JP2003266569A - 段ボールシート製造装置のダブルフェーサ - Google Patents
段ボールシート製造装置のダブルフェーサInfo
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- JP2003266569A JP2003266569A JP2002068473A JP2002068473A JP2003266569A JP 2003266569 A JP2003266569 A JP 2003266569A JP 2002068473 A JP2002068473 A JP 2002068473A JP 2002068473 A JP2002068473 A JP 2002068473A JP 2003266569 A JP2003266569 A JP 2003266569A
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 段ボールシート製造装置のダブルフェーサに
おいて、段ボールシートの幅方向のS字反りを抑制でき
るようにする。 【解決手段】 熱盤162を、シート幅方向に沿って複
数の加熱チャンバ162a,162aに分割するととも
に、シート材22,23に対する加熱量を加熱チャンバ
162a毎に個別に調整できるように構成する。
おいて、段ボールシートの幅方向のS字反りを抑制でき
るようにする。 【解決手段】 熱盤162を、シート幅方向に沿って複
数の加熱チャンバ162a,162aに分割するととも
に、シート材22,23に対する加熱量を加熱チャンバ
162a毎に個別に調整できるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片段シートと表ラ
イナとを重ね合わせて熱盤上を摺動させて貼り合わせる
ことにより両面段ボールシートを製造する、段ボールシ
ート製造装置のダブルフェーサに関する。
イナとを重ね合わせて熱盤上を摺動させて貼り合わせる
ことにより両面段ボールシートを製造する、段ボールシ
ート製造装置のダブルフェーサに関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートは、シングルフェーサに
より、一方のライナ(裏ライナ)に段繰りした中芯を糊
で貼り合わせて片段シートを作製し、さらに、ダブルフ
ェーサにより、片段シートの中芯側に他方のライナ(表
ライナ)を貼り合わせることによって段ボールシートを
作製し、そして、この段ボールシートを適宜の長さに切
断することによって製造される。この製造過程におい
て、各シート(裏ライナ、表ライナ、片段シート、段ボ
ールシート)は、裏ライナプレヒータ、片段シートプレ
ヒータ、表ライナプレヒータ等の各プレヒータやダブル
フェーサにより加熱され、また、シングルフェーサやグ
ルーマシンにより糊付けが行われる。
より、一方のライナ(裏ライナ)に段繰りした中芯を糊
で貼り合わせて片段シートを作製し、さらに、ダブルフ
ェーサにより、片段シートの中芯側に他方のライナ(表
ライナ)を貼り合わせることによって段ボールシートを
作製し、そして、この段ボールシートを適宜の長さに切
断することによって製造される。この製造過程におい
て、各シート(裏ライナ、表ライナ、片段シート、段ボ
ールシート)は、裏ライナプレヒータ、片段シートプレ
ヒータ、表ライナプレヒータ等の各プレヒータやダブル
フェーサにより加熱され、また、シングルフェーサやグ
ルーマシンにより糊付けが行われる。
【0003】ダブルフェーサでの片段シート及び表ライ
ナの加熱は、重ね合わされた片段シート及び表ライナの
表ライナ側を熱盤に押し付けることにより行なわれ、こ
れにより表ライナを通して片段シート及び表ライナが加
熱され接着される。
ナの加熱は、重ね合わされた片段シート及び表ライナの
表ライナ側を熱盤に押し付けることにより行なわれ、こ
れにより表ライナを通して片段シート及び表ライナが加
熱され接着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ダブルフェーサ
の熱盤はシート幅方向(シート搬送方向と交叉する方
向)について一体物で構成されているため、ダブルフェ
ーサに搬入される片段シート及び/又は表ライナにその
幅方向に水分むら(=温度むら)があっても取り除くこ
とができず、完成した段ボールシートには、上記水分む
らや温度むらに起因して幅方向に波打つ幅方向S字反り
(以下、単にS字反りともいう)が発生することがあっ
た。
の熱盤はシート幅方向(シート搬送方向と交叉する方
向)について一体物で構成されているため、ダブルフェ
ーサに搬入される片段シート及び/又は表ライナにその
幅方向に水分むら(=温度むら)があっても取り除くこ
とができず、完成した段ボールシートには、上記水分む
らや温度むらに起因して幅方向に波打つ幅方向S字反り
(以下、単にS字反りともいう)が発生することがあっ
た。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、段ボールシートの幅方向のS字反りを抑制で
きるようにした、段ボールシート製造装置のダブルフェ
ーサを提供することを目的とする。
たもので、段ボールシートの幅方向のS字反りを抑制で
きるようにした、段ボールシート製造装置のダブルフェ
ーサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の段ボールシート製造装置のダブルフェーサ
は、片段シートと表ライナとを重ね合わせて熱盤上を摺
動させて貼り合わせることにより両面段ボールシートを
製造するダブルフェーサにおいて、該熱盤がシート幅方
向に沿って複数の加熱チャンバに分割されるとともに、
該片段シート及び該表ライナに対する加熱量を該加熱チ
ャンバ毎に個別に調整できるように構成されていること
を特徴としている。
の本発明の段ボールシート製造装置のダブルフェーサ
は、片段シートと表ライナとを重ね合わせて熱盤上を摺
動させて貼り合わせることにより両面段ボールシートを
製造するダブルフェーサにおいて、該熱盤がシート幅方
向に沿って複数の加熱チャンバに分割されるとともに、
該片段シート及び該表ライナに対する加熱量を該加熱チ
ャンバ毎に個別に調整できるように構成されていること
を特徴としている。
【0007】請求項2記載の本発明の段ボールシート製
造装置のダブルフェーサは、請求項1記載のダブルフェ
ーサにおいて、上記の片段シート及び表ライナの少なく
とも一方について含有水分量又は該含有水分量に相関す
るパラメータを該幅方向に沿って検出する含有水分量検
知手段と、該含有水分量検知手段の検出結果に基づき該
片段シート及び該表ライナの含有水分量が所定水分量に
なるように該シート幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱
量を個別に制御する制御手段とをそなえて構成されてい
ることを特徴としている。
造装置のダブルフェーサは、請求項1記載のダブルフェ
ーサにおいて、上記の片段シート及び表ライナの少なく
とも一方について含有水分量又は該含有水分量に相関す
るパラメータを該幅方向に沿って検出する含有水分量検
知手段と、該含有水分量検知手段の検出結果に基づき該
片段シート及び該表ライナの含有水分量が所定水分量に
なるように該シート幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱
量を個別に制御する制御手段とをそなえて構成されてい
ることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の本発明の段ボールシート製
造装置のダブルフェーサは、請求項2記載のダブルフェ
ーサにおいて、該片段シート及び該表ライナを該熱盤に
対して加圧する加圧ユニットがそなえられ、該制御手段
が、該含有水分量検知手段の検出結果に基づき、該片段
シート及び該表ライナの含有水分量が該所定水分量にな
るように、先ず、該加圧ユニットの加圧力を制御するこ
とにより、該片段シート及び該表ライナに対する加熱量
をシート全幅にわたって一括して制御し、次に、該シー
ト幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱量を個別に制御し
て、該片段シート及び該表ライナに対する加熱量を幅方
向位置に応じて制御することを特徴としている。
造装置のダブルフェーサは、請求項2記載のダブルフェ
ーサにおいて、該片段シート及び該表ライナを該熱盤に
対して加圧する加圧ユニットがそなえられ、該制御手段
が、該含有水分量検知手段の検出結果に基づき、該片段
シート及び該表ライナの含有水分量が該所定水分量にな
るように、先ず、該加圧ユニットの加圧力を制御するこ
とにより、該片段シート及び該表ライナに対する加熱量
をシート全幅にわたって一括して制御し、次に、該シー
ト幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱量を個別に制御し
て、該片段シート及び該表ライナに対する加熱量を幅方
向位置に応じて制御することを特徴としている。
【0009】請求項4記載の本発明の段ボールシート製
造装置のダブルフェーサは、請求項1又は2記載のダブ
ルフェーサにおいて、該熱盤が、該片段シート及び該表
ライナの走行ラインを挟むようにして該片段シート側と
該表ライナ側とにそれぞれ設けられていることを特徴と
している。
造装置のダブルフェーサは、請求項1又は2記載のダブ
ルフェーサにおいて、該熱盤が、該片段シート及び該表
ライナの走行ラインを挟むようにして該片段シート側と
該表ライナ側とにそれぞれ設けられていることを特徴と
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 先ず、本実施形態にかかる段ボールシートの製造システ
ムの概要を、図3を参照して説明する。図3は段ボール
シートの製造システムの概要を示す図である。
の実施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 先ず、本実施形態にかかる段ボールシートの製造システ
ムの概要を、図3を参照して説明する。図3は段ボール
シートの製造システムの概要を示す図である。
【0011】段ボールシートの製造システムは、段ボー
ルシート製造装置1と段ボールシート製造装置1を制御
する生産管理装置2とにより構成されている。段ボール
シート製造装置1は、主な構成装置として、裏ライナ2
0を加熱する裏ライナプレヒータ10、中芯21を加熱
する中芯プレヒータ12、中芯プレヒータ12で加熱さ
れた中芯21を段繰りして糊付けし、裏ライナプレヒー
タ10で加熱された裏ライナ20を貼り合わせるシング
ルフェーサ11、シングルフェーサ11により形成され
た片段シート22を加熱する片段シートプレヒータ1
3、表ライナ23を加熱する表ライナプレヒータ14、
片段シートプレヒータ13により加熱された片段シート
22に糊付けするグルーマシン15、グルーマシン15
により糊付けされた片段シート22に表ライナプレヒー
タ14より加熱された表ライナ23を貼り合わせて段ボ
ールシート24を形成するダブルフェーサ16、ダブル
フェーサ16で形成された段ボールシート24に罫入れ
や溝切りを行うスリッタスコアラ17、スリッタスコア
ラ17で罫入れ等された段ボールシート24を分割板状
に裁断して最終製品である段ボールシート(板状段ボー
ルシート)25を作製するカットオフ18、及び段ボー
ルシート25を完成順にスタックするスタッカ19を備
えている。
ルシート製造装置1と段ボールシート製造装置1を制御
する生産管理装置2とにより構成されている。段ボール
シート製造装置1は、主な構成装置として、裏ライナ2
0を加熱する裏ライナプレヒータ10、中芯21を加熱
する中芯プレヒータ12、中芯プレヒータ12で加熱さ
れた中芯21を段繰りして糊付けし、裏ライナプレヒー
タ10で加熱された裏ライナ20を貼り合わせるシング
ルフェーサ11、シングルフェーサ11により形成され
た片段シート22を加熱する片段シートプレヒータ1
3、表ライナ23を加熱する表ライナプレヒータ14、
片段シートプレヒータ13により加熱された片段シート
22に糊付けするグルーマシン15、グルーマシン15
により糊付けされた片段シート22に表ライナプレヒー
タ14より加熱された表ライナ23を貼り合わせて段ボ
ールシート24を形成するダブルフェーサ16、ダブル
フェーサ16で形成された段ボールシート24に罫入れ
や溝切りを行うスリッタスコアラ17、スリッタスコア
ラ17で罫入れ等された段ボールシート24を分割板状
に裁断して最終製品である段ボールシート(板状段ボー
ルシート)25を作製するカットオフ18、及び段ボー
ルシート25を完成順にスタックするスタッカ19を備
えている。
【0012】生産管理装置2は、上記各装置10,1
1,13〜16を適宜制御するもので、図3に示すよう
に、制御量演算部4,プロセスコントローラ(制御手
段)5を備えている。制御量演算部4は、上位の図示し
ない生産管理システムから生産状態情報を取得するよう
になっている。そして、制御量演算部4は、この生産状
態情報と、プロセスコントローラ5を介して取得した段
ボールシート製造装置1のマシン状態(運転状態)に応
じて各制御量を演算し、この演算結果を制御指令として
プロセスコントローラ5に出力するようになっている。
また、プロセスコントローラ5は、制御量演算部4から
の制御指令に基づいて各制御要素を制御するようになっ
ている。このように、生産状態情報及び運転状態情報に
基づき制御量演算部4及びプロセスコントローラ5によ
りマトリックス制御が行なわれるようになっている。
1,13〜16を適宜制御するもので、図3に示すよう
に、制御量演算部4,プロセスコントローラ(制御手
段)5を備えている。制御量演算部4は、上位の図示し
ない生産管理システムから生産状態情報を取得するよう
になっている。そして、制御量演算部4は、この生産状
態情報と、プロセスコントローラ5を介して取得した段
ボールシート製造装置1のマシン状態(運転状態)に応
じて各制御量を演算し、この演算結果を制御指令として
プロセスコントローラ5に出力するようになっている。
また、プロセスコントローラ5は、制御量演算部4から
の制御指令に基づいて各制御要素を制御するようになっ
ている。このように、生産状態情報及び運転状態情報に
基づき制御量演算部4及びプロセスコントローラ5によ
りマトリックス制御が行なわれるようになっている。
【0013】また、プロセスコントローラ5は、段ボー
ルシート製造装置1のマシン状態を常に把握しており、
定期的に或いは制御量演算部4からの要求に応じて現在
のマシン状態を制御量演算部4に出力している。なお、
マシン状態とは、例えば段ボールシート製造装置1の運
転速度(シートの走行速度)や、ダブルフェーサ16の
後述する加圧ユニット164の加圧力及び熱盤162の
蒸気圧等の各現在値のことである。
ルシート製造装置1のマシン状態を常に把握しており、
定期的に或いは制御量演算部4からの要求に応じて現在
のマシン状態を制御量演算部4に出力している。なお、
マシン状態とは、例えば段ボールシート製造装置1の運
転速度(シートの走行速度)や、ダブルフェーサ16の
後述する加圧ユニット164の加圧力及び熱盤162の
蒸気圧等の各現在値のことである。
【0014】以下、本発明の第1実施形態としてのダブ
ルフェーサ16の詳細な構成について説明する。先ず、
ダブルフェーサ16の全体構成について図2を参照して
説明する。図2はダブルフェーサ16の全体構成を示し
た概略図である。先ず、ダブルフェーサ16の全体構成
について説明すると、ダブルフェーサ16は、片段シー
ト22及び表ライナ23の走行ラインに沿って、上流側
のヒーティングセクション16Aと、下流側のクーリン
グセクション16Bとに分かれている。このうち、ヒー
ティングセクション16Aには、熱盤162、及び熱盤
162の上方に設置された加圧ユニット164が、上記
走行ラインに沿ってそれぞれ複数配置されている。熱盤
162は、内部に蒸気を供給することによって所定の温
度に加熱されている。
ルフェーサ16の詳細な構成について説明する。先ず、
ダブルフェーサ16の全体構成について図2を参照して
説明する。図2はダブルフェーサ16の全体構成を示し
た概略図である。先ず、ダブルフェーサ16の全体構成
について説明すると、ダブルフェーサ16は、片段シー
ト22及び表ライナ23の走行ラインに沿って、上流側
のヒーティングセクション16Aと、下流側のクーリン
グセクション16Bとに分かれている。このうち、ヒー
ティングセクション16Aには、熱盤162、及び熱盤
162の上方に設置された加圧ユニット164が、上記
走行ラインに沿ってそれぞれ複数配置されている。熱盤
162は、内部に蒸気を供給することによって所定の温
度に加熱されている。
【0015】また、熱盤162上には上記走行ラインを
挟んでループ状の加圧ベルト163が片段シート22及
び表ライナ23と同期して走行しており、加圧ベルト1
63のループ内には上記加圧ユニット164が熱盤16
2に対峙するように複数配置されている。加圧ユニット
164は、加圧ベルト163の背面に摺接する加圧バー
164aと、加圧バー164aを熱盤162側に押し付
けるエアシリンダ164bとから構成されている。各加
圧ユニット164は、片段シート22及び表ライナ23
をシート幅全体にわたって押圧するよう構成されてい
る。
挟んでループ状の加圧ベルト163が片段シート22及
び表ライナ23と同期して走行しており、加圧ベルト1
63のループ内には上記加圧ユニット164が熱盤16
2に対峙するように複数配置されている。加圧ユニット
164は、加圧ベルト163の背面に摺接する加圧バー
164aと、加圧バー164aを熱盤162側に押し付
けるエアシリンダ164bとから構成されている。各加
圧ユニット164は、片段シート22及び表ライナ23
をシート幅全体にわたって押圧するよう構成されてい
る。
【0016】グルーマシン15(図3参照)で糊付けさ
れた片段シート22は、加圧ベルト163側から加圧ベ
ルト163と熱盤162との間に搬入される。一方、表
ライナプレヒータ14で加熱された表ライナ23は、ラ
イナ用入口予熱ロール165によって予熱を与えられた
後、熱盤162側から加圧ベルト163と熱盤162と
の間に搬入される。そして、片段シート22と表ライナ
23は、それぞれ加圧ベルト163と熱盤162との間
に搬入された後、上下に重なりあった状態で一体となっ
てクーリングセクション16Bへ向けて移送されてい
く。この移送中、片段シート22と表ライナ23は、加
圧ユニット164により加圧ベルト163を介して加圧
されながら表ライナ23側から加熱されることにより、
互いに貼り合わされて段ボールシート24となる。段ボ
ールシート24は、クーリングセクション16Bの出口
に設けられたロータリシャー166によってその全幅或
いは端部が切断されて、次工程のスリッタスコアラ17
に移送される。
れた片段シート22は、加圧ベルト163側から加圧ベ
ルト163と熱盤162との間に搬入される。一方、表
ライナプレヒータ14で加熱された表ライナ23は、ラ
イナ用入口予熱ロール165によって予熱を与えられた
後、熱盤162側から加圧ベルト163と熱盤162と
の間に搬入される。そして、片段シート22と表ライナ
23は、それぞれ加圧ベルト163と熱盤162との間
に搬入された後、上下に重なりあった状態で一体となっ
てクーリングセクション16Bへ向けて移送されてい
く。この移送中、片段シート22と表ライナ23は、加
圧ユニット164により加圧ベルト163を介して加圧
されながら表ライナ23側から加熱されることにより、
互いに貼り合わされて段ボールシート24となる。段ボ
ールシート24は、クーリングセクション16Bの出口
に設けられたロータリシャー166によってその全幅或
いは端部が切断されて、次工程のスリッタスコアラ17
に移送される。
【0017】熱盤162について図1(a),(b)を
参照してさらに詳細に説明する。図1はダブルフェーサ
16の要部(熱盤162)の構成を示した概略図であっ
て、(a)は正面視による(シート搬送方向から見た)
断面図、(b)はその側面図である。図1(a)に示す
ように、熱盤162は、シート幅方向に並ぶ複数(ここ
では2つ)の加熱チャンバ162aをそなえて構成され
ている。換言すれば、熱盤162は、シート幅方向に沿
って複数の加熱チャンバ162aに分割されている。
参照してさらに詳細に説明する。図1はダブルフェーサ
16の要部(熱盤162)の構成を示した概略図であっ
て、(a)は正面視による(シート搬送方向から見た)
断面図、(b)はその側面図である。図1(a)に示す
ように、熱盤162は、シート幅方向に並ぶ複数(ここ
では2つ)の加熱チャンバ162aをそなえて構成され
ている。換言すれば、熱盤162は、シート幅方向に沿
って複数の加熱チャンバ162aに分割されている。
【0018】各加熱チャンバ162aの一側面には蒸気
注入口162bがそれぞれ設けられている。これらの蒸
気注入口162bには、図1(b)に示す蒸気配管16
2cがそれぞれ接続されており、図示しない蒸気源から
シート加熱用の蒸気が、各蒸気配管162cに介装され
た蒸気圧調整弁162dにより設定圧力に調整され後、
各加熱チャンバ162aに個別に供給されるようになっ
ている。
注入口162bがそれぞれ設けられている。これらの蒸
気注入口162bには、図1(b)に示す蒸気配管16
2cがそれぞれ接続されており、図示しない蒸気源から
シート加熱用の蒸気が、各蒸気配管162cに介装され
た蒸気圧調整弁162dにより設定圧力に調整され後、
各加熱チャンバ162aに個別に供給されるようになっ
ている。
【0019】また、ヒーティングセクション16Aの出
口には、温度センサ(含有水分量検知手段)162fが
表ライナ23に面して設けられている。上述したように
シート流れ方向に並ぶ熱盤162はそれぞれシート幅方
向に沿って分割されており、これは、即ち複数の加熱チ
ャンバ162aがシート流れ方向に沿って2列に並べら
れていることとなる。上記温度センサ162fは、シー
ト幅方向に沿って複数(ここでは2個)設けられてお
り、これらの加熱チャンバ列に対して1個づつ設けられ
ている(つまり、各加熱チャンバ列毎に、この加熱チャ
ンバ列が加熱する領域のシート温度を検出すべく温度セ
ンサ162fが設けられている)。
口には、温度センサ(含有水分量検知手段)162fが
表ライナ23に面して設けられている。上述したように
シート流れ方向に並ぶ熱盤162はそれぞれシート幅方
向に沿って分割されており、これは、即ち複数の加熱チ
ャンバ162aがシート流れ方向に沿って2列に並べら
れていることとなる。上記温度センサ162fは、シー
ト幅方向に沿って複数(ここでは2個)設けられてお
り、これらの加熱チャンバ列に対して1個づつ設けられ
ている(つまり、各加熱チャンバ列毎に、この加熱チャ
ンバ列が加熱する領域のシート温度を検出すべく温度セ
ンサ162fが設けられている)。
【0020】これらの温度センサ162fからの温度情
報(含有水分量に相関するパラメータ情報)は、生産管
理装置2のプロセスコントローラ5に出力されるように
なっており、プロセスコントローラ5は、温度センサ1
62fからの検出結果に基づき、片段シート22及び表
ライナ23の温度がシート幅方向に偏り無く設定温度に
なるように、上記蒸気圧調整弁162dを開度制御して
シート幅方向に並ぶ各加熱チャンバ162aの加熱量を
個別に制御するようになっている。
報(含有水分量に相関するパラメータ情報)は、生産管
理装置2のプロセスコントローラ5に出力されるように
なっており、プロセスコントローラ5は、温度センサ1
62fからの検出結果に基づき、片段シート22及び表
ライナ23の温度がシート幅方向に偏り無く設定温度に
なるように、上記蒸気圧調整弁162dを開度制御して
シート幅方向に並ぶ各加熱チャンバ162aの加熱量を
個別に制御するようになっている。
【0021】なお、上記設定温度は、プロセスコントロ
ーラ5により適宜設定されるもので例えば生産情報に応
じて設定される。また、図1(a)に示すように、蒸気
注入口162bにはドレン用配管162eがそれぞれ挿
通されており、加熱チャンバ162a内の蒸気は、片段
シート22及び表ライナ23を加熱してドレン化した
後、これらの配管162eを介して排出されるようにな
っている。
ーラ5により適宜設定されるもので例えば生産情報に応
じて設定される。また、図1(a)に示すように、蒸気
注入口162bにはドレン用配管162eがそれぞれ挿
通されており、加熱チャンバ162a内の蒸気は、片段
シート22及び表ライナ23を加熱してドレン化した
後、これらの配管162eを介して排出されるようにな
っている。
【0022】本発明の第1実施形態としてのダブルフェ
ーサによれば、上述したように熱盤162がシート幅方
向に沿って複数の加熱チャンバ162aに分割されてい
るので、熱盤162からの片段シート22及び表ライナ
23への加熱量を幅方向に応じて調整して片段シート2
2及び表ライナ23の温度を幅方向に均一にでき、幅方
向S字反りを抑制できるという利点がある。
ーサによれば、上述したように熱盤162がシート幅方
向に沿って複数の加熱チャンバ162aに分割されてい
るので、熱盤162からの片段シート22及び表ライナ
23への加熱量を幅方向に応じて調整して片段シート2
2及び表ライナ23の温度を幅方向に均一にでき、幅方
向S字反りを抑制できるという利点がある。
【0023】また、温度センサ162fの検出結果に基
づき、シート幅方向に並ぶ各加熱チャンバ162aの蒸
気圧調整弁162dがプロセスコントローラ5により自
動制御されるので、上記の片段シート22及び表ライナ
23の温度制御さらには幅方向S字反りの抑制を自動で
行なえるといった利点がある。 (B)第2実施形態 図4は本発明の第2実施形態としてのダブルフェーサの
ヒーティングセクション16A′を示す概略的な側面図
である。このヒーティングセクション16A′では上記
第1実施形態に対し、加圧ユニット164のエアシリン
ダ164bへエアを供給するエア配管164cにエア圧
調整弁164dがそなえられており、プロセスコントロ
ーラ5は、温度センサ162fの検出結果に基づき、片
段シート22及び表ライナ23の温度が設定値になるよ
うにエア圧調整弁164dを、熱盤162の蒸気圧調整
弁162dとともに開度制御するようになっている。エ
ア圧調整弁164dを制御することで、片段シート22
及び表ライナ23の全幅にわたって設けられた加圧バー
164aにより片段シート22及び表ライナ23に対す
る加圧力ひいては加熱量をシート全幅にわたって一括し
て制御できるようになっている。
づき、シート幅方向に並ぶ各加熱チャンバ162aの蒸
気圧調整弁162dがプロセスコントローラ5により自
動制御されるので、上記の片段シート22及び表ライナ
23の温度制御さらには幅方向S字反りの抑制を自動で
行なえるといった利点がある。 (B)第2実施形態 図4は本発明の第2実施形態としてのダブルフェーサの
ヒーティングセクション16A′を示す概略的な側面図
である。このヒーティングセクション16A′では上記
第1実施形態に対し、加圧ユニット164のエアシリン
ダ164bへエアを供給するエア配管164cにエア圧
調整弁164dがそなえられており、プロセスコントロ
ーラ5は、温度センサ162fの検出結果に基づき、片
段シート22及び表ライナ23の温度が設定値になるよ
うにエア圧調整弁164dを、熱盤162の蒸気圧調整
弁162dとともに開度制御するようになっている。エ
ア圧調整弁164dを制御することで、片段シート22
及び表ライナ23の全幅にわたって設けられた加圧バー
164aにより片段シート22及び表ライナ23に対す
る加圧力ひいては加熱量をシート全幅にわたって一括し
て制御できるようになっている。
【0024】このように、本発明の第2実施形態として
のダブルフェーサによれば、加圧ユニット164の加圧
力制御により片段シート22及び表ライナ23の加熱量
を全幅にわたって一括して制御できるので、片段シート
22及び表ライナ23が幅方向位置にかかわらず全幅に
わたって設定温度よりも高温だったり或いは低温だった
りするような場合には、加圧ユニット164の加圧力制
御によりシート全体のおおまかな温度制御を行なった後
に、シート幅方向に並んだ加熱チャンバ162aの加熱
量を個別に制御することにより微細なシート幅方向の温
度制御を行なうといったような効率的な制御を行なえ
る。 (C)第3実施形態 図5は本発明の第3実施形態としてのダブルフェーサの
熱盤の正面視による模式的な断面図である。このヒーテ
ィングセクションでは、上述した各実施形態と同様にシ
ート幅方向に複数(ここでは2個)の加熱チャンバ16
2aに分割された熱盤162が、片段シート22及び表
ライナ23の走行ラインを挟むようにして上下に配置さ
れており、上記第1実施形態に対し加圧ユニット164
の代わりに熱盤162を設置した構成となっている。片
段シート22及び表ライナ23は上下の熱盤162に摺
接しながら走行することとなる(図5では便宜的に熱盤
162,片段シート22及び表ライナ23を互いに離隔
した状態で示している)。この他の構成は第1実施形態
と同様なので説明を省略する。
のダブルフェーサによれば、加圧ユニット164の加圧
力制御により片段シート22及び表ライナ23の加熱量
を全幅にわたって一括して制御できるので、片段シート
22及び表ライナ23が幅方向位置にかかわらず全幅に
わたって設定温度よりも高温だったり或いは低温だった
りするような場合には、加圧ユニット164の加圧力制
御によりシート全体のおおまかな温度制御を行なった後
に、シート幅方向に並んだ加熱チャンバ162aの加熱
量を個別に制御することにより微細なシート幅方向の温
度制御を行なうといったような効率的な制御を行なえ
る。 (C)第3実施形態 図5は本発明の第3実施形態としてのダブルフェーサの
熱盤の正面視による模式的な断面図である。このヒーテ
ィングセクションでは、上述した各実施形態と同様にシ
ート幅方向に複数(ここでは2個)の加熱チャンバ16
2aに分割された熱盤162が、片段シート22及び表
ライナ23の走行ラインを挟むようにして上下に配置さ
れており、上記第1実施形態に対し加圧ユニット164
の代わりに熱盤162を設置した構成となっている。片
段シート22及び表ライナ23は上下の熱盤162に摺
接しながら走行することとなる(図5では便宜的に熱盤
162,片段シート22及び表ライナ23を互いに離隔
した状態で示している)。この他の構成は第1実施形態
と同様なので説明を省略する。
【0025】本発明の第3実施形態としてのダブルフェ
ーサによれば、熱盤162により片段シート22及び表
ライナ23のそれぞれの側から幅方向の温度むらを抑制
できるので、一層効果的にS字反りを抑制できるように
なるという利点がある。なお、本発明のダブルフェーサ
は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形を行なうことが可能である。
ーサによれば、熱盤162により片段シート22及び表
ライナ23のそれぞれの側から幅方向の温度むらを抑制
できるので、一層効果的にS字反りを抑制できるように
なるという利点がある。なお、本発明のダブルフェーサ
は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形を行なうことが可能である。
【0026】例えば、図1(b)に示す例では、各加熱
チャンバ162a毎に蒸気圧調整弁162dを設けて加
熱チャンバ162a毎に加熱量を個別に制御できるよう
にしているが、加熱チャンバ162aの加熱量はシート
幅方向位置毎に制御できればよい。つまり、シート搬送
方向に並んでなる加熱チャンバ162aの列(チャンバ
列)毎に1つの蒸気圧調整弁162dを設ければ、この
チャンバ列毎に加熱量を制御でき、シート幅方向に加熱
量を制御できるのである。
チャンバ162a毎に蒸気圧調整弁162dを設けて加
熱チャンバ162a毎に加熱量を個別に制御できるよう
にしているが、加熱チャンバ162aの加熱量はシート
幅方向位置毎に制御できればよい。つまり、シート搬送
方向に並んでなる加熱チャンバ162aの列(チャンバ
列)毎に1つの蒸気圧調整弁162dを設ければ、この
チャンバ列毎に加熱量を制御でき、シート幅方向に加熱
量を制御できるのである。
【0027】また、上記実施形態では、含有水分量検知
手段(温度センサ)を表ライナ23に面して設けている
が、片段シート22に面して設けるように構成しても良
い。また、温度センサの代わりに含有水分量検知手段と
して水分センサを用い、片段シート22や表ライナ23
の含有水分量を検出するようにしても良い。また、上記
各実施形態では、加熱チャンバ162aの加熱量制御を
温度センサ(含有水分量検知手段)の検出情報に基づき
行なうようにしているが、例えばスタッカ19上に積載
された段ボールシート25の搬送方向端辺をCCDカメ
ラにより撮影して、このCCDカメラの画像情報に基づ
き各加熱チャンバ162aの加熱量制御(蒸気圧調整弁
162dの開度制御)を行なうように構成しても良い。
この場合、CCDカメラの画像情報に基づき段ボールシ
ート25の垂直方向変位量(高さ位置)が幅方向に沿っ
て検出され、この変位量に基づき段ボールシート25の
幅方向S字反り状態が検出される。
手段(温度センサ)を表ライナ23に面して設けている
が、片段シート22に面して設けるように構成しても良
い。また、温度センサの代わりに含有水分量検知手段と
して水分センサを用い、片段シート22や表ライナ23
の含有水分量を検出するようにしても良い。また、上記
各実施形態では、加熱チャンバ162aの加熱量制御を
温度センサ(含有水分量検知手段)の検出情報に基づき
行なうようにしているが、例えばスタッカ19上に積載
された段ボールシート25の搬送方向端辺をCCDカメ
ラにより撮影して、このCCDカメラの画像情報に基づ
き各加熱チャンバ162aの加熱量制御(蒸気圧調整弁
162dの開度制御)を行なうように構成しても良い。
この場合、CCDカメラの画像情報に基づき段ボールシ
ート25の垂直方向変位量(高さ位置)が幅方向に沿っ
て検出され、この変位量に基づき段ボールシート25の
幅方向S字反り状態が検出される。
【0028】さらに、上記各実施形態では、温度センサ
(含有水分量検知手段)の検出情報に基づきプロセスコ
ントローラ(制御手段)5により蒸気圧調整弁162d
やエア圧調整弁164dを自動制御するようにしている
が、含有水分量検知手段を設置する代わりにオペレータ
が目視で段ボールシート25の反り状態を監視して、こ
の反り状態に応じて蒸気圧調整弁162dやエア圧調整
弁164dを手動制御するようにしても良い。
(含有水分量検知手段)の検出情報に基づきプロセスコ
ントローラ(制御手段)5により蒸気圧調整弁162d
やエア圧調整弁164dを自動制御するようにしている
が、含有水分量検知手段を設置する代わりにオペレータ
が目視で段ボールシート25の反り状態を監視して、こ
の反り状態に応じて蒸気圧調整弁162dやエア圧調整
弁164dを手動制御するようにしても良い。
【0029】さらに、上記各実施形態では、熱盤162
が幅方向に2分割された構成となっているが、熱盤16
2は複数に分割されていれば良く、例えば図6に示すよ
うに3分割構成としても良い。また、上記各実施形態で
は、熱盤(熱盤)162に蒸気加熱式のものを使用した
が、熱盤162は、蒸気加熱式に限定されず、例えば誘
電加熱式や誘導加熱式のものでも良い。
が幅方向に2分割された構成となっているが、熱盤16
2は複数に分割されていれば良く、例えば図6に示すよ
うに3分割構成としても良い。また、上記各実施形態で
は、熱盤(熱盤)162に蒸気加熱式のものを使用した
が、熱盤162は、蒸気加熱式に限定されず、例えば誘
電加熱式や誘導加熱式のものでも良い。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の段ボール
シート製造装置のダブルフェーサ(請求項1)によれ
ば、シート幅方向に並ぶ加熱チャンバの加熱量を個別に
調整することにより、シート幅方向位置に応じて上記加
熱量を調整して片段シート及び表ライナの幅方向水分む
らを抑制することが可能となり、幅方向S字反りを抑制
できるようになるという利点がある。
シート製造装置のダブルフェーサ(請求項1)によれ
ば、シート幅方向に並ぶ加熱チャンバの加熱量を個別に
調整することにより、シート幅方向位置に応じて上記加
熱量を調整して片段シート及び表ライナの幅方向水分む
らを抑制することが可能となり、幅方向S字反りを抑制
できるようになるという利点がある。
【0031】また、含有水分量検知手段を設け、この含
有水分量検知手段の検出結果に基づき片段シート及び表
ライナの含有水分量が所定水分量になるように加熱チャ
ンバの加熱量を制御手段により個別に制御するように構
成すれば、自動的に幅方向S字反りを抑制できるように
なる(請求項2)。さらに、片段シート及び表ライナを
熱盤に対して加圧する加圧ユニットをそなえるととも
に、制御手段により、片段シート及び表ライナの含有水
分量が所定水分量になるように、先ず、加圧ユニットの
加圧力を制御して片段シート及び表ライナに対する加熱
量をシート全幅にわたって一括して制御し、次に、シー
ト幅方向に並ぶ加熱チャンバの加熱量を個別に制御して
片段シート及び表ライナに対する加熱量を幅方向位置に
応じて制御するように構成すれば、片段シート及び表ラ
イナの温度制御を効率的に行なえるようになる(請求項
3)。
有水分量検知手段の検出結果に基づき片段シート及び表
ライナの含有水分量が所定水分量になるように加熱チャ
ンバの加熱量を制御手段により個別に制御するように構
成すれば、自動的に幅方向S字反りを抑制できるように
なる(請求項2)。さらに、片段シート及び表ライナを
熱盤に対して加圧する加圧ユニットをそなえるととも
に、制御手段により、片段シート及び表ライナの含有水
分量が所定水分量になるように、先ず、加圧ユニットの
加圧力を制御して片段シート及び表ライナに対する加熱
量をシート全幅にわたって一括して制御し、次に、シー
ト幅方向に並ぶ加熱チャンバの加熱量を個別に制御して
片段シート及び表ライナに対する加熱量を幅方向位置に
応じて制御するように構成すれば、片段シート及び表ラ
イナの温度制御を効率的に行なえるようになる(請求項
3)。
【0032】また、熱盤を、片段シート側と表ライナ側
とにそれぞれ設けることにより、片段シート及び表ライ
ナの温度制御をきめ細かに行なえるようになる(請求項
4)。
とにそれぞれ設けることにより、片段シート及び表ライ
ナの温度制御をきめ細かに行なえるようになる(請求項
4)。
【図1】本発明の第1実施形態としてのダブルフェーサ
の要部(熱盤)の構成を示した図であって、(a)は正
面視による模式的な断面図、(b)はその模式的な側面
図である。
の要部(熱盤)の構成を示した図であって、(a)は正
面視による模式的な断面図、(b)はその模式的な側面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態としてのダブルフェーサ
の全体構成を示した概略図である。
の全体構成を示した概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる段ボールシート
製造装置の構成を示した概略図である。
製造装置の構成を示した概略図である。
【図4】本発明の第2実施形態としてのダブルフェーサ
の要部構成を示した概略な側面図である。
の要部構成を示した概略な側面図である。
【図5】本発明の第3実施形態としてのダブルフェーサ
の要部構成を示す正面視による模式的断面図であって、
図1(a)に対応する図である。
の要部構成を示す正面視による模式的断面図であって、
図1(a)に対応する図である。
【図6】本発明の他の実施形態としてのダブルフェーサ
の要部構成を示す正面視による模式的断面図である。
の要部構成を示す正面視による模式的断面図である。
1 段ボールシート製造装置
2 生産管理装置
3 知識データベース
4 制御量演算部
5 プロセスコントローラ
10 裏ライナプレヒータ
11 シングルフェーサ
12 中芯プレヒータ
13 片段シートプレヒータ
14 表ライナプレヒータ
15 グルーマシン
16 ダブルフェーサ
16A ヒーティングセクション
16B クーリングセクション
17 スリッタスコアラ
18 カットオフ
19 スタッカ
20 裏ライナ
21 中芯
22 片段シート
23 表ライナ
24 段ボールシート
25 段ボールシート(製品)
161A,161B シャワー装置
162 熱盤
162a 加熱チャンバ
162b 蒸気注入口
162c 蒸気配管
162d 蒸気圧調整弁
162e ドレン配管
162f 温度センサ(含有水分量検知手段)
163 加圧ベルト
164 加圧ユニット
164a 加圧バー
164b エアシリンダ
164c エア配管
164d エア圧調整弁
191 コンベア
192 スタック部
Claims (4)
- 【請求項1】 片段シートと表ライナとを重ね合わせて
熱盤上を摺動させて貼り合わせることにより両面段ボー
ルシートを製造するダブルフェーサにおいて、 該熱盤がシート幅方向に沿って複数の加熱チャンバに分
割されるとともに、該片段シート及び該表ライナに対す
る加熱量を該加熱チャンバ毎に個別に調整できるように
構成されていることを特徴とする、段ボールシート製造
装置のダブルフェーサ。 - 【請求項2】 上記の片段シート及び表ライナの少なく
とも一方について含有水分量又は該含有水分量に相関す
るパラメータを該幅方向に沿って検出する含有水分量検
知手段と、 該含有水分量検知手段の検出結果に基づき該片段シート
及び該表ライナの含有水分量が所定水分量になるように
該シート幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱量を個別に
制御する制御手段とをそなえて構成されていることを特
徴とする、請求項1記載の段ボールシート製造装置のダ
ブルフェーサ - 【請求項3】 該片段シート及び該表ライナを該熱盤に
対して加圧する加圧ユニットがそなえられ、 該制御手段が、該含有水分量検知手段の検出結果に基づ
き、該片段シート及び該表ライナの含有水分量が該所定
水分量になるように、先ず、該加圧ユニットの加圧力を
制御することにより、該片段シート及び該表ライナに対
する加熱量をシート全幅にわたって一括して制御し、次
に、該シート幅方向に並ぶ該加熱チャンバの加熱量を個
別に制御して、該片段シート及び該表ライナに対する加
熱量を幅方向位置に応じて制御することを特徴とする、
請求項2記載の段ボールシート製造装置のダブルフェー
サ。 - 【請求項4】 該熱盤が、該片段シート及び該表ライナ
の走行ラインを挟むようにして該片段シート側と該表ラ
イナ側とにそれぞれ設けられていることを特徴とする、
請求項1又は2記載の段ボールシート製造装置のダブル
フェーサ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002068473A JP2003266569A (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | 段ボールシート製造装置のダブルフェーサ |
US10/502,643 US7424901B2 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | System for fabricating corrugated board |
AU2003211912A AU2003211912B2 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | Production system for corrugated cardboard sheets |
EP03705042A EP1473147A4 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | SYSTEM FOR PRODUCING CORRUGATED CARDBOARD SHEETS |
PCT/JP2003/001111 WO2003066319A1 (fr) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | Systeme de production de feuilles en carton ondule |
EP16154212.1A EP3050698B1 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | System for fabricating corrugated board |
US12/153,693 US7699084B2 (en) | 2002-01-23 | 2008-05-22 | System for fabricating corrugated board |
US12/153,694 US7669629B2 (en) | 2002-02-05 | 2008-05-22 | System for fabricating corrugated board |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002068473A JP2003266569A (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | 段ボールシート製造装置のダブルフェーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003266569A true JP2003266569A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29199562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002068473A Pending JP2003266569A (ja) | 2002-01-23 | 2002-03-13 | 段ボールシート製造装置のダブルフェーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003266569A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064818A1 (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-22 | Uetake, Takashi | コルゲートマシン及びダブルフェーサ熱板 |
JP2015085665A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 |
-
2002
- 2002-03-13 JP JP2002068473A patent/JP2003266569A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064818A1 (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-22 | Uetake, Takashi | コルゲートマシン及びダブルフェーサ熱板 |
JP2015085665A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 |
WO2015064161A1 (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 |
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---|---|---|---|
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A02 | Decision of refusal |
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