JP2003248626A - 画像形成装置及びメモリ管理方法 - Google Patents
画像形成装置及びメモリ管理方法Info
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Abstract
ロセスで利用するときに発生するオーバーヘッドを軽減
することが可能な画像形成装置及びメモリ管理方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】ハードウェア資源と、ユーザサービスにそ
れぞれ固有の処理を行うアプリケーションのプロセス
と、ハードウェア資源およびアプリケーションのプロセ
スの間に介在し、アプリケーションのプロセスの少なく
とも2つが共通に必要とするハードウェア資源の獲得要
求,管理,実行制御並びに画像形成処理を行うプラット
フォームとを有する画像形成装置であって、メモリ上の
同一な物理メモリ領域124に、カーネルの仮想メモリ
領域123およびプロセスの仮想メモリ領域122を割
り当てるメモリ管理手段を有することにより上記課題を
解決する。
Description
メモリ管理方法に係り、特に仮想記憶を利用する画像形
成装置及びメモリ管理方法に関する。
およびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収
納した画像形成装置(以下、融合機という)が知られる
ようになった。この融合機は、1つの筐体内に表示部,
印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コ
ピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する
4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り
替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよ
びスキャナとして動作させるものである。
ピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する
ソフトウェアを実行することでプロセスが生成される。
このように生成されるプロセスは、必要なメモリを別個
に確保していた。
コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応す
るソフトウェアは、オペレーティングシステム(以下、
OSという)上で動作する場合、OSによりメモリ管理
がなされる。例えばマルチプロセスを実現するOSは、
仮想記憶を用いて各プロセスごとに別の仮想メモリ領域
を確保する。また、OSは仮想記憶を用いてカーネルの
仮想メモリ領域を確保する。通常、プロセスの仮想メモ
リ領域とカーネルの仮想メモリ領域とは、異なる物理メ
モリ領域がマッピングされている。
メモリ領域の内容をプロセスで利用する場合は、カーネ
ルが管理している物理メモリ領域の内容をプロセスが管
理している物理メモリ領域にコピーする必要がある。な
お、カーネルが管理している物理メモリ領域の内容をプ
ロセスで利用する例としては、USB(Universal Seri
al Bus)デバイスドライバ等の受信バッファの内容をプ
リンタ用のプロセスが利用する場合などがあった。
ルが管理している物理メモリ領域の内容をプロセスが管
理している物理メモリ領域にコピーする場合、そのデー
タサイズに応じたオーバーヘッドが発生するという問題
があった。
イスドライバの受信バッファに格納されたデータをシス
テムコールで取り出す場合、USBデバイスドライバが
使用する仮想メモリ領域上の受信バッファの内容をプリ
ンタ用のプロセスが使用する仮想メモリ領域上の受信バ
ッファにコピーする必要がある。この結果、コピーする
データのデータサイズが大きい場合、融合機全体の処理
に影響を与えるようなオーバーヘッドが発生するという
問題があった。
で、カーネルが管理する物理メモリ領域の内容をプロセ
スで利用するときに発生するオーバーヘッドを軽減する
ことが可能な画像形成装置及びメモリ管理方法を提供す
ることを目的とする。
するため、請求項1にかかる発明は、画像形成処理で利
用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユ
ーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーシ
ョンのプロセスと、前記ハードウェア資源および前記ア
プリケーションのプロセスの間に介在し、前記アプリケ
ーションのプロセスの少なくとも2つが共通に必要とす
る前記ハードウェア資源の獲得要求,管理,実行制御並
びに画像形成処理を行うプラットフォームとを有する画
像形成装置であって、メモリ上の同一な物理メモリ領域
に、前記プラットフォームに含まれるカーネルおよびプ
ロセスの仮想メモリ領域を割り当てるメモリ管理手段を
有することを特徴とする。
仮想メモリ領域とプロセスの仮想メモリ領域とを同一な
物理メモリ領域に割り当てることにより、カーネルとプ
ロセスとの間で物理メモリ領域を共有できる。この結
果、カーネルが管理している物理メモリ領域の内容をプ
ロセスが管理している物理メモリ領域にコピーすること
なく、カーネルが管理している物理メモリ領域の内容を
プロセスで利用することができる。
リ領域の内容をプロセスで利用するときに必要だった物
理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、このコピー
動作により発生していたオーバーヘッドを軽減すること
が可能となる。
リ管理手段が、メモリ上の同一な物理メモリ領域に、カ
ーネル内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域およ
びプロセス内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域
を割り当てることを特徴とする。
部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とプロセス内
部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とを同一な物
理メモリ領域に割り当てることにより、カーネル内部の
モジュールとプロセス内部のモジュールとの間で物理メ
モリ領域を共有できる。
リ管理手段が、起動時に、メモリ上の同一な物理メモリ
領域に、カーネル内部のモジュールが使用する仮想メモ
リ領域およびプロセス内部のモジュールが使用する仮想
メモリ領域を割り当てることを特徴とする。
カーネル内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域と
プロセス内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域と
を同一な物理メモリ領域に割り当てることができる。
ネル内部のモジュールが、デバイス制御モジュールであ
り、前記プロセス内部のモジュールが、インターフェー
ス制御モジュールであることを特徴とする。
御モジュールが使用する仮想メモリ領域とインターフェ
ース制御モジュールが使用する仮想メモリ領域とを同一
な物理メモリ領域に割り当てることができる。
セスが、コントロールサービスのプロセスであることを
特徴とする。
部のモジュールが使用する仮想メモリ領域と、コントロ
ールサービスのプロセス内部のモジュールが使用する仮
想メモリ領域とを同一な物理メモリ領域に割り当てるこ
とができる。
イス制御モジュールが、シリアルインターフェース用の
デバイス制御モジュールであり、前記インターフェース
制御モジュールは、シリアルインターフェース用のイン
ターフェース制御モジュールであることを特徴とする。
ンターフェース用のデバイス制御モジュールが使用する
仮想メモリ領域と、シリアルインターフェース用のイン
ターフェース制御モジュールが使用する仮想メモリ領域
とを同一な物理メモリ領域に割り当てることができる。
例えばシリアルインターフェース用のデバイス制御モジ
ュールの一例としては、USBデバイス制御モジュール
がある。また、シリアルインターフェース用のインター
フェース制御モジュールの一例としては、USBインタ
ーフェース制御モジュールがある。
イス制御モジュールが、パラレルインターフェース用の
デバイス制御モジュールであり、前記インターフェース
制御モジュールが、パラレルインターフェース用のイン
ターフェース制御モジュールであることを特徴とする。
ンターフェース用のデバイス制御モジュールが使用する
仮想メモリ領域と、パラレルインターフェース用のイン
ターフェース制御モジュールが使用する仮想メモリ領域
とを同一な物理メモリ領域に割り当てることができる。
例えばパラレルインターフェース用のデバイス制御モジ
ュールの一例としては、IEEE1284(セントロニ
クス)デバイス制御モジュールがある。また、パラレル
インターフェース用のインターフェース制御モジュール
の一例としては、IEEE1284(セントロニクス)
インターフェース制御モジュールがある。
処理で利用されるハードウェア資源と、画像形成処理に
かかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプ
リケーションのプロセスと、前記ハードウェア資源およ
び前記アプリケーションのプロセスの間に介在し、前記
アプリケーションのプロセスの少なくとも2つが共通に
必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求,管理,実
行制御並びに画像形成処理を行うプラットフォームとを
有する画像形成装置であって、メモリ上に割り当てられ
た前記プラットフォームに含まれるカーネルの仮想メモ
リ領域と、前記カーネルの仮想メモリ領域と同一な物理
メモリ領域に割り当てられた前記プラットフォームに含
まれるプロセスの仮想メモリ領域とを有することを特徴
とする。
同一な物理メモリ領域に割り当てられたカーネルの仮想
メモリとプロセスの仮想メモリとを有することにより、
カーネルとプロセスとの間で物理メモリ領域を共有でき
る。この結果、カーネルが管理している物理メモリ領域
の内容をプロセスが管理している物理メモリ領域にコピ
ーすることなく、カーネルが管理している物理メモリ領
域の内容をプロセスで利用することができる。
リ領域の内容をプロセスで利用するときに必要だった物
理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、このコピー
動作により発生していたオーバーヘッドを軽減すること
が可能となる。
ネルの仮想メモリ領域はカーネル内部のモジュールが使
用するものであり、前記プロセスの仮想メモリ領域はプ
ロセス内部のモジュールが使用するものであることを特
徴とする。
部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とプロセス内
部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とを同一な物
理メモリ領域に割り当てることにより、カーネル内部の
モジュールとプロセス内部のモジュールとの間で物理メ
モリ領域を共有できる。
ーネル内部のモジュールが、前記メモリ上に割り当てら
れた前記カーネルの仮想メモリ領域にデータを格納し、
その格納位置を前記プロセス内部のモジュールに通知す
ることを特徴とする。
部のモジュールがデータの格納位置をプロセス内部のモ
ジュールに通知することにより、プロセス内部のモジュ
ールがその格納位置からデータを取得することができ
る。
ーネル内部のモジュールが、前記メモリ上に割り当てら
れた仮想メモリ領域の先頭からのオフセットとデータサ
イズとを利用し、前記プロセス内部のモジュールにデー
タの格納位置を通知することを特徴とする。
部のモジュールが利用する仮想メモリ領域の先頭からの
オフセットとデータサイズとを利用することにより、カ
ーネル内部のモジュールからプロセス内部のモジュール
へデータの格納位置を通知することができる。
ロセス内部のモジュールが、前記カーネルの仮想メモリ
領域に格納されたデータを、前記プロセスの仮想メモリ
領域から取得することを特徴とする。
仮想メモリ領域に格納されたデータをプロセスの仮想メ
モリ領域から取得することにより、カーネルが管理する
物理メモリ領域の内容をプロセスで利用するときに必要
だった物理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、こ
のコピー動作により発生していたオーバーヘッドを軽減
することが可能となる。
成処理で利用されるハードウェア資源と、画像形成処理
にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うア
プリケーションのプロセスと、前記ハードウェア資源お
よび前記アプリケーションのプロセスの間に介在し、前
記アプリケーションのプロセスの少なくとも2つが共通
に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求,管理,
実行制御並びに画像形成処理を行うプラットフォームと
を有する画像形成装置のメモリ管理方法であって、メモ
リ上に、前記プラットフォームに含まれるカーネルの仮
想メモリ領域を割り当てる第1の領域確保段階と、前記
カーネルの仮想メモリ領域を割り当てた物理メモリ領域
に、前記プラットフォームに含まれるプロセスの仮想メ
モリ領域を割り当てる第2の領域確保段階とを有するこ
とを特徴とする。
の仮想メモリ領域とプロセスの仮想メモリ領域とを同一
な物理メモリ領域に割り当てることにより、カーネルと
プロセスとの間で物理メモリ領域を共有できる。この結
果、カーネルが管理している物理メモリ領域の内容をプ
ロセスが管理している物理メモリ領域にコピーすること
なく、カーネルが管理している物理メモリ領域の内容を
プロセスで利用することができる。
リ領域の内容をプロセスで利用するときに必要だった物
理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、このコピー
動作により発生していたオーバーヘッドを軽減すること
が可能となる。
1の領域確保段階が、メモリ上の物理メモリ領域に、カ
ーネル内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域を割
り当て、前記第2の領域確保段階は、カーネル内部のモ
ジュールが使用する仮想メモリ領域を割り当てた前記メ
モリ上の物理メモリ領域に、プロセス内部のモジュール
が使用する仮想メモリ領域を割り当てることを特徴とす
る。
内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とプロセス
内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とを同一な
物理メモリ領域に割り当てることにより、カーネル内部
のモジュールとプロセス内部のモジュールとの間で物理
メモリ領域を共有できる。
1の領域確保段階が、前記画像形成装置の起動時、メモ
リ上の物理メモリ領域に、カーネル内部のモジュールが
使用する仮想メモリ領域を割り当て、前記第2の領域確
保段階は、カーネル内部のモジュールが使用する仮想メ
モリ領域を割り当てた前記メモリ上の物理メモリ領域
に、プロセス内部のモジュールが使用する仮想メモリ領
域を割り当てることを特徴とする。
装置の起動時に、カーネル内部のモジュールが使用する
仮想メモリ領域とプロセス内部のモジュールが使用する
仮想メモリ領域とを同一な物理メモリ領域に割り当てる
ことができる。
ーネル内部のモジュールが、デバイス制御モジュールで
あり、前記プロセス内部のモジュールは、インターフェ
ース制御モジュールであることを特徴とする。
制御モジュールが使用する仮想メモリ領域とインターフ
ェース制御モジュールが使用する仮想メモリ領域とを同
一な物理メモリ領域に割り当てることができる。
ロセスが、コントロールサービスのプロセスであること
を特徴とする。
内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域と、コント
ロールサービスのプロセス内部のモジュールが使用する
仮想メモリ領域とを同一な物理メモリ領域に割り当てる
ことができる。
バイス制御モジュールが、シリアルインターフェース用
のデバイス制御モジュールであり、前記インターフェー
ス制御モジュールが、シリアルインターフェース用のイ
ンターフェース制御モジュールであることを特徴とす
る。
インターフェース用のデバイス制御モジュールが使用す
る仮想メモリ領域と、シリアルインターフェース用のイ
ンターフェース制御モジュールが使用する仮想メモリ領
域とを同一な物理メモリ領域に割り当てることができ
る。
バイス制御モジュールが、パラレルインターフェース用
のデバイス制御モジュールであり、前記インターフェー
ス制御モジュールが、パラレルインターフェース用のイ
ンターフェース制御モジュールであることを特徴とす
る。
インターフェース用のデバイス制御モジュールが使用す
る仮想メモリ領域と、パラレルインターフェース用のイ
ンターフェース制御モジュールが使用する仮想メモリ領
域とを同一な物理メモリ領域に割り当てることができ
る。
成処理で利用されるハードウェア資源と、画像形成処理
にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うア
プリケーションのプロセスと、前記ハードウェア資源お
よび前記アプリケーションのプロセスの間に介在し、前
記アプリケーションのプロセスの少なくとも2つが共通
に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求,管理,
実行制御並びに画像形成処理を行うプラットフォームと
を有する画像形成装置のメモリ管理方法であって、前記
プラットフォームに含まれるカーネルが、メモリ上に割
り当てられたカーネルの仮想メモリ領域にデータを格納
するデータ格納段階と、前記カーネルが、前記カーネル
の仮想メモリ領域に格納されたデータの格納位置を前記
プラットフォームに含まれるプロセスに通知する格納位
置通知段階と、前記プロセスが、前記カーネルの仮想メ
モリ領域と同一な物理メモリ領域に割り当てた前記プロ
セスの仮想メモリ領域からデータを取得するデータ取得
段階とを有することを特徴とする。
の同一な物理メモリ領域に割り当てられたカーネルの仮
想メモリとプロセスの仮想メモリとを有することによ
り、カーネルとプロセスとの間で物理メモリ領域を共有
できる。この結果、カーネルが管理している物理メモリ
領域の内容をプロセスが管理している物理メモリ領域に
コピーすることなく、カーネルが管理している物理メモ
リ領域の内容をプロセスで利用することができる。
リ領域の内容をプロセスで利用するときに必要だった物
理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、このコピー
動作により発生していたオーバーヘッドを軽減すること
が可能となる。
ーネルの仮想メモリ領域はカーネル内部のモジュールが
使用し、前記プロセスの仮想メモリ領域はプロセス内部
のモジュールが使用することを特徴とする。
内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とプロセス
内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域とを同一な
物理メモリ領域に割り当てることにより、カーネル内部
のモジュールとプロセス内部のモジュールとの間で物理
メモリ領域を共有できる。
納位置通知段階が、前記カーネル内部のモジュールが利
用する仮想メモリ領域の先頭からのオフセットとデータ
サイズとを利用して前記プロセス内部のモジュールにデ
ータの格納位置を通知することを特徴とする。
内部のモジュールが利用する仮想メモリ領域の先頭から
のオフセットとデータサイズとを利用することにより、
カーネル内部のモジュールからプロセス内部のモジュー
ルへデータの格納位置を通知することができる。
て図面に基づいて説明する。
構成図を示す。融合機1は、白黒ラインプリンタ11
と,カラーラインプリンタ12と,スキャナやファクシ
ミリなどのハードウェアリソース13と,ソフトウェア
群20と,融合機起動部50とを有するように構成され
る。また、ソフトウェア群20はアプリケーション30
とプラットフォーム40とを有するように構成される。
ン30からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲
得要求を発生するコントロールサービスと、1つ以上の
ハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービス
からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ
(以下、SRMという)43と、OS41とを有するよ
うに構成されている。
ロールサービス(以下、SCSという)42,エンジン
コントロールサービス(以下、ECSという)44,メ
モリコントロールサービス(以下、MCSという)4
5,オペレーションパネルコントロールサービス(以
下、OCSという)46,ファックスコントロールサー
ビス(以下、FCSという)47,ネットワークコント
ロールサービス(以下、NCSという)48など一つ以
上のサービスモジュールを有するように構成されてい
る。
れている関数によりアプリケーション30からの処理要
求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタ
ーフェース(以下、APIという)を有するように構成
されている。
商標))などのオペレーティングシステムであって、プ
ラットフォーム40およびアプリケーション30の各ソ
フトウェアをプロセスとして並列実行する。
にシステムの制御およびリソースの管理を行うものであ
る。例えばSRM43のプロセスは、スキャナ部やプリ
ンタ部などのエンジン,メモリ,ハードディスク装置
(HDD)ファイル,ホストI/O(セントロインター
フェース,ネットワークインターフェース,IEEE1
394インターフェース,RS232Cインターフェー
スなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要
求に従って調停を行い、実行制御する。
ウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用さ
れていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求
されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に
通知する。また、SRM43は上位層からの要求に対し
てハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、例
えばプリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ
確保,ファイル生成などの要求内容を直接実施してい
る。
ン管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,
リソース管理,割り込みアプリケーション制御を行う。
ECS44のプロセスは、白黒ラインプリンタ11,カ
ラーラインプリンタ12,ハードウェアリソース13の
エンジンの制御を行う。
得および解放,ハードディスク装置(HDD)の利用,
画像データの圧縮および伸張などを行う。OCS46の
プロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手
段となるオペレーションパネルの制御を行う。
ローラの各アプリケーション層からPSTNまたはIS
DN網を利用したファクシミリ送受信,BKM(バック
アップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデ
ータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミ
リ受信印刷,融合送受信を行うためのアプリケーション
を提供する。
/Oを必要とするアプリケーションに対し、共通に利用
できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側
から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケ
ーションに振り分けたり、アプリケーションからのデー
タをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
タ,コピー,ファクシミリ,スキャナなどの画像形成処
理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行う
ものである。アプリケーション30は、ページ記述言語
(PDL,PCL)およびポストスクリプト(PS)を
有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタア
プリ31と,コピー用アプリケーションであるコピーア
プリ32と,ファクシミリ用アプリケーションであるフ
ァックスアプリ33と,スキャナ用アプリケーションで
あるスキャナアプリ34と,ネットワークファイル用ア
プリケーションであるネットファイルアプリ35と,工
程検査用アプリケーションである工程検査アプリ36と
を有している。
ハードウェア構成図を示す。図2の融合機1は、コント
ローラボード60と,オペレーションパネル70と,フ
ァックスコントロールユニット(以下、FCUという)
80と,USBデバイス90と,IEEE1394デバ
イス100と,エンジン部110とを有するように構成
される。
ラボード60のASIC62に直接接続されている。ま
た、FCU80,USBデバイス90,IEEE139
4デバイス100およびエンジン部110は、コントロ
ーラボード60のASIC62にPCIバスなどで接続
されている。
61と,ASIC62と,SRAM(Static RAM)63
と,SDRAM(Synchronous DRAM)64と,フラッシ
ュメモリ65と,HDD66とを有するように構成され
る。コントローラボード60は、CPU61,SRAM
63,SDRAM64,フラッシュメモリ65,HDD
66などをASIC62に接続するように構成されてい
る。
ものである。CPU61は、OS41上でプラットフォ
ーム40を形成するSCS42,SRM43,ECS4
4,MCS45,OCS46,FCS47およびNCS
48をそれぞれプロセスとして起動して実行させると共
に、アプリケーション30を形成するプリンタアプリ3
1,コピーアプリ32,ファックスアプリ33,スキャ
ナアプリ34,ネットファイルアプリ35および工程検
査アプリ36を起動して実行させる。
ア要素を有する画像処理用途向けのICである。SRA
M63およびSDRAM64は、本発明におけるメモリ
を構成する。SRAM63およびSDRAM64の物理
メモリ領域の一部には、カーネルやプロセスなどの仮想
メモリ領域がマッピングされる。
ン30またはプラットフォーム40を構成する各アプリ
やコントロールサービス,SRM43などの各プログラ
ムが格納されている。HDD66は、画像データの蓄
積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォー
ムの蓄積を行うためのストレージである。また、オペレ
ーションパネル70は、オペレータからの入力操作を受
け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部
である。
源投入時に最初に実行され、アプリケーション30やプ
ラットフォーム40を起動するものである。図3は、融
合機起動部の一例の構成図を示す。融合機起動部50
は、ROMモニタ51と,プログラム起動部52とを有
する。
れ、ハードウェアの初期化,コントローラボードの診
断,ソフトウェアの初期化,OS41の起動などを行
う。プログラム起動部52はOS41から呼び出される
ものであり、SRAM63またはSDRAM64上にメ
モリ領域を確保する。そして、プログラム起動部52
は、コントロールサービスやアプリケーションのプログ
ラムをフラッシュメモリ65から読み出し、読み出した
各プログラムをSRAM63またはSDRAM64上に
確保したメモリ領域に転送して起動するものである。
理について説明する。ここでは、USBデバイス90か
ら受信したデータをプリンタ用のプロセスが利用する場
合の処理について説明するが、カーネルが管理している
物理メモリ領域の内容をプロセスで利用する他の処理に
も適用が可能である。
ータはカーネル内部のUSBデバイスドライバが使用す
る仮想メモリ領域上の受信バッファに格納される。ま
た、プリンタ用のプロセスが利用するデータはNCS内
部のUSBインターフェース制御モジュールが使用する
仮想メモリ領域上の受信バッファに格納される。
る仮想メモリ領域およびUSBインターフェース制御モ
ジュールが使用する仮想メモリ領域のメモリ管理につい
て図4を参照しつつ説明する。
う処理の一例のフローチャートを示す。ステップS10
では、融合機1の起動によりOS41が起動する。ステ
ップS10に続いてステップS11に進み、OS41は
カーネルの仮想メモリ領域に物理メモリ領域をマッピン
グすると共に、カーネルの仮想メモリ領域上にUSBデ
バイスドライバが使用する受信バッファを確保する。
進み、プログラム起動部52はプリンタアプリ31を起
動する。また、ステップS12に続いてステップS13
に進み、プログラム起動部52はNCS48の内部にU
SBインターフェース制御モジュールを起動する。
進み、USBインターフェース制御モジュールはデバイ
ス使用コマンドをUSBデバイスドライバに送出する。
そして、ステップS14に続いてステップS15に進
み、USBデバイスドライバはUSBデバイス90を使
用可能状態とし、その旨をUSBインターフェース制御
モジュールに通知する。
進み、USBインターフェース制御モジュールはデバイ
ス情報取得コマンドをUSBデバイスドライバに送出す
る。そして、ステップS16に続いてステップS17に
進み、USBデバイスドライバはUSBデバイス90の
デバイス情報をUSBインターフェース制御モジュール
に通知する。
進み、USBインターフェース制御モジュールは受信バ
ッファのマッピング要求コマンドをUSBデバイスドラ
イバに送出する。そして、ステップS18に続いてステ
ップS19に進み、USBデバイスドライバはプリンタ
用のプロセスの仮想メモリ領域に物理メモリ領域をマッ
ピングすると共に、プリンタ用のプロセスの仮想メモリ
領域上にUSBインターフェース制御モジュールが使用
する受信バッファを確保する。
Bインターフェース制御モジュールが使用する受信バッ
ファとUSBデバイスドライバが使用する受信バッファ
とを同じ物理メモリ領域にマッピングする。USBイン
ターフェース制御モジュールが使用する受信バッファと
USBデバイスドライバが使用する受信バッファとが同
じ物理メモリ領域にマッピングされることにより、US
Bインターフェース制御モジュールとUSBデバイスド
ライバとは物理メモリ領域を共有することができる。
ュールとUSBデバイスドライバとで物理メモリ領域を
共有している状態について図5を参照しつつ説明する。
図5は、USBインターフェース制御モジュールとUS
Bデバイスドライバとで物理メモリ領域を共有している
状態の一例の説明図を示す。
ス90から受信したデータが、カーネル内部のUSBデ
バイスドライバ(USBデバイス制御モジュール)12
1が使用する仮想メモリ領域上の受信バッファ123に
格納される。ステップS22では、NCS内部のUSB
インターフェース制御モジュール(USBデーモン)1
20がUSBデバイスドライバ121に対してUSBデ
バイス90から受信したデータを要求する。
進み、USBデバイスドライバ121は受信したデータ
の格納位置を受信バッファ123の先頭からのオフセッ
トとデータサイズとでUSBインターフェース制御モジ
ュール120に通知する。
ス制御モジュール120が使用する仮想メモリ領域上の
受信バッファ122は、カーネル内部のUSBデバイス
ドライバ121が使用する仮想メモリ領域上の受信バッ
ファ123と同じ物理メモリ領124にマッピングされ
ている。つまり、USBインターフェース制御モジュー
ル120とUSBデバイスドライバ121とは物理メモ
リ領域124を共有している。
ジュール120はUSBデバイスドライバ121から受
信バッファ123の先頭からのオフセットとデータサイ
ズとを通知されることにより、物理メモリ領域124に
格納されたデータを直接利用することが可能となる。
ールとUSBデバイスドライバとで物理メモリ領域を共
有していない状態について図6を参照しつつ説明する。
図6は、USBインターフェース制御モジュールとUS
Bデバイスドライバとで物理メモリ領域を共有していな
い状態の一例の説明図を示す。
ス90から受信したデータが、カーネル内部のUSBデ
バイスドライバ121が使用する仮想メモリ領域上の受
信バッファ123に格納される。ステップS32では、
NCS内部のUSBインターフェース制御モジュール1
20がUSBデバイスドライバ121に対してUSBデ
バイス90から受信したデータを要求する。
進み、USBデバイスドライバ121は受信したデータ
の格納位置を物理メモリ領域124のアドレスとデータ
サイズとでUSBインターフェース制御モジュール12
0に通知する。
ス制御モジュール120が使用する仮想メモリ領域上の
受信バッファ122は、カーネル内部のUSBデバイス
ドライバが使用する仮想メモリ領域上の受信バッファ1
23と異なる物理メモリ領125にマッピングされてい
る。つまり、USBインターフェース制御モジュール1
20とUSBデバイスドライバ121とは物理メモリ領
域124を共有していない。
ジュール120がUSBデバイス90から受信したデー
タを利用するためには、受信したデータを物理メモリ領
域124から物理メモリ領域125にコピーする必要が
あった。そこで、ステップS33に続いてステップS3
4に進み、OS41はUSBデバイス90から受信した
データを物理メモリ領域124から物理メモリ領域12
5にコピーする。
モジュール120とUSBデバイスドライバ121とで
物理メモリ領域を共有していない状態では、USBイン
ターフェース制御モジュール120がUSBデバイス9
0から受信したデータを利用するために、受信したデー
タを物理メモリ領域124から物理メモリ領域125に
コピーする必要があり、オーバーヘッドが生じることと
なる。
ールとUSBデバイスドライバとで物理メモリ領域を共
有している状態では、USBインターフェース制御モジ
ュール120がUSBデバイス90から受信したデータ
を利用するために、受信したデータを物理メモリ領域1
24から物理メモリ領域125にコピーする必要がな
く、オーバーヘッドが生じない。
ータをプリンタアプリ31が利用する処理について図7
を参照しつつ説明する。図7は、USBデバイスから受
信したデータをプリンタアプリが利用する処理の一例に
ついて説明する図を示す。
ール120とUSBデバイスドライバ121とは図5を
用いて説明したように物理メモリ領域を共有しているも
のとする。
きUSBデバイス90がUSBデバイスドライバ121
に対してデータ受信割り込みを行う。USBデバイスド
ライバ121はUSBデバイス90から受信したデータ
をUSBデバイスドライバ121が使用する仮想メモリ
領域上の受信バッファに格納する。
進み、USBデバイスドライバ121は受信したデータ
の格納位置を、USBデバイスドライバ121が使用す
る仮想メモリ領域上の受信バッファの先頭からのオフセ
ットとデータサイズとでUSBインターフェース制御モ
ジュール120に通知する。USBインターフェース制
御モジュール120はUSBデバイスドライバ121と
物理メモリ領域を共有しているため、USBデバイス9
0から受信したデータを直接利用できる。
進み、USBインターフェース制御モジュール120は
NCS制御モジュール130に対してプリンタ用受信バ
ッファ割り当ての要求を行う。ステップS43に続いて
ステップS44に進み、NCS制御モジュール130は
プリンタ用受信バッファ131の割り当てを行う。
進み、NCS制御モジュール130はUSBインターフ
ェース制御モジュール120に対してプリンタ用受信バ
ッファ131を割り当てた旨の通知を行う。
から受信したデータがUSBインターフェース制御モジ
ュール120とUSBデバイスドライバ121とが共有
する物理メモリ領域からプリンタ用受信バッファ131
にコピーされる。そして、ステップS46に続いてステ
ップS47に進み、USBインターフェース制御モジュ
ール120はUSBデバイスドライバ121に対してプ
リンタ用受信バッファ131にコピー済みの物理メモリ
領域の開放許可を通知する。
NCSなどのサービスモジュールとで物理メモリ領域を
共有することができ、物理メモリ上で余分なコピー動作
を行う必要がなくなり、オーバーヘッドが生じなくな
る。
の仮想メモリ領域とプロセスの仮想メモリ領域とを同一
な物理メモリ領域に割り当てることにより、カーネルと
プロセスとの間で物理メモリ領域を共有できる。
モリ領域の内容をプロセスが管理している物理メモリ領
域にコピーすることなく、カーネルが管理している物理
メモリ領域の内容をプロセスで利用することができる。
リ領域の内容をプロセスで利用するときに必要だった物
理メモリ領域上でのコピー動作がなくなり、このコピー
動作により発生していたオーバーヘッドを軽減すること
が可能となる。
る。
構成図である。
のフローチャートである。
Bデバイスドライバとで物理メモリ領域を共有している
状態の一例の説明図である。
Bデバイスドライバとで物理メモリ領域を共有していな
い状態の一例の説明図である。
アプリが利用する処理の一例について説明する図であ
る。
(OCS) 47 ファックスコントロールサービス(FCS) 48 ネットワークコントロールサービス(NCS) 50 融合機起動部 51 ROMモニタ 52 プログラム起動部 60 コントローラボード 61 CPU 62 ASIC(Application Specific Integrated
Circuit) 63 SRAM(Static RAM) 64 SDRAM(Synchronous DRAM) 65 フラッシュメモリ 66 ハードディスク装置(HDD) 70 オペレーションパネル 80 ファックスコントロールユニット(FCU) 90 USBデバイス 100 IEEE1394デバイス 110 エンジン部 120 USBインターフェース制御モジュール 121 USBデバイスドライバ 122,123 仮想メモリ領域上の受信バッファ 124,125 物理メモリ領域 130 ネットワークコントロールサービス制御モジ
ュール 131 プリンタ用受信バッファ
Claims (22)
- 【請求項1】 画像形成処理で利用されるハードウェア
資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞ
れ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、前
記ハードウェア資源および前記アプリケーションのプロ
セスの間に介在し、前記アプリケーションのプロセスの
少なくとも2つが共通に必要とする前記ハードウェア資
源の獲得要求,管理,実行制御並びに画像形成処理を行
うプラットフォームとを有する画像形成装置であって、 メモリ上の同一な物理メモリ領域に、前記プラットフォ
ームに含まれるカーネルおよびプロセスの仮想メモリ領
域を割り当てるメモリ管理手段を有することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項2】 前記メモリ管理手段は、メモリ上の同一
な物理メモリ領域に、カーネル内部のモジュールが使用
する仮想メモリ領域およびプロセス内部のモジュールが
使用する仮想メモリ領域を割り当てることを特徴とする
請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記メモリ管理手段は、起動時に、メモ
リ上の同一な物理メモリ領域に、カーネル内部のモジュ
ールが使用する仮想メモリ領域およびプロセス内部のモ
ジュールが使用する仮想メモリ領域を割り当てることを
特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記カーネル内部のモジュールは、デバ
イス制御モジュールであり、前記プロセス内部のモジュ
ールは、インターフェース制御モジュールであることを
特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記プロセスは、コントロールサービス
のプロセスであることを特徴とする請求項2又は3記載
の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記デバイス制御モジュールは、シリア
ルインターフェース用のデバイス制御モジュールであ
り、前記インターフェース制御モジュールは、シリアル
インターフェース用のインターフェース制御モジュール
であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記デバイス制御モジュールは、パラレ
ルインターフェース用のデバイス制御モジュールであ
り、前記インターフェース制御モジュールは、パラレル
インターフェース用のインターフェース制御モジュール
であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 画像形成処理で利用されるハードウェア
資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞ
れ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、前
記ハードウェア資源および前記アプリケーションのプロ
セスの間に介在し、前記アプリケーションのプロセスの
少なくとも2つが共通に必要とする前記ハードウェア資
源の獲得要求,管理,実行制御並びに画像形成処理を行
うプラットフォームとを有する画像形成装置であって、 メモリ上に割り当てられた前記プラットフォームに含ま
れるカーネルの仮想メモリ領域と、 前記カーネルの仮想メモリ領域と同一な物理メモリ領域
に割り当てられた前記プラットフォームに含まれるプロ
セスの仮想メモリ領域とを有することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項9】 前記カーネルの仮想メモリ領域はカーネ
ル内部のモジュールが使用するものであり、前記プロセ
スの仮想メモリ領域はプロセス内部のモジュールが使用
するものであることを特徴とする請求項8記載の画像形
成装置。 - 【請求項10】 前記カーネル内部のモジュールは、前
記メモリ上に割り当てられた前記カーネルの仮想メモリ
領域にデータを格納し、その格納位置を前記プロセス内
部のモジュールに通知することを特徴とする請求項9記
載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記カーネル内部のモジュールは、前
記メモリ上に割り当てられた仮想メモリ領域の先頭から
のオフセットとデータサイズとを利用し、前記プロセス
内部のモジュールにデータの格納位置を通知することを
特徴とする請求項9記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記プロセス内部のモジュールは、前
記カーネルの仮想メモリ領域に格納されたデータを、前
記プロセスの仮想メモリ領域から取得することを特徴と
する請求項10又は11記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 画像形成処理で利用されるハードウェ
ア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれ
ぞれ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、
前記ハードウェア資源および前記アプリケーションのプ
ロセスの間に介在し、前記アプリケーションのプロセス
の少なくとも2つが共通に必要とする前記ハードウェア
資源の獲得要求,管理,実行制御並びに画像形成処理を
行うプラットフォームとを有する画像形成装置のメモリ
管理方法であって、 メモリ上に、前記プラットフォームに含まれるカーネル
の仮想メモリ領域を割り当てる第1の領域確保段階と、 前記カーネルの仮想メモリ領域を割り当てた物理メモリ
領域に、前記プラットフォームに含まれるプロセスの仮
想メモリ領域を割り当てる第2の領域確保段階とを有す
ることを特徴とするメモリ管理方法。 - 【請求項14】 前記第1の領域確保段階は、メモリ上
の物理メモリ領域に、カーネル内部のモジュールが使用
する仮想メモリ領域を割り当て、 前記第2の領域確保段階は、カーネル内部のモジュール
が使用する仮想メモリ領域を割り当てた前記メモリ上の
物理メモリ領域に、プロセス内部のモジュールが使用す
る仮想メモリ領域を割り当てることを特徴とする請求項
13記載のメモリ管理方法。 - 【請求項15】 前記第1の領域確保段階は、前記画像
形成装置の起動時、メモリ上の物理メモリ領域に、カー
ネル内部のモジュールが使用する仮想メモリ領域を割り
当て、 前記第2の領域確保段階は、カーネル内部のモジュール
が使用する仮想メモリ領域を割り当てた前記メモリ上の
物理メモリ領域に、プロセス内部のモジュールが使用す
る仮想メモリ領域を割り当てることを特徴とする請求項
13記載のメモリ管理方法。 - 【請求項16】 前記カーネル内部のモジュールは、デ
バイス制御モジュールであり、前記プロセス内部のモジ
ュールは、インターフェース制御モジュールであること
を特徴とする請求項14又は15記載のメモリ管理方
法。 - 【請求項17】 前記プロセスは、コントロールサービ
スのプロセスであることを特徴とする請求項14又は1
5記載のメモリ管理方法。 - 【請求項18】 前記デバイス制御モジュールは、シリ
アルインターフェース用のデバイス制御モジュールであ
り、前記インターフェース制御モジュールは、シリアル
インターフェース用のインターフェース制御モジュール
であることを特徴とする請求項16記載のメモリ管理方
法。 - 【請求項19】 前記デバイス制御モジュールは、パラ
レルインターフェース用のデバイス制御モジュールであ
り、前記インターフェース制御モジュールは、パラレル
インターフェース用のインターフェース制御モジュール
であることを特徴とする請求項16記載のメモリ管理方
法。 - 【請求項20】 画像形成処理で利用されるハードウェ
ア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれ
ぞれ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、
前記ハードウェア資源および前記アプリケーションのプ
ロセスの間に介在し、前記アプリケーションのプロセス
の少なくとも2つが共通に必要とする前記ハードウェア
資源の獲得要求,管理,実行制御並びに画像形成処理を
行うプラットフォームとを有する画像形成装置のメモリ
管理方法であって、 前記プラットフォームに含まれるカーネルが、メモリ上
に割り当てられたカーネルの仮想メモリ領域にデータを
格納するデータ格納段階と、 前記カーネルが、前記カーネルの仮想メモリ領域に格納
されたデータの格納位置を前記プラットフォームに含ま
れるプロセスに通知する格納位置通知段階と、 前記プロセスが、前記カーネルの仮想メモリ領域と同一
な物理メモリ領域に割り当てた前記プロセスの仮想メモ
リ領域からデータを取得するデータ取得段階とを有する
ことを特徴とするメモリ管理方法。 - 【請求項21】 前記カーネルの仮想メモリ領域はカー
ネル内部のモジュールが使用し、前記プロセスの仮想メ
モリ領域はプロセス内部のモジュールが使用することを
特徴とする請求項20記載のメモリ管理方法。 - 【請求項22】 前記格納位置通知段階は、前記カーネ
ル内部のモジュールが利用する仮想メモリ領域の先頭か
らのオフセットとデータサイズとを利用して前記プロセ
ス内部のモジュールにデータの格納位置を通知すること
を特徴とする請求項21記載のメモリ管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048516A JP4136397B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 画像形成装置及びメモリ管理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077144A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | 仮想化システム、メモリ管理方法及び制御プログラム |
JP2008217591A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、画像形成システム、アドレス変換処理プログラム |
US7703143B2 (en) | 2003-12-15 | 2010-04-20 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, image forming apparatus, and electronic data movement canceling method |
JP2010244303A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Kyocera Mita Corp | メモリ管理装置及び画像形成装置 |
US7911639B2 (en) | 2006-05-12 | 2011-03-22 | Kyocera Mita Corporation | Image forming device |
US8473691B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-06-25 | Ryosuke Ohgishi | Memory management device, image forming apparatus, and image forming method |
JP2014164358A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像処理装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048516A patent/JP4136397B2/ja not_active Expired - Fee Related
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