのカソードと基板との相対位置関係
の説明に供する概略的な説明図である。
なマグネトロンカソードの例の説明に供する図であり、
(A)は概略的な平面図、(B)は概略的な断面図、
(C)は磁石ユニット構造体及びその作動機構の平面図
である。
説明に供する、要部の概略的断面図であって、この発明
を両面成膜装置に適用した構成例を示す図である。
成例の説明に供する、要部の概略的平面図であって、両
面成膜装置に適用した構成例を示す図である。
ネトロンカソードの他の構成例の説明に供する概略的平
面図である。
するターゲット位置決め機構、(B)は距離調整機構の
説明に供する説明図である。
要部の概略的な平面図である。
f:ターゲット 21:内部空間 26、30、30A、30B、30C:マグネトロンカ
ソード 28:回転軸 32:磁石ユニット構造体 34:取付部材 34a:主表面 20aa、20ba、34aa:突起部 36:磁石ユニット 36a:中心磁石 36b:外周磁石 36c:ヨーク 38:運動機構 40:ターゲット位置決め機構 41:回動機構 42:ステージ 44:駆動機構 45:制御部 46:距離調整機構 80、82、84、80´、82´、84´:シールド
(防着治具) C1、C2、C3、C′1、C′2、C′3、C50、
C52、C90:(マグネトロンカソードの)中心軸
(回転軸) 01、02、03:(ターゲットの)中心軸
Claims (12)
- 【請求項1】 スパッタリング室と、該スパッタリング
室内に搬入搬出自在に設けられた基板ホルダと、マグネ
トロンカソードとを具えたスパッタリング装置におい
て、 前記マグネトロンカソードは、前記基板ホルダに対向
し、かつ離間して設けられ、矩形の長尺方向の両端部に
楕円の弧状の突起部が付加された形状のターゲットと該
ターゲットの裏面側に対向し、かつ離間して設けられて
いる磁石ユニット構造体とを含み、 前記磁石ユニット構造体は、取付部材と該取付部材に取
り付けられた複数個の磁石ユニットからなり、かつ前記
ターゲットの長尺方向に往復運動させる運動機構と連結
されており、 前記磁石ユニットのうち、前記取付部材の両端部に取り
付けられた磁石ユニットは、前記ターゲットに対するエ
ロージョン領域に対応するように設定される少なくとも
一部が楕円の弧状のヨークと、該ヨークの外周に沿って
設けられている外周磁石と、該ヨークの中心部近傍に設
けられた該外周磁石とは逆極性の中心磁石とを含む磁石
ユニットを具えていることを特徴とするスパッタリング
装置。 - 【請求項2】 スパッタリング室と、該スパッタリング
室内に搬入搬出自在に設けられた基板ホルダと、マグネ
トロンカソードとを具えたスパッタリング装置におい
て、 前記マグネトロンカソードは、前記基板ホルダに対向
し、かつ離間して設けられ、矩形の長尺方向の両端部に
楕円の弧状の突起部が付加された形状のターゲットと該
ターゲットの裏面側に対向し、かつ離間して設けられて
いる磁石ユニット構造体とを含み、 前記磁石ユニット構造体は、取付部材と該取付部材に取
り付けられた1つの磁石ユニットからなり、かつ前記タ
ーゲットの長尺方向に往復運動させる運動機構と連結さ
れており、 前記磁石ユニットは、前記ターゲットに対するエロージ
ョン領域に対応するように設定される少なくとも楕円形
状のヨークと、該ヨークの外周に沿って設けられている
外周磁石と、該ヨークの中心部近傍に設けられた該外周
磁石とは逆極性の中心磁石とを含む磁石ユニットを具え
ていることを特徴とするスパッタリング装置。 - 【請求項3】 前記取付部材には、2個以上の前記磁石
ユニットが設けられていて、前記取付部材の両端部に設
けられる2つの磁石ユニットの形状が同一の楕円形状で
あることを特徴とする請求項1に記載のスパッタリング
装置。 - 【請求項4】 前記取付部材には、同一の楕円形状であ
る3個以上の磁石ユニットが設けられていることを特徴
とする請求項1に記載に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項5】 前記磁石ユニットが、円形状のヨーク
と、該ヨークの外周に沿って設けられている外周磁石
と、該ヨークの中心部に設けられている円形状の中心磁
石とを含むことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一
項に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項6】 前記磁石ユニットが、前記ヨークの中心
を回転軸として回転することを特徴とする請求項2、4
又は5のいずれか一項に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項7】 1個又は2個以上のマグネトロンカソー
ドと、該マグネトロンカソードに設けられた1個又は2
個以上のマグネトロンカソード位置決め機構とを具えて
いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記
載のスパッタリング装置。 - 【請求項8】 前記マグネトロンカソードが、前記基板
の中心部近傍に対向して位置する1つの中心側マグネト
ロンカソードと、該中心側マグネトロンカソードの両端
部側方に位置する2つの周辺側マグネトロンカソードの
3つのマグネトロンカソードからなることを特徴とする
請求項7に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項9】 前記マグネトロンカソードは、それぞれ
複数個のターゲットと、該ターゲットの数に応じた数の
磁石ユニット構造体とを具えていることを特徴とする請
求項7又は8に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項10】 前記マグネトロンカソードには、互い
に対向する2つの外表面に2つのターゲットが設けられ
ていて、 前記磁石ユニット構造体は、1つの取付部材の両面又は
2つの取付部材の片面のそれぞれ少なくとも両端の突起
部に、前記2つのターゲットの端縁部に対するエロージ
ョン領域に対応するように設定される磁石ユニットを具
えていることを特徴とする請求項7又は8に記載のスパ
ッタリング装置。 - 【請求項11】 前記マグネトロンカソードには、3つ
のターゲットが、それぞれ3つの外表面に設けられてい
て、 前記磁石ユニット構造体は、3つの取付部材を含み、該
3つの取付部材の主表面の両端の突起部には、前記ター
ゲットに対するエロージョン領域に対応するように設定
される磁石ユニットが設けられていることを特徴とする
請求項7〜9のいずれか一項に記載のスパッタリング装
置。 - 【請求項12】 両面成膜型とすることを特徴とする請
求項1〜11のいずれか一項に記載のスパッタリング装
置。
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