JP2003124380A - 電子部品内蔵モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
電子部品内蔵モジュールおよびその製造方法Info
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- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電子部品内蔵モジュールに関する
もので、良好なインナービアホール接続を実現すること
を目的とするものである。 【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明の電
子部品内蔵モジュールは電子部品内蔵モジュールのイン
ナービアホール接続に対して、ブラインドビアホールの
底部に微小穴を形成しておくことで、アスペクト比の高
いビア形状であっても、気泡を噛み込むことなく良好に
導電性ペーストを充填することができる。また、第2の
絶縁層を第1の絶縁層と同種の成分系とすることで、第
2の配線を容易に接続することができ、しかも特性を安
定化させることができるというものである。
もので、良好なインナービアホール接続を実現すること
を目的とするものである。 【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明の電
子部品内蔵モジュールは電子部品内蔵モジュールのイン
ナービアホール接続に対して、ブラインドビアホールの
底部に微小穴を形成しておくことで、アスペクト比の高
いビア形状であっても、気泡を噛み込むことなく良好に
導電性ペーストを充填することができる。また、第2の
絶縁層を第1の絶縁層と同種の成分系とすることで、第
2の配線を容易に接続することができ、しかも特性を安
定化させることができるというものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば抵抗やコン
デンサやインダクタ等の受動部品、或いは半導体素子等
の能動部品が電気絶縁性基板内部に配置されている電子
部品内蔵モジュールおよびその製造方法に関するもので
ある。
デンサやインダクタ等の受動部品、或いは半導体素子等
の能動部品が電気絶縁性基板内部に配置されている電子
部品内蔵モジュールおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型・軽量化に伴い、
プリント配線板の高密度化や実装部品の小型化に対する
要求が厳しくなっている。プリント配線板においては、
配線ルールの縮小により配線板表面と平行な方向につい
て高密度化が図られている。さらに、ビルドアップ工法
を採用して配線を積層させ、任意の層間にビアホールを
形成することにより、配線板表面に垂直な方向での高密
度化も可能となった。
プリント配線板の高密度化や実装部品の小型化に対する
要求が厳しくなっている。プリント配線板においては、
配線ルールの縮小により配線板表面と平行な方向につい
て高密度化が図られている。さらに、ビルドアップ工法
を採用して配線を積層させ、任意の層間にビアホールを
形成することにより、配線板表面に垂直な方向での高密
度化も可能となった。
【0003】高密度実装のため、チップ部品は1005
サイズあるいは、さらに小型化された0603サイズが
使用されている。一方、半導体パッケージとしては、従
来パッケージの外周に多ピン化されたリードを有するS
OP(Small Outline Package)
やQFP(Quad Flat Package)等の
表面実装デバイスが用いられることが多かった。近年、
半導体パッケージをさらに小型化するため、ICチップ
の能動素子面を基板側に向けたフリップチップ接続によ
り、CSP(Chip Size Package)化
が図られている。フリップチップ接続によればベアIC
はリードを用いずに、通常はんだバンプやAuスタッド
バンプを介して基板にダイレクトに実装される。
サイズあるいは、さらに小型化された0603サイズが
使用されている。一方、半導体パッケージとしては、従
来パッケージの外周に多ピン化されたリードを有するS
OP(Small Outline Package)
やQFP(Quad Flat Package)等の
表面実装デバイスが用いられることが多かった。近年、
半導体パッケージをさらに小型化するため、ICチップ
の能動素子面を基板側に向けたフリップチップ接続によ
り、CSP(Chip Size Package)化
が図られている。フリップチップ接続によればベアIC
はリードを用いずに、通常はんだバンプやAuスタッド
バンプを介して基板にダイレクトに実装される。
【0004】上記のフリップチップ実装によれば、IC
チップの実装が可能な領域は基板表面であり、実装密度
は基板サイズの制限を受けるため、実装密度をさらに飛
躍的に向上させることは困難である。そこで、ICチッ
プを基板の内部に実装して実装密度を上げ、電子機器を
小型化する手段が特開平5−211256号公報および
特開平6−45763号公報に開示されている。
チップの実装が可能な領域は基板表面であり、実装密度
は基板サイズの制限を受けるため、実装密度をさらに飛
躍的に向上させることは困難である。そこで、ICチッ
プを基板の内部に実装して実装密度を上げ、電子機器を
小型化する手段が特開平5−211256号公報および
特開平6−45763号公報に開示されている。
【0005】しかしながら、上記特開平5−21125
6号公報記載の半導体装置、あるいは特開平6−457
63号公報記載の印刷配線板によれば、ICを実装する
ためにキャビティ等を形成しなければならず、工数が非
常に大きく、またプリント配線板の薄型化が困難であ
る。
6号公報記載の半導体装置、あるいは特開平6−457
63号公報記載の印刷配線板によれば、ICを実装する
ためにキャビティ等を形成しなければならず、工数が非
常に大きく、またプリント配線板の薄型化が困難であ
る。
【0006】上記問題点を解決する手段として特開20
01−77536号公報にブラインドビアを用いた電子
部品内蔵モジュールが提案されている。
01−77536号公報にブラインドビアを用いた電子
部品内蔵モジュールが提案されている。
【0007】以下図面を参照して従来の電子部品内蔵モ
ジュールの製造方法を説明する。
ジュールの製造方法を説明する。
【0008】図5(a)に示すように、基材101に印
刷されたCu配線(図示せず)にAuめっきを施し、基
材101をICチップ103との接続のためのCu電極
106およびビアホール接続ランド108を形成する。
ビアホール接続ランド108の直径は例えば0.2〜
0.5mmとする。その後Cu電極106上にICチッ
プ103を実装する。
刷されたCu配線(図示せず)にAuめっきを施し、基
材101をICチップ103との接続のためのCu電極
106およびビアホール接続ランド108を形成する。
ビアホール接続ランド108の直径は例えば0.2〜
0.5mmとする。その後Cu電極106上にICチッ
プ103を実装する。
【0009】次に図5(b)に示すように、低内部応力
で高純度の熱硬化型エポキシ系インキを全面に塗布す
る。その後、例えば100〜120℃で1〜2時間加熱
して樹脂を仮硬化させ、さらに例えば150℃で30分
〜1時間の加熱により樹脂を硬化させる。これにより、
ICチップ103上の厚さが30〜100μmである絶
縁性樹脂層102が形成される。
で高純度の熱硬化型エポキシ系インキを全面に塗布す
る。その後、例えば100〜120℃で1〜2時間加熱
して樹脂を仮硬化させ、さらに例えば150℃で30分
〜1時間の加熱により樹脂を硬化させる。これにより、
ICチップ103上の厚さが30〜100μmである絶
縁性樹脂層102が形成される。
【0010】次に図5(c)に示すように、絶縁性樹脂
層102の上層に、12μm厚のCu箔110aを接着
層109を介して圧着させる。その後、真空プレス形成
を行う。
層102の上層に、12μm厚のCu箔110aを接着
層109を介して圧着させる。その後、真空プレス形成
を行う。
【0011】次に図5(d)に示すように、ビアホール
接続ランド108の上部のCu箔110aにエッチング
を行い直径0.1〜0.4mmの窓110bを形成す
る。窓110bの直径はビアホール接続ランド108の
直径よりもやや小さくなるように設定する。
接続ランド108の上部のCu箔110aにエッチング
を行い直径0.1〜0.4mmの窓110bを形成す
る。窓110bの直径はビアホール接続ランド108の
直径よりもやや小さくなるように設定する。
【0012】次に図5(e)に示すように、窓110b
にレーザ光(図示せず)を照射して、絶縁性樹脂層10
2にビアホール115を形成する。
にレーザ光(図示せず)を照射して、絶縁性樹脂層10
2にビアホール115を形成する。
【0013】次に図5(f)に示すように、ビアホール
115に導電性ペーストを充填してから、例えば150
〜170℃で20〜40分程度加熱して導電性ペースト
を硬化させる。導電性ペーストの充填は、例えばスクリ
ーン印刷、ディスペンサ等により行い、充填後ブラシも
しくはバフ研磨により表面を平滑化する。これにより、
ビアホール115内に導電層116が形成される。
115に導電性ペーストを充填してから、例えば150
〜170℃で20〜40分程度加熱して導電性ペースト
を硬化させる。導電性ペーストの充填は、例えばスクリ
ーン印刷、ディスペンサ等により行い、充填後ブラシも
しくはバフ研磨により表面を平滑化する。これにより、
ビアホール115内に導電層116が形成される。
【0014】次に図5(g)に示すように、Cu箔11
0a及び導電層116の上層に、Cuめっきを施し導電
層111aを形成する。
0a及び導電層116の上層に、Cuめっきを施し導電
層111aを形成する。
【0015】次に図5(h)に示すように、導電層11
1aおよびCu箔110aにエッチングを行い、導電層
110、111を形成する。
1aおよびCu箔110aにエッチングを行い、導電層
110、111を形成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ビアホールはブラインドビアとなるた
め、ビアホール内に導電性ペーストを充填する工程にお
いて、ビアホール接続ランド部分まで完全に導電性ペー
ストを充填することは困難である。さらに上記従来例に
おいては、絶縁性樹脂層でICチップの上部に30〜1
00μmの厚さを設けて被覆しているため、ICチップ
の厚さとICチップ実装用のバンプ高さを考慮して考え
ると、絶縁性樹脂層の厚さは400μm以上の厚さとな
るため、形成されたビアホールのアスペクト比は1以上
となる。この時、例えばビアホール径を100μmで加
工する場合は、非常に細長い管状のビアホールとなるた
め、導電性ペーストの充填は極めて困難であり、ビアホ
ール接続ランドと導電性ペーストの間に空間ができる。
また、アスペクト比を低くするためにビアホール形状を
400μm以上に大きくすると、配線パターン密度は低
くなり、ICチップを内蔵する効果がなくなる。
来の構成では、ビアホールはブラインドビアとなるた
め、ビアホール内に導電性ペーストを充填する工程にお
いて、ビアホール接続ランド部分まで完全に導電性ペー
ストを充填することは困難である。さらに上記従来例に
おいては、絶縁性樹脂層でICチップの上部に30〜1
00μmの厚さを設けて被覆しているため、ICチップ
の厚さとICチップ実装用のバンプ高さを考慮して考え
ると、絶縁性樹脂層の厚さは400μm以上の厚さとな
るため、形成されたビアホールのアスペクト比は1以上
となる。この時、例えばビアホール径を100μmで加
工する場合は、非常に細長い管状のビアホールとなるた
め、導電性ペーストの充填は極めて困難であり、ビアホ
ール接続ランドと導電性ペーストの間に空間ができる。
また、アスペクト比を低くするためにビアホール形状を
400μm以上に大きくすると、配線パターン密度は低
くなり、ICチップを内蔵する効果がなくなる。
【0017】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、アスペクト比の高いブラインドビア内に導電性ペ
ーストを確実に充填することができ、電気的接続を良好
に行うことができるということを目的とするものであ
る。また、絶縁層を無機フィラー含有材料とすること
で、電子回路動作時の発熱に対して効率よく絶縁層を介
して放熱することができるとともに、絶縁層を2層構造
とすることで、特別な接着剤層を使用せずに、無機フィ
ラー含有材料で第2の配線を接続することができるの
で、第1および第2の絶縁層を無機フィラー含有材料で
形成することができるため、安定した電子回路特性を得
ることができるという目的も併せ持つものである。
あり、アスペクト比の高いブラインドビア内に導電性ペ
ーストを確実に充填することができ、電気的接続を良好
に行うことができるということを目的とするものであ
る。また、絶縁層を無機フィラー含有材料とすること
で、電子回路動作時の発熱に対して効率よく絶縁層を介
して放熱することができるとともに、絶縁層を2層構造
とすることで、特別な接着剤層を使用せずに、無機フィ
ラー含有材料で第2の配線を接続することができるの
で、第1および第2の絶縁層を無機フィラー含有材料で
形成することができるため、安定した電子回路特性を得
ることができるという目的も併せ持つものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品内蔵モジュールは、第1の配線
と、前記第1の配線上に接続する電子部品と、前記第1
の配線と前記電子部品を被う絶縁層と、前記絶縁層上に
形成された第2の配線と、前記第1の配線と前記第2の
配線とを電気的に接続する導電性樹脂硬化物が充填され
たインナービアホールを具備する電子部品内蔵モジュー
ルであって、前記第1の配線の前記インナービアホール
と接続する部分に前記インナービアホールの直径以下の
窪みを形成しているというものである。
に、本発明の電子部品内蔵モジュールは、第1の配線
と、前記第1の配線上に接続する電子部品と、前記第1
の配線と前記電子部品を被う絶縁層と、前記絶縁層上に
形成された第2の配線と、前記第1の配線と前記第2の
配線とを電気的に接続する導電性樹脂硬化物が充填され
たインナービアホールを具備する電子部品内蔵モジュー
ルであって、前記第1の配線の前記インナービアホール
と接続する部分に前記インナービアホールの直径以下の
窪みを形成しているというものである。
【0019】また、本発明の電子部品内蔵モジュールの
製造方法は、キャリア上に形成された第1の配線上の所
望の位置に電子部品を実装する工程と、前記第1の配線
と前記電子部品を被う第1の絶縁層を形成する工程と、
前記第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブラ
インドビアを加工する工程と、前記ブラインドビア内へ
導電性樹脂を充填する工程と、別工程で貫通孔を形成し
た後貫通孔内に導電性樹脂を充填した第2の絶縁層を前
記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャ
リア上に形成された第2の配線を前記第2の配線側が前
記第2の絶縁層上の所望の位置に重なるように積層する
工程と、前記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱
プレス後前記第1の配線及び前記第2の配線から前記キ
ャリアを剥離する工程からなり、前記第1の絶縁層の所
望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工する
工程において、前記ブラインドビア下部の前記第1の配
線板部分に前記ブラインドビアの直径以下の窪みを同時
に加工するというものである。
製造方法は、キャリア上に形成された第1の配線上の所
望の位置に電子部品を実装する工程と、前記第1の配線
と前記電子部品を被う第1の絶縁層を形成する工程と、
前記第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブラ
インドビアを加工する工程と、前記ブラインドビア内へ
導電性樹脂を充填する工程と、別工程で貫通孔を形成し
た後貫通孔内に導電性樹脂を充填した第2の絶縁層を前
記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャ
リア上に形成された第2の配線を前記第2の配線側が前
記第2の絶縁層上の所望の位置に重なるように積層する
工程と、前記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱
プレス後前記第1の配線及び前記第2の配線から前記キ
ャリアを剥離する工程からなり、前記第1の絶縁層の所
望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工する
工程において、前記ブラインドビア下部の前記第1の配
線板部分に前記ブラインドビアの直径以下の窪みを同時
に加工するというものである。
【0020】この方法により、電子部品を内蔵した後、
電気的接続を必要とする部分に形成するビアホールにつ
いて、高密度配線を実現するため小径化する場合におい
ても確実にビアホール内に導電性ペーストを充填するこ
とができる。
電気的接続を必要とする部分に形成するビアホールにつ
いて、高密度配線を実現するため小径化する場合におい
ても確実にビアホール内に導電性ペーストを充填するこ
とができる。
【0021】また、絶縁層を無機フィラー含有材料とす
ることで、電子回路動作時の発熱に対して効率よく絶縁
層を介して放熱することができるとともに、絶縁層を2
層構造とすることで、特別な接着剤層を使用せずに、無
機フィラー含有材料で第2の配線を接続することができ
るので、第1および第2の絶縁層を無機フィラー含有材
料で形成することができるため、安定した電子回路特性
を得ることができる。
ることで、電子回路動作時の発熱に対して効率よく絶縁
層を介して放熱することができるとともに、絶縁層を2
層構造とすることで、特別な接着剤層を使用せずに、無
機フィラー含有材料で第2の配線を接続することができ
るので、第1および第2の絶縁層を無機フィラー含有材
料で形成することができるため、安定した電子回路特性
を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1の配線と、前記第1の配線上に接続する電子部
品と、前記第1の配線と前記電子部品を被う絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された第2の配線と、前記第1の配
線と前記第2の配線とを電気的に接続する導電性ペース
トが充填されたインナービアホールを具備する電子部品
内蔵モジュールであって、前記第1の配線の前記インナ
ービアホールと接続する部分に前記インナービアホール
の直径以下の窪みを形成していることを特徴とする電子
部品内蔵モジュールとしたものであり、導電性ペースト
が効率よくインナービアホール内へ充填され、第1の配
線および第2の配線と良好に電気的接続を行うことがで
きるという作用を有する。
は、第1の配線と、前記第1の配線上に接続する電子部
品と、前記第1の配線と前記電子部品を被う絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された第2の配線と、前記第1の配
線と前記第2の配線とを電気的に接続する導電性ペース
トが充填されたインナービアホールを具備する電子部品
内蔵モジュールであって、前記第1の配線の前記インナ
ービアホールと接続する部分に前記インナービアホール
の直径以下の窪みを形成していることを特徴とする電子
部品内蔵モジュールとしたものであり、導電性ペースト
が効率よくインナービアホール内へ充填され、第1の配
線および第2の配線と良好に電気的接続を行うことがで
きるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、前記窪
みが貫通孔であることを特徴とする請求項1記載の電子
部品内蔵モジュールとしたものであり、さらに良好に導
電性ペーストをインナービアホール内に充填することが
できるという作用を有する。
みが貫通孔であることを特徴とする請求項1記載の電子
部品内蔵モジュールとしたものであり、さらに良好に導
電性ペーストをインナービアホール内に充填することが
できるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、前記絶
縁層が第1の絶縁層及び第2の絶縁層の2層構造である
ことを特徴とする請求項1,2記載の電子部品内蔵モジ
ュールとしたものであり、第2の絶縁層により、第1の
絶縁層およびインナービアホール内の導電性ペーストと
第2の配線を良好に接続することができるという作用を
有する。
縁層が第1の絶縁層及び第2の絶縁層の2層構造である
ことを特徴とする請求項1,2記載の電子部品内蔵モジ
ュールとしたものであり、第2の絶縁層により、第1の
絶縁層およびインナービアホール内の導電性ペーストと
第2の配線を良好に接続することができるという作用を
有する。
【0025】本発明の請求項4に記載の発明は、前記第
1の絶縁層は無機フィラー30重量%〜95重量%と熱
硬化性樹脂とを含む混合物であることを特徴とする請求
項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、
電子回路動作時の発熱に対する放熱を良好に行うことが
できるとともに、レーザによるブラインドビア加工時に
も放熱性が良いため加工穴周辺部分への熱的ダメージが
少なく、良好なビア形状を確保することができるという
作用を有する。
1の絶縁層は無機フィラー30重量%〜95重量%と熱
硬化性樹脂とを含む混合物であることを特徴とする請求
項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、
電子回路動作時の発熱に対する放熱を良好に行うことが
できるとともに、レーザによるブラインドビア加工時に
も放熱性が良いため加工穴周辺部分への熱的ダメージが
少なく、良好なビア形状を確保することができるという
作用を有する。
【0026】本発明の請求項5に記載の発明は、前記第
2の絶縁層は無機フィラー70重量%〜95重量%と熱
硬化性樹脂とを含む混合物であることを特徴とする請求
項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、
第1の絶縁層と同種の材料系で第2の配線を接続するこ
とができるため、電気的特性を安定化させることができ
るという作用を有する。
2の絶縁層は無機フィラー70重量%〜95重量%と熱
硬化性樹脂とを含む混合物であることを特徴とする請求
項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、
第1の絶縁層と同種の材料系で第2の配線を接続するこ
とができるため、電気的特性を安定化させることができ
るという作用を有する。
【0027】本発明の請求項6に記載の発明は、前記第
1の絶縁層に形成されている前記インナービアホールが
ブラインドビア加工により形成されることを特徴とする
請求項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであ
り、電子部品を実装し、第1の絶縁層で被覆した後にイ
ンナービアホール形成ができるため、安定したインナー
ビアホールを形成することができるという作用を有す
る。
1の絶縁層に形成されている前記インナービアホールが
ブラインドビア加工により形成されることを特徴とする
請求項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであ
り、電子部品を実装し、第1の絶縁層で被覆した後にイ
ンナービアホール形成ができるため、安定したインナー
ビアホールを形成することができるという作用を有す
る。
【0028】本発明の請求項7に記載の発明は、前記第
2の絶縁層に形成されている前記インナービアホールが
貫通ビア加工により形成されていることを特徴とする請
求項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであ
り、第1の絶縁層と同種の材料系の絶縁層を用いて第2
の配線を転写することが可能となるという作用を有す
る。
2の絶縁層に形成されている前記インナービアホールが
貫通ビア加工により形成されていることを特徴とする請
求項3記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであ
り、第1の絶縁層と同種の材料系の絶縁層を用いて第2
の配線を転写することが可能となるという作用を有す
る。
【0029】本発明の請求項8に記載の発明は、前記ブ
ラインドビア加工はレーザ照射によって行われることを
特徴とする請求項6記載の電子部品内蔵モジュールとし
たものであり、第1の絶縁層の所望の位置に良好に加工
することができるという作用を有する。
ラインドビア加工はレーザ照射によって行われることを
特徴とする請求項6記載の電子部品内蔵モジュールとし
たものであり、第1の絶縁層の所望の位置に良好に加工
することができるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項9に記載の発明は、前記貫
通ビア加工は、ドリル加工、パンチング加工、レーザ照
射のいずれかによって行われることを特徴とする請求項
7記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、良
好な貫通ビアを形成することができるという作用を有す
る。
通ビア加工は、ドリル加工、パンチング加工、レーザ照
射のいずれかによって行われることを特徴とする請求項
7記載の電子部品内蔵モジュールとしたものであり、良
好な貫通ビアを形成することができるという作用を有す
る。
【0031】本発明の請求項10に記載の発明は、キャ
リア上に形成された第1の配線上の所望の位置に電子部
品を実装する工程と、前記第1の配線と前記電子部品を
被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層
の所望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工
する工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペーストを
充填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後貫通孔内
に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前記第1の
絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャリア上に
形成された第2の配線を前記第2の配線側が前記第2の
絶縁層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、
前記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後
前記第1の配線及び前記第2の配線から前記キャリアを
剥離する工程とを具備する電子部品内蔵モジュールの製
造方法としたものであり、貫通孔を形成した後貫通孔内
に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層と第2の配線
を前記第1の絶縁層上の所望の位置に積層することで、
第2の配線を絶縁層上に配置することができるととも
に、電気的接続も良好に行うことができるという作用を
有する。
リア上に形成された第1の配線上の所望の位置に電子部
品を実装する工程と、前記第1の配線と前記電子部品を
被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層
の所望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工
する工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペーストを
充填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後貫通孔内
に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前記第1の
絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャリア上に
形成された第2の配線を前記第2の配線側が前記第2の
絶縁層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、
前記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後
前記第1の配線及び前記第2の配線から前記キャリアを
剥離する工程とを具備する電子部品内蔵モジュールの製
造方法としたものであり、貫通孔を形成した後貫通孔内
に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層と第2の配線
を前記第1の絶縁層上の所望の位置に積層することで、
第2の配線を絶縁層上に配置することができるととも
に、電気的接続も良好に行うことができるという作用を
有する。
【0032】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブライン
ドビアを加工する工程において、前記ブラインドビア下
部の前記第1の配線部分に前記ブラインドビアの直径以
下の窪みを同時に加工することを特徴とする請求項10
記載の電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填
することができるという作用を有する。
第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブライン
ドビアを加工する工程において、前記ブラインドビア下
部の前記第1の配線部分に前記ブラインドビアの直径以
下の窪みを同時に加工することを特徴とする請求項10
記載の電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填
することができるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項12に記載の発明は、キャ
リア上に形成された第1の配線上の所望の位置に電子部
品を実装する工程と、前記第1の配線と前記電子部品を
被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の配線を
前記キャリアから剥離する工程と、前記第1の絶縁層の
所望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工す
る工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペーストを充
填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後貫通孔内に
導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前記第1の絶
縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャリア上に形
成された第2の配線を前記第2の配線側が前記第2の絶
縁層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、前
記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後前
記第2の配線から前記キャリアを剥離する工程とを具備
する電子部品内蔵モジュールの製造方法において、前記
ブラインドビア下部の前記第1の配線部分に前記ブライ
ンドビアの直径以下の窪みを同時に加工することを特徴
とする電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填
することができるという作用を有する。
リア上に形成された第1の配線上の所望の位置に電子部
品を実装する工程と、前記第1の配線と前記電子部品を
被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の配線を
前記キャリアから剥離する工程と、前記第1の絶縁層の
所望の位置にレーザ照射によりブラインドビアを加工す
る工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペーストを充
填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後貫通孔内に
導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前記第1の絶
縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャリア上に形
成された第2の配線を前記第2の配線側が前記第2の絶
縁層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、前
記積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後前
記第2の配線から前記キャリアを剥離する工程とを具備
する電子部品内蔵モジュールの製造方法において、前記
ブラインドビア下部の前記第1の配線部分に前記ブライ
ンドビアの直径以下の窪みを同時に加工することを特徴
とする電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填
することができるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項13に記載の発明は、多層
配線板上の所望の位置に電子部品を実装する工程と、前
記電子部品を含む前記多層配線板の前記電子部品を実装
した面を被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1
の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブラインドビ
アを加工する工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペ
ーストを充填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後
貫通孔内に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前
記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャ
リア上に形成された配線を前記配線側が前記第2の絶縁
層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、前記
積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後前記
配線から前記キャリアを剥離する工程とを具備する電子
部品内蔵モジュールの製造方法において、前記ブライン
ドビア下部の前記多層配線板部分に前記ブラインドビア
の直径以下の窪みを同時に加工することを特徴とする電
子部品内蔵モジュールの製造方法としたものであり、ブ
ラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填すること
ができるという作用を有する。
配線板上の所望の位置に電子部品を実装する工程と、前
記電子部品を含む前記多層配線板の前記電子部品を実装
した面を被う第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1
の絶縁層の所望の位置にレーザ照射によりブラインドビ
アを加工する工程と、前記ブラインドビア内へ導電性ペ
ーストを充填する工程と、別工程で貫通孔を形成した後
貫通孔内に導電性ペーストを充填した第2の絶縁層を前
記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する工程と、キャ
リア上に形成された配線を前記配線側が前記第2の絶縁
層上の所望の位置に重なるように積層する工程と、前記
積層体を加熱プレスする工程と、前記加熱プレス後前記
配線から前記キャリアを剥離する工程とを具備する電子
部品内蔵モジュールの製造方法において、前記ブライン
ドビア下部の前記多層配線板部分に前記ブラインドビア
の直径以下の窪みを同時に加工することを特徴とする電
子部品内蔵モジュールの製造方法としたものであり、ブ
ラインドビア内に良好に導電性ペーストを充填すること
ができるという作用を有する。
【0035】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
窪みが貫通孔であることを特徴とする請求項11〜13
記載の電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に更に良好に導電性ペーストを
充填することができるという作用を有する。
窪みが貫通孔であることを特徴とする請求項11〜13
記載の電子部品内蔵モジュールの製造方法としたもので
あり、ブラインドビア内に更に良好に導電性ペーストを
充填することができるという作用を有する。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。
から図4を用いて説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における電子部品内蔵モジュールの断面図である。
態1における電子部品内蔵モジュールの断面図である。
【0038】1は第1の配線で、この第1の配線1の所
望の位置に電子部品としてベアチップIC3が実装され
ている。IC3はバンプ4を介して第1の配線1と電気
的に接続しており、アンダーフィル5により固定されて
いる。6は第1の絶縁層で、第1の配線1及びIC3を
被覆するように形成されている。7は第1の絶縁層6を
通過して第1の配線1に繋がるインナービアホールで、
このインナービアホール7内には導電性ペースト9が充
填されている。8は、第1の配線1に加工された微小穴
で、この微小穴8によりインナービアホール7内に導電
性ペースト9を充填するときに空気の逃げ穴となって、
良好に充填することができる。10は第2の絶縁層、1
1は第2の配線、19は導電性ペーストで、第2の絶縁
層10により第2の配線11と第1の絶縁層6は固定さ
れ、導電性ペースト9、19により第1の配線1と第2
の配線11は電気的に接続されている。
望の位置に電子部品としてベアチップIC3が実装され
ている。IC3はバンプ4を介して第1の配線1と電気
的に接続しており、アンダーフィル5により固定されて
いる。6は第1の絶縁層で、第1の配線1及びIC3を
被覆するように形成されている。7は第1の絶縁層6を
通過して第1の配線1に繋がるインナービアホールで、
このインナービアホール7内には導電性ペースト9が充
填されている。8は、第1の配線1に加工された微小穴
で、この微小穴8によりインナービアホール7内に導電
性ペースト9を充填するときに空気の逃げ穴となって、
良好に充填することができる。10は第2の絶縁層、1
1は第2の配線、19は導電性ペーストで、第2の絶縁
層10により第2の配線11と第1の絶縁層6は固定さ
れ、導電性ペースト9、19により第1の配線1と第2
の配線11は電気的に接続されている。
【0039】次に、本発明の実施の形態1の製造方法を
示す。
示す。
【0040】図2(a)〜(g)は本発明の実施の形態
1における電子部品内蔵モジュールの製造工程断面図で
ある。
1における電子部品内蔵モジュールの製造工程断面図で
ある。
【0041】まず、図2(a)に示すように、キャリア
2上に第1の配線1を形成する。キャリア2上への第1
の配線1の製造方法としては、例えばCuやAlのよう
な金属箔をキャリア2として用い、その上にCuめっき
により第1の配線1を形成したり、また、キャリア2上
の全面にCuめっきにより金属膜を形成した後、エッチ
ングにより第1の配線1を形成しても良い。また、その
他の方法としては、キャリア2上にCu箔を貼り合わせ
た後エッチングにより第1の配線1を形成することもで
きる。第1の配線1の膜厚は5〜35μm程度が良い。
2上に第1の配線1を形成する。キャリア2上への第1
の配線1の製造方法としては、例えばCuやAlのよう
な金属箔をキャリア2として用い、その上にCuめっき
により第1の配線1を形成したり、また、キャリア2上
の全面にCuめっきにより金属膜を形成した後、エッチ
ングにより第1の配線1を形成しても良い。また、その
他の方法としては、キャリア2上にCu箔を貼り合わせ
た後エッチングにより第1の配線1を形成することもで
きる。第1の配線1の膜厚は5〜35μm程度が良い。
【0042】次に、図2(b)に示すように、第1の配
線1の所望の位置に電子部品としてIC3を実装する。
IC3はバンプ4を介して第1の配線1と電気的に導通
しており、アンダーフィル5により所望の位置に固定さ
れている。この時、IC3の厚さは極力薄い方が望まし
い。例えばIC3を予め50μm程度の厚さまで研磨し
ておいてから、第1の配線1上に実装しても良い。第1
の配線1上に実装してからIC3を研磨しても良い。い
ずれにしても、IC3の第1の配線1からの高さは、バ
ンプの高さがおよそ10〜50μm程度あるため、トー
タルで、60〜200μm程度に薄く加工している方が
望ましい。ただし、IC3を全く薄くせずに用いること
も可能である。
線1の所望の位置に電子部品としてIC3を実装する。
IC3はバンプ4を介して第1の配線1と電気的に導通
しており、アンダーフィル5により所望の位置に固定さ
れている。この時、IC3の厚さは極力薄い方が望まし
い。例えばIC3を予め50μm程度の厚さまで研磨し
ておいてから、第1の配線1上に実装しても良い。第1
の配線1上に実装してからIC3を研磨しても良い。い
ずれにしても、IC3の第1の配線1からの高さは、バ
ンプの高さがおよそ10〜50μm程度あるため、トー
タルで、60〜200μm程度に薄く加工している方が
望ましい。ただし、IC3を全く薄くせずに用いること
も可能である。
【0043】次に、図2(c)に示すように、第1の配
線1及びIC3を被覆するように第1の絶縁層6を形成
する。第1の絶縁層6は30〜95重量%の無機フィラ
ーと熱硬化性樹脂で構成されている。第1の絶縁層6に
求められる特性は、IC3を完全に被覆しながら、表面
を平坦に保たなければならず、流動性が良いことが望ま
れる。また、IC3からの発熱を効率よく放熱すること
も望まれる。更に高周波用途に対しては低誘電率材料で
あることが望まれる。そのため、第1の絶縁層6は無機
フィラーと熱硬化性樹脂との混合物とすることで、上記
要求を満足させることができるものである。また、第1
の絶縁層6の形成方法としては、印刷法、ディスペンス
法、プレス法、ラミネート法等の手段を用いることがで
きる。第1の絶縁層6は第1の配線1及びIC3を被覆
した後、加熱して完全に硬化させておいても良いし、仮
硬化状態で完全には硬化させていない状態でも良い。た
だし、後に行うレーザ加工により樹脂が溶け出さない程
度まで硬化が進んでいなければならない。第1の絶縁層
6の膜厚は、IC3の上面から20〜100μm程度の
高さまで被覆しているので、IC3を薄く研磨した場合
には150〜200μm程度とすることが可能である。
また、IC3を研磨していない場合は、400〜500
μm程度の膜厚となる。また先にも述べたが、第1の絶
縁層6の表面は平坦化しておくことが重要である。
線1及びIC3を被覆するように第1の絶縁層6を形成
する。第1の絶縁層6は30〜95重量%の無機フィラ
ーと熱硬化性樹脂で構成されている。第1の絶縁層6に
求められる特性は、IC3を完全に被覆しながら、表面
を平坦に保たなければならず、流動性が良いことが望ま
れる。また、IC3からの発熱を効率よく放熱すること
も望まれる。更に高周波用途に対しては低誘電率材料で
あることが望まれる。そのため、第1の絶縁層6は無機
フィラーと熱硬化性樹脂との混合物とすることで、上記
要求を満足させることができるものである。また、第1
の絶縁層6の形成方法としては、印刷法、ディスペンス
法、プレス法、ラミネート法等の手段を用いることがで
きる。第1の絶縁層6は第1の配線1及びIC3を被覆
した後、加熱して完全に硬化させておいても良いし、仮
硬化状態で完全には硬化させていない状態でも良い。た
だし、後に行うレーザ加工により樹脂が溶け出さない程
度まで硬化が進んでいなければならない。第1の絶縁層
6の膜厚は、IC3の上面から20〜100μm程度の
高さまで被覆しているので、IC3を薄く研磨した場合
には150〜200μm程度とすることが可能である。
また、IC3を研磨していない場合は、400〜500
μm程度の膜厚となる。また先にも述べたが、第1の絶
縁層6の表面は平坦化しておくことが重要である。
【0044】次に、図2(d)に示すように、レーザ加
工により被覆した第1の絶縁層6の所定の位置に後にイ
ンナービアホール7となるブラインドビアを100〜4
00μmの寸法で加工する。インナービアホール7のサ
イズは小さい方がより配線パターンの高密度化が可能と
なることは言うまでもない。この時、ブラインドビアの
底面にある第1の配線1に対して、ブラインドビア底面
より小さな微小穴8も加工しておくことが重要である。
微小穴8はレーザ加工時の照射エネルギーの調整で容易
に加工することができる。この微小穴8は、第1の配線
1に窪みを付ける程度でも良いが、より大きな効果を得
るために、第1の配線1を貫通させても良い。
工により被覆した第1の絶縁層6の所定の位置に後にイ
ンナービアホール7となるブラインドビアを100〜4
00μmの寸法で加工する。インナービアホール7のサ
イズは小さい方がより配線パターンの高密度化が可能と
なることは言うまでもない。この時、ブラインドビアの
底面にある第1の配線1に対して、ブラインドビア底面
より小さな微小穴8も加工しておくことが重要である。
微小穴8はレーザ加工時の照射エネルギーの調整で容易
に加工することができる。この微小穴8は、第1の配線
1に窪みを付ける程度でも良いが、より大きな効果を得
るために、第1の配線1を貫通させても良い。
【0045】次に、図2(e)に示すように、インナー
ビアホール7へ導電性ペースト9を充填する。導電性ペ
ースト9の充填方法としては、印刷法やディスペンス法
を用いることができる。導電性ペースト9を充填する際
に、インナービアホール7内の気泡が微小穴8へ逃げ込
んでいくため、インナービアホール7内に効率よく充填
することができる。更に、通常インナービアホール7の
開口径と深さの比であるアスペクト比が高い場合は、導
電性ペースト9を充填しても必ずインナービアホール7
の底面に気泡を噛み込んでしまい、導電性ペースト9と
第1の配線1との接続ができないということが起こるの
であるが、微小穴8の存在により、噛み込んでしまった
気泡を微小穴8へ逃がすことができるので、導電性ペー
スト9と第1の配線1との電気的接続を良好に行うこと
ができる。また、導電性ペースト9を充填する方法とし
ては、真空印刷機を用いると更に効率よく充填すること
が可能である。
ビアホール7へ導電性ペースト9を充填する。導電性ペ
ースト9の充填方法としては、印刷法やディスペンス法
を用いることができる。導電性ペースト9を充填する際
に、インナービアホール7内の気泡が微小穴8へ逃げ込
んでいくため、インナービアホール7内に効率よく充填
することができる。更に、通常インナービアホール7の
開口径と深さの比であるアスペクト比が高い場合は、導
電性ペースト9を充填しても必ずインナービアホール7
の底面に気泡を噛み込んでしまい、導電性ペースト9と
第1の配線1との接続ができないということが起こるの
であるが、微小穴8の存在により、噛み込んでしまった
気泡を微小穴8へ逃がすことができるので、導電性ペー
スト9と第1の配線1との電気的接続を良好に行うこと
ができる。また、導電性ペースト9を充填する方法とし
ては、真空印刷機を用いると更に効率よく充填すること
が可能である。
【0046】次に図2(f)に示すように、別工程(図
示せず)で第2の絶縁層10に貫通孔を形成し、貫通孔
へ導電性ペースト19を充填した状態で、第1の絶縁層
6の所望の位置へ積層し、更に第1の配線1と同様の方
法で形成したキャリア12付き第2の配線11を所望の
位置へ積層する。第2の絶縁層10は70〜95重量%
の無機フィラーと熱硬化性樹脂の混合物で、第2の熱硬
化性樹脂は硬化前のBステージ状態で、各層を積層後、
熱プレスを行い熱硬化性樹脂を硬化させ第2の配線11
と第1の絶縁層6とを固定するとともに、導電性ペース
ト9、19を介して、第1の配線1と第2の配線11を
電気的に接続する。また、第2の絶縁層10は無機フィ
ラー70〜95重量%と第1の絶縁層6に対して無機フ
ィラーの含有量より多めに分布させているが、第2の絶
縁層10は第1の絶縁層6のような流動性を必要とせ
ず、第2の絶縁層10の硬化時に導電性ペースト19が
押し流されないように低流動性であることが望ましい。
また、第2の絶縁層10も第1の絶縁層6と同種の成分
系とすることで、放熱性、誘電率等の特性を安定化させ
ることができる。
示せず)で第2の絶縁層10に貫通孔を形成し、貫通孔
へ導電性ペースト19を充填した状態で、第1の絶縁層
6の所望の位置へ積層し、更に第1の配線1と同様の方
法で形成したキャリア12付き第2の配線11を所望の
位置へ積層する。第2の絶縁層10は70〜95重量%
の無機フィラーと熱硬化性樹脂の混合物で、第2の熱硬
化性樹脂は硬化前のBステージ状態で、各層を積層後、
熱プレスを行い熱硬化性樹脂を硬化させ第2の配線11
と第1の絶縁層6とを固定するとともに、導電性ペース
ト9、19を介して、第1の配線1と第2の配線11を
電気的に接続する。また、第2の絶縁層10は無機フィ
ラー70〜95重量%と第1の絶縁層6に対して無機フ
ィラーの含有量より多めに分布させているが、第2の絶
縁層10は第1の絶縁層6のような流動性を必要とせ
ず、第2の絶縁層10の硬化時に導電性ペースト19が
押し流されないように低流動性であることが望ましい。
また、第2の絶縁層10も第1の絶縁層6と同種の成分
系とすることで、放熱性、誘電率等の特性を安定化させ
ることができる。
【0047】次に図2(g)に示すように、例えば3〜
15MPa、150〜200℃、1〜2時間程度の熱プ
レスにより、第1の絶縁層6、第2の絶縁層10、導電
性ペースト9、19を硬化させ、その後キャリア2、1
2を剥離して電子部品内蔵モジュールとすることができ
る。
15MPa、150〜200℃、1〜2時間程度の熱プ
レスにより、第1の絶縁層6、第2の絶縁層10、導電
性ペースト9、19を硬化させ、その後キャリア2、1
2を剥離して電子部品内蔵モジュールとすることができ
る。
【0048】本実施の形態においては、以下に示す効果
を有する。
を有する。
【0049】電子部品内蔵モジュールのインナービアホ
ール接続に対して、ブラインドビアホールの底部に微小
穴を形成しておくことで、アスペクト比の高いビア形状
であっても、気泡を噛み込むことなく良好に導電性ペー
ストを充填することができる。また、第2の絶縁層を第
1の絶縁層と同種の成分系とすることで、第2の配線を
容易に接続することができ、しかも特性を安定化させる
ことができる。
ール接続に対して、ブラインドビアホールの底部に微小
穴を形成しておくことで、アスペクト比の高いビア形状
であっても、気泡を噛み込むことなく良好に導電性ペー
ストを充填することができる。また、第2の絶縁層を第
1の絶縁層と同種の成分系とすることで、第2の配線を
容易に接続することができ、しかも特性を安定化させる
ことができる。
【0050】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態1と同一内容につ
いては同一番号を付して説明を省略する。
形態2について説明する。実施の形態1と同一内容につ
いては同一番号を付して説明を省略する。
【0051】図3は本発明の実施の形態2における電子
部品内蔵モジュールの製造工程断面図である。
部品内蔵モジュールの製造工程断面図である。
【0052】図3(a)〜(c)は実施の形態1と同一
内容である。
内容である。
【0053】次に、図3(d)に示すように、第1の絶
縁層6を形成した後、キャリア2を剥離する。
縁層6を形成した後、キャリア2を剥離する。
【0054】次に、図3(e)に示すように、実施の形
態1と同様にブラインドビア加工を行い、同時に、微小
穴8を形成する。
態1と同様にブラインドビア加工を行い、同時に、微小
穴8を形成する。
【0055】次に、図3(f)に示すように、導電性ペ
ースト9をインナービアホール7へ充填する。この時、
微小穴8の効果により、インナービアホール7は見かけ
上ブラインドビアから貫通ビアとなるため、アスペクト
比の高いビアに対しても、気泡を噛み込むことなく良好
に導電性ペースト9を充填することができる。
ースト9をインナービアホール7へ充填する。この時、
微小穴8の効果により、インナービアホール7は見かけ
上ブラインドビアから貫通ビアとなるため、アスペクト
比の高いビアに対しても、気泡を噛み込むことなく良好
に導電性ペースト9を充填することができる。
【0056】次に、図3(g)〜(h)に示すように、
実施の形態1と同様に積層、熱プレスを行い電子部品内
蔵モジュールとすることができる。
実施の形態1と同様に積層、熱プレスを行い電子部品内
蔵モジュールとすることができる。
【0057】本実施の形態においては、以下に示す効果
を有する。
を有する。
【0058】基本的効果としては、実施の形態1と同様
の効果が得られるとともに、レーザビア加工前に、キャ
リアを第1の配線から剥離しておくことで、ブラインド
ビア形成時に、同時に加工する微小穴を貫通孔とするこ
とができ、そのため、ブラインドビアが、見かけ上貫通
ビアとなるため、導電性ペーストの充填を更に良好に行
うことができる。
の効果が得られるとともに、レーザビア加工前に、キャ
リアを第1の配線から剥離しておくことで、ブラインド
ビア形成時に、同時に加工する微小穴を貫通孔とするこ
とができ、そのため、ブラインドビアが、見かけ上貫通
ビアとなるため、導電性ペーストの充填を更に良好に行
うことができる。
【0059】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3について説明する。実施の形態1及び2と同一内
容については同一番号を付して説明を省略する。
形態3について説明する。実施の形態1及び2と同一内
容については同一番号を付して説明を省略する。
【0060】図4は本発明の実施の形態3における電子
部品内蔵モジュールの製造工程断面図である。
部品内蔵モジュールの製造工程断面図である。
【0061】図4(a)は多層配線板の断面図である。
【0062】次に示す図4(b)〜(g)は実施の形態
1及び2と同一工程で、多層配線板を用いても、電子部
品内蔵モジュールが可能であると言うことを示してい
る。
1及び2と同一工程で、多層配線板を用いても、電子部
品内蔵モジュールが可能であると言うことを示してい
る。
【0063】本実施の形態においては、以下に示す効果
を有する。
を有する。
【0064】基本的効果としては、実施の形態1と同様
の効果が得られ、多層配線板を用いても電子部品内蔵モ
ジュールが形成可能である。
の効果が得られ、多層配線板を用いても電子部品内蔵モ
ジュールが形成可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子部品
内蔵モジュールのインナービアホール接続に対して、ブ
ラインドビアホールの底部に微小穴を形成しておくこと
で、アスペクト比の高いビア形状であっても、気泡を噛
み込むことなく良好に導電性ペーストを充填することが
できる。また、第2の絶縁層を第1の絶縁層と同種の成
分系とすることで、第2の配線を容易に接続することが
でき、しかも特性を安定化させることができる。
内蔵モジュールのインナービアホール接続に対して、ブ
ラインドビアホールの底部に微小穴を形成しておくこと
で、アスペクト比の高いビア形状であっても、気泡を噛
み込むことなく良好に導電性ペーストを充填することが
できる。また、第2の絶縁層を第1の絶縁層と同種の成
分系とすることで、第2の配線を容易に接続することが
でき、しかも特性を安定化させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1による電子部品内蔵モジ
ュールの断面図
ュールの断面図
【図2】本発明の実施の形態1による電子部品内蔵モジ
ュールの製造工程断面図
ュールの製造工程断面図
【図3】本発明の実施の形態2による電子部品内蔵モジ
ュールの製造工程断面図
ュールの製造工程断面図
【図4】本発明の実施の形態3による電子部品内蔵モジ
ュールの製造工程断面図
ュールの製造工程断面図
【図5】従来の電子部品内蔵モジュールの製造工程断面
図
図
1 第1の配線
2 キャリア
3 IC
4 バンプ
5 アンダーフィル
6 第1の絶縁層
7 インナービアホール
8 微小穴
9 導電性ペースト
10 第2の絶縁層
11 第2の配線
12 キャリア
19 導電性ペースト
21 第1の配線
22 多層配線板
23 導電性ペースト
101 基板
102 絶縁性樹脂層
103 ICチップ
106 Cu電極
108 ビアホール接続ランド
109 接着層
110 導電層
110a Cu箔
110b 窓
111 導電層
111a 導電層
115 ビアホール
116 導電層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05K 3/46 H05K 3/46 Q
X
H01L 23/12 Q
(72)発明者 中谷 誠一
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB12 CC22 CC25
CD32 CD34 GG11
5E343 AA02 AA07 AA12 AA39 BB03
BB24 BB28 BB66 DD56 DD63
ER52 GG13
5E346 AA04 AA12 AA15 AA43 AA60
BB01 CC02 CC08 CC32 CC34
DD01 DD33 EE02 EE06 EE08
FF18 FF45 GG15 GG28 GG40
HH07
Claims (14)
- 【請求項1】 第1の配線と、前記第1の配線上に接続
する電子部品と、前記第1の配線と前記電子部品を被う
絶縁層と、前記絶縁層上に形成された第2の配線と、前
記第1の配線と前記第2の配線とを電気的に接続する導
電性ペーストが充填されたインナービアホールを具備す
る電子部品内蔵モジュールであって、前記第1の配線の
前記インナービアホールと接続する部分に前記インナー
ビアホールの直径以下の窪みを形成していることを特徴
とする電子部品内蔵モジュール。 - 【請求項2】 前記窪みが貫通孔であることを特徴とす
る請求項1記載の電子部品内蔵モジュール。 - 【請求項3】 前記絶縁層が第1の絶縁層及び第2の絶
縁層の2層構造であることを特徴とする請求項1または
2記載の電子部品内蔵モジュール。 - 【請求項4】 前記第1の絶縁層は無機フィラー30重
量%〜95重量%と熱硬化性樹脂とを含む混合物である
ことを特徴とする請求項3記載の電子部品内蔵モジュー
ル。 - 【請求項5】 前記第2の絶縁層は無機フィラー70重
量%〜95重量%と熱硬化性樹脂とを含む混合物である
ことを特徴とする請求項3記載の電子部品内蔵モジュー
ル。 - 【請求項6】 前記第1の絶縁層に形成されている前記
インナービアホールがブラインドビア加工により形成さ
れることを特徴とする請求項3記載の電子部品内蔵モジ
ュール。 - 【請求項7】 前記第2の絶縁層に形成されている前記
インナービアホールが貫通ビア加工により形成されてい
ることを特徴とする請求項3記載の電子部品内蔵モジュ
ール。 - 【請求項8】 前記ブラインドビア加工はレーザ照射に
よって行われることを特徴とする請求項6記載の電子部
品内蔵モジュール。 - 【請求項9】 前記貫通ビア加工は、ドリル加工、パン
チング加工、レーザ照射のいずれかによって行われるこ
とを特徴とする請求項7記載の電子部品内蔵モジュー
ル。 - 【請求項10】 キャリア上に形成された第1の配線上
の所望の位置に電子部品を実装する工程と、前記第1の
配線と前記電子部品を被う第1の絶縁層を形成する工程
と、前記第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射により
ブラインドビアを加工する工程と、前記ブラインドビア
内へ導電性ペーストを充填する工程と、別工程で貫通孔
を形成した後貫通孔内に導電性ペーストを充填した第2
の絶縁層を前記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する
工程と、キャリア上に形成された第2の配線を前記第2
の配線側が前記第2の絶縁層上の所望の位置に重なるよ
うに積層する工程と、前記積層体を加熱プレスする工程
と、前記加熱プレス後前記第1の配線及び前記第2の配
線から前記キャリアを剥離する工程とを具備する電子部
品内蔵モジュールの製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の絶縁層の所望の位置にレー
ザ照射によりブラインドビアを加工する工程において、
前記ブラインドビア下部の前記第1の配線部分に前記ブ
ラインドビアの直径以下の窪みを同時に加工することを
特徴とする請求項10記載の電子部品内蔵モジュールの
製造方法。 - 【請求項12】 キャリア上に形成された第1の配線上
の所望の位置に電子部品を実装する工程と、前記第1の
配線と前記電子部品を被う第1の絶縁層を形成する工程
と、前記第1の配線を前記キャリアから剥離する工程
と、前記第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照射により
ブラインドビアを加工する工程と、前記ブラインドビア
内へ導電性ペーストを充填する工程と、別工程で貫通孔
を形成した後貫通孔内に導電性ペーストを充填した第2
の絶縁層を前記第1の絶縁層上の所望の位置に積層する
工程と、キャリア上に形成された第2の配線を前記第2
の配線側が前記第2の絶縁層上の所望の位置に重なるよ
うに積層する工程と、前記積層体を加熱プレスする工程
と、前記加熱プレス後前記第2の配線から前記キャリア
を剥離する工程とを具備する電子部品内蔵モジュールの
製造方法において、前記ブラインドビア下部の前記第1
の配線部分に前記ブラインドビアの直径以下の窪みを同
時に加工することを特徴とする電子部品内蔵モジュール
の製造方法。 - 【請求項13】 多層配線板上の所望の位置に電子部品
を実装する工程と、前記電子部品を含む前記多層配線板
の前記電子部品を実装した面を被う第1の絶縁層を形成
する工程と、前記第1の絶縁層の所望の位置にレーザ照
射によりブラインドビアを加工する工程と、前記ブライ
ンドビア内へ導電性ペーストを充填する工程と、別工程
で貫通孔を形成した後貫通孔内に導電性ペーストを充填
した第2の絶縁層を前記第1の絶縁層上の所望の位置に
積層する工程と、キャリア上に形成された配線を前記配
線側が前記第2の絶縁層上の所望の位置に重なるように
積層する工程と、前記積層体を加熱プレスする工程と、
前記加熱プレス後前記配線から前記キャリアを剥離する
工程とを具備する電子部品内蔵モジュールの製造方法に
おいて、前記ブラインドビア下部の前記多層配線板部分
に前記ブラインドビアの直径以下の窪みを同時に加工す
ることを特徴とする電子部品内蔵モジュールの製造方
法。 - 【請求項14】 前記窪みが貫通孔であることを特徴と
する請求項11〜13のいずれかに記載の電子部品内蔵
モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001316408A JP2003124380A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 電子部品内蔵モジュールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001316408A JP2003124380A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 電子部品内蔵モジュールおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003124380A true JP2003124380A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19134430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001316408A Pending JP2003124380A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 電子部品内蔵モジュールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003124380A (ja) |
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-
2001
- 2001-10-15 JP JP2001316408A patent/JP2003124380A/ja active Pending
Cited By (21)
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